似合うメガネは顔幅・縦横比・頬骨の張りの3つで決まる|フレーム幅とレンズ縦をcmとmmの帯で出す

「似合うメガネ」を形の名前で探すと、店頭で決まりません。同じ名前で呼ばれるフレームの中に、幅が10mm以上違うものが並んでいるからです。
決めているのは名前ではなく寸法です。測るのは3つ、出すのは2つ。所要はおよそ5分で、写真1枚と定規があれば終わります。
この記事は輪郭の実寸だけを扱います。顔のパーツの印象で分ける顔タイプ8分類とは別の軸なので、混ぜずに読んでください。
📋 測る3つと、出す2つ
| 記号 | 何か | 目安の範囲 |
|---|---|---|
| W | 頬骨のいちばん張る高さでの左右幅 | 12〜16cm |
| H | 生え際の中央からあご先までの縦 | 17〜21cm |
| C | W から こめかみ幅を引いた差(頬骨の張り出し量) | 0.3〜2.0cm |
| R | H ÷ W(縦横比) | 1.15〜1.70 |
| Fw | レンズ左右の外端の差し渡し(フレーム幅) | 出す値 |
| Lh | レンズの上辺から下辺までの縦 | 出す値 |
前の4つが自分の側、後ろの2つがメガネの側です。
結論:Wが幅の絶対値、Cが幅の比、RがLhを決める
3つの入力が、それぞれ別の出力を持っています。ここを混ぜないことが、この記事のいちばん大事なところです。
- W … Fwの絶対値。Wにcmで係数をかけたものが、探す幅になる
- C … Fw÷Wの係数そのもの。0.95から1.06のあいだで動く
- R … Lhの帯。Hに0.14から0.24の係数をかける
幅を決めるのは頬骨の張りで、縦横比ではありません。 縦横比が決めるのはレンズの縦だけです。ここが入れ替わっていると、丸顔でも面長でも同じフレームに行き着いてしまいます。
測る①:W と H を出す
前髪を上げ、あごを引かず、正面から写真を1枚撮ります。カメラは目の高さです。
W は、頬のいちばん外へ張り出している位置での左右幅。H は、生え際の中央からあご先までの縦。写真の上で測って構いませんが、Fwはcmで比べるので、実寸への換算が要ります。首か額にメジャーを1本当てて写り込ませ、倍率を出しておいてください。
Hを髪の外周で測ると2〜3cm長く出ます。髪を上げ、生え際を指で押さえた位置から測ります。
測る②:C を出す
こめかみのくぼみの高さで、もう1本の水平線を引きます。その高さでの左右幅を測り、Wから引いた差がCです。
Cは、顔のいちばん広い線がどれだけ「出っ張って」いるかの量です。3か所の幅を並べて山の位置を確かめる手順は頬骨が横に出ている顔に詳しく書いてあります。ここではWとこめかみ幅の2つだけで足ります。
左右で差があるときは、大きいほうのCを採用してください。小さいほうで決めると、広い側で幅が段になります。
出す①:フレーム幅 Fw
Cから係数を選び、Wにかけます。
| C | Fw ÷ W | 理由 |
|---|---|---|
| 1.5cm以上 | 1.00〜1.06 | 幅の山が目より下にある。外端を内に入れると幅が2段になる |
| 0.8〜1.5cm | 0.97〜1.03 | 輪郭の線とほぼそろえる |
| 0.8cm未満 | 0.95〜1.00 | 幅がまっすぐ通っている。外へ出すと、こめかみで線が折れる |
Wが13.8cm、Cが1.1cmなら、Fwは13.4〜14.2cmです。この帯の中にあるフレームだけを手に取れば、試着の本数が3分の1に減ります。
鏡の前なら定規は要りません。フレームの外端が、輪郭の線の内側にあるか、線に重なっているか、外に出ているか。 指1本の幅がおよそ1.5cmなので、指をあてれば1cmの差は読めます。
出す②:レンズ縦 Lh
RはH÷Wです。境目は1.30と1.50で、顔の形診断の分け方と同じ数字を使っています。
| R | Lh ÷ H | H=19cm なら |
|---|---|---|
| 1.30未満(横が広い側) | 0.14〜0.17 | 27〜32mm |
| 1.30〜1.50(中間) | 0.16〜0.20 | 30〜38mm |
