エラ張りがひどいと感じたらマフラーの上端|下顎角から3cm離す

**マフラーを巻くようになってから、エラ張りがひどくなった気がする。**秋冬にそう感じるとき、動いているのは輪郭ではありません。首元に巻いたマフラーの、上端の高さと横幅です。
巻いた塊の上端が下顎角のすぐ下にあり、その横幅が下顎角の幅とほぼ同じだと、同じ幅の線が上下に2本並びます。並んだ線は、その高さに視線を集めます。だから夏よりも、角がはっきりして見えるのです。
エラの角そのものの見方はエラが張っていると言われる輪郭は下顎角の開きで決まるに、襟ぐりの開きとの関係はエラのハリと襟ぐりにまとめてあります。この記事は、秋冬のマフラーだけを扱います。
結論:塊を、下顎角と同じ幅・同じ高さに置かない
| 置き方 | 塊の上端 | 塊の横幅 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 避けたい置き方 | 下顎角から3cm以内 | 下顎角の幅の前後2cm | 同じ幅が上下に並び、角の位置が強く出る |
| A 細く縦に垂らす | 近くてもよい | 下顎角の幅より2cm以上細い | 首元に縦の線ができ、横の並びが消える |
| B 鎖骨まで下げる | 下顎角から5cm以上下 | 自由 | 角と塊のあいだに首が見え、2本が離れる |
| C 肩まで広げる | 自由 | 下顎角の幅の1.3倍以上 | 塊の幅が角より十分に広く、並びにならない |
厚手のマフラーをぐるぐる巻きにして、顎のすぐ下で塊を作る巻き方が、いちばん「避けたい置き方」に入りやすくなります。高さか幅のどちらか1つを外せば、同じ幅の並びは崩れます。
まず測る|下顎角の幅と高さ
最初に、自分の側を2つだけ測ります。どちらも実寸のcmで取ってください。
下顎角の幅(G)……髪を全部上げて正面を向き、耳たぶの下に指を置いて、あごの縁を前へなぞります。線が一度折れて、指に角が当たる位置があります。その高さでの左右の幅がGです。11〜15cmに入る人が多い範囲です。折れが分かりにくいときは、奥歯を軽く噛むと筋が動くので、動いたところの下端を採ります。
下顎角の高さ(h)……同じ角の位置が、あご先から上に何cmあるか。正面から見て、あご先の高さと角の高さの差です。3〜5cmの人が多くなります。
この2つが、マフラーの塊を置くときの基準になります。
測る②|巻いた塊の上端と横幅
次に、いつもの巻き方でマフラーを巻いて、鏡の正面に立ちます。
塊の上端……巻いた部分のいちばん上の縁が、下顎角の高さから何cm下にあるか。首に指を横に当てて、1本が約2cmとして数えます。
塊の横幅……正面から見て、巻いた部分の左右の端のあいだの幅。定規を胸の前に水平に当てて測ります。
上端が下顎角から3cm以内で、横幅がGの前後2cmに入っていたら、「避けたい置き方」に当たっています。どちらか一方だけなら、並びは弱く、気になるほどではありません。
置き方A|細くして縦に垂らす
いちばん手軽なのが、塊を細くして、端を縦に垂らす置き方です。
マフラーを縦に2つか3つに折って、帯の幅を細くします。首にひと巻きして、両端を胸の前にまっすぐ垂らしてください。首元の塊の横幅がGより2cm以上細くなり、代わりに胸の前に縦の線が2本できます。
縦の線は、視線を上下に動かします。下顎角の高さで横に止まっていた視線が、縦に流れるので、**上端が顎に近くても、同じ幅の並びにはなりません。**首を詰めて巻きたい日にも使える置き方です。
置き方B|ゆるめて鎖骨まで下げる
2つめは、塊を下げて、首を見せる置き方です。
マフラーを大きな輪にしてゆったり掛け、塊の上端が下顎角から5cm以上下、鎖骨の少し上に来るようにします。角と塊のあいだに首が見えるので、同じ幅の2本が離れて、並びとして読まれなくなります。
