ブルベ冬×ソフトエレガントのメイク|薄めるのではなく、小さくする

結論:鮮やかさは落とさない。面積を小さくする
この2つは、求めるものが正面からぶつかります。ブルベ冬は鮮やかで青みが強く、境目のはっきりした色が映える。ソフトエレガントの顔立ちは陰影がゆるやかに移り変わるのが持ち味で、強い線が乗ると顔から独立して見えます。
多くの人がここで「薄める」という解き方を選びます。それが噛み合わない原因です。ブルベ冬の色は、薄く伸ばすと灰色に転びます。
だから解き方を入れ替えます。
- 色相と彩度はブルベ冬のまま動かさない ── 青みが強く、鮮やかで、濁りのない色
- 変えるのは面積だけ ── 濃いまま、乗せる範囲を半分にする
- 境目はソフトエレガント側に寄せる ── 中心の濃さを残し、ふちだけをぼかす
「薄める」と「小さくする」は別のこと
同じ量の色を、広い範囲に伸ばすか、狭い範囲に置くか。含まれる色の量は同じでも、見え方は違います。
広く伸ばすと、1平方センチあたりの色が減ります。ブルベ冬の色でこれをやると、青みと鮮やかさが同時に落ちてくすんで見えます。狭い範囲に濃いまま置けば、色は本来の鮮やかさを保ったまま、顔全体に占める割合だけが小さくなります。動かすのは濃さではなく、面積です。
軸ごとに並べると、ぶつかるところが見える
| 軸 | ブルベ冬 | ソフトエレガント | 衝突 |
|---|---|---|---|
| 色相 | 青みの強い色 | 中間的で角のない色 | 少しする |
| 彩度 | 高い | 高すぎない | する |
| 明度 | 高低の差が大きい | 中くらい | する |
| 境目 | はっきりでも映える | ぼかしたい | する |
| 質感 | 艶 | ふんわりした半艶 | 少しする |
衝突は多く見えますが、対処は1つです。彩度と明度差はブルベ冬のまま保ち、境目と面積をソフトエレガント側に寄せる。
自分で測る2つの方法
面積テスト|強く色が乗っている場所を数える
明るい場所で鏡を見て、目もと・頬・唇のうち、はっきり色が乗っている場所を数えます。
- 1か所 ── 収まっています
- 2か所 ── 夜や式の場なら成立します
- 3か所 ── ソフトエレガントの顔立ちには多すぎます
減らすときは、頬から先に落とすと失敗しにくくなります。
一歩下がるテスト|色が形として残るか
鏡から2歩ほど下がって見ます。ブルベ冬の色は離れても残るので、ここで「顔全体の印象」ではなく色の名前が頭に浮かんだら、その部位の面積が広すぎます。鏡から30センチで見た印象は、人と会う距離とは違います。
ベース|明度差を肌でつくらない
ブルベ冬は明度差が映えるタイプですが、その差はベースでつくるものではありません。ベースは首の色に合わせ、顎の骨のすぐ下で境目が消える番号を選びます。
- 頬の高い位置と鼻筋の中央に、控えめな艶を残す
- 陰影を入れるなら、輪郭ではなく目の下の三角形の外側に薄く
顔の中に強い明度差をつくる役目は、このあとの1点に任せます。
眉|色は動かさず、線をゆるめる
眉は、ソフトエレガントの持ち味といちばんぶつかりやすい部位です。濃いグレー系をそのまま面で塗ると、顔の上部に強い線が1本乗ります。
- 色はグレイッシュプラムやアッシュ系。髪と同じか半トーン明るめ
- 眉頭は描かず、眉山の手前から眉尻に向かって足す
- 描いたあとブラシで内側へ1往復かけて、輪郭をゆるめる
色を茶色に振る必要はありません。ブルベ冬の色のまま、線だけをゆるめます。
アイシャドウ|濃い色は幅2ミリ
- アイシーラベンダーやグレイッシュプラムを、まぶた全体に薄く
- ディープモーブやミッドナイトブルーは、生え際から2ミリの幅だけ
- 二重の幅いっぱいに濃い色を広げない
- 締め色の上のふちを、綿棒で1回なでて境目を消す
ブルベ冬の締め色は強いので、幅は狭く取ります。2ミリでも色は十分に見えます。
アイライン・マスカラ|黒は使えるが、長さで抑える
ブルベ冬は黒が似合う数少ないタイプなので、色としては使えます。抑えるのは長さと太さです。
- ラインは目尻側の3分の1だけ。目頭まで通さない
- はね上げは作らず、目の形に沿って1〜2ミリ延長する
