メグラシ
自分を知る

丸顔の髪型でつまずくのは切った日ではなく翌朝|乾かす向きと束の幅

メグラシ編集部//読了 12分
乾かしたあとの顔まわりの毛束を指でつまんで、幅を確かめているところ

美容室を出た日と翌朝で違って見えるとき、変わっているのは切り方ではありません。乾かす向きと、顔まわりの毛束の横幅と、耳にかけているかどうか。この3つだけです。

切った長さは一晩で動きません。動くのは、根元がどちらへ倒れて乾いたか、束が何cm幅に割れているか、髪の端が耳の前で止まっているか毛先まで落ちているか。丸みのある輪郭は、顔まわりが面としてひとつながりに読まれやすいので、この3つの差がそのまま出ます。

先に測るものを書きます。根元が浮いている高さ、1束の横幅、束が頬に触れている位置の高さ。指だけで測れます。

📋 毎朝動かせる3つと、測る場所

記号測るもの何が決まるか
U分け目のきわに指を入れて、根元が浮く距離頭頂から頬までの縦が残るかどうか
B顔まわりの毛束1本の横幅面として読まれるか、線として読まれるか
P束が頬に触れはじめる位置と、頬のいちばん張る点の高さの差束を1本にするか2本に割るか
K耳にかけているのが片側か両側か髪の端が終わる高さが左右でそろうかどうか

UとBはcm、Pはプラスマイナス付きのcm(張る点より下ならプラス)、Kは片側か両側かの2択です。

結論:翌朝に動かすのは1つだけでいい

3つ全部を朝に直そうとすると続きません。優先順位は B → K → U です。

Bを先にする理由は、いちばん結果が変わるからです。束の横幅が3cm以上あると、頬の上に幅の広い面が1枚できます。面は端が2つしかないので、そこが横の線として読まれます。1.5〜3cmに割ると端が増えて、線は縦に流れます。

Kが次です。左右そろえて耳にかけると、髪の端が終わる高さが同じ位置に2つ並びます。片側だけにすれば、その並びが崩れます。

Uは最後です。立ち上がりは湿度と時間で落ちるもので、朝に作っても昼には減ります。落ちる前提で、BとKのほうを整えておくほうが安定します。

まず測る:U・B・P・K の出し方

乾かし終えた直後、鏡の前で測ります。

U(根元の浮き) ── 分け目のきわに人差し指を寝かせて差し込み、地肌と髪の間に何cm入るかを見ます。指1本の厚みが約1.2cmなので、指が入って余裕があれば1.5cm以上、きつければ1cm前後です。0.5cm以下なら寝ています。

B(束の横幅) ── 顔まわりに落ちている毛束を1本つまみ、親指と人差し指で挟んだ幅を見ます。親指の第一関節の幅が約2cm、指2本をそろえた幅が約3cmです。

P(触れる高さの差) ── 頬のいちばん張っている位置に指を当てます。目尻の真下から2〜3cm下、笑うと持ち上がるところです。そこと、毛束が頬に最初に触れる位置との高さの差を測ります。触れる位置が下ならプラス、上ならマイナスです。

K ── 測るものではなく、選択です。いまの状態を数えるだけにしてください。

この4つは、日によって動きます。動くからこそ、朝に直す対象になります。 輪郭そのものは測る対象で、直す対象ではありません。

束の幅 ── 1.5cmと3cmが境目

Bには3つの段があります。

束の幅 B何が起きるか向いている条件
1.5cm未満線が増える。3本以上並ぶと横のまとまりになる片側1本だけなら可
1.5〜3cm端が縦に流れる。片側2本までが上限多くの人の基準の席
3cm以上面が1枚できる。端は2つだけになる束の元の幅が5cm以上ある人

つまり細ければいいわけではありません。細い束を並べるのは、幅の広い束を1本落とすのと同じ結果になります。 どちらも横の区切りが同じ高さに集まるからです。

片側2本にするときは、1本目と2本目の終わりを1.5cm以上ずらしてください。同じ高さで終わると、束を2本にした意味がなくなります。

束が終わる高さ ── P で1本か2本かが決まる

Pがプラス2cm以上なら、束は1本で足ります。頬のいちばん張る位置より下で触れはじめるので、幅の広い部分をまたぎません。

Pがマイナス、つまり張る位置より上で触れているなら、2本に割ります。1本目を張る位置の上で終わらせ、2本目をあごの高さまで落とす。同じ帯の中に端が1つしかない状態を避けるためです。

