丸みのあるショートボブ・50代|丸みの最高点の高さと、張り出す位置の前後で決まる

丸みのあるショートボブで結果を分けているのは、丸みの量ではありません。丸みの最高点が、耳の上端から何cm上にあるかです。
量を足しても、位置が低いままなら横へ広がります。位置が正しければ、量が少なくても丸みとして読まれます。
このページで出すのは3つの数字だけです。最高点の高さ・張り出す位置の前後・襟足の締まり。 どれも合わせ鏡と写真で測れます。顔タイプとは別の軸の話です。
📋 測る3つと、そこから決まること
| 記号 | 測るもの | 目安 |
|---|---|---|
| C | 丸みの最高点が耳の上端から何cm上か | 4〜7cm |
| D | いちばん張り出す位置が耳の穴の線から何cm後ろか | 2cm以上 |
| K | 襟足を首の付け根から何cmで締めるか | 3cm |
Cが先です。Cが決まらないまま、DとKを動かしても輪郭は変わりません。
結論:最高点は耳の上端+4〜7cm、張り出しは耳の穴より後ろ
横から見たとき、後ろの輪郭は下から上へ立ち上がり、どこかで頂点を作って前へ降ります。この頂点が高いほど、髪の形は縦に立ちます。
頂点が耳の上端から3cm以下にあると、頂点の高さが顔のいちばん広い高さと重なります。 同じ高さに広がりが2つ並ぶので、後ろの丸みが横幅として読まれます。
4cmを超えると、頂点は顔の広い高さより上に移ります。ここから上は、顔の輪郭とは別の面として読まれます。
まず測る:C・D・K の出し方
合わせ鏡を使うか、横向きに立って写真を撮ります。耳が隠れないように、耳の前の毛を一時的に留めてください。
C は、耳の上端を0として、後ろの輪郭がいちばん高くなる位置までの垂直の距離です。D は、耳の穴を通る垂直の線を引き、その線から輪郭がいちばん外へ出ている位置までの前後の距離です。K は、首の付け根から髪の下端までの垂直の距離です。
3つとも1回で取れます。所要は2分です。
写真で測るときは、カメラを耳の高さに置いてください。上から撮ると後ろの輪郭が短く写り、Cが実際より小さく出ます。下から撮ると逆に大きく出ます。高さが揃っていないと、日ごとの比較ができません。
数字が読み取りにくいときは、写真の上に耳の上端を通る水平の線と、耳の穴を通る垂直の線を引いてください。この2本があるだけで、CとDは目分量でも1cm単位で読めます。
C ── 3cm以下だと、丸みが横幅として読まれる
Cが3cm以下のとき、後ろの丸みは顔の広い高さと同じ位置にあります。この状態で丸みを足すと、横の広がりが増えるだけです。
Cを上げる方法は、量ではなく乾かす向きです。根元を前から後ろへ倒すのではなく、後ろから前へ起こす向きで乾かすと、頂点の位置が1〜2cm上がります。切る前にここで確かめてください。
Cが7cmを超えると、今度は頭の上に縦の高さが加わります。上限を超えたときは、頂点の位置を下げるのではなく、Dを1cm前へ戻すほうが自然に収まります。
Cを上げるときに、頭の上の毛を短く切って立たせる方向へ行くと、朝の再現に手間がかかります。Cは長さではなく向きで作るほうが、日ごとの差が小さくなります。 短くして立たせた形は、乾かし方が少し変わるだけで頂点の位置が2cm動きます。
また、Cが4cmを下回っていても、Kが3cmで締まっていれば、輪郭の下側が細くなるぶん頂点は相対的に高く見えます。3つは独立していないので、1つが足りない日はほかの2つで補えます。
D ── 張り出しは、耳の穴の線より2cm後ろ
Dが線より前に出ていると、顔の輪郭のすぐ外側に丸みが加わります。輪郭と丸みの距離が近いほど、2つは1つの面として読まれます。
線より2cm以上後ろにあれば、丸みは顔から独立します。 ここまで離れると、正面から見たときの顔の幅に、後ろの丸みが加算されません。
Dは乾かす向きで1〜2cm動きます。前へ出ている場合は、耳の後ろの毛を後ろへ引きながら乾かしてください。
K ── 襟足は首の付け根から3cm
Kを3cmで締めると、後ろの輪郭が首の上でいったん細くなります。細くなった上に丸みが乗るので、Cの位置が高く見えます。
3cmより長く残すと、丸みの下端と襟足がつながり、輪郭が一本の面になります。面になった時点で、最高点の位置は読めなくなります。 逆に0cmに近づけると、丸みだけが浮いて上下がつながりません。
Kは服の影響を受けます。襟の高い服を着る日は、襟の上端が首の付け根から3cmより上に来るので、Kで作った締まりが隠れます。襟の高い日は、Cを1cm高めに作ると、隠れたぶんを補えます。
首の後ろの毛が上向きに生えている場合、Kを3cmで止めると毛先が跳ねます。その場合は4cmまで伸ばして、跳ねる位置を襟の中へ入れてください。Kの上限が1cm動いても、CとDが通っていれば輪郭は成立します。
前から見える丸みと、横から見える丸みは別に数える
正面から見えているのは、耳の上の左右の張り出しです。横から見えているのが、ここまで測ってきたC・D・Kです。
この2つは連動しません。正面の張り出しを抑えたいときに動かすのは、耳の上の毛の量であって、Cではありません。Cを下げると、後ろの丸みが失われるだけで、正面の幅は変わりません。
50代で最高点が下がるとき、Dを後ろへ動かす
