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ウォークインクローゼットおしゃれ|外から見えるかと服の量で分ける

メグラシ編集部//読了 9分
寝室から見た小さなウォークインクローゼット。麻のカーテンが半分引かれ、木のハンガーに掛かった上着と編みかごが見える

**ウォークインクローゼットをおしゃれにしたいなら、まず部屋から中が見えるかどうかと、レールが何割空いているかを確かめてください。**この2つで、やることが4つに分かれます。

部屋から中が見える人は、服そのものが部屋の景色になります。服が少なければ並べて見せ、多ければ見せる面を正面の1面に絞って、残りを隠します。扉を閉めて暮らしていて中が見えない人は、人に見せるおしゃれは要りません。服が少なければ中で着替える場所として整え、多ければ取り出しやすさを先に整えて、床と明かりだけに手をかけます。

冬の上着が入るこれからの時期は、見せていた並びがいちばん崩れやすくなります。分かれ道を先に決めておくと、厚い上着をどこへ逃がすかも決まります。

先に確かめる2つ|外から見えるか、レールが何割空くか

1つ目は、外から見えるかどうかです。次のどれかに当てはまれば「見える側」です。

  • 扉が無い、またはカーテンだけで仕切っている
  • 扉はあるが、ふだんは開けたまま暮らしている
  • ベッドやソファに座ったとき、中のレールが目に入る

2つ目は服の量です。レールに掛かっているハンガーを全部片側へ寄せて、空いた幅がレールの長さの何割かを見ます。2割以上空けば「少ない側」、2割未満なら「多い側」です。レールが2本以上あるときは、いちばん長いレールで測ってください。

4つの組み合わせで、おしゃれの意味が変わる

服が少ない(2割以上空く)服が多い(2割未満)
外から見える並べて見せる見せる面を1面に絞り、残りを隠す
外から見えない中で着替える場所にする取り出しやすさを先に、床と明かりだけ整える

同じ「おしゃれにしたい」でも、見える側の人にとっては部屋の景色の話で、見えない側の人にとっては中に入ったときの気分の話です。見える側の人が見えない側のやり方をまねると、部屋から雑然とした中身が見えたままになります。逆に見えない側の人が見せる収納をまねると、誰にも見えない所に手間をかけて、服が取り出しにくくなります。

見えて少ない人|色を一方向に流して並べる

見えて少ない人は、並べ方だけで景色が作れます。決めることは、色をどちらへ流すかです。

入口から見て、奥から手前へ、暗い色から明るい色へ並べます。奥が暗いと、中に奥行きがあるように見えます。丈も同じ方向にそろえ、長い上着やワンピースを奥、短いシャツやニットを手前にすると、裾の線が斜めに一本つながります。

同じ形の木のハンガーに掛かった服を、手で暗い色から明るい色の順に寄せて並べている手元
色を一方向に流し、ハンガーの向きをそろえると、服が少ない棚はそれだけで景色になります。

間隔は、ハンガーとハンガーの間に指2本が入るくらいが目安です。詰めすぎると色の流れが見えなくなり、空けすぎると服が少なく寂しく見えます。

ハンガーをそろえる|色・素材・肩の厚みの3つ

見える側の人が最初に手をかけるなら、服を買い足すよりハンガーです。そろえるのは色、素材、肩の厚みの3つです。

  • 色:レールの色か、壁の色に近いものにする
  • 素材:木か、表面に滑り止めのある薄いものか、どちらか1種類にする
  • 肩の厚み:同じ太さのものにそろえる。厚い上着用だけ別の太さにするなら、その分は端へまとめる

ハンガーの向きもそろえてください。フックの口が全部同じ側を向いているだけで、上の線がそろいます。

見えて多い人は、木の厚いハンガーにすると、それだけでレールの幅が足りなくなります。見せる面だけ木にそろえ、隠す面は薄いハンガーにすると、両方が成り立ちます。

見えて多い人|見せる面を正面の1面に絞る

見えて服が多い人が全部を見せようとすると、どこを整えても雑然とします。入口から正面に見える1面だけを見せる面に決め、残りの面は隠してください。

見せる面には、よく着るものを中心に、レールの8割までの量を掛けます。それ以上は隠す面へ移します。見せる面の服は、さきほどの「色を一方向に流す」並べ方にします。

側面や奥の角に掛けるのは、季節外の服、形がそろわない服、細かい物の入った袋です。この面は、次の章の方法で隠します。

どの面を正面にするかは、中の形で変わります。レールが一列に並ぶI字の人は、そのレールがそのまま見せる面です。左右の壁にレールがあるII字の人は、入口から見て奥の突き当たりか、ベッドから目に入る側の1本を選びます。三方にレールがあるコの字の人は、突き当たりの1面を見せ、左右の2面を隠す面にすると、入口から見たときに奥へ視線が抜けます。

