メグラシ
自分を知る

50代・面長に似合うセミロング|首の見え幅4〜7cmで決まる

メグラシ編集部//読了 20分
鏡の前で、あごの下から髪が覆う位置までの空きを指で測っている場面

50代・面長に似合うセミロングを決めているのは、髪の長さではありません。あごの下から、髪か襟で覆われる最初の位置までの空きです。 ここが4〜7cmに入っていれば、その日のセミロングは決まります。

同じ長さに切っているのに、決まる日と決まらない日がある。動いているのはこの空きで、日によって3cmから10cmまで動きます。秋冬は襟の高い服やストールが増えるので、空きの動きはいちばん大きくなります。

輪郭は測る対象であって、直す対象ではありません。動かすのは髪と襟の2か所だけです。

結論|セミロングは「首の見え幅」と「横に張る位置」の2つで決める

先に答えを置きます。

測る場所測り方収まる帯外れたときに動かすもの
首の見え幅あごの下端から、髪か襟の先に当たるほうまで4〜7cm髪を下ろす/襟を替える
横に張る位置髪がいちばん外へ出ている高さ、あごの先から何cm下か6〜10cm毛先の向き/耳にかけるか

2つとも帯に入っていれば、その日は迷わなくて構いません。片方だけ外れているときは、外れたほうを1つだけ動かします。両方外れているときは、首の見え幅から先に直してください。見え幅のほうが、全体の重心に大きく効きます。

この2つの数字は、セミロングという長さの中で、毎日動くものだけを選んでいます。髪の量や毛質、輪郭の形は、日によって変わらないので、測っても朝の判断には使えません。反対に、首の見え幅と横に張る位置は、着る服と毛先の向きで毎朝変わります。変わるものだけを測っておけば、変わらないものについて悩む必要がなくなります。

50代でセミロングを続けている人の多くは、長さそのものには慣れています。慣れている長さの中で、決まる日と決まらない日が分かれるのは、この2つの数字が日によって帯の内と外を行き来しているからです。長さを変える前に、まず数字のほうを見てください。

首の見え幅が、縦の線をつなぐか切るか決めている

面長と呼ばれる輪郭は、顔の中に縦の線が長く続いている形です。そこへ首の空きが足されると、線は途中で切れずに下まで伸びます。

  • 空きが広い(8cm以上)→ 顔の縦と首の縦が1本になる。重心が下へ
  • 空きが中くらい(4〜7cm)→ 線が一度切れる。重心が顔の側に残る
  • 空きが狭い(3cm未満)→ あごの下が詰まって、顔だけが独立して見える

いちばん扱いにくいのは3cm未満です。 8cm以上は線が長いだけですが、3cm未満は顔と体のつながりが切れるので、直しに手数がかかります。

測り方|指で数えれば足りる

メジャーは要りません。指の幅で数えられます。

  1. 正面を向いて、あごを引かずに立つ
  2. あごの下端に人差し指を当てる
  3. そのまま真下へ指を足していき、髪の束か襟のどちらか先に当たるまで数える
  4. 指2本でおよそ3cm、4本でおよそ6cm、5本でおよそ7.5cm

髪を下ろしているなら髪の下端まで、まとめているなら襟の上端までです。先に当たったほうで数えてください。

髪の下端は、正面から見て首の前にかかっているいちばん下の位置で測ります。後ろの髪がもっと長く下へ伸びていても、正面から見えていなければ数に入れません。首の左右で下端の高さが違う日は、短いほう、つまり首がより長く見えている側で測ってください。見え幅は、人の目が最初に受け取る長さなので、広く空いている側のほうが印象を決めます。

測るのは、着替えて髪を整えたあと、出かける直前がいちばん確かです。髪を整える前に測ると、毛先の向きや耳にかけるかどうかで、あとから2〜3cm変わってしまいます。服を着てから最後に1回、指を当てて数える。この順番を守るだけで、測った数字とその日の見え方がずれなくなります。

