ソフトフェミニンとは|顔タイプ8分類にこの名前がない理由と、探しているタイプの見つけ方

「ソフトフェミニン」という言葉を調べて、この記事にたどり着かれた方へ。最初に、いちばん大事なことを書きます。
顔タイプ診断の8分類に、ソフトフェミニンという名前はありません。
これは「あなたが間違っている」という話ではありません。診断のタイプ名には「ソフトエレガント」があり、別のタイプ名に「フェミニン」があります。どちらも実在する名前で、しかも似ています。二つの記憶が混ざると、自然に「ソフトフェミニン」という言葉ができあがります。 実際、この語で探される方の多くは、そのどちらかを思い出そうとしている最中です。
一方で、装いの系統名としての「ソフトフェミニン」は実在します。 「フェミニンの甘さを一段落とした方向」を指す言い方として、店頭でも雑誌でもふつうに使われます。こちらは記憶違いではなく、正しい使い方です。
つまり、この言葉には二つの顔があります。診断名としては存在せず、装いの系統名としては存在する。この記事は、その両方に答えます。
この記事の役割
| 扱うこと | 扱わないこと |
|---|---|
| ソフトフェミニンという言葉の成り立ちと意味 | 特定の商品やブランドの話 |
| 顔タイプ8分類の正式な名前と、探しているタイプの見つけ方 | 診断そのものの受け方の手続き |
| 装いの系統としてのソフトフェミニンの作り方 | ソフトエレガント/フェミニンの詳細(各記事へ) |
| 甘さが強くなりすぎたときの直し方 | メイクの詳細な手順(別記事) |
| 骨格・パーソナルカラー・年代・場面での調整 | 実在の人物をタイプに当てはめること |
結論:二つの意味に分けて考える
| 「ソフトフェミニン」の使われ方 | 実在するか | 正しい行き先 |
|---|---|---|
| 顔タイプ診断の分類名として | 存在しない | ソフトエレガント、またはフェミニン |
| 装いの系統・テイスト名として | 存在する | この記事の後半 |
| メイクの雰囲気を表す言葉として | 存在する | 「甘さを一段落とした方向」で通じる |
| 骨格診断の分類名として | 存在しない | 骨格はストレート・ウェーブ・ナチュラルの3種 |
| パーソナルカラーの分類名として | 存在しない | パーソナルカラーは色の分類で、印象の分類ではない |
診断結果を思い出そうとしているなら前半を、装いの方向を探しているなら後半をお読みください。どちらの目的でも読めるように書いてあります。
ソフトフェミニンという言葉の成り立ち
言葉としては、「ソフト」と「フェミニン」を足したものです。この足し方は日本語のファッション用語でよく使われる作り方で、他にも同じ形の言葉がいくつもあります。
| 言い方 | 何を弱めているか |
|---|---|
| ソフトフェミニン | フェミニンの甘さの量 |
| ソフトエレガント | エレガントの強さ・対比のはっきりさ |
| ソフトカジュアル | カジュアルの崩れ具合 |
| ソフトマニッシュ | マニッシュの硬さ |
| ソフトタッチ | 触れ方の強さ |
| ソフトフォーカス | 輪郭のくっきりさ |
「ソフト」は打ち消しではなく、程度を一段落とす働きです。 ソフトフェミニンはフェミニンの否定ではなく、同じ方向の控えめなほう、という位置にあります。
だから「ソフトフェミニンだからフェミニンな服は着られない」という話にはなりません。同じ方向のものを、量を減らして使うだけです。この点は、言葉の意味そのものを扱ったフェミニンとはとソフエレとはにも詳しく書いています。
「フェミニン」の側は何を指しているのか
弱める対象がはっきりしないと、どこを落とせばいいか決まりません。装いの文脈でフェミニンと呼ばれるものは、次の四つの要素でできています。
| 要素 | フェミニン側 | 反対側 |
|---|---|---|
| 線 | 曲線。丸み、ギャザー、フレア | 直線。まっすぐ、角、平面 |
