面長で生えぎわがM字に見えるかは、左右の角の最奥点が中央より何cm後ろかで決まる|2cm以上なら分け目を角の外へ出す

生えぎわは、まっすぐな1本の線ではありません。中央と左右の角、3つの点でできています。
「M字」と呼ばれる形かどうかは、角の点が中央よりどれだけ後ろにあるかで出ます。この差が分かると、分け目をどこに置くかが決まります。
測るのは R ひとつ
R = 角の最奥点が、中央の生えぎわより何cm後ろにあるか
左右それぞれで測り、深いほうを自分の値にします。
| R | 生えぎわの形 | 分け目 |
|---|---|---|
| 1cm未満 | ほぼ水平 | どこでもよい |
| 1〜2cm | 中間 | 角の上は避ける |
| 2cm以上 | 角がはっきり入る | 角から2cm以上外す |
Rは髪型では動きません。動くのは、そこに分け目の線をどう重ねるかです。
角の最奥点を見つける
髪を全部後ろへ上げます。前髪を下ろしたままだと、生えぎわの縁が見えません。
額の左右の端、眉尻の上あたりに指を当て、毛の生えている縁に沿って上へ滑らせます。いちばん後ろまで入り込んでいる位置で指が止まります。そこが角の最奥点です。
左右それぞれで別に探してください。片側の位置をもう片側に当てはめると、Rが1cm以上ずれます。
中央の生えぎわを決める
中央の点は、人によって決めにくい場所です。産毛が広がっていて、どこからが生えぎわなのか分かれます。
決め方は1つです。額に力を入れてしわが寄る位置の、いちばん上。 ここで取ると、測り直しても同じ場所になります。
産毛は数えません。指で押して、毛の手ざわりがはっきり変わる位置を縁とします。
しわが2本以上寄る人は、いちばん上のしわの上端を使ってください。下のしわを使うと、測り直したときに1cmずれます。しわが寄らない人は、眉を強く上げた状態で額の皮膚が動き始める位置を取ります。どちらの方法でも、毎回同じ手順にすることだけが要ります。
R を測る
2つの方法があります。
定規を使う方法。 まっすぐな定規を額に水平に当て、中央の点に合わせます。そのまま定規を左右へ動かさず、角の最奥点までの前後の距離を読みます。
写真を使う方法。 正面から1枚撮り、写真の上に水平線を2本引きます。1本は中央の生えぎわ、もう1本は角の最奥点。2本の間隔がRです。カメラは顔の高さ、50cm以上離してください。
角と角の距離も測る
Rと合わせて、もう1つ記録しておくと後で使えます。左右の角の最奥点どうしの距離です。
この距離が、前髪に回せる毛の幅になります。角より後ろの毛を前へ引くと、根元の向きが前と後ろで分かれて、乾かすたびに割れるためです。
| 角と角の距離 | 前髪に回せる幅 |
|---|---|
| 10cm以上 | 広い。下ろす形も選べる |
| 7〜10cm | 中間 |
| 7cm未満 | 狭い。横へ流す形のほうが早い |
Rが1cm未満のとき
生えぎわがほぼ水平に近い形です。中央と角の差が小さいので、分け目をどこに置いても角の上に乗ることがありません。
このときは、分け目の位置を別の理由で決めて構いません。つむじの流れる向きに合わせるのが手数の少ない選び方です。
前髪も、下ろす形と流す形のどちらも選べます。角と角の距離が10cm以上ある人が多いためです。
Rが2cm以上のとき ── 角から2cm外す
角がはっきり入っている形です。ここで分け目を角の真上に置くと、角のくぼみと分け目の線が縦につながります。生えぎわから頭頂まで1本の長い線になります。
避け方は2つです。
中央に置く。 左右の角のあいだの真ん中です。角は左右2つとも同じ条件になり、分け目の線は中央の生えぎわから始まります。
角より外側に置く。 角の最奥点から2cm以上こめかみ寄りです。この場合、片方の角だけが分け目の外に出て、もう片方は分け目の内側に入ります。
中央と外側、どちらを選ぶか
顔の縦が横より長い人では、中央に置いた分け目が縦の線として長く伸びます。鼻筋と同じ縦の向きにそろいます。
外側に置くと、分け目の線が斜めになり、縦の向きから外れます。
| 置き方 | 線の向き | 手数 |
|---|---|---|
| 中央 | 縦。左右対称 | 毎朝そろえる必要がある |
| 角より外 | 斜め。左右非対称 | 1回決めれば戻りにくい |
外側に置くほうが、日ごとの再現は簡単です。 毛の流れが片側へそろうためです。中央は左右の量を毎朝均等にする手間が要ります。
分け目を外へ動かす手順
いまの分け目が角の上にあるなら、2cm外へ動かします。
- 髪を濡らすか、根元に霧を吹く
- 新しい位置に指を入れ、生えぎわから5cm後ろまで線を引く
- 線の両側の毛を、それぞれ外向きに倒す
- 根元に風を当てながら、倒した向きのまま乾かす
- 冷めるまで触らない
3日続けると、新しい位置に線が移ります。3日たっても前の線が残るなら、動かす向きがつむじの流れと逆です。 反対側へ動かしてもう3日続けてください。
前髪を作るときの取り方
前髪を作るなら、左右の角の最奥点を結んだ線より前の毛だけを下ろします。
角より後ろの毛を引っ張ってくると、根元が前を向く毛と後ろを向く毛が混ざります。乾かすたびに割れる原因はここです。
