50代の前下がりショートボブ×丸顔|前髪の境目と落差は何cmか

50代の前下がりショートボブを丸顔で選ぶとき、結果を分けているのは2本の斜めの線です。1本は、後ろが短く前が長い毛先のライン。もう1本は、前髪と横の髪を分けている境目の線。
この2本が同じ向きに傾いていると、顔のまわりに縦の情報が増えます。どちらかが水平に近いと、横向きの線が1本増えて、丸顔の縦と横の差がさらに小さく読まれます。前下がりの落差は3〜5cm、前髪の境目の落差は2〜4cm。この2つの数字が、この記事の答えです。
前髪の境目は、切らなくても朝の分け取りで動きます。前下がりの落差は美容室で決めるものですが、前髪の境目を先に試しておくと、伝える数字がはっきりします。秋冬はタートルネックやコートの襟と毛先が近づくので、えり足の長さの決め方も合わせて書きます。
結論|前下がりの落差は3〜5cm、前髪の境目は2〜4cm
先に結論を書きます。
- 前下がりの落差:えり足の毛先と、顔の横でいちばん長い毛先の高さの差を3〜5cmにする
- 前髪の境目の落差:前髪と横の髪の境目を、内側より外側が2〜4cm下がるように取る
- 前髪の端:目尻から2〜3cm下の高さを外して着地させる
- 2本の線の向き:前下がりの毛先と前髪の境目を、どちらも外側が下がる向きにそろえる
丸顔の輪郭は、縦と横の長さの差が小さいところに特徴があります。2本の斜めの線は、それぞれが縦の情報を持つので、髪の量や長さを変えなくても、線の傾きだけで顔まわりに縦が加わります。どれも顔の側を変える話ではなく、髪をどこで区切るかという寸法の話です。
📋 測る5つと、そこから決まること
- D(前下がりの落差)は、えり足の毛先の高さと、顔の横でいちばん長い毛先の高さの差です。耳たぶの下を0にして数えます。
- A(前髪の境目の落差)は、分け取った線の内側の端と外側の端の高さの差です。指で数えます。
- B(着地)は、前髪のいちばん外側の毛先が、目尻から何cm下で頬に触れるかです。
- C(幅)は、前髪として分け取っている横幅を、黒目の外側・眉尻・こめかみの3つで見ます。
- E(向き)は、前髪をおろして手ぐしで整え、5秒後にどちら側へ割れるかで見ます。
Dは美容室で決める数字、A・B・C・Eは朝の分け取りで動かせる数字です。先に動かせるほうで試して、Dを決めるときの材料にする、という順番で読んでください。
前下がりショートボブで、丸顔に効いているもの
前下がりショートボブは、後ろの毛先が短く、前に向かうほど長くなる形です。横から見ると、毛先のラインが前に向かって斜めに下がっています。
丸顔に効いているのは、この斜めのラインです。毛先のラインが水平なボブだと、あごの横に横向きの線が1本入ります。斜めに下がっていれば、線そのものが縦の成分を持ち、顔の横に縦方向の流れができます。
もう1つ効いているのが、前の毛先の位置です。前に向かって長くなるので、顔の横でいちばん長い毛先が、あごの線より下に届きます。毛先があごの線を越えると、輪郭の下の端と毛先が別の高さになり、輪郭の線と髪の線が重なりません。
この2つは、どちらも落差Dで決まります。Dが小さすぎると斜めの効果が出ず、大きすぎると前の毛先が長くなりすぎて形が変わります。次の節で、その幅を数字で置きます。
前下がりの落差D|後ろと前の長さの差を何cmにするか
Dは、えり足の毛先の高さと、顔の横でいちばん長い毛先の高さの差です。どちらも耳たぶの下を0にして、そこから何cm下かを数えます。
| 落差D | 毛先のラインの見え方 | 丸顔での使いどころ |
|---|---|---|
| 0〜2cm | 水平に近い | あごの横に横の線が入るので避ける |
| 3〜4cm | ゆるい斜め | 基準にする幅 |
| 4〜5cm | はっきりした斜め | 前の毛先をあごより下に届かせたい日 |
| 6cm超 | 前だけ長い形 | ショートボブの形から離れる |
基準は3〜4cmです。この幅なら、斜めの線がはっきり見えて、前の毛先があごの線のあたりに届きます。
4〜5cmにすると、前の毛先があごの線より下まで届き、輪郭の下の端と毛先がはっきり別の高さになります。ただし、前の毛先が長くなるほど、秋冬の襟と触れやすくなります。5cmにするなら、前の毛先が鎖骨より上で終わるかを確かめてください。鎖骨に触れると、襟の動きで毛先がはねます。
毛先の着地点|あご先との距離で、前の長さを決める
Dが決まっても、前の毛先がどの高さで終わるかは、えり足の長さによって変わります。えり足が長ければ前も長く、短ければ前も短くなります。
前の毛先の高さは、あご先との距離で決めてください。
- あご先と同じ高さ:毛先と輪郭の下の端が並ぶ。横の線が1本増えるので避ける
- あご先から1〜2cm下:毛先が輪郭の下を通り越し、斜めの線が首まで続く
- あご先から1〜2cm上:毛先が頬の下で終わる。毛先の位置が頬のいちばん広い高さと近いかを見る
選ぶのは、あご先から1〜2cm下です。毛先があご先と同じ高さに来るのだけは避けてください。 毛先の端と輪郭の端が同じ高さに並ぶと、そこに横の線が生まれます。
あご先から1〜2cm上を選ぶ場合は、前髪の端Bとの距離が近くなります。この組み合わせは後半の「ボブの毛先と、前髪の端を同じ高さに置かない」で判定します。
えり足の長さ|秋冬の襟に当たるかどうか
前下がりの形は、えり足が短いのが特徴です。えり足の長さは、横から見たときの後ろの丸みと、首の見え方を決めます。
秋冬に見ておきたいのは、えり足と襟の関係です。タートルネックやハイネックのニット、立ち襟のコートを着ると、襟の上端が首の高い位置まで上がります。えり足の毛先と襟の上端が触れると、毛先が押し上げられて外にはねます。
確かめ方は、襟の高い服を着て、えり足の毛先と襟の上端のあいだに指を差し込むだけです。指2本ぶんの空きがあれば、毛先は押されません。 空きが1本以下なら、えり足を1〜2cm短くするか、襟を折り返して高さを下げてください。
前下がりの形は後ろが短いので、えり足を1〜2cm詰めても前の長さは変わらず、Dが1〜2cm大きくなるだけです。Dが5cmを超えない範囲であれば、秋冬に合わせて後ろだけを詰めるのは扱いやすい調整です。
まず測る:A・B・C・E の出し方
ここからは前髪の数字です。どれも朝の鏡の前で測れます。
Aは、前髪と横の髪の境目を指でたどります。眉頭の真上あたりが内側の端、こめかみ側が外側の端です。この2点の高さの差を数えます。上から見下ろすと分からないので、正面を向いたまま鏡で見てください。
Bは、前髪の外端を指でつまみ、そのまま下ろして頬のどこに触れるかを見ます。目尻を0とし、そこから何cm下かを数えます。
Cは、前髪として分けている束の外端が、黒目の外側の延長線上か、眉尻か、こめかみかを見ます。
Eは、前髪をおろして手ぐしで整え、そのまま5秒待つだけです。触らずに待つのが条件です。
前髪の境目A ── 落差0cmは、線を1本増やす
前髪をつくると、境目の線が1本できます。この線が水平だと、眉のラインと平行な線が2本並びます。平行な線が2本あると、目はそのあいだの幅を読みます。
Aが0cm、つまり境目が水平のとき、額の下に横向きの線ができます。この状態では、前髪を薄くしても厚くしても線は消えません。
Aが2cm、つまり外側が2cm下がっているとき、線は斜めになります。この2cmは、鏡で見て「斜めだ」と分かる最小の落差です。1cmでは、多くの人が水平と区別できません。
Aが4cmを超えると、前髪と横の髪がつながります。区切りが消えるので、前髪ありという形自体が成立しなくなります。伸ばす途中で一時的にここへ寄せるのは有効ですが、切って固定する数字ではありません。
| 落差A | 境目の見え方 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 0〜1cm | 水平の線が1本増える | 縦が十分にある輪郭 |
| 2〜3cm | 斜めの線として読まれる | 基準にする幅 |
| 3〜4cm | 前髪と横がゆるくつながる | 幅を広く取る日 |
| 4cm超 | 前髪の区切りが消える | 伸ばす途中の一時的な形 |
切る量は同じでも、分け取る角度だけで結果が変わるのは、この線の傾きが縦の情報を持つからです。
前髪の端B ── 目尻から2〜3cm下を外す
前髪の外端が頬に触れる高さは、3つの席に分かれます。
目尻から0〜1cm下。頬骨より上で終わるので、頬に触れません。この席は、Cが黒目の外側までのときに使えます。
目尻から2〜3cm下。ここは頬骨のいちばん張った高さと重なることが多い席です。髪の端と顔のいちばん広い高さが同じ場所に並ぶので、外します。
目尻から4cm以上下。頬骨を通り越して下まで届きます。この席では端が縦の線として読まれ、前下がりの横の髪と自然につながります。
迷ったら、下の席を選んでください。上の席は毛量が必要ですが、下の席は長さだけで成立します。 前下がりショートボブでは、下の席を選ぶと前髪の端と横の髪が一続きの斜めの線になり、2本の線の向きがそろいやすくなります。
前髪の幅C ── 黒目の外側から。広げられる条件
Cを黒目の外側までにすると、額の左右に肌の面が残ります。この面は縦に長い形になるので、縦の情報になります。
眉尻まで広げると、額の左右の面が消えます。広げていいのは、Aが2cm以上あるときだけです。落差があれば、幅を広げても境目が斜めのまま残ります。
こめかみまで広げるのは、Aが3cm以上あり、かつBが4cm以上下の席にあるときに限られます。3つの条件が揃わないまま広げると、額から頬にかけて一枚の面ができます。
2本の線の向きを、同じ側へそろえる
前下がりショートボブに前髪をつくると、顔のまわりに斜めの線が2本できます。前下がりの毛先の線と、前髪の境目の線です。
この2本がどちらも外側が下がる向きに傾いていると、顔の外側に向かって流れる線が2段重なり、縦の情報がはっきり出ます。片方だけが斜めで、もう片方が水平に近いと、斜めの線と水平の線が交わって、交わった場所に視線が止まります。
確かめ方は、正面を向いて鏡を見て、前髪の境目の線を指でなぞり、そのまま横の髪の毛先まで指を下ろしていくことです。指が途中で向きを変えずに、斜め下へ一続きに動けば、2本はそろっています。途中で横に動く区間があれば、そこが水平に近い場所です。
そろえるために動かすのは、前髪の境目のほうです。前下がりの落差は美容室でしか動かせませんが、前髪の境目は朝の分け取りで動かせます。
ボブの毛先と、前髪の端を同じ高さに置かない
ボブの毛先が終わる高さと、前髪の外端が着地する高さ。この2つが近いと、同じ高さに毛先が2つ並びます。
離す距離は8cm以上。前髪の端が目尻から1cm下なら、前の毛先はそこから8cm以上下、つまりあご先の下あたりになります。前髪の端が目尻から4cm下なら、毛先はさらに下です。
前下がりショートボブでは、前の毛先があご先から1〜2cm下にあることが多いので、前髪の端は目尻から0〜1cm下の席か、4cm下の席かを、この距離で選んでください。4cm下の席を選ぶと前の毛先との距離が縮むので、8cmが取れないなら上の席にします。
先に決めるのは前髪ではなく、ボブの毛先のほうです。毛先の位置は服の襟にも関わるので、動かせる幅が狭い。動かしやすいほうを、あとから合わせます。
分け取った線の内側に、毛を残すかどうか
境目の線を決めたあと、もうひとつ選べることがあります。前髪として分け取った束の、いちばん外側に何本か残して横へ流すかどうかです。
残さない場合、前髪の端がはっきり切れます。端の位置がBの数字どおりに読まれるので、判定が正確になります。前髪の形をきちんと出したいときはこちらです。
残す場合、前髪と横の髪のあいだに数本の毛が渡ります。境目の線がぼやけるので、Aの落差が実際より小さく見えます。Aを3〜4cmと大きめに取っているときだけ、この選択が成立します。
判断は簡単です。Aが2cmなら残さない。3cm以上なら残してよい。 落差が小さいまま毛を渡すと、境目が水平に近づいて見えます。
生えぐせE ── 逆らわない側に境目をつくる
前髪をおろして5秒待つと、自然に割れる側が出ることがあります。50代で生え際の毛の向きがはっきりしてきたと感じる場合、この割れ方が強く出ます。
割れる側を、境目の外側にします。逆側につくると、日中に根元が元の向きへ戻り、落差Aが消えます。
朝は決まっていたのに昼に変わる、という現象は、ほとんどがここです。切り方の問題ではないので、切っても直りません。向きに合わせて境目の側を入れ替えるだけで、その日一日もちます。
前下がりショートボブで分け目を左右どちらにするかも、Eで決めてください。割れる側を分け目の外側にすると、前髪の境目と前下がりの毛先が同じ向きに流れやすくなります。
毛の質感が変わってきたとき|根元の立ち上がりと毛先の向き
年齢とともに、毛の太さやうねり、根元の立ち上がり方が変わってきたと感じることがあります。これは形の選び方を変える理由ではなく、同じ数字を保つための扱い方を変える理由です。
根元が立ち上がりにくくなったと感じる場合、前髪の境目Aの落差が日中に小さくなりやすくなります。根元が寝ると、外側の端が下がらずに内側と同じ高さに近づくからです。この場合は、朝の分け取りでAを1cm大きめに取っておくと、昼ごろにちょうど基準の幅に収まります。
毛先が外へ向きやすくなったと感じる場合は、前下がりの前の毛先が外にはねて、斜めの線が途中で横向きに変わります。前の毛先だけを内側へ向けて乾かすと、斜めの線が首まで続きます。乾かすときは、毛先を指で内側に軽く押さえたまま、根元から毛先へ温風を当てて、最後に冷風で止めてください。
どちらも、切る長さを変える前に、乾かし方と分け取りで試せる調整です。
眼鏡をかける日|前髪の端とフレームの位置
眼鏡をかける日は、フレームの上の縁がもう1本の横の線になります。前髪の端や境目がこの線と近いと、額のまわりに横の線が重なります。
見るのは2つです。1つ目は、前髪の下端とフレームの上の縁の距離。指1本ぶん以上空いていれば、2本の線は別々に読まれます。空きがないと前髪がフレームに乗り、根元が持ち上がってAの落差が小さくなります。2つ目は、前髪の外端とフレームの横の端の位置。外端がフレームの横の端と同じ位置で終わると、端どうしが並んで横の幅が強調されます。前髪の外端は、フレームの端より内側か外側に、指1本ぶんずらしてください。
眼鏡をかける日が多いなら、Cは黒目の外側までにしておくと、前髪の外端がフレームの内側に収まり、判定が毎朝同じになります。
秋冬の首元|タートルネック・マフラー・コートの襟
秋冬は、毛先のすぐ下に襟やマフラーが来る日が増えます。前下がりショートボブで見るのは、前の毛先と襟の関係です。
- タートルネック:襟の上端があご近くまで上がる。前の毛先が襟に触れると外へはねる
- マフラー:首元に厚みが加わり、前の毛先が上に押し上げられる
- 立ち襟のコート:襟が横から毛先に当たり、前の毛先が顔の内側へ押される
いずれも、前の毛先と襟の上端のあいだに、指2本ぶんの空きがあれば押されません。空きがない日は、前の毛先を襟の外に出すか、内に入れるかを先に決めてください。外に出すなら毛先を襟の上に乗せ、内に入れるなら毛先を襟の中へ落とします。中途半端に触れていると、動くたびに毛先の向きが変わります。
マフラーを巻く日は、巻いたあとで前の毛先を指で一度引き出しておくと、斜めの線が首元まで見えます。毛先がマフラーの中に埋まると、前下がりの斜めの線が途中で切れて、毛先が水平に見えることがあります。
秋冬の帽子・マフラー・式典の日の前髪の扱いは、50代のボブ前髪あり丸顔|秋冬の帽子・マフラー・式典の日の前髪で場面ごとにまとめています。
横顔と後ろ姿|正面以外から見た2本の線
前下がりショートボブは、正面よりも横から見たときに形がはっきり出る髪型です。人と並んで歩く日や、座って横に人がいる日は、横からの見え方のほうが長く見られます。
横から見て確かめるのは、えり足から前の毛先まで、毛先のラインが途中で折れずに一直線に下がっているかです。耳の後ろあたりで一度水平になり、そこから急に下がる形だと、横顔に横の線が1本入ります。合わせ鏡か、横から撮った写真で、えり足と前の毛先を指で結んでみてください。指の線と毛先のラインが重なれば、まっすぐ下がっています。
後ろ姿では、えり足の丸みを見ます。後ろの毛先が首に沿って内側へ収まっていると、首が縦に長く見えて、前下がりの斜めの線と同じ縦の情報になります。えり足が外にはねていると、後ろの毛先に横の幅が出ます。秋冬は襟の高い服でえり足が押されやすいので、前の節の「指2本ぶんの空き」を後ろ姿でも確かめてください。
横から見たときの前髪の境目も、正面と同じく外側が下がっているかを見ます。正面では斜めでも、横から見ると前髪が額から浮いて水平に見えることがあります。前髪の根元を額に沿わせるように乾かすと、横からでも境目の傾きが残ります。
朝の5分で整える順番
前下がりショートボブの朝の手入れは、順番を決めておくと5分ほどで終わります。
- 根元を濡らして、生えぐせEの向きを一度リセットする
- 前髪を、Eで割れる側を外側にしてAの落差で分け取る
- 前髪の根元を額に沿わせて乾かす
- 横の髪を、前の毛先が内側に向くように乾かす
- えり足を首に沿わせて乾かし、最後に冷風で全体を止める
順番の要は、前髪を先に決めて、横の髪をあとから合わせることです。前髪の境目の線が決まってから横の髪を乾かすと、2本の線を同じ向きにそろえやすくなります。横の髪を先に乾かすと、前髪を分け取るときに横の髪の流れが崩れて、境目の位置を取り直すことになります。
スタイリング剤を使う場合は、量を少なめにして毛先だけにつけてください。根元につけると、前髪の境目が日中に寝てAが小さくなります。
判断がつかないとき①:落差をつけると前髪が薄く見える
Aを2cmつけると、分け取る量が減るので、前髪が薄く感じられることがあります。
このとき増やすのは厚みではなく、分け取る幅のほうです。Cを黒目の外側から眉尻へ1段広げてください。Aが2cm以上あるので、広げても境目は斜めのまま残ります。
それでも薄いと感じるなら、Aを3cmに増やしてCを眉尻に固定します。落差が大きいほど、同じ幅でも取れる毛の量が増えます。
判断がつかないとき②:左右で目尻の高さが違う
左右差があるときは、低いほうの目尻を基準にBを決めます。低いほうで2〜3cmの区間を外せば、高いほう側では自動的に区間から離れます。
Aについては、左右で同じ数字にする必要はありません。むしろ、Eで割れる側のAを3cm、逆側を2cmにすると、左右の落差そのものが縦の情報になります。
前下がりの落差Dも、左右で1cmほど差をつけることができます。分け目の外側、つまり髪の量が多い側のDを1cm大きくすると、前髪の境目と毛先の線がその側で同じ向きにそろいやすくなります。差が1cm未満なら、左右をそろえて構いません。
判断がつかないとき③:伸ばしている途中で決まらなくなる
前髪の外端は、伸びる過程で必ず目尻から2〜3cm下の区間を通ります。ここを通過している2〜3週間は、何をしても決まりにくくなります。
この期間だけ、Aを4cm側へ広げてください。前髪と横の髪をつなげてしまえば、外端が区間にあっても単独の端として読まれません。前下がりの形は横の髪が前に向かって長いので、前髪を横に流すと、そのまま横の髪の斜めの線に合流します。
区間を抜けて4cm以上下まで届いたら、Aを2〜3cmへ戻します。切って区間の上へ戻すのは、伸ばす計画そのものをやり直すことになるので、通過を待つほうが早く済みます。
判断がつかないとき④:前下がりを強くするか、前髪で縦をつくるか
顔まわりに縦の情報を足す方法は、2つあります。前下がりの落差Dを大きくするか、前髪の境目の落差Aを大きくするかです。どちらを選ぶか迷ったら、その季節の襟の高さで決めてください。
秋冬で襟の高い服を着る日が多いなら、Dは4cmまでにとどめて、Aを3cmにします。Dを大きくすると前の毛先が長くなり、襟に触れる日が増えるからです。前髪の境目は襟と関係がないので、Aで縦を足すほうが季節の影響を受けません。
襟の開いた服が多い季節なら、Dを5cmまで広げて、Aは2cmにとどめます。前の毛先が首まで届いて、斜めの線が長く続きます。
1年を通して1つに決めたいなら、Dを4cm、Aを2〜3cmにしてください。どちらの季節でも、2本の線が同じ向きにそろった状態を保てます。
切らずに3日試し、そのまま美容室で数字で伝える
美容室へ行く前に、いまの前髪で3日試します。1日目はA=0cm、2日目はA=2cm、3日目はA=4cm。分け取る位置を指で変えるだけです。
同じ距離・同じ明るさで正面から1枚ずつ撮り、3枚を並べます。いちばん違和感の少ない日のAが、伝える数字です。
前下がりの落差Dは、いまの髪型の写真を横から1枚撮っておくと伝えやすくなります。えり足と前の毛先の高さを写真の上で指で示し、「この差を4cmにしたい」と伝えれば、形の名前よりも正確に共有できます。
伝え方は、形の名前ではなく数字にします。「前下がりの差は前と後ろで4cm」「前の毛先はあご先から1〜2cm下」「前髪と横の境目を、外側が3cm下がるように」「前髪の端は目尻から4cm下まで残したい」「えり足はタートルの襟に指2本ぶん空くように」。生えぐせについては、「おろして待つとこちら側に割れる」と伝えれば、境目の側が決まります。
まとめ
前下がりショートボブで丸顔に効いていたのは、長さでも厚みでもなく、顔のまわりにできる2本の斜めの線でした。
- 前下がりの落差D:3〜5cm。基準は3〜4cm。前の毛先はあご先から1〜2cm下
- 前髪の境目の落差A:2〜4cm。水平にしない
- 前髪の端B:目尻から2〜3cm下の区間を外す
- 前髪の幅C:Aが2cm以上あるときだけ広げる
- 生えぐせE:割れる側を境目の外側にする
- 2本の線:どちらも外側が下がる向きにそろえる
- 秋冬:えり足と襟のあいだに指2本ぶんの空きを残す
分け取る位置は朝の指先で動くので、前下がりの落差を決める前に何度でも試せます。
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よくある問い
- Q. 丸顔で前下がりショートボブにするとき、前と後ろの差は何cmが目安ですか
- 3〜5cmです。2cm未満だと毛先のラインが水平に近く、あごの横に横向きの線ができます。6cmを超えると前の毛先が鎖骨に近づき、ショートボブというより前だけが長い形になります。測り方は、えり足の毛先の高さと、顔の横でいちばん長い毛先の高さを、それぞれ耳たぶの下から何cmかで数え、その差を出すだけです。
- Q. 前下がりショートボブに前髪をつくると重く見えます
- 厚みではなく、前髪と横の髪の境目が水平になっていないかを見てください。境目が水平だと、額の下に横向きの線が1本増え、眉のラインと平行に並びます。分け取る線を、内側より外側が2〜4cm下がるように取り直すと、境目が斜めになり、前下がりの毛先の線と同じ向きにそろいます。厚みを減らすのは、この落差をつけたあとでも間に合います。
- Q. 前髪の端はどこで終わらせればいいですか
- 目尻を0として、そこから2〜3cm下を外します。この高さは頬骨のいちばん張った位置と重なることが多く、髪の端と顔の広い高さが同じ場所に並びます。選べる席は2つです。目尻から0〜1cm下で終わらせて頬に触れさせないか、4cm以上下まで伸ばして頬骨を通り越すか。どちらを選ぶかは、ボブの毛先が終わる高さと8cm以上離れるほうです。
- Q. 秋冬にタートルネックを着ると、毛先がはねます
- えり足の毛先が襟に当たって押し上げられている状態です。えり足と襟の上端のあいだに、指2本ぶんの空きがあるかを見てください。空きがないなら、えり足を1〜2cm短くするか、えり足の毛を内側に入れるか、襟を折り返して高さを下げるかのどれかで止まります。前下がりの形は後ろが短いので、えり足を少し詰めても全体の印象はほとんど変わりません。
- Q. 50代で生え際の毛の向きが変わってきました。分け方を変えるべきですか
- 向きに逆らわない側に境目をつくってください。確かめ方は、前髪を全部おろして手ぐしで整え、5秒待つことです。自然に割れる側があれば、そちら側を境目の外側にします。逆側に境目をつくると、日中に根元が元の向きへ戻り、落差が消えます。朝つくった形が昼に変わると感じるときは、切り方ではなくこの向きが原因であることが多いです。
- Q. 前髪を伸ばしている途中で、急に決まらなくなりました
- 前髪の外端が、目尻から2〜3cm下の区間を通過している最中です。伸ばす過程で必ず一度はここを通ります。通過中は、境目の落差を4cm側へ広げて、外端を前下がりの横の髪と一緒に流してください。区間を抜けて4cm以上下まで届けば、また安定します。切って戻すより、2〜3週間の通過期間だけ流し方で対応するほうが早く済みます。
— メグラシ編集部





