顔の形診断|縦÷横1.5倍と1.3倍で輪郭5つに分ける

前髪を上げて、正面から写真を1枚。それだけで自分の顔の形は出せます。顔の形を決めているのは2つだけです。縦横の比と、あご側の形。 この2つ以外は、髪型と前髪と撮影角度で動きます。
先に手順を書きます。縦÷横の比で3つに割り、そのあとえらの幅とあご先の幅で5つに落とす。所要はおよそ5分です。
📋 5つの輪郭が分かれる境目
| 輪郭 | 縦÷横の比 | えら幅÷頬骨幅 | あご先の幅 |
|---|---|---|---|
| 面長 | 1.5倍以上 | 0.85〜0.95 | 指1本半(約2cm)前後 |
| 逆三角 | 1.4倍以上 | 0.85未満 | 指1本(約1.5cm)未満 |
| 卵型 | 1.3〜1.5倍 | 0.85〜0.95 | 指1本〜1本半 |
| ベース | 比を問わない | 0.95以上 | 指2本(約3cm)以上 |
| 丸顔 | 1.3倍未満 | 0.85〜0.95 | 指1本半前後で丸く収まる |
比だけでは決まりません。ベースは比を問わず、えら幅の割合だけで決まります。 そこが他の4つと違うところです。
結論:測るのは比と、あご側の形の2つ
顔の形の話は「丸みがある」「シャープ」といった印象語で語られがちですが、印象語では人によって答えが変わります。同じ顔を見て、丸いと言う人と細いと言う人が両方出ます。
動かないのは骨の位置です。だから測るのは次の2種類だけにします。
- 縦横の比 ── 顔がどれだけ縦に長いか
- あご側の形 ── えらの幅と、あご先の幅
1つ目で3つのグループに割れ、2つ目で5つに落ちます。眉の形も目の大きさも、輪郭の判定には使いません。それは別の軸で使う情報です。
顔タイプ8分類とは、別の軸です
先に切り分けておきます。メグラシには顔タイプ8分類(フェミニン・キュート・フレッシュ・クールなど)の記事が多くありますが、あれとこれは別の軸です。
- 顔タイプ8分類 ── 直線か曲線か、大人顔か子供顔か。決まるのは似合う服のテイスト
- 顔の輪郭(この記事) ── 縦横の比とあごの形。決まるのは似合う髪型・前髪・ネックライン
顔タイプ診断でも顔の縦横比を測る場面はあります。ただしそこでは「1.4倍以上なら大人顔」という読み方をしていて、大人顔か子供顔かを決めるために使っています。この記事では同じ数字を、輪郭が5つのどれかを決めるために使います。測る場所は同じでも、答えている問いが違います。
テイストのほうを知りたい方は顔タイプ診断の10問へ。この記事は輪郭だけを扱います。
手順①:写真を1枚撮る
測る前の条件を揃えます。ここが揃っていないと、あとの数字が2〜3割ずれます。
- 前髪を含めて髪をすべて上げ、生え際が見える状態にする
- 眼鏡を外し、真顔で、口を閉じる
- カメラは自分の目の高さ。上から撮ると縦が短く、下から撮ると縦が長く出ます
- 自然光。真上からの照明はあごの下に影を作り、輪郭の線を消します
- あごを引かない。引くと縦が2〜3cm短く出ます
鏡でも測れますが、写真のほうが左右の幅を同じ条件で比べられます。
手順②:縦÷横の比を出す
縦 ── 生え際の中央から、あご先のいちばん下まで。生え際が後退している場合は、髪の生えている位置ではなく、額の丸みが平らに変わる位置を使ってください。
横 ── 頬骨のいちばん張っている位置での、左右の幅。目尻の真下あたりに指を当てて、外へ動かしながらいちばん出ている点を探します。
この縦を横で割ります。単位は写真上のセンチでもピクセルでも構いません。
| 縦÷横の比 | 読み方 | 残る候補 |
|---|---|---|
| 1.5倍以上 | 縦が長い | 面長/逆三角 |
| 1.4〜1.5倍 | やや縦が長い | 卵型/面長/逆三角 |
| 1.3〜1.4倍 | 中間 | 卵型 |
