100均クローゼット収納|秋冬の小物は、奥行きと重さで買う物を分ける

**100均で収納用品を買いに行く前に、3つだけ測ってください。**棚の奥行き、入れる物の重さ、その物を出す回数です。
その3つで、100均のかごで揃えてよい場所と、そうでない場所が分かれます。
- 中身が1kg以下で、週に2回以上出す物:100均のかごで揃えてよい
- 中身が1kg以下で、季節に1回しか出さない物:100均のふた付きの箱で、上の段へ
- 中身が1kgを超え、よく出す物:100均ではなく、引き出しか底板のある布のケース
- 中身が1kgを超え、たまにしか出さない物:丈夫な衣装ケースにまとめる
秋冬の小物(タイツ、手袋、ストール、ニット帽)は、ほとんどが1つ目に入ります。厚手のニットや冬のパンツは、3つ目か4つ目です。100均で揃えて崩れる人の多くは、この3つ目の物を100均のかごに入れています。
この記事では、3つの測り方と、秋冬の小物ごとの分け方、どちらとも取れるときの決め方を書きます。かごの幅を1種類に揃える考え方は同じ幅の箱を1種類だけ決めるに書いています。ここでは、そもそも100均で揃えてよいかどうかを先に決めます。
結論:100均で揃えてよいのは「軽くて、よく出す物」だけ
100均のかごは、軽くて、形が揃っていて、何個でも買い足せるのが良いところです。その良さがそのまま生きるのは、中身も軽く、毎日のように出し入れする物を入れたときです。
逆に、重い物を入れると、薄い樹脂の底がたわみ、引き出すたびに形がゆがみます。たまにしか出さない物を入れると、軽いかごは奥へ押し込まれ、上に別の物が積まれて、存在を忘れられます。
| 中身の重さ | 出す回数 | 置き方 |
|---|---|---|
| 1kg以下 | 週2回以上 | 100均のかご。手の届く段の手前に |
| 1kg以下 | 季節に1回 | 100均のふた付きの箱。上の段に |
| 1kg超 | 週2回以上 | 引き出しか、底板のある布のケース |
| 1kg超 | 季節に1回 | 丈夫な衣装ケースにまとめる |
表は、置き方を分ける軸を並べたものです。境目の1kgと週2回は、後で測り方を書きます。
測る1|棚の奥行きは、かご何個分かで見る
最初に測るのは、棚の奥行きです。メジャーを棚の手前の縁に当てて、奥の壁まで伸ばしてください。壁の手前に段差や巾木があるときは、その手前までを奥行きとします。
測った奥行きを、買おうとしているかごの奥行きで割ります。
- 1個分以下:かごを1つ置けば、それで埋まります。そのまま使えます
- 1個分を超え、1個半以下:かごを1つ置いて、奥に少し隙間が残ります。隙間はそのままにしてください
- 1個半を超える:かごを奥に2つ並べたくなります。ここが崩れる場所です
奥行きが1個半を超える棚に、同じかごを前後に2つ並べると、奥のかごは手前のかごを出さないと取れなくなります。取るのに2つの動作が必要な場所は、だんだん使わなくなります。
この場合は、手前に100均のかごを1つ置き、奥は「取っ手のついた大きめの箱」か「季節外の物を入れる箱」にしてください。奥の箱は、手前のかごを出さなくても取っ手を引けば出てくるものにします。奥に手が届かない棚の考え方は、クローゼットの奥行きに届く帯の作り方にもあります。
外寸と内寸の差を見落とさない
100均のかごは、表示されている寸法が外側の寸法であることがほとんどです。縁が外側に広がっている形だと、底の内側は表示より2〜3cm小さくなります。
棚に入るかどうかは外寸で、中に何が入るかは内寸で決まります。タイツを丸めて縦に並べる、手袋を立てて入れるといった使い方をするなら、内寸で中身の幅を測ってから選んでください。
測る2|入れる物の重さは、体重計で量る
2つ目は、そのかごに入れる物の重さです。1kgを境目にします。
量り方は、体重計を使います。まず自分だけで乗って数字を見て、次に入れたい物をまとめて抱えて乗り、差を見ます。キッチンのはかりがあれば、かごごと載せてもかまいません。
目安としては、次のくらいです。
- タイツ・靴下 10足:300〜500g
- 手袋 3組、ニット帽 2つ:300〜400g
- 薄手のストール 3枚:400〜600g
- 厚手のマフラー 2本:500〜700g
- 薄手のニット 2枚:500〜700g
- 厚手のニット 3枚:1.2〜1.8kg
- 冬のパンツ 3本:1.2〜1.5kg
1kgを境目にするのは、100均の薄いかごが、1kgを超えたあたりから、持ち上げたときに底が目で分かるほど沈むからです。沈んだかごは、棚から引き出すときに縁が引っかかり、出し入れのたびに形がゆがんでいきます。重さは見た目では分からないので、必ず量ってください。
測る3|出す回数は、1週間だけ数える
3つ目は、その物を出し入れする回数です。週に2回以上か、それより少ないかで分けます。
数え方は、かごに入れる予定の物の近くに紙を1枚貼り、1週間、出すたびに線を1本引くだけです。ただし、秋冬の小物は、まだ寒くなる前に数えると少なく出ます。気温が下がって、実際に使い始めてから数えてください。
数える前から分かることもあります。タイツや靴下は、スカートの日にはほぼ毎日出します。手袋とマスクは、外に出る日には必ず出します。一方で、厚手のマフラーは真冬の寒い日だけ、礼装用の小物は行事のときだけです。
週に2回以上出す物は、1つの動作で出せる場所に置きます。かごを手前に引き出して、中から取る。この1動作で済むのが、100均のかごのいちばん良い使い方です。
秋冬の小物ごとの分け方
ここからは、秋冬に出てくる小物ごとに、100均のかごで揃えてよいかを分けていきます。
タイツ・靴下
軽く、毎日のように出す物なので、100均のかごに向いています。1かごに入れるのは、1週間分と予備で10足くらいまでにしてください。それ以上入れると、下に沈んだ物が取り出されずに残ります。
丸めて縦に並べると、上から見てすべての色が分かります。内寸の幅が、丸めたタイツ5本分くらいのかごが使いやすい大きさです。
手袋・ニット帽
これも軽く、外に出る日には必ず出す物です。クローゼットの中より、玄関や上着を掛ける場所の近くに置くほうが、出し入れの動作が減ります。
100均のかごを玄関の棚や、上着掛けの下に置いて、手袋とニット帽とマスクを一緒に入れておくと、出かける前の支度が1か所で終わります。
薄手のストール
3枚くらいまでなら1kg以下に収まるので、100均のかごで問題ありません。丸めて立てると、柄が上から見えます。たたんで重ねると、下の1枚を取るときに上を全部出すことになるので、丸めるほうが向いています。
帽子・ストール・ベルトの置き場をまとめて考えたい人は、帽子・ストール・ベルトの収納も合わせて見てください。
厚手のマフラー
2本で500〜700gくらいなので、重さとしては100均のかごに入ります。ただし、真冬の寒い日にしか出さない人は、出す回数が週2回に届かないことがあります。その場合は、ふた付きの箱に入れて、上の段に置いてください。寒くなって毎日使うようになったら、手前のかごに移します。
ニット
薄手のニットは、1かごに2枚までなら100均のかごでかまいません。厚手のニットは、3枚で1kgを超えるので、100均のかごには入れないでください。底板の入った布のケースか、引き出しに入れます。
ニットは重ねる順番も大事です。秋冬の重ね着の順にクローゼットを並べる方法は、秋冬は重ねる順に、内側の服ほど手前へに書いています。
冬のパンツ・スカート
たたんで入れると重くなるので、100均のかごには向きません。掛けられるなら掛けて、掛けられない物は引き出しに入れてください。
吊るす収納も、重さで分ける
100均には、かごのほかに、ハンガー、S字のフック、吊り下げる仕切り袋も並んでいます。これらも、重さで分けて考えます。
細い樹脂のハンガーは、シャツやブラウス、薄手のカーディガンには十分です。厚手のニットや冬の上着を掛けると、肩の部分が沈み、服の肩に跡がつきます。上着には、肩に厚みのあるハンガーを別に用意してください。ハンガーの選び方はクローゼットのハンガーの基本にまとめています。
S字のフックは、バッグや帽子を掛けるのに便利ですが、1つのフックに掛けるのは1kgまでにしてください。肩掛けのバッグに中身が入ったまま掛けると、フックが開いて落ちることがあります。
吊り下げる仕切り袋は、ポールに掛けて棚のように使うものです。1段に入れるのは、たたんだTシャツなら3枚、薄手のニットなら2枚くらいまでにしてください。それ以上入れると、袋全体が下に伸び、下の段の物が取りにくくなります。吊り下げ収納の使い方は、クローゼットの吊り下げ収納にもあります。
100均で揃えると崩れるときのサイン
100均のかごで揃えたクローゼットが、だんだん崩れていくときには、いくつかサインがあります。
- かごの底が、持ち上げたときに丸く沈む
- 奥のかごに、2週間以上触っていない
- かごの上に、別の物が載っている
- かごの中で、物が重