顔のエラを無くす方法|幅・角・影のどれかを見分けて髪と首元で消す

**スマホで、正面と斜め45度の写真を1枚ずつ撮ってください。**エラが気になるのはどちらの1枚ですか。
正面で頬の下が横に広く見えるなら、あなたのエラは**「幅」で見えています**。斜めの写真で耳たぶの下に角が立っているなら「角」です。どちらの写真でも気にならないのに、集合写真や夕方の室内で撮ったときだけ顎の横が暗い三角になるなら「影」です。
服と髪で消せるのは、エラそのものではありません。消せるのは、エラが見えている状態のほうです。そして幅・角・影は、消し方が逆向きになることがあります。幅を消すために髪で顔を囲むと、角の人は角の位置がかえって目立つ。先にどれかを決めてから、動かす場所を1つ選んでください。
骨や筋肉そのものを変える方法は医療の領域なので、この記事では扱いません。今日の髪と服で、見え方を変える話に絞ります。
結論:エラは「幅・角・影」のどれで見えているかで消し方が変わる
3つの見え方を、出る向きと動かす場所で並べるとこうなります。
| 見え方 | どの写真で出るか | 測るもの | 動かす場所 |
|---|---|---|---|
| 幅 | 正面 | エラ幅÷頬骨幅 | 髪のふくらみの高さ・首元の開き |
| 角 | 斜め45度・横 | 耳たぶの下端から角までの距離 | 耳元の縦の線・毛先の位置 |
| 影 | 上から照明が当たった写真 | 顎の下の暗さ | 首元の色とつや・顔まわりの明るさ |
**表は答えではなく、どこを測ればいいかの目印です。**自分がどの行に入るかは、次の測り方で決めます。
3つが同時に当てはまる人もいます。その場合の順番は、後半の「どちらとも取れるとき」で書きます。
まず測る:スマホで正面と斜め45度を1枚ずつ撮る
鏡ではなく写真で測るのは、鏡だと無意識に顔の角度を整えてしまうからです。条件をそろえて2枚撮ります。
撮り方は3つだけ決めてください。
- スマホを目の高さに構え、腕を伸ばしきるか、台に置いて50cm以上離す。近すぎると顔の下半分が広く写る
- 髪は耳にかけて、輪郭が全部見える状態にする
- 窓を正面にして立つ。天井の照明の真下では撮らない
**正面の1枚で測るのはエラ幅÷頬骨幅です。**画面の上で、左右の頬骨のいちばん出ている点どうしの幅と、左右のエラの角どうしの幅を、指でも定規でもいいので測ります。エラ幅を頬骨幅で割って、0.85以下なら正面ではほとんど幅として見えていません。0.85を超えると正面で頬の下が横に広く見え始め、0.95を超えると頬骨とエラがほぼ同じ幅、つまり顔の下半分が四角く見えやすくなります。
**斜め45度の1枚で測るのは、耳たぶの下端から角までの距離です。**耳たぶのいちばん下と、エラの角の頂点を見つけて、そのあいだに自分の指が何本入るかで見ます。指1本ぶん以内なら角は耳のすぐ下にあり、髪や耳元の線で隠れやすい位置です。指2本ぶん以上離れていると、角は首に近い低い位置にあり、横から見たときに角として立ちやすくなります。
影は、もう1枚撮って確かめます。天井の照明の真下に立って、正面から1枚撮る。窓の前で撮った正面の1枚と比べて、顎の横に暗い三角が増えていれば、あなたのエラは影でも見えています。
3人の例で、写真から見え方を決める
数字だけではわかりにくいので、相談でよくある3つの例を並べます。
1人目は、正面の写真で頬骨幅が画面上で12cm、エラ幅が11cmだった人です。11÷12でおよそ0.92。0.85を超えているので、正面で幅として見えています。斜めの写真では、耳たぶから角まで指1本ぶん以内で、角はほとんど立っていませんでした。この人は幅だけを消せば足ります。
2人目は、頬骨幅12cmに対してエラ幅が9.6cm、割ると0.8でした。正面では幅として見えていません。ところが斜めの写真では、耳たぶの下から指2本半ほど下に、はっきり角が立っていました。この人は角です。幅を消す方法、つまり髪で顔を囲むと、かえって角が浮きます。
3人目は、正面の数字が0.83で、斜めの写真でも角はなだらかでした。それなのに職場の集合写真でだけ顔が大きく写る。天井の照明の真下で撮り直すと、顎の横に暗い三角がはっきり出ました。この人は影です。髪も首元の形もそのままでよく、顎の下に明るい色を置くだけで変わりました。
