ぽっちゃり丸顔の髪型|あご先から鎖骨までの空きを、髪で何cm残すかで決まる

丸顔で、頬や首まわりにまるみがあるとき。髪型の当たり外れを決めているのは、顔の幅ではありません。
あご先から、鎖骨のくぼみまで。この縦の区間を、髪がどこまで埋めているか。 ここだけです。
顔タイプでも、髪の長さでもありません。区間の寸法と、毛先が終わる位置。この2つが分かれば、下ろすか結ぶか、切るか切らないかが決まります。
測るのは4つ。所要2分
鏡の前で、正面を向いて測ります。
A(区間)=あご先から、鎖骨のくぼみまでの縦の距離。 正面を向いたまま、指を当てて数えてください。
B(毛先)=毛先が、区間Aのどこで終わっているか。 上1/3、中央、下1/3、区間の外の4つに分けます。
C(首幅)=左右の髪のあいだから見えている、首の前の横幅。
D(襟)=その日の襟の縁が、首の付け根から何cm上にあるか。
Aの帯|7cm・10cm・13cm
区間Aは、人によって7cmから13cmくらいの幅に収まります。
Aが7cm前後なら、区間が短いので、埋まると一気に読み取れなくなります。毛先を区間の外へ出すのがいちばん確実です。
Aが10cm前後は標準です。区間の上1/3か下1/3のどちらでも成立します。
Aが13cm以上なら、区間が長いので、中央で終わっても左右に余白が残ります。ただし、Cが狭いと余白が消えるので、Cのほうを先に確かめてください。
Aは一度測れば、そのあと測り直す必要がありません。骨の位置は変わらないからです。 変わるのは、姿勢で見えている長さと、その日の襟の高さだけ。だから、この記事で毎日測るのはBとDの2つになります。
測るときは、あご先を軽く引いた状態にしてください。あごを上げると区間が伸び、下げると縮みます。 人と話しているときの自然な位置が基準です。鏡の前で背筋を伸ばしすぎると、実際とは違う数字が出ます。
B|区間の中央で終わると、縦が半分に割れる
毛先が区間のちょうど中央で終わると、区間が上下に二分されます。二分されたそれぞれは短くなるので、縦の長さが読み取れなくなります。
これが「なんとなく決まらない」のいちばん多い原因です。長さが足りないわけでも、多すぎるわけでもなく、終わる位置が真ん中にある。それだけです。
中央から動かす幅は、2cmで足ります。区間が10cmなら、中央から2cm動けば上1/3か下1/3に入ります。 大きく切る必要も、まとめ上げる必要もありません。
動かす方向は、その日のDで決めます。襟が高ければ上へ、開いていれば下へ。同じ2cmでも、方向を間違えると条件が2つ外れます。
| 毛先の位置 | 区間の見え方 | 打つ手 |
|---|---|---|
| 区間の外(上) | 区間がまるごと空く | そのままで成立 |
| 上1/3 | 下側に長い空きが残る | 成立。いちばん扱いやすい |
| 中央 | 上下に二分される | 上か下へ2cm以上動かす |
| 下1/3 | 上側に空きが残る | 襟が低い日なら成立 |
| 区間の外(下) | 区間を通り抜ける | そのままで成立 |
判定①|下ろす形が成立する条件
下ろしたままで成立するのは、Bが「区間の外」か「上1/3」か「下1/3」のときです。
中央で終わっている場合でも、下ろす形を続けたいなら手はあります。片側だけ耳にかけて、左右で終わる位置を変えてください。左右差が2cm以上あれば、中央に線が1本引かれる状態にはなりません。
判定②|結ぶ形が成立する条件
結ぶと、毛先はまとめて区間の上へ移動します。だから、結ぶこと自体は成立しやすい形です。
ただし、後れ毛が残ると話が変わります。後れ毛の毛先が区間の中央に来ると、結んでいても同じことが起きます。
後れ毛を残すなら、あご先より上で終わる短さにするか、区間を通り抜ける長さにするか。どちらかへ寄せてください。中間の長さがいちばん扱いにくくなります。
判定③|肩に乗る長さの日
毛先が肩に乗る長さは、区間の外にあるので条件としては成立しています。ただし、乗った毛先は動きます。
朝は区間の外にあっても、日中に前へ流れてくると、区間の下1/3あたりに入り込みます。 肩に乗る長さの日は、片側を耳にかけるか、前に来た側だけ後ろへ戻す動作を1つ決めておいてください。
毛量が多い日は、Bではなく厚みが効く
