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ハンサムショートと丸顔|正面ではなく、横から見た奥行きで決まる

メグラシ編集部//読了 9分
横を向いて、耳の穴から後頭部のいちばん出ている位置までの距離を確かめているところ

ショートにすると、顔まわりに落ちる髪が減ります。そのぶん見えてくるのは、顔の幅ではなく頭の形そのものです。

丸顔で結果を分けているのは、正面の幅ではありません。横を向いたときの奥行き——耳の穴から、後頭部のいちばん出ている位置までの距離です。

ここが9cmを超えているかどうかで、正面の幅を増やさずに体積を増やせるかが変わります。鏡の正面だけを見ていると、この数字は一生出てきません。

📋 測る4つと、そこから決まること

  • D(奥行き)は、耳の穴から後頭部のいちばん出ている位置までの水平距離です。
  • H(高さ)は、その出っぱりが耳の上端から何cm上にあるかです。
  • E(耳)は、耳の上端から下へ、肌が何cm見えているかです。
  • S(比)は、正面から見た髪の外周のいちばん広い横幅を、肩幅で割った数字です。

結論:正面ではなく、横から決める

髪の体積は、どこかへ行きます。前後に置き場所がなければ、左右に出ます。丸顔で「広がって見える」と感じるとき、起きているのはこれです。

Dが9cm以上あれば、体積の置き場所が後ろにあります。そこへ置けば、正面から見た横幅は変わりません。

Dが9cm未満なら、まず後ろを作ります。切る前に、根元を起こして9cmまで届くかを確かめる。届くなら、正面は何もしなくていいことが多いです。

まず測る:D・H・E・S の出し方

Dは、横向きの写真がいちばん確実です。壁を背にして横を向いて立ち、耳の穴を通る垂直の線を思い浮かべます。そこから後頭部のいちばん出ている位置までの水平距離がDです。指で測るなら、片手を耳の穴に、もう片方を後頭部の最も出ている場所に当てて、あいだを数えます。

Hは、その出っぱりの位置が耳の上端から何cm上にあるかを見ます。

Eは、耳の上端から下へ、髪がかかっていない部分の長さです。

Sは、正面の写真で、髪の外周のいちばん広い横幅と、肩先から肩先までの幅を数え、前者を後者で割ります。

写真で測るときの条件は、距離とカメラの高さの記事にそろえてください。条件がずれると1cm動きます。

D ── 9cmが境目。足りないときに足す場所

Dが8cm未満のとき、後ろに置ける体積がほとんどありません。この状態で毛量を増やすと、増えたぶんは耳の上あたりから左右へ出ます。

Dが9〜10cmなら、標準的な範囲です。後頭部の中段に体積を置けます。

Dが11cm以上あるなら、後ろだけで形が成立します。この場合、顔まわりは短くしても大丈夫です。

奥行きD体積の行き先先に打つ手
8cm未満左右へ出る後頭部の中段の根元を起こす
9〜10cm後ろへ収まる耳を出す量で微調整
11cm以上後ろで完結する顔まわりを短くできる

足りないときに足す場所は1か所です。耳の上端から2〜5cm上の範囲、後頭部の中段の根元。 ここだけを起こします。上すぎると頭頂が高くなり、下すぎると首の付け根に体積が乗ります。

H ── 出っぱりは耳の上端から2〜5cm上

Hが2cm未満、つまり出っぱりが耳とほぼ同じ高さにあると、後ろの体積が首の付け根と一続きに読まれます。奥行きの数字は出ていても、分かれて見えません。

Hが2〜5cmなら、出っぱりが首から離れます。ここでDが効きます。

Hが6cm以上になると、出っぱりが頭頂に近づきます。この位置は縦の情報になるので悪くはありませんが、Dは減ります。 同じ体積を上へ持っていくと、後ろが薄くなるからです。

