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エラをなくしたい人のニット帽|耳を出すか隠すかと横の髪で角を消す

メグラシ編集部//読了 20分
グレーのリブ編みのニット帽を耳の上半分までかぶり、耳の前に残した横の髪があごの角の下まで落ちている女性が、出かける前に耳の上の帽子の縁を指先で確かめている

**あなたのエラがニット帽で目立つかどうかは、耳たぶの下端からエラの角までの距離で決まります。**鏡の前で、耳たぶのいちばん下と、あごのラインが後ろで折れ曲がるところ(下顎角、いわゆるエラの角)の高さの差を定規で測ってください。

**3cm以上あるなら耳を隠す。3cm未満なら耳を出す。**そのうえで、耳の前に横の髪を1束残して、毛先をエラの角より2cm以上下に落とす。手持ちのニット帽のままで、まずはこの2つを入れ替えてみてください。

骨の形は、帽子でも服でも変わりません。ここで扱うのは、ニット帽をかぶったときに「角がどこから始まって見えるか」を動かす話です。エラそのものの見分け方は顔のエラを無くす方法|幅・角・影のどれかを見分けて髪と首元で消すに、帽子全般の形の選び方は輪郭に合う帽子は、顔の縦÷横の1つの比から山の高さの上限が出るにまとめてあります。この記事はその中から、秋冬にいちばんかぶる回数の多いニット帽だけを取り出して、かぶり方の順番で書いています。

結論:耳たぶからエラの角まで3cmが、耳を隠すか出すかの境目

先に全体の答えを置きます。測った数字ごとの組み方は、この表の3行で足ります。

耳たぶの下端からエラの角まで耳の扱い横の髪頭の上の余り
3cm以上(角が低い)耳たぶの下端まで隠す耳の前に1束、毛先は角より2cm以上下2cm前後
2〜3cm(どちらとも取れる)耳の上半分だけ隠す耳の前に1束、毛先は角より3cm以上下3cm前後
2cm未満(角が高い)耳を全部出す耳の後ろへ流すか、毛先を鎖骨まで3〜4cm

ポイントは、帽子の縁がどこで終わるかと、エラの角がどこで始まるかを離すことです。縁の終わりと角の始まりが近いほど、目はその2点を一続きの線として読みます。離れていれば、帽子は帽子、あごはあごとして別々に見えます。

横の髪の毛先も同じ考え方です。毛先がエラの角と同じ高さで止まると、毛先の横線が角の位置をなぞってしまいます。角より下に落とせば、角は縦に流れる髪の途中に紛れます。

ニット帽をかぶるとエラが目立つのは、額が隠れて顔の重心が下がるから

ニット帽をかぶったときに「急に顔が四角くなった」と感じるのは、気のせいではありません。帽子は額と生え際をまるごと覆うので、外から見える顔の縦の長さが短くなります。眉の少し上からあご先までが、その日の「顔」になります。

見える顔が短くなると、目は自然にいちばん下の目立つ点へ落ちていきます。丸い輪郭なら、あご先の丸みで視線が止まります。エラに角がある輪郭では、その角が下の両端にふたつあるので、視線が左右の角で止まりやすくなります。

もうひとつは、帽子の下端がつくる横線です。眉の上を横切る帽子の縁は、顔の上に1本の水平な線を引きます。下にはエラの横幅という、もう1本の水平な広がりがあります。**上と下に横の線が2本並ぶと、そのあいだが四角い枠のように見えます。**これが「帽子をかぶると顔が四角くなる」の正体です。

逆にいえば、やることは3つに絞れます。上の横線を弱くすること、上に高さを足して見える顔の縦を戻すこと、そして下の角を縦の線に紛れさせることです。この記事の残りは、すべてこの3つのどれかに当たります。

測るのは2か所|耳たぶの下端からエラの角までと、エラ幅÷頬骨幅

用意するのは、15cm程度の定規と鏡だけです。髪を耳にかけて、正面から鏡を見てください。

**1か所目は、耳たぶの下端からエラの角までの縦の距離です。**耳たぶのいちばん下に定規の端を当て、まっすぐ下に下ろします。あごのラインを指でなぞって、後ろから前へ折れ曲がるところを探してください。指が止まる角の高さが、エラの角です。耳たぶの高さとの差を読みます。左右で違うことがあるので、両方測って大きい方を使います。

この距離が長い人は、エラの角が低い位置にあります。耳まで隠しても、帽子の縁の終わりと角のあいだに余白が残ります。距離が短い人は、エラの角が耳のすぐ下にあります。耳を隠すと、帽子の縁の終わりと角がほぼ接してしまいます。

**2か所目は、エラの横幅を頬骨の横幅で割った値です。**頬骨のいちばん外に張り出したところで、顔の横幅を測ります。次にエラの角の高さで横幅を測ります。鏡に定規を水平に当てて、左右の輪郭の位置を読み取れば十分です。エラの幅を頬骨の幅で割ってください。

この値が0.9以上なら、下の幅が上とほとんど変わらない輪郭です。帽子で上を覆ったときに、四角い枠の印象がいちばん強く出ます。0.85未満なら、幅よりも角そのものが目立つ輪郭で、横の髪で角を紛れさせるのがよく効きます。

2つの値の使い分けは単純です。1つ目の距離で耳の扱いを決め、2つ目の値で横の髪と頭の上の余りをどのくらい強くするかを決めます。輪郭の角度そのものを確かめたい場合はエラが張っていると言われる輪郭は、下顎角の開きが110度未満のときの測り方が使えます。

耳を出す・半分隠す・全部隠すで、何が変わるか

ニット帽の縁が耳のどこを通るかで、顔の両脇に見える線が変わります。3つの位置を順に見ていきます。

耳を全部出すと、頬骨の高さに耳の分だけ横幅が足されます。顔の中ほどが広く見えるので、下のエラの幅との差が小さくなります。0.9以上の幅型の人は、この「中ほどが広い」形にすると、下だけが張って見える印象が和らぎます。帽子の縁は耳の上端より1cmほど上を通すと、縁が耳に当たって形が崩れることもありません。

耳の上半分だけ隠すと、帽子の縁は耳の中ほどで斜めに外へ流れます。縁が頬に沿って垂直に下りないので、縁の終わる点がはっきりしません。角までの距離がどっちつかずのときに、この位置がいちばん無難です。耳の穴が半分見えるくらいが目安です。

耳たぶの下端まで全部隠すと、帽子の脇が頬の横に垂直な壁をつくります。顔の両脇に縦の線が足されるので、顔の横幅は細く見えます。ただし、その縦の線は耳たぶの高さで終わります。終わった点のすぐ下にエラの角があると、角が帽子の壁から飛び出したように見えます。だから、角までの距離が3cm以上ある人だけが、この位置を使えます。

迷う人は、3つの位置を順にかぶり直して、スマートフォンで正面と斜め45度の写真を撮ってください。3枚を並べると、角が目に入る順番がはっきりわかります。

横の髪は、毛先をエラの角より2cm以上下に落とす

帽子をかぶると、髪のほとんどは隠れるか後ろへ流れます。そのなかで、耳の前に残す1束が、エラの角に対してはいちばんよく効きます。

残す量は、こめかみから耳の前までの髪を指2本ぶんほどの幅で取る程度です。多すぎると顔の横幅が増え、少なすぎると線として見えません。帽子をかぶってから、縁の内側から指で引き出すと自然に落ちます。

**大事なのは毛先の位置です。**毛先がエラの角と同じ高さで終わると、毛先の端が角の位置にしるしをつけてしまいます。角より上で終わる毛先も、角の上に横線をひとつ置くので、その下の角が強調されます。毛先が角より2cm以上下まで落ちていれば、角は髪の縦の流れの途中に入り、輪郭の折れ目として読まれにくくなります。

髪の長さが足りず、毛先が角の高さ前後で終わる人もいます。その場合は、無理に残さず耳の後ろへ流してください。中途半端な位置の毛先は、何もしないより角を目立たせます。

毛先の向きにも少しだけ差が出ます。内側に入れると、毛先があごのラインに沿って角をなぞります。外側へ軽く逃がすか、まっすぐ下に落とすほうが、角との重なりは少なくなります。朝に巻く時間がない日は、帽子をかぶる前に横の髪だけ手ぐしで後ろから前へ下ろしておくだけでも、毛先はまっすぐ落ちやすくなります。

髪が短い日・まとめ髪の日は、耳を出して頭の上に高さを足す

ショートヘアや、髪をひとつに結んだ日は、横の髪で角を隠す手が使えません。その日は、帽子の上側で勝負します。

耳を全部出し、帽子は浅めにかぶります。頭のてっぺんの上に、ニットを2〜4cm余らせて、軽く後ろへ倒してください。頭の上に高さが出ると、見える顔の縦が伸びたように見えます。顔の重心が上へ戻るので、下の角まで目が落ちにくくなります。

まとめ髪の日は、結ぶ位置も帽子との関係で考えます。低い位置で結ぶと、首の後ろに髪の塊ができ、横から見たときに頭の重心が下がります。帽子の下端より上、耳の上端の延長線あたりで結ぶと、帽子と髪の塊が上下に並び、縦の印象が残ります。結ぶ高さとエラの関係は顔のエラと、髪を結ぶ高さ|ゴムの中心とおくれ毛の終わる位置でも扱っています。

髪で角を隠せない日は、耳元に縦に揺れる小さな飾りを足すのも効きます。下端の位置はエラの角より上か、角より2cm以上下にしてください。角と同じ高さで止まる飾りは、毛先と同じで角にしるしをつけます。下端の考え方はエラをなくしたい人のイヤリング|下端の高さを下顎角から測って選ぶと同じです。

折り返しの幅は4cm以下にして、帽子の下端の横線を弱くする

最初に書いた「上と下の横線2本で四角い枠ができる」のうち、上の1本は帽子の折り返しがつくっています。この線を弱くすると、枠の印象も弱まります。

**折り返しの幅は4cm以下が目安です。**折り返しが6cm、8cmと広くなるほど、額の上に太い帯ができます。太い帯は横の線としてはっきり見えるので、下のエラの横幅と上下で釣り合ってしまいます。手持ちの帽子の折り返しが広い場合は、一度ほどいて半分の幅で折り直してください。それだけで、額の上の線は細くなります。

折り返しのない、1枚仕立てのニット帽もあります。縁が細い編み地のまま終わっているものは、帯ができないので、エラの角が気になる人には扱いやすい形です。ただし縁が薄いぶん、かぶる深さの調整が目立ちやすいので、眉との距離は毎回同じにそろえてください。

**編み目の向きも、線の強さに関わります。**縦にうねが通るリブ編みは、帽子全体に縦の線が並びます。縁の横線より縦のうねが先に目に入るので、上の横線の印象が弱まります。横縞の柄や、縁に別色の線が入った帽子は、横の線を自分で足してしまうので、エラの角が気になる日は避けたほうが無難です。

色の差も同じ働きをします。髪の色と帽子の色の差が大きいほど、帽子の下端の線がくっきりします。黒髪に白っぽい帽子より、黒髪に濃い灰色や焦げ茶の帽子のほうが、縁の線はなじみます。

前髪と分け目で、帽子の縁の横線をもう一段弱くする

帽子の縁がつくる横線は、折り返しの幅だけでなく、縁の下からのぞく前髪でも強さが変わります。前髪をまっすぐ横一列に下ろすと、帽子の縁の下にもう1本、前髪の毛先の横線が並びます。上に横線が2本重なるので、下のエラの横幅と組んで、四角い枠がさらにはっきりします。

**前髪がある人は、帽子をかぶる前に分け目を左右どちらかに寄せて、毛先を斜めに流してください。**前髪の毛先が斜めの線になると、帽子の縁の横線とは向きが変わり、上の横線が1本に戻ります。斜めの角度は、眉山から反対側のこめかみへ下りるくらいが目安です。

前髪のない人は、分け目の位置だけ見直します。真ん中で分けると、帽子の縁の下に左右対称の三角の額がのぞき、顔の上半分が広く見えます。分け目を黒目の上あたりまで横にずらすと、額の見える面積が片側に寄り、顔の上半分に動きが出ます。上に動きがあると、下の角まで視線が落ちる前に、目が一度止まる場所ができます。

前髪を帽子の中に全部しまう日は、縁と眉のあいだを指1本ぶん、1.5cmほど空けてください。縁が眉に触れるほど深いと、目元が詰まって見え、そのぶん顔の下半分が長く感じられます。

頭の上に余らせる丈は2〜4cmにする

ニット帽の頭頂部にどれだけ余りを作るかで、見える顔の縦の長さが変わります。頭の形にぴったり沿わせると、帽子の丸い輪郭がそのまま頭の輪郭になり、顔の上側が小さく見えます。上が小さく見えると、下のエラとの比が大きくなります。

頭のてっぺんから上に2〜4cmを余らせると、頭の上に少し高さが出ます。これで顔の上半分に縦の量が足され、下の角との釣り合いが変わります。2cmより少ないと効き目がほとんどなく、5cmを超えると帽子だけが目立って、今度は頭が大きく見えます。

余りを作る方向は、真上よりも、ほんの少し後ろへ倒すのがきれいです。真上に立てると先がとがって見え、横に倒すと左右の釣り合いが崩れます。

エラ幅÷頬骨幅が0.9以上の人は、余りをやや多めの3〜4cmに、0.85未満の人は2cm前後に抑えます。幅型の人は上に量を足して全体を縦長に寄せる必要があり、角型の人は横の髪で角を消すほうが主になるからです。

測った数字がどちらとも取れるとき

ここまでの目安は、数字がはっきり片方に寄っている人には、そのまま使えます。迷うのは、耳たぶからエラの角までが2〜3cmだった人と、エラ幅÷頬骨幅が0.85〜0.9のあいだだった人です。実際には、相談に来る人の半分くらいがこのどちらかに入ります。

**距離が2〜3cmのときは、耳の上半分だけを隠すのが第一候補です。**縁が耳の中ほどで外へ流れるので、縁の終わりがはっきりせず、角との距離が近くても線が一続きになりにくくなります。そのうえで、横の髪の毛先を角より3cm以上下に落とします。2cmではなく3cmにしているのは、縁と角の距離が短いぶん、毛先側でもう少し離す必要があるからです。

左右で距離が違い、片方が3cm以上、もう片方が2cm台ということもよくあります。その場合は、短い側に合わせてかぶり方を決めてください。長い側に合わせると、短い側の角だけが帽子の縁のすぐ下から飛び出して見えます。横の髪を残すのも、短い側だけで構いません。左右で髪の量が違っても、帽子をかぶった顔ではほとんど気づかれません。

**エラ幅÷頬骨幅が0.85〜0.9のあいだのときは、頭の上の余りを3cmにします。**幅型と角型の中間なので、上に高さを足す手と、横の髪で角を紛れさせる手を、どちらも半分ずつ使います。どちらか片方を強くするより、両方を控えめに足したほうがまとまります。

それでも決めきれない場合は、測った数字よりも写真を信じてください。かぶり方を2通り試し、それぞれ正面と斜め45度で1枚ずつ撮ります。4枚を縮小して並べ、最初に目が行く場所を数えます。エラの角に最初に目が行く写真が少ない組み方が、その人の答えです。

数字が境目にあるということは、どちらに寄せても大きくは外れないということでもあります。迷った日は、寒さや髪の状態で決めてしまって構いません。耳が冷える日は上半分を隠し、髪がまとまらない日は耳を出して上に高さを足す。その程度の切り替えで十分です。

もうひとつ迷いやすいのが、肩につくくらいの長さのボブです。横の髪の毛先が、ちょうどエラの角の高さから1〜2cm下で終わる長さです。角より下ではあるものの、2cmに届かないので、毛先の端が角の近くに見えます。この場合は、帽子をかぶる前に毛先を少しだけ外へはねさせると、端の位置が実際より下に見えます。はねさせる時間がない日は、片側だけ耳にかけて、もう片側だけを下ろしてください。左右の毛先の高さがずれると、角の位置に目が集まりにくくなります。

寒くて耳を隠したい日に、角を目立たせないかぶり方

距離が3cm未満で「耳を出す」側に入った人でも、真冬の朝に耳を出すのはつらいものです。耳を隠しても角を目立たせない方法があります。

**帽子の両脇を、顔から1〜2cm浮かせてください。**縁が頬にぴったり沿って垂直に下りていると、その縦の線の終わりでエラの角が始まって見えます。脇を少し外へ浮かせると、縁の線が斜めになり、終わる点がぼやけます。指で縁の内側を軽く外へ押し広げるだけで浮きます。

横の髪も必ず1束残してください。耳を隠した日こそ、縁の終わりと角のあいだを縦の髪がつないでくれます。毛先は角より3cm以上下に落とします。

それでも角が気になるなら、耳当てだけを別に使う手もあります。帽子は耳の上で止め、耳を覆うのは小さな耳当てにします。耳当ては丸い形をしているので、縦にも横にも強い線をつくりません。帽子の縁と耳当ての丸の2段になり、縁の線が角まで一続きに伸びることもありません。

マフラー・タートルネックと重ねる日の順番

ニット帽をかぶる日は、首元にも何かを重ねることが多いはずです。上と下の両方から布が顔に近づくので、エラの角はそのあいだに挟まれる形になります。ここで大事なのは、上の帽子と下の首元のどちらにも、角の高さで線を終わらせないことです。

**首元の布の上端は、エラの角から3cm以上離します。**マフラーをあごの近くまで巻き上げると、布の上端がエラの角のすぐ下に横線をつくります。帽子の縁が上にあり、マフラーの上端が下にあると、角は2本の線のあいだに閉じ込められて、かえって強調されます。マフラーの上端の決め方はエラ張りがひどいと感じたらマフラーの上端|下顎角から3cm離す、タートルネックの首の高さはエラをなくしたい人のタートルネック|首の高さは下顎角との隙間で選ぶに詳しく書いています。

組む順番は、首元を先に決めてから帽子です。首元の布の上端の位置が決まると、エラの角の下にどれだけ余白があるかが決まります。余白が3cm以上取れていれば、帽子は耳を隠しても大丈夫なことが多くなります。余白が取れない日は、帽子のほうを浅くして耳を出し、上下の両方から角を挟まないようにしてください。

コートの襟を立てる日も同じです。襟先がエラの角と同じ高さに来ると、帽子とあわせて角のまわりが線だらけになります。襟の形と角の関係はエラをなくしたい人のコートの襟|襟先があごの角より下に来る形を選ぶで確かめられます。

首元と帽子の色をそろえるかどうかも、少しだけ効きます。帽子とマフラーが同じ色だと、顔の上と下に同じ色の帯が並び、顔がその2本のあいだに収まって見えます。エラの角が気になる日は、どちらか片方を髪や肌に近い色にして、上下の帯の強さに差をつけてください。

メガネ・マスク・イヤリングがある日

顔の近くにほかのものが増える日は、それぞれがどこに横の線をつくるかを確かめます。

**メガネは、フレームの横幅を頬骨の幅より内側に収めます。**ニット帽で額が隠れると、メガネのフレームの上辺が帽子の縁のすぐ下に来ます。横の線が2本近くに並ぶので、フレームの横幅が広いと、顔の上半分に強い横の帯ができます。その帯の幅がエラの幅と近いと、また四角い枠になります。フレームの選び方は顔のエラ張りと呼ばれる輪郭|動かせるのはメガネの横幅と帽子のつばを参照してください。

**マスクをつける日は、耳ひもと帽子の縁の位置関係を見ます。**耳を隠した帽子の下でマスクのひもを耳にかけると、ひもが帽子の縁を押し上げて、縁が耳の上でゆがみます。マスクをつける日は耳を出すか、上半分だけ隠す側に寄せてください。マスクの横の端がエラの角の手前で終わると、そこにも縦の線が1本増えるので、横の髪を残す効き目が少し落ちます。毛先を角より3cm以上下に落としておくと、マスクの端の線より髪の流れが先に目に入ります。

イヤリングやピアスは、耳を出した日にだけ足します。耳を隠した日に飾りだけが帽子の下からのぞくと、縁の終わりのすぐ下に点がひとつ増え、エラの角と並んで見えます。

鏡の前の30秒で確かめる3つの向き

組み方を決めたら、出かける前に鏡の前で30秒だけ確かめます。見る向きは3つです。

1つ目は正面です。帽子の縁から眉までの距離が左右で同じかを見ます。片方だけ深くかぶっていると、浅い側の額が多く見え、顔が傾いて見えます。エラの角も、深い側だけが目立ちます。

2つ目は斜め45度です。**エラの角がいちばん目に入るのは、正面ではなく斜めからです。**斜めから見たときに、帽子の縁の終わりとエラの角が一続きの線に見えていないかを確かめます。一続きに見えるなら、横の髪を引き出すか、縁を少し浮かせてください。

3つ目は、少し下からの角度です。スマートフォンを胸の高さに持って、自分を撮ってみてください。人と話すとき、相手の目線は自分より少し低いことが多く、この角度がいちばん人に見られている顔に近くなります。下からの角度では、エラの角とあご下の影がいちばん強く出ます。ここで角が気にならなければ、ほとんどの場面で大丈夫です。

写真で輪郭の写り方が変わる理由は写真で顔の輪郭が違って見える|正面・斜め・見上げの違いと、撮られる前の30秒で詳しく扱っています。

売り場で試すときに見る3か所

新しくニット帽を選ぶなら、売り場の鏡の前で3か所だけ確かめてください。値段やデザインの好みはそのあとで構いません。

**1か所目は、折り返しの幅です。**折り返しがあるものは、指で幅を測って4cm以下かを見ます。広いものは、試着の時点で折り直せるかも確かめてください。編み地が厚すぎて折り直せないものは、その幅のまま使うことになります。

**2か所目は、頭の上に余りが作れるかです。**深さの足りない帽子は、耳を隠すとてっぺんに余りが残りません。耳たぶの下端まで引き下ろした状態で、てっぺんから上に2cm以上余るかを見ます。耳を出す前提の人なら、浅くかぶってなお3cm以上余る深さがあると扱いやすくなります。

**3か所目は、脇を浮かせられるかです。**ゴムが強く、頭にきつく沿うタイプは、縁を外へ押しても戻ってしまいます。両手で縁の内側を軽く押し広げて、1〜2cmの浮きが保てるかを確かめてください。保てるものなら、寒い日に耳を隠しても角を目立たせずに済みます。

この3か所を見てから、色を選びます。髪色との差が小さい濃い色のほうが、縁の線はなじみます。明るい色を選びたい場合は、横の髪を必ず残す日にかぶるものとして持っておくと、使いどころに迷いません。

手持ちの帽子を、今日からかぶり直す順番

最後に、新しく買わずに今日から変えられる順番をまとめます。

  1. 耳たぶの下端からエラの角までを、左右とも定規で測る。短い側の数字を使う
  2. 3cm以上なら耳を隠し、2〜3cmなら上半分だけ、2cm未満なら耳を出す
  3. 耳の前に横の髪を1束残し、毛先がエラの角より2cm以上(迷う人は3cm以上)下に来るかを見る。届かなければ後ろへ流す
  4. 折り返しを4cm以下に折り直す
  5. 頭の上に2〜4cmの余りを作り、少し後ろへ倒す
  6. 首元の布の上端がエラの角から3cm以上離れているかを見る
  7. 正面・斜め45度・胸の高さからの3枚で、エラの角に最初に目が行かないかを確かめる

7つのうち、効き目が大きいのは2と3です。ほかは、その2つで足りないときに足していけば十分です。エラの角は、帽子をかぶったとたんに目立つものではなく、縁と毛先の位置で目立ち方が変わるものです。今日の帽子のかぶり方を、まず耳の扱いからひとつだけ入れ替えてみてください。

よくある問い

Q. エラが張っているとニット帽は似合わないのですか
似合わないのではなく、かぶり方で角が目立つ日と目立たない日が分かれます。決めているのは耳の隠し方と横の髪の毛先の位置です。耳たぶの下端からエラの角までを測り、3cm以上あるなら耳を下端まで隠し、3cm未満なら耳を出すか上半分だけ隠してください。横の髪は毛先がエラの角より2cm以上下に来るように残すと、角の線が縦の髪に紛れます。
Q. 耳を出すと寒いのですが、隠しても角が目立たない方法はありますか
耳を隠したまま、帽子の両脇を顔から1〜2cm浮かせてください。縁が頬に沿って垂直に下りていると、その線の終わる位置でエラの角が始まって見えます。脇を少し外に浮かせると縁の線が斜めになり、角との境目がぼやけます。あわせて横の髪を耳の前に1束残すと、さらに目立ちにくくなります。
Q. ショートヘアで横の髪が残せません
髪で角を隠せない日は、帽子を浅めにかぶって耳を出し、頭の上に2〜4cmの余りを作ってください。顔の上に高さが出ると、見える顔の縦が伸び、エラの角まで目が落ちにくくなります。耳を出すと頬骨の高さに幅が足されるので、下の角との差も小さく見えます。耳元に縦に揺れる小さな飾りを足すのも効きます。
Q. 折り返しのあるニット帽とないもの、どちらを選べばいいですか
エラの角が気になるなら、折り返しなしか、折り返しが4cm以下のものを選んでください。折り返しが広いほど額の上に太い横線ができ、その横線とエラの横幅が上下で呼応して、顔が四角く区切られて見えます。手持ちの帽子の折り返しが広い場合は、一度ほどいて幅を半分にしてからかぶり直すだけでも変わります。

— メグラシ編集部

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