面長・50代の髪型|顔に落ちる影の高さと、襟もとの明るい面

同じ髪型なのに、写真で沈んで見える日がある。そのとき動いているのは切り方ではありません。光の当たる位置です。
顔まわりの髪は、頬に影を落とします。この影の上端がどこにあるかで、顔の中ほどに光が当たるかどうかが変わります。そしてもう1つ、あごの下にある布の面が、下から光を返します。
先に測るものを書きます。影の上端の高さ、トップの立ち上がり、あご下の布までの距離、その布の左右幅。4つです。
📋 測る4つと、そこから決まること
| 記号 | 測るもの | 何が決まるか |
|---|---|---|
| Sh | 頬に落ちている影の上端の高さ(頬の張る位置からの差) | 顔の中ほどに光が当たるか |
| U | 分け目のきわに指を入れて、根元が浮く距離 | 顔の上のほうの影の量 |
| Dc | あご先の真下から、襟もとの布の面までの距離 | 下から返る光が届くか |
| Wc | その布の面の左右幅 | 返る光の量 |
Shは頬の張る位置を0としたプラスマイナス付きのcm(下ならプラス)、U・Dc・Wcはcmです。
結論:Sh をプラスに保つ
やることは1つです。影の上端を、頬のいちばん張る位置より下へ外す。
| Sh | 何が起きるか |
|---|---|
| プラス1.5cm以上(下) | 顔の中ほどに光が当たる。縦がつながる |
| ±1.5cm | 境目。束の本数で調整 |
| マイナス(上) | 顔の中ほどが暗い帯になり、そこで縦が区切られる |
面長寄りの輪郭は、縦の線が通っています。その真ん中に横の暗い帯が入ると、縦が途中で切れます。 影は形を持たないので気づきにくいのですが、写真に写るのはこちらです。
輪郭も、経てきた年数も、測る対象です。動かせるのは影を落としている束の位置と、光を返す布の面のほうです。
まず測る:Sh・U の出し方
窓に向かって立ち、正面から光を受けた状態で測ります。天気のいい日の窓際がいちばん条件を作りやすい場所です。
頬のいちばん張る位置 ── 目尻の真下から2〜3cm下、笑うと持ち上がるところ。ここに指を当てます。
Sh ── 顔まわりの髪が頬に落としている影の、いちばん上の位置。指の位置より下ならプラス、上ならマイナスです。
U ── 分け目のきわに人差し指を寝かせて差し込み、地肌と髪の間に何cm入るか。指1本の厚みが約1.2cmなので、余裕をもって入れば1.5cm以上、きつければ1cm前後です。
鏡で見にくいときは、正面から写真を撮ってください。撮影条件は顔の形を写真で測るときにまとめてあります。距離とカメラの高さだけ揃えれば足ります。
Sh をプラスにする3つの手
上端が上に乗っているときの直し方は3つです。上から順に効きます。
- 顔まわりの束を2本以下にする ── 束が3本以上あると、影が縦に連続します。指で寄せて2本にまとめるだけです
- 束の終端を下げる ── 頬の張る位置より下で毛先が終わるようにします。切らずにやるなら、束を耳の後ろへ1本流します
- 分け目を1cmだけ深い側へずらす ── 影の落ちる角度が変わり、上端が下がります
1番目は10秒で終わります。外出前に鏡の前で1回やる手順にしてください。束の割り方そのものは丸顔の髪型でつまずくのは切った日ではなく翌朝に手順があります。輪郭が違っても、束の扱いは共通です。
U が落ちた日 ── 根元を作り直さない
Uは時間とともに減ります。乾かした直後に1.5cmあっても、4時間後には1cm、湿度の高い日は昼前に0.5cm以下になることがあります。
立ち上がりが落ちると、頭頂から額にかけての影が増えます。ここで根元を作り直そうとすると時間がかかるので、束の側で戻すほうが早いです。
Uが0.5cm以下になった日は、顔まわりの束を1本外して耳の後ろへ流してください。頬に当たる光の面積が増えるので、上のほうの影が増えたぶんを相殺できます。
Dc ── あご下の布の面は10〜18cm
顔の下にある布は、光を上へ返します。距離が近すぎても遠すぎても効きません。
| Dc | 判定 |
|---|---|
| 10cm未満 | 近すぎる。布そのものが影を作る |
| 10〜18cm | 基準の席。あご下の影が浅くなる |
| 19cm以上 | 遠い。返る光が届きにくい |
測るのは、あご先の真下から布の面までの縦です。着た状態で、あごを引かずに測ってください。襟の折り返し、肩に掛けた面、前で合わせた面——どれでも構いません。位置だけが条件です。
Wc ── 左右幅は顔幅の1.5倍以上
距離が合っていても、面が狭ければ返る量が足りません。
Wcを顔の横幅(頬骨のいちばん張る位置での左右幅)で割ります。
| Wc ÷ 顔幅 | 判定 |
|---|---|
| 1.2倍以下 | 面が狭く、返る光が届かない |
| 1.5倍以上 | 基準の席 |
| 1.8倍以上 | Dcが19cm以上でも成立する |
顔幅が14cmなら、21cm以上が基準です。細い面を1本置くより、広い面を1枚置くほうが効きます。
面の明るさそのものも効きますが、暗い色の面でも位置が合っていれば、あご下の影の形は変わります。位置を先に決めて、色は好みで選んで構いません。