DとHは同時に最大化できません。どちらを取るかは、Sで決めます。

E ── 耳を出す量は3段階。選べるのは2つ

Eには0(出さない)、2cm前後(半分)、4cm以上(全部)の3段階があります。

Eが0のとき、耳の高さで髪が左右へ張り出します。 この高さは顔のいちばん広い高さと近いので、幅が2つ並びます。丸顔ではここを外します。

Eが2cm前後のとき、耳の上だけ肌が見えます。この状態は、髪の外周に切れ目が入るので、外周がひとつながりの丸として読まれません。いちばん条件が少なく、使いやすい席です。

Eが4cm以上、つまり耳を全部出す場合は、Dが9cm以上あることが条件になります。後ろに体積がないまま耳を全部出すと、横から見たときに支えがなくなります。

S ── 髪の外周と肩幅の比は0.30〜0.38

Sは、頭と肩のつながり方を見る数字です。良し悪しではなく、つながって読まれるかどうかを見ます。

Sが0.30〜0.38に入っているとき、上と下が一続きの形として読まれます。 この範囲なら、ショートの外周と肩の線が離れすぎません。

Sが0.30を下回るときに増やすのは、髪の外周ではありません。Dを1cm増やすほうが先です。 正面の幅を変えずに、横から見た体積が増えます。それでも足りなければ、服の側で肩の縫い目を内へ1cm入れると、肩幅の側が動きます。

Sが0.38を超えるときは、Eを2cmから4cmへ広げます。耳を出すと外周に切れ目が入り、いちばん広い横幅が下がります。

前から見た幅を増やさずに、体積を増やす順番

順番を間違えると、動かした場所が分からなくなります。

①Dを9cmまで持っていく。②Hを2〜5cmに合わせる。③Eを2cmか4cmで選ぶ。④Sを確かめる。 この順です。

①と②は根元の起こし方で動きます。切らなくても、朝の乾かし方で試せます。③は指でどけるだけです。④は結果の確認なので、最後に見ます。

①を飛ばして③から始めると、耳を出したのに支えがない状態になります。 ここが、ショートで失敗したと感じるいちばん多い順番です。

服の側で動かせるのは、襟の高さと肩の線

ショートは首から上が全部見えるので、服との接点が2つあります。襟の高さと、肩の縫い目の位置です。

襟の縁が首の付け根より上にある日は、Eを4cmにします。 襟で首が埋まるぶん、耳のまわりを空けます。

首元の開いた日は、Eを2cmに戻します。 首がすでに空いているので、耳まで出すと空いた面が続きすぎます。

肩の縫い目は、Sを動かす手です。縫い目が肩先より外にある服では肩幅が広く読まれ、Sの数字が下がります。同じ髪型でも服で比が動くので、Sは服を着た状態で測ってください。

判断がつかないとき①:D が8cm前後

いちばん迷う数字です。このときは、切る前に3日試します。

1日目は何もしない。2日目は後頭部の中段の根元だけを起こす。3日目は起こしたうえで耳を2cm出す。 毎日、横から1枚ずつ撮ります。

3枚を並べて、2日目と3日目で違いが読めるなら、Dは足りています。読めないなら、根元の起こしだけでは9cmに届いていません。その場合は、切る側で後ろに厚みを残す設計に切り替えます。

判断がつかないとき②:出っぱりが2か所ある

横から見て、頭頂寄りと耳の上あたりの2か所が同じくらい出ていることがあります。

このときは、下のほうをDの基準にしてください。 上の出っぱりは頭頂の高さの話で、Dとは別の数字です。2つを足して大きく見積もると、実際より奥行きがあると誤判定します。

2か所ある状態そのものは問題ではありません。ただし、あいだにへこみがあると横から見たときに線が2本になります。へこみが1cm以上あるなら、下の出っぱりに合わせて上を寝かせます。

