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前髪診断|おでこ・輪郭・髪質・生えぐせの4点で似合う前髪を決める

メグラシ編集部//読了 25分
鏡の前で前髪を眉の上に持ち上げ、長さと幅を確かめている場面

前髪診断の答えを先に書きます。自分に似合う前髪は、おでこの広さと顔の形(輪郭)で「どんな形にするか」が決まり、髪質・つむじ・生えぐせで「その形を毎朝保てるか」が決まります。 顔タイプは、その形を直線で仕上げるか丸みで仕上げるか、短めに寄せるか長めに寄せるかを決める項目です。この3段階を順番に見れば、前髪なし・流し・シースルー・ぱっつん・センターパートのどれにするかは自分で決められます。

具体的には、眉の上端から生え際までが指4本以上なら前髪を作ると縦の比率が整いやすく、指3本未満なら前髪なしか流し前髪が収まりやすくなります。顔の縦÷横が1.5以上なら前髪の下端を眉に近づけ、1.3未満なら前髪に斜めの線を入れると縦の印象が出ます。そのうえで、前髪を濡らして下ろしたときに根元が真ん中で割れるならセンターパート、片側へ流れるなら流し前髪、まっすぐ落ちるならぱっつんやシースルーが毎朝保ちやすい形です。

迷ったときは、生えぐせに逆らわないほうを選んでください。 形の好みは美容室で寄せられますが、生えぐせは乾かすたびに戻ってきます。この記事では、6項目のセルフチェック表で自分の結果を出し、結果ごとの前髪、どちらとも取れるときの決め方、美容室での頼み方、伸ばしかけの期間の扱いまでを順に書きます。最後に、輪郭別・顔タイプ別の詳しい記事への地図を置きました。

まず顔タイプ診断で「質感の方向」をつかむ

前髪診断の6項目のうち、顔タイプだけは鏡で測るより設問に答えたほうが早く出ます。メグラシの無料の顔タイプ診断を先に受けておくと、この先のセルフチェック表の最後の欄がすぐに埋まります。結果は8タイプのどれかで出ますが、前髪診断で使うのはタイプ名そのものではなく、その裏にある2つの軸です。

1つは子ども顔か大人顔か。顔の縦の長さとパーツの位置で決まり、子ども顔寄りなら前髪の下端は眉の上や眉ちょうど、大人顔寄りなら眉の下から目の上や、前髪なしが馴染みやすくなります。もう1つは曲線か直線か。輪郭や目の形が丸みを帯びているなら毛先に丸みを残す仕上げ、直線的なら毛先をそろえるか、すっきり流す仕上げが合います。大人顔かどうか迷うときは、大人顔の見分け方で先に確かめてください。

顔タイプの2軸の考え方は顔タイプ診断の2軸と4象限に詳しく書いています。今の前髪が下りたまま診断すると結果がずれやすいので、気になる方は前髪とメイクを外して測る方法も合わせて見てください。

自分でできる前髪診断|用意するのは鏡・定規・クリップ

セルフチェックに必要なものは、顔全体が映る鏡、15cm以上の定規、前髪を留めるヘアクリップ2つ、霧吹きです。明るさは窓際か洗面台の正面の照明がよく、真上からの照明だけだと額に影ができて生え際が読みにくくなります。

始める前に、前髪を全部上げてクリップで留めてください。今の前髪が残っていると、おでこの広さも輪郭も実際とは違って見えます。測る順番は、おでこの広さ、顔の形、髪質、つむじ、生えぐせ、顔タイプの6つです。前の3つが「どんな形にするか」、後ろの3つが「その形を保てるか・どう仕上げるか」を決めます。

測った数字は、この後に置いたセルフチェック表にメモしておきます。美容室で見せる資料にもなるので、スマートフォンのメモに写すか、紙に書いて持ち歩けるようにしておくと便利です。所要時間は15分ほどで、濡らして乾かす工程があるので、時間がある夜に行うのがおすすめです。

チェック1|おでこの広さは「眉から生え際まで指何本か」

最初に見るのは、おでこの縦の広さです。眉の上端に人差し指の下の縁を合わせ、指をそろえて生え際まで重ねていきます。指3本未満なら狭め、3本から4本未満なら標準、4本以上なら広めと考えてください。定規で測るなら、眉の上端から生え際までがおおむね5cm未満、5〜6.5cm、6.5cm以上が目安です。

