21度 長袖|暑いか寒いかは、日なたを歩く分数と生地の厚みで分ける

秋の最高気温21度の日は、長袖1枚が基準です。日なたを15分以上続けて歩く日は薄手の長袖を選び、袖を肘までまくれる形にしてください。屋内や日陰で過ごす時間が長い日は、目の詰まった中くらいの厚みの長袖が合います。
同じ21度で長袖を着ても、暑いと感じる人と寒いと感じる人がいます。違いを生むのは体質より、日なたにいる時間と、着ている長袖の生地の厚みです。秋は太陽が低いので、日なたでは服に直接光が当たり、気温より体感がはっきり上がります。日陰や屋内ではその分がなくなり、気温どおりか、それより少し寒く感じます。
自分がどちらの日かは、朝の予定を見れば分かります。駅まで・駅から・昼の外出で、続けて日なたを歩く時間があるかどうかです。汗をかいたあとに冷える人は、厚みを上げるより肌に触れる面を乾きやすくするほうが効きます。
なぜ21度の長袖は「暑い」と「寒い」に割れるのか
21度は、長袖1枚でちょうどよいとされる気温の中ほどにあります。少し条件が変わるだけで、暑い側にも寒い側にも振れやすい気温です。
振れを生む条件の1つ目は日差しです。秋の昼の日差しは低い角度から当たるので、肩より胸や袖の前に光が当たります。日なたを歩き続けると服の表面が温まり、体感は気温より2〜3度上がります。2つ目は生地の厚みで、同じ長袖でも、光を通す薄手と通さない中くらいの生地では、熱のこもり方がまったく違います。
この2つが両方とも暑い側に寄ると「長袖だと暑い」になり、両方とも寒い側に寄ると「長袖でも寒い」になります。片方ずつ見ていけば、その日に合う1枚が決まります。
半袖にするか七分袖にするかで迷っている方は、21度の服装|21度は半袖で大丈夫?に分けてあります。この記事は長袖を着ると決めた人の話です。
1つ目の軸|日なたを続けて歩く分数を数える
朝、家を出る前に、その日に日なたを続けて歩く時間を数えてください。足し合わせた合計ではなく、いちばん長く続く1回の時間です。
続けて15分以上の日なたがある日は、暑い側の日です。駅まで15分歩く、昼に外の店まで歩く、子どもの送り迎えで公園にいる、といった日がこれに当たります。続けて歩く日なたが5分以内の日は、寒い側の日です。車で移動する、地下を通る、建物の中で過ごす時間が長い、といった日です。
5分から15分の間の日は、生地の厚みのほうで決めます。日なたを歩く時間がその日の昼に集中しているか、朝の冷えた時間にあるかでも変わります。昼の日なたなら暑い側に、朝の日なたなら寒い側に寄せてください。
2つ目の軸|長袖の生地の厚みを光で見分ける
次に、手持ちの長袖の厚みを確かめます。1枚ずつ広げて窓の光に向け、裏から手のひらを当てて見てください。
| 見え方 | 厚み | 21度での使い方 |
|---|---|---|
| 指の形がはっきり見える | 薄手 | 日なたが長い日 |
| 指があることは分かる | 中くらい | 屋内・日陰が長い日 |
| 手がまったく見えない | 厚手 | 21度では使わない |
編み物は光に透かしにくいので、指で生地をつまんでください。つまんだ厚みが爪1枚ぶんより薄ければ薄手、爪1枚ぶんくらいなら中くらい、それより厚ければ厚手です。
厚手の長袖は、最高気温が17度を下回る日に回してください。21度の日に厚手を選ぶと、日陰の時間が長い日でも、日なたに出た数分で暑くなります。
日なたが長い日|薄手で袖をまくれる長袖
続けて15分以上の日なたがある日は、薄手の長袖を選んでください。形は、袖口が広めで肘まで押し上げられるものが向きます。袖口がしぼってあるものや、細身で腕に沿う袖は、まくっても途中で止まり、暑さが逃げません。