この置き方は、塊の横幅を気にしなくて済むのが利点です。厚手でふっくらした塊でも、下げれば使えます。首元が少し開くので、寒い日は内側にタートルネックやハイネックを重ねると、首が冷えずに済みます。
置き方C|大判で肩まで広げる
3つめは、幅を大きく外す置き方です。
大判のストールを肩に掛け、首元の塊の横幅をGの1.3倍以上にします。Gが13cmなら17cm以上です。塊が角よりはっきり広いので、同じ幅の繰り返しにはなりません。肩の線まで布が広がると、顔の下に大きな台ができて、下顎角の幅は相対的に小さく読まれます。
大判ストールの巻き方そのものは大判ストールは、たたんだあとの帯幅が肩幅の何分の1かで巻き方が決まるで詳しく扱っています。
タートルネックやハイネックと重ねる日
秋冬は、マフラーの内側にタートルネックやハイネックを着る日も増えます。このとき、首元の縁の上端はマフラーではなく、いちばん上にある縁です。
タートルネックの折り返しが下顎角のすぐ下にあると、マフラーを下げても、タートルの上端が「避けたい置き方」の高さに残ります。この場合は、次のどちらかにしてください。
- タートルの折り返しを低くして、上端を下顎角から3cm以上下げる
- タートルの上端は高いままで、マフラーは置き方Aで細く縦に垂らす
首元の高さそのものを顔タイプから決める方法は顔タイプ別タートルネックに、メガネと首元が重なる日の決め方はメガネに合うマフラーとハイネックの選び方にあります。
髪の長さで変わるところ
髪がマフラーのどこに来るかでも、並びの強さは変わります。
- 髪をマフラーの外に出す……髪の縦の線が、顔の横からマフラーの上まで続きます。角の高さに縦の線が通るので、並びが弱まります
- 髪をマフラーの内側に入れる……髪がマフラーの中でふくらみ、塊の横幅が2〜3cm広がります。ちょうどGと同じ幅になることが多いので、避けたい置き方に入りやすくなります
- ボブの毛先が下顎角の高さで止まる……毛先の線、角、マフラーの上端の3本が近い高さに並びます。マフラーは置き方Bで下げると、並びが2本に減ります
ボブや肩につく長さの人は、マフラーを巻いたあとに髪を外に出すだけで印象が変わります。髪の幅の置き場所そのものはエラ張りとベース顔の40代の髪型にまとめてあります。
素材と色で、塊の幅は実寸より動く
同じ横幅でも、素材と色によって、見える幅が変わります。
- 毛足の長い素材……表面の毛が外へふくらむので、実寸より1〜2cm広く見えます。Gに近い幅の塊は、毛足でちょうど重なることがあります
- 目の詰まった平らな素材……実寸どおりの幅に見えます
- 顔の近くの明るい色……光を返して、面が前に出て見え、幅が広く読まれます
- 暗い色……幅は狭く読まれますが、顔の輪郭とのあいだに強い明暗の差ができます
毛足の長いマフラーを使う日は、置き方Bで下げるか、置き方Cで大きく広げるほうが扱いやすくなります。暗い色を顎の近くで巻く日は、明暗の差で角の線がくっきりするので、上端を下げてください。
どちらとも取れるとき①|かわいく見える巻き方の基準と食い違う
マフラーの首元の塊は、顔の横幅の1.0〜1.3倍に収まるとかわいく見えやすい、という基準があります。詳しくはマフラーの巻き方がかわいく見えるかは、首元の塊が顔の幅の何倍かで決まるにまとめてあります。
エラの角がはっきりしている人は、顔の横幅と下顎角の幅の差が小さいので、この範囲の下の側(1.0〜1.1倍)がGとほぼ同じ幅になります。**1.2〜1.3倍の上の側を選んでください。**下顎角の幅から十分に離れるので、両方の基準を同時に満たせます。
そのうえで、塊の上端を下顎角の高さから3cm下げれば、ふっくらした塊のかわいさはそのままに、角との並びだけを外せます。
どちらとも取れるとき②|寒くて首元を詰めたい
冷たい風の日は、首元を詰めて巻きたくなります。詰める日は、高さではなく幅を外してください。