迷ったら、部屋のいちばん長くいる場所に座り、そこから見える面を見せる面にしてください。立って入口から見た景色より、座ってくつろいでいるときの景色のほうが、毎日目に入る時間が長いからです。

隠す面の作り方|布か箱か、色を壁に寄せる

隠す方法は布か箱のどちらかです。どちらを選んでも、色は壁に寄せてください。壁と違う色で隠すと、隠した面が目立って、かえって中身があることが分かります。

布で隠すときは、壁と同じくらいの明るさの麻や綿のカーテンを、天井近くから床まで下ろします。床から浮いたカーテンは、下から中身がのぞいて見えます。

棚の上に、ふたのついた同じ色と同じ高さの布張りの収納箱が少しずらして並び、横から窓の光が差している
箱で隠すときは、色と高さをそろえ、中身の分かるものは内側に向けます。

箱で隠すときは、同じ色、同じ高さのものにそろえます。高さが違う箱が並ぶと、上の線がでこぼこになります。中身を書いた札は、箱の手前ではなく、ふたの裏か内側に付けてください。

見えなくて少ない人|中で着替える場所にする

見えなくて服が少ない人は、人に見せる必要がない分、中を「着替える場所」として整えると満足が大きくなります。

足すのは3つです。全身が映る鏡、手元を照らす明かり、足元の小さな敷物です。鏡は入口の対面ではなく、横の壁に掛けると、着替えながら全身を見られます。明かりは、天井の灯りだけだと服の色が暗く沈むので、レールの上か鏡の横に、昼の光に近い色の明かりを1つ足してください。

空いているレールの幅は、翌日着る服を前の晩に掛けておく場所にします。そこに1組掛かっているだけで、朝に中へ入る理由ができます。

広さによっても足し方が変わります。中で両腕を横に広げても壁に当たらない広さがあるなら、小さな腰掛けを1つ置くと、靴下やタイツをはくときに座れて、着替える場所らしくなります。腕が当たる広さなら、腰掛けは置かず、壁に小物を掛けるフックを2〜3個付けるだけにしてください。床に物を置くと、少ない服でも中が狭く感じます。

見えなくて多い人|取り出しやすさを先に、床と明かりだけ整える

見えなくて服が多い人は、おしゃれより取り出しやすさを先に整えてください。誰にも見えない所の並びをそろえても、服が多いままでは1週間で元に戻ります。

そのうえで手をかけるのは、床と明かりの2つだけです。床には、入口から奥まで、何も置かない帯を1本作ります。幅は肩幅より少し広い50cmほどです。この帯が見えているだけで、中に入ったときの詰まった感じが消えます。

明かりは、服の色を見分けるためのものです。暗い中で選ぶと、紺と黒、茶とカーキを取り違えます。手元を照らす明かりを1つ足すと、選ぶ時間が短くなります。量そのものを減らすときの順番は、ウォークインクローゼットが狭いときの記事にまとめています。

冬の上着が入る時期|見せる並びが崩れる理由

これからの時期、見える側の人の並びがいちばん崩れます。理由は、冬の上着の肩の厚みです。薄手のシャツと同じ間隔で掛けていた所に厚い上着が入ると、ハンガーの間隔が詰まり、色の流れも裾の線も途切れます。

見える側の人は、冬の上着を見せる面の真ん中に入れないでください。レールの端、入口から見て奥の角にまとめます。上着は色が暗く量が多いので、奥にまとめると「奥が暗い」並びの一部になって、かえって奥行きが出ます。

その分、見せる面から押し出された薄手の服は、たたんで箱へ移します。見えて多い人は、この時期だけ見せる面の量をレールの7割まで下げると、上着が入っても8割に収まります。