| 1.28〜1.32倍 | 境目の帯 | 卵型/丸顔 |
| 1.3倍未満 | 横が広い | 丸顔 |
| 比を問わず | えら幅0.95以上なら | ベース |
この時点では、ベースはまだ判定に入っていません。次の手順で入ります。
手順③:あご側を3か所見る
ここが5つに分ける段です。3か所を順に見ます。
1. えらの幅 ── 耳たぶの少し下、あごの角にあたる位置での左右の幅を測り、頬骨の幅で割ります。この値が 0.95以上、つまり頬骨とほとんど同じ幅があれば、比がいくつであってもベース側です。
2. あご先の幅 ── 正面から見て、あご先の平らな部分がどれだけ横に続くか。指2本(約3cm)以上あれば平ら、指1本(約1.5cm)未満なら細い、その間なら丸く収まる形です。
3. 額の広さ ── 眉の少し上での左右の幅を、えらの幅で割ります。1.15以上なら上が広く下が狭い形で、逆三角側の成分です。
測っているのは骨の位置であって、良し悪しではありません。えらの幅がある形も、あご先が細い形も、それぞれに合う髪型とネックラインが別に存在します。
5つの輪郭を、数字で定義する
面長
縦÷横が 1.5倍以上。額・頬骨・えらの3つの幅の差が小さく、いちばん広い場所といちばん狭い場所の差が1割以内に収まります。あご先は指1本半前後で、細くも平らでもありません。鼻先からあご先までが顔の縦の3分の1以上あることが多く、下半分に長さが集まります。
卵型
縦÷横が 1.3〜1.5倍。最大幅は頬骨にあり、そこから額へもあごへも、ゆるやかに狭くなります。えら幅÷頬骨幅は0.85〜0.95で、あご先は丸く収まります。輪郭を指でなぞったとき、途中で線が折れる場所がありません。
丸顔
縦÷横が 1.3倍未満。最大幅は頬骨で、あご先は丸く、あご先から下唇までの距離が顔の縦の5分の1未満です。頬のいちばん高い位置が目の下3cm以内にあることが多く、正面から見たときの縦と横が近づきます。
ベース
えら幅÷頬骨幅が0.95以上。 縦横の比は問いません。1.2倍のベースも1.5倍のベースもあります。あご先は指2本以上の幅で平らに収まり、こめかみからあごへ指でなぞると、耳の下あたりで線が一度折れて角が当たります。この「角が当たるか」が、丸顔との決定的な違いです。
逆三角
額幅÷えら幅が 1.15以上で、あご先の幅が指1本未満。上が広く、下がすぼまる形です。縦÷横は1.4倍以上になることが多く、輪郭の線は頬骨からあご先へ、ほぼ直線的に細くなります。えら幅÷頬骨幅は0.85未満です。
どちらとも取れるとき①:比が境目に乗る
境目に乗るのは、測り方を間違えたということではありません。顔の比は連続していて、切りのいい数字の上に人が並んでいるわけではないからです。帯に入るほうが、むしろ普通です。
| 割れた場所 | 迷いの正体 | こう分ける |
|---|---|---|
| 1.28〜1.34倍 | 丸顔と卵型の境目 | あご先から下唇までが顔の縦の5分の1以上なら卵型側 |
| 1.45〜1.55倍 | 卵型と面長の境目 | 鼻先からあご先が顔の縦の3分の1以上なら面長側 |
| 1.4倍前後で額が広い | 卵型と逆三角の境目 | 額幅÷えら幅が1.15以上なら逆三角側 |
| えら幅0.92〜0.97 | ベースかどうかの境目 | 頬の肉を上に寄せて、あごの角が指に当たればベース側 |
| 比は小さいが角がある | 丸顔とベースの境目 | ベース側で運用する。角のほうが髪型に効くため |
| 3か所以上が帯の中 | 中間の輪郭 | 近い2つの共通項だけを採り、片方にしかない要素は後回し |
いちばん多いのは、丸顔とベースの取り違えです。 頬に丸みがあると丸顔だと感じますが、その下で線が折れていればベース側で、髪型の答えが変わります。判断は見た目ではなく、指で触れた角で行ってください。