あごを引くと空きは消え、上を向くと伸びます。角度で3cmは動くので、正面で揃えることだけ守ります。

見え幅が8cm以上のとき|切る手は2つ

空きが広い日は、線をどこかで切ります。切り方は髪か襟のどちらかです。

髪で切る。 下ろした髪の束を、耳の下から前へ落とします。束が首の前へかかると、そこで線が切れます。落とす量は、鎖骨のくぼみが半分見える程度で足ります。全部を前へ落とすと、今度は3cm未満の側へ寄ります。

襟で切る。 襟が立っている服、首元に一本巻いたもの。どちらでも空きは埋まります。襟の上端が、あごの下から6cm以内へ来ていれば帯に入ります。

2つのうち速いのは襟です。外へ出る直前に気づいた日は、首元に一本足すほうを選んでください。

見え幅が3cm未満のとき|開ける手は2つ

詰まっている日は、逆に空きを作ります。

  • 髪を耳にかける(かけた側だけで2〜3cm開く)
  • 襟を開ける、あるいは前を開けた羽織へ替える

片側だけ耳にかけると左右で差が出ますが、この差は問題になりません。正面から見たときに、片側でも線が抜けていれば詰まりは解けます。 両側かけると開きすぎるので、まず片側から試してください。

秋冬は襟で見え幅が動く|手持ちの襟を一度測る

秋から冬にかけては、首元の詰まった服、ストール、高い襟のコートが増えます。首の見え幅は、髪を切らなくても服で2〜6cm動きます。

首元の形あごの下から襟の上端まで髪の役
首に沿って高く詰まる襟0〜3cm開ける。片側を耳にかける
首の付け根で折り返る襟3〜5cmそのまま下ろして帯に入りやすい
開いた襟5〜8cm埋める。耳の下から束を前へ
前を開けた羽織8〜12cm埋める。または首元に一本足す

手持ちの上着を並べて、襟の上端があごの下から何cmになるかを一度測っておくと、朝の選択が速くなります。髪に合わせて服を選ぶほうが、服に合わせて髪を直すより手数が少なくて済みます。

首に沿う高い襟の日|髪は開ける役に回す

首に沿う高い襟の服では、見え幅は3cm未満に寄ります。詰まりの側です。

このときは髪で開けます。片側だけ耳にかけるか、髪を後ろへ流して首の前を空けてください。両側を耳にかけると、今度は顔の横がすっきりしすぎて、縦の線が強く出ます。

もう1つの手は、髪を襟の外へ出すか中へ入れるかです。

  • 髪を襟の外へ出す──襟の上に髪の面が乗り、見え幅は0cmに近づく。詰まりが強くなる
  • 髪を襟の中へ入れる──首の横が空き、襟の上端が基準になる。見え幅は襟の高さだけで決まる

高い襟の日は、髪を襟の中へ入れて、片側だけ耳にかける。この組み方で、多くの場合は3〜5cmに戻ります。

ストールやマフラーの日|巻く高さで見え幅を決める

首元に一本巻く日は、巻く高さで見え幅を選べます。

  • あごのすぐ下で巻く──見え幅0〜2cm。髪は耳にかけて開ける
  • 首の付け根で巻く──見え幅4〜6cm。髪は下ろしたままで帯に入る
  • 鎖骨の上で緩く垂らす──見え幅6〜9cm。耳の下から束を前へ落とす

いちばん合わせやすいのは、首の付け根で巻く高さです。髪を下ろしたまま帯に入るので、髪の側で何もしなくて済みます。

巻くものの厚みでも、見え幅は変わります。薄手のものは首に沿って細く巻けるので、巻いた高さがそのまま見え幅になります。厚手のものは巻くと上下に幅が出るので、首の付け根で巻いたつもりでも、上の端があごの下2〜3cmまで上がってきます。厚手の日は、巻く位置を鎖骨寄りに1〜2cm下げると、首の付け根で巻いた薄手のものと同じくらいの見え幅になります。

巻き方を変える日も同じです。首の前で結び目を作ると、結び目の高さに横の面ができ、そこが見え幅の基準になります。首の横で結ぶと、前は巻いた布の上端が基準になります。どちらにするかは、髪を下ろす日なら前で結んで縦の線を切り、まとめる日なら横で結んで前を空けておく、と分けておくと迷いません。