Pがゼロ前後、ちょうど張る位置で触れている場合がいちばん判断に迷います。そのときは束の幅Bを見てください。Bが2cm以下なら1本、2cmを超えるなら2本です。

乾かす向き ── 分け目の逆に倒してから戻す

順番は3段です。

  1. 根元がまだ濡れているうちに、分け目と逆の向きへ手で倒す。そのまま20秒ほど風を当てる
  2. 根元が少ししっとり残っている段階で、分け目どおりに戻す
  3. 戻した状態で、上から風を当てて乾かし切る

倒しっぱなしにすると分け目が消えて、頭頂が平らになります。最初から分け目どおりに乾かすと、根元が寝てUが0.5cm以下になります。逆に倒すのは向きを変えるためではなく、戻したときに根元が立つ余地を作るためです。

戻すタイミングだけ、慣れが要ります。指を入れて地肌が冷たく感じる程度が目安です。乾き切ってから戻すと、倒れた向きが残ります。

耳かけ ── 左右そろえない

かけた側は、髪の端が耳の前で止まります。かけない側は、毛先の高さで終わります。左右で終わる高さが違うほうが、縦の差が出ます。

かけるのは毛量の少ない側です。多い側にかけると、かけた髪が耳の後ろで膨らんで、そこに幅が出ます。左右の毛量は、両手で同じ位置の束を握って太さを比べれば分かります。

両側かけたい日は、かけない側を作る代わりに、片側の耳の前へ毛束を1本だけ落としてください。かけた側が耳の高さ、落とした側があごの高さで終わるので、差は残ります。

トップの立ち上がり ── 落ちる前提で数える

Uは時間とともに減ります。乾かした直後に1.5cmあっても、4時間後には1cm、湿度の高い日は昼前に0.5cm以下になることがあります。

ここで大事なのは、Uが落ちても縦が消えるわけではないという点です。縦を作っているのはUだけではなく、束の端の並び方でもあります。BとPを整えておけば、Uが落ちた日でも結果は保ちます。

朝にUを作り込むより、乾かす向きの手順を守るほうが、持ちは長くなります。根元の向きは形状記憶の要素があるので、毎日同じ順番でやると3週目あたりから戻りが速くなります。

判断がつかないとき①:束が細いのに横に見える

Bが1.5cm未満で、それでも横に読まれる場合は、束の本数を数えてください。片側3本以上あると、端が3つ以上同じ帯に並びます。

直し方は、細い束を指の腹で寄せて2本にまとめることです。切る必要はありません。乾かしたあとに、上から2本目と3本目を指でつまんで1本にすれば足ります。

判断がつかないとき②:左右で頬の張る位置が違う

左右差は、多くの人にあります。片側のPがプラス2cm、反対側がゼロという分かれ方が珍しくありません。

そのときは左右で束の本数を変えます。 Pがプラスの側は1本、ゼロ以下の側は2本。左右対称に整えるより、それぞれの高さに合わせるほうが、正面から見たときの流れは揃います。

分け目のずらし方も同じで、Pの小さい側へ分け目を寄せると、その側の根元が持ち上がります。

判断がつかないとき③:日によって結果が違う

同じ手順なのに日で違うときは、容疑者は3つです。

  • 湿度 ── Uが0.5cm以下に落ちていれば湿度。束の側で直す
  • 前夜の乾かし残し ── 根元が半乾きで寝たなら、朝の向きは効きません。夜のうちに根元だけ乾かす
  • 服の首元 ── 襟の開きが前日と2cm以上違うと、髪の端との位置関係が変わります

3つのうち動いているものを1つ特定してから直してください。同時に2つ変えると、次の日にどれが効いたか分からなくなります。首元の幅そのものはエラのハリと襟ぐりに測り方があります。

切る前に、朝の手順だけで3日試す

「切り方が合っていないのでは」と思ったときは、切る前に3日試してください。

1日目はBだけ、2日目はBとK、3日目は3つ全部。毎日同じ距離・同じ光で正面から写真を撮って並べます。3日目で変化がなければ、そこで初めて長さの側を見直すという順番です。

美容室で伝えるときも、この3日分の写真があると早く決まります。「丸顔に似合う形」ではなく、「顔まわりの束を2本に割れる長さにしたい」という言い方になるからです。長さ別の設計は丸顔に似合う髪型に、置かない帯の出し方は丸顔の髪型にまとめてあります。