**同じ「エラが気になる」でも、3人がやることはまったく違います。**どれに近いかを、自分の2枚で確かめてから先へ進んでください。
測った数字は、髪を切る前にもう一度使う
測った数字は、メモに残しておくと便利です。髪を切りに行くとき、エラ幅÷頬骨幅と、耳たぶから角までの指の本数を伝えると、毛先の位置やふくらみの高さを決めてもらいやすくなります。
「エラを隠したい」とだけ伝えると、多くの場合は顔まわりの髪を下ろして囲む形になります。幅の人にはそれで合っても、角の人や影の人には合わないことがあるので、どの向きで見えているかを言葉で伝えてください。
角度そのものを測りたい人はエラが張っていると言われる輪郭は、下顎角の開きで決まるで測り方を書いています。この記事では角度ではなく、写真に何が写っているかで分けます。
幅で見えている人:髪のふくらみを頬骨の高さに上げる
幅で見えている人がいちばん最初に動かすのは、髪のふくらみの位置です。
顔のまわりで、髪がいちばん横に張り出している高さを見てください。それがエラと同じ高さにあると、顔の幅と髪の幅が同じ場所で足し算されて、顔の下半分が横に広がって見えます。顎の線でぴったり切りそろえたボブや、毛先を外に跳ねさせたスタイルがこれに当たります。
**ふくらみを頬骨から目の高さに上げると、横幅の山が上に移ります。**人の目は、いちばん幅のある場所を顔の幅として受け取るので、山が上に移ると下半分の幅は目立たなくなります。具体的には、トップから耳の上までに軽く空気を入れ、耳から下は内側に入れるか、まっすぐ落とします。
毛先の位置も、エラとの距離で決めます。毛先がエラの角の高さで終わると、毛先の線がエラの横幅をそのままなぞります。毛先は角より2cm以上上で終わらせるか、3cm以上下まで伸ばす。そのあいだの5cmほどの帯に毛先を置かないのが、幅の人の基本です。
結ぶ日は、結び目の高さが効きます。低い位置で結ぶと、首の後ろに重さが集まって顔の下半分の幅が強調されます。結び目は耳の上端の延長線より上に置き、顔まわりに残すおくれ毛は、エラの角より下まで伸ばしてください。詳しい高さは顔のエラと、髪を結ぶ高さにあります。
幅で見えている人:首元の開きの幅をエラにそろえない
髪の次に効くのは、首元の開きの横幅です。
ボートネックや浅い丸首で、開きの横幅がエラの幅とほぼ同じになると、顎の下にもう1本、同じ幅の横線が引かれます。顔の幅と首元の幅が上下で2回繰り返されるので、幅がいっそう強く見えます。
**首元の開きは、エラ幅から3cm以上離してください。**広くするなら鎖骨の外側まで大きく開ける、狭くするなら首に沿った詰まった丸首かVネックにする。中途半端な幅がいちばん重なります。
Vネックは、幅の人にとっていちばん扱いやすい形です。V字の先が縦に視線を引くので、横幅の印象を縦の線が割ってくれます。V字の深さは、顎先から指4本ぶん下を目安にしてください。それより浅いとV字が小さく見えて、効き目が弱くなります。
シャツの襟も同じ考え方です。襟を立てると、襟の上端がちょうどエラの高さに来て幅を足します。秋冬にシャツを着るなら、第1ボタンを開けて襟を寝かせ、V字を作るほうが幅は消えます。もっと細かい襟ぐりの見方はエラのハリと襟ぐりで書いています。
角で見えている人:耳から下に縦の線をかぶせる
角で見えている人は、幅の人とは逆の方向に動かします。
角は、輪郭の線が急に曲がる点です。横から見て、そこだけ線が折れているから目に入ります。だから角を消すには、角の点の上を縦に通る線を1本かぶせるのがいちばん早い。縦の線が角の上を通ると、目は線のほうを追って、折れた点を見なくなります。
**縦の線の正体は、髪の毛先か、耳元から下がる飾りです。**髪なら、耳の前から落ちる毛束を角より下まで伸ばします。耳にかけた髪の、耳の前に残る数本の束で十分です。全部を下ろす必要はありません。
ここで、幅の人と同じように髪を全部下ろして顔を囲むと、角の人はかえって角が目立ちます。顔を囲んだ髪の内側で、角の点だけが影になって浮くからです。角の人は、耳の前に細い束を1本残し、残りは耳にかけるか結ぶ。顔の横は少し見せたまま、角の上だけに線を通すのがこつです。