巻いたものの上に髪を出すか、中に入れるかも、高い襟の日と同じです。上に出すと詰まり、中に入れると首の横が空きます。

コートの襟とセミロング|外で過ごす日の組み方

冬のコートは、襟が大きく立つ形と、襟のない形で、見え幅が大きく変わります。

立つ襟のコートは、襟の上端があごの下2〜4cmまで来ることが多く、髪を襟の外へ出すと詰まります。外で過ごす日は、髪を襟の中へ入れて、顔の横に耳の下から一束だけ落としてください。

襟のないコートは、首元が開いているので、見え幅は内側に着た服の襟で決まります。内側が首に沿う形なら3cm前後、開いた形なら7cm以上です。コートを着たときと脱いだときで見え幅が変わるので、脱いだあとに長く過ごす場所なら、脱いだ状態で帯に入る組み方を優先します。

横に張る位置|重心を上へ返す

もう1つ測るのは、髪の輪郭がいちばん外へ出ている高さです。正面から鏡を見て、左右に張り出している位置を探し、あごの先から何cm下にあるかを数えます。

  • 6〜10cm下 → 顔の横で張る。重心が上に残る
  • 11cm以上下 → 肩の側で張る。顔まわりには効かない
  • あごの先より上 → 頬の横で張る。横の線が顔にかかる

セミロングは、毛先が肩に触れる長さなので、放っておくと張りが肩の側へ落ちます。秋冬は襟やストールに毛先が当たって外へ押し出されるので、さらに下がりやすくなります。

毛先の向きで、張る位置は動く

切らずに動かせるのは毛先です。向きを変えるだけで、張る高さが3〜5cm動きます。

  • 内へ入れる → 張りが上へ寄る。あごの先から6〜8cm下あたり
  • 外へ出す → 張りが下へ落ちる。10〜13cm下あたり
  • 片側だけ耳にかける → かけた側の張りが消え、反対側だけが残る

帯から外れているときは、まず毛先の向きを変えてください。根元から作り直す必要はありません。

外へ出したい日で、なおかつ重心を上に置きたいときは、耳の上あたりで一度ふくらみを作ると両立します。張る位置が2か所になりますが、上のほうが視線を先に受けます。

段(レイヤー)は、横に張る位置を決める道具

面長のセミロングで段を入れるかどうかは、横に張る位置をどこに置きたいかで決めます。

  • 段なし、毛先がそろった形──重さが下に集まり、張る位置は肩の側へ。11cm以上下になりやすい
  • あごの先から6〜10cm下に段の始まりを置く──そこで横に広がり、重心が上に残る
  • 頬の高さから段を入れる──張りが顔の横に上がりすぎ、横の線が顔にかかる

段の始まりをどこに置くかが、横に張る位置そのものになります。

段の量でも、張る位置の安定のしかたが変わります。段を少なめにすると、髪の重さが残るので毛先は内へ入りやすく、毎朝の張る位置がそろいます。段を多めにすると、毛先が軽くなって動きやすくなり、外へ跳ねる日が増えます。秋冬は襟やストールに毛先が当たる日が多いので、当たっても形が崩れにくい、段を少なめにした形のほうが扱いやすくなります。

段を入れたあとに張る位置が下がってきたと感じたら、それは段そのものではなく、毛先が伸びて重さが下へ移ったためです。毛先を1〜2cm整えるだけで、段の始まりの位置は保ったまま、張る位置が上へ戻ります。美容室で段を入れるときは、「段の始まりを、あごの先から6〜10cm下に」と数字で伝えると、仕上がりの張る位置がずれません。

前髪と分け目は、縦の線の長さを動かす

首の見え幅とは別に、顔の上側でも縦の線の長さは動きます。

  • 前髪あり──額の上に横の線が1本でき、顔の縦の線が上で区切られる
  • 前髪なし・センター分け──分け目の縦の線が額から続き、縦が長く出る
  • 前髪なし・横分け──分け目が斜めになり、縦の線が横へ逃げる

