面長で「額が広い」は、縦に広いのと横に広いのが別々にある|指の本数と、こめかみ間÷頬骨幅の2つで振り分ける

額が広いと感じているなら、先に決めることがあります。広いのは縦か、横か。
この2つは動かす場所が違います。縦は前髪、横は分け目と顔まわりの毛です。混ぜて考えると、前髪を切ったのに何も変わらない、ということが起きます。
測るのは2つ。指の本数と、こめかみ間÷頬骨幅です。
縦と横は別々に測る
同じ「広い」でも、測る方向が違えば動かす場所が違います。
| 方向 | 測り方 | 動かす場所 |
|---|---|---|
| 縦 | 生えぎわから眉までに入る指の本数 | 前髪の下端の高さ |
| 横 | こめかみ間の幅 ÷ 頬骨幅(T) | 分け目の位置・顔まわりの毛 |
どちらか片方だけが広い人が多数です。 両方に当てはまる人は、順番を決めて片方ずつ動かします。
縦を指で測る
メジャーがなくても測れます。指を横に寝かせて額に当てるだけです。
- 人差し指を横にして、下端を眉の上端に合わせる
- その上に中指、薬指と重ねていく
- 生えぎわに届くまでに何本入ったかを数える
- 半分だけ入った指は数えない
大人の指1本の横幅はおよそ1.5〜2cmです。2本なら3〜4cm、3本なら5〜6cmになります。生えぎわの位置は、額に力を入れてしわが寄る位置の上端で取ってください。ここで取ると、測り直しても同じ本数が出ます。
縦の3通り
| 指の本数 | 額の縦 |
|---|---|
| 2本未満 | 短い |
| 2本 | 中間 |
| 3本以上 | 長い |
面長の人は3本入ることが多くなります。顔全体の縦が長いぶん、額の区間も長く出るためです。ただし顔の縦が長くても額が2本の人もいます。顔の縦と額の縦は別の数字です。
横を比で測る
こめかみのいちばん狭いところの幅を、頬骨幅で割ります。この値をTとします。
T = こめかみ間の幅 ÷ 頬骨幅
こめかみ間は、眉尻の真上あたりで顔の左右幅がいちばん狭くなる位置です。指を両側のこめかみに当てて、内側へ入り込んでいる場所を探してください。
これは生えぎわの幅とは別の場所です。生えぎわの幅は髪の生えている線の左右の端で、こめかみ間は骨がへこんでいる位置。同じ人でも1〜2cm違います。
Tの3通り
正面の写真を使い、眉尻の高さと頬骨のいちばん広い高さに水平線を引いて、それぞれの幅を測ります。
| T | 額の横 |
|---|---|
| 0.78未満 | こめかみが内へ入っている |
| 0.78〜0.86 | 中間 |
| 0.86超 | 額の上のほうまで幅がある |
Tが0.86を超えている人は、額の横幅が頬骨の幅に近く、上から下まで幅がそろって見えます。0.78未満の人は、こめかみで一度狭くなってから頬骨で広がります。
4通りに振り分ける
縦(2本未満・2本・3本以上)と横(T)を組み合わせます。実際に分かれるのは4通りです。
| 縦 | 横 | 先に動かす場所 |
|---|---|---|
| 2本以下 | 0.86以下 | 動かす必要が薄い |
| 3本以上 | 0.86以下 | 前髪の下端の高さ |
| 2本以下 | 0.86超 | 分け目の位置 |
| 3本以上 | 0.86超 | 分け目 → そのあと前髪 |
両方に当てはまるときは、必ず横から動かします。 分け目が決まらないと、前髪に回せる毛の量が決まらないためです。
縦だけが長いとき ── 前髪の下端
指が3本以上入り、Tが0.86以下の人です。動かすのは前髪の下端の高さだけです。
置ける位置は2つです。眉の上端から1.5cm以上下、つまり眉にかかる位置。もしくは前髪を作らず、生えぎわをそのまま見せる位置。
避けるのは中間です。 眉の上端から1cm以内で終わる長さだと、生えぎわの線と前髪の下端の線が2本並び、そのあいだの区間が短く区切られます。区間が短いほど、そこだけ切り取られて見えます。
横だけが広いとき ── 分け目を2cmずらす
指が2本以下で、Tが0.86を超える人です。動かすのは分け目です。
中心から左右どちらかへ2cm以上ずらしてください。1cmでは足りません。ずらした側と反対側で、額の見えている横幅が違ってきます。左右で違えば、額の面は1つではなく2つに分かれます。
ずらす向きは、つむじの流れる向きに合わせます。逆へずらすと、根元が起きずに1日で戻ります。つむじを鏡で確認し、毛の流れが出ていく側へずらしてください。
ずらした直後は分け目の線が前の位置に残ります。3日ほど同じ位置で乾かすと、新しい位置に線が移ります。3日たっても前の線が残るなら、ずらす向きが逆です。 反対側へ2cmずらして、もう3日続けてください。1日ごとに向きを変えると、どちらの線も定まりません。
顔まわりの毛をこめかみまで持ってくる
分け目をずらしても足りないときは、顔まわりの毛の位置を変えます。
耳の前の毛を、こめかみの高さまで前へ出します。額の横幅が髪で区切られると、幅の見えている範囲がその内側だけになります。
出す量は、片側1.5〜2cm幅の束1本です。それ以上出すと、束が眉の上にかかって前髪と区別がつかなくなります。束の下端はこめかみの高さで止めてください。 頬まで下ろすと、別の話になります。
両方に当てはまるとき
指3本以上、Tが0.86超の人です。手順は3つに分かれます。
- 分け目を中心から2cm横へずらす。1週間そのままにする
