面長のショートは、つむじの位置で頭頂の高さが決まる|生えぎわから7cm以内なら分け目を横へ2cmずらす

面長の輪郭でショートにしたとき、朝に頭の上だけが立ち上がることがあります。
決めているのは切り方ではありません。つむじが生えぎわからどれだけ前にあるか。 生えぎわの中央からつむじの中心まで7センチ以内なら、根元は頭の上で立ちます。
輪郭は測る対象であって、直す対象ではありません。動かせるのは髪の側の高さだけなので、この記事も髪の高さの話だけをします。
測るのは2つ。つむじまでの距離と、つむじが巻いている向きです。
測るのは2つ。所要2分
合わせ鏡か、スマートフォンのカメラで頭のてっぺんを映します。
1つ目は距離。髪の生えぎわの中央に指を置き、そこから頭の上をなぞって、つむじの中心まで何センチかを測ります。頭の丸みに沿わせるので、直線距離ではありません。
2つ目は向き。つむじの中心から髪がどちら回りに出ているかを見ます。時計回りか、反時計回りかの二択です。
つむじまでの距離は3つの帯に分かれる
| 生えぎわからの距離 | 位置 | 頭の上で起きること |
|---|---|---|
| 7cm以内 | 前寄り | 立ち上がる範囲が頭の上に来て、高さが足される |
| 7〜12cm | 中ほど | 頭の上と後頭部の境目あたりで立つ |
| 12cm超 | 後ろ寄り | 頭の上は立たず、後頭部に丸みが集まる |
面長の輪郭では、7センチ以内の帯だけが手を入れる対象になります。 ほかの2つは、そのままでも縦の情報が増えません。
なぜつむじの位置が関わるのか
つむじの周りは、髪が中心から放射状に生えています。放射状に出た毛は、どの方向にも倒れられるぶん、根元が立ちやすくなります。
つむじが前寄りにあると、この立ち上がる範囲が頭の上に来ます。頭の上に高さが足されると、正面から見たときに縦へ読まれる範囲が長くなります。
面長と呼ばれる輪郭では、顔の中にすでに縦の線が1本通っています。ここは測るところで、直すところではありません。問題になるのは、髪の側に縦の情報をもう1つ足したときです。
前寄り(7cm以内)|分け目を横へ2cmずらす
つむじが7センチ以内にあるときは、分け目の位置で解けます。
分け目を、つむじの中心から横へ2センチずらしてください。ずらす側は、つむじが巻いている向きと逆です。右回りに巻いているなら左へ、左回りなら右へ。
逆へずらすと、根元は毛の流れに逆らわずに横へ倒れます。同じ向きへずらすと、流れに乗って立ち上がります。ずらす量は2センチで足ります。 それ以上動かすと、分け目の線そのものが目立ちます。
ずらす位置は、つむじの中心から前へ向かって引いた線の上です。つむじから離れた前のほうだけをずらしても、根元の立ち上がりは変わりません。動かすのは、つむじのすぐ前の2センチです。
それでも立つ場合は、分け目を線ではなく面にしてください。きっちり分けずに、指で左右にざっと散らすと、根元が1方向に集まらなくなります。線が消えると、そこから立ち上がる力もまとまりません。
中ほど(7〜12cm)|そのままで成立する
つむじが7センチから12センチのあいだにあるときは、立ち上がる位置が頭の上と後頭部の境目あたりです。
ここで立った高さは、正面からは後頭部の丸みとして読まれます。縦の情報にはなりにくいので、分け目は好きな位置で構いません。
気をつけるのは、分け目を中央に置いたときだけです。中央に置くと、つむじから前へ1本の線が通り、頭の上に縦が1本足されます。中央を避ければ、この帯は自由です。
中央から何センチ外せば足りるかというと、2センチです。1センチでは中央とほとんど変わらず、3センチを超えると片側の量が目立って増えます。左右どちらへ外すかは、つむじの巻いている向きと逆側にすると、根元が寝てまとまります。
この帯にいる人は、前髪の有無も自由に選べます。立ち上がりが頭の上と後頭部の境目にあるので、前髪の根元とは離れています。2つが離れていれば、どちらを動かしても互いに影響しません。
後ろ寄り(12cm超)|前髪側に量を残す
つむじが12センチを超えると、頭の上は立ちません。面長の輪郭では扱いやすい側です。
このとき前が寂しく見えることがありますが、頭頂を立てて足すのは逆方向になります。かわりに、前髪側の毛量を残してください。
前髪の下端が下がると、額の縦が短く見えます。頭の上に高さを足さずに、前の情報だけが戻ります。
前髪を作らない場合は、顔まわりの毛を耳の前に1センチ落としてください。縦に細い線が1本できるだけで、前の情報は戻ります。頭頂を立てるより手数が少なく、日中も崩れません。
この帯の人がいちばん困るのは、後頭部だけがふくらんで見えることです。つむじが後ろにあるぶん、放射状の立ち上がりが後頭部に来るからです。気になる場合は、後頭部の根元を乾かすときに上から風を当てて、倒した状態で乾かし切ってください。
巻いている向きの見方
つむじの中心を見て、髪が渦を描いて出ている方向を追います。上から見て時計回りなら右回り、反時計回りなら左回りです。
見分けがつかないときは、乾かしたあとに髪が自然に流れる側を見てください。放っておいて右へ流れるなら右回り、左へ流れるなら左回りです。
分け目をずらす向きだけに使う情報なので、厳密でなくて構いません。 逆にずらして根元が立つようなら、反対側に置き直せば済みます。
乾かす向き|つむじの根元は最後に当てる
乾かす順番でも高さは動きます。