前髪を作らない日は、分け目を中央から2〜3cm横へずらすだけで、縦の線は弱まります。前髪の有無で迷っているなら、まず分け目の位置を動かして、首の見え幅と組み合わせたときにどう見えるかを確かめてください。

長さを変えれば直る、という読み方をやめる

決まらない日が続くと、切って長さを変えたくなります。けれど長さは、2つの数字のうち片方にしか関わっていません。

首の見え幅は、髪を下ろしているときだけ髪の長さで決まります。まとめた日、耳にかけた日、高い襟の日は、長さと関係なく動きます。横に張る位置も、毛先の向きで3〜5cm動くので、長さだけでは固定できません。

つまり切っても、動く幅は残ります。 切ることで帯の中心へ寄せることはできますが、日ごとのぶれは消えません。入る日が一度も無いときだけ、切る話になります。

どちらとも取れるとき①|まとめた日

髪をまとめると、髪の下端という基準が消えます。基準は襟の上端に移り、多くの場合そこで8cmを超えます。

対処は襟の側です。まとめる日は、襟の高い服か、首元に一本足すことを最初から組み合わせてください。秋冬は、まとめ髪と首に沿う襟の組み合わせがいちばん帯に入りやすい季節です。

まとめたうえで空きも残したい日は、耳の下から2〜3cmだけ後れ毛を落とします。一本落ちているだけで、線は途中で切れます。 量を増やす必要はありません。

どちらとも取れるとき②|襟もストールも重なる日

高い襟の服の上にストールを巻き、さらに髪を下ろす。3つが首元に集まると、見え幅は0cmになり、顔だけが独立して見えます。

服と髪の両方で埋めると、必ず詰まります。 どれか1つが埋める役、残りは開ける役です。襟とストールが重なる日は、髪を後ろでまとめるか、両方とも襟の中へ入れてください。ストールを鎖骨の上まで下げて緩く垂らすのも、空きを作る手です。

役を先に決めておくと、朝の判断が1回で済みます。

寒い日に首元を全部埋めたいときは、髪をまとめて首の後ろを空け、前だけを襟とストールで埋めてください。正面から見たときに、顔の横に髪の束がなく、首元に布の面が1つだけある状態になります。埋めるものが1種類にまとまるので、詰まって見えにくくなります。まとめた髪から耳の下に一束だけ落としておくと、顔の横の縦の線が途中で切れて、さらに収まります。

どちらとも取れるとき③|毛先がはねてしまう日

湿気や寝ぐせ、襟に当たった跡で、毛先が意図せず外へ跳ねる日があります。張る位置は下がり、帯から外れます。

戻す手は3つあります。

  1. 耳にかけて、跳ねている面を隠す
  2. 首元に一本巻いて、跳ねた高さより上に横の線を作る
  3. 後ろで低くまとめて、張る位置そのものを消す

3つめを選んだ日は、見え幅が広がるので襟の側で埋めてください。片方を直すともう片方が動くという関係を覚えておくと、直しが1周で終わります。

どちらとも取れるとき④|室内と屋外で見え幅が変わる

外ではコートの襟とストールで見え幅が1cm、室内で脱ぐと9cm。秋冬はこの差が1日の中で起きます。

この場合は、長く過ごすほうに合わせてください。外を歩く時間が短く、室内に長くいる日なら、脱いだ状態で帯に入るように、髪を耳の下から前へ一束落としておきます。外では髪を襟の中へ入れ、室内に入ったら外へ出す。この1手で、両方の場所で帯に近づきます。

乾かし方で、張る位置は毎朝そろう

毎朝の張る位置のぶれは、乾かし方でかなり減らせます。

  • 根元を先に乾かし、毛先は最後に乾かす。毛先から乾かすと、根元が寝て張る位置が下がる
  • 毛先を乾かすときは、内へ巻き込むように手ぐしを入れる。張る位置が2〜3cm上がる
  • 最後に冷たい風を毛先に当てると、向きがそのまま残る