| 素材 | やわらかい、落ちる、透ける、光る | 硬い、張る、厚い、艶がない |
| 色 | 明るい、やわらかい、暖かみのある | 暗い、鮮やか、冷たい、無彩色 |
| 分量 | 揺れる分量、装飾の面積 | 削られた分量、装飾なし |
ソフトフェミニンとは、この四つのうちいくつかを一段落とした状態のことです。全部落とすとフェミニンではなくなるので、どれを残してどれを落とすかを決めるのが実際の作業になります。
顔タイプ8分類の正式な名前
診断名を探していらっしゃる方のために、正式な8つを並べます。
| タイプ名 | 子供/大人 | 曲線/直線 | 印象の言葉 |
|---|---|---|---|
| キュート | 子供 | 曲線 | かわいらしい、親しみやすい |
| アクティブキュート | 子供 | 曲線寄りの中間 | 元気、明るい |
| フレッシュ | 子供 | 中間 | 爽やか、清潔感 |
| クールカジュアル | 子供 | 直線 | さっぱり、中性的 |
| フェミニン | 大人 | 曲線 | 華やか、やわらかい |
| ソフトエレガント | 大人 | 中間 | 上品、穏やか |
| エレガント | 大人 | 曲線寄りの直線 | 優雅、格を感じる |
| クール | 大人 | 直線 | きりっとした、凛とした |
この8つの中に、ソフトフェミニンはありません。 位置としていちばん近いのは、フェミニンとソフトエレガントの二つです。8分類の詳しい比較は顔タイプ8分類の違いと見分け方にまとめてあります。
名前が混ざる理由も、この表を見るとよく分かります。「ソフトエレガント」と「フェミニン」は、どちらも大人タイプの列にあり、隣り合っています。 印象の言葉も「やわらかい」「上品」と近い。診断を受けたその場では区別がついていても、数か月経つと二つの記憶が一つに寄ってしまう。それが「ソフトフェミニン」という言葉が生まれる仕組みだと考えています。
もう一点、混乱を増やしている事情があります。装いの世界では「ソフトフェミニン」という言い方が実際に使われているため、診断名として聞いた覚えがあるのか、雑誌や店頭で見た覚えがあるのかを、あとから切り分けにくいのです。この記事が前半と後半に分かれているのは、その二つを最初から別のものとして扱うためです。
あなたが探しているのはどちらか|振り分け表
診断で言われた言葉の断片から絞り込めます。
| 覚えていること | 可能性が高いタイプ | 確認する記事 |
|---|---|---|
| 「大人顔」と言われた/曲線が強いと言われた | フェミニン | 顔タイプフェミニンとは |
| 「大人顔」と言われた/曲線と直線の中間と言われた | ソフトエレガント | 顔タイプソフトエレガントとは |
| 「上品」「穏やか」と言われた | ソフトエレガント | 同上 |
| 「華やか」「女性らしい」と言われた | フェミニン | 顔タイプフェミニンとは |
| 「子供顔」と言われた/やわらかいと言われた | キュート | 顔タイプキュートとは |
| 「子供顔」と言われた/中間と言われた | フレッシュ | 顔タイプフレッシュとは |
| 二つのタイプの中間だと言われた | 中間タイプ | 顔タイプの中間タイプ |
| 何も覚えていない | まずセルフチェックから | 顔タイプ8分類のセルフチェック |
判断の軸は二つだけです。子供顔か大人顔か。曲線か直線か。 この二つが分かれば、8分類のうち一つに絞れます。軸そのものの解説は大人顔と子供顔の違いにあります。
ソフトエレガントを探していた場合
いちばん多いのがこのケースです。ソフトエレガントは、大人顔で、曲線と直線の中間にある顔立ちを指します。
| ソフトエレガントの特徴 | 装いで生きるもの |
|---|---|
| 顔立ちに強い主張がなく、穏やかに見える | 中間の色み、控えめな柄 |
| 曲線も直線もどちらかに寄りきらない | 落ち感のある素材、まっすぐ落ちる形 |
| パーツの主張が控えめ | 装飾を絞った小物 |