つむじの周りを最初に乾かすと、放射状の根元が立った状態で乾き切ります。逆に、後頭部と横を先に乾かし、つむじの根元を最後に、上から下へ風を当てて乾かすと、根元が倒れた状態で固まります。
面長の輪郭では、つむじの根元は最後に、上から当てるのが順番です。 前寄りの帯にいる人ほど、この順番の差が大きく出ます。
風の当て方も同じ向きに合わせます。下から当てると根元が起き上がるので、上から下へ、頭皮に沿って流す向きで当ててください。距離は10センチほど離すと、束が散らずに倒れます。
乾かし終わりの見分け方は、指で根元を触って、地肌が乾いているかどうかです。毛先が乾いていても根元が湿っていると、その後で起き上がります。根元が乾いた時点の形が、その日の形になります。
分け目をずらしても戻るとき
朝ずらしても、昼には元の位置へ戻ることがあります。これは分け目の癖が残っているためで、位置ではなく時間の問題です。
濡らしてから乾かすときに、いつもの分け目と逆へ強く引きながら乾かしてください。乾き切るまで引いておけば、その日は戻りません。3日続けると、戻る力が弱くなります。
どちらとも取れるとき①|距離が7cmちょうど
境目の数字が出たときは、前寄りとして扱ってください。分け目を2センチずらすだけなら、必要がなかった場合でも見え方は変わりません。
足りないより、余っているほうが直しやすい側です。
どちらとも取れるとき②|つむじが2つある
前にあるほうを基準にします。前のつむじが生えぎわから何センチかで判定してください。
2つのあいだで髪が割れる場合は、分け目を前のつむじの中心から横へ2センチずらしたうえで、割れる部分の根元だけを乾かすときに前へ倒します。割れた線は、分け目と別に扱います。
どちらとも取れるとき③|日によって立ち方が違う
つむじの位置は動きません。動くのは、乾かし方と、前日にどの向きで寝たかです。
寝ぐせで立っている日は、その部分だけを濡らして、上から風を当てて乾かし直してください。全体を濡らす必要はありません。動かすのは1か所です。
濡らすのは根元だけで足ります。毛先まで濡らすと乾かす時間が伸びるだけで、立ち上がりは根元でしか決まりません。霧吹きがなければ、手を濡らして地肌に触れる程度で十分です。
日をまたいで同じ場所が立つなら、寝る前に髪を完全に乾かせているかを見てください。根元が湿ったまま寝ると、つむじの周りは必ず起き上がります。
美容室で伝えるのは、つむじからの位置
「頭の上をぺたんとさせたくない」「立てたくない」だけでは伝わりにくい場所です。
伝えるのは1行です。「つむじが生えぎわから6センチのところにあるので、分け目はつむじの左2センチに置きたい」。
位置で伝えると、切る側も乾かす向きをそろえられます。長さより先に、分け目の位置を決めておくほうが結果が近づきます。
まとめ
面長の輪郭でショートにしたときの頭の上の高さは、つむじの位置で決まります。
生えぎわの中央からつむじの中心まで7センチ以内なら、分け目をつむじの中心から横へ2センチ、巻いている向きと逆へずらす。7から12センチなら、中央の分け目だけを避ける。12センチを超えるなら、頭頂ではなく前髪側に量を残す。
測るのは2つ、動かすのは分け目1か所です。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. つむじの位置は、どうやって測るのですか
- 合わせ鏡かスマートフォンのカメラで頭のてっぺんを映します。髪の生えぎわの中央に指を置き、そこから頭の上をなぞって、つむじの中心まで何センチかをメジャーで測ってください。頭の丸みに沿わせて測るので、直線距離ではありません。7センチ以内なら前寄り、7から12センチなら中ほど、12センチを超えるなら後ろ寄りの3つに分かれます。
- Q. なぜ面長の輪郭でつむじの位置が関係するのですか
- つむじの周りは髪が放射状に生えるので、その範囲の根元が立ちやすくなります。つむじが前寄りにあると、立ち上がる範囲が頭の上に来て、頭の高さが足されます。面長と呼ばれる輪郭では顔の中にすでに縦の線が通っているので、頭の上にもう1つ高さが足されると、縦に読まれる範囲が長くなります。輪郭は測る対象で、動かせるのは髪の側の高さだけです。
- Q. 分け目はどちら側にずらせばいいですか
- つむじが巻いている向きと逆へずらしてください。右回りに巻いているなら左へ、左回りなら右へ、中心から2センチです。逆へずらすと、根元は毛の流れに逆らわずに横へ倒れます。同じ向きへずらすと流れに乗って立ち上がるので、頭の高さが増えます。ずらす量は2センチで十分で、それ以上動かすと分け目の線自体が目立ちます。
- Q. つむじが2つあります
- 2つある場合は、前にあるほうを基準にしてください。前のつむじが生えぎわから何センチかで判定します。後ろのつむじは後頭部の丸みに関わりますが、頭の上の高さには前のほうが強く効きます。2つのあいだで髪が割れる場合は、分け目を前のつむじの中心から横へ2センチずらしたうえで、割れる部分の根元だけを乾かすときに前へ倒してください。
- Q. 短くすると頭頂がぺたんこになります
- つむじが12センチを超えて後ろ寄りにある場合に起きます。この場合、頭の上に高さは足されないので、面長の輪郭では扱いやすい側です。前が寂しく見えるなら、前髪側の毛量を残してください。頭頂を立てるより、前髪の下端の位置を下げるほうが、縦の見え方を増やさずに前の情報が戻ります。
— メグラシ編集部





