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卵型の眉毛|眉山の位置を割合で測って3通りから選ぶ

メグラシ編集部//読了 20分
正面写真の上で、眉頭・眉山・眉尻の3点に印を付け、眉頭から眉山までの長さを測っているところ

卵型の顔に合う眉毛は、眉頭から眉尻までを1としたとき、眉山が何割の位置にあるか(この記事ではPと呼びます)で3通りに分かれます。アーチや平行といった形の名前は、Pを決めたあとに選べば十分です。

Pが0.5前後なら山は中央にあり、やわらかい印象になります。0.6〜0.7なら山は外寄りで、卵型の顔ではいちばん収まりやすい位置です。0.75以上なら山は眉尻に寄りきり、すっきりした印象になります。どれが正解というわけではなく、頬骨のいちばん高い位置の真上にPの点が来るかどうかで、あなたに合う位置が決まります。

この記事では、Pの測り方から、左右で数字が違うときや境目にいるときの決め方、秋冬に眉が浮くときの色の合わせ方まで、鏡と定規で決められる形で書いていきます。

卵型の眉毛は、眉山の位置の割合Pで3通りに分かれる

卵型の顔は、額・頬骨・あごの幅の差がゆるやかで、輪郭の縦と横のつり合いが取れているとされています。輪郭に強い角や直線がないぶん、眉の形がそのまま顔の印象を決めやすい輪郭です。

そのため卵型の眉は、どんな形でも似合うと言われることがあります。たしかに大きく外れることは少ないのですが、同じ形の名前でも、眉山の位置が違うと顔の見え方は変わります。眉山が中央にあると目と眉の距離が近く見え、外に寄ると顔の横幅が引き締まって見えます。

Pは、眉頭から眉山までの長さを、眉頭から眉尻までの長さで割った数字です。眉全体の長さに対して、山が何割のところにあるかを示します。眉の長さが人によって違っても、割合で比べれば同じ物差しで判断できます。

Pの値眉山の位置見え方
0.5前後眉の中央目と眉が近く、やわらかい
0.6〜0.7中央より外寄り縦の並びが整い、収まりがよい
0.75以上眉尻に寄りきる横に流れ、すっきりする

卵型の顔で、眉の形の名前が当てにならない理由

アーチ眉、平行眉、ストレート眉、山型眉など、眉の形にはいくつもの名前があります。卵型に合う眉として、よくアーチ眉が挙げられます。

しかし、アーチ眉と一口に言っても、眉山が中央にあるアーチと、眉尻寄りにあるアーチでは、顔の見え方がまったく違います。中央にあるアーチは丸く見え、眉尻寄りのアーチは横に流れて見えます。名前が同じでも、印象は反対に近くなることがあります。

平行眉も同じです。平行眉には、はっきりした山がないように見えますが、上の縁をたどると、どこかにいちばん高い位置があります。その位置がPです。平行眉でもPが0.5か0.7かで、目元の見え方は変わります。

形の名前で選ぶと、見本の絵と自分の眉の長さや位置が合わないことがよくあります。Pで選べば、自分の眉の長さに合わせて、山の位置だけを決められます。形の名前は、Pを決めたあとに、山の角を立てるか丸めるかで選べば十分です。

Pの測り方:眉頭・眉山・眉尻の3点

Pを測るには、眉頭・眉山・眉尻の3点の位置が必要です。正面からの写真を撮り、その上で測るのがいちばん正確です。

  1. 明るい場所で、正面を向いて顔の写真を撮る。カメラは目の高さに置く
  2. 写真の上で、眉頭(眉のいちばん内側の端)に印を付ける
  3. 眉尻(眉のいちばん外側の端)に印を付ける
  4. 眉山(眉の上の縁がいちばん高いところ)に印を付ける
  5. 眉頭から眉尻までの横の長さ(L)を測る
  6. 眉頭から眉山までの横の長さ(M)を測る
  7. MをLで割ってPを出す

たとえば、眉頭から眉尻までが48mmで、眉頭から眉山までが31mmなら、Pは31÷48で約0.65です。眉頭から眉尻までが52mmで、眉山までが26mmなら、Pは0.5になります。眉の長さが違っても、割合にすれば同じ物差しで比べられます。

左右の眉は、それぞれ別に測ります。片方だけ測って、もう片方も同じだと考えないでください。左右でPが違うことはよくあり、その差の扱い方は後の節で書いています。

長さは、斜めの距離ではなく、横方向の長さで測ります。眉頭と眉尻の高さが違っても、横の距離だけを見ます。写真を拡大して、画面上の定規やマス目を使うと測りやすくなります。

鏡で直接測る場合は、定規を眉の下に水平に当て、3点の位置を目盛りで読み取ります。写真のほうが顔を動かさずに測れるので、数字が安定します。カメラの条件をそろえる方法は、顔の形を写真で確かめるときの撮り方で詳しく書いています。

眉頭と眉尻の決め方

Pの数字は、眉頭と眉尻をどこに置くかで変わります。測る前に、2つの端の決め方をそろえておきます。

眉頭は、毛が生え始めるいちばん内側の位置です。うぶ毛のように薄い毛は含めず、色がはっきり分かる毛が始まる位置を眉頭にします。眉頭の毛が上向きに生えている人は、毛の根元の位置で取ります。

眉尻は、毛が途切れるいちばん外側の位置です。描いた眉尻ではなく、生えている毛の端で取ります。描いた眉尻で測ると、メイクのたびにLが変わり、Pも変わってしまいます。

眉尻の毛がまばらで、どこが端か分からない場合は、毛と毛の間が3mm以上あいたところを端とします。ぽつんと離れた毛は含めません。

この決め方で取った眉頭と眉尻なら、日によって数字が変わることはほとんどありません。

眉山の見つけ方

眉山は、眉の上の縁をたどったとき、いちばん高くなっている位置です。指で眉の上の縁をなぞり、上へ上がる向きから下へ下がる向きに変わるところを探します。

はっきりした角がある眉は、角の位置が眉山です。角がなく、なだらかなカーブの眉は、カーブのいちばん高いところを眉山にします。写真で見るときは、眉の上の縁に水平な線を当て、線にいちばん近く触れる位置を探すと見つけやすくなります。

平行眉で、いちばん高い位置が分からない場合は、上の縁が水平でなくなり始めるところ、つまり下がり始める位置を眉山とします。平行眉の多くは、眉尻側で下がり始めるので、Pは0.7前後になることが多くなります。

上の縁は、描いた線ではなく、毛の生えている範囲の外周で取ります。指の腹を眉の上に当て、毛が触れる範囲の上端をたどってください。

P=0.5前後(山が中央)の人

Pが0.45〜0.55の範囲にある人は、眉山が眉の中央にあります。眉頭から眉山までと、眉山から眉尻までがほぼ同じ長さです。

この位置の眉は、目と眉の距離が近く見え、顔の中央にまとまった、やわらかい印象になります。卵型の顔では、輪郭のやわらかさと眉のやわらかさが重なり、全体が丸く穏やかに見えます。

一方で、卵型の顔は頬骨のいちばん高い位置が目の外側の下にあることが多く、眉山がその真上より内側に来ると、顔の縦の並びが内側に寄って見えます。顔の横幅が実際より広く見えることがあります。

やわらかい印象が好みなら、このままで構いません。すっきり見せたい場合は、Pを0.6前後まで動かすと、頬骨の真上に近づきます。

P=0.6〜0.7(外寄り)の人

Pが0.6〜0.7の範囲にある人は、眉山が中央より外寄りにあります。卵型の顔では、いちばん収まりやすい位置です。

この位置の眉山は、多くの卵型の顔で、頬骨のいちばん高い位置の真上に近くなります。眉山・頬骨・あごの先が縦にそろうと、顔の縦の並びが整い、輪郭の卵型のカーブと眉のカーブが呼応して見えます。

この範囲にいる人は、形の名前で迷う必要はほとんどありません。山の角を立てればきりっとした印象に、角を丸めればやわらかい印象になります。角の立て方は、その日の服やメイクで変えても、顔のつり合いは崩れません。

ただし、Pが0.7に近い人は、眉尻の長さによって印象が変わります。眉尻が短いと山から尻までの距離が短くなり、山が眉尻に詰まって見えます。眉尻の長さは、後の節で確かめてください。

P=0.75以上(眉尻寄り)の人

Pが0.75以上の人は、眉山が眉尻のすぐ近くにあります。眉頭から眉山まで長くまっすぐ続き、眉尻で急に下がる形です。

この位置の眉は、横に流れるすっきりした印象になります。顔の横幅が引き締まって見え、大人っぽさや落ち着きが出ます。平行眉に近い形の人に多い位置です。

一方で、眉山が頬骨のいちばん高い位置より外に出ると、顔の縦の並びが外へ広がり、目と眉の間が離れて見えることがあります。眉山から眉尻までが短いので、眉尻が急な角度で下がり、目尻より先に眉が終わって見えることもあります。

すっきりした印象が好みならこのままで構いません。顔の縦の並びを整えたい場合は、Pを0.7前後まで戻すと、頬骨の真上に近づきます。

頬骨の真上とPの点の関係

Pの3通りのうち、どれがあなたに合うかを決めるのが、頬骨のいちばん高い位置です。

正面の写真で、頬骨のいちばん高いところ(笑ったときにいちばん盛り上がるところより少し外側)に印を付けます。そこからまっすぐ上に線を引き、眉と交わる位置を探します。この交点の位置を、眉頭からの割合で出したものが、あなたにとっての基準のPです。

多くの卵型の顔では、基準のPは0.6〜0.7の範囲に入ります。基準のPと、実際の眉山のPが0.05以内なら、眉山は頬骨の真上にあり、縦の並びが整っています。0.05以上ずれている場合は、ずれている向きによって印象が変わります。

実際のPが基準より小さければ顔の縦の並びが内側に寄ってやわらかく見え、基準より大きければ外へ広がってすっきり見えます。どちらが好みかで決めて構いませんが、迷ったら基準のPに合わせると、輪郭とのつり合いがいちばん取れます。顔の横幅のどこが広いかの確かめ方は、卵型の顔の幅の順番でも書いています。

左右でPが違うとき

実際に測ってみると、左右でPが違うことがよくあります。0.05程度の差はほとんどの人にあり、0.1以上違う人も少なくありません。このときの決め方を、差の大きさごとに書きます。

左右の差が0.05未満なら、気にしなくて構いません。正面から見て、左右の違いはほとんど分かりません。

左右の差が0.05〜0.1の場合は、小さいほうに合わせます。 Pを小さくするには、眉山より眉尻側の上の縁を1〜2mm整えるだけで済みます。上の縁を少し取ると、いちばん高い位置が眉頭側に移り、Pが下がります。1回で0.05〜0.1動くので、大きいほうの眉で一度だけ整えれば、左右がそろいます。

大きいほうに合わせるには、眉山より眉頭側の上の縁を整える必要があります。眉頭側を整えると、眉の太さや角度まで変わりやすく、形全体が変わってしまいます。だから、小さいほうに合わせるのが基本です。

左右の差が0.1を超える場合は、一度に合わせようとしないでください。0.05ずつ、何回かに分けて動かします。どちらの頬骨の真上に近いかも左右で違うことがあるので、それぞれの基準のPと比べて、近いほうの眉を基準にする方法もあります。

Pが境目にいるとき(0.55前後・0.72前後)

Pが0.55前後や0.72前後にいる人は、3通りのどれに当たるかがはっきりしません。0.55は「中央」と「外寄り」の境目、0.72は「外寄り」と「眉尻寄り」の境目です。

境目にいるときは、頬骨の真上の基準のPと比べて、近いほうの通りとして扱います。たとえばPが0.55で、基準のPが0.62なら、外寄りの通りとして扱い、眉山を少しだけ外へ寄せる方向を考えます。基準のPが0.52なら、中央の通りとして扱い、今のままにします。

基準のPとの差がどちらに対しても同じくらいの場合は、眉山の角の形で決めます。角がはっきり立っている眉は、外寄りの通りとして扱い、角が丸くてなだらかな眉は、中央の通りとして扱います。角が立っている眉は山の位置がはっきり見えるので、少し外に寄るだけで印象が変わりやすく、丸い眉は山の位置が目立たないので、中央寄りでも十分に整います。

それでも決めきれない場合は、何も動かさずに1週間過ごしてください。眉の毛は日によって向きや量が変わるので、もう一度測ると、どちらかに寄っていることがあります。2回測って同じ通りになったほうを選びます。

眉の太さとPの組み合わせ

眉の太さも、Pと組み合わせて見え方が変わります。太さは、眉山の位置で、上の縁から下の縁までの縦の幅を測ります。

太い眉(目の縦の幅の半分以上)は、眉山の位置がはっきり見えるので、Pの違いがそのまま印象に出ます。太い眉でPが0.5前後だと、顔の中央に重さが集まって見えます。太い眉の人は、Pを0.6〜0.7の範囲に置くと、重さが外に分散されます。

細い眉(目の縦の幅の3分の1以下)は、眉山の位置が目立ちにくいので、Pの違いは太い眉ほど印象に出ません。細い眉の人は、Pより先に眉尻の長さを確かめたほうが、見え方が整いやすくなります。

太さの左右差や、どのくらいの差なら気にしなくてよいかは、卵型の眉毛の太さの左右差でmm単位で書いています。

眉の角度:眉頭から眉山への上がり方

Pが同じでも、眉頭から眉山までがどのくらいの角度で上がっているかで、印象は変わります。

正面の写真で、眉頭の下の縁と眉山の下の縁を結ぶ線を引き、その線が水平からどのくらい上がっているかを見ます。目安は、水平から10〜15度程度です。

角度が10度未満だと、眉頭から眉山まで水平に近く、平行眉に近い見え方になります。角度が20度を超えると、眉山に向かって急に上がり、きりっとした印象が強くなります。

卵型の顔では、角度が10〜15度でPが0.6〜0.7のとき、眉のカーブと輪郭のカーブがいちばん呼応して見えます。角度を変えたい場合は、眉頭側の下の縁を整えるか、眉山の下の縁を描き足して調整します。

眉尻の位置と長さ

眉尻の位置は、Pを計算するときのLに直接関わります。眉尻が長くなるとLが伸び、同じ眉山の位置でもPは小さくなります。

眉尻の目安は、小鼻の外側と目尻を結んだ線の延長上です。この線より眉尻が内側で止まると眉が短く見え、外側まで伸びると眉が長く見えます。

眉尻を描き足して長くする場合は、Pが変わることを忘れないでください。たとえば、Lが50mmでMが33mmならPは0.66ですが、眉尻を5mm描き足してLを55mmにすると、Pは0.6に下がります。眉山の位置は同じでも、割合として眉山が内側に寄ったことになります。

描き足す前と後でPを測り直し、頬骨の真上の基準のPから離れすぎていないかを確かめてください。

前髪がある人の眉山

前髪がある人は、前髪の下端の高さと、眉山の高さの関係も見ます。

前髪の下端と眉山の高さの差が1cm以下だと、前髪の線と眉の山が近づいて、眉山が前髪に押されたように見えます。特にPが0.6〜0.7で角がはっきり立っている眉は、前髪の線と眉山の角が重なって、額の下が詰まって見えます。

この場合は、前髪の下端を眉山より1cm以上上にするか、眉山の角を少し丸めます。前髪を切らずに済ませたいなら、角を丸めるほうが簡単です。角の上の毛を1〜2本整えるだけで、山の位置を変えずに、前髪との重なりを和らげられます。

前髪の下端が眉山より下にくる、眉が隠れる長さの前髪の人は、Pの違いはほとんど見えません。前髪の長さ全体の選び方は、卵型の顔に合う髪型の毛先の高さで書いています。

秋冬に眉が浮いて見える理由

夏の間はなじんでいた眉が、秋冬になると浮いて見えることがあります。眉の形やPが変わったわけではなく、まわりの色が変わったためです。

秋冬は、服の色が暗く深くなり、髪の色も深みのある色に変える人が増えます。顔のまわりの色が暗くなると、夏と同じ明るさの眉は、まわりより明るく見え、眉だけが顔から浮き上がります。

また、秋冬はマフラーやタートルネックで首まわりが隠れ、顔の下半分にも布がかかります。顔の見える範囲が狭くなると、相対的に眉の存在感が大きくなり、色や形の違和感が目立ちやすくなります。

眉が浮いて見えるときは、形やPより先に、眉の色を確かめます。

秋冬の眉の色は、髪の色より半段明るく

秋冬の眉の色は、髪の色より半段明るい程度が、顔の中でいちばんなじむ明るさです。

髪の色を深くしたのに、眉の色が夏のまま明るいと、眉と髪の明るさの差が広がり、眉だけが浮きます。眉マスカラやパウダーの色を、髪の色に近づける方向で半段暗くすると、まわりとつり合います。

反対に、眉を髪と同じ明るさまで暗くすると、眉がはっきりしすぎて、顔の中で眉だけが強く見えます。特に太い眉の人は、髪と同じ暗さにすると、Pの位置がくっきり見えすぎることがあります。半段明るく残すのが目安です。

服の色が暗い日でも、眉の色は髪の色を基準にします。服に合わせて眉の色を変えると、日によって顔の印象がばらばらになるからです。

ニット帽やマフラーで顔が隠れる日の眉

秋冬は、ニット帽で額が隠れたり、マフラーで口元やあごが隠れたりする日が増えます。顔の見える範囲が変わると、眉の見え方も変わります。

ニット帽をかぶると、額の上が隠れ、帽子の縁が眉の上に横の線を作ります。帽子の縁と眉山の距離が1cm以下だと、眉山が帽子に押されたように見えます。この場合は、帽子を少し上げてかぶるか、眉山の角を丸めて、帽子の線とぶつからないようにします。

マフラーで口元が隠れると、顔の中で見えるのは目と眉だけになります。このときは、眉の形がふだん以上に目立ちます。Pが基準から大きくずれていると、その違いがそのまま印象になります。マフラーをよく使う季節は、Pを頬骨の真上の基準に近づけておくと、顔の下半分が隠れても、目元のつり合いが保てます。

秋冬メイクの濃い色と眉の濃さのつり合い

秋冬は、深い色のアイシャドウや口紅を使うことが増えます。目元や口元の色が濃くなると、眉の濃さとのつり合いも変わります。

アイシャドウを深い色にした日は、眉を少し薄めにします。目元と眉の両方が濃いと、顔の上半分に重さが集まり、眉山の位置よりも眉全体の濃さが目立ちます。

口紅を深い色にした日は、眉を少しだけはっきりさせます。口元に重さが集まると、眉が薄いと顔の上下のつり合いが取れず、眉が消えて見えます。

いずれの場合も、眉の形やPは変えず、濃さだけを調整します。毎日の濃さの調整で形まで変えると、Pがずれて、測った意味がなくなってしまうからです。

Pを動かすとき:取るか描き足すか

Pを変えたいと決めたら、眉を取って整えるか、描き足すかのどちらかで動かします。

取るほうが、Pは大きく動きます。眉山より眉尻側の上の縁を1〜2mm取ると、いちばん高い位置が眉頭側に移り、Pは0.05〜0.1下がります。眉山より眉頭側の上の縁を取ると、いちばん高い位置が眉尻側に移り、Pは上がります。

描き足すほうが、Pの動きは小さくなります。眉山の外側の上の縁に描き足すと、いちばん高い位置が外へ広がり、Pは少しずつ上がります。描き足しは毎日のメイクで変えられるので、試しに動かしてみるのに向いています。

取るのは元に戻すのに時間がかかるので、まず描き足しで試し、その位置が気に入ってから取って整えると、失敗が少なくなります。

0.05ずつ確かめる手順

Pを動かすときは、一度に大きく変えず、0.05ずつ確かめながら動かします。

  1. 今のPを測って記録する
  2. 目標のPを決める(頬骨の真上の基準のPか、好みの通り)
  3. 描き足しで0.05だけ動かし、正面の写真を撮る
  4. 写真を見て、印象が好みの方向に変わったかを確かめる
  5. 好みの方向なら、さらに0.05動かす。違えば元に戻す
  6. 目標のPに届いたら、その位置を数日続けて、見慣れるかを確かめる
  7. 見慣れてから、取って整えるかを決める

一度に0.1以上動かすと、印象が大きく変わりすぎて、好みの方向かどうかが分からなくなります。0.05ずつなら、変化を一つずつ比べられます。

眉頭の位置と目頭との関係

Pは眉頭を起点に測るので、眉頭の位置が変わると、Pの数字も変わります。眉頭の位置そのものが顔に合っているかも、一度確かめておきます。

眉頭の目安は、目頭の真上か、それより少し内側です。目頭の真上から外側に眉頭があると、眉と眉の間が広く見え、顔の中央が間延びして見えます。目頭よりかなり内側にあると、眉と眉の間が狭く見え、顔の中央に寄って見えます。

眉頭を描き足して内側に寄せると、Lが伸び、同じ眉山の位置でもMも伸びるので、Pは少し上がります。たとえば、Lが50mmでMが33mmなら、眉頭を3mm内側に描き足すとLは53mm、Mは36mmになり、Pは0.66から0.68に上がります。

眉頭を動かした場合は、Pも測り直してください。眉頭と眉山の両方を同じ日に動かすと、どちらの変化で印象が変わったのか分からなくなるので、一度にどちらか一方だけを動かします。

毛の流れる向きとPの見え方

眉の毛は、眉頭では上向きに、眉山から眉尻では斜め下向きに生えていることが多くなります。毛の向きが変わる位置も、眉山の見え方に関わります。

毛の向きが上向きから斜め下向きに変わる位置が、測ったPと同じくらいなら、眉山の位置はそのまま自然に見えます。毛の向きが変わる位置がPより内側にあると、眉山の手前で毛が下を向き始め、眉山が実際より内側にあるように見えます。

この場合は、スクリューブラシで眉頭から眉山までの毛を上向きにとかし、眉山から先を斜め下にとかします。毛の向きをそろえるだけで、Pを動かさずに、眉山の位置がはっきり見えるようになります。

秋冬は空気が乾いて、毛の向きが乱れやすくなります。朝に向きを整えておくと、マフラーや帽子でこすれても、眉山の位置が崩れにくくなります。

眉が伸びてきたときのPの変わり方

眉を整えたあと、毛が伸びてくるとPも少しずつ変わります。どのくらいで整え直せばよいかの目安も、数字で持っておきます。

眉の上の縁に新しく毛が生えてくると、いちばん高い位置がずれます。眉山より眉尻側に毛が伸びるとPは上がり、眉頭側に伸びるとPは下がります。整えた直後と比べて、Pが0.05以上ずれたら、整え直しの目安です。

毎日測る必要はありません。整えた日に正面の写真を撮っておき、2〜3週間ごとに同じ条件で写真を撮って比べます。並べて見て、眉山の位置がずれたように見えたら、測り直します。

整え直すときも、最初と同じように、描き足しで目標の位置を確かめてから取ります。伸びた毛を全部取るのではなく、目標のPから外れている部分だけを整えます。

メガネをかける人の眉山

メガネをかける人は、フレームの上の縁と眉山の位置の関係も見ます。

フレームの上の縁が眉山のすぐ下を通ると、眉とフレームの2本の線が重なり、眉山の位置が見えにくくなります。フレームの上の縁と眉山の間に、5mm以上の間があると、眉山の位置がそのまま見えます。

フレームの上の縁がいちばん高くなる位置と、眉山の位置がそろっていると、眉とフレームのカーブが呼応して、顔の上半分がまとまって見えます。フレームの上の縁がいちばん高い位置を、眉頭からの割合で測り、Pとの差が0.05以内かを確かめてみてください。

秋冬は、マフラーや帽子と合わせて、メガネをかける日が増える人もいます。メガネをかける日とかけない日で眉を変える必要はありませんが、フレームを選ぶときに、Pに近い位置で高くなるものを選ぶと、どちらの日も眉のつり合いが取れます。

迷ったときの最終判断

ここまでの内容を、迷ったときに使える順番でまとめます。

  1. 正面の写真で、眉頭・眉山・眉尻の3点に印を付け、Pを出す
  2. 頬骨のいちばん高い位置の真上で、基準のPを出す
  3. 実際のPと基準のPの差が0.05以内なら、今のままで構わない
  4. 差が0.05以上なら、やわらかい印象が好みか、すっきりした印象が好みかで、動かすかを決める
  5. 左右で違うときは小さいほうに合わせる。境目にいるときは、基準のPに近いほうの通りとして扱う
  6. 秋冬に眉が浮くときは、形より先に、眉の色を髪の色より半段明るい程度に合わせる

アーチか平行かといった形の名前は、この順番のあとで、眉山の角を立てるか丸めるかで決めてください。卵型の顔に合う眉毛を決めているのは、形の名前ではなく、山の位置です。髪型と顔まわりの見え方も合わせて整えたい場合は、卵型の顔で髪が頬に触れる長さも参考にしてください。

よくある問い

Q. 眉山とは、眉のどの位置のことですか
眉の上の縁をたどったとき、いちばん高くなっている位置です。指でなぞって、上へ上がる向きから下へ下がる向きに変わるところが眉山です。はっきりした角がない眉でも、上の縁がいちばん高いところを眉山として測ります。
Q. 卵型に合う眉毛の形は、アーチと平行のどちらですか
形の名前では決まりません。同じアーチ眉でも、眉山の位置の割合Pが0.5なのか0.7なのかで、顔の見え方は変わります。まずPを測り、頬骨のいちばん高い位置の真上に眉山が来るかを確かめてから、アーチか平行かを選んでください。
Q. 眉毛の幅は、上の縁と毛の生えている範囲のどちらで測りますか
毛の生えている範囲の外周で取ります。指の腹を眉の上に当て、毛が触れる範囲の上端をたどってください。描いた線ではなく、生えている毛で測るほうが、日によって数字が変わりません。
Q. 左右でPが違うときは、どちらに合わせますか
小さいほうに合わせます。Pを小さくするには眉尻側の上の縁を1〜2mm整えるだけで済み、1回で0.05〜0.1動きます。大きいほうに合わせるには眉山より眉頭側を整える必要があり、眉の形全体が変わりやすくなります。
Q. 秋冬になると、眉だけが浮いて見えます
眉の色と髪の色、服の色の明るさの差が広がっていることが多いです。秋冬は服が暗く、髪色も深くなりやすいので、夏と同じ明るい眉の色のままだと眉だけが浮きます。眉の色を髪の色より半段明るい程度まで落とすと、顔の中で眉がなじみます。

— メグラシ編集部

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顔が大きいと感じるときに動かせるのは、髪の外側の余白|髪幅と顔幅の差の半分を1.0〜2.5cmに置く

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顔が大きいと感じるときに動かせるのは、髪の外側の余白|髪幅と顔幅の差の半分を1.0〜2.5cmに置く

顔の左右幅は測る対象で、動かす対象ではありません。動かせるのは、その外側に髪がどれだけの余白を作っているかだけです。正面写真で顔の左右幅Wと、髪を含めた左右幅Hを測り、差の半分を片側の余白Cとして出す。Cが0.5cm以下だと顔の縁と髪の縁が重なって1本の線になり、1.0〜2.5cmだと2本の線として別々に読まれます。Cの測り方、3つの帯ごとの見え方、あご先から毛先までの距離LをWの半分以上に置く理由、乾かし方でCを0.5cm動かす手順、左右差の合わせ方、結んだ日の測り直しまでまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分

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