乾かすときの風の向きも、張る位置に効きます。上から下へ風を当てると、髪の表面が根元から毛先へそろい、横への広がりが抑えられます。下から上へ当てると、根元が立ち上がって全体がふくらみ、張る位置は上へ寄りますが幅も広がります。張る位置を帯の中に置きつつ幅を抑えたい日は、上から下へ当てて表面をそろえ、毛先だけを内へ巻き込む、という順番にしてください。

分け目の根元は、乾かす前に一度反対側へ倒してから乾かし、最後に元の分け目へ戻すと、根元がつぶれずに立ちます。根元が立つと、顔の上側にわずかな高さが出て、縦の線の始まりが分け目の位置からずれます。分け目の縦の線が強く出る日には、この一手で印象が和らぎます。

秋冬は空気が乾いているので、乾かしたあとの形が夏より残りやすい季節です。夜に乾かした形が、朝までそのまま残ることも多くなります。

襟の色でも、見え幅の見え方は変わる

首の見え幅は寸法ですが、目に入る長さは襟の色でも変わります。秋冬は、明るい色の襟と暗い色の襟を日によって着分けることが多いので、色の効き方も知っておくと判断が速くなります。

肌の色に近い明るい襟は、首と襟の境目がぼやけます。境目がはっきりしないので、実際の見え幅より1〜2cm長く見えることがあります。測って5cmでも、明るい襟の日は7cm近くに見えるので、帯の上限に寄ると考えてください。髪を耳の下から一束だけ前へ落とすと、境目が髪の線で区切られ、測った寸法どおりに見えます。

暗い色の襟は、首との境目がくっきり出ます。測った寸法がそのまま見え幅になるので、判定がいちばん素直です。ただし、暗い色の襟に暗い色の髪が重なると、髪と襟の境目が消えて、髪の下端の位置が読みにくくなります。この日は、髪を襟の中へ入れるか、耳にかけて襟の上端だけを基準にしてください。

柄の入った襟やストールは、柄の大きさで変わります。大きな柄は、その柄自体が視線を受けるので、見え幅はあまり気にならなくなります。細かい柄は無地に近い効き方をするので、明るさで判断してください。

メガネをかける日は、横に張る位置を少し下げる

メガネをかける日は、顔の上のほうに横の線が1本増えます。フレームの横の線が、目の高さで顔を区切るからです。

この線があると、横に張る位置を顔の横に寄せすぎたときに、横の線が上下に2本並びます。フレームの線と、髪の張りの線です。2本が近いと、横の印象が強くなりすぎるので、メガネの日は張る位置を帯の下側、あごの先から8〜10cm下に置くとまとまります。毛先を内へ入れる量を少し減らすだけで、張る位置は2cmほど下がります。

フレームの太さでも変わります。細いフレームなら横の線は弱いので、いつもの帯のままで構いません。太いフレームの日だけ、張る位置を下げる、と決めておくと迷いません。

メガネのつるが耳にかかるので、髪を耳にかける日は、つるの上からかけるか下からかけるかで見え方が変わります。つるの上から髪をかけると、耳の上に髪のふくらみが残り、横に張る位置が上に2か所できます。下からかけると、耳の上はすっきりして、張る位置は1か所にまとまります。

乾燥する季節は、ふくらみ方が変わる

秋冬は空気が乾くので、髪の表面が広がりやすくなります。夏と同じように乾かしても、横に張る位置が1〜2cm外へ出て、幅も広がります。

広がった分は、横に張る位置が帯の中に入っていれば、むしろ重心を上に残す方向に働きます。気をつけるのは、広がりが肩の高さで出る日です。毛先が襟やストールに当たって外へ押され、そこで横に広がると、張る位置は11cm以上下に落ちます。

この日は、毛先にだけ少量の保湿をして、外へ押し出された毛先を内へ戻してください。根元からつけると全体がしぼみ、今度は張る位置そのものが消えます。つけるのは毛先から5cmまでで足ります。

静電気で髪が襟に張り付く日もあります。張り付くと、髪の下端が襟の上端と同じ高さに固定されて、見え幅が意図せず変わります。襟と髪が触れる日は、髪を襟の中へ入れるか、外へ出すかを最初に決めて、途中で入れ替えないことが、1日を通して見え幅をそろえるいちばん簡単な方法です。