髪が立ち上がりにくくなると、Cは自然に下がります。ここで量を足す方向へ行くと、下がった位置に量が乗るので、横幅が増えます。
相殺するのはDです。Cが1cm下がったら、Dを1cm後ろへ。 合計で耳の穴の線から3〜4cm後ろまで動かせます。ここまで動かせば、Cが4cmを下回っていても、横から見た輪郭は丸みとして読まれます。
朝にかける時間も、立ち上げるより向きを変えるほうが短く済みます。
顔の縦横比で、Cの上限が変わる
顔の縦を横で割った値を出します。1.4を超えるなら、Cは7cmまで取れます。1.3以下なら5cmで止めてください。
Cが高いほど縦の線が上へ伸びます。もともと縦が長い場合に高くしすぎると、頭の上と顔で縦が二重になります。下限の4cmはどちらでも共通です。
どちらとも取れるとき①|Cが3cm前後
Dで決めます。Dが2cm以上後ろにあるなら、Cが3cmでも丸みは成立します。Dが2cm未満なら、Cを上げるより先にDを動かしてください。
先にDを動かすのは、こちらのほうが乾かす向きだけで動く量が大きいからです。Cは根元の起こし方に依存し、日によって上下します。
どちらとも取れるとき②|左右で張り出しの位置が違う
前に出ているほうに合わせます。前に出ているほうが、顔の輪郭に近いほうだからです。
左右差が2cmを超える場合は、乾かす順番を変えてください。前に出ている側を先に、後ろへ引きながら乾かす。 後から乾かした側は、乾く前に向きが戻ります。
どちらとも取れるとき③|朝と夕方でCが変わる
朝のCと夕方のCを両方測って、低いほうを採用します。判定は低いほうで行い、Dで相殺しておくと、1日を通して輪郭が保たれます。
差が2cm以上ある場合は、Cではなく根元の向きが戻っているということなので、乾かす向きを見直す番です。
切らずに3日試す
切る前に、乾かす向きだけで3日試してください。C・D・Kを毎朝1回ずつ測り、3日ぶんの数字を並べます。
3日とも同じ範囲に入っていれば、その数字はあなたの髪で再現できる範囲です。再現できない数字を美容室で伝えても、家では戻ります。
3日のうち1日だけ外れた場合は、その日の乾かし方を思い出してください。時間が足りずに自然乾燥で済ませた日は、Cが2cmほど下がります。この差は切り方では埋まらないので、朝に使える時間のほうを先に決めてから数字を選ぶほうが確実です。
3日とも上限を下回っていて、乾かし方を変えても届かない場合は、Dで補う設計に切り替えます。Dは乾かす向きだけで動くので、時間をかけずに数字を作れます。
美容室で伝えるときの3つの数字
「後ろの頂点は耳の上端から5cmほしい」「いちばん出ているところは耳の穴より2cm後ろ」「襟足は首の付け根から3cm」。
この3つは、切り方の設計にそのまま翻訳できます。形の名前で伝えると、頂点の位置は相手の判断に委ねられるので、同じ名前でも結果が毎回変わります。
まとめ
丸みは量ではなく位置です。最高点は耳の上端から4〜7cm、張り出しは耳の穴より2cm後ろ、襟足は3cm。 立ち上がりが変わったら、Cの不足をDで相殺します。
3つとも家で測れるので、切る前に確かめられます。
関連記事
よくある問い
- Q. 丸みのあるショートボブが、思ったより丸く見えません
- 丸みの量ではなく、最高点の高さを見てください。合わせ鏡で横から見て、後ろの輪郭がいちばん高くなる位置が耳の上端から何cm上にあるかを測ります。4〜7cmに入っていれば丸みは立っています。3cm以下だと、丸みの位置が顔の横幅と同じ高さに重なるので、後ろの丸みが横の広がりとして読まれます。量を足すより、位置を上げるほうが早く動きます。
- Q. 張り出す位置は、どう測りますか
- 横から撮った写真で、耳の穴を通る垂直の線を1本引きます。その線から、髪の輪郭がいちばん外へ出ている位置までの前後の距離を測ってください。線より後ろへ2cm以上出ていれば通過です。線より前に出ていると、顔の輪郭のすぐ外側に丸みが加わるので、横幅が二重になります。前へ出ている場合は、乾かす向きを後ろへ変えるだけで1〜2cm動きます。
- Q. 襟足はどれくらい残しますか
- 首の付け根から3cmです。ここを締めると、後ろの輪郭が首の上でいったん細くなり、その上にある丸みの最高点が高く見えます。3cmより長く残すと、丸みの下端と襟足がつながって輪郭が一本の面になり、最高点の位置が読めなくなります。逆に締めすぎて0cmに近づくと、丸みだけが浮いて上下がつながりません。
- Q. 髪が立ち上がりにくくなってきました
- 最高点の高さが下がっているぶん、張り出す位置を後ろへ動かして相殺します。最高点が1cm下がったら、張り出しを1cm後ろへ。合計で耳の穴の線から3〜4cm後ろまで動かせます。ここまで動かすと、最高点が4cmを下回っていても、横から見た輪郭は丸みとして読まれます。立ち上げる力を足す方向より、位置を動かす方向のほうが、朝の時間が短くて済みます。
- Q. 顔の縦横比によって、数字は変わりますか
- 上限のほうが変わります。顔の縦を横で割った値が1.4を超える場合、最高点は7cmまで取れます。1.3以下の場合は5cmで止めてください。最高点が高いほど縦の線が上へ伸びるので、もともと縦が長い場合に高くしすぎると、頭の上と顔で縦が二重になります。下限の4cmはどちらでも共通です。
— メグラシ編集部