同じ位置で毛先が終わっていても、毛量が多いと区間の埋まり方が変わります。区間の左右に張り出す量が増えるので、縦の空きが相対的に短く見えます。
このとき、毛量を減らす必要はありません。張り出す位置を下げるだけで、区間の上側が空きます。 具体的には、耳の高さより上の毛を後ろへ寄せて、下側にボリュームを移します。
逆に、毛量が少ない日は、区間の左右に余白が多く残ります。この場合はBの判定がそのまま効くので、毛先の位置だけを見てください。毛量が多いほど、Bだけでは決まらなくなると考えてください。
C|首の前に見えている幅は、4cmが下限
正面から見て、左右の髪のあいだに見えている首の前の横幅。ここが4cmを下回ると、あご先から下が一続きの面として読まれます。
広げ方は簡単です。髪を後ろへ2cm動かすか、片側だけ耳にかける。 全部を後ろへやる必要はありません。片側だけで幅は読めるようになります。
Cは、髪の量ではなく置き方で決まります。量が多くても、置き方で4cmは確保できます。
Cが効くのは、正面から見られる場面です。写真、向かい合って話す場面、画面越しの会話。この3つはすべて正面なので、Cが狭いとそのまま出ます。 逆に、横に並んで歩く時間が長い日は、Cより横から見た厚みのほうが効きます。
Cは一日のうちに変わります。歩いているうちに髪が前へ流れると、朝4cmあったCが2cmになる。 だから、正面から見られる予定の前に一度だけ、片側を耳にかけ直してください。動作としては2秒です。
D|襟が高い日は、席が1つ減る
襟が高い服は、区間の下側を服で埋めます。埋まると、毛先を「下1/3」で終わらせる選択肢が使えなくなります。
つまり、襟が高い日に選べるのは、上1/3か、区間の外(上)だけです。席が1つ減るので、迷う余地も減ります。
首元が開いた服の日は逆で、下の席が復活します。服が先、髪があと。 順番を逆にすると、朝に何度もやり直すことになります。
Dで見るのは高さだけで、襟の形は関係ありません。立ち上がっている襟も、詰まった首元も、区間の下側を埋めるという点では同じです。
季節でDは動きます。寒い時期は襟が高くなり、暖かい時期は開きます。同じ髪型が季節で違って見えるのは、Dが動いているからです。 髪のほうを疑う前に、その日のDを確かめてください。
耳を出すか隠すかは、Cの数字で決まる
耳を出すかどうかは好みの問題に見えますが、Cで決められます。
Cが4cmを下回っているなら、片側だけ出す。 4cm以上あるなら、出しても隠しても構いません。両側を同時に出すと、左右が対称になって、区間の上端の線が一直線になります。
片側だけ、というのがここでも効きます。左右差は、寸法を稼ぐいちばん手数の少ない方法です。
どちらとも取れるとき①|毛先が区間の中央に来る長さ
切りたくない、でも中央で終わっている。この場合の手は3つあります。
片側を耳にかける。毛先だけ内側へ入れて、実質的な終端を1〜2cm上げる。あるいは、上半分だけ結んで、下ろす量を減らす。 どれも切らずにできます。
3つとも試して変わらないなら、それは毛先ではなく、Cが狭いことが原因です。Cを先に確かめてください。
それでも変わらない場合、動かす場所は服の側に残っています。襟の高さDを2cm下げるだけで、区間の下側が空きます。 髪を動かせない日は、こちらのほうが速いことがあります。
どちらとも取れるとき②|Cが4cm前後
見えているような、いないような幅のときは、写真で確かめてください。鏡では左右が反転し、しかも自分で見る角度が正面ではないので、Cは実際より広く見えます。
正面から1枚撮って、そこで4cmあるかを見る。鏡と写真で判定が割れたら、写真のほうを採用してください。
どちらとも取れるとき③|日によって見え方が違う
区間Aの長さは固定ですが、姿勢であごの位置が動くと、実際に見えている区間が変わります。あごが前に出ていると短く見え、引いていると長く見えます。
だから、日によって違うと感じたときは、髪ではなく、その日の襟の高さDと、鏡の前でのあごの位置を先に確かめてください。原因が髪の側にないことがあります。
髪を留める道具は、Cの側で選ぶ
耳の後ろで留める、上半分をまとめる、といった操作をするとき、使う道具の大きさがCに効きます。
留め具が大きいと、その分だけ髪が横へ広がります。 広がった髪は首の前へかぶさるので、Cが狭くなります。区間の判定が通っていても、道具でCを潰してしまうことがあります。