写真で確かめる|正面と斜めを1枚ずつ

鏡の前で測った数字が、人から見たときにどう見えているかは、写真で確かめると早く分かります。

撮るのは2枚です。正面から1枚、斜め45度から1枚。正面の写真では首の見え幅と横に張る位置を、斜めの写真では毛先が襟やストールにどう当たっているかを見ます。正面では帯に入っていても、斜めから見ると毛先が襟に押されて外へ跳ねていることがあります。そういう日は、斜めから見たときに張りが肩へ落ちているので、毛先を内へ入れる量を増やしてください。

写真は、腕を伸ばして撮るより、どこかに置いて撮るほうが角度がそろいます。顔の高さに置いて、あごを引かずに正面を向いて撮ると、鏡で測るときと同じ条件になります。

撮るときの明るさは、窓からの自然な光が顔の斜め前から入る位置がいちばん見やすく、髪の下端と襟の上端の境目もはっきり写ります。

1週間分の写真がそろうと、どの日のどの組み合わせが帯に入っていたかが並べて見られます。数字だけで覚えるより、写真と並べたほうが、自分に合う組み方を次の季節まで覚えておけます。

美容室では、2つの数字で伝える

長さの名前で伝えると、仕上がりの解釈が分かれます。2つの数字で伝えてください。

  1. 「下ろしたとき、あごの下から髪の下端までを4〜7cmにしたい」
  2. 「いちばん横に張る位置を、あごの先から6〜10cm下に置きたい」

加えて、秋冬によく着る首元の形を1つ伝えておくと、襟に当たったときの毛先の向きまで考えて切ってもらえます。「首に沿う高い襟をよく着ます」の一言で足ります。

耳にかける位置で、開く量を調整する

耳にかけるという手は、見え幅を開くときにも、横に張る位置を動かすときにも使います。かけ方を少し変えるだけで、開く量を細かく調整できます。

耳の上半分だけにかけると、耳たぶから下の髪は前に残ります。首の横は2cmほど開き、横に張る位置は大きく変わりません。見え幅が3cm未満で少しだけ開けたい日に向いています。

耳全体にかけて、耳の後ろへ髪を流すと、首の横が3〜4cm開き、かけた側の横の張りは消えます。高い襟やストールで詰まった日に、片側だけこれをやると、詰まりが解けます。

かけた髪を耳の後ろで少しだけ前へ戻し、耳たぶに毛先が触れる程度に残すと、開きすぎを防げます。両側をかけたい日は、片側を全部かけ、もう片側をこの浅いかけ方にすると、左右で開く量に差がつき、正面から見たときに縦の線が強く出すぎません。

耳にかけた髪は、時間がたつと前へ戻ってきます。戻ってきた髪が首の前にかかると、見え幅が朝より狭くなります。1日の途中で鏡を見る機会があれば、かけ直すだけで朝の状態に戻ります。

1週間、髪を変えずに数字だけ動かす

新しく切りに行く前に、いまの髪のまま1週間試すと、自分の帯が分かります。

  1. 1日目:髪を下ろして、見え幅と張る位置を測る
  2. 2日目:片側を耳にかけて、同じ2つを測る
  3. 3日目:低くまとめて、首に沿う襟の服と合わせて測る
  4. 4日目:毛先を内へ入れて測る
  5. 5日目:ストールを首の付け根で巻いて測る

毎日、鏡の前で正面から1枚だけ撮っておくと、あとで並べて比べられます。この5通りのうち、帯へ入る組み合わせが2つ以上あれば、いまの髪で足ります。1つも無かったときに、初めて長さの話へ進んでください。

まとめ

  • 50代・面長のセミロングを決めているのは、長さではなく、あごの下から髪か襟までの空き
  • 空きは4〜7cmが収まる帯。8cm以上で縦がつながり、3cm未満で詰まる
  • 横に張る位置は、あごの先から6〜10cm下にあると重心が上に残る
  • 毛先の向きを変えるだけで、張る位置は3〜5cm動く
  • 秋冬は襟とストールで見え幅が動く。埋める役と開ける役を先に決める
  • 手持ちの襟の高さを一度測っておくと、朝の判断が1回で済む
  • 輪郭は測る対象であって、直す対象ではない