| 1.50以上(縦が長い側) | 0.19〜0.24 | 36〜46mm |
縦の短い側で深いレンズを選ぶと、レンズが顔の縦の大部分を占めて、上下に残る余白が消えます。縦の長い側で浅いレンズを選ぶと、フレームが細い横線1本になり、顔の縦を割る力が出ません。レンズ縦は、顔の縦を何割で割るかの数字です。
Lh の上限:下端を頬骨で止める
帯の上限には、もう1つ条件が乗ります。レンズの下端が、頬骨のいちばん張る高さより上で止まっていること。
下端が頬骨の高さまで下りると、そこに幅の端ができます。目の高さの幅と、頬の高さの幅。同じくらいの幅が2回並ぶと、そこが顔の基準の幅として読まれます。
この上限が効くのはCが1.5cm以上の人です。Cが0.8cm未満なら、下端が多少下りても幅は並びません。帯の上端を取っても構いません。
店頭の刻印から Fw を出す
つるの内側に「52□18-145」のような刻印があります。左からレンズ横幅、ブリッジ、つるの長さで、単位はmmです。
Fwは レンズ横幅×2+ブリッジ+縁の3〜8mm。52と18なら12.2cm+縁で12.5〜13.0cmです。同じ換算はエラ張りと呼ばれる輪郭にも載せてあります。
レンズ縦は刻印に入らないことが多いので、定規をレンズに当てて上辺から下辺までを測ってください。かけた状態で下端が頬骨より上かどうかを見るほうが早い日もあります。
輪郭5つの早見
輪郭の名前が分かっている人向けに、帯を並べておきます。名前ではなく数字が本体なので、自分のW・H・Cで出した値と食い違ったら、数字のほうを採ってください。
| 輪郭 | R | Fw ÷ W | Lh ÷ H | 詳しくは |
|---|---|---|---|---|
| 丸顔 | 1.30未満 | 1.00〜1.05 | 0.14〜0.17 | 丸顔のメガネ |
| 卵型 | 1.30〜1.50 | 0.97〜1.03 | 0.16〜0.20 | この記事の帯のまま |
| 面長 | 1.50以上 | 0.98〜1.06 | 0.19〜0.24 | 面長のメガネ |
| ベース | 問わない | 下顎角の幅から出す | 0.16〜0.20 | エラ張りの輪郭 |
| 逆三角 | 1.40以上 | 0.95〜1.00 | 0.18〜0.22 | 輪郭診断 |
ベースだけ基準が違います。下顎の角の幅から2cm離すという別の測り方になるので、リンク先を読んでください。この記事の中では扱いません。
どちらとも取れるとき①:R と C が逆を指す
いちばん多いのが、Rが1.50以上でCも1.5cm以上の組み合わせです。Lhは深い帯を取りたいのに、下端を頬骨で止める上限が先に来ます。
順番はこうです。まず上辺を上げて深さを稼ぎます。額の見えている縦が5cm以上あるなら、フレームの上辺を眉より2mm以上上へ出してください。下端を動かさずにLhが3〜5mm伸びます。
額の縦が4cm以下で上へ出せないなら、深さはあきらめます。代わりにFw÷Wを1.02〜1.06の上寄りに振って、横で1本足してください。縦と横のどちらか一方が入っていれば成立します。
どちらとも取れるとき②:数字が境目に乗る
Rが1.30、あるいは1.50の前後0.02に入っているときです。
Hの絶対値で決めてください。Hが20cm以上なら上の帯、17cm未満なら下の帯を取ります。同じ比でも、顔の縦が長いほうがレンズ縦の絶対値は大きくなるからです。
Cが0.8cmちょうどの場合は、Fw÷Wを0.97〜1.00の重なっている範囲だけ見ます。両方の帯に入る値があるので、そこを取れば外れません。
どちらとも取れるとき③:日によって印象が違う
W・H・Cは日ごとに動く数字ではありません。動いているのは3つです。
- 髪の位置 … 耳が出ているか、顔の横に面があるか。メガネの線と髪の線の関係はメガネが似合う髪型にまとめてあります
- 襟ぐりの開き … 前日と2cm以上違えば、顔まわりの幅の読まれ方が変わります
- 光 … 上から来ると頬骨の下に影が出てCが大きく見え、正面から来ると消えます
同じ場所・同じ時間で3日ぶん撮って並べ、動いている項目を数えてください。1つだけならそれが原因です。
数字の残し方
4つの数字と2つの帯を、1行で残しておきます。
