5月の長袖は最低気温15度で切り替わる|最高気温を見ると、必ず外す

5月に長袖を着るかどうかで迷うとき、たいてい見ているのは最高気温です。そこを変えてください。
5月は最高と最低の差が10度を超える日が多く、最高25度の日でも朝は13度まで下がります。家を出る時間と帰る時間は、最高気温ではなく最低気温に近い側にあります。
見るのは最低気温だけ。境目は15度です。
判定|最低気温の3つの帯
予報で最低気温を見て、3つのどれかに落とします。
- 15度未満 → 長袖。まくらずに1日通せます
- 15〜18度 → 長袖。日中はまくります
- 18度以上 → 半袖に、羽織りを1枚
この3つだけです。最高気温は、まくるかどうかの参考にする程度で構いません。
早見表|最低気温と、その日の形
| 最低気温 | 朝の状態 | 選ぶもの | 日中の調整 |
|---|---|---|---|
| 12度以下 | 息が白い日もあります | 長袖に、薄い羽織り | 羽織りを脱ぐ |
| 13〜14度 | 手の甲が冷たい | 長袖1枚 | まくらずに通せます |
| 15〜17度 | 上着なしで歩けます | 長袖1枚 | 肘上5センチでまくる |
| 18〜20度 | 朝から汗ばむ日も | 半袖 | 羽織りを1枚持つ |
なぜ最高気温では外すのか
最高気温が記録されるのは、多くの日で13時から15時のあいだです。この時間帯に外にいるのは、1日のうち2時間ほどです。
一方、最低気温が記録されるのは日の出前後、5月なら朝4時半から5時半です。家を出る7時から8時は、この気温から2〜3度上がったところにあります。
つまり朝の空気は、最高気温より最低気温にずっと近い。 夜も同じで、日が沈んで2時間経つと最低気温に近いところまで戻ります。
日較差が10度を超える日の組み方
最高と最低を引き算して、10度を超えたら「同じ日に2つの気温帯を通る日」です。5月はこの日が月の半分以上あります。
この日に半袖と羽織りで組むと、脱いだ羽織りを手で持つことになります。長袖1枚でまくるほうが荷物が増えません。
長袖1枚で通す場合、選ぶのは前が開かない形で構いません。開く形にすると、まくると同時に前も開けたくなって、調整の手が2つになります。
引き算をする場所は、予報の画面のいちばん上です。最高と最低が並んで出ているので、その2つの差を頭の中で引くだけで済みます。前の日の夜に一度見ておくと、朝に迷いません。
差が5度以下の日は、1日を通して同じ服で足ります。この日は最低気温だけで決めて、まくる準備も要りません。5月でこの日に当たるのは、雨が1日続く日がほとんどです。
まくる位置|肘の骨から5センチ上
まくり方には位置があります。適当に上げると、腕のいちばん太い部分に生地が食い込みます。
肘の骨に指を当てて、そこから5センチ上で止めてください。 ここは腕が細くなる位置で、生地が締めつけません。
この位置で止めると、下ろしたときに折り目が残りません。肘の関節をまたいで折ると、曲げ伸ばしのたびに折り線が深くなります。
まくった袖が落ちてくるとき
まくった袖が下がってくるのは、折り返した幅が狭いからです。
1回で大きく折るのではなく、5センチ幅で2回折ってください。 2回折ると折り返しの厚みが二重になって、腕に引っかかって止まります。
それでも落ちる袖は、生地が滑る側です。この一枚は、まくる前提の日には向きません。
袖のゆとりを、指2本で測る
同じ長袖でも、腕に沿う袖は暑く感じます。
袖口をつまんで、腕とのあいだに指が2本入るかを確かめてください。入れば、袖の中を空気が通ります。入らなければ、その袖は最低気温15度未満の日に限って使います。
生地の厚みより、この隙間のほうが効きます。薄くても沿う袖は、日中の気温が上がったときにまくるしかなくなります。
指3本以上入る袖は、逆に朝が冷えます。袖の中に外の空気が入って、腕の熱を持っていくからです。指2本がちょうど、空気が通って熱は逃げない幅です。
袖口にゴムやボタンがある一枚は、両方の状態を作れます。朝は締めて、日中は外す。この一枚があると、最低気温13度から20度までの日を1枚で通せます。
雨の日は、最低気温から2度引く
雨の日は同じ気温でも体感が下がります。濡れた生地が肌に触れると、そこから熱が逃げるからです。
最低気温から2度引いて判定してください。 最低17度の雨の日は、15度の日として扱います。
加えて、雨の日は袖口が濡れます。まくれる形にしておくと、濡れた部分を肌から離せます。まくった状態で歩けば、袖口が傘の柄や手すりに触れません。
風がある日の扱い
風速が4メートルを超える予報の日は、最低気温から1度引きます。
風は肌の表面の温かい空気を持っていくので、袖の中に空気が通るゆとりのある一枚ほど、風の影響を受けます。ゆとりのある袖は、風の日には袖口を絞れる形を選んでください。
袖口が絞れない一枚しかない日は、まくって腕を出すほうが涼しく感じることがあります。袖口から入った風が肩まで抜けるより、腕が直接風に当たるほうが体の中心は冷えません。
帰りが遅い日は、1段上げる
21時以降に帰る日は、判定を1段長袖側に寄せてください。
