マフラーの巻き方、短い一本は|首に一周して残る端の長さで決める

**いま手元にある短いマフラーを、首にぐるりと一周させてみてください。**前に戻ってきた左右の端は、それぞれ何cm残っていますか。
短いマフラーで困るのは、よく見る巻き方をまねても、途中で端が足りなくなることです。**巻き方を決めるのは全長ではなく、首に一周させたあとに残る片側の端の長さです。**同じ全長でも、首の太さ、マフラーの厚み、上着の襟の上から巻くかどうかで、残る長さは10cm以上変わります。
新しく買うときの長さの決め方はマフラーがおしゃれに見える巻き方は、全長を身長で割った数で決まるに、手数の少ない巻き方は手数の少ないマフラーの巻き方にあります。この記事は、手元の短い一本で何ができるかの話です。
結論|片側の端が何cm残るかで、巻き方が決まる
| 一周したあと片側に残る端 | 収まる巻き方 |
|---|---|
| 10cm未満 | 一周させずに首に掛け、上着の前で押さえる |
| 10〜20cm | 一周して前で交差させ、上着の前に入れる |
| 20〜25cm | 一周して、前でひと結びする |
| 25〜40cm | 二つ折りにして輪に通す巻き方もできる |
| 40cm以上 | 短いマフラーではない。ふつうの巻き方がすべて使える |
**表のどの行に入るかは、手元の一本と、その日の上着で変わります。**同じマフラーでも、襟の高いコートの日は1行上に、襟の無いニットの日は1行下に動くことがあります。
測り方|マフラーそのものを首に回す
首回りをメジャーで測って全長から引く方法もありますが、それだとマフラーの厚みの分がずれます。いちばん確かなのは、マフラーそのもので測ることです。
- その日に着る上着を着る
- マフラーの真ん中を首の後ろに当てる
- 片方の端を首の前から後ろへ回して、一周させる
- 前に戻ってきた左右の端を、それぞれメジャーで測る
**左右で長さが違ったら、短いほうの数字を使います。**真ん中がずれていても、あとで調整できます。巻き方が決まるのは、いつも短いほうの端です。
測った数字は、マフラーのタグの近くに小さく書き留めておくか、スマートフォンのメモに残してください。上着を替えると数字が変わるので、よく着る上着2着ぶんを測っておくと、朝にもう一度測らずに済みます。
厚みで、端は短くなる
同じ全長でも、厚いマフラーほど端が短く残ります。首の周りを回るとき、厚みの分だけ外側を通るからです。
たたんだ状態の厚みが1cm増えると、一周に使う長さはおよそ3cm増えます。**薄手と厚手で同じ全長の2本を持っているなら、厚手のほうが表の1行上に来ることがよくあります。**厚手の一本は、さらに結び目も大きくなるので、ひと結びより、交差して前に入れる巻き方のほうが形がまとまります。
10cm未満|一周させず、掛けて押さえる
一周させると端がほとんど残らないなら、無理に巻かないでください。
首に掛けて前に垂らし、上着の前を閉じて押さえます。**上着のボタンやファスナーが、マフラーを留める役をします。**前を開けて着る上着の日は、左右の端を前で重ね、上着の内側で小さな安全ピンを1本留めてください。表からは見えず、歩いてもずれません。
この長さの一本は、首元を「巻く」より「埋める」ものだと考えると、使える日が増えます。襟の無いダウンやファスナーで閉じる上着の日は、とくに相性がいい長さです。ファスナーを首元まで上げると、マフラーは襟の代わりになり、端の短さはまったく見えなくなります。
10〜20cm|交差させて、上着の前に入れる
短いマフラーでいちばん形がきれいに出るのが、この巻き方です。
- 首に一周させる
- 左右の端を前で交差させる
- 上に来る側の端を、下の端の後ろにひとつくぐらせる
- 2本まとめて、上着の前の内側に入れる
**3番目の、くぐらせる一手を省かないでください。**重ねただけで入れると、歩くうちに端が片方ずつ外へ出てきます。くぐらせておくと端同士が引っかかって、1日そのまま持ちます。
この巻き方は、前が開くコートやジャケットの日に向きます。首元に布が一周して、前に三角の面が1つできるので、短さが目立ちません。
20〜25cm|前でひと結び
片側に20cmを超えて残るなら、結べます。
一周させたあと、前で左右の端を1回だけ結んでください。結び目は、首の真ん中より少し横にずらすと、顔の真下に塊が来ず、首元が詰まって見えにくくなります。**結んだあと、垂れた端が5cm以上残っていれば成立しています。**5cmに届かないなら、結び目がほどけやすいので、交差して入れる巻き方に戻します。
25cm以上|二つ折りで輪に通す
片側に25cm以上残るなら、二つ折りにして首に掛け、端を輪に通す巻き方ができます。
この巻き方は、二つ折りにした時点で長さが半分になるので、短い一本ではいちばん長さを食います。**輪に通したあと、輪から出た端が10cm以上垂れていれば収まっています。**10cmに届かないと、端が輪の中に引き込まれて、首元に塊だけが残ります。そのときは、1行上のひと結びに戻してください。
輪に通す巻き方は、首元にいちばん厚みが出る形です。薄手の一本なら、輪に通したあとに輪の部分を指で少し広げると、首に沿った平らな形になります。厚手の一本は、輪を広げずにそのままにしておくほうが、塊が小さくまとまります。
上着の襟の内側に巻くか、外側に巻くか
同じマフラー、同じ上着でも、巻く位置で端の長さは変わります。
襟の外側に巻くと、マフラーは襟の厚みの分だけ外を回ります。**襟の内側、首に近いところで巻くと、一周が短く済み、端が数cm長く残ります。**あと数cmで次の行に届くときは、襟の内側に巻いてから測り直してください。