次に横の広さも見ます。左右のこめかみの生え際の間を定規で測り、頬骨の一番張っている位置の幅と比べます。こめかみ間が頬骨幅とほぼ同じなら横に広め、頬骨幅よりはっきり狭いならこめかみが内側に入っている形です。縦と横で広さの出方が違う方は多く、どちらが広いかで前髪の作り方が変わります。

縦に広い場合は、前髪を作ると見える額の縦が短くなり、顔全体の縦の比率が整いやすくなります。横に広い場合は、前髪の幅を黒目の外側から目尻あたりまで広げると、額の横幅が落ち着きます。縦と横の振り分けは面長で額が広いときの縦と横の見分け方に詳しくあります。額をどれくらい見せるかの割合で考えたい方は、大人顔の前髪は額を何割見せるかで決めるが道案内になります。

チェック2|顔の形(輪郭)は縦÷横で見る

2つ目は顔の形です。生え際の中央からあご先までの縦の長さと、頬骨の一番張っている位置の横幅を定規で測り、縦÷横を出します。1.3未満なら横の印象が出やすい丸みのある形、1.3〜1.5なら縦横の釣り合いがとれた形、1.5以上なら縦の印象が出やすい形です。

あわせて、額・頬骨・エラの3か所の幅の並び方も見ておきます。額が一番広く、あごに向かって狭くなるなら逆三角形寄り、エラの幅が頬骨に近いならベース寄り、3か所がなだらかに狭くなるなら卵型寄りです。ここは前髪の形より、前髪から横の髪へのつなぎ方に効いてきます。

前髪で動かせるのは「見える縦横比」です。縦÷横が1.5以上の方は前髪の下端を眉に近づけると見える縦が短くなり、1.3未満の方は前髪に斜めの線を入れたり、中央に少し額を見せたりすると縦の線が出ます。輪郭を6つに分ける方法は輪郭診断|額・頬骨・エラの幅で分かる6タイプ、縦横比で5つに分ける方法は顔の形診断にまとめています。

チェック3|髪質は太さ・量・くせの3つを分けて見る

3つ目は髪質です。髪質はひとまとめにせず、太さ・量・くせの3つに分けて見ます。太さは、抜けた前髪の毛を1本指先にはさみ、はっきり感触があれば太め、ほとんど分からなければ細めです。量は、生え際の中央から左右2.5cmずつ、幅5cmの範囲の毛を根元でつまんで、束の太さが鉛筆より太ければ多め、細ければ少なめと見ます。

くせは、前髪を霧吹きで根元まで濡らし、何もつけずに自然に乾かして確かめます。毛先が1cm以上うねる、または束ごと横へ逃げるならくせありです。うねりが毛先だけか、根元からかも見ておいてください。根元からのくせは、次のチェック5の生えぐせと重なっていることがあります。

髪質で変わるのは、前髪の「量の残し方」と「選べる形の幅」です。細くて量が少ない方は、シースルーのように透けさせる形が自然に作れます。一方、太くて量が多い方は、ぱっつんのように重さを残す形が安定します。くせがある方は、毛先をそろえる形より、毛先を流す形のほうが朝の手入れが少なく済みます。くせ毛の広がりをどう測るかはくせ毛が広がるかを毛先の跳ねで見る方法が参考になります。

チェック4|つむじの位置と向き

4つ目はつむじです。合わせ鏡か、スマートフォンで頭頂を撮って確かめます。見るのは、生え際の中央からつむじまでの距離と、顔の中心線からつむじが左右にどれくらいずれているか、渦の向きが右回りか左回りかの3つです。

生え際からつむじまでが近い(おおむね7cm以内)方は、頭頂の毛が前へ流れやすく、前髪の根元に量が集まりやすい傾向があります。つむじが中心線から2cm以上横にずれている方は、髪全体がずれた側と反対側へ流れやすく、前髪も同じ方向へ引っ張られます。つむじが2つある方は、前髪の根元が割れやすくなります。