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 50代で面長だと、セミロングは似合いにくいですか
似合いにくいということはありません。決まる日と決まらない日を分けているのは、長さではなく、あごの下から髪か襟までの空きです。ここが4〜7cmに入っていれば、セミロングはそのまま決まります。外れている日は、髪か襟のどちらかを1つ動かせば帯に戻ります。輪郭は測る対象であって、直す対象ではありません。
Q. 首の見え幅は、どこからどこまでを測りますか
あごの下端に指を当て、そこから真下へ下ろして、髪の束か襟のどちらか先に当たったほうまでを測ります。指2本でおよそ3cm、指4本でおよそ6cmなので、メジャーがなくても数えられます。正面を向いて、あごを引かない状態で測ってください。
Q. タートルネックの日は、髪をどうしますか
襟の高い服では、見え幅が3cm未満へ寄ります。このときは髪で開けます。片側だけ耳にかけるか、髪を後ろへ流して首の前を空けてください。両側をかけると開きすぎます。服と髪の両方で埋めると詰まるので、襟が埋める役なら、髪は開ける役です。
Q. 横に張る位置は、どうやって測りますか
正面から鏡を見て、髪の輪郭がいちばん外へ出ている高さを探します。その高さが、あごの先から何cm下にあるかを測ってください。セミロングは肩の上あたりに出やすく、あごの先から6〜10cm下にあると重心が上に残ります。12cm以上下がっていると、横の張りが肩の側へ落ちるので、顔まわりには効きません。
Q. 美容室では、何と伝えればいいですか
長さの名前ではなく、2つの数字で伝えるのが早いです。1つは「下ろしたとき、あごの下から髪の下端までを4〜7cmにしたい」。もう1つは「いちばん横に張る位置を、あごの先から6〜10cm下に置きたい」。この2つが伝われば、段の入れ方や毛先の向きは美容師さんの側で決まります。
Q. 切りに行かずに戻せますか
戻せます。動かせるのは首の見え幅と、横に張る位置の2つで、どちらも切らずに動きます。見え幅は髪を下ろす・まとめる・襟を替えるの3手、横の張りは毛先を内へ入れるか外へ出すか、耳にかけるかどうかで動きます。切るのは、この4手を試して両方とも帯へ入らなかったときで構いません。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
窓辺で横を向いた女性が、頬の高さから波打つ肩までのゆるいパーマの髪をマフラーの外に出している横顔Pick

自分を知る

ミディアムパーマ 面長|髪が硬いか細いかで、かける高さを変える

面長寄りの輪郭でミディアムにパーマをかけるとき、同じ注文でも仕上がりは髪質で変わります。硬くて多い直毛は落ちやすく裾だけ広がり、細くやわらかい髪はかかりすぎて頬より下で縮み、くせ毛は根元がふくらみます。濡らして乾かすだけでできる髪質の見分け方、髪質ごとに巻き始める高さと強さ、肩につく長さとつかない長さの違い、秋冬の襟やマフラーで毛先がつぶれるときの直し方、髪質がどちらとも取れるときの決め方、美容室での伝え方までまとめました。

続きを読む
窓辺の鏡の前で、前髪の下端を目の上に当てて長さを確かめている女性

自分を知る

中顔面短縮の髪型|目から鼻と鼻から口のどちらが長いかで前髪を分ける

中顔面を短く見せる髪型は、顔の縦のどこが長いかで分かれます。目の中心から鼻の下端までが長い人は、前髪を眉の下まで下ろして見える縦の始点を下げる。鼻の下端から唇の合わせ目までが長い人は、前髪より顔まわりの毛先を口の高さに置く。両方長い人、どちらも境目の人、秋冬にタートルネックやマフラーで顔の下が隠れて中顔面が長く見える日の直し方まで、定規1本で測れる数字で分けました。

