クローゼット洋服収納|秋冬は重ねる順に、内側の服ほど手前へ置く

**秋冬のクローゼットは、重ねる順に並べてください。**肌に近い内側の服ほど手前の目の高さへ、コートのような外側の服ほど扉の端か玄関側へ置きます。毎朝替えるのは内側で、外側はほとんど替えないからです。
服を種類ごとに並べると、薄着の季節は困りません。1枚か2枚で出かけられるからです。ところが秋冬は、肌着の上にトップス、その上にカーディガン、さらにコートと、1日に3〜4枚を重ねます。**種類別の並べ方では、その3〜4枚が扉の中のばらばらの場所にあります。**朝の支度で扉の前を何度も行き来しているなら、原因は服の量ではなく並べ方です。
この記事では、服を4つの層に分け、1週間に替える回数を数え、扉の前で手が届く帯を測ってから、層ごとの置き場を決めます。掛けるか畳むかの決め方はクローゼット収納|掛けるか畳むかに、扉の開き方による死角はクローゼット内の収納に分けてあります。
結論:替える回数が多い層ほど、手前の目の高さに置く
| 層 | 入る服 | 1週間に替える回数の目安 | 置く場所 |
|---|---|---|---|
| 内側 | 肌着の上に着る薄手の1枚、タートルの薄手 | 毎日 | 引き出しの手前列、腰の高さ |
| トップス | シャツ、ブラウス、ニット、スウェット | 5〜7回 | 掛ける場所の真ん中、目の高さ |
| 中間 | カーディガン、ベスト、薄手のジャケット | 2〜4回 | トップスの隣 |
| 外側 | コート、ダウン、ストール、手袋 | 0〜2回 | 扉に近い端、または玄関側 |
**並べ方の決め手は、服の種類ではなく替える回数です。**同じニットでも、毎日着替える人にとってはトップスの層ですし、肌着の上に重ねて上からさらにシャツを着る人にとっては内側の層に近くなります。表の回数は目安なので、次の章から自分の1週間で数え直してください。
ボトムスは、どの層とも組むので4つの層の外に置きます。置き場は後ろの章で決めます。
なぜ種類別に並べると、秋冬の朝に迷うのか
種類別の並べ方は、服を探すときには便利です。シャツはここ、ニットはここ、と場所が決まっているからです。ただ、秋冬の朝にしているのは「探す」ではなく「重ねる組み合わせを集める」ことです。
| 比べるところ | 種類別に並べた場合 | 重ねる順に並べた場合 |
|---|---|---|
| 1日の組み合わせを集める往復 | 3〜5回 | 1〜2回 |
| 替える頻度が高い服の位置 | 種類の並び次第で、奥になることがある | いつも手前 |
| コートの位置 | 掛ける場所の端か、空いたところ | 扉の端か玄関側に決まる |
| 一度着た服を戻す場所 | 元の種類の場所。奥まで戻すのが面倒 | 同じ層の端 |
| 秋から冬への入れ替え | 種類ごとに全部を動かす | 層の境目だけを動かす |
**秋冬に朝の時間を取っているのは、選ぶことよりも往復です。**1回の往復は数秒でも、毎朝4回あれば、ひと月で数十分になります。重ねる順に並べると、往復が減るだけでなく、選んだ1枚の隣に重ねる候補が並ぶので、組み合わせを考える手間もいっしょに減ります。
測る①|自分の秋冬の服を、4つの層に分ける
まず、秋冬に着る服をすべて出して、4つの層のどこに入るかを分けます。迷う服は無理に入れず、別に置いておきます。迷う服の扱いは後ろの「どちらとも取れるとき」で決めます。
| 層 | 見分け方 | 迷いやすい服 |
|---|---|---|
| 内側 | その上に必ず何かを重ねる。1枚では出かけない | 薄手のタートル、長袖の薄いカットソー |
| トップス | 1枚でも出かけられ、上に羽織ることもある | 薄手のニット、シャツ |
| 中間 | 屋内では脱ぐことがある。トップスの上に重ねる | 薄手のジャケット、前開きのニット |
| 外側 | 屋外でだけ着る。屋内に入ると脱ぐ | 厚手のカーディガン、ストール |
**分けるときの問いは「屋内に入ったとき、それを脱ぐか」です。**脱ぐなら外側か中間、脱がないならトップスか内側です。その次に「それ1枚で人に会えるか」を問うと、トップスと内側が分かれます。2つの問いで、ほとんどの服がどこかに入ります。
測る②|1週間で、層ごとに何回替えているか
