下ぶくれと言われる面長で決まるのは、顔ではなく髪の外形の上下比|こめかみの高さの幅÷口角の高さの幅が1.15以上か

顔の下半分に幅がある面長で髪を選ぶとき、測るのは顔ではありません。
顔の幅は髪型では動きません。動くのは髪の外形の幅で、そこは毎朝の乾かし方でも変わります。
測るのは1つ。髪の外形の、上下2か所の幅の比です。
測るのは W ひとつ
W = こめかみの高さでの髪の全体幅 ÷ 口角の高さでの髪の全体幅
正面の写真の上に水平線を2本引き、それぞれの高さで髪のいちばん外側から反対側のいちばん外側までを測ります。
| W | 髪の外形 | 幅の出る高さ |
|---|---|---|
| 1.0未満 | 下が広い | 顔と同じ高さ。1か所にまとまる |
| 1.0〜1.15 | 中間 | 日によって変わる |
| 1.15以上 | 上が広い | 顔とは別の高さ。2か所に分かれる |
どちらが良いという話ではありません。 幅の出る高さが1か所か2か所かが変わるだけです。
顔ではなく髪を測る理由
顔の下半分の幅は、生まれつきの骨と筋肉の位置で決まっています。ここは測っても動かせません。
一方、髪の外形は動きます。根元を1cm起こせば上の幅が2cm広がり、毛先を1cm内へ入れれば下の幅が2cm狭まります。
動かせる側だけを測ってください。 動かせない側を測っても、数字が出るだけで次の手が決まりません。
写真の撮り方
Wは撮り方で0.03ほど動きます。先に条件を決めます。
- カメラを顔の高さに置く。上からだと上の幅が広く写る
- 50cm以上離す
- あごを引かず、正面を向く
- 髪はいつもどおり乾かした状態のまま
髪を耳にかけている日とかけていない日で、下の幅が3cm以上変わります。毎回、同じ状態で撮ってください。 どちらでも構いませんが、そろえることだけが要ります。
2本の水平線を引く
上の線はこめかみの高さです。眉尻の真上あたり、顔の左右幅がいちばん狭くなる位置に引きます。
下の線は口角の高さです。口の左右の端を結んだ線を、そのまま外へ延長します。
この2本を選ぶ理由は、どちらも自分の顔の上で見つけやすいからです。耳の位置やあご先と違って、髪に隠れることがありません。
口を閉じた状態で引いてください。口を開けると口角が下がり、下の線が1〜2cm下へ動きます。下の線が下がるほど、そこでの髪の幅は狭くなるので、Wが大きく出ます。笑った顔で撮った写真は、この測り方には使えません。
W を出す
上の線の上で、髪のいちばん外側から反対側のいちばん外側までを測ります。下の線でも同じことをします。
上の幅を下の幅で割った値がWです。たとえば上が17.5cm、下が19.0cmならW=0.92。下が広い形です。上が20.0cm、下が17.0cmならW=1.18で、上が広い形になります。
顔の幅ではありません。 髪を含めた外形の幅です。髪が顔より外に出ていない高さでは、顔の輪郭線が外側になります。
Wが1.0未満のとき
髪の外形も下で広い形です。顔の下半分の幅と、髪の下の幅が同じ高さで重なります。
このとき、幅の出る高さは1か所にまとまります。正面から見て、いちばん広い場所が1つだけです。
これを選ぶ人もいます。幅の出る場所が1か所なら、線の数は少なくなります。 そのまま進めるなら、下の幅の左右差だけそろえてください。左右で2cm以上違うと、1か所のはずの最大幅が2つに見えます。
Wが1.15以上のとき
髪の外形が上で広い形です。顔のいちばん広い高さと、髪のいちばん広い高さが分かれます。
正面から見ると、幅の出る場所が2か所になります。上はこめかみの高さ、下は口角の高さです。
この2か所を分けるには、あいだが3cm以上あいている必要があります。2つの最大幅の高さの差が3cm未満だと、1つの太い幅として読まれます。 こめかみと口角のあいだは、たいていの人で6cm以上あるので、条件は満たします。
1.0〜1.15のとき
中間です。日によってどちらにも見えます。乾かし方でWが0.05動くためです。
決め方は、1週間ずつ試す方法です。1週目は根元を持ち上げて乾かし、2週目は上から下へ乾かす。それぞれの週末に測って、Wの差を見ます。
差が0.05以上あるなら、乾かし方だけでどちらへも寄せられます。 差が0.02以下なら、乾かし方では動かないので、切る量の話になります。
上を広げる手順
Wを上げたいなら、上の幅から動かします。下の幅より早く動くためです。
- 髪を7〜8割乾かす
- こめかみの高さの毛束を、指で外へ引っ張る
- 引いたまま、根元に3秒風を当てる
- 指を離し、冷めるまで触らない
1回で1〜2cm外へ出ます。上の幅が1cm変われば、Wは0.05前後変わります。2cm出せば0.1動くので、1.05の人が1.15に届く計算です。
下を狭める手順
上を広げても届かないときだけ、下を狭めます。
自分でできるのは、毛先を内へ入れることです。口角の高さより下の毛先を、指で内へ丸めながら乾かします。1回で1〜2cm内へ入ります。
それでも足りないときが、切る量の話になります。毛先の量を減らすと下の幅が2〜3cm狭まります。 ただし切ったら戻せないので、乾かし方で2週間試してから決めてください。