| 大人の印象があるが、きつくは見えない | 上質に見える質感 |
装いの方向は、この記事の後半で扱う「ソフトフェミニン」とかなり近いです。だからこそ、名前が混ざりやすいのだと思います。詳しくは顔タイプソフトエレガントとはとソフトエレガントとフェミニンの違いをご覧ください。
診断名がソフトエレガントだった場合、後半の作り方はそのまま使えます。**ソフトエレガントの顔立ちが得意とするのは、まさに「一段落とした状態」**だからです。フェミニンな要素を全部そぎ落とす必要はなく、量を調整するという考え方が、そのまま顔立ちに合います。
フェミニンを探していた場合
もう一つのケースです。フェミニンは、大人顔で、曲線が強い顔立ちを指します。
| フェミニンの特徴 | 装いで生きるもの |
|---|---|
| 曲線がはっきりしていて華やかに見える | 曲線的な形、とろみのある素材 |
| 目に丸みがあり、印象が柔らかい | 光沢のある素材、明るい色 |
| 顔立ちに情報量がある | シンプルな形でも成立する |
| 大人の落ち着きがある | 質感のよい素材が生きる |
こちらは顔タイプフェミニンとはと顔タイプフェミニンの服の決め方に詳しくまとめています。フェミニンと隣接するタイプとの見分けはキュートとフェミニンの違い、エレガントとフェミニンの違いにあります。
診断名がフェミニンだった場合も、後半の作り方は使えます。顔立ちがフェミニンだからといって、いつも甘さを最大にする必要はありません。 通勤や落ち着いた場では、量を落としたほうが場に馴染みます。顔立ちが持っている華やかさは服を落としても残るので、むしろ引き算のほうが扱いやすいという方も少なくありません。
装いの系統としての「ソフトフェミニン」
ここから後半です。診断名ではなく、装いの方向としてのソフトフェミニンをどう作るかを扱います。
先に全体像を置きます。
| 要素 | フェミニンのまま | ソフトフェミニンにするには | ずれたときに起きること |
|---|---|---|---|
| 線 | 曲線だけ | どこか一か所に直線を入れる | 直線が三つ以上だと甘さが消える |
| 素材 | 光沢・透け・落ち感 | 光沢を抑え、落ち感だけ残す | 全部マットだと素っ気なくなる |
| 色 | 明るく彩度が高い | 彩度を一段落とした中間色 | 落としすぎると沈む |
| 分量 | 揺れる分量が複数 | 広い面をひとつだけ作る | 二つ以上あると分量が勝つ |
| 装飾 | 複数箇所 | 一か所に絞る | ゼロだと方向が消える |
| 小物 | 曲線的で華やか | 曲線を残しつつ小ぶりに | 直線的な小物だけだと硬くなる |
**原則は「四つのうち二つを落とす」**です。全部落とすとフェミニンではなくなり、ひとつしか落とさないとフェミニンのままになります。
どの二つを落とすかは、好みで決めて構いません。ただ、選び方には向き不向きがあります。
| 落とす組み合わせ | 残る印象 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 線と分量を落とす | 素材と色の柔らかさが残り、静かにまとまる | 通勤、落ち着いた場 |
| 素材と色を落とす | 形の甘さが残り、輪郭がはっきりする | 休日、写真を撮る日 |
| 色と分量を落とす | 素材の質感が主役になる | 食事に出る日、大人の場 |
| 線と素材を落とす | 色の柔らかさだけが残る | 明るい色を着たい日 |
迷ったら「線と分量」から落としてください。 素材と色は好みが出やすい部分なので、そこを残したほうが着ていて心地よくなります。
作り方|線
いちばん効くのが線です。ここだけ押さえれば、他が多少ずれていても成立します。
| 場所 | 曲線のまま | 直線を入れるなら |
|---|---|---|
| 襟・首元 | 丸首、フリル、ボウタイ | Vネック、スクエアネック、シャツ襟 |
| 袖 | パフスリーブ、袖口のギャザー | ストレートスリーブ、袖口が平ら |