W13.8 / H19.2 / R1.39 / C1.1 → Fw 13.4〜14.2cm / Lh 31〜38mm
この1行があれば、店頭でも通販の寸法表でも同じ判断ができます。骨の位置は動かないので、測り直すのは数年に一度で足ります。
2本以上持っている人は、本ごとにFwとLhを測って並べてください。帯から外れている1本が、かけた日だけ決まらない原因になっていることがあります。
まとめ
- 測るのはW・H・Cの3つ。出すのはFwとLhの2つ
- Fwの絶対値はW、Fw÷Wの係数はCが決める。縦横比では決まらない
- LhはRが決める。1.30未満は0.14〜0.17倍、1.50以上は0.19〜0.24倍
- Lhの上限は、下端が頬骨のいちばん張る高さより上で止まること
- 店頭の刻印は レンズ横幅×2+ブリッジ+縁3〜8mm でFwになる
- RとCが逆を指したら、先に上辺を上げる。上げられないなら横で足す
輪郭は測る対象であって、直す対象ではありません。動かせるのは、その前に置くフレームの幅と縦のほうです。
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- メガネが似合う髪型 — フレームの線と髪の線を重ねない
- メガネのある日のコーディネートの釣り合い — 服の側の線
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 似合うメガネは、何を測れば決まりますか
- 3つです。頬骨のいちばん張っている高さでの左右幅W、生え際の中央からあご先までの縦H、こめかみのくぼみの高さでの左右幅を引いた差C。Wは12〜16cm、Hは17〜21cmに入る人が多く、Cは0.3〜2.0cmの範囲です。この3つから、フレーム幅Fw(レンズ左右の外端の差し渡し)とレンズ縦Lhの2つの帯が出ます。形の名前を先に決めると、同じ名前でも寸法が10mm以上違うものが並ぶので、数字を先に出したほうが店頭で早く終わります。
- Q. フレームの幅はどう決めますか
- Wに係数をかけます。係数を決めるのは頬骨の張りCです。Cが1.5cm以上、つまり顔のいちばん広い線が目より下にはっきり出ている場合は、Fw÷Wを1.00〜1.06にします。フレームの外端をWより内に入れると、目の高さに狭い幅、その下に広い幅と、2段の幅が並ぶからです。Cが0.8cm未満で、こめかみから頬まで幅がまっすぐ通っている場合は0.95〜1.00にします。この輪郭では外へ出すほうが段になります。
- Q. レンズの縦はどう決めますか
- 縦横比R(H÷W)で決めます。Rが1.30未満なら、Lh÷Hを0.14〜0.17。Hが19cmなら27〜32mmです。Rが1.30〜1.50なら0.16〜0.20で30〜38mm、Rが1.50以上なら0.19〜0.24で36〜46mmになります。縦の短い側で深いレンズを選ぶと、レンズの下端が頬に乗って残る余白が消えます。縦の長い側で浅いレンズを選ぶと、フレームが細い横線1本になって、顔の縦がそのまま1本で通ります。
- Q. レンズの縦に上限はありますか
- あります。レンズの下端が、頬骨のいちばん張る高さより上で止まっていること。これが上限です。Cが1.5cm以上ある人は必ず確かめてください。下端が頬骨の高さまで下りると、そこに幅の端がもう1つできて、目の高さと頬の高さで幅が2回並びます。Cが0.8cm未満なら、この上限はほぼ効きません。鏡の前で正面を向き、レンズの下の縁と、頬のいちばん高い位置を見比べれば1秒で分かります。
- Q. 店頭のフレームで、この数字はどこを見れば分かりますか
- つるの内側に「52□18-145」のような刻印があります。左からレンズの横幅52mm、ブリッジ18mm、つるの長さ145mmです。Fwはレンズ横幅を2倍してブリッジを足し、縁のぶんとして3〜8mmを足すと出ます。この例なら12.2cm+縁で12.5〜13.0cmです。レンズ縦は刻印に入っていないことが多いので、定規をレンズに当てて縦を測るか、鏡の前で下端が頬骨の高さより上かどうかで代用してください。
— メグラシ編集部