次に、ふだんの1週間で、それぞれの層を何回替えているかを数えます。思い出して書いても構いませんが、できれば1週間だけ記録を取ってください。
| 曜日 | 内側 | トップス | 中間 | 外側 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 替えた | 替えた | 替えた | 同じ |
| 火 | 替えた | 替えた | 同じ | 同じ |
| 水 | 替えた | 替えた | 替えた | 同じ |
| 木 | 替えた | 替えた | 同じ | 替えた |
| 金 | 替えた | 替えた | 替えた | 同じ |
| 土 | 替えた | 替えた | 着ない | 替えた |
| 日 | 替えた | 同じ | 着ない | 着ない |
この例では、内側が7回、トップスが6回、中間が3回、外側が2回です。**回数の多い順が、そのまま手前に置く順になります。**在宅の日が多い人は、中間の回数がトップスを上回ることがあります。家の中で羽織りを替えて調整しているからです。その場合は、中間の層をトップスより手前に置いてください。
記録を取るときは、ハンガーを逆向きに掛けて着た印にする方法が手軽です。くわしいやり方はハンガーを逆にかける人がしていることに置いてあります。
測る③|扉の前に立って、手が届く帯を測る
替える回数が分かったら、置き場の側を測ります。扉の前にふだん通り立って、腕を自然に伸ばしたときに楽に届く範囲を確かめます。
| 帯 | 床からの高さの目安 | 手の届き方 | 向く層 |
|---|---|---|---|
| 上の帯 | 160cmより上 | 背伸びか台が要る | 季節外の箱、行事の服 |
| 目の帯 | 120〜160cm | 見えて、すぐ手が届く | トップス、中間 |
| 腰の帯 | 80〜120cm | かがまずに引き出せる | 内側、ボトムス |
| 足の帯 | 80cmより下 | かがむ | 外側の小物、靴下、洗い替え |
**目の帯と腰の帯、床から80〜150cmのあたりが、毎日の服の置き場です。**身長によって前後するので、扉の前に立って、肩の高さとへその高さに付せんを貼ってみてください。肩の付せんから少し上までが目の帯、へその付せんの上下が腰の帯です。棚の高さそのものの決め方はクローゼットの棚の高さにまとめてあります。
横の方向も測ります。扉の真ん中に立って、体を動かさずに左右に手を伸ばして届く幅が、毎朝使う範囲です。多くの人で、真ん中から左右に50〜60cmほどです。
内側の層|肌に近い1枚は、引き出しの手前列に
内側の層は毎日替えるので、いちばん手が早く届く場所に置きます。薄手で形が崩れても着たときに困らないものが多いので、掛けるより、たたんで引き出しに入れるほうが場所を取りません。
| 決めること | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 高さ | 腰の帯(床から80〜120cm) | かがまずに引き出しを開けられる |
| 引き出しの中の位置 | 手前の列 | 奥まで手を入れずに取れる |
| たたみ方 | 立てて並べる | 上から見て全部の色が分かる |
| 手前に置く枚数 | 洗濯の間隔に1〜2枚足した数 | それ以上は奥の列か別の段へ |
**内側の層を立てて並べると、上から見ただけでその日の1枚を選べます。**重ねて入れると下の服を引き出すたびに上が崩れ、翌朝もまた上の服を選ぶことになります。色の違う薄手を何枚か持っているなら、上に重ねるトップスの色と並べて考えやすいように、明るい色から暗い色の順に手前から並べてください。
トップスの層|扉の真ん中、目の帯に掛ける
トップスの層は、その日の印象をいちばん左右する1枚です。選ぶ時間がいちばんかかる層でもあるので、全体が一度に見える場所に置きます。
| 服 | 置き方 | 目の帯での位置 |
|---|---|---|
| シャツ、ブラウス | 掛ける | 真ん中 |
| 薄手から中厚のニット | 掛けるか、たたんで棚に | 真ん中の隣 |
| 厚手のニット | たたんで棚に | 腰の帯の上の段 |