どちらとも取れるとき②:測る位置がずれている
数字が安定しないときは、輪郭が複雑なのではなく、測る位置が毎回動いています。よくあるずれは3つです。
縦を髪の外周で測っている。 生え際ではなく髪の輪郭で縦を測ると、2〜3cm長く出ます。1.35倍の方が1.5倍と出る程度のずれです。髪を上げて生え際を指で押さえ、その位置に印をつけてから測ってください。
横を頬骨ではなく、頬の肉のいちばん広い位置で測っている。 頬骨は目尻の真下あたりにあり、頬の肉が最も広く見える位置はそれより下です。下で測ると横が広く出て、比が小さくなります。
あごを引いて撮っている。 カメラを目の高さに置いても、あごを引けば縦が短く出ます。首をまっすぐにして、耳と肩の位置を合わせてから撮ります。
どちらとも取れるとき③:左右差と、日による変動
左右差はほとんどの方にあります。判定は広いほうに合わせてください。 髪型もネックラインも、狭いほうに合わせると広いほうがはみ出して見えるためです。写真を左右反転して2枚並べると、差の大きさが目で分かります。
日によって変わると感じる場合、動いているのは肉であって骨ではありません。頬に指を当てて肉を上に寄せ、その下から出てくるあごの縁の形を追ってください。触って角が当たれば、その日の見え方に関係なくベース側の成分があります。
年齢による変化もあります。骨は動きませんが、皮膚と脂肪の位置が変われば、えらの角の出方や頬の丸みは緩やかに変わります。5年おきに測り直すと、髪型の調整点が見つかります。
輪郭がわかると、何が決まるのか
輪郭は、テイストではなく 形 を決めます。決まるのは次の5つです。
- 髪型 ── 顔まわりの毛の長さと、いちばんボリュームを置く高さ
- 前髪 ── 額をどれだけ出すか、分け目を中央に置くか横に流すか
- ネックライン ── 襟の開きが縦長か横長か、V字か丸かU字か
- 眼鏡 ── フレームの形と、上辺の位置をどこに置くか
- イヤリング ── 縦に落ちる形か、耳に沿う形か
考え方の共通軸は1つです。顔の輪郭で足りないほうの向きを、顔まわりの形が補う。 縦が長い輪郭には横の線を、横が広い輪郭には縦の線を足します。角がある輪郭には曲線を、直線的に細くなる輪郭にはゆるやかな丸みを添えます。
ただし、この1行から実際の髪型や襟に落とすには、輪郭ごとに条件が変わります。この記事では答えを一覧にしません。 面長には面長の、ベースにはベースの分岐があり、一覧表にすると条件が落ちるためです。輪郭別の記事を順に用意していきます。
いま読める、隣の軸の記事
輪郭別の記事が揃うまでのあいだ、顔タイプ8分類の軸で書かれた記事が使えます。軸が違うことだけ意識して読んでください。
- 顔タイプ別のヘアスタイル ── テイストの軸から見た髪型
- 顔タイプ別の前髪 ── 前髪の分け方と長さ
- 顔タイプ別の眼鏡 ── フレームの形の選び方
- ネックラインの種類 ── 襟の開きの名前と形
- アクセサリーの決め方 ── 粒の大きさと落ち方
輪郭とテイストの両方が揃うと、選ぶ範囲が一段狭まります。まずこの記事で輪郭を出し、顔タイプ診断の10問でテイストを出す、という順番が扱いやすい流れです。
よくある誤解
「輪郭は変えられないから、知っても仕方がない」 ── 変えるのは輪郭ではなく、顔まわりに置く形です。同じ輪郭でも、前髪の分け目を中央から横へ移すだけで、顔の縦横の見え方は変わります。知る目的は、その調整をどちら向きに行うかを決めることです。
「輪郭がわかれば似合う服が決まる」 ── 決まりません。輪郭が決めるのは顔まわりの形で、服のテイストは顔タイプ8分類、シルエットは骨格診断の担当です。3つは別々のものを見ています。
「5つのどれかに必ず入る」 ── 帯の中にいる方は珍しくありません。中間にいるという情報そのものが結果で、両隣で共通して勧められる形から試すと失敗が減ります。