色は、明るい色か中くらいの色にします。濃い色は光を吸うので、同じ薄手でも日なたで温まりやすくなります。黒や濃紺を着たい日は、生地を薄手の中でもいちばん薄いものにしてください。
日なたが長い日でも、朝が冷えるなら薄い羽織りを持ちます。羽織りは昼に鞄へ入れられる、たためる薄いものにしてください。日なたで脱いで手に持つと、それだけで歩く距離が長く感じます。
屋内や日陰が長い日|目の詰まった中くらいの長袖
続けて歩く日なたが5分以内の日は、中くらいの厚みの長袖が合います。薄手を選ぶと、日陰や空調の効いた建物の中で腕が冷え、昼過ぎから寒く感じます。
選ぶのは、目の詰まった生地です。同じ中くらいの厚みでも、編み目が粗いものは風を通すので、建物の出入りで冷えやすくなります。生地を光に透かしたとき、点々と光が抜けて見えるものは粗い編み、面としてぼやけて見えるものは目が詰まった生地です。
この日は袖をまくる必要がほとんどないので、袖口がしぼってある形でも構いません。手首が覆われると、日陰で体が冷えにくくなります。
どちらとも取れる日①|朝は日陰、昼は日なた
朝の通勤は日陰か地下で、昼休みに日なたを長く歩く日は、多くの人がいちばん迷う日です。この日は、日なたの側に合わせて薄手を選び、朝の分を羽織りで足してください。
逆に中くらいの厚みを選ぶと、朝はちょうどよくても、昼の日なたで脱ぐものがありません。長袖は人前で脱げないので、暑い側に寄った日は、下に着るものを薄くしておくほうが調整がききます。
羽織りを持ちたくない日は、薄手の長袖の上に袖のない薄い重ねを1枚足す方法もあります。胴だけが温まり、腕は薄手のままなので、昼に袖をまくれば熱が逃げます。
どちらとも取れる日②|日なたは長いが、風が強い
日なたを長く歩く日でも、風が強い日は体感が下がります。日差しで上がる分と、風で下がる分が打ち消し合うので、薄手を選ぶと寒い側に振れることがあります。
この日は、薄手の長袖の中から、目の詰まった生地を選んでください。厚みは薄手のまま、風だけを通しにくくするということです。織った生地のシャツや、表面がなめらかな薄い編みが向いています。粗い編みの薄手は、日差しがあっても風で冷えます。
汗をかいたあとに冷える人の選び方
日なたを歩いて汗をかき、建物に入ってから急に冷える人がいます。この人は、生地の厚みを上げても解決しません。厚い生地は汗を吸ったまま乾きにくく、かえって冷えが長く続きます。
見るのは、肌に触れる面の生地です。綿の多い生地は汗をよく吸いますが乾くのが遅く、合成繊維の混ざった生地は吸う量は少なくても乾くのが早くなります。汗をかいたあとに冷える人は、肌に触れる面が乾きやすい生地の薄手を選び、建物に入ったら羽織りを足してください。
下に薄い肌着を1枚着る方法も効きます。汗は肌着が受け、外側の長袖は乾いたまま残るので、建物の中で冷えにくくなります。
暑がり・冷えやすいで迷う人へ
日なたの分数と生地の厚みで選んでも、なお暑い・寒いが残る人は、体の熱がどこに集まるかを見てください。首や顔がほてりやすい人は、長袖でも首元が開いた形にすると、厚みはそのままで熱が抜けます。手足から冷える人は、首と手首を覆える形にすると、胴を薄くしても寒く感じにくくなります。
この見分け方は、気温19度 服装 50代|暑がりか冷えやすいかに詳しく分けてあります。年代に関係なく、21度の日にも同じように使えます。
曇りの日と雨の日|日なたがない日の選び方
曇りの日は、日なたを歩く時間がないのと同じに扱ってください。予報の最高気温が21度でも、日差しで上がる分がないので、体感は気温どおりか少し下になります。外を長く歩く日でも、中くらいの厚みの長袖を選びます。