つむじの情報は、前髪の「分け目をどこに置くか」と「流す方向」を決めます。流れやすい方向に分け目を作ると、朝のドライヤーが短くなります。つむじのずれと髪の流し方の関係は大人っぽいショートとつむじのずれ、頭頂の高さとの関係は面長のショートとつむじの位置にあります。

チェック5|生えぐせは濡らして下ろしたときの割れ方

5つ目が、前髪診断で一番見落とされやすい生えぐせです。前髪の範囲を根元まで濡らし、目の粗いくしでまっすぐ下へとかしてから、手を離して1分待ちます。そのあとに前髪がどう動いたかを見ます。

真ん中で左右に割れるなら中央割れ、片側へまとまって流れるなら片流れ、根元が上へ立ち上がって浮くなら立ち上がり、ほとんど動かずに下りたままならまっすぐ型です。生え際の角が深く入り込んでいる方は、その角の毛が外へ逃げる動きもここで分かります。生え際の角の深さの測り方は生えぎわのM字と角の深さに書いています。

生えぐせは、前髪の形が毎朝そのまま再現できるかを決めます。まっすぐ型の方はどの形も選べますが、中央割れの方がぱっつんを選ぶと真ん中が開きやすく、立ち上がりの方は短い前髪ほど浮きやすくなります。生えぐせはカットや乾かし方である程度ならせますが、消えることはありません。ここで見た割れ方が、後で迷ったときの決め手になります。

チェック6|顔タイプの2軸を書き写す

最後の項目は、冒頭で受けた顔タイプ診断の結果です。タイプ名から2軸を書き写します。子ども顔の側では、キュートが曲線、アクティブキュートとフレッシュが曲線と直線の間、クールカジュアルが直線です。大人顔の側では、フェミニンが曲線、ソフトエレガントとエレガントが曲線と直線の間、クールが直線です。

診断を受けていない場合は、鏡で2つだけ確かめても足ります。顔の縦が長めで目の位置が顔の中央より上なら大人顔寄り、顔の縦が短めで目の位置が中央かそれより下なら子ども顔寄りです。輪郭と目の形に丸みが多ければ曲線、角や直線が多ければ直線です。8分類を短時間で見分けたい方には顔タイプ診断セルフチェック|8分類を5問で見分けるがあります。

顔タイプの2軸は、前髪の形を決めるというより、仕上げを決めます。同じ流し前髪でも、曲線寄りなら毛先を内側に丸め、直線寄りなら毛先をそろえて斜めに切りそろえると馴染みます。前髪だけでなく髪型全体を顔タイプで考えたい方は顔タイプ別の似合う髪型へ進んでください。

セルフチェック表|6項目を1枚にまとめる

6項目の結果を、次の表に当てはめて書き出します。左の2列が測り方と区切り、右の列が前髪のどこに効くかです。

項目測り方区切り効くところ
おでこの縦眉の上端から生え際まで指を重ねる3本未満/3〜4本/4本以上前髪を作るかどうか
おでこの横こめかみ間と頬骨幅を比べるほぼ同じ/はっきり狭い前髪の幅
顔の形縦÷横を定規で出す1.3未満/1.3〜1.5/1.5以上前髪の下端の高さと線の向き
髪質太さ・量・濡らして乾かしたうねり細め少なめ/標準/太め多め・くせ量の残し方と選べる形
つむじ生え際からの距離と中心からのずれ7cm以内/それより後ろ・ずれ2cm以上分け目と流す方向
生えぐせ濡らして下ろし1分待つまっすぐ/片流れ/中央割れ/立ち上がり毎朝その形を保てるか
顔タイプ診断結果の2軸子ども顔か大人顔か・曲線か直線か仕上げの質感と長さの方向

この表のうち、上の3行が「形の候補」を出し、下の3行が「候補を絞る」役割をします。上の3行だけで決めると、似合うはずなのに毎朝決まらない前髪になりがちです。下の3行だけで決めると、保ちやすいけれど印象が動かない前髪になります。両方を見て、次の結果の読み方に進んでください。

結果の読み方|形を出す3項目と、絞る3項目

結果を読むときは、まず上の3項目から前髪の候補を2つ出します。おでこの縦が広めで顔の形が1.5以上なら、前髪ありで下端を眉に近づける形が候補になります。おでこの縦が狭めで顔の形が1.3未満なら、前髪なしか、斜めに流す形が候補です。その中間なら、ほとんどの形が候補に残ります。