| 肩 | 丸く落ちた肩線 | 肩の位置が定まったジャケット |
| ウエスト | ギャザー、リボン結び | ベルト、切り替えの直線 |
| ボトムス | フレアスカート、ギャザースカート | まっすぐ落ちるパンツ、タイトスカート |
| 裾 | 曲線的なカット、揺れる裾 | 水平にそろった裾 |
| バッグ | 丸みのある形 | 角のある形 |
| 靴 | 甲の丸い形、リボン | ポインテッドトゥ、平らな甲 |
入れる直線は一か所か二か所まで。 三か所を超えると、甘さが残らなくなります。逆に、甘さが強すぎると感じるときは、この表の右側から一つずつ足していくと調整できます。
作り方|素材
素材は「やわらかさを残しつつ、光を抑える」方向です。
| 素材 | ソフトフェミニンとの相性 | 理由 |
|---|---|---|
| とろみのあるポリエステル混 | 良い | 落ち感があり、光沢が控えめ |
| マットなサテン | 良い | 艶を抑えたまま質感が残る |
| コットンローン | 良い | やわらかいが素朴すぎない |
| 目の細かいニット | 良い | 体に沿いつつ甘くなりすぎない |
| シフォン | 条件つき | 面積を小さくすれば成立 |
| 強い光沢のサテン | 難しい | 光の量が多く、甘さが強く出る |
| レース(全面) | 難しい | 装飾の面積が大きすぎる |
| レース(部分) | 良い | 一か所なら効果的 |
| ツイード | 条件つき | 直線寄り。甘さは別の場所で足す |
| デニム | 条件つき | 直線側の要素として使える |
| 起毛のあるウール | 良い | やわらかいが甘さが出すぎない |
光沢の量を見てください。 同じ形・同じ色でも、光をどれだけ返すかで甘さの量が変わります。ソフトフェミニンは、光を「少しだけ返す」あたりが中心です。
作り方|色
色は彩度を一段落とします。明度は落としすぎないほうが方向が残ります。
| 色の方向 | 具体的に | 結果 |
|---|---|---|
| 彩度を落としたピンク | 灰みのある淡いピンク | 甘さが残り、幼くならない |
| 彩度を落としたベージュ | グレージュ、トープ | 土台として使える |
| 中間の明るさの青 | くすみのある水色、灰みの青 | 涼しさが加わって甘さが引く |
| 落ち着いた緑 | セージ、モスに寄った緑 | 甘さを大きく下げる |
| 白 | オフホワイト、生成り | 純白より柔らかい |
| 黒 | 面積を絞って使う | 全面だと甘さが消える |
| 濃紺 | 黒より柔らかい引き締め | 土台として扱いやすい |
| 明るい原色 | 面積を小さく | 大面積だと方向が変わる |
色の組み合わせを一つだけ挙げるなら、明度差を小さく、彩度を低くです。上下の明るさが近く、どちらも彩度が低い。この状態が、いちばんソフトフェミニンに近い見え方になります。
ただし、明度差をゼロにすると輪郭がぼやけます。上下のどちらかを、ほんの一段だけ暗くすると全体が締まります。靴かバッグに濃い色を一点置くのでも同じ効果が得られるので、服の色を変えたくない日はそちらで調整してください。
パーソナルカラーとの関係は次章で扱います。色そのものの働きは色が印象を変える理由にまとめてあります。
作り方|分量と面積
四つ目は分量です。ここは見落とされやすいのですが、結果に強く効きます。
| 分量の置き方 | 起きること |
|---|---|
| 上下とも広がりがある | 分量が勝ち、甘さより「大きさ」が前に出る |
| 上に広がり、下は細い | 上半身に視線が集まる。顔まわりが華やぐ |
| 上は細く、下に広がり | 下半身に分量。落ち着いて見える |
| 上下とも細い | 甘さが出にくい。素材か色で足す |
| 広い面をひとつだけ作る | もっとも安定する |