続きを読む

Try the Diagnosis

文章で読んだら、次は 自分で試してみる。

骨格・パーソナルカラー・セルフイメージを組み合わせた、装い直結の無料診断へ。

無料で診断してみる

無料 / 10分程度 / airClosetサイト

あわせて読みたい

ミディアムパーマ 面長|髪が硬いか細いかで、かける高さを変える

自分を知る

ミディアムパーマ 面長|髪が硬いか細いかで、かける高さを変える

面長寄りの輪郭でミディアムにパーマをかけるとき、同じ注文でも仕上がりは髪質で変わります。硬くて多い直毛は落ちやすく裾だけ広がり、細くやわらかい髪はかかりすぎて頬より下で縮み、くせ毛は根元がふくらみます。濡らして乾かすだけでできる髪質の見分け方、髪質ごとに巻き始める高さと強さ、肩につく長さとつかない長さの違い、秋冬の襟やマフラーで毛先がつぶれるときの直し方、髪質がどちらとも取れるときの決め方、美容室での伝え方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 8分
中顔面短縮の髪型|目から鼻と鼻から口のどちらが長いかで前髪を分ける

自分を知る

中顔面短縮の髪型|目から鼻と鼻から口のどちらが長いかで前髪を分ける

中顔面を短く見せる髪型は、顔の縦のどこが長いかで分かれます。目の中心から鼻の下端までが長い人は、前髪を眉の下まで下ろして見える縦の始点を下げる。鼻の下端から唇の合わせ目までが長い人は、前髪より顔まわりの毛先を口の高さに置く。両方長い人、どちらも境目の人、秋冬にタートルネックやマフラーで顔の下が隠れて中顔面が長く見える日の直し方まで、定規1本で測れる数字で分けました。

メグラシ編集部/読了 11分
面長の可愛い髪型|外側の線が向きを変える点の数と高さで決まる

自分を知る

面長の可愛い髪型|外側の線が向きを変える点の数と高さで決まる

面長で可愛い髪型を探すなら、長さの名前より先に、髪の外側の線が向きを変える点を数えてください。2つ以上あり、上の点が目の高さより上なら可愛い寄り。タートルネックやマフラーで首元が埋まる秋冬の置き方まで。

メグラシ編集部/読了 18分
丸顔のセミロングは内巻きの半径と分け目の深さで決まる|秋冬の髪型

自分を知る

丸顔のセミロングは内巻きの半径と分け目の深さで決まる|秋冬の髪型

丸顔のセミロングは、長さより毛先の内巻きの半径と分け目の深さで印象が決まります。半径3段階、分け目は生え際から3〜4cm。タートルやマフラーで毛先が当たる秋冬の扱い方まで、切らずに試せる形にしました。

メグラシ編集部/読了 18分
50代のボブ前髪あり面長|頭頂の高さと前髪の透け具合で縦を止める

自分を知る

50代のボブ前髪あり面長|頭頂の高さと前髪の透け具合で縦を止める

50代で面長、ボブに前髪をつくったのに、重く見える日と寂しく見える日が交互に来る。その揺れは前髪の長さではなく、頭頂の高さと前髪の透け具合の組み合わせで起きています。横から見た頭頂のふくらみを指何本ぶんにするか、前髪越しに額が何割見えればいいかを鏡で測る方法、分け目の地肌・生え際の白髪・眼鏡・うねりで判断が割れたときの決め方、タートルやマフラーの季節の配分、朝の乾かし方と美容室での伝え方まで。

メグラシ編集部/読了 14分
面長に似合うボブ|切る前に、あごと毛先の距離を鏡の前で決める

自分を知る

面長に似合うボブ|切る前に、あごと毛先の距離を鏡の前で決める

面長にボブが似合うかどうかは、髪型の名前ではなく、毛先があご先から何cmの高さで横の線を引くかで決まります。顔の縦横比・あご先から肩までの距離・髪の厚みの3つを鏡の前で測り、毛先の高さを自分で決める手順をまとめました。境目の数字に乗ってしまったときの決め方、秋に切るなら冬のタートルやマフラーの襟まで見越す長さ、切る前にピンで3日試す方法、美容室での伝え方まで。

メグラシ編集部/読了 14分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込