よくある誤解

「丸顔だから縦長の形にすればいい」 ── 形の名前では決まりません。同じ形でも、束の幅が3cm以上なら面が1枚できます。

「毛量が多いほうが不利」 ── 多い人は束を割る余地が広いので、Bの調整幅が大きくなります。少ない人は本数を増やせないぶん、Kと分け目で作ります。

「朝は時間がないから無理」 ── Bの直しは10秒です。指で1束つまんで割るだけで、乾かし直す必要はありません。

まとめ

  • 切った日と翌朝の差を作っているのは、乾かす向き・束の横幅・耳かけの3つ
  • 測るのはU(根元の浮き)、B(束の幅)、P(頬の張る位置との差)、K(片側か両側か)
  • 優先順位はB→K→U。Bは1.5cmと3cmが境目で、細すぎる束を3本並べるのも幅の広い束1本と同じ結果になる
  • 乾かす向きは、分け目の逆に20秒倒してから、乾き切る手前で戻す
  • 耳かけは毛量の少ない側だけ。左右そろえると端が同じ高さに並ぶ
  • 日で違うときは湿度・乾かし残し・襟の開きの3つから1つを特定してから直す

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 切った日は良かったのに、翌朝から違って見えるのはなぜですか
切り方は一晩で変わらないので、動いているのは乾かす向きか、束の幅か、耳かけかの3つです。切った日はサロンで根元を分け目と逆に倒してから戻していて、束も指の腹で1〜2cm幅に割られています。翌朝それをやらないと、根元は分け目どおりに寝て、束は3cm以上の面になります。まず束の幅だけ直してください。1本つまんで横幅が親指の第一関節(約2cm)より広ければ、そこが原因です。
Q. 顔まわりの毛束は細いほうがいいですか
細ければいいわけではありません。1.5cm未満の束が3本以上並ぶと、線が増えて頬の上に横のまとまりができます。目安は1.5〜3cmの束を、片側2本まで。1本目を頬のいちばん張る位置より下で終わらせ、2本目をその1.5cm以上下に置きます。束を作らず面のまま落とすのは、束の横幅が5cm以上ある人には向きます。ここは毛量で分かれるので、指でつまんで数えてください。
Q. 乾かす向きはどう決めればいいですか
分け目の向きを先に決めて、その逆に倒します。分け目が右なら、根元を左へ倒したまま20秒ほど風を当て、乾ききる手前で分け目どおりに戻します。倒しっぱなしにすると分け目が消えて頭頂が平らになり、最初から分け目どおりに乾かすと根元が寝て高さが出ません。戻すタイミングは、指を入れて根元がまだ少ししっとりしている段階です。
Q. 耳にかけると顔の横幅が出て見えます
両側そろえてかけたときに起きます。かけると耳の前で髪が止まるので、終わる位置が左右同じ高さに2つ並びます。片側だけにすると、かけた側は耳の前で、かけない側は毛先の高さで終わるので、終端の高さが変わります。かけるのは毛量の少ない側です。両側かけたいときは、かけない側の毛束を1本だけ耳の前に落として、高さをずらしてください。
Q. 湿度の高い日だけうまくいかないのはなぜですか
根元の立ち上がりが先に落ちるからです。乾かした直後に指を入れて浮く距離を測っておくと(多くは1〜2cm)、湿度の高い日は昼前に0.5cm以下になります。立ち上がりが落ちると、頭頂から頬までの縦が短くなり、束の幅だけが残ります。直すのは束の側です。指で1束を1.5〜3cmに割り直し、頬のいちばん張る位置より下で終わらせれば、立ち上がりが落ちた日でも縦は残ります。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
セミロングの毛先を内巻きにし、分け目の深さを鏡で確かめている女性Pick

自分を知る

丸顔×セミロング|毛先の内巻き半径と分け目の深さで縦の印象が決まる

丸顔でセミロングの印象を決めているのは、長さそのものではありません。毛先を内側に巻くカールの半径が何cmか、分け目が生え際から何cm奥まで入っているか。この2つの組み合わせで、縦の線がどこにできるかが変わります。半径3段階の見え方、分け目の深さとの相性、内巻きと外ハネの使い分け、乾かす順番まで、切らずに毎日の巻き方と分け方だけで試せる形にしました。

続きを読む
横を向いて、耳の穴から後頭部のいちばん出ている位置までの距離を確かめているところ

自分を知る

ハンサムショートと丸顔|正面ではなく、横から見た奥行きで決まる

ショートにすると顔まわりの情報が減るぶん、頭の形そのものが見えてきます。丸顔で結果を分けているのは正面の幅ではなく、横を向いたときの奥行き――耳の穴から後頭部のいちばん出ている位置までの距離です。9cmを境に、正面の幅を増やさずに全体の体積を増やせるかが変わります。奥行きの測り方、出っぱりの高さ、耳を出す量の3段階、髪の外周と肩幅の比まで、切る前に鏡と写真で出せる数字にしました。顔タイプとは別の軸です。

続きを読む

Try the Diagnosis

文章で読んだら、次は 自分で試してみる。

骨格・パーソナルカラー・セルフイメージを組み合わせた、装い直結の無料診断へ。

無料で診断してみる

無料 / 10分程度 / airClosetサイト

あわせて読みたい

丸顔×セミロング|毛先の内巻き半径と分け目の深さで縦の印象が決まる

自分を知る

丸顔×セミロング|毛先の内巻き半径と分け目の深さで縦の印象が決まる

丸顔でセミロングの印象を決めているのは、長さそのものではありません。毛先を内側に巻くカールの半径が何cmか、分け目が生え際から何cm奥まで入っているか。この2つの組み合わせで、縦の線がどこにできるかが変わります。半径3段階の見え方、分け目の深さとの相性、内巻きと外ハネの使い分け、乾かす順番まで、切らずに毎日の巻き方と分け方だけで試せる形にしました。

メグラシ編集部読了 10分
ハンサムショートと丸顔|正面ではなく、横から見た奥行きで決まる

自分を知る

ハンサムショートと丸顔|正面ではなく、横から見た奥行きで決まる

ショートにすると顔まわりの情報が減るぶん、頭の形そのものが見えてきます。丸顔で結果を分けているのは正面の幅ではなく、横を向いたときの奥行き――耳の穴から後頭部のいちばん出ている位置までの距離です。9cmを境に、正面の幅を増やさずに全体の体積を増やせるかが変わります。奥行きの測り方、出っぱりの高さ、耳を出す量の3段階、髪の外周と肩幅の比まで、切る前に鏡と写真で出せる数字にしました。顔タイプとは別の軸です。

メグラシ編集部読了 9分
丸顔とパーマ|顔まわり何cmを巻かずに残すかで決まる

自分を知る

丸顔とパーマ|顔まわり何cmを巻かずに残すかで決まる

パーマが決まらないとき、疑いがちなのはカールの強さです。けれど丸顔で結果を分けているのは、巻いた部分ではなく巻かなかった部分――生え際から内側へ何cm分を、まっすぐの面として残したかです。残す帯を0cm・2cm・4cmで比べると、顔まわりに残る縦の線の本数が変わります。帯の幅、帯を続ける高さ、最初のカールの向き、向きを切り替える境目まで、美容室へ行く前に自分で決められる形にしました。顔タイプとは別の軸です。

メグラシ編集部読了 9分
丸顔のウルフカット・50代|段が始まる高さと、上下の長さ差で決まる

自分を知る

丸顔のウルフカット・50代|段が始まる高さと、上下の長さ差で決まる

ウルフカットが決まるかどうかを分けているのは、形の名前ではありません。いちばん上の段が始まる高さと、上の段と下の毛先の長さ差(段差)の2つです。丸顔では、段の始まりが頬骨の高さに重なると、いちばん広い高さで髪も横へ開きます。段の始まりを頬骨から何cm下げるか、段差を何cmに収めるか、襟足に何cm残すか。50代では髪の戻り方で段差の上限が変わるので、その測り方も含めて、切る前に自分で出せる数字にしました。顔タイプとは別の軸の話です。

メグラシ編集部読了 9分
ミディアムボブ丸顔|頬の一番広い位置と毛先の向きで決まる

自分を知る

ミディアムボブ丸顔|頬の一番広い位置と毛先の向きで決まる

丸顔でミディアムボブを試すとき、似合う似合わないを分けているのは長さではなく、頬骨のいちばん出っ張った位置と、毛先の高さ・向きの関係です。頬の横幅最大点をP点として、毛先がそこより上か下か、内巻きか外ハネかの組み合わせで見え方が変わります。P点の測り方、毛先の高さと向きの決め方、湿気で内巻きが強まる日の対処まで、測る順に並べました。

メグラシ編集部読了 9分
丸顔の髪型|難しくなるのは形ではなく高さ。避ける帯を4つの数字で出す

自分を知る

丸顔の髪型|難しくなるのは形ではなく高さ。避ける帯を4つの数字で出す

丸顔の髪型で難しくなるのは、形の名前ではなく髪の端が終わる高さです。生え際からあご先までの縦、顔のいちばん広い横幅、その幅が出ている高さ、あご先から耳たぶ下端までの高さの差——この4つを測ると、端を置かないほうがいい帯が1本出ます。帯の中心はあご先でも頬骨でもなく、頬のいちばん張る位置。帯の広さも人によって違います。毛先を終わらせられる席は帯の外に3つあり、下だけではありません。分け目のずらし幅の上限と下限、前髪を額の見えている縦で決める理由、ベース顔と判定軸がどこで分かれるかまで整理しました。パーツの印象で分ける顔タイプ8分類とは別の軸です。

メグラシ編集部読了 12分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込