**「広い面はひとつだけ」**が実際に使いやすい基準です。ふわりとしたスカートを穿くなら上は体に沿わせる。ゆったりしたブラウスを着るならボトムスはまっすぐ細く。この一行で、ほとんどの組み合わせが判断できます。
装飾も同じ考え方です。フリル、レース、リボン、刺繍。これらは合計で一か所に絞ると、甘さの量がちょうど収まります。
髪とメイクの方向
服だけで方向を作ろうとすると、顔まわりとちぐはぐになることがあります。ここも一段落とす、という同じ考え方で揃えます。
| 場所 | フェミニンのまま | 一段落とすなら |
|---|---|---|
| 髪の形 | 巻きが強く、量の多いカール | 毛先だけのゆるい動き、面を残す |
| 髪の質感 | 濡れ感の強い仕上げ | 自然なツヤ、乾いた清潔感 |
| 前髪 | 巻いて丸みを出す | 流す、または透ける前髪 |
| 眉 | 丸く細い | 自然な太さで、角を作りすぎない |
| 目元 | 濃く、丸く強調 | 陰影を抑え、明るさを残す |
| 頬 | 高い位置に丸く入れる | 位置を少し下げ、面積を広く薄く |
| 唇 | 彩度の高いピンク、艶が強い | 彩度を一段落とし、艶は控えめに |
| 爪 | 装飾のあるデザイン | 単色。彩度を落とす |
顔まわりでいちばん効くのは、髪の巻きの量です。服の甘さを落としたのに顔まわりだけ甘いと、そこだけ浮きます。逆に、服がやや甘くても髪が落ち着いていれば全体は収まります。
メイクの詳しい組み立ては顔タイプフェミニンのメイクに、髪型の考え方は顔タイプ別の髪型にまとめてあります。
手持ちの服から始める|仕分けの手順
新しく買う前に、いま持っているものを仕分けると必要なものが見えます。手順は四つです。
| 手順 | やること | 判断の基準 |
|---|---|---|
| 1 | 曲線の強いものを一か所に集める | フリル、ギャザー、フレア、丸い襟 |
| 2 | 直線のものを別に集める | まっすぐ落ちるパンツ、角のある襟、平らな裾 |
| 3 | 一枚ずつ組み合わせてみる | 曲線1点+直線1点が基本形 |
| 4 | 足りないほうを買い足す | 多くの場合、足りないのは直線側 |
やってみると分かるのですが、ソフトフェミニンが作りにくい方のクローゼットは、曲線側に大きく偏っていることが多いです。甘くなりすぎるのは選び方の問題ではなく、選択肢の中に直線がないことのほうが原因になっています。
買い足す優先順位はこうなります。
| 順位 | 買い足すもの | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | まっすぐ落ちる中間色のパンツ | 曲線のトップスの受け皿になる |
| 2 | 角のあるバッグ | 小物一つで直線を足せる |
| 3 | 甲の平らな靴 | 足元で直線を作れる |
| 4 | 彩度の低い無地のトップス | 装飾を一か所に絞るときの土台 |
| 5 | 直線的な襟のシャツ | 甘い形のボトムスを受け止める |
上から順に、費用に対する効き目が大きい順です。曲線側のアイテムはすでに足りていることが多いので、買い足すのは直線側から始めてください。
甘くなりすぎるときの直し方
現象から原因を引く表です。
| 起きている現象 | いちばん多い原因 | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 甘くなりすぎる | 曲線と装飾が複数ある | 直線を一本入れる(パンツ、襟、靴) |
| 幼く見える | 明度が高く、彩度も高い | 彩度だけ一段落とす |
| 甘さが消えた | 直線が三つ以上ある | 素材か小物で曲線を一つ戻す |
| ぼやける | 明度差がなく、輪郭も曖昧 | 靴かバッグで明度を一段落とす |
| 重くなる | 落ち感のある素材が全身に | どこか一か所にハリを入れる |
| 場に合わない | 装飾の面積が大きい | 装飾を一か所に絞る |
| 素っ気なく見える | 光沢がゼロ、装飾もゼロ | 素材を一つだけ光を返すものに |
| 年齢と合わない気がする | 甘さの量が場面より多い | 装飾を減らし、質感を上げる |