5月は日が沈んでから2時間で、最低気温に近いところまで下がります。19時に18度あった空気が、21時には15度になっています。
朝の判定で「まくる前提の長袖」を選んでいれば、夜は袖を下ろすだけで足ります。半袖を選んでいると、帰り道で手当てができません。
上旬と下旬で、同じ数字が別の意味になる
5月の上旬と下旬では、日射しの強さが変わります。同じ最低気温15度でも、下旬のほうが日中は暑くなります。
- 上旬 → 最低15度なら、まくらずに通せる日があります
- 下旬 → 最低15度なら、まくる前提で組んでください
日射しの強さは、影の濃さで分かります。自分の影の輪郭がはっきり見える日は、まくる側です。
もうひとつ、上旬と下旬では湿度が変わります。下旬に入ると空気に湿りが出て、同じ気温でも袖の中がこもります。指2本の隙間が空いていても、下旬は上旬より暑く感じると考えてください。
腕の内側に汗が出る日は、袖をまくる前に一度、袖口を引っぱって空気を入れてください。袖の中の空気が入れ替わるだけで、まくらずに通せることがあります。
建物の中の時間が長い日
外の気温と別に、屋内で過ごす時間も見ておきます。
5月は冷房を入れ始める建物が出てきます。屋内に5時間以上いる日は、外の最低気温が18度を超えていても長袖を選んでください。判定の基準を、外ではなく屋内に移します。
半袖で行く日は、羽織りを1枚持ちます。この羽織りは、外で使うためではなく屋内で使うためのものなので、薄くて畳めるもので足ります。
屋内で冷えるのは、腕の外側と肩の上です。座って作業する時間が長い日は、この2か所が覆えているかだけ確かめてください。膝掛けを足すより、肩に1枚のほうが早く効きます。
冷房の吹き出し口の下に座る日は、外の最低気温に関係なく長袖です。真上から風が当たる席は、外気より3度ほど低い空気の中にいることになります。席が選べる日は、吹き出し口から2メートル以上離れた場所に座ってください。
どちらとも取れる日|最低気温がちょうど15度
いちばん割れるのがこの数字です。家を出る時刻で分けてください。
朝8時より前に出る日は、長袖です。 最低気温が記録されるのは日の出前後なので、8時前ならその気温に近い空気の中を歩きます。
9時以降に出る日は、まくる前提の長袖で構いません。 9時には最低気温から4〜5度上がっています。
夜に21時を過ぎて帰る日も、長袖側です。朝と夜のどちらかが該当したら、長袖を選んでおくと途中で困りません。
まとめ|最低気温、それだけ見る
5月の長袖は、最低気温の1つの数字で決まります。
15度未満なら長袖、15〜18度なら長袖でまくる、18度以上なら半袖に羽織り。雨なら2度引き、風速4メートル超なら1度引く。 まくる位置は肘の骨から5センチ上、5センチ幅で2回。
予報の画面で、目線を最高気温から最低気温に移すだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 5月に長袖を着るかどうかは、どの数字で決めればいいですか
- 最低気温です。予報で最低気温を見て、15度未満なら長袖、15〜18度なら長袖を用意してまくる前提、18度以上なら半袖に羽織りを1枚足す。この3つで分かれます。最高気温で決めると必ず外します。5月は最高25度の日でも、朝の6時から8時は13度前後まで下がることが珍しくないからです。家を出る時間と帰る時間の気温は、最高気温ではなく最低気温に近い側にあります。
- Q. 日中は暑いのに朝が寒い日は、どう組めばいいですか
- 長袖を1枚で着て、まくって調整してください。半袖に羽織りを重ねる形だと、脱いだあとに手で持つことになります。長袖1枚なら、暑くなったら袖をまくるだけで済み、荷物が増えません。まくる位置は肘の骨から5センチ上です。ここで止めると腕の太い部分に生地が食い込まず、下ろしたときにも折り目が残りません。
- Q. 5月の長袖は、どんな生地を選ぶといいですか
- 袖口をつまんで、腕とのあいだに指が2本入るゆとりのあるものです。腕に沿う袖は、同じ気温でも暑く感じます。生地の厚みより、袖の中に空気が通るかどうかで決まります。薄くても腕にぴったり沿う袖は、日中の気温が上がったときにまくるしかなくなります。指2本の隙間があれば、まくらずに通せる時間が長くなります。
- Q. 雨の日は、同じ数字で判断していいですか
- 最低気温から2度引いて考えてください。雨の日は同じ気温でも体感が下がります。濡れた生地が肌に触れると、そこから熱が逃げるからです。最低気温17度の雨の日は、15度の日として扱って長袖を選びます。加えて、雨の日は袖口が濡れやすいので、まくれる形にしておくと濡れた部分を肌から離せます。
- Q. 最低気温がちょうど15度のときは、どちらにすればいいですか
- 家を出る時刻で決めてください。朝8時より前に出る日は長袖です。最低気温が記録されるのは日の出前後で、8時前ならその気温に近い空気の中を歩くことになります。9時以降に出る日は、まくる前提の長袖で構いません。夜に帰る時間が21時を過ぎる日も長袖側です。5月は日が沈んでから2時間で、最低気温に近いところまで下がります。
— メグラシ編集部