| スウェット、パーカー | たたんで棚に | 腰の帯 |
**扉の真ん中の、正面に立って見える幅にトップスを集めてください。**ニットを掛けるかたたむかは、肩に跡が出るかどうかで決まります。厚手のニットは掛けると肩が伸びるので、たたんで棚に置き、薄手のものだけ掛けます。
トップスの並べ方の中は、色の順でも、明るさの順でも構いません。おすすめは、中間の層に近い側に、羽織りと合わせやすい無地を寄せることです。羽織りと組む日にいちいち反対側まで探しに行かずに済みます。
中間の層|カーディガンとベストは、トップスの隣に
中間の層は、トップスの上に重ねる服です。トップスを選んだ直後に手を伸ばすので、トップスの隣に置きます。どちら側の隣にするかは、利き手と、コートを掛ける端の位置で決めます。
| 決めること | 目安 |
|---|---|
| 置く側 | トップスと外側の層のあいだ |
| 掛けるか、たたむか | ジャケットは掛ける。前開きのニットはたたんでもよい |
| 手前に出す枚数 | 1週間に替える回数と同じ数 |
| 色の並べ方 | トップスに近い側に、よく合わせる色 |
**中間の層をトップスと外側のあいだに置くと、扉の中の並びが体の重ね順と同じになります。**右から左へ手を動かすだけで、トップス、中間、外側と順に取れます。中間の層が2枚しかない人は、トップスの端にそのまま続けて掛けて構いません。数が少ないうちは、区切りを作るより続けて掛けたほうが見渡せます。
外側の層|コートは扉の端か、玄関側へ
外側の層は、替える回数がいちばん少ない一方で、1着の幅と重さがいちばん大きい層です。真ん中に置くと、トップスと中間の層を押しのけてしまいます。
| 1週間に着る日数 | 置く場所 | 理由 |
|---|---|---|
| 5日以上(毎日の1着) | 玄関、または玄関に近い扉の端 | 出かける直前に着て、帰ってすぐ脱ぐ |
| 2〜4日 | 扉の端 | 中の服を選ぶ邪魔にならない |
| 1日以下(行事や特別な日) | 奥、または上の帯の近く | 毎朝の動線から外す |
**毎日着るコートは、クローゼットの中に入れなくても構いません。**玄関で着て玄関で脱ぐ動きのほうが、部屋の中を行き来するより短く済みます。玄関に掛ける場所がないときは、扉を開けてすぐの端を外側の層の場所にして、そこから動かさないでください。
コートを扉の端に掛けると、肩幅のぶん扉にぶつかることがあります。扉に当たる位置なら、ハンガーの向きをそろえ、肩の厚い1着を最も端に掛けると、ほかの服に重さがかかりません。
ボトムスは、どの層とも組むので腰の帯の真ん中に
ボトムスは、上の4つの層のどれとも組みます。だから、どの層からも同じくらいの距離にある場所、つまり扉の真ん中の下が置き場です。
| ボトムス | 置き方 | 高さ |
|---|---|---|
| パンツ | 掛けるか、たたんで棚に | 腰の帯 |
| スカート | クリップ付きのハンガーで掛ける | トップスの下 |
| 厚手のパンツ | たたんで棚に | 腰の帯の下の段 |
| タイツ、レギンス | 丸めて引き出しに | 内側の層の隣 |
**ボトムスをトップスの真下に置くと、上下を一度に見比べられます。**スカートを掛けるなら、トップスの下に掛けると、上下の長さを並べて確かめられます。2段のパイプがあるなら、上をトップスと中間、下をボトムスにする分け方がいちばん分かりやすくなります。
タイツやレギンスは、ボトムスというより内側の層に近い働きをするので、内側の層の引き出しの隣に入れておくと、朝にもう一度引き出しを開けずに済みます。
小物|ストール・手袋・帽子は、外側の層と同じ場所に
秋冬の小物は、ほとんどが外に出るときだけ使うものです。外側の層と同じ場所に置けば、コートを着るときにいっしょに手に取れます。
| 小物 | 置き場 | 置き方 |
|---|---|---|
| ストール、マフラー | コートの近く | 掛けるか、浅いかごに丸めて |
| 手袋 | コートのポケットか、玄関のかご | 左右をまとめて |
| 帽子 | 玄関か、扉の端の上の帯 | 形をつぶさない |