- 太さは1ミリ以内。太くするより、まつげの根元を埋める
面積テストで2か所を超えていたら、まずここを減らします。
チーク|この組み合わせでは省いてよい
ブルベ冬の鮮やかなチークは、頬という広い面に乗るぶん、面積テストで真っ先に引っかかります。
- 入れるなら、頬骨の高い位置から指1本分下げた場所
- 横幅は指2本分まで、耳の方向へ短く払う
リップを強い1点にする日は、チークを入れない選択も十分に成立します。
リップ|濃いまま、中央だけに置く
この組み合わせで最も扱いやすい「強い1点」がリップです。面積を自分で決められるからです。
| 塗り方 | 面積 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 中央に置いて指で7割ぼかす | 小 | 平日の基準 |
| 全体に塗り、輪郭は描かない | 中 | 人と会う日 |
| 筆で輪郭を描く | 大 | 夜やきちんと場のみ |
ローズレッドやビビッドピンクを、薄く伸ばさずに中央へ置き、外側だけを指でぼかす。中心にはブルベ冬の鮮やかさが残り、ふちはソフトエレガントのゆるやかさになります。2つの軸を同時に立てる置き方です。
顔の中で「強い1点」を決める
面積を広げていいのは、顔の中で1か所だけ。 目もとかリップのどちらかを選び、選ばなかったほうは色を置かないか、ごく薄く残します。
- リップを1点にする日 ── アイシャドウはラベンダー1色、ラインは引かない
- 目もとを1点にする日 ── まつげの根元を埋め、リップは中央だけに置く
両方を強くすると視線が定まらず、両方を弱くするとブルベ冬の鮮やかさが行き場を失います。
中間タイプだったときの分岐
色相はブルベ冬のまま動かさず、境目と面積の上限だけを変えます。
- エレガント寄り ── 輪郭を筆で描いてよい。面積は一段広げられる
- クール寄り ── アイラインを1点にできる。ミッドナイトブルーで
- フェミニン寄り ── 強い1点をチークに寄せ、リップは中央だけに
- フレッシュ寄り ── 締め色は2ミリ以内。艶を強めに
迷うときは、面積の小さいほうに合わせると外しにくくなります。
まとめ
- 色相と彩度はブルベ冬のまま。薄めない
- 薄く伸ばすと灰色に転ぶ。動かすのは面積のほう
- 中心の濃さを残し、ふちだけを指でぼかす
- 強く色が乗る場所は、顔の中で1か所だけ
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よくある問い
- Q. ブルベ冬とソフトエレガントは、メイクでは相性が悪いのですか?
- 求めるものが正面からぶつかる組み合わせですが、解き方ははっきりしています。ブルベ冬は鮮やかさとはっきりした境目、ソフトエレガントはゆるやかな境目を求めます。ぶつかるのは境目と面積で、色そのものは動かさなくて構いません。鮮やかなまま小さく置くのが答えです。
- Q. 似合うはずの鮮やかな色を薄く塗ると、くすんで見えます。
- ブルベ冬の色は彩度が高いぶん、薄く伸ばすと灰色に転びます。青みの強い色ほどこの性質が出ます。薄めるのではなく、濃いまま乗せる範囲を半分にしてください。同じ量でも、狭い範囲に置けば色は濁りません。
- Q. 濃さがちょうどいいかを、自分で確かめる方法はありますか?
- 顔の中で色が乗っている場所の合計面積を見ます。目もと、頬、唇のうち、しっかり色が乗っているのが1か所だけなら収まっています。2か所以上が同じ強さで乗っていると、ソフトエレガントの顔立ちに対して情報が多すぎる状態です。
- Q. 鮮やかな色が顔から浮いてしまいます。
- 境目がはっきり残っているサインです。色は変えず、ふちだけを指か綿棒でひと撫でしてください。中心の濃さは残したまま、外側だけがぼけます。ブルベ冬の鮮やかさとソフトエレガントのやわらかさは、この形で両立します。
- Q. 顔タイプがソフトエレガントとエレガントの中間だったときは?
- 境目の扱いが変わります。エレガント寄りなら輪郭を筆で描いてよく、面積も一段広げられます。ソフトエレガント寄りなら描いた輪郭をぼかし、面積は狭いまま保ちます。色相はどちらでもブルベ冬のままで構いません。
— メグラシ編集部