角と角の距離が7cm未満の人は、前髪に回せる毛が少なくなります。下ろすと薄い1枚になり、下の額が見えて縦の切れ目ができます。この場合は下ろさず、横へ流す形にしてください。流す形なら、角より後ろの毛も同じ向きに使えます。
面長との組み合わせ
顔の縦が長い人では、生えぎわから眉までの区間も長くなります。角のくぼみは、その区間の左右の端にあります。
区間が長いほど、角のくぼみの縦の長さも見えやすくなります。そこに分け目の線を足すと、縦の線が3本になります。 左の角、右の角、分け目です。
分け目を中央に置くと、3本が等間隔に並びます。外側に置くと、片方の角と分け目が近づき、残る1本が離れます。等間隔のほうが並びとして読まれやすいので、線の数を減らしたいなら外側です。
Rが1〜2cmのとき
中間の値です。分け目を角の真上に置くと線がつながりますが、つながり方が浅く、日によって見えたり見えなかったりします。
決め方は、実際に置いてみて確かめる方法です。いまの分け目の位置に指を当て、そこから角の最奥点までの左右の距離を測ってください。1cm以内なら角の上に乗っています。2cm以上あれば外に出ています。
1cm以内だったときだけ、2cm外へ動かします。 すでに2cm以上あるなら、そのままで構いません。Rが2cm以上の人と違って、中央に戻す必要はありません。
結んだ日は、線が長くなる
髪をまとめると、生えぎわから結び目まで毛が引かれます。分け目の線が、いつもより2〜3cm長くはっきり出ます。
Rが2cm以上の人がこれを角の真上でやると、角のくぼみと分け目が結び目まで一続きになります。長さは10cmを超えます。
結ぶ日だけ分け目を変えるのは手間なので、ふだんから角の外に分け目を置いておいて、そのまま結んでください。 結ぶ高さと分け目の位置は、互いに影響しません。
帽子をかぶる日
つばのある帽子をかぶると、生えぎわの区間が帽子の下に入ります。角も分け目も見えません。
このとき見えるのは、つばの下端の線1本だけです。Rの値に関係なく、正面の線は1本になります。
かぶり方で変わるのは、つばの下端が眉からどれだけ上にあるかです。眉から3cm以上上だと額の一部が見え、そこに角の下側が入ることがあります。2cm以内まで下げると、額はほぼ全部つばの下に入ります。
帽子を脱いだあとは、分け目の線が押されて元の位置からずれていることがあります。かぶる前に決めた位置と違っていたら、指で線を引き直して、根元に手のひらの熱を2〜3秒当ててください。それで戻ります。
まとめ
生えぎわの角の深さを測ってから、分け目を決めます。
- 髪を上げて、左右の角の最奥点を指で探す
- 中央の生えぎわ(額のしわが寄る位置の上端)との前後差がR
- Rが2cm以上なら、分け目を角の最奥点から2cm以上外すか、中央に置く
- 前髪は、左右の角を結んだ線より前の毛だけで作る
- 分け目を動かしたら3日続ける。戻るなら向きが逆
生えぎわの形は測る対象であって、直す対象ではありません。そこに分け目の線をどう重ねるかを選べるだけです。
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よくある問い
- Q. 角の最奥点は、どうやって見つけますか
- 額の左右の端、眉尻の上あたりに指を当て、上へゆっくり滑らせます。毛の生えている縁に沿って指を動かすと、いちばん後ろまで入り込んでいる位置で指が止まります。そこが角の最奥点です。鏡の前で、髪を全部後ろへ上げた状態で行ってください。前髪を下ろしたままだと縁が見えません。左右それぞれで別に探します。
- Q. Rはどうやって測りますか
- 中央の生えぎわの位置と、角の最奥点の位置を比べます。中央は、額に力を入れてしわが寄る位置の上端です。この2点の前後の距離がRです。定規を額に水平に当てて、中央の点と角の点の差を読むか、正面の写真の上で2本の水平線を引いて測ってください。1cm未満・1〜2cm・2cm以上の3通りに分かれます。
- Q. 分け目はどこに置けばいいですか
- Rが2cm以上なら、角の最奥点の真上を避けます。避け方は2つ。中央、つまり左右の角のあいだの真ん中に置くか、角より外側、こめかみ寄りに置くかです。角の真上に置くと、角のくぼみと分け目の線が縦につながって1本の長い線になります。中央に置くと角は左右2つとも同じ条件になり、外側に置くと片方だけ角の外に出ます。
- Q. 前髪の量はどう取りますか
- 左右の角の最奥点を結んだ線より前の毛だけを、前髪として下ろします。角より後ろの毛を引っ張ってくると、根元の向きが前と後ろで分かれて、乾かすたびに割れます。角と角の距離が狭い人は、前髪に回せる毛が少なくなるので、下ろす代わりに横へ流す形のほうが1回の手数で決まります。
- Q. 左右でRが違います
- 1cm程度の差なら、そのままで構いません。2cm以上違うときは、分け目を深いほうの角の外側に置いてください。深いほうを基準にしておけば、浅いほうは自然に外側に入ります。浅いほうに合わせると、深い側だけ分け目が角の上に乗ります。生えぎわの形は測る対象であって、直す対象ではありません。
— メグラシ編集部