選び方は簡単です。留めたあとに、正面から見てCが4cm以上残っているか。 残っていなければ、道具を小さくするか、留める位置を後ろへ2cm移してください。
位置を後ろへ移すと、正面からは道具が見えなくなります。見えないほうが、Cの数字は安定します。 顔まわりに何かを足したい日は、留め具ではなく、耳のあたりに別のものを置くほうが、Cを崩さずに済みます。
切る前に、3日試す
美容室へ行く前に、いまの髪で3日試してください。やることは3つだけです。
1日目|片側だけ耳にかけて過ごす。2日目|上半分だけ結んで過ごす。3日目|襟の高い服と低い服で、同じ髪型を試す。
3日にする理由は、1日では判断がつかないからです。その日の予定、会った人、写真を撮ったかどうかで印象が動きます。同じ操作を3日続けて、そのうち2日で違和感がなければ、それは条件が合っているということです。
3日のうち、いちばん違和感がなかった日の条件を覚えておいてください。それが、切るときに伝える内容になります。「丸顔に似合う形」ではなく、「毛先を区間のどこで終わらせたいか」で伝えると、話が早く進みます。
伝え方の例を挙げると、「あご先から鎖骨までの上3分の1で毛先が終わるようにしたい」という言い方になります。長さをcmで指定するより、終わる位置で伝えるほうがずれません。 同じcmでも、人によって区間の長さが違うからです。
この記事の判定は、顔の形を変える話ではありません。あご先から鎖骨までという固定の区間を、髪と服がどれだけ埋めているかという寸法の話です。測る場所が体の側にあるので、切らずに何度でも試せます。うまくいかない日があっても、動かすのは毛先の位置か、その日の襟の高さか、どちらかだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 丸顔で首まわりが気になる日は、髪を結んだほうがいいですか
- 結ぶかどうかではなく、毛先がどこで終わるかで決まります。あご先から鎖骨のくぼみまでの区間を測り、その中央あたりで毛先が終わっているなら、上へ寄せるか下へ抜くかのどちらかへ動かしてください。結ぶのは上へ寄せる手のひとつですが、結んだ結果として後れ毛が区間の中央に残ると、同じことが起きます。下ろしたままでも、毛先が区間の外まで届いていれば成立します。
- Q. 短くしたほうが軽く見えますか
- 長さそのものより、毛先が区間のどこで終わるかのほうが効きます。あご先の高さで終わる短さは区間の外なので成立しますし、鎖骨より下まである長さも区間の外なので成立します。難しくなるのは、その中間で終わる長さです。切るかどうかを決める前に、いまの毛先が区間のどこにあるかを一度測ってください。中間にあるなら、切るのではなく、片側を耳にかけて左右で終わる位置を変えるだけでも変わります。
- Q. 首の前に見えている幅とは何ですか
- 正面から見たときに、左右の髪のあいだから見えている、首の前の横幅のことです。髪が両側から首にかぶさっていると、この幅が狭くなります。4cmが下限で、これを下回ると、あご先から下が一続きの面として読まれます。広げるのは簡単で、髪を後ろへ2cm動かすか、片側だけ耳にかけるかです。全部を後ろへやる必要はありません。片側だけで、左右差ができて幅が読めるようになります。
- Q. 襟のある服の日は、髪型を変えたほうがいいですか
- 変えたほうが決まります。襟が高いと、区間の下側が服で埋まるので、毛先を置ける席が1つ減ります。具体的には、区間の下1/3で終わらせる選択肢が使えなくなります。この日は、毛先を区間の上1/3で終わらせるか、区間そのものより上、つまりあご先の高さまで上げてください。首元が開いた服の日は、逆に下の席が使えるので、選べる形が1つ増えます。服が先、髪があと、の順です。
- Q. 同じ髪型なのに、日によって見え方が違います
- 区間の長さが日によって変わっているからです。あご先から鎖骨までの距離は固定ですが、姿勢であごの位置が動くと、実際に見えている区間が変わります。あごが前に出ていると区間は短く見え、引いていると長く見えます。もうひとつは服で、襟の高さが違えば下側の埋まり方が変わります。髪を変える前に、その日の襟の高さと、鏡の前でのあごの位置を確かめてください。原因が髪の側にないことがあります。
— メグラシ編集部