| 室内で使う薄いストール | 中間の層の近く | 掛ける |
**同じストールでも、外でだけ巻くのか、室内でも羽織るのかで置き場が変わります。**室内でも使うなら中間の層、外でだけ使うなら外側の層です。秋の入り口は室内で使うことが多く、冬になると外でだけ巻くことが増えるので、季節が進んだら置き場を外側へ移してください。
扉の形で、手前の位置が変わる
「手前」がどこになるかは、扉の形で変わります。開き戸なら全体が一度に見えますが、引き戸や折れ戸では、見える範囲が限られます。
| 扉の形 | いちばん手前になる場所 | 外側の層を置く場所 |
|---|---|---|
| 開き戸 | 真ん中 | 左右どちらかの端 |
| 引き戸 | ふだん開ける側の半分 | ふだん開けない側の半分の端 |
| 折れ戸 | 真ん中から少し内側 | 扉の端より内側15cmほど |
| 扉なし | 真ん中 | 左右どちらかの端 |
**引き戸のクローゼットでは、ふだん開ける側の半分に、内側からトップス、中間の層までを収めてください。**外側の層は、開けない側の半分に回して構いません。コートを取るのは出かける直前の1回だけなので、そのときだけ扉を反対へ滑らせれば足ります。折れ戸の端は手が入りにくいので、そこには重いコートより、軽い小物を置くほうが取り出しやすくなります。
引き出しと掛ける場所の高さを、層で分ける
多くのクローゼットは、上に棚、真ん中にパイプ、下に引き出しという作りです。どの層をどこに入れるかを、高さの帯と合わせて決めます。
| 場所 | 帯 | 入れる層 |
|---|---|---|
| 上の棚 | 上の帯 | 季節外の服、行事の服 |
| パイプの左右の端 | 目の帯 | 外側の層 |
| パイプの真ん中 | 目の帯 | トップス、中間 |
| 引き出しの上の段 | 腰の帯 | 内側、タイツ |
| 引き出しの下の段 | 足の帯 | 洗い替え、部屋着 |
**引き出しの上の段は、内側の層だけに使ってください。**ここに洗い替えや部屋着を混ぜると、毎朝の1枚を探すときに、ほかの服をよける手間が入ります。部屋着や洗い替えは、手前に出すものが決まっていない服なので、かがむ必要がある下の段で構いません。
秋の入り口|内側は薄手、外側はまだ軽い羽織り
秋の入り口は、日によって重ねる枚数が変わる時期です。層の並びは変えず、それぞれの層に何を入れるかを調整します。
| 層 | 秋の入り口に手前に置くもの | 奥か別の場所に回すもの |
|---|---|---|
| 内側 | 薄手の長袖、薄手のタートル | 厚手の長袖 |
| トップス | 長袖のシャツ、薄手のニット | 厚手のニット |
| 中間 | 薄手のカーディガン、シャツジャケット | ベストの厚手 |
| 外側 | トレンチなど軽い上着 | ウールのコート、ダウン |
**秋の入り口は、外側の層に軽い羽織りを1〜2着置くだけで足ります。**まだ厚手のコートを出す必要はありません。季節の入れ替えそのものの手順は秋の衣替えの手順にまとめてあります。この記事で決めるのは、出した服をどの層のどこに置くかです。
冬の入り口|外側が増えたら、内側と中間を詰める
冬の入り口になると、外側の層にコートが加わり、パイプの幅を取ります。このとき、層の置き場そのものは動かさず、境目を内側へずらします。
| 起きること | すること |
|---|---|
| コートが増えて端があふれる | 中間の層の端を内側へ詰める |
| トップスが見渡せなくなる | 薄手のシャツを上の帯へ回す |
| 内側の薄手が残っている | 厚手の長袖と入れ替える |
| 厚手のニットが増える | 棚の段をトップスの層に足す |
**置き場ごと入れ替えると、手が覚えている位置がずれて、朝の迷いが戻ります。**冬の入り口で動かすのは、層と層の境目だけです。コートを置く端は秋から変えず、そこを広げて、中間の層の場所を少し狭くしてください。中間の層は冬になると着る回数が減る人が多いので、詰めても困りにくい層です。
朝の動線で確かめる|手を伸ばす回数を数える
並べ替えたら、翌朝の支度で手を伸ばす回数を数えます。扉の前で1回手を伸ばして1着取るのを1回と数えます。