次に、下の3項目で候補を絞ります。生えぐせが中央割れならセンターパートを、片流れなら流し前髪を、まっすぐ型ならぱっつんとシースルーを残します。立ち上がりの方は、短い前髪を外して、目にかかる長さか前髪なしを残してください。つむじが前寄りで量が前へ集まる方は、量を減らしたシースルーより、重さを残した形のほうがまとまります。

最後に顔タイプで仕上げを決めます。子ども顔寄りなら下端を眉の上か眉ちょうどに、大人顔寄りなら眉の下から目の上に寄せます。曲線寄りなら毛先に丸み、直線寄りなら毛先をそろえるか斜めの線。ここまで来ると、次の結果別の項目のどれかに当てはまるはずです。

結果別|前髪なしが合う人

前髪なしが合うのは、おでこの縦が指3本前後までで、顔の形が1.3〜1.5の範囲、生えぐせが中央割れか立ち上がりの方です。大人顔寄りの方、つむじが前寄りで根元が立ちやすい方も、この形が毎朝安定しやすくなります。

前髪なしで決めることは、分け目の位置と顔まわりの毛を落とす高さの2つです。分け目は生えぐせが割れる位置にそのまま置くのが基本で、横幅を落ち着かせたいなら分け目を黒目の上あたりまで横へずらします。顔まわりの毛は、頬骨の高さで顔に触れるように落とすと横の広がりが落ち着き、あごの高さまで下げると縦の線が出ます。

丸みのある輪郭の方が前髪なしを選ぶ場合は、丸顔の前髪なし|分け目の位置と顔まわりの毛を落とす高さが詳しい手順になります。ボブで前髪なしを選びたい方は面長×前髪なしボブも参考にしてください。

結果別|流し前髪が合う人

流し前髪が合うのは、生えぐせが片流れの方と、つむじが中心線から2cm以上ずれている方です。顔の形が1.3未満で縦の線を足したい方、おでこの縦が広めでも前髪をおろし切るのに抵抗がある方にも向いています。

流し前髪で決めることは、流す方向、斜めの角度、毛先の位置の3つです。方向は生えぐせが流れる側に合わせます。角度は、眉頭の上から反対側の目尻へ向かって下がる線が基本で、角度を急にするほど縦の印象が強くなります。毛先は、短めなら眉の上、長めなら頬骨の上で止めると、顔の横に1本の線が通ります。

曲線寄りの方は毛先を内側へ丸めて、直線寄りの方は毛先をそろえて流すと、顔立ちと前髪の質感がそろいます。丸みのある輪郭で前髪の角度を細かく決めたい方は丸顔の前髪|幅と斜めの角度で縦の線をつくるを、短い髪で流す前髪を考えたい方はハンサムショートの流す前髪の角度を見てください。

結果別|シースルーバングが合う人

シースルーバングが合うのは、髪が細めで量が少なめから標準の方、生えぐせがまっすぐ型の方です。おでこの縦が標準から狭めの方、顔タイプで直線寄りや子ども顔寄りの方も、透け感が顔立ちと馴染みやすくなります。

シースルーで決めることは、透けさせる量と幅です。量は、額の肌がうっすら見える程度が目安で、前髪の束を指でつまんだときに鉛筆の半分ほどの太さになります。幅は黒目の外側までにとどめると、透け感が顔の中央に集まって軽く見えます。幅を目尻まで広げると、透けた分だけ額の面が広く見えることがあるので、広げるなら量を少し戻してください。

注意したいのは、髪が太めで量が多い方が無理にシースルーにする場合です。量を大きく減らすと、根元から短い毛が立ち上がって、数週間で形が崩れやすくなります。その場合は、量を減らすより毛先だけを軽くするほうが、透け感に近い印象を長く保てます。

結果別|ぱっつん前髪が合う人

ぱっつん前髪が合うのは、生えぐせがまっすぐ型で、髪の量が標準から多めの方です。おでこの縦が指4本以上で、顔の形が1.5以上の方は、前髪の下端が横一直線に入ることで縦の比率が大きく整います。曲線寄りの顔立ちでも、毛先に少し丸みを残せば馴染みます。