毛先の終わる位置は、耳たぶから角までの距離で変えます。距離が指1本ぶん以内の人は、角が耳のすぐ下にあるので、耳たぶより3cm下で終わる毛先で角が隠れます。指2本ぶん以上の人は、角が低いので、毛先を鎖骨の上あたりまで伸ばして角の高さを通過させてください。
角で見えている人:耳元の飾りは角の高さで止めない
耳元の飾りは、角の人にとって効き目が大きい道具です。ただし長さを間違えると、逆に角を指さしてしまいます。
**飾りの下端が、ちょうど角の高さで止まるものは避けてください。**下端の点と角の点が横に並び、2つの点で角の位置をはっきり示してしまいます。
選ぶのは次のどちらかです。耳たぶに収まる小さな粒にして、耳元に何も線を作らない。あるいは、角の高さを2cm以上通り過ぎて下まで下がる細い飾りにして、縦の線として角の上を通す。どちらでもない中くらいの長さが、いちばん角を目立たせます。
大きな輪の形は、角の人にも幅の人にも向きません。輪は横に広がる形なので、幅の人は幅を足し、角の人は輪の下側の曲線が角の折れと並んで、折れが強調されます。
メガネと帽子は、エラ全体の見え方を上から変える道具です。テンプルの幅や帽子のつばの広さの決め方は顔のエラ張りと呼ばれる輪郭|動かせるのはメガネの横幅と帽子のつばで測り方まで書いています。
影で見えている人:顎の下に光を返す
影で見えている人は、鏡の前ではほとんど気にならないことが多いはずです。鏡を見るときは、自分のいる場所の光が正面から当たっているからです。
写真で出る影は、上からの光で顎の横に落ちる暗い三角です。天井の照明、晴れた日の真昼の外光、宴会場のダウンライト。どれも上から当たるので、エラの角の下側に影が落ち、その影が輪郭の線を太く見せます。
**影を薄くするには、顎の下10cm以内に、光を跳ね返すものを置きます。**白や生成り、淡いグレー、明るいベージュの襟元。あるいは、少しつやのある布。顎の下にある布が上からの光を受けて、顎の裏側を下から照らすので、影が浅くなります。
逆に、顎のすぐ下に黒や濃い紺の布があると、影と布がつながって、顎の下全体が暗い面になります。輪郭の線が太くなって、エラが大きく写ります。集合写真や式典の日に限って顔が大きく写る人は、この組み合わせになっていることがよくあります。
秋冬に暗い色のコートを着る日は、コートの内側の首元だけ明るくしてください。コートの前を開けて中に明るい色のニットを見せる、マフラーを明るい色にする。どちらか1つで、顎の下に光が戻ります。
場所ごとの光で、影の出方は変わる
影の人は、どこで写真を撮られるかで対策の強さを変えると楽です。
職場や教室のように、天井の照明が均一に並んだ場所は、真上からの光が強く、影がいちばん出やすい場所です。こうした場所で写真を撮る予定がある日は、顎の下の明るい色を必ず入れてください。
式典やお祝いの会場は、天井の照明に加えて、壁や床からの照り返しがあることが多く、影はやや浅くなります。ただし会場が暗めで、スポットのような照明だけが当たる場合は、職場以上に影が深くなります。暗い会場の日は、首元に白い襟や、つやのある布を足してください。
屋外は、季節で変わります。日差しが高い季節の真昼は、真上からの光で影が深く出ます。秋から冬にかけては太陽が低くなるので、光が横から当たり、顎の下の影はむしろ浅くなります。**秋冬の屋外は、影の人にとって写りやすい条件です。**冬の昼間の外で撮った写真のほうが顔がすっきり写るなら、あなたのエラは影で見えていると考えてよいでしょう。
夜の飲食店のように、テーブルの上に低い照明がある場所は、光が下から顔に当たることもあります。この場合は影がほとんど出ないので、首元の色を無理に明るくしなくてかまいません。
影で見えている人:頬の影はエラではなく頬骨の下に置く
メイクで影を入れている人は、入れる場所を確かめてください。
幅の人なら、エラの外側に影を入れるのは理にかなっています。顔の外周を暗くして、幅を内側に寄せて見せるためです。ところが影の人が同じ場所に影を入れると、写真ですでに出ている影に、さらに影を重ねることになります。輪郭がいっそう太く写ります。
**影の人は、エラには何も入れず、頬骨の下に浅く入れてください。**頬骨の下の影は、顔の中ほどにくぼみを作って、目線を顔の中心に寄せます。輪郭の外側の影から、注意をそらす役目です。
そのうえで、顎先の中央と鼻筋に少しだけ明るさを足すと、顔の縦の中心が浮いて、外周の影が奥に下がります。色の名前や商品は問いません。肌より半段明るい、つやの少ないものを、指先で少しだけ置けば足ります。
幅の人と影の人を兼ねる場合は、エラの外側の影を、耳に近い側だけに細く入れます。顎の前側まで伸ばすと、写真で影がつながって太い輪郭になるからです。
秋冬にエラが目立つと感じる理由
暑い季節には気にならなかったのに、秋になってから急にエラが気になり始めた、という相談が毎年増えます。原因はたいてい顔ではなく、首元の変化です。
秋冬は、首まわりに布が増えます。タートルネック、ハイネック、マフラー、ストール、コートの立ち襟。どれも、上端がちょうどエラの角の高さに来やすい服です。顎のすぐ下に布の上端が来ると、エラの横幅と布の上端の横幅が上下に並び、幅の人なら幅を2回、角の人なら角の折れの下に水平線を足すことになります。
**暖かい季節と比べて、顎の下の空間がどれだけ減ったかを見てください。**首が見えていた分だけ、エラは目立ちやすくなっています。
髪の量も関係します。寒くなると髪を下ろす日が増えて、顔まわりに髪の幅が足されます。幅の人にとっては、秋冬は二重に幅が増える季節です。
秋冬の首元:上端を角から3cm離す
秋冬の首元は、布の上端と角の距離で決めます。
**タートルネックやマフラーの上端は、エラの角から3cm以上離してください。**3cm以内に布の上端が来ると、角の真下に水平の線ができて、角の折れが強調されます。
タートルネックなら、折り返しを1回多くして高さを下げるか、首に沿わない少し離れた筒の形を選びます。首に沿う細い筒は、顎の下にぴったり張りついて、エラの真下に線を引きます。首から指2本ぶん離れた筒なら、上端が少し下がり、顎との間に影の帯ができて、角との距離が稼げます。
マフラーは、巻いた上端の高さで決めます。耳の下まで覆うように巻くと、角がマフラーに埋もれて隠れるように思えますが、実際には顔の下半分がマフラーの幅と一体になって大きく見えます。巻くなら、上端を角から3cm下げて、顎と布のあいだに首が少し見える高さにしてください。巻き方の高さはエラ張りがひどいと感じたらマフラーの上端で写真の確かめ方まで書いています。
コートの襟は、立てずに寝かせて着るのが基本です。立ち襟のコートは、襟の上端がエラの高さに来やすいので、幅の人と角の人には向きにくい形です。立ち襟を着たい日は、前を開けて、襟が首から離れて外に倒れるように着てください。
見え方ごとの、秋冬の首元の選び分け
同じ3cmの決まりでも、幅・角・影で選ぶ形は少しずつ違います。
幅の人は、首元に縦の線ができる形を選びます。Vネックのニット、前を開けたカーディガン、縦長に垂らしたストール。首元の縦の線が、エラの横幅を割ってくれます。タートルネックを着るなら、上にVネックのカーディガンを重ねて、首の下に縦の線を足してください。
角の人は、首元の上端を低くして、角の下に空間を作ります。クルーネックでも、首から指1本ぶん離れた少し広めの開きを選ぶと、角との距離が取れます。マフラーは巻かずに、首にかけて前に垂らすだけにすると、角の下に水平線ができません。
影の人は、形より色とつやを優先します。暗い色のタートルネックを着たい日は、首元から10cm以内に明るい色のインナーを少しだけのぞかせるか、明るい色のストールを肩にかけます。形は好きなものを選んでかまいません。
帽子・フード・イヤーマフ
秋冬は、頭と耳まわりの小物も増えます。
ニット帽は、かぶり方で幅の見え方が変わります。耳まで深くかぶると、帽子の下端が頬骨より下に来て、顔の上半分が隠れ、残った下半分のエラが目立ちます。浅めにかぶって、帽子の下端を眉の上に置き、耳は出しておくほうが、顔の上下のつり合いが保てます。