- 顔まわりの毛を片側1.5〜2cm幅でこめかみまで出す。1週間そのままにする
- それから前髪を決める
前髪を最後にするのは、1と2で額の見えている形が変わり、必要な前髪の量が変わるためです。先に切ると、2週間後に量が合わなくなります。
生えぎわの形が波打っているとき
生えぎわは、まっすぐな線とは限りません。中央が下がっていたり、左右の角が後ろへ入っていたりします。
指で測るときは、いちばん低い位置ではなく、額に力を入れてしわが寄る位置の上端を使ってください。これなら形に関係なく同じ場所を取れます。
Tを測るときは、生えぎわの形は関係しません。こめかみは骨の位置なので、髪の生え方では動かないためです。
メガネをかける人の順番
メガネのフレームの上端は、こめかみの高さの近くを横切ります。
Tが0.86を超えている人では、フレームの上端が額の横幅とほぼ同じ幅になります。フレームの幅が顔の幅より広いと、こめかみの位置に横の線が1本増えます。
Tが0.78未満の人では、フレームの幅がこめかみより広くても、頬骨の幅に収まっていれば線として出ません。フレームの幅は、頬骨幅と比べてください。 こめかみ間と比べる必要はありません。
結んだ日は、横の手が使えない
髪をまとめた日は、分け目も顔まわりの毛も使えません。額の横は生えぎわのまま出ます。
このとき残っている手は2つです。ひとつは、まとめる前に分け目だけを2cmずらしてから結ぶこと。結んでも分け目の線は残るので、額の面は2つに分かれたままになります。
もうひとつは、こめかみの位置におくれ毛を1本だけ出すこと。幅は1cm、長さはこめかみの高さから2cm下までで止めます。長く垂らすと頬まで届いて、額の話ではなくなります。結んだ日は、この2つのどちらか片方だけを使ってください。 両方やると、分け目とおくれ毛で線が3本になります。
2週間で確かめる
決めたあと、2週間そのままで過ごします。
1週目と2週目の終わりに、正面から1枚ずつ撮ってください。カメラは顔の高さ、50cm以上離します。
2枚を並べて、分け目の位置と前髪の下端の高さが同じなら決まりです。違っているなら、分け目をずらす向きがつむじの流れと逆です。向きを変えてもう2週間続けてください。
指の本数とTは、この2週間では変わりません。骨と生えぎわの位置だからです。もう一度測るのは、髪を切ったあとではなく、生えぎわの見え方が自分で変わったと感じたときだけで足ります。
まとめ
「額が広い」は、縦と横に分けてから動かします。
- 縦は指の本数。生えぎわから眉までに何本入るか
- 横はT。こめかみ間の幅 ÷ 頬骨幅。0.86が境目
- 縦だけなら前髪の下端を、眉にかける位置か作らない位置の2択に
- 横だけなら分け目を中心から2cm以上ずらす
- 両方なら、分け目 → 顔まわりの毛 → 前髪 の順で1週間ずつ
額の縦と横は測る対象であって、直す対象ではありません。前髪を作るか、分け目をどこに置くかを選べるだけです。
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よくある問い
- Q. 額の縦は、どうやって指で測りますか
- 人差し指から順に、指を横に寝かせて額に当てます。下端を眉の上端に合わせ、そこから上へ指を重ねていきます。生えぎわに届くまでに何本入るかを数えてください。指が半分だけ入る場合は、その半分を切り捨てます。大人の指1本は横幅がおよそ1.5〜2cmなので、2本入れば3〜4cm、3本入れば5〜6cmです。生えぎわは、額に力を入れてしわが寄る位置の上端で取ります。
- Q. こめかみ間の幅とは、どこを測るのですか
- 眉尻の真上あたりで、顔の左右幅がいちばん狭くなる位置です。指を両方のこめかみに当てて、内側へ入り込んでいる場所を探してください。生えぎわの幅とは別の場所です。生えぎわの幅は髪の生えている線の左右の端で、こめかみ間は骨がへこんでいる位置なので、同じ人でも1〜2cm違います。測るときは正面の写真を使い、水平線を眉尻の高さに引いてください。
- Q. 縦と横の両方が広いときは、どちらから決めますか
- 横からです。横の幅は分け目の位置と、髪を額の横に置くかどうかで動きます。縦は前髪を作るかどうかで動きます。分け目を先に決めておかないと、前髪の量が決まりません。順番は、こめかみの横を決める、分け目を決める、そのあと前髪の縦を決める、の3手です。逆にすると前髪を切ったあとで分け目を動かすことになります。
- Q. 前髪を作らないまま縦を短く見せられますか
- 見え方は前髪以外でも変わります。分け目を中心から2cm横へずらすと、生えぎわの見えている形が左右非対称になり、額の面が1つではなく2つに分かれます。もうひとつは、顔まわりの毛を額の横、こめかみの位置まで持ってくること。額の横幅が髪で区切られると、縦だけが長く残る形ではなくなります。どちらも切らずにできます。
- Q. 指が3本以上入る人はどうすればいいですか
- 前髪を作るかどうかの2択になります。作るなら、下端を眉の上端から1.5cm以上下、つまり眉にかかる位置まで下ろしてください。中途半端な位置、眉の上端から1cm以内で終わる長さだと、生えぎわの線と前髪の下端の線が2本並んで、そのあいだの区間が短く区切られます。作らないなら、分け目を横へ2cm以上ずらして額の面を2つに分けます。
— メグラシ編集部