まとめ
顔の形を決めているのは、縦横の比とあご側の形の2つです。
- 前髪を上げて、目の高さから正面写真を1枚
- 生え際からあご先までの縦を、頬骨の幅で割る
- 1.5倍以上・1.3〜1.5倍・1.3倍未満で3つに割る
- えら幅÷頬骨幅が0.95以上ならベース、額幅÷えら幅が1.15以上なら逆三角
- 残りは、比とあご先の幅で面長・卵型・丸顔に分かれる
境目の帯に乗ったら、あご先から下唇までの距離と、鼻先からあご先までの距離を追加で見ます。それでも決まらなければ、近い2つの共通項から試してください。測っているのは骨の位置であって、良し悪しではありません。
関連記事
- 顔タイプ診断の10問
- 顔タイプ診断の全体像
- 顔タイプ8種の比較
- 大人顔と子供顔の見分け方
- 中間タイプの見分け方
- 顔タイプ別のヘアスタイル
- 顔タイプ別の前髪
- 顔タイプ別の眼鏡
- ネックラインの種類
- 骨格診断のセルフチェック
- 3軸を組み合わせる
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 顔の形は自分でどうやって測ればよいですか
- 前髪を上げて正面から撮った写真を1枚用意します。眼鏡を外し、真顔で、カメラは自分の目の高さに置いてください。測るのは2か所です。縦は生え際の中央からあご先まで。横は頬骨のいちばん張っている位置での左右の幅。この縦を横で割った値が、いちばん効く数字になります。1.5倍以上なら縦が長い側、1.3倍未満なら横が広い側、その間なら中間です。写真の上で測るので、単位はセンチでもピクセルでも構いません。割り算の答えだけを使います。
- Q. 顔の形は何種類に分かれますか
- 髪型やネックラインを決める用途では、面長・卵型・丸顔・ベース・逆三角の5つで足ります。分け方は2段階です。まず縦÷横の比で3つに割り、次にえらの幅が頬骨の幅の何割かと、あご先の幅を見て5つに落とします。もっと細かい分類もありますが、増やしても選ぶものが変わらないため、5つで運用するほうが実用的です。
- Q. 顔タイプ診断の8分類とは違うものですか
- 別の軸です。顔タイプ8分類は、直線か曲線か、大人顔か子供顔かの2軸で、似合う服のテイストを決めます。顔の輪郭は、縦横の比とあごの形で、似合う髪型やネックラインを決めます。同じ縦横比という数字を使う場面はありますが、答えている問いが違います。両方出しておくと、テイストと形の両方が揃います。
- Q. 丸顔と卵型の境目にいるようです。どちらで考えればよいですか
- 縦÷横が1.28〜1.34の帯に入っている状態です。この帯では、あご先から下唇までの距離を見ます。顔の縦全体の5分の1以上あれば卵型側、それより短ければ丸顔側で運用してください。それでも決まらないときは、頬のいちばん高い位置が目の下3cm以内にあるかを見ます。近いほど丸顔側です。どちらとも取れる場合は、両方で共通して勧められる形から先に試すのが安全です。
- Q. 左右で輪郭の形が違います
- 左右差はほとんどの方にあります。判定は広いほうに合わせてください。髪型もネックラインも、狭いほうに合わせると広いほうがはみ出して見えるためです。写真を左右反転して2枚並べると差の大きさが分かります。反転しても印象がほぼ変わらなければ、左右差は判定に影響しない範囲です。
- Q. 日によって顔の形が違って見えます
- むくみと撮影角度で見え方は動きますが、骨の位置は動きません。頬に指を軽く当てて肉を上に寄せ、その下から出てくるあごの縁をなぞってください。触って角が指に当たれば、見た目が丸くてもベース側の成分があります。写真で確かめるなら、同じ時間帯に2日撮って、近いほうの値を採ります。
— メグラシ編集部