| 手を伸ばす回数 | 読み方 | 直すところ |
|---|---|---|
| 2回以内 | 層の並びが重ねる順と合っている | そのままでよい |
| 3回 | どこか1つの層が離れている | 離れている層を隣へ寄せる |
| 4回以上 | 種類別の並びが残っている | 層の分け方からやり直す |
| 往復が多いのは1つの層だけ | その層の中の並びの問題 | 層の中を色や厚さの順に並べ直す |
**理想は、トップスと中間で1回、内側で1回、合わせて2回です。**外側の層は玄関で取るなら数えません。3回以上かかっている日は、どの服を取りに行ったときに体が動いたかを思い出してください。体が左右に動いたなら層の位置が離れていて、かがんだり背伸びしたりしたなら高さの帯が合っていません。
一度着た服の置き場を、層ごとに決める
秋冬は、1回着ただけでは洗わない服が増えます。その服をどこに置くかを決めていないと、椅子の背やベッドの上に積み上がります。
| 層 | もう一度着るまで置く場所 | 印のつけ方 |
|---|---|---|
| 内側 | 置かない。1回で洗う | 不要 |
| トップス | 同じ層の、外側の層に近い端 | ハンガーを逆向きに掛ける |
| 中間 | 同じ層の端 | 同じく逆向きに |
| 外側 | 一晩は扉の外に掛けて湿気を飛ばす | 翌朝いつもの場所へ |
**一度着た服を同じ層の端に戻すと、次にどれを洗うかが一目で分かります。**層の外に置き場を作ると、その服がいつまでも層に戻らず、そこから選ぶ癖がつきます。一度着た服の行き先については、一人暮らしの服の収納で中間置き場の幅を決める方法も書いてあります。部屋が狭い人はあわせて見てください。
手前に置く枚数と、洗い替えの枚数
層ごとに、手前の帯に何枚出しておくかを決めます。多すぎると見渡せず、少なすぎると洗濯の間に足りなくなります。
| 層 | 手前に出す枚数の目安 | 残りの置き場 |
|---|---|---|
| 内側 | 洗濯の間隔の日数に1〜2枚足す | 引き出しの奥の列 |
| トップス | 1週間に着る回数に2枚足す | 上の帯か別の段 |
| 中間 | 1週間に替える回数と同じ | トップスの層の奥 |
| 外側 | 1週間に着る種類の数 | 上の帯、または別の部屋 |
たとえば、2日おきに洗濯をする人なら、内側の層は手前に3〜4枚あれば回ります。**手前の枚数を決めると、残りは「選ばなくていい服」として奥に置けます。**奥の服は、手前の服を洗っているあいだに入れ替える控えです。全部を手前に並べたい気持ちになりますが、見える枚数が増えるほど、朝に比べる時間も延びます。
家族と共有するクローゼットの場合
1つのクローゼットを2人以上で使う場合は、層を人ごとに分けるか、層ごとに人を分けるかを決めます。
| 使い方 | 分け方 | 向いている家 |
|---|---|---|
| 支度の時間がずれている | 人ごとに左右を分け、それぞれの中で層に並べる | 朝に同時に扉の前に立たない |
| 支度の時間が重なる | 内側とトップスは人ごと、外側は共用の端 | 同時に扉の前に立つ |
| 子どもの服もある | 子どもの服は腰の帯より下にまとめる | 子どもが自分で取る |
**朝に同時に扉の前に立つ家は、外側の層だけを共用の端にまとめてください。**内側とトップスは毎日替えるので、人ごとに分けたほうが迷いません。コートは出かける直前に取るだけなので、共用にしてもぶつかりません。子どもの服を同じクローゼットに入れるなら、子どもの手が届く腰の帯より下にまとめると、子どもが自分で取れるうえ、大人の目の帯を空けておけます。
どちらとも取れるとき①|ワンピースはどの層か
ワンピースは、1枚で上下がそろう服です。トップスの層に入れるか、ボトムスと同じ扱いにするかで迷います。
| ワンピースの着方 | 入れる層 | 置き場 |
|---|---|---|
| 1枚で着て、上に羽織るだけ | トップスの層 | トップスの端、中間の層の近く |
| 上にニットを重ねてスカートのように着る | ボトムスの扱い | トップスの下か、パイプの下段 |
| 中にタートルを着て重ねる | トップスの層 | 内側の層を取りやすい側 |