伝えるときは「下の幅を2cm狭くしたい。口角の高さで測っていま19cmあるので、17cmにしたい」と数字で言えます。量を減らすのか長さを変えるのかは、相手が決められます。切ったあと、同じ2本の線で測り直せば、届いたかどうかがその場で分かります。
前髪の有無との関係
前髪を作ると、こめかみの高さより上に横の線が1本増えます。
Wの計算そのものは変わりません。こめかみの高さの幅は、前髪を作っても作らなくても、横の毛の位置で決まるためです。
変わるのは、上の幅が見える範囲です。前髪があると、額の面が前髪で覆われ、上の幅が髪だけで作られます。前髪がないと、額の面と髪の幅が並びます。Wを1.15以上にすると決めたなら、前髪の有無はどちらでも構いません。 別々に決められます。
面長との組み合わせ
顔の縦が横より長い人では、こめかみと口角のあいだの距離が長くなります。
距離が長いほど、上の幅と下の幅は別の場所として読まれやすくなります。同じW=1.15でも、こめかみと口角が6cm離れている人と9cm離れている人では、分かれ方が違います。
自分の2本の線の間隔を測っておいてください。8cm以上あるなら、Wを1.15にすれば2か所に分かれます。6cm未満なら、1.2以上まで上げないと分かれません。
結んだ日は、下の幅がなくなる
髪をひとつにまとめると、口角の高さに髪が残りません。下の幅は顔の輪郭線がそのまま外側になります。
このときWは、上の幅 ÷ 顔の下半分の幅になります。髪の側で動かせるのは上だけです。
結んだ日は、上の幅だけで決めてください。 こめかみの高さの毛を1〜2cm外へ出しておくと、まとめてもその幅が残ります。逆に上まできつく引き上げると、上の幅も顔の幅と同じになり、Wは1.0を割ります。どちらにするかを、結ぶ前に決めておくと迷いません。
7日で確かめる
乾かし方を決めたら、7日間そのままで過ごします。
毎朝、同じ条件で正面から1枚撮ってください。7枚のWを出して並べます。
7枚とも0.05の幅に収まっていれば決まりです。ばらついているなら、こめかみの高さで引っ張る位置が毎日ずれています。眉尻の真上に指を当てる動作を、鏡を見ながら7日続けてください。
7枚がそろっていて、それでも決まらないときは、Wの値ではなく2本の線の間隔が足りていません。こめかみと口角の距離を測り直して、6cm未満ならWの目標を1.2以上に上げてください。
まとめ
顔ではなく、髪の外形の上下比を測ります。
- 正面写真に、こめかみの高さと口角の高さで水平線を2本引く
- それぞれの高さの髪の全体幅を測り、上÷下でWを出す
- 1.0未満なら幅の出る場所が1か所、1.15以上なら2か所
- 動かすのは上の幅から。乾かし方で1〜2cm、Wで0.05〜0.1動く
- 上で届かないときだけ、下の毛先を内へ入れる
顔の輪郭は測る対象であって、直す対象ではありません。髪の外形の幅を、上と下のどちらに置くかを選べるだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. Wはどうやって測りますか
- 正面から1枚撮ります。カメラは顔の高さ、50cm以上離してください。写真の上に水平線を2本引きます。1本はこめかみの高さ、もう1本は口角の高さです。それぞれの高さで、髪のいちばん外側から反対側のいちばん外側までの全体幅を測ります。上の幅を下の幅で割った値がWです。顔の幅ではなく、髪を含めた外形の幅を測ってください。
- Q. なぜ顔ではなく髪を測るのですか
- 顔の幅は髪型では動かないからです。動くのは髪の外形のほうで、そこは毎朝の乾かし方でも変わります。顔の下半分に幅がある人が、髪の外形も下で広い形にすると、上下ともに下が広い形になります。髪の外形だけを上で広くすると、外形と顔で幅の出る高さが分かれます。どちらが良いという話ではなく、幅の出る高さが1か所か2か所かが変わります。
- Q. Wを上げるには、上を広げるのと下を狭めるのどちらが早いですか
- 上を広げるほうが早く終わります。上の幅は根元の起き方で変わるので、乾かし方だけで1〜2cm動きます。下の幅は毛先の量と長さで決まるので、切らないと大きくは動きません。まず上を1〜2cm広げて1週間試し、それでもWが1.1に届かないときだけ、毛先の量の話に移ってください。
- Q. Wの目安はいくつですか
- 1.15以上なら上が広い形です。1.0未満なら下が広い形。1.0〜1.15は中間で、日によってどちらにも見えます。良し悪しではなく、幅の出る高さがどこかというだけです。面長で顔の下半分に幅がある人が、髪の外形を上で広くすると、幅の出る高さが2か所に分かれます。1か所にまとめたいなら、Wを1.0未満に寄せる選び方もあります。
- Q. 乾かし方でどれくらい動きますか
- Wは0.05ほど動きます。上の幅が1cm変われば、Wは0.05前後変わる計算です。根元を指で持ち上げながら乾かすと上が広がり、上から下へ風を当てると上が狭まります。1週間、同じ乾かし方を続けてから測ってください。日によって乾かし方が違うと、Wも0.05の幅で揺れて、どこにいるのか決まりません。
— メグラシ編集部