ぱっつんで決めることは、下端の高さと幅と厚みです。下端は眉の上1cmから眉ちょうどが基本で、子ども顔寄りなら眉の上、大人顔寄りなら眉にかかるくらいが落ち着きます。幅は黒目の外側から目尻の間で、狭いと前髪だけが塊に見え、広いと顔の横幅が狭く見えます。厚みは、生え際から何cm奥の毛まで前髪に取るかで決まり、奥まで取るほど重さが出ます。

中央割れや立ち上がりの生えぐせがある方がぱっつんを選ぶと、乾かしたあとに真ん中が開いたり、根元が浮いたりしやすくなります。どうしてもぱっつんにしたい場合は、厚みを奥まで取って重さで押さえる方法がありますが、朝のドライヤーの手間は増えます。前髪の下端と眉の距離による見え方の違いは童顔と言われる人の前髪と眉の距離に書いています。

結果別|センターパートが合う人

センターパートが合うのは、生えぐせが中央割れで、つむじが顔の中心線近くにある方です。顔の形が1.3〜1.5の範囲の方、大人顔寄りの方、おでこの縦が標準から広めの方は、中央に縦の線が入ることで顔立ちがすっきり見えます。

センターパートで決めることは、分け目の深さと、左右に流した毛先が顔のどこに触れるかです。分け目は生え際から3〜5cm奥まで通すのが目安で、浅いと前髪がすぐ下りてきて、深いと頭頂がぺたんと見えます。毛先は、頬骨の上で外へ逃がすと明るい印象に、頬骨の下で内へ入れると落ち着いた印象になります。

顔の形が1.3未満の方がセンターパートを選ぶ場合は、分け目のすぐ横の根元を少し立ち上げると、頭頂に高さが出て縦の印象が足されます。顔の形が1.5以上の方なら、左右の毛先を頬骨の高さで横へ広げると、縦の長さが落ち着きます。ボブの長さで前髪の扱いを決めたい方は40代のボブ前髪あり|顔の縦横比で前髪の下端が決まるが参考になります。

結果別|目にかかる長めの前髪が合う人

ここまでの5つのどれにもはっきり当てはまらない方には、目にかかる長めの前髪が合うことが多くあります。長めの前髪は、下ろせばぱっつんやシースルーに近く、分ければセンターパートや流し前髪に近くなるので、形を1つに決めなくても使えます。

長めの前髪が特に合うのは、生えぐせが立ち上がりの方です。長さがあると重さで根元が落ち着くため、短い前髪で起きていた浮きが目立ちにくくなります。顔タイプで大人顔と子ども顔の境目にいる方、おでこの縦が標準の方も、その日の服や予定に合わせて扱いを変えられる点が使いやすい理由です。

長めの前髪で気をつけたいのは、目に毛先が入らないようにすることです。下端をまぶたの上ぎりぎりに置くと、まばたきのたびに毛先が当たります。下端は黒目の上端あたりまでにとどめ、それより長くなったら分けて流す扱いに切り替えてください。下ろす・分ける・上げるをその日ごとに変えたい方は前髪アレンジ|額の縦と生え際の向きで決まるに、やり方をまとめています。

どちらとも取れるときの決め方

セルフチェックで候補が2つ残ることは珍しくありません。そのときは、次の順番で決めてください。

1つ目の決め手は生えぐせです。2つの候補のうち、濡らして下ろしたときの割れ方に近いほうを選びます。たとえばぱっつんとセンターパートで迷っていて、生えぐせが中央割れなら、センターパートを選びます。形の好みは美容室の技術である程度寄せられますが、生えぐせは乾かすたびに戻ってくるので、毎朝の満足度に一番効きます。

2つ目の決め手は、おでこの縦と顔の形のどちらが区切りの外側にあるかです。おでこの縦が指4本以上で顔の形が1.3〜1.5のように、片方だけがはっきり区切りの外にある場合は、外にあるほうの項目を優先します。おでこの縦がはっきり広いなら前髪ありへ、顔の形がはっきり1.3未満なら斜めの線が入る形へ寄せます。