| 行事の日だけ | 外側の層の奥か、上の帯 | 毎日の動線から外す |
**迷ったら、ワンピースの上に何を重ねることが多いかで決めてください。**羽織るだけならトップスの層、ニットを重ねるならボトムスと同じ扱いです。1着のワンピースを両方の着方で着るなら、トップスの層の、ボトムスに近い端に掛けると、どちらの日も手を伸ばす距離が変わりません。
どちらとも取れるとき②|シャツを羽織りとしても着る
シャツは、1枚で着る日もあれば、ボタンを開けてカットソーの上に羽織る日もあります。トップスの層にも中間の層にも入る服です。
| 1か月の着方の割合 | 入れる層 |
|---|---|
| 1枚で着る日が多い | トップスの層 |
| 羽織る日が多い | 中間の層 |
| ほぼ半々 | トップスと中間の境目 |
**半々のシャツは、トップスと中間の層の境目に掛けてください。**境目は、どちらの層を選ぶときにも目に入る場所です。こうした服が3着以上あるなら、境目に小さな区切りを作るより、境目の幅を少し広く取るほうが使いやすくなります。シャツを羽織る日が増えるのは、多くの人で秋の入り口です。冬に入ると1枚で着るか、ニットの中に着るほうへ戻るので、季節が進んだらトップス側へ寄せ直します。
どちらとも取れるとき③|クローゼットが浅い・狭い
奥行きが浅いクローゼットや、幅が1m前後しかないクローゼットでは、4つの層を全部並べると目の帯があふれます。
| 状況 | すること |
|---|---|
| 幅が1m前後 | 外側の層をクローゼットの外に出す |
| 奥行きが45cm以下 | 厚手のニットをたたんで別の棚へ |
| パイプが1段だけ | トップスと中間だけを掛け、内側は引き出しへ |
| 引き出しがない | 内側の層を浅いかごに立てて、腰の高さの棚へ |
**狭いクローゼットでは、外側の層を外に出すことから始めてください。**コートは1着で、シャツ3〜4着ぶんの幅を取ります。玄関や部屋の壁にコートを掛ける場所を1か所作るだけで、クローゼットの中は内側からトップス、中間までの3つの層で済みます。1着あたり何cm使っているかを測って上限を出す方法は、狭いクローゼットの収納にまとめてあります。
どちらとも取れるとき④|在宅の日と出かける日で、重ねる枚数が違う
在宅の日は内側とトップスと中間の3枚、出かける日はそこに外側が加わる、という人は多いはずです。在宅の日の中間の層は、家の中で羽織る薄手が中心で、出かける日の中間とは中身が違います。
| 状況 | 置き方 |
|---|---|
| 在宅の日と出かける日の中間が同じ服 | 中間の層は1か所 |
| 在宅用の羽織りが別にある | 在宅用は中間の層の、トップスに近い側 |
| 在宅の日の方が多い | 在宅用の羽織りを目の帯の真ん中寄りへ |
| 出かける日の方が多い | 出かける用を手前、在宅用は端へ |
**週の半分以上が在宅なら、家の中で羽織る薄手を、トップスの隣のいちばん取りやすい場所に置いてください。**在宅の日に替える回数がいちばん多いのは、多くの場合この羽織りだからです。出かける日の中間の服は、それより外側寄りに置くと、出かける支度のときだけそちらへ手を伸ばすことになり、日によって手の動きが分かれます。
並べ替えの手順|30分で終わる順番
全部を一度に出す必要はありません。層ごとに出して、層ごとに戻すと、30分ほどで終わります。
| 順番 | すること | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 扉の前で、目の帯と腰の帯に付せんを貼る | 2分 |
| 2 | 外側の層を全部出して、扉の端か玄関へ | 5分 |
| 3 | 中間の層を出して、外側の層の隣へ | 5分 |
| 4 | トップスの層を出して、真ん中へ | 10分 |
| 5 | 内側の層を引き出しの上の段に立てて入れる | 5分 |
| 6 | ボトムスをトップスの下へ | 3分 |