判断がつかないとき③:日によって後ろがつぶれる

後頭部の根元は、頭を背もたれや枕に預けるたびに寝ます。夕方にDが1cm減ることは珍しくありません。

直すのは全体ではなく、Hにあたる一段だけです。耳の上端から2〜5cm上の範囲で、根元をつまんで起こし、5秒押さえてから放します。

日によって差が大きいなら、疑うのは切り方ではなく座り方です。原因が髪の側にないことがあります。

切る前に横から2枚撮り、そのまま伝える

美容室へ行く前に、横向きの写真を2枚撮ります。1枚は何もしない状態、もう1枚は後頭部の根元を起こした状態。 この2枚があれば、Dがどれだけ動くかが分かります。

伝えるのは形の名前ではなく、数字です。「耳の穴から後頭部までを9cm以上にしたい」「出っぱりは耳の上端から3cmくらい上に置きたい」「耳は上から2cm出したい」。この3つで足ります。

肩まわりについては、「髪の外周が肩幅の3分の1くらいになるようにしたい」と伝えれば比が伝わります。体つきの話ではなく、幅と幅の比の話として伝えるほうが正確です。

まとめ

ハンサムショートで動いていたのは、正面の幅ではなく、横から見た奥行きでした。

Dを9cm以上にする。Hを2〜5cmに置く。Eを2cmか4cmで選ぶ。Sで0.30〜0.38を確かめる。 この4つです。

体積は消えません。前後に置き場所を作れば、左右に出る必要がなくなる。ただそれだけの寸法の話です。鏡の正面ではなく、横から2枚撮ることから始めてください。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 丸顔でハンサムショートにすると横に広がって見えます
正面の幅を減らそうとする前に、横から見た奥行きを測ってください。耳の穴から後頭部のいちばん出ている位置までが9cm未満のとき、髪の体積は前後に行き場がないので、増えたぶんが左右に出ます。奥行きが足りないなら、後頭部の中段だけ根元を起こして9cmまで持っていく。前の幅は一切さわらずに、体積の置き場所だけを移す手です。
Q. 奥行きはどうやって測ればいいですか
横を向いた状態を写真に撮るのがいちばん正確です。壁を背にして横向きに立ち、耳の穴を通る垂直の線を引いたつもりで、そこから後頭部のいちばん出ている位置までの水平距離を見ます。指で測るなら、片手を耳の穴に当て、もう片方の手を後頭部の最も出ている場所に当てて、そのあいだの距離を数えます。8〜11cmの範囲に入る人がほとんどです。
Q. 耳は出したほうがいいですか
出す量は0・半分・全部の3段階で考えます。丸顔で選べるのは、半分と全部の2つです。半分というのは、耳の上端から下へ2cmほど肌が見えている状態を指します。まったく出さないと、耳の高さで髪が左右に張り出し、顔のいちばん広い高さと重なります。全部出す場合は、奥行きが9cm以上あることが条件です。奥行きが足りないまま全部出すと、後ろの体積が支えを失います。
Q. 肩まわりにまるみがあると、ショートは難しいですか
難しいのではなく、比を見る必要があります。正面から見た髪の外周のいちばん広い横幅を、肩幅で割ってください。0.30〜0.38の範囲に入っていれば、上と下がつながって読まれます。0.30を下回るときは、髪の外周を広げるのではなく、奥行きを1cm増やしてください。前から見た幅を変えずに比を動かせます。服の側では、肩の縫い目の位置を1cm内へ入れるほうが早いこともあります。
Q. 朝は決まっていたのに、夕方には後ろがつぶれています
つぶれているのは奥行きです。後頭部の根元は、日中に頭を背もたれや枕に預けるたびに寝ます。直すのは全体ではなく、出っぱりの高さにあたる一段だけです。耳の上端から2〜5cm上の範囲で、根元をつまんで起こし、5秒押さえてから放してください。全体をやり直す必要はありません。日によって差が出るなら、その日の座り方のほうを疑ってください。

— メグラシ編集部

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