ただし、曇りの日に長く歩くと、日差しがなくても歩くこと自体で体が温まります。続けて30分以上歩く日は、中くらいの厚みのまま、首元が少し開いた形にしてください。熱がこもりやすい首から抜けるので、袖をまくらなくても暑くなりにくくなります。
雨の日は、さらに寒い側に寄ります。濡れた袖口や裾から体が冷えるので、中くらいの厚みで袖口がしぼってある形が向きます。袖が広い形は、傘を持つ腕の袖口から雨が入りやすく、濡れたところから冷えていきます。雨の日に羽織りを足すなら、表面が水をはじく薄いものにしてください。編み物の羽織りは、雨を吸って重くなり、昼には着ていられなくなります。
雨上がりで午後から晴れる日は、午前の雨に合わせて中くらいを選ぶと、午後の日なたで暑く感じます。この日は薄手を選び、午前の分を水をはじく薄い羽織りで足すほうが、1日を通して調整がききます。
前後の気温との違い
20度の日は、21度より日陰の寒さが強く出ます。中くらいの厚みを基準にして、日なたが長い日だけ薄手に寄せてください。20度の組み方は20度に半袖は大丈夫かにあります。
22度の日は、21度より日なたの暑さが強く出ます。薄手を基準にして、日陰が長い日だけ中くらいに寄せます。羽織りが要る日の見分け方は22度の服装に分けてあります。
朝の5分で決める手順
家を出る前に、次の順で決めてください。まず、その日にいちばん長く続く日なたの時間を数えます。15分以上なら薄手、5分以内なら中くらい、その間なら昼の日なたか朝の日なたかで寄せる側を決めます。
次に、朝の気温を見ます。14度を下回る日は、薄い羽織りを持ちます。最後に、風の予報を見て、強い日は同じ厚みの中から目の詰まった生地を選びます。
この3つを見るだけで、21度の日の長袖は1枚に絞れます。
まとめ|同じ21度でも、選ぶ長袖は日によって変わる
秋の最高気温21度は長袖1枚が基準ですが、どの長袖かは日によって変わります。日なたを15分以上続けて歩く日は薄手で袖をまくれる形、屋内や日陰が長い日は目の詰まった中くらいの厚み。
汗をかいたあとに冷える人は厚みではなく肌に触れる面の乾きやすさで、風が強い日は厚みではなく目の詰まり方で選んでください。
よくある問い
- Q. 21度で長袖1枚だと暑いですか
- 日なたを15分以上続けて歩く日は、厚手の長袖だと暑く感じやすくなります。秋の日差しは低い角度から当たるので、服の前と袖に直接光が当たり、気温より体感が上がります。その日は光を透かすと指の影が見えるくらいの薄手を選び、袖を肘までまくれる形にしてください。屋内や日陰で過ごす時間が長い日は、同じ21度でも長袖1枚でちょうどよく、薄手だと逆に寒く感じます。
- Q. 21度で長袖1枚だと寒いですか
- 朝の気温が14度を下回る日と、日陰の時間が長い日は寒く感じることがあります。その場合も、厚い長袖に替えるより、薄い羽織りを1枚足すほうが昼に困りません。21度の昼に厚い長袖を着ていると、日なたに出たときに脱げるものがないからです。朝だけ寒い日は、首まわりを覆える薄手の羽織りを持ち、昼には鞄に入れてください。
- Q. 長袖の生地の厚みは、どうやって見分ければいいですか
- 長袖を1枚だけ広げて窓の光に向け、裏から手のひらを当ててください。手の指の形がはっきり見える生地は薄手、指があることは分かるが形はぼやける生地は中くらい、手がまったく見えない生地は厚手です。21度の日に使うのは薄手と中くらいで、厚手は最高気温が17度を下回る日に回します。編み物の場合は、指で生地をつまんで、つまんだ厚みが指の爪1枚ぶんより薄いかどうかで見てください。
— メグラシ編集部