**外側から順に動かすのは、いちばん場所を取る層の位置を先に決めるためです。**コートの場所が決まれば、残りの幅で中間とトップスの広さが決まります。反対に、内側から並べ始めると、最後にコートを入れる場所が足りなくなり、もう一度全部を動かすことになります。並べ替えのときに迷った服は、その場で決めずに1つの袋にまとめて、1週間後に考えてください。
1週間後に見直すこと
並べ替えた直後は、手がまだ前の位置を覚えています。1週間たってから、次の4つを確かめます。
| 確かめること | 方法 | 目安 |
|---|---|---|
| 朝に手を伸ばす回数 | 1日だけ数える | 2回以内 |
| 一度着た服の行き先 | 椅子の背やベッドの上を見る | 何も載っていない |
| 手前の枚数 | 層ごとに数える | 決めた枚数の前後1枚 |
| 1週間で一度も触っていない服 | ハンガーの向きで見る | 手前から奥へ移す |
**1週間で一度も手に取らなかった服が手前にあるなら、奥の控えと入れ替えてください。**手前に置く服は、実際に着ている服で埋まっているのが正しい状態です。入れ替えた結果、1つの層の手前がほとんど空いたなら、その層は思っていたより替える回数が少ない層なので、隣の層に幅を譲ります。
よくある行き違い
**「収納用品を買えば片づく」。**秋冬に朝の時間がかかる原因の多くは、置き場の数ではなく並び順です。箱やハンガーを買う前に、層で並べ直して手を伸ばす回数を数えてください。
**「色順に並べるときれいに使える」。**色順は見た目がそろいますが、重ね着の季節には、内側と外側が同じ色の列に混ざります。色で並べたいなら、層を先に分けて、それぞれの層の中を色の順にしてください。
**「コートはクローゼットの中にしまうもの」。**毎日着る1着は、玄関に掛けたほうが往復が減ります。クローゼットの中に入れるのは、週に何日か着るコートと、行事の日の1着だけで足ります。
**「秋と冬で並べ方を変える」。**変えるのは層の中身と境目の位置だけです。置き場ごと入れ替えると、手が覚えた位置がずれて、また迷い始めます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. クローゼットの洋服は、種類別に並べるのと色別に並べるのと、どちらがいいですか
- 秋冬は、どちらより先に「重ねる順」で分けると朝が短くなります。種類別に並べると、肌着の上の1枚とカーディガンとコートが、同じ扉の中の離れた場所に散らばります。重ね着の日はその全部を取りに行くので、手の往復が増えます。先に、肌に近い内側・トップス・中間・外側の4つに分けて、替える回数の多い層を手前の目の高さに置いてください。色で並べたいなら、それぞれの層の中で色の順にすれば両立します。
- Q. コートはクローゼットの中に入れるべきですか、玄関に掛けるべきですか
- 1週間に何日コートを着るかと、帰ってきて脱いだコートをどこに置いているかで決めます。毎日着る1着は、玄関か、玄関にいちばん近い扉の端に掛けると、出かける前と帰ったあとの往復が減ります。週に2〜3日しか着ないコートや、行事の日だけ着るコートは、クローゼットの奥か端に掛けて構いません。玄関に掛ける場所がない家では、クローゼットの扉を開けてすぐの端を外側の層の場所に決めて、そこから動かさないようにします。
- Q. 秋と冬で、クローゼットの並べ方を変える必要はありますか
- 層の並び順は変えず、層ごとの幅だけを動かします。秋の入り口は内側の層に薄手が残り、外側の層はまだ軽い羽織りが中心です。冬の入り口になると外側の層にコートが加わって幅が広がるので、そのぶん内側の層の薄手を詰めるか、別の場所へ移します。置き場そのものを入れ替えると、朝に手が覚えている位置がずれて迷いが戻ります。動かすのは境目の位置だけにしてください。
- Q. 一度着たけれどまだ洗わない服は、どこに置けばいいですか
- 層ごとに置き場を分けると、次に着るときに迷いません。内側の層は基本的に1回で洗うので置き場は要りません。トップスと中間の層は、もう一度着るつもりなら同じ層の端に、ハンガーを逆向きに掛けるなど目印をつけて戻します。外側のコートは、湿気を飛ばすために一晩は扉の外に掛けて、翌朝いつもの場所に戻します。椅子の背やベッドの上に置くと、その服だけが繰り返し選ばれて、他の服が奥で眠ることになります。
— メグラシ編集部