3つ目の決め手は、戻しやすさです。前髪を作ると、なしに戻すまで半年以上かかります。逆に前髪なしから作るのは1回のカットで済みます。2つの候補がどうしても並ぶなら、長めの前髪か流し前髪から始めて、1か月ほど様子を見てから短くするのが安全です。短い前髪で迷っている場合も、まず眉の下で切ってもらい、次のカットで眉の上へ上げるほうが失敗が少なくなります。

顔タイプと輪郭の結果がぶつかるとき

もう1つよくある迷いが、顔タイプの結果と輪郭の結果が別の前髪を指しているときです。たとえば顔タイプでは子ども顔寄りで短めの前髪が合うと出たのに、顔の形は1.5以上で縦が長めに出た、という場合です。

このときは、長さを輪郭で決め、質感を顔タイプで決めると両方が立ちます。縦が長めなら下端は眉に近い位置まで下ろし、子ども顔寄りの質感は毛先の丸みや幅の取り方で出します。反対に、顔タイプでは大人顔で長めの前髪が合うと出たのに、おでこの縦が狭めという場合は、前髪を作らずに分け目を深めにとって、顔まわりの毛を目の下あたりから流す形にすると、大人顔の落ち着きとおでこの比率の両方がそろいます。

顔タイプの結果そのものに自信がないときは、前髪を変える前に診断をやり直すのも1つの方法です。結果がぶれる設問だけ測り直す方法は顔タイプ診断をわかりやすく|迷う設問だけ鏡と定規で測り直すにあります。

髪質が形の邪魔をするときの調整

形は決まったのに、髪質のせいでその形にならないこともあります。よくあるのは3つの場合です。

細くて量が少ない髪でぱっつんを選んだ場合は、時間がたつと毛先が割れて、すき間ができやすくなります。厚みを生え際から少し奥まで取って量を足し、毛先はそろえたまま重さを残すと、割れにくくなります。太くて量が多い髪でシースルーを選んだ場合は、先にも書いたとおり、量を減らすより毛先を軽くするほうが形が長持ちします。

くせがある髪で毛先をそろえる形を選んだ場合は、乾かす向きで調整します。根元を、くせが向かう方向とは反対へ一度乾かしてから、正面に戻して乾かすと、根元のくせがならされます。それでも毛先がうねるときは、そろえる形にこだわらず、毛先を流す形に寄せるほうが、毎朝の手間が少なく済みます。

髪質と顔の形の両方を見ながら髪型全体を決めたい方は、短い髪なら顔タイプ別のショートヘア、長い髪なら顔タイプ別のロングヘアへ進んでください。

切る前に試す方法|クリップで仮の前髪を作る

前髪は、切ったら戻すのに時間がかかる場所です。切る前に、仮の前髪で見え方を確かめてください。

方法は簡単で、頭頂寄りの長い毛を一束取り、前へ倒して額にかぶせ、毛先を内側へ折り込んでクリップで留めるだけです。折り込む位置を変えれば、眉の上、眉ちょうど、目の上と、下端の高さを試せます。束の幅を変えれば、黒目の外側まで、目尻まで、こめかみまでと、幅も試せます。

試すときは、正面だけでなく、斜め45度と横からも見てください。正面では似合って見えても、斜めから見ると前髪だけが浮いて見えることがあります。試した形はスマートフォンで撮っておき、美容室で「この下端の高さで」と見せると、言葉より正確に伝わります。

前髪の下端と顔の縦横比の関係は顔の形で前髪を決める|前髪の下端で見える縦横比を動かすに、詳しく書いています。

美容室での頼み方|名前ではなく数字と向きで伝える

美容室で「シースルーで」「センターパートで」と名前だけで伝えると、思っていたものとずれることがあります。前髪の名前は人によって思い浮かべる形が違うためです。伝えるときは、長さ・幅・量・根元の向きの4つを、数字と言葉で伝えてください。

伝えること伝え方の例
長さ下端は眉の上1cm/眉ちょうど/黒目の上端まで
幅黒目の外側まで/目尻まで
量額がうっすら透ける程度/額が見えない程度
根元の向き右へ割れる生えぐせがあるので、右流しに寄せたい
仕上げ毛先に丸みを残したい/毛先はそろえて直線で

この5つに加えて、セルフチェック表のおでこの縦と顔の形の数字も伝えると、美容師さんが前髪の位置を決める材料になります。生えぐせとつむじの位置は、美容師さんも濡らした状態で確かめてくれることが多いので、「自分ではこう見えた」と伝えておけば、そこを一緒に確認できます。

もう1つ大事なのは、「迷っている」と正直に伝えることです。2つの候補で迷っているなら、両方を伝えて、長めに切って様子を見られるかを相談してください。前髪のカットで失敗したと感じたときの測り直し方は、前髪診断のセルフチェック|切って失敗したときに測る長さ・幅・量にまとめています。

伸ばしかけの期間の扱い

前髪を作った後に前髪なしへ戻したい、短い前髪を長めの前髪に変えたいという場合は、伸ばしかけの期間をどう過ごすかが問題になります。髪はおおむね月に1cmほど伸びるので、眉の上の前髪があご先に届くまでには、半年から1年かかります。

毛先の位置目安の期間扱い方
眉の上から眉の下1〜2か月下ろしたまま、毛先だけ整えてもらう
まぶたから目にかかる2〜4か月横へ流してピンで留めるか、分け目を作る
頬骨の高さ4〜6か月左右に分けて、顔まわりの毛として扱う
口元からあご先6か月〜1年横の髪とつなげて、前髪なしへ移る

一番扱いにくいのは、毛先が目にかかる時期です。この時期は、前髪を生えぐせの流れる側へ流し、耳の上でピンを留めるのが基本です。毛先が耳の上端に届くかどうかでピンの本数が変わり、届けば1本、届かなければ2本で固定すると安定します。詳しくは伸ばしかけの前髪とピンの本数にあります。

伸ばしかけの期間も、美容室には1〜2か月に1回は行ってください。前髪そのものは切らなくても、横の髪とのつながりを整えてもらうと、伸びる途中の段差が目立たなくなります。伝えるときは「前髪を伸ばしている途中なので、長さは残して、横とのつながりだけ整えてほしい」と言えば十分です。

前髪を保つためのカットの間隔と毎朝の手入れ

似合う前髪を選んでも、伸びて形が変われば印象も変わります。前髪の下端は月に1cmほど下がるので、眉の上の前髪なら3〜4週間で眉にかかり、眉ちょうどの前髪なら同じ期間で目に近づきます。短い前髪ほど、カットの間隔を短めにとる必要があります。

前髪だけのカットを受け付けている美容室も多いので、全体のカットの合間に前髪だけ整えてもらう方法もあります。自分で切る場合は、縦にはさみを入れて毛先をそろえる程度にとどめ、横にまっすぐ切るのは避けてください。横に切ると、乾いたときに思った以上に短くなることがあります。

毎朝の手入れで一番効くのは、根元を乾かす順番です。前髪を濡らしたら、まず根元だけを、生えぐせとは反対方向から一度乾かし、次に正面から乾かします。この2段階で、根元の向きがそろって、決めた形が保ちやすくなります。仕上げに毛先だけ内側へ丸めるか、まっすぐ下へ下ろすかは、顔タイプの曲線・直線に合わせてください。

輪郭別・顔タイプ別の記事への地図

この記事は前髪診断の全体の地図です。自分の結果が出たら、次の記事でさらに細かく決めていけます。

輪郭から詳しく決めたい方は、丸みのある輪郭なら丸顔の前髪|幅と斜めの角度、縦の長さが出やすい輪郭なら面長の前髪|額に残す縦の長さと前髪の幅、エラに幅がある輪郭ならベース顔の髪型|分け目・毛量の高さ・毛先の位置、額が広くあごに向かって狭まる輪郭なら逆三角形の顔に似合う髪型へ進んでください。ボブに前髪を合わせたい方は、40代の前髪ありボブ×丸顔や面長のボブに前髪をつくるときが近い内容です。

顔タイプから詳しく決めたい方は、8タイプの違いを並べた顔タイプ8種の比較、額を何割見せるかで考える大人顔の前髪が入口になります。顔タイプをまだ決めていない方は、改めて無料の顔タイプ診断から始めてください。

よくある迷い

前髪診断の相談で多い迷いを、3つ取り上げます。

1つ目は「おでこが広いのに、前髪を作ると重く見える」という迷いです。この場合、多くは前髪の厚みを奥まで取りすぎています。厚みを生え際から2〜3cm程度に抑え、幅を黒目の外側までに狭めると、おでこの比率は整えたまま重さが減ります。

2つ目は「流し前髪にしても、すぐ正面に戻ってくる」という迷いです。流す方向が生えぐせと反対になっている可能性があります。濡らして下ろしたときの割れ方をもう一度確かめて、流れやすい側へ流す方向を変えてみてください。反対側へどうしても流したい場合は、分け目を生え際の角の外側まで出すと、流れが保ちやすくなります。

3つ目は「顔タイプの結果どおりにしたのに、しっくりこない」という迷いです。顔タイプは前髪の質感を決めるのには向いていますが、形を決めるのはおでこと輪郭、保てるかを決めるのは生えぐせです。顔タイプ以外の5項目をもう一度測ってみると、ずれている項目が見つかることが多くあります。

まとめ|前髪は3段階で決める

前髪診断は、1つの項目で答えを出すものではありません。おでこの広さと顔の形で前髪の候補を出し、髪質・つむじ・生えぐせで毎朝保てる候補に絞り、顔タイプで仕上げの質感を決める。この3段階で、自分に似合う前髪は自分で決められます。

迷ったら生えぐせに逆らわないほう、それでも並ぶなら戻しやすいほうを選んでください。切る前にはクリップで仮の前髪を作って試し、美容室では名前ではなく数字と向きで伝えます。伸ばしかけの期間も、毛先の位置ごとに扱いを変えれば、途中で形が崩れることはありません。

セルフチェック表は、髪が伸びたり、季節で髪質が変わったりしたときにも使えます。半年に1回ほど測り直して、そのときの自分に合う前髪を選び直してください。

次に読むなら

編集部より

「前髪診断」で探している方が、顔タイプだけでなく、おでこの広さ・顔の形・髪質・つむじ・生えぐせからも前髪を決められるよう、全面的に作り直しました。6項目のセルフチェック表、結果ごとの前髪、迷ったときの決め方、美容室での頼み方、伸ばしかけの期間の扱いを1本にまとめています。

— メグラシ編集部

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よくある問い

Q. 前髪診断は自分でできますか?
できます。鏡と定規とヘアクリップがあれば足ります。おでこの縦を指の本数で、顔の縦と横を定規で測り、前髪を濡らして下ろしたときに根元がどちらへ割れるかを見ます。最後に顔タイプの2軸(子ども顔か大人顔か、曲線か直線か)を足すと、前髪の形と質感の両方が出ます。所要時間は15分ほどです。
Q. 顔タイプ診断だけで前髪を決めてはいけませんか?
顔タイプは前髪の質感と長さの方向を決めるのに向いていますが、前髪を毎朝その形に保てるかは分かりません。保てるかどうかは、つむじの位置と生えぐせと髪質で決まります。同じ顔タイプでも、根元が立つ人がぱっつんを選ぶと、毎朝の手間が大きくなります。顔タイプと生えぐせの両方を見るのが確実です。
Q. おでこが広いと前髪は必ず作ったほうがいいですか?
必ずではありません。おでこの縦が指4本以上あっても、生えぐせが強く根元が立つ方や、大人顔で直線寄りの方は、前髪なしや長めの流し前髪のほうが落ち着きます。おでこの広さは「前髪を作れば縦の比率が整いやすい」という目安で、選び方の1項目にすぎません。
Q. 前髪を伸ばしかけの時期は、どう過ごせばいいですか?
毛先がどこに届いているかで扱いを変えます。眉の下からまぶたまでは横へ流してピンで留め、目にかかる長さになったら分け目を作って両側へ流し、頬骨に届いたら顔まわりの毛として扱います。髪はおおむね月に1cmほど伸びるので、あご先に届くまで半年から1年を見込んでください。
Q. 美容室では何と伝えれば伝わりますか?
前髪の名前より、長さ・幅・量・根元の向きを数字と言葉で伝えてください。たとえば「下端は眉の上1cm、幅は黒目の外側まで、量は額がうっすら透ける程度、右へ割れる生えぐせがあるので右流しに寄せたい」です。セルフチェック表をそのまま見せるのも有効です。

— メグラシ編集部

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