イエベ秋の髪色|暗くしすぎ・赤み入れすぎの境目と戻せる範囲

迷っているなら、レベル6のチョコレートブラウンです。赤みがほしければレベル7のマロン。イエベ秋の髪色で満足度が高い着地は、だいたいこの2つに集まります。
仕上がりがずれる原因は、色の選び違いより伝え方にあります。先にそこから書きます。

2色の使い分け|落ち着かせたいか、血色がほしいか
チョコレートブラウンは黄みと深さが同時に出る色です。顔まわりの影となじむので、髪だけが浮くことが起きにくい。レベル6は、屋外では茶に見えて室内でも黒までは落ちない位置です。
マロンはそこに赤みを一段足した色。頬の血色が出にくい方はこちらで、レベル7まで上げても色の芯が残ります。カッパーは彩度が高く、退色でオレンジだけが残るので1色目には向きません。
美容室で渡すのは3つ|明るさの数字・足す色・避けたい状態
「イエベ秋に似合う色で」でも方向は伝わります。ただし得意な範囲はレベル5から9まであり、黄み寄り・赤み寄り・緑み寄りに分かれます。この幅を渡さないと、どこに置くかは相手が決めます。
明るさは数字で言う
「暗めで」「明るめで」は人によって基準が違います。トーン(レベル)の数字にすると、ずれが減ります。
- レベル5:室内では黒に近く見える。茶が残る下限
- レベル6:屋外で茶、室内で落ち着いた濃茶。いちばん外れにくい
- レベル7:光の下で明らかに茶。赤みや黄みが読み取れる
- レベル8〜9:明るめの上限。色の濃さを足さないと薄く見える
数字が分からなければ「今の髪より1段明るく」でも通じます。今を起点に、動かす幅を数字にするのが確実です。
色の方向は「何を足すか」で言う
チョコレートブラウンという名前は、サロンによって3方向に振れます。何を混ぜるかまで言えば、揺れが消えます。
- 赤みを足す:血色が出にくい方向け。顔色が明るく見える
- 黄み・オレンジを足す:迷ったときの基準。いちばん外れが少ない
- 緑み(マット)を足す:肌の赤みを落ち着かせたいとき、退色を遅らせたいとき
言い方は「レベル6のチョコレートブラウンに、赤みを少し」。色名と足す色の2語で足ります。
注意がいるのは「透明感」という言葉です。青みを足す意味に取られることがあり、その場合は髪と肌の温度が離れます。透明感は暖色側で出してくださいと添えます。
避けたい状態は否定形で言う
行き止まりも渡すと精度が上がります。「真っ黒には見せたくないです」「グレーやくすんだ青みは入れないでください」のように、やりたいこと1つと避けたいこと1つ。まとめると「今より1段明るいレベル6のチョコレートブラウンで、赤みを少し。真っ黒には見せたくないです」。この1文で明るさ・方向・行き止まりが全部渡ります。
写真は2枚にする|なりたい色と、避けたい色
参考画像は多いほどよいものではありません。5枚見せると平均が取られ、どれとも違う色になります。1枚目はなりたい色。屋外の自然光で撮られた、毛先まで写っているものを選びます。室内照明の写真は光と加工で色が動くので、判断材料になりにくいところです。2枚目は避けたい色。「これにはしたくない」という写真のほうが、言葉より速く伝わります。
渡すときに「明るさではなく色の方向だけ見てください」と添えます。どちらを見てほしいか指定すると、読み違いが起きません。
黒髪・暗めから明るくする|1回で動く幅は2段
黒髪に近い状態からなら、1回で動く幅はおおむね2段です。レベル4付近ならレベル6が現実的な着地点で、チョコレートブラウンは十分に出ます。
暗い色を何度も重ねてきた髪はさらに上がりにくくなります。1回目は明るさを取ることに使い、色を入れるのは2回目、と分けたほうが結果的に早い。無理に上げると、色が薄く抜けて黄みだけが残ります。
段階を踏むなら「今日はレベル6まで、次回でレベル7に上げて色を入れたいです」と伝えます。ゴールを先に共有すると、1回目の薬剤の選び方が変わります。ブリーチが要るのはレベル9以上を狙うときで、レベル8までは使わずに届くことが多い範囲です。
職場の規定で暗くする必要があるとき
明るさを下げるのではなく、レベル5〜6のまま色の濃度を上げてもらいます。黒に落とすのと濃い茶に寄せるのとでは、同じ「暗い」でも顔の見え方が変わります。
レベル4以下まで落とすと光の下でも黒に見え、「深いのに柔らかい」見え方が消えます。境目はレベル5。伝え方は「暗くはしたいのですが、真っ黒ではなく濃い茶で」。
失敗1|オレンジに寄りすぎたとき
染めた直後から赤みが強い、または数週間でオレンジだけが目立ってきた状態です。
その場でできるのはブラウン系のカラートリートメントを重ねること。茶の色素を戻すと、オレンジの主張が引きます。紫やシルバーは青みが入るので選びません。次の施術では「緑み(マット)をひとさじ足してください」と伝えます。多く入れると今度は色が沈みます。
失敗2|色が抜けて黄色くなったとき
夏の紫外線を浴びたあとや、染めて1か月ほどで起きます。茶の色素が先に抜け、黄みが残る状態です。足りないのは明るさではなく色の濃さ。暗く染め直すと今度は重くなるので、同じレベルのまま色を入れ直します。毎回これを繰り返す方は、最初の施術で「退色したときに黄色くなりすぎないように」と伝えておくと、抜けたあとの色が変わります。
失敗3|暗くしすぎて重くなったとき
屋外でも黒に見えるなら行き過ぎです。ここからは1回で戻すのが難しく、無理に上げると色が薄くなって黄みが出ます。
戻し方は2回に分けます。1回目でレベル5〜6まで、2回目で色を入れる。急がないなら、伸びた分を切りながら3か月かけて戻すほうが負担が軽い。すぐ軽く見せたいときは、顔まわりともみあげだけを1〜2レベル明るくすると、全体を触らずに印象が動きます。
失敗4|根元が伸びて2色に分かれたとき
根元は地毛の暗さ、中間から毛先は退色した明るさ。境目がくっきり出ると、実際より髪が傷んで見えます。
染め直すときは全体に塗り重ねないでください。毛先まで重ねると、そこだけ黒ずんで温度が失われます。根元中心に入れ、毛先は色味を足すだけ。根元をレベル6、毛先をレベル7〜8にしておくと、伸びても段差が目立ちません。
イエベ秋の中でも分かれる|瞳・地毛・肌の明るさ
同じイエベ秋でも得意な範囲は少し動きます。瞳の色が濃い方は、髪を明るくすると瞳だけが取り残されて見えます。レベル5〜7の深い側に置くと顔の中がそろい、瞳が明るい茶の方はレベル7〜8まで上げても浮きにくいところです。
地毛に赤みが出る方は、赤みを足すと過剰になりやすいところです。緑み寄りのカカオやオリーブブラウンのほうが落ち着きます。黄みに抜ける方は逆で、赤みを足したほうが芯が出ます。肌が明るい方は髪を深くすると輪郭が締まって見え、日に焼けやすい方は明るくするより彩度を上げたほうが軽く見えます。
イエベ春かイエベ秋か、決めきれない方へ
髪色に限れば、レベル7のマロンから試すのが安全です。両方の得意な範囲が重なる位置なので、どちらでも大きくは外れません。
見分けは、明るいベージュブラウンにしたときの印象で付きます。顔が華やいで見えたならイエベ春寄り、髪だけが軽く浮いて顔がぼやけたならイエベ秋寄りです。手順はイエベ春とイエベ秋のどちらか迷うとき、隣の考え方はイエベ春の髪色にまとめています。
色は3週間後の状態で決める
染めた直後がいちばん色の濃い状態です。2〜3週間で色素が抜け、そのあとの期間のほうが長いので、日常的に見るのは退色後の色です。カッパーは退色でオレンジに寄り、マット寄りの色は黄みが出ます。チョコレートブラウンは抜けても茶が残るので変化が穏やかで、1色目に勧める理由もここにあります。眉も同じタイミングで、髪より1トーンだけ明るいブラウンにそろえておくと、色を変えた効果がそのまま出ます。
よくある質問
Q. アッシュ系は全部だめ?
A. 青み寄りのアッシュとグレージュは合いにくいですが、ベージュアッシュやマットブラウンは問題なく使えます。避けるのは名前ではなく、青みとグレーのほうです。
Q. 屋外と室内で色が違って見えます。
A. 自然光では黄みと赤みが立ち、白色蛍光灯では青みが強調されます。サロンで窓辺と店内照明の両方を見ておくと、家でのずれが減ります。
装いに活かすなら
髪色が決まると、次に迷うのは服の色です。プロのスタイリストがタイプを踏まえて選ぶ airCloset なら、色合わせを自分で組み立てずに済みます。
関連記事
— メグラシ編集部
— メグラシ編集部





