面長で「かわいい」と言われる形は、髪の外側の線が向きを変える点の数で決まる|点が2つ以上あり、上の点が目の高さより上にあるか

面長で「かわいい」と言われる形を探しているなら、長さの名前を先に決めても答えは出ません。
決まっているのは、髪の外側の線が途中で向きを変える点が何個あるかです。0個なら直線、1個なら一度ふくらむ形、2個以上なら上下で二度うねる形になります。
数えるのは点の個数と、いちばん上の点の高さ。この2つだけです。
数えるのは「向きを変える点」の個数
正面から見た髪の外側の線は、頭のてっぺんから毛先まで1本の線として読まれます。
この線が、外へ広がる向きから内へ戻る向きに切り替わる位置、または内へ狭まる向きから外へ広がる向きに切り替わる位置。それが点です。
| 点の数 | 線の見え方 | 探している人 |
|---|---|---|
| 0個 | 上から下まで一定の向きで進む | きれい寄り |
| 1個 | どこか1か所でふくらむ | 中間 |
| 2個以上 | ふくらみとへこみが交互に出る | かわいい寄り |
良し悪しではありません。線の折れ方が変わるだけです。
写真の撮り方を先に決める
数えるのは写真の上です。鏡だと自分の目が動いてしまい、点の位置がずれます。
- 髪はいつもどおり乾かした状態のまま。結ばない
- カメラを顔の高さに置き、50cm以上離す
- あごを引かず、正面を向く
- 光は正面か斜め前から。真上からだと外側の線が影に沈む
真上からの光だけは避けてください。頭のてっぺん側が暗く写り、上のほうの点が写真から消えます。
点の見つけ方 ── 定規を当てる
写真をプリントするか、画面の上に細い定規や紙の縁を当てます。
頭のてっぺんの髪の外側に定規の端を合わせ、まっすぐ下へ伸ばします。定規と髪の輪郭が離れ始める位置、そして再び近づき始める位置。この2つが点の候補です。
定規と輪郭がずっと平行に進むなら、その区間に点はありません。片側だけ数えて構いません。左右差は後の章で扱います。
点を数える
候補が出そろったら、離れ幅が5mm以上あるものだけを点として数えます。
5mm未満は毛束の乱れです。翌朝には別の位置に出ます。数えても翌日には合いません。
たいていの人は0個か1個か2個です。3個以上出たときは、いちばん離れ幅の小さいものから外して2個までにしてください。3個あると、上下の区間がそれぞれ短くなり、どこがいちばん外なのか読み取れなくなります。
いちばん上の点の高さを測る
点が1個以上あったら、そのうちいちばん上のものについて高さを出します。
基準は目の高さ(黒目の中心を通る水平線)です。写真の上に水平線を引き、点がその線より上にあるか下にあるかを見るだけです。
| 上の点の位置 | 正面から見た形 |
|---|---|
| 目の高さより上 | 顔の上半分に幅が出る |
| 目の高さと同じ | 幅が中央に集まる |
| 目の高さより下 | 顔の下半分に幅が集まる |
面長でかわいい寄りの形を選んでいる人は、ここが目の高さより上に来ています。顔の縦の中で、上のほうに横の広がりが1回入るためです。
0個のとき ── 縦の線が2本立つ
点が0個だと、髪の外側は上から下までほぼ一定の向きで進みます。正面から見ると、顔の左右に縦の線が2本立った形になります。
面長の人がこの形にすると、顔の縦とその2本の線が同じ向きにそろいます。縦の方向がそろうぶん、線の数が少なく読まれます。
ここから点を1つ足したいときは、次の章の手順を使ってください。0個のままで進めたいなら、毛先の重さを残して線が途中で割れないようにします。
1個のとき ── 高さを決め直す
点が1個の人は、その高さを動かすだけで正面の形が変わります。
置ける場所は3つです。耳の上端の高さ、耳たぶの高さ、あご先の高さ。この3つのどれかに合わせると、翌日も同じ位置を再現しやすくなります。基準になる体の部位があるからです。
中途半端な高さ、たとえば耳の上端から3cm下といった置き方は、毎朝の乾かし方で1〜2cm動くと元の位置が分からなくなります。
3つのうちどれを選ぶかは、顔の縦のどこに横の広がりを入れたいかで決まります。耳の上端なら上寄り、耳たぶなら中央、あご先なら下寄りです。面長で上に広がりを入れたい人は耳の上端、毛先に動きを出したい人はあご先を選んでいます。1つ選んだら、2週間は動かさずに同じ位置で乾かしてください。
2個以上のとき ── 4cm以上あける
点を2個置くなら、上下の間隔を4cm以上あけてください。
近いと、2つのふくらみのあいだのへこみが浅くなり、正面からは1つの太いふくらみとして読まれます。それなら点は1個と同じです。
4cmという数字は、乾かし方で点が上下に1〜2cm動くことから来ています。上の点が1cm下がり、下の点が1cm上がっても、まだ2cm残る間隔です。この余裕がないと、日によって点が2個に見えたり1個に見えたりします。
点を作る手順
切らずに点を1つ増やす手順です。乾かすときに行います。
- 髪を7〜8割乾かす
- 点を置きたい高さの毛束を、指で横方向へ引っ張る
- 引いたまま、根元に3秒だけ風を当てる
- 指を離し、そのまま冷ます
風を当てるのは根元です。毛先に当てても外へは出ません。冷めるまで動かさないと形が残ります。1回で2〜3cm外へ出ます。
逆に点を減らすときは、上から下へ一方向に風を当てます。
風の向きを頭のてっぺんから毛先へ通し、指を毛先まで滑らせながら乾かします。途中で手を止めると、そこに点ができます。止めずに1回で下まで通してください。
これで消えない点は、段が入っている位置です。段の入っている高さは乾かし方では動きません。そこだけは切る話になります。
前髪の有無は、点の数と関係しない
前髪を作るかどうかは、この数え方には入りません。前髪は顔の内側にかかる毛で、外側の線を作っていないからです。
前髪を作った日と作らない日で写真を撮り比べると、点の数は変わりません。変わるのは額の見えている縦の長さだけです。
つまり、前髪の有無と点の数は別々に決められます。先に点の数を決め、そのあとで前髪を決めてください。 順番を逆にすると、前髪を切ったあとに外側の線を作り直すことになります。
巻いても点が増えないことがある
コテやアイロンで毛先を巻いても、点が増えないことがあります。
巻いて出るのは毛先の丸みで、外側の線の向きが切り替わる位置ではないからです。毛先が内に入るだけなら、線は最後まで同じ向きで進みます。
点として数えられる巻き方は、巻き始めの位置が根元寄りのときです。耳の高さから巻き始めれば、その高さに点ができます。毛先だけ巻いても、点はあご先より下に1つできるだけです。
左右で点の数が違うとき
写真を見ると、左右で数が違うことがあります。多いのはたいてい分け目の深いほう、毛の量が多く乗っているほうです。
合わせ方は、少ないほうの数にそろえるです。多いほうを1回乾かし直せば終わります。増やすより減らすほうが手数が少なくて済みます。
分け目を1cm浅いほうへ寄せると、乗っている毛の量の差が小さくなり、翌日も左右がそろいやすくなります。
7日で確かめる
決めた点の数と高さが、日をまたいで再現できるかを見ます。
7日間、同じ時間に同じ場所で1枚ずつ撮ってください。カメラの高さと距離は毎回同じにします。
7枚を並べて、点の数が7枚とも同じなら決まりです。数が2種類以上出るなら、点の間隔が4cm未満か、点の高さが体の基準(耳の上端・耳たぶ・あご先)から離れています。どちらかを直してもう7日撮ります。
美容室で伝えるのは、点の数と高さ
長さやスタイルの名前ではなく、点の数と高さで伝えると話が短く終わります。
「外側の線が向きを変える場所を2か所にしてほしい。上は耳の上端の高さ、下はあご先の高さ」と言えば、段をどこに入れるかは相手が決められます。
いまの状態も同じ形で伝えられます。「いまは点が1つで、あご先の高さにある」。ここに「上にもう1つ足したい」と続けます。数字で言えば、出てきた形がずれたときに、どこがずれたのかを後から測れます。
まとめ
面長でかわいい寄りの形を探すときに数えるのは、髪の外側の線が向きを変える点の個数です。
- 正面写真に定規を当て、輪郭が離れ始める位置を探す。離れ幅5mm以上だけ数える
- 0個・1個・2個以上の3通り。かわいい寄りは2個以上
- いちばん上の点を、目の高さより上に置く
- 点を2個置くなら4cm以上あける
- 増やすときは横へ引いて根元に風。減らすときは上から下へ1回で通す
顔の縦の長さは測る対象であって、直す対象ではありません。髪の外側の線に点をいくつ置くかを、その日の乾かし方で選べるだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 髪の外側の線が向きを変える点とは、どこのことですか
- 正面の写真の上で、髪の外側の輪郭を頭のてっぺんから毛先まで指でなぞってください。なぞっている指が、外へ広がる向きから内へ戻る向きに切り替わる位置、または内へ狭まる向きから外へ広がる向きに切り替わる位置があります。そこが点です。切り替わらずに一定の向きで最後まで進むなら、点は0個です。写真の上に定規を当てて、線が定規から離れ始める位置を探すと見つけやすくなります。
- Q. 点は何個が正解ですか
- 正解はありません。個数によって正面から見た形が変わるだけです。0個なら縦に長い直線が2本立った形、1個ならどこかが一度だけふくらんだ形、2個以上なら上下でふくらみとへこみが交互に出る形になります。面長でかわいい寄りの形を探している人が実際に選んでいるのは、2個以上あって上の点が目の高さより上にある形です。きれい寄りを探しているなら0個か1個です。
- Q. 点を増やすには切るしかありませんか
- 切らなくても増やせます。乾かすとき、点を置きたい高さで髪を横へ引きながら根元に風を当てると、その高さだけ外へ出ます。1回で2〜3cm出ます。逆に点を減らしたいときは、上から下へ風を当てて全体を内へ入れます。ただし乾かし方で作った点は日に1〜2cm上下します。位置を固定したいときだけ、段の入る高さを変える話になります。
- Q. いちばん上の点が目の高さより下にしかありません
- そのままだと、髪の広がりが顔の下半分に集まります。上げる方法は2つです。ひとつは分け目を横へ2cmずらして、根元の起き上がる位置を上へ移すこと。もうひとつは、耳の上の毛だけを先に乾かして、他より1〜2cm外へ出しておくことです。どちらも1回で3cm前後動きます。それでも上がらないときは、下の点をひとつ減らして、上下の差を小さくします。
- Q. 左右で点の数が違うときはどうしますか
- 少ないほうの数に合わせます。多いほうを減らすほうが、増やすより早く終わります。減らし方は、多いほうの側を上から下へ一度乾かし直すだけです。分け目の深いほう、つまり毛の量が多く乗っているほうに点が増えやすいので、分け目の位置を1cm浅いほうへ寄せると左右がそろいます。左右差そのものは測る対象で、直す対象ではありません。
— メグラシ編集部