色数で並べ方を変える|5色以内か、それ以上か

色を一方向に流す並べ方は、服の色が5色以内の人に向いています。黒、紺、グレー、ベージュ、白のように近い色が多いほど、流れがきれいにつながります。

浅いかごの中に、グレー、ベージュ、生成り、紺のニットが重なるようにたたまれ、片側から光が当たっている
色が5色以内なら、近い色から順に重ねるだけで、たたんだ服も一つの流れになります。

5色を超える人は、色で並べると途中で流れが切れて、かえって雑然と見えます。この場合は、上着、シャツ、ニット、ボトムのように種類で分け、種類ごとに丈をそろえてください。色の流れの代わりに、ハンガーの色と向き、裾の高さで線を作ります。

赤や緑のような強い色が数着だけある人は、その数着を見せる面の端に寄せてまとめると、残りの近い色で流れが作れます。

どちらとも取れるとき①|扉はあるが、開けっぱなしにしがち

扉があるのに、気づくと開けたままになっている人は、見える側か見えない側か迷います。この場合は、1週間だけ、夜に扉が開いていたかどうかを数えてください。

7日のうち4日以上開いていたら、見える側として整えます。開けたままにしてしまうのは、出し入れの回数が多いからで、無理に閉める習慣をつけるより、見える前提で整えたほうが長続きします。3日以下なら見えない側で構いません。

どちらとも取れるとき②|レールは空いているが、棚や床が埋まっている

レールを寄せると2割以上空くのに、棚や床が物でいっぱいの人は、量の判定をもう一度、棚と床で行ってください。

棚は、いちばん上の段から下までの高さのうち、物が積まれている高さが8割を超えていたら多い側です。床は、入口から奥まで何も置かない帯が作れなければ多い側です。どちらかが当てはまったら、レールが空いていても多い側として扱います。おしゃれに見えるかどうかは、レールより棚と床の詰まり方で決まることが多いからです。

どちらとも取れるとき③|家族と共用している

家族と共用している人は、見せる面を家族のどちらか一方の服だけにそろえてください。2人分の服が同じ面に混ざると、色の流れも丈の線も2つになります。

見せる面にならなかった側の服は、側面にまとめ、境目に同じ色の箱を1つ置いて区切ります。どちらの服を見せる面にするかは、扉を開けたときにいちばん長く目に入る人、多くは寝室で過ごす時間の長い人の側にすると、満足が大きくなります。

まとめ|見えるかと量を決めてから、手をかける場所を選ぶ

  • 外から見えるか、レールが2割以上空くかで4つに分ける
  • 見えて少ない人は、色を奥から手前へ暗い順に流し、ハンガーをそろえる
  • 見えて多い人は、見せる面を正面の1面に絞り、残りを壁の色に寄せて隠す
  • 見えなくて少ない人は、鏡・明かり・敷物で着替える場所にする
  • 見えなくて多い人は、取り出しやすさを先に。床に帯を1本、明かりを1つ
  • 冬の上着は見せる面の真ん中に入れず、奥の角にまとめる

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よくある問い

Q. ウォークインクローゼットを見せる収納にしたいのですが、服が多いです
全部を見せる必要はありません。入口から正面に見える1面だけを見せる面にして、側面はカーテンや同じ色の箱で隠してください。見せる面の服はレールの8割までにして、ハンガーを同じものにそろえると、それだけで並びが整って見えます。
Q. 扉を閉めていれば、おしゃれにしなくてもいいですか
人から見えないなら、見た目より使いやすさを先に整えて構いません。そのうえで、床に何も置かない帯を作ることと、手元を照らす明かりを足すことの2つだけはしておくと、中に入ったときの気分が変わり、服の色も正しく見えます。
Q. ハンガーは全部そろえないとだめですか
見える側の人は、そろえるだけで印象が大きく変わるので、先に替える価値があります。全部を一度に替えられないなら、見せる面に掛かっている分からそろえてください。見えない側で服が多い人は、厚みのある木のハンガーより薄いハンガーのほうがレールに余裕ができます。
Q. 服の色がばらばらで、並べてもきれいに見えません
服の色が5色を超えるなら、色で並べるのをやめて、上着・シャツ・ボトムのように種類で分けてください。そのうえでハンガーの色と向きだけをそろえると、服の色がばらばらでも線がそろって見えます。

— メグラシ編集部

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