エラ張ってる人の秋冬の失敗|髪・首元・小物で角が目立った日の直し方

**秋冬のある日、鏡を見て「今日はエラが目立つ」と感じた。そのとき、下顎の角のそばに、角と同じ幅の線か、角と同じ高さで終わる線がありませんでしたか。**首に沿う厚手のタートルの上端、ぐるぐる巻いたマフラーの塊、あごの高さで切りそろえた髪の毛先、角と同じ幅の太いフレーム。エラが張っている人が秋冬に角を強く感じる日は、ほとんどがこのどれかが重なった日です。
輪郭は、日によって変わりません。**変わるのは、角のまわりに置かれた線の幅と高さです。**角のそばに同じ幅の線があると、角の幅が2回目に入ります。角と同じ高さで線が終わると、その高さに目が止まります。秋冬は首元と頭まわりに線が増える季節なので、夏には気にならなかった人も、急に目立つと感じやすくなります。この記事では、秋冬によくある10の失敗を取り上げて、3つの直し方に振り分けます。
道具ごとの寸法は、エラのハリと襟ぐり、エラ張りがひどいと感じたらマフラーの上端、顔のエラ張りと呼ばれる輪郭|メガネの横幅と帽子のつばに分けてあります。この記事は、その日に重なった失敗を見つけて、直す順番を決める話です。
結論:同じ幅か、同じ高さが、角のそばにある
先に10の失敗を、何が重なっているかと、着方で直せるかで分けます。今日の自分に当てはまる行だけ見てください。
| 失敗 | 角と重なっているもの | 着方で直せるか |
|---|---|---|
| 角の高さで切りそろえたボブ | 高さと幅の両方 | 直しにくい(次に切るときに変える) |
| 低い位置のまとめ髪 | 幅(顔の横が全部見える) | 結ぶ高さを変えれば直せる |
| 首に沿う厚手のタートル | 高さ | 折り返せば直せる |
| ぐるぐる巻きのマフラー | 高さと幅の両方 | 巻き方を変えれば直せる |
| 横に広いボートネック | 幅 | 縦の飾りを足せば直せる |
| 太い四角いフレームのメガネ | 幅 | フレームを変えないと直しにくい |
| 深くかぶるニット帽 | 上の幅が狭くなる | かぶる深さで直せる |
| 角の高さで揺れる耳飾り | 高さ | 長さを変えれば直せる |
| 立ち上がる襟のコート | 高さ | 襟を開ければ直せる |
| あごの下で結ぶストール | 高さと幅の両方 | 結び目を下げれば直せる |
**重なっているものが1つだけなら、着方で直せます。**高さと幅の両方が1つの物で重なっているときは、着方の一部を変えるだけでは片方が残るので、置き方ごと変えてください。
まず測る|角の幅と、角の高さ
直し方の目安を決めるために、4つの寸法を測ります。鏡に正面から映して、髪を後ろにまとめた状態で測ってください。
| 測るもの | 測り方 | 使い方 |
|---|---|---|
| 角の幅 | 左右の下顎の角どうしを、鏡の上で横にまっすぐ | 襟の開き、フレーム、マフラーの幅と比べる |
| 角の高さ | 耳たぶの下端から下顎の角までの縦の距離 | 髪の毛先、耳飾り、襟の上端の高さと比べる |
| こめかみの幅 | 左右のこめかみの端どうし | 角の幅と比べて、上と下のどちらが広いかを見る |
| 首の見えている長さ | あご先の下から、鎖骨のくぼみまで | タートルや襟の高さの目安に使う |
**こめかみの幅と角の幅の差が2cm以内なら、角の幅が顔のいちばん広い幅に近い人です。**この人は、幅の失敗が強く出ます。角の高さが耳たぶの下端から3cm以内なら、角の位置が高い人で、高さの失敗が強く出ます。測り方の細かい条件はエラのハリと襟ぐりに書いてあります。
角が目立つ3つの仕組み
角が目立つと感じるときは、次の3つのどれかが起きています。
| 仕組み | 起きていること | 見分け方 |
|---|---|---|
| 同じ幅が並ぶ | 角のすぐ上か下に、角と同じ幅の線がある | 鏡で、角と同じ長さの横の線が見える |
| 同じ高さで止まる | 髪や襟の端が、角の高さで終わる | 角の高さに水平な線が引ける |
| 縦の線がない | 角から下に、目を下へ流す線がない | 首元が詰まって、縦の面が見えない |
**1つの物に2つ以上入っていると、着方では直しにくくなります。**たとえば、角の高さで毛先がそろい、毛先の幅が角の幅と同じボブは、同じ幅と同じ高さを1つの髪型で作っています。
失敗1|角の高さで切りそろえたボブで、角が2つになる
秋に髪を切って、あごの高さでそろえたボブにした。そのボブの毛先が、ちょうど下顎の角の高さで終わり、毛先の幅も角の幅と同じくらいになると、顔の両側に角が2つずつ並んで見えます。
| 毛先の終わる高さ | 見え方 | 直せるか |
|---|---|---|
| 角より3cm以上上(耳たぶの下あたり) | 角が髪の下に出て、1つだけ見える | 直さなくてよい |
| 角の高さ±2cm | 角と毛先が重なって、角が強く見える | 直しにくい |
| 角より3cm以上下(あご先の下) | 毛先が角の下を通り、角が髪の中に入る | 直さなくてよい |
| 肩につく長さ | 角から下に縦の線ができる | 直さなくてよい |
**角の高さの上下2cmは、毛先を置かない帯です。**今のボブがこの帯で終わっているなら、着方で直すのは難しいので、次に切るときに3cm上か下に動かしてください。それまでの間は、毛先を内側に軽く巻いて、毛先の幅を角の幅より細くすると、同じ幅の重なりだけは外せます。髪の幅をどこに置くかはベース顔の髪型|分け目・毛量・顔まわりの毛先に詳しく書いてあります。
失敗2|低い位置のまとめ髪で、顔の横が全部見える
寒くなると、マフラーやコートの襟に髪が当たらないよう、首の後ろの低い位置で髪をまとめる日が増えます。低い位置でまとめると、顔の横の髪がすべて後ろへ引かれ、こめかみから角までの線がそのまま見えます。
直し方は、結ぶ高さを変えることです。**ゴムの位置を耳の上の高さまで上げると、頭の上に髪の量ができて、顔の上の幅が広がります。**上の幅が広がると、角の幅が顔のいちばん広い幅ではなくなります。低い位置で結びたい日は、耳の前に毛束を少し残して、角の横に縦の線を作ってください。毛束の終わる位置は、角の高さから3cm以上ずらします。結ぶ高さの決め方は顔のエラと、髪を結ぶ高さに分けてあります。
| ゴムの高さ | 顔の上の幅 | 角の見え方 |
|---|---|---|
| 首の付け根(襟足) | 顔の横が全部後ろに引かれる | 角がいちばん広い幅になる |
| 耳たぶの高さ | 横の髪が少しふくらむ | 角が少し小さく見える |
| 耳の上の高さ | 頭の上に量ができる | 角が目立ちにくい |
| 頭のてっぺん近く | 縦に長い量ができる | 角より縦の線が目に入る |
ゴムの高さを上げにくい日は、結ぶ前に頭頂の髪を指で少しつまんで引き出してください。頭の上に1〜2cmの高さが出るだけで、顔の上の幅が広がり、襟足で結んでも角だけがいちばん広い幅にはなりません。
失敗3|首に沿う厚手のタートルで、角の下に横の線が入る
厚手のタートルネックを首に沿わせて折り返すと、上端が下顎の角のすぐ下に来ます。角の高さの近くに太い横の線が1本入り、角の位置に目が止まります。
| タートルの形 | 上端の位置 | 直せるか |
|---|---|---|
| 首から離れてゆるく折り返る | 角より4cm以上下 | 直さなくてよい |
| 薄手で首に沿う | 角より3cm前後下 | 直さなくてよい |
| 厚手で首に沿う | 角より1〜2cm下 | 折り返しを1回増やせば直せる |
| 高く詰まった厚手のリブ | 角のすぐ下 | 直しにくい |
**直し方は、上端を下げて、角との間を3cm以上あけることです。**折り返しを1回増やすと、上端が2〜3cm下がります。首の見えている長さが4cm未満の人は、首に沿う形よりゆるく折り返る形を選ぶと、何もしなくても間があきます。
タートルの色も、上端の線の強さを変えます。顔より暗い色のタートルは、上端の縁がくっきり出て、角の下に強い横の線を作ります。顔に近い明るさのアイボリーやベージュなら、上端の縁が肌に溶けて、同じ高さでも線が弱く見えます。
失敗4|ぐるぐる巻きのマフラーで、角の真下に塊ができる
秋冬の首元でいちばん多い失敗です。マフラーを首に何重にも巻くと、角の真下に横に広い塊ができます。塊の上端が角の高さに近く、塊の幅が角の幅と同じくらいになると、角の幅と高さの両方が重なります。
直し方は、塊の置き方を変えることです。**1回だけ首にかけて両端を前に垂らす、ゆるめに巻いて塊を鎖骨の高さまで下げる、細く折って縦に垂らす。**どれでも、角の真下から塊が離れます。寒い日にしっかり巻きたいときは、巻いた後に塊を指で下へ押し下げて、上端と角の高さを3cm以上離してください。巻き方ごとの寸法はエラ張りがひどいと感じたらマフラーの上端にまとめてあります。
失敗5|横に広いボートネックで、角の幅がもう1本並ぶ
秋のニットに多い、横に広く開いたボートネックは、鎖骨の高さに長い横の線を作ります。襟ぐりの横幅が角の幅と近いと、顔の下にもう1本、同じ長さの横の線が並びます。
| 襟ぐりの横幅と角の幅の差 | 見え方 | 直せるか |
|---|---|---|
| 角の幅より3cm以上狭い | 襟ぐりが角と別の線に見える | 直さなくてよい |
| 角の幅±2cm | 同じ長さの線が2本並ぶ | 縦の飾りを足せば直せる |
| 角の幅より3cm以上広い | 襟ぐりのほうが広く、角が小さく見える | 直さなくてよい |
**直し方は、襟ぐりの中に縦の線を1本入れることです。**胸の中ほどまで届く細いネックレスを垂らすと、横の線が縦の線で区切られます。襟ぐりの形そのものを選ぶなら、Vネックや、縦に深く開く形のほうが、角の幅とは別の向きの線になります。
襟ぐりの横幅は、服を着た状態で、鏡に正面から映して左右の襟ぐりの端どうしを指で測ります。先に測った角の幅と並べれば、差が2cm以内かどうかはすぐに分かります。売り場では、服を体に当てるだけで襟ぐりの端の位置が見えるので、袖を通す前にふるいにかけられます。
失敗6|太い四角いフレームのメガネで、顔の中にもう1つ角ができる
秋冬に太いフレームのメガネに替える人もいます。フレームの外側の幅が角の幅と同じくらいで、四角い形だと、顔の中ほどにもう1つ同じ幅の四角ができます。
直し方は、フレームの外側の幅を角の幅から2cm以上離すことです。**角の幅より2cm以上広いフレームなら、上の幅が広がって角が下で小さく見えます。**角の幅より2cm以上狭いフレームなら、顔の中の四角が小さくなります。今のフレームがちょうど角の幅と同じなら、着方では直しにくいので、次に選ぶときに見直してください。フレームの形は、四角より上の辺が少し丸いもののほうが、角と同じ形が重なりません。フレームの色も効き、顔より濃い色の太いフレームほど、四角い形がはっきり目に入ります。今のフレームを使い続ける日は、首元に縦の線を1本通しておくと、目線がフレームと角の間で止まらずに下へ流れます。寸法の決め方は顔のエラ張りと呼ばれる輪郭に書いてあります。
失敗7|深くかぶるニット帽で、上の幅が細くなる
ニット帽を眉の近くまで深くかぶると、額とこめかみが帽子の中に入り、顔の上の幅が細くなります。上が細くなるぶん、下の角の幅がいちばん広い幅として残ります。
| かぶり方 | 顔の上の幅 | 角の見え方 |
|---|---|---|
| 眉の上1cmまで深くかぶる | こめかみが帽子の中に入る | 角がいちばん広く見える |
| 眉の上3〜4cm | こめかみの端が見える | 角が少し小さく見える |
| 生え際が少し見える浅さ | 額の幅が見える | 角が目立ちにくい |
| 頭の後ろに引っかける | 額とこめかみが全部見える | 角が目立ちにくい |
**直し方は、かぶる深さを浅くして、こめかみの端を見せることです。**眉から3cm以上上で帽子の縁が止まると、こめかみの幅が見えて、上の幅が角の幅に近づきます。帽子の縁から前髪や顔まわりの毛を少し出すと、上の幅がさらに広がります。
帽子の形でも変わります。頭の形に沿う細身のニット帽は、上の幅をさらに細くします。折り返しに厚みがあり、頭の上に少しゆとりのあるニット帽なら、帽子そのものが上の幅を足してくれます。秋冬のニット帽を選ぶときは、かぶったときに耳の上で帽子の幅がこめかみより外に出るものを選ぶと、深さを気にせずに済みます。
失敗8|角の高さで揺れる耳飾りで、目線が角に集まる
秋冬の装いに、揺れるイヤリングやピアスを足す日もあります。耳飾りの下端が、ちょうど角の高さで揺れていると、動くたびに目線が角の高さへ引き寄せられます。
直し方は、耳飾りの下端の高さをずらすことです。下端が角の高さより1.5cm以上上で止まる短いもの、または角の高さより3cm以上下まで届く長いものにしてください。短いものは目線を耳たぶの高さに、長いものは首の縦の線に沿って目線を下へ流します。耳飾りの形は、四角や横に広い形より、縦に細長い形のほうが、角の幅と別の向きの線になります。
| 耳飾りの下端 | 目線の行き先 | 角の見え方 |
|---|---|---|
| 耳たぶに収まる | 耳たぶの高さ | 角から離れる |
| 角より1.5cm上 | 頬の横 | 角から離れる |
| 角の高さ±1cm | 角の高さ | 角が強く見える |
| 角より3cm以上下 | 首の縦の線 | 目線が下へ流れる |
秋冬は髪を下ろしている日が多いので、耳飾りが髪の間から見え隠れします。揺れる耳飾りは、髪の毛先と同じ高さにあると、毛先と耳飾りの2つが角の高さに並びます。髪を下ろす日は、毛先の高さと耳飾りの下端の高さを3cm以上ずらしておくと、2つが重ならずに済みます。
失敗9|立ち上がる襟のコートで、角の下に壁ができる
秋冬のコートには、スタンドカラーや、立てて着る大きな襟のものがあります。襟を立てたまま前を閉めると、角のすぐ下に布の壁ができて、角の高さに横の線が入ります。
| 襟の着方 | 上端の位置 | 直せるか |
|---|---|---|
| 襟を立てて前を上まで閉める | 角のすぐ下 | 襟を開ければ直せる |
| 襟を立てて前を1つ開ける | 角より2〜3cm下 | 直さなくてよい |
| 襟を寝かせて前を閉める | 鎖骨の高さ | 直さなくてよい |
| 襟を寝かせて前を開ける | 縦に開く | 直さなくてよい |
**直し方は、前のボタンを1つ開けて、襟の上端を外へ倒すことです。**首元に縦のV字の開きができて、角の下の壁が縦の線に変わります。寒くて首元を閉じたい日は、襟を寝かせて、マフラーを1回かけて両端を前に垂らすと、縦の線を残したまま首元が温かくなります。
コートを選ぶときは、襟を立てた状態と寝かせた状態の両方を試着で見てください。立てたときに襟の上端が角の高さから3cm以上下で止まるコートなら、寒い日に襟を立てても角のすぐ下に壁ができません。襟の高さは、首の見えている長さが短い人ほど角に近づくので、首の長さと合わせて確かめると確実です。
失敗10|あごの下で結ぶストールで、角の高さに結び目が来る
あごの下でストールやスカーフを結ぶと、結び目が角の高さの近くに来ます。結び目の左右に布が広がると、角の幅と同じ高さに横の塊ができます。
直し方は、結び目を下げて、縦に垂らすことです。**結び目を鎖骨のくぼみより下に置き、余った端を前に縦に垂らしてください。**結び目が角の高さから離れ、垂らした端が縦の線を作ります。リボン結びのように左右に広がる結び方は、角の幅を横にもう1つ足すので、片側に寄せて結ぶか、ひと結びにして端を縦に流すほうが向いています。
| 結び方 | 結び目の位置 | 角の見え方 |
|---|---|---|
| あごの下でリボン結び | 角の高さ近く | 角の幅に横の塊が並ぶ |
| 首の横で片結び | 角の斜め下 | 片側だけ塊が来る |
| 鎖骨の下でひと結び | 角から離れる | 縦の線が残る |
| 結ばずに首にかけて垂らす | 結び目なし | 縦の線が2本できる |
直せる失敗と、直しにくい失敗の見分け方
今日の失敗が着方で直せるかどうかを見分ける手順です。
| 確かめること | 直せる | 直しにくい |
|---|---|---|
| 重なっているもの | 幅か高さのどちらか1つ | 幅と高さの両方が1つの物に |
| 動かせるか | 巻き方・結び方・かぶり方で動く | 切った髪、買ったフレーム |
| 角との幅の差 | 2cm以上ある | 2cm以内 |
| 角との高さの差 | 3cm以上ずらせる | 角の高さ±2cmで固定 |
| 首元に縦の線 | 開ければできる | 開けられない |
**2つ以上が「直しにくい」側なら、その日は直すより、ほかの場所で縦の線を足すほうが早い日です。**髪やフレームのように、すぐに変えられないものは、次に変えるときの目安として覚えておいてください。
直し方①|幅を、角の幅から3cm離す
幅の失敗は、角の近くにある横の線の幅を、角の幅から離すと直ります。
| 幅を離す物 | 離し方 |
|---|---|
| 襟ぐり | 角の幅より3cm以上狭いか広い形にする |
| マフラーの塊 | 細く折って幅を狭くする、または大判で肩まで広げる |
| メガネのフレーム | 角の幅より2cm以上広いか狭いものにする |
| まとめ髪 | 上の幅を広げて、角がいちばん広い幅でなくなるようにする |
**狭くしても広くしても、どちらでも効きます。**同じ幅でなくなれば、角の幅が2回目に入らなくなります。どちらに離すかは、全身の量で決めてください。上半身を軽く見せたい日は狭いほうへ、首元に暖かさがほしい日は広いほうへ離します。
直し方②|高さを、角の高さから3cmずらす
高さの失敗は、角の近くで終わる線の端を、角の高さから上下にずらすと直ります。
| ずらす物 | ずらし方 |
|---|---|
| 髪の毛先 | 次に切るとき、角の高さから3cm上か下に置く |
| タートルの上端 | 折り返しを増やして下げる |
| コートの襟 | 前を1つ開けて倒す |
| 耳飾りの下端 | 角より1.5cm以上上か、3cm以上下にする |
| ストールの結び目 | 鎖骨のくぼみより下に置く |
**上にずらすか下にずらすかは、どちらでも構いません。**角の高さの上下2cmの帯から外れていれば、目線が角の高さで止まらなくなります。
直し方③|首元に縦の線を通す
幅も高さもすぐには動かせない日は、角から下に縦の線を1本通します。縦の線があると、目線が角で止まらずに下へ流れます。
| 縦の線の作り方 | 長さの目安 |
|---|---|
| シャツのボタンを2つ開ける | 鎖骨の下まで |
| Vネックのニット | みぞおちの上まで |
| 細いネックレスを垂らす | 胸の中ほどまで |
| マフラーの両端を前に垂らす | みぞおちより下まで |
| 耳の前に毛束を残す | 角の高さより3cm下まで |
**角から下へ10cm以上の縦の線があると、角の横の線より縦の線のほうが目に入ります。**秋冬は首元を閉じがちな季節なので、1本だけでも縦の線を残しておくと、ほかの失敗が重なった日でも角が目立ちにくくなります。
今日の失敗を、直す順番
鏡の前で角が目立つと感じたら、次の順に試してください。上から順に、手間が少なく効き方の大きい手です。
| 順番 | 試すこと | 効く失敗 |
|---|---|---|
| 1 | マフラーの塊を下げるか、両端を垂らす | ぐるぐる巻きのマフラー、あごの下のストール |
| 2 | 首元を開けて縦の線を作る | 立ち上がる襟、ボートネック |
| 3 | タートルの折り返しを1回増やす | 首に沿う厚手のタートル |
| 4 | 帽子を浅くかぶる | 深くかぶるニット帽 |
| 5 | 耳飾りを短いか長いものに替える | 角の高さで揺れる耳飾り |
| 6 | まとめ髪の高さを上げる | 低い位置のまとめ髪 |
**1と2だけで直る日が、いちばん多いはずです。**秋冬に角が目立つ日の原因は、首元に集まっていることが多いからです。まずは首元から見直してください。6まで試しても目立つと感じる日は、髪の毛先やフレームのように、その場で動かせないものが重なっている日です。
一式で見る|秋冬の3つの日
ここまでの直し方を、秋冬によくある3つの日に当てはめます。
仕事の日は、スタンドカラーのコートにマフラーを合わせる日です。コートの前を1つ開けて襟を倒し、マフラーは1回だけ首にかけて両端を前に垂らします。中のニットはVネックで、耳飾りは耳たぶに収まる短いものにします。
休日は、厚手のタートルにニット帽をかぶりたい日です。タートルの折り返しを1回増やして上端を下げ、ニット帽は眉の上3cm以上でかぶって、こめかみの端を見せます。顔まわりの毛を帽子の縁から少し出すと、上の幅がさらに広がります。
食事の日は、ボートネックのニットを着たい日です。胸の中ほどまで届く細いネックレスで、襟ぐりの中に縦の線を入れます。角のそばには、同じ幅も同じ高さも置かないという決め方を、3つの日すべてで同じように使っています。
秋冬の素材と色で、線の強さは変わる
同じ位置に置いても、素材と色によって、線の強さは変わります。
| 素材と色 | 線の強さ | 角のそばでの扱い |
|---|---|---|
| 厚手で硬いウール | 縁がはっきりして強い | 角から3cm以上離す |
| 薄手でやわらかいウール | 縁がやわらかい | 2cm程度でも目立ちにくい |
| 毛足の長い素材 | 縁がぼやけて、幅が実寸より広く見える | 幅を実寸より1〜2cm広く見積もる |
| 顔より暗い色 | 縁がくっきり出る | 角の近くでは幅と高さを守る |
| 顔に近い明るさの色 | 縁が肌に溶ける | 少し近くても目立ちにくい |
角の近くに置く物ほど、やわらかく、顔に近い明るさの色を選ぶと、寸法に少しずれがあっても目立ちにくくなります。反対に、黒の厚手のマフラーやタートルは、寸法どおりに置かないと線がくっきり出ます。
どちらとも取れるとき①|左右で角の位置が違う
左右で、角の高さや幅が違う人は多くいます。どちらか一方が低い、または外へ張って見えるなら、その側が目立つ側です。
このときは、左右で置き方を変えてください。**分け目を目立つ側と反対に置くと、目立つ側に髪の量がかかります。**耳飾りを片耳だけにするなら、目立たない側に付けると、目線がそちらに流れます。マフラーやストールの結び目も、目立つ側と反対に寄せると、角の側に布の塊が来ません。左右の差の測り方は顔のエラ張りと呼ばれる輪郭の「左右で角の位置が違う」に書いてあります。
どちらとも取れるとき②|角は丸めだが、下の幅が広い
角ははっきりしていないのに、顔の下の幅が広く見える人もいます。この場合は、角の開きが大きく、輪郭がゆるやかに曲がっていることが多く、エラが張っていると言われる輪郭は、下顎角の開きが110度未満のときの判定で、角の開きが大きい側に入ります。
このときは、**高さの失敗より、幅の失敗を先に見てください。**角の位置がはっきりしないので、高さで止まる線はあまり目立ちません。代わりに、下の幅と同じ幅の横の線が顔の下にあると、下が広く見えます。失敗4のマフラーと失敗5のボートネックを先に直すと、効き方が大きくなります。
どちらとも取れるとき③|写真でだけ目立つ
鏡では気にならないのに、写真で見ると角が目立つ。この場合は、写真を撮る位置が下からになっているか、顔が少しうつむいていることが多くあります。下から撮ると、角が顔のいちばん手前に来て、実際より大きく写ります。
このときは、服の失敗より先に、**撮る位置を目の高さに合わせてください。**そのうえで、首元に縦の線が1本あると、写真の中でも目線が角で止まらずに下へ流れます。集合写真のように撮る位置を選べない日は、マフラーの両端を前に垂らすか、首元を開けておくだけで、写真の中の角の目立ち方が変わります。
鏡の前で1分
出かける前に、鏡の前で次の順に確かめてください。1分で終わります。
| 順番 | 見ること | 合格の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 角の高さに水平な線が引けるか | 引けない |
| 2 | 角と同じ長さの横の線があるか | ない、または2cm以上の差がある |
| 3 | 首元の縦の線 | 角から下に10cm以上ある |
| 4 | 顔の上の幅 | こめかみの端が見える |
| 5 | 一歩下がった全身 | 角より先に目元に目が行く |
**1番目の「角の高さに水平な線が引けるか」がいちばん早い判定です。**鏡の前で、角の高さに指を水平に当ててみてください。指と重なる線が、髪や襟や耳飾りの上に何本あるかを数えれば、どこから直せばよいかが分かります。
よくある行き違い
**「エラが張っているから、首元は全部隠れるほうがいい」。**首元を詰めると、角のすぐ下に横の線が増えて、かえって角の位置に目が止まります。首元は縦に開けるほうが効きます。
**「顔まわりの髪で覆えば目立たない」。**毛先が角の高さで終わると、角が2つに増えたように見えます。覆う長さより、毛先が終わる高さを先に見てください。
**「マフラーは細いものしか使えない」。**大判のマフラーでも、肩まで広げて角の幅より大きくすれば、同じ幅の重なりは起きません。幅を狭くしても広くしても、離れていれば効きます。
**「秋冬になると輪郭が変わる」。**輪郭は季節で変わりません。秋冬は顔のまわりに線が増える季節なので、角と重なる線が増えるだけです。線を動かせば、夏と同じ見え方に戻ります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. エラが張っている人は、秋冬に何に気をつければいいですか
- 下顎の角のそばに、角と同じ幅の線や、角と同じ高さで終わる線を置かないことです。秋冬は、首に沿うタートル、巻いたマフラー、立ち上がる襟、ニット帽、まとめ髪など、顔のまわりに線が増える季節です。角の幅とそれらの幅が近い、または角の高さでそれらが終わると、角の位置が2回目に入ります。幅は3cm離す、高さは3cmずらす、が目安です。
- Q. エラをなくす方法はありますか
- この記事では、輪郭そのものを変える方法は扱いません。服や髪で動かせるのは輪郭ではなく、そのまわりに並ぶ線の位置と幅です。角が目立つと感じる日の多くは、輪郭が変わったのではなく、マフラーの巻き方や髪の終わる位置など、まわりの線が角と重なった日です。その線を動かすだけで、同じ輪郭でも角の目立ち方は大きく変わります。
- Q. タートルネックは避けたほうがいいですか
- 避ける必要はありません。首に沿う厚手のタートルは、上端が下顎の角のすぐ下に来て、角の高さに横の線を作りやすい形です。首から少し離れてゆるく折り返るタートル、または首の見えている長さが4cm以上ある人なら、薄手で首に沿うタートルでも、上端と角の間にすきまができます。上端と角の高さを3cm以上離すのが目安です。
- Q. 左右で角の位置が違う気がします
- 左右差のある人は多く、角が低い側、または幅が大きく出る側のほうが目立って見えます。分け目を角の目立つ側と反対に置くと、目立つ側に髪の量がかかります。耳飾りやマフラーの結び目も、目立つ側と反対に置くと、目線が反対側に流れます。左右とも同じ置き方にする必要はありません。
— メグラシ編集部





