卵型の顔は、額・頬骨・エラの幅がこの順に狭くなる|額÷頬骨0.85〜0.95、エラ÷頬骨0.75〜0.85に入る

卵型かどうかは、縦横比では決まりません。
縦に長い人にも短い人にも卵型はいます。決めているのは、額・頬骨・エラの3つの幅が、上から下へどう並んでいるかです。
測るのは3か所、出すのは2つの比。正面写真1枚で終わります。
決めているのは並び順
顔の左右幅は、高さによって変わります。上から下へたどったときに、幅がどう動くか。動き方は大きく3通りです。
上が広く、真ん中がいちばん広く、下へ向かって減る。 これが卵型の並びです。頬骨が最大で、額はそれより少し狭く、エラはさらに狭い。
額が最大になる並びは別の型です。エラが最大になる並びも別です。3つがほぼ同じ幅で並ぶ形も別になります。
📋 出す2つの比
| 比 | 計算 | 卵型の範囲 |
|---|---|---|
| 上の比 | 額の幅 ÷ 頬骨の幅 | 0.85〜0.95 |
| 下の比 | エラの幅 ÷ 頬骨の幅 | 0.75〜0.85 |
両方が範囲に入っていれば卵型です。 片方だけなら中間型として扱います。
比なので、写真上のcmで構いません。同じ写真の中で3つを測っていれば、倍率がそろっているので値は変わりません。
3本の水平線を引く
髪を全部上げ、あごを引かず、正面を向いて撮った写真を使います。カメラは顔の高さに置き、50cm以上離してください。
1本目は額の高さ。生えぎわから2cm下のところです。生えぎわそのものではなく2cm下を使うのは、生えぎわの形が人によってばらつくためです。
2本目は頬のいちばん張り出した高さ。目尻の下に指を当てて鼻の方向へ滑らせ、骨に乗り上げた頂点です。
3本目は下顎の角の高さ。耳たぶの下に指を置き、あごの縁を前へなぞって線が折れる位置です。
それぞれの幅を測る
3本の線が輪郭と交わる左右2点の距離を、それぞれ測ります。
額はおおむね11〜13cm、頬骨は13〜15cm、エラは11〜14cmに収まります。ただし絶対値は使いません。使うのは頬骨幅で割った割合だけです。
顔が全体に大きい人も小さい人も、割合は同じ範囲で判定できます。ここが縦横比との違いです。
上の比 ── 額 ÷ 頬骨
たとえば額が12.0cm、頬骨が13.2cmなら、12.0 ÷ 13.2 = 0.909。範囲内です。
| 上の比 | 並び | 呼び方 |
|---|---|---|
| 0.95超 | 額が頬骨に近いか上回る | 額が広い側の型 |
| 0.85〜0.95 | 額が頬骨より少し狭い | 卵型の範囲 |
| 0.85未満 | 額がはっきり狭い | 頬骨の張り出しが強い側 |
0.95を超えると、上から下へ幅が減る流れの始点が見えなくなります。1.00を超える人は、いちばん広いのが額です。
下の比 ── エラ ÷ 頬骨
たとえばエラが10.8cm、頬骨が13.2cmなら、10.8 ÷ 13.2 = 0.818。範囲内です。
| 下の比 | 並び | 呼び方 |
|---|---|---|
| 0.85超 | 下側が広く残る | 下が広い型 |
| 0.75〜0.85 | 下へ向かって減る | 卵型の範囲 |
| 0.75未満 | 下側が急に狭くなる | あご側が細い型 |
0.75を下回ると、頬骨からあごへの落差が大きくなります。この場合は幅の並びより、落差の位置のほうが効いてきます。
1つだけ外れたとき
2つの比のうち片方だけが範囲外、という人はかなりの数います。中間型として扱ってください。
扱い方は決まっています。外れたほうの型の指示を優先し、範囲内だったほうは卵型の指示を使います。
たとえば上の比が0.97、下の比が0.80だったなら、上側は額が広い側の指示、下側は卵型の指示です。上側の指示は前髪と分け目に関わり、下側の指示は毛先の終端に関わるので、そもそも当たる場所が違います。ぶつかりません。
両方外れたときは、卵型ではありません。輪郭診断で並びを見直してください。
境目に乗ったとき
0.85や0.95、0.75にぴったり乗ることがあります。境目の前後0.01は、どちらとも取れます。
このときはもう一度、別の日に測ってください。 写真の距離とカメラの高さで、比は0.01〜0.02動きます。2回測って同じ側に出たほうを採用します。
3回測って3回とも違う値が出るなら、撮り方が安定していません。距離を50cmに固定し、カメラを顔の高さに置いて撮り直してください。数字が動く原因は輪郭ではなく撮り方であることがほとんどです。
あご先の丸みを確かめる
3つの幅がそろっていても、それだけでは決まりません。あご先の形を見ます。
あご先のいちばん下に、指を2本そろえて当ててください。 2本とも骨の平らな面に乗るなら平らな側、1本しか乗らず両側がすぐ下がっていくなら丸みがある側です。
卵型は後者です。前者だった場合、幅の並びが同じでも下側の見え方が変わるので、四角い輪郭として扱うほうが合います。あごの縁の折れを見る方法はベース型の顔かどうかを確かめるにあります。
縦横比と食い違ったとき
縦横比では卵型と出たのに、幅の並びが違う。あるいはその逆。どちらもあります。
採るのは幅の並びのほうです。 縦横比は顔を囲む四角の大きさを表していて、その中で幅がどう並んでいるかは表せません。同じ1.4倍でも、額が最大の人と頬骨が最大の人では、髪の置き場所が別になります。
縦横比が役に立つのは、輪郭を大きく5つに分けるところまでです。そこから先へ進むのに使うのが、この3つの幅です。
卵型と出たあと、最初に決める1か所
卵型は、3つの幅が上から下へなだらかに減る並びです。ということは、髪の山をどこに置いても輪郭の山とぶつかりません。
これは選べる幅が広いということですが、同時に決め手が輪郭の側にないということでもあります。基準を別のところに移す必要があります。
移す先は首です。あご先から鎖骨のくぼみまでの縦を測り、その3分の1、3分の2、全部のどこで毛先を終わらせるかを先に決める。そこから髪の山の高さが決まります。手順は卵形の髪型に分けてあります。
幅の絶対値は使わない
3か所の幅を測ると、cmの数字そのものが気になります。額が11cmだった、頬骨が15cmだった、と。
この判定では絶対値を使いません。 使うのは頬骨幅で割った割合だけです。顔が全体に大きい人も小さい人も、同じ範囲で判定できます。
絶対値が効いてくるのは、別の場面です。襟ぐりの開きを何cm離すかを決めるとき、下顎の角の高さでの左右幅の実寸が要ります。そのときだけ、写真上のcmを実寸に直してください。首まわりにメジャーを1本当てて、写真上の長さと実寸の倍率を出せば足ります。
輪郭の判定と、服の判定で、使う数字が違うということです。混ぜないようにしてください。
3か所以外を測らない
顔の幅は、高さを変えればいくらでも測れます。目の高さ、鼻の高さ、口の高さ。測ろうと思えば10か所でも測れます。
それでも3か所に絞ってください。 増やすほど、どの数字を見ればいいのかが分からなくなります。
3か所を選んでいるのは、髪と服が実際に触れる高さだからです。額の高さは前髪と分け目、頬骨の高さは髪の山、下顎の角の高さは襟ぐりの開き。それぞれ対応する動かし場所があります。対応する場所がない高さを測っても、そこから決まることがありません。
測る場所を増やしたくなったときは、高さではなく別の軸を増やしてください。縦の配分、あごの縁の折れ、奥行き。どれも幅とは別の項目で、それぞれに対応する動かし場所があります。
1回で終わらせる手順
- 髪を上げ、カメラを顔の高さに置いて正面から1枚撮る