フードは、首の後ろに厚みが集まるので、幅の人には向きにくい小物です。フード付きのコートを着る日は、フードを背中側に平らに倒して、首の横に布が回り込まないようにしてください。
イヤーマフは、耳の横に丸い面を2つ足します。耳の高さで幅が足されるので、幅の人のうち頬骨の幅が控えめな人には、むしろつり合いが取れることがあります。角の人には、角より上に視線を集める効き目があります。
どちらとも取れるとき①:幅と角の両方で写る
正面でも幅が出て、斜めでも角が立つ。こういう人はかなり多くいます。
この場合は、**幅を先に消してください。**理由は単純で、人と話すときにいちばん長く見られるのは正面だからです。斜めの角は、写真や横に並んで歩くときに見られる向きなので、出る時間が短い。
順番はこうです。まず髪のふくらみを頬骨の高さに上げて、首元の開きをエラ幅から3cm以上離す。この2つで正面の幅を消します。そのうえで斜めの写真を撮り直して、まだ角が気になるときだけ、耳の前に細い束を1本残すか、角を通り過ぎる長さの耳飾りを足します。
気をつけたいのは、幅を消すために顔を髪で囲んでしまうことです。幅の人には効いても、角を兼ねる人は囲んだ髪の内側で角が浮きます。囲むのではなく、ふくらみを上に上げる。下は内側に入れるか、まっすぐ落とす。この違いを守れば、幅と角の両方に効く形になります。
どちらとも取れるとき②:左右でエラの出方が違う
斜めの写真を左右両方から撮ると、片方だけ角が立っていることがあります。輪郭は左右対称ではないので、これは珍しいことではありません。
**左右で違うときは、立っている側に縦の線を置き、立っていない側は何もしないでください。**両側を同じように隠すと、立っていない側まで線が増えて、顔の下半分が全体に重くなります。
具体的には、分け目を立っている側と反対に置きます。分け目の反対側は髪の量が多くなるので、立っている側の顔の横に、自然に毛束が落ちます。そのうえで、立っている側の耳元にだけ長めの飾りをつける、という片側だけの組み合わせも使えます。
写真に写るときは、立っていない側をカメラに向けて立つだけでも変わります。並ぶ位置を選べる日は、立っている側を内側にして並んでください。
どちらとも取れるとき③:写真ではエラ、鏡では平気
鏡の前では気にならないのに、写真になると急にエラが目立つ。これは影の見え方の典型ですが、もう1つ別の理由が重なっていることがあります。
1つは、撮る距離です。スマホを顔の近くで構えて撮ると、レンズに近い顔の下半分が大きく写ります。自撮りの写真でだけエラが気になるなら、まず腕を伸ばしきるか、人に撮ってもらって、50cm以上離した写真で確かめ直してください。距離を取ると気にならなくなるなら、エラではなく撮り方の問題です。
もう1つは、顎の引き方です。写真を撮られるとき、無意識に顎を引くと、顎の下に肉が寄ってエラから顎先への線が太くなります。**顎を引くのではなく、頭のてっぺんを上に引き上げるつもりで首を伸ばしてください。**それだけで顎の下に空間ができ、輪郭の線が細く戻ります。
この2つを直しても写真で影が出るなら、本当に影の見え方です。顎の下10cm以内に明るい色を置く方法に戻ってください。
1週間、同じ条件で2枚ずつ撮って確かめる
どれに当てはまるか、1回の写真では決めきれないこともあります。そういうときは、1週間だけ、同じ条件で正面と斜めの2枚を毎日撮ってください。
時間は、朝の身支度が終わったあとと、夕方の帰宅後の2回がいいでしょう。場所は窓の前、スマホは目の高さで50cm以上離す。条件を毎回そろえることが大事です。
1週間分を並べて、毎回同じように幅や角が出ているなら、その見え方は日によって変わらないものです。髪と首元の形を、その見え方に合わせて決めてしまって大丈夫です。
日によって出たり出なかったりするなら、その日の髪や首元、または撮る時間帯が関係しています。出た日の写真だけを並べて、共通しているものを探してください。毛先が顎の高さで外に跳ねていた、黒いタートルネックを着ていた、夕方だった。共通点が見つかれば、そこが動かす場所です。
**朝と夕方で幅が大きく違う場合は、服や髪の話とは別の理由も考えられます。**気になるようなら、最後の「骨や筋肉を変えたいとき」に書いた相談先も検討してください。
やらないほうがいいこと