明るい面を作れない日 ── 髪の側で作る
襟の高い服や、面を置く余地のない日があります。そのときは髪の側だけで作ります。順番は3つです。
- 顔まわりの束を2本以下にする
- 耳を片側だけ出す
- 分け目を1cmだけ深い側へずらす
耳を片側だけ出すのは、左右で光の入り方に差を作るためです。両側そろえて出すと、耳の前で髪が止まる位置が左右同じ高さに並びます。
それでも足りない日は、あご下ではなく肩の上に面を置いてください。Dcが18cmを超えても、Wcが顔幅の1.8倍以上あれば量は確保できます。
判断がつかないとき①:室内と屋外で違う
光の向きが変わるので、Shは動きます。屋外の日中は上からの光が強く、室内は正面や横からになります。
上からの光でShがマイナスになる人は、束の終端を1.5cm下げておいてください。 屋外で条件を満たしていれば、室内でも満たします。逆は成立しません。
判断がつかないとき②:左右で影の高さが違う
分け目のある側とない側で、Shが2cm前後違うのは普通です。
上にあるほう(マイナス側)を基準に採ります。 そちらで条件を満たせば、反対側は自動的に満たします。差が3cm以上あるときは、マイナス側の束を1本外して耳の後ろへ流してください。
判断がつかないとき③:写真だけ違って見える
鏡では問題ないのに写真だけ沈む、という場合があります。原因はたいてい光源の位置です。
室内の照明は多くが天井にあります。真上からの光は頬に横の影を落とすので、Shがマイナスに振れます。撮るときは窓のほうを向くか、正面に明るい面がある場所に立ってください。服も髪も変えずに、向きだけで戻ります。
髪型そのものを見直す順番
4つを整えても足りないと感じたら、そのときは形の側を見ます。順番があります。
- 最大幅の高さ ── 耳の上端から2〜5cm下にあるか。面長に似合う髪型に測り方があります
- 上下の比 ── 頂点から最大幅までと、最大幅から毛先までの比。ひし形ボブと面長にあります
- 前髪の寸法 ── 額に残す縦と横幅。面長のボブに前髪をつくるときにあります
光の側で戻せる範囲を先に試してから、形を触るという順番です。切ってしまうと戻すのに1か月かかります。
まとめ
- 同じ髪型で日によって違うなら、動いているのは影の位置と、あご下の布の面
- 影の上端は、頬のいちばん張る位置より1.5cm以上下へ外す
- 直し方は束を2本以下にする、終端を下げる、分け目を1cmずらすの3つ。1番目は10秒
- 立ち上がりが落ちた日は根元を作り直さず、顔まわりの束を1本外す
- あご下の布の面は顔から10〜18cm、左右幅は顔幅の1.5倍以上
- 面を置けない日は髪の側で作る。耳は片側だけ出す
- 4つを整えても足りないときだけ、最大幅の高さ・上下の比・前髪の順で形を見る
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 同じ髪型なのに、写真で沈んで見える日があるのはなぜですか
- 動いているのは髪型ではなく光です。容疑者は4つ。顔まわりの髪が頬に落とす影の上端の高さ、トップの立ち上がりの残り、あごの下にある布の面の距離、その面の左右幅。同じ距離・同じ時間で撮った写真を2枚並べて、この4つのうち動いている項目を数えてください。1つだけならそれが原因です。2つ以上なら、影の上端から順に戻します。
- Q. 影の上端はどこで測りますか
- 正面から光を受けた状態で、顔まわりの髪が頬に落としている影の、いちばん上の位置です。頬のいちばん張っている点(目尻の真下から2〜3cm下、笑うと持ち上がるところ)に指を当てて、影の上端がそれより上か下かを見ます。下にあれば、顔の中ほどに光が当たっています。上に乗っていると、顔の中ほどが暗い帯になり、そこで縦が区切られます。
- Q. トップの立ち上がりが出ないときはどうしますか
- 根元を作り直すより、顔まわりの束を1本外すほうが早いです。立ち上がりが落ちると顔の上のほうに影が増えます。そこへさらに顔まわりの束が3本あると、影が縦に連続します。1本を耳の後ろへ流すだけで、頬に当たる光の面積が増えます。10秒で済むので、外出前に鏡で1回やる手順にしてください。根元は乾かす順番のほうで作ります。
- Q. 襟もとの布の面はどのくらい必要ですか
- 顔から10〜18cm離れた高さに、左右幅が顔幅の1.5倍以上ある面があることです。顔幅14cmなら21cm以上。あご先の真下から布の面までの距離が10cm未満だと、面が近すぎて影が落ちます。18cmを超えると、顔に返る光が届きにくくなります。襟の折り返しや、肩に掛けた面をこの高さに置くと、あご下の影が浅くなります。
- Q. 明るい面を作れない服の日はどうしますか
- 髪の側で作ります。順番は3つ。まず顔まわりの束を2本以下にする、次に耳を片側だけ出す、最後に分け目を1cmだけ深い側へずらす。この3つで、頬に当たる光の面積が増えます。それでも足りない日は、あご下ではなく肩の上に面を置いてください。距離が18cmを超えても、左右幅が顔幅の1.8倍以上あれば返ってくる光の量は確保できます。
— メグラシ編集部