薄手のマフラーを細くたたんで、帯の幅を5cm以下にします。首に沿わせて2周巻き、端を胸の前に縦に垂らす。塊の横幅がGより2cm以上細ければ、上端が顎の近くにあっても、同じ幅の並びにはなりません。
厚手のマフラーしかない日は、内側に薄手のタートルネックを着て首の冷えを防ぎ、マフラーは置き方Bで下げて掛けてください。
どちらとも取れるとき③|左右で角の位置が違う
左右の角の高さや張り方が違う人は珍しくありません。その場合、角がはっきりしている側を基準に、上端の高さを測ってください。
結び目や垂らす端を置くなら、角がはっきりしている側に置きます。縦の線がその側の角の高さを通るので、左右の差が目立ちにくくなります。反対側に結び目を置くと、塊の重心が片側に寄って、角のはっきりした側の横の並びだけが残ります。
鏡の前で1分
- 髪を上げて、下顎角の幅と高さを一度だけ測っておく
- いつもの巻き方で巻いて、塊の上端が下顎角から何cm下かを指で数える
- 塊の横幅を定規で測り、Gの前後2cmに入っていないかを見る
- 両方に当たっていたら、A(細く垂らす)・B(鎖骨まで下げる)・C(大判で広げる)のどれかに巻き直す
- 髪をマフラーの外に出し、鏡から1m離れて全体を見る
**迷ったらBから試してください。**手持ちのマフラーのまま、巻く位置を下げるだけで済みます。
よくある行き違い
**「エラが気になるなら、マフラーで覆えばいい」。**顎のすぐ下で塊を作ると、角の高さに横の線がもう1本できます。覆うつもりの巻き方が、同じ幅の並びを作って、かえって角の位置に視線を集めます。
**「マフラーは顔の近くに巻くほど小顔に見える」。**顔の近くに置いた塊は、顔と比べる基準になります。塊の幅が顔の下の幅と同じなら、顔の下の幅をなぞるだけです。近さより、幅がどれだけ離れているかを見てください。
**「エラ張りは輪郭を変えるしかない」。**秋冬に気になりはじめたなら、動いているのは首元の置き場所であることがほとんどです。輪郭はそのままで、上端の高さと塊の幅を外せば、印象は変わります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. エラ張りがひどいのですが、マフラーは巻かないほうがいいですか
- 巻いて構いません。気をつけたいのは、巻いた塊の上端が下顎角のすぐ下に来て、塊の横幅が下顎角の幅とほぼ同じになる置き方だけです。このとき、同じ幅の線が上下に2本並ぶので、角の位置に視線が集まります。上端を下顎角の高さから3cm以上下げるか、塊を細くして縦に垂らすか、大判で肩まで広げるか。どれか1つで、同じ幅の並びは崩れます。
- Q. 下顎角の幅はどうやって測りますか
- 髪を上げて正面を向き、耳たぶの下に指を置いて、あごの縁を前へなぞってください。指に角が当たって線が折れる位置があります。その高さで、左右の角のあいだの幅を定規で測ります。11〜15cmに入る人が多い範囲です。分かりにくいときは、奥歯を軽く噛むと筋が動くので、動いたところの下端を採ってください。
- Q. 寒い日は首元をしっかり詰めて巻きたいです
- 詰めて巻く日は、高さではなく幅を外してください。薄手のマフラーを細くたたんで、帯の幅を5cm以下にしてから首に沿わせて巻き、端を胸の前に縦に垂らします。塊の横幅が下顎角の幅より2cm以上細ければ、上端が近くても同じ幅の並びにはなりません。厚手をぐるぐる巻きにして顎の下に詰めるのは、幅も高さも角と重なるので、いちばん強く出る置き方です。
- Q. かわいく見える巻き方の基準と、どちらを優先すればいいですか
- かわいく見える首元の塊は、顔の横幅の1.0〜1.3倍が中心とされています。エラの角がはっきりしている人は、この範囲のうち上の側、1.2〜1.3倍を選んでください。下顎角の幅から十分に離れるので、両方の基準を満たせます。そのうえで、塊の上端を下顎角の高さから3cm下げると、ふっくらした塊のかわいさを残したまま、角の並びだけを外せます。
— メグラシ編集部