- 額(生えぎわの2cm下)・頬骨・エラの高さに水平線を3本引く
- それぞれの左右幅を測り、頬骨幅で割って2つの比を出す
- 上の比0.85〜0.95、下の比0.75〜0.85の両方に入っているか見る
- あご先に指2本を当てて、丸みがあるかを確かめる
比は日ごとに動きません。1回測ってメモに残せば、そのあと測り直す必要はありません。
まとめ
卵型は、3つの幅の並び順で決まります。
- 額÷頬骨が0.85〜0.95、エラ÷頬骨が0.75〜0.85の両方に入れば卵型
- 1つだけ外れたら中間型。外れたほうの型の指示を、その場所にだけ使う
- 縦横比と食い違ったら、幅の並びを採る
- あご先に指2本が乗るなら、幅がそろっていても別の輪郭として扱う
- 卵型と出たら、決め手を輪郭から首の縦へ移す
3つの幅は測る対象であって、直す対象ではありません。並び順が分かれば、そのあと髪をどこに置くかの基準が1つに決まります。
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- ベース型の顔かどうかを確かめる — あごの縁の折れを見る
- 顔の形診断 — 縦横比で輪郭を分ける
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 卵型の顔かどうかは、どうやって確かめますか
- 正面の写真に水平線を3本引きます。生えぎわから2cm下の額の高さ、頬のいちばん張り出した高さ、下顎の角の高さです。それぞれの左右幅を測り、頬骨幅を1として残り2つの割合を出してください。額÷頬骨が0.85〜0.95、エラ÷頬骨が0.75〜0.85の両方に入っていれば卵型です。縦横比は使いません。縦に長い人でも短い人でも、3つの幅がこの並びなら卵型として扱えます。
- Q. 2つの比のうち、1つだけ範囲を外れたときはどうしますか
- 外れたほうを採用して、中間型として扱ってください。額÷頬骨が0.95を超えているなら額が広い側の型、0.85を下回るなら頬骨の張り出しが強い側です。エラ÷頬骨が0.85を超えているなら、下側が広い型に寄ります。中間型では、卵型の指示と、外れた側の型の指示の両方が使えます。どちらの指示も同じことを言っている項目から先に手をつけると、外したときの影響が小さく済みます。
- Q. 縦横比では卵型と出たのに、幅の並びが違うときはどちらを採りますか
- 幅の並びのほうです。縦横比は顔を囲む四角の大きさを表していて、その中で幅がどう並んでいるかは表せません。同じ縦横比1.4倍でも、額が最大の人と頬骨が最大の人では、髪の置き場所も襟の選び方も別になります。装いに効いているのは並び順のほうです。縦横比は輪郭を大きく分けるところまでを担当する数字だと思ってください。
- Q. あご先の形も見る必要がありますか
- あります。3つの幅がそろっていても、あご先が平らなら別の輪郭として扱うほうが合います。確かめ方は、あご先のいちばん下に指を2本そろえて当てることです。2本とも骨の平らな面に乗るなら平ら、1本しか乗らず両側が下がっていくなら丸みがある側です。卵型は後者です。平らだった場合は、幅の並びが同じでも下側の見え方が変わるので、四角い輪郭の記事を参照してください。
- Q. 卵型と出たあと、最初に決めるのは何ですか
- 髪の外側がいちばん外へ出る高さです。3つの幅が上から下へなだらかに減る並びなので、髪の山をどこに置いても輪郭とぶつかりません。逆に言うと、決め手が輪郭の側にないということです。そこで基準を別のところに移します。あご先から鎖骨のくぼみまでの縦を測り、その3分の1、3分の2、全部のどこで毛先を終わらせるかを先に決めてください。そこから髪の山の高さが決まります。
— メグラシ編集部