エラを消そうとして、かえって目立たせてしまう方法がいくつかあります。どれもよく見かけるものです。
1つ目は、髪で顔を全部囲むこと。幅の人には一時的に効いて見えますが、囲んだ髪の内側が暗くなり、顔の下半分の影が深くなります。角の人には逆効果です。囲むのではなく、ふくらみを上げる。
2つ目は、首まで詰めて包むこと。タートルネックの上端を顎に当てて首を全部隠すと、エラの真下に水平の線が引かれ、角の折れがはっきりします。秋冬はとくにやりがちです。上端を3cm下げてください。
3つ目は、大きな輪の耳飾りや、横に広がる飾り。幅を足すか、角の折れと並んで目立たせるかのどちらかになります。
前髪を重くして、顔の上半分を隠すこと
もう1つ、見落とされがちなのが前髪です。エラが気になると、顔の印象を上に集めようとして、前髪を厚く重くする人がいます。
ところが前髪で額を全部覆うと、顔の見えている部分が目から下だけになり、その中でいちばん幅のあるエラが、顔の輪郭の大部分を占めて見えます。幅の人にはとくに逆効果です。
前髪を作るなら、額が少し透ける薄さにするか、斜めに流して片側の額を見せてください。額が見えていると、顔の縦の長さが戻り、下半分の幅の割合が小さく見えます。角の人と影の人は、前髪の厚さはあまり関係しないので、好みで決めてかまいません。
**4つ目は、エラ以外の場所まで一緒に隠そうとすること。**額を前髪で隠し、頬を髪で隠し、首を布で隠すと、見えている肌の面積が小さくなって、残ったエラの部分だけが目に入ります。隠すのはエラの見え方1つに絞り、ほかは見せたままにするほうが、エラは目立ちません。
骨や筋肉を変えたいとき
ここまでは、今日の髪と服で見え方を変える話でした。エラそのものの大きさを変えたいという相談もありますが、それは医療の領域です。
噛みしめの癖がある、朝起きたときに顎が疲れている、朝と夕方で顔の幅が大きく違う。こうしたことが気になる人は、歯科や医療機関で相談できます。何をどこまでするかは、専門の人と話して決めてください。この記事で、方法の良し悪しを判断することはしません。
また、エラの見え方は、髪型や首元を変えるだけで、思っているよりずっと大きく変わります。相談に行く前に、この記事の方法を1つずつ試して、変わる部分と変わらない部分を写真で分けておくと、自分が本当に気になっているのがどこなのかがはっきりします。
ただ、どの方法を考えるにしても、自分のエラが幅・角・影のどれで見えているかを知っておくことは役に立ちます。気になっているのが正面の幅なのか、斜めの角なのか、写真の影なのかで、相談するときに伝える内容も変わるからです。
関連記事
よくある問い
- Q. エラを服や髪で無くすことはできますか
- 骨の形そのものは変わりません。変えられるのは、エラが見えている状態です。正面で幅として見えているのか、斜めで角として見えているのか、写真で影として見えているのかを先に決めると、髪・首元・耳元のどこを動かせばいいかが1つに絞れます。
- Q. 幅と角の両方が当てはまります
- まず幅のほうを片づけてください。幅は正面、つまり人と話すときにいちばん長く見られる向きで出るからです。髪のふくらみを頬骨の高さに上げて、首元の開きをエラ幅から3cm以上離す。それでも斜めの写真で角が気になるときだけ、耳元に縦の線を足します。
- Q. 鏡では気にならないのに、写真だとエラが目立ちます
- 影で見えている可能性が高いです。鏡は正面から自分の光で見ますが、写真は上からの照明で撮られることが多く、顎の下に暗い三角ができます。顎の下10cm以内に明るい色かつやのある布を置くと、影が薄くなります。暗い色のタートルネックは影を深くするので、写真の日は避けてください。
- Q. マッサージで小さくなりますか
- 骨や筋肉そのものを変える話は、医療の領域なのでこの記事では扱いません。噛みしめの癖や、朝と夕方で幅が大きく変わることが気になる場合は、歯科や医療機関で相談できます。この記事は、今日の服と髪で見え方を変える方法に絞っています。
— メグラシ編集部