反対に、襟の外側に巻くと首元に高さが出ます。端の長さに余裕があって、顔まわりに厚みを持たせたい日は、外側に巻く選び方もあります。
どちらとも取れるとき①|片側がちょうど20cm前後
結べそうで、結ぶと端がほとんど残らない。20cm前後は、そういう境目です。
この長さのときは、**その日の上着の前を開けるか閉めるかで決めてください。**前を閉じる日は、交差して入れる巻き方。上着が端を押さえてくれるので、結ばなくてもほどけません。前を開けて歩く日は、ひと結び。入れる場所が無いので、結び目で留めるほうが1日持ちます。
上着の前を途中まで閉じる日もあります。その場合は、交差して入れる巻き方にして、いちばん上のボタンだけを開けておいてください。端はボタンを留めた位置で押さえられ、首元には三角の面が見えます。結び目を作らないぶん、首元がすっきりして、20cm前後の端の長さがいちばんきれいに収まる形です。
どちらとも取れるとき②|左右の端の長さがそろわない
真ん中で巻いたつもりでも、左右の端が5cm以上違うことがあります。薄手のマフラーは、首の後ろで片側にずれやすいからです。
そろえ直すより、**ずれたまま使える巻き方を選ぶほうが早いです。**交差して入れる巻き方なら、長いほうの端を上にして入れれば、長さの差は上着の中に隠れます。ひと結びにするなら、結び目を短い端の側へずらすと、垂れた端の長さがそろって見えます。
どちらとも取れるとき③|室内で外すことが多い日
電車や店の中で、何度も外して付け直す日があります。
そういう日は、表の行が許すなかで、手数のいちばん少ない巻き方にしてください。交差して入れる巻き方は、上着を脱ぐとそのままほどけて、首に掛けた状態で室内を歩けます。ひと結びや輪に通す巻き方は、外すたびに結び直す手間がかかります。短い一本は外しても荷物にならないので、首に掛けたまま過ごせる形にしておくと楽です。
巻いたあとの確認|鏡なしで2か所
外に出る前に、鏡が無くても確かめられる場所が2つあります。
1つめは、首の後ろです。手のひらを首の後ろに当てて、マフラーが襟から浮いていないかを触ってください。**短い一本は、前で端を引っぱったぶん、後ろが持ち上がりやすくなります。**浮いていたら、前の端を1cmだけ戻すと、後ろが襟に沿って落ち着きます。
2つめは、前の端です。交差して入れた日は、上着の前立てを軽く押さえて、端の先が指に当たるかを確かめます。指に当たる位置が、上着の第一ボタンより下にあれば、歩いても出てきません。第一ボタンより上で止まっているなら、もう少し奥まで入れてください。ひと結びの日は、結び目を指でつまんで、左右に1cmずつ動かしてみます。動かしても形が変わらなければ、結び目は締まっています。
次に買うなら、どの長さか
手元の短い一本が1行目や2行目にしか入らず、もっと巻き方を選びたいと感じるなら、次の一本は長さで選んでください。
目安は、その日の上着を着て首に一周させたとき、片側に30cm以上残る長さです。そこまであれば、表のすべての巻き方が選べます。売り場では、手持ちの短い一本の全長を覚えておき、それより何cm長いかで比べると迷いません。身長を使った選び方はマフラーがおしゃれに見える巻き方は、全長を身長で割った数で決まるにあります。
まとめ
- 短いマフラーの巻き方は、首に一周させたあと片側に残る端の長さで決まる
- 測るときは、その日の上着を着て、マフラーそのものを首に回す
- 10cm未満は掛けて押さえる、10〜20cmは交差して前に入れる、20cmを超えたら結べる
- 厚手は端が短く残る。襟の内側で巻くと、端が数cm長く残る
- 室内で外す日は、手数のいちばん少ない巻き方にする
今日の上着を着て、手元の一本を首に一周させてください。残った端を測って表に当てれば、その一本に合う巻き方が1つに決まります。
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よくある問い
- Q. 短いマフラーでもできる巻き方はありますか
- あります。首に一周させて、左右に残る端を測ってください。片側10cm未満なら首に掛けて内側で留める、10〜20cmなら前で交差させて上着の前に入れる、20cmを超えればひと結びができます。どの長さでも、まずマフラーそのものを首に回して測るのがいちばん確かです。紐やメジャーで首回りを測るより、厚みの分まで正しく出ます。
- Q. 短いマフラーを巻くと、歩いているうちに端が出てきてしまいます
- 端を上着の前に入れるときに、左右の端を重ねるだけで終わらせないでください。上に来る側の端を、下の端の後ろにひとつくぐらせてから入れると、端同士が引っかかって出てきにくくなります。それでも出てくるときは、上着の前立ての内側に、小さな安全ピンを1本だけ留めてください。表からは見えません。
- Q. 二つ折りにして輪に通す巻き方をしたいのですが、長さが足りません
- 輪に通す巻き方は、首に一周させたときに片側の端が25cm以上残る長さが目安です。足りないときは、上着の襟の外側ではなく内側、首に近いところで巻いてください。一周が短くなる分、端が数cm長く残ります。それでも届かないなら、交差して前に入れる巻き方のほうが、短い一本の形がきれいに出ます。
- Q. 厚手の短いマフラーは、どう巻けばいいですか
- 厚手は、同じ全長でも一周に使う長さが増えるので、薄手より端が短く残ります。結ぶと結び目も大きくなるので、厚手の短い一本は、ひと結びより交差して上着の前に入れる巻き方のほうが向きます。首に一周させて、片側の端が10cmに届かないなら、巻かずに首に掛けて、上着の前を閉じて押さえてください。
— メグラシ編集部