**いちばん効く一手は「直線を一本入れる」**です。色を変えるより、柄をやめるより、これがいちばん早く結果に出ます。
理由を書いておきます。人の目は輪郭の向きを最初に読みます。曲線ばかりの装いは、どこを見ても同じ向きの情報しかないので、そのまま「甘い」という一つの印象に集約されます。そこに直線が一本入ると、目が二種類の情報を比べ始めます。比べる対象ができた瞬間、甘さは全体の印象ではなく「一部の要素」に格下げされます。 これが、直線一本で結果が変わる仕組みです。
同じ理由で、直線を三本以上入れると今度は直線側が多数派になり、甘さが「一部の要素」に落ちます。一本か二本、という数の目安は、ここから来ています。
骨格タイプ別の作り方
同じ方向でも、骨格タイプによって効く場所が違います。
| 骨格タイプ | 甘さの残し方 | 落とし方 | ずれたときに起きること |
|---|---|---|---|
| ストレート | 素材の質感で残す。上質な落ち感 | 装飾を減らし、形をシンプルに | 装飾が多いと甘さより「盛り」が出る |
| ウェーブ | 形で残す。ギャザーやフレア | 色の彩度を落とす | 素材が硬いと形が生きない |
| ナチュラル | 素材の表情で残す。やわらかい織り | 光沢を落とし、形をゆるめる | 体に沿いすぎると骨格が目立つ |
同じ「甘さを一段落とす」でも、落とす場所が違います。 ストレートの方は装飾、ウェーブの方は色、ナチュラルの方は光沢。ここを取り違えると、落としたつもりで方向が変わってしまいます。診断の手順は骨格診断とは、自己判断は骨格タイプの自己診断にあります。
パーソナルカラー別の色の置き方
| シーズン | 彩度を落とした色の例 | 気をつけること |
|---|---|---|
| イエベ春 | 明るさを保ったまま彩度を一段下げた色 | 暗くしすぎると顔が沈む |
| ブルベ夏 | もともと灰みのある色が得意 | この方向はいちばん合わせやすい |
| イエベ秋 | 深く落ち着いた色 | 甘さが出にくいので形で足す |
| ブルベ冬 | 彩度を落とすとぼやけやすい | 明度差で輪郭を作る |
パーソナルカラーは色の分類であって印象の分類ではありません。「ソフトフェミニンに見せる」ためにシーズンを外す必要はなく、同じシーズンの中で彩度の低いほうを選べば足ります。 基礎はパーソナルカラーとは、4シーズンの比較は4シーズンの比較にあります。
年代別|変わるのは量であって方向ではない
| 年代 | 甘さの置き場所 | 落とす場所 |
|---|---|---|
| 20代 | 形と色の両方に置ける | 特になし。好みで決めて良い |
| 30代 | 形に置き、色は落ち着かせる | 装飾の数を一つに |
| 40代 | 素材の質感に置く | 明度の高すぎる色、装飾の面積 |
| 50代 | 色みと肌ざわりに置く | 曲線の強い形、揺れる分量 |
| 60代 | 質感と色の柔らかさに置く | 装飾。質のよい無地で足りる |
年齢が上がると甘さが似合わなくなるのではありません。 過ごす場が変わり、必要な量が変わるだけです。同じ方向のまま、置く場所を形から素材へ移していくと、無理なく続きます。年代ごとの考え方は30代からの装いのルールと40代からの装いのルールにまとめました。
場面別|どこまで甘さを残すか
| 場面 | 甘さの量 | 具体的に |
|---|---|---|
| 通勤 | 少なめ | 装飾ゼロ、色は中間色、形に曲線を一つ |
| 打ち合わせ・面談 | 少なめ | 直線を二つ、素材で柔らかさを残す |
| 休日の外出 | 中〜多め | 形にも色にも置ける |
| 食事に出る日 | 中 | 素材の光沢を一か所だけ |
| 子どもの行事 | 少なめ | 落ち着いた色、装飾は一か所 |
| 結婚式などの祝いの場 | 多め | 場が求める華やかさに合わせる |
| 弔いの場 | ゼロ | 甘さの要素は入れない |
場の格の考え方は服装の格の整理に整理しています。迷ったときは装飾から減らすのが、いちばん失敗の少ない順番です。装飾を減らしても方向は消えません。残るのは線と素材と色で、そのうち二つが甘い側にあれば、装いは十分にやわらかく見えます。
もう一つ、場面で迷ったときの見方を挙げておきます。その場でいちばん装いを整えている人より、半歩控えめにする。 ソフトフェミニンは、控えめにしたときにいちばん強みが出る方向です。上限を狙わず、半歩下げたところに置くと、どの場でも収まりがよくなります。
似た言葉との違い
| 言葉 | 何を指すか | ソフトフェミニンとの違い |
|---|---|---|
| フェミニン | 女性らしいとされる要素全般 | 甘さの量が多い |
| ガーリー | 少女的な要素 | 参照している年齢像が若い |
| エレガント | 余分がなく選び抜かれた状態 | 甘さより格が中心 |
| ソフトエレガント | 顔タイプの分類名(大人・中間) | こちらは診断名。方向は近い |
| レディライク | 淑女的で端正な方向 | 甘さより端正さが中心 |
| クラシカル | 時代を経ても変わらない方向 | 甘さとは別の軸 |
| ナチュラル | 素材そのものの表情を生かす方向 | 甘さより素朴さが中心 |
| きれいめ | 崩さず整った方向 | 甘さの有無は問わない |
言葉の意味そのものはファッション用語の整理にも一覧があります。
よくある誤解
| よく言われること | 実際のところ |
|---|---|
| ソフトフェミニンは顔タイプの一つ | 8分類に含まれない。ソフトエレガントかフェミニンの記憶違いが多い |
| ソフトフェミニン=甘くない | 甘くないのではなく、甘さの量が一段少ない |
| ソフトフェミニンならピンクは使えない | 使える。彩度を落とせば方向は保たれる |
| 黒を着るとソフトフェミニンではなくなる | 面積を絞れば土台として使える |
| 年齢が上がると卒業するもの | 卒業ではなく、置く場所が形から素材へ移るだけ |
| ソフトエレガントと同じ意味 | 別のもの。片方は診断名、片方は装いの系統名 |
| 診断名を知らないと装いが決まらない | 決まる。装いは線・素材・色・分量で決められる |
| ガーリーと同じ | 参照している年齢像が違う |
まとめ
- 顔タイプ診断の8分類に「ソフトフェミニン」はない。多くはソフトエレガントかフェミニンの記憶違い
- 見分ける軸は二つだけ。子供顔か大人顔か、曲線か直線か
- 装いの系統名としての「ソフトフェミニン」は実在する。意味は「フェミニンの甘さを一段落とした方向」
- 作り方は線・素材・色・分量の四つ。そのうち二つを落とすとちょうど収まる
- いちばん効くのは線。甘くなりすぎたら直線を一本入れる。ただし三本以上は入れない
- 素材は光沢の量で決める。少しだけ光を返すあたりが中心
- 広い面はひとつだけ。装飾も合計で一か所に絞る
- 骨格タイプで落とす場所が違う。ストレートは装飾、ウェーブは色、ナチュラルは光沢
名前が思い出せないことは、装いを決めるうえで大きな問題ではありません。線・素材・色・分量の四つを自分で動かせるようになれば、診断名がなくても毎朝の判断はできます。 そのうえで正式な名前を確かめたくなったら、この記事の前半の振り分け表に戻ってきてください。
関連記事
- 顔タイプ8分類の違いと見分け方
- 顔タイプ8分類のセルフチェック
- 顔タイプソフトエレガントとは
- 顔タイプフェミニンとは
- 顔タイプフェミニンの服の決め方
- ソフトエレガントとフェミニンの違い
- キュートとフェミニンの違い
- エレガントとフェミニンの違い
- 顔タイプの中間タイプ
- 大人顔と子供顔の違い
- フェミニンとは
- ソフエレとは
- エレガントとは
- ファッション用語の整理
- 骨格診断とは
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ソフトフェミニンとはどういう意味ですか?
- 「フェミニン(女性らしいとされる要素)の甘さを一段落とした方向」を指す言い方です。ソフトは打ち消しではなく程度を下げる働きなので、フェミニンの反対ではなく、同じ方向の控えめなほうを指します。装いの系統名としては実在しますが、顔タイプ診断の分類名としては存在しません。
- Q. 顔タイプ診断にソフトフェミニンというタイプはありますか?
- ありません。顔タイプ診断の8分類は、キュート・アクティブキュート・フレッシュ・クールカジュアル・フェミニン・ソフトエレガント・エレガント・クールです。ソフトフェミニンという名前は含まれていません。この名前で探されている方の多くは、ソフトエレガントかフェミニンのどちらかを思い出そうとしている状態です。
- Q. ソフトエレガントとソフトフェミニンは同じですか?
- 別のものです。ソフトエレガントは顔タイプ診断の正式な分類名で、大人タイプかつ曲線と直線の中間にある顔立ちを指します。ソフトフェミニンは分類名ではなく、装いの系統を表す一般的な言い方です。診断結果を思い出そうとしているなら、正しい名前はソフトエレガントのほうです。
- Q. 診断で言われた名前が思い出せません。どう調べればいいですか?
- 二つの軸で絞れます。まず「子供顔と大人顔のどちらだと言われたか」、次に「曲線的と直線的のどちらだと言われたか」。この二つが分かれば8分類のうち一つに絞れます。どちらも思い出せない場合は、セルフチェックの記事で確かめるのがいちばん早い方法です。
- Q. ソフトフェミニンな装いはどう作ればいいですか?
- 四つの要素を少しずつ落とします。線は曲線を残しつつ、どこか一か所に直線を入れる。素材は光沢を抑えたやわらかいもの。色は彩度を一段落とした中間色。分量は広い面をひとつだけ作り、残りは控えめに。この四つで、甘さを保ったまま落ち着いた方向にまとまります。
- Q. 甘くなりすぎるときはどこを直せばいいですか?
- 直線を一本入れてください。色を落ち着かせたり柄をやめたりするより、直線的な要素をひとつ足すほうが早く効きます。具体的には、まっすぐ落ちるパンツ、角のある襟、直線的なバッグ、平らな靴の甲。ひとつで足りなければ二つ。三つ入れると今度は甘さがなくなるので、そこは戻します。
- Q. ソフトフェミニンとフェミニンの違いは何ですか?
- 甘さの量です。フェミニンは曲線・やわらかい素材・明るい色・華やかな柄が揃った状態、ソフトフェミニンはそのうちのいくつかを一段落とした状態です。方向は同じで、強さだけが違います。どちらかが上ということではなく、場面や年代で使い分けるものだと考えてください。
- Q. 年齢が上がるとソフトフェミニンのほうが合いますか?
- 合う場面は増えます。ただし年齢が理由ではなく、装いに求めるものが変わるためです。落ち着いた場が増えると、甘さの量を落としたほうが場に馴染みます。年齢で似合わなくなるのではなく、必要な量が変わるだけだと考えてください。
- Q. ソフトフェミニンとガーリーは違いますか?
- 違います。ガーリーは少女的な要素を指し、丸み・小さいモチーフ・明るい色が中心です。ソフトフェミニンは大人の女性らしさを控えめに出す方向なので、丸みより落ち感、明るさより中間の色みが中心になります。同じやわらかさでも、参照している年齢像が違います。
— メグラシ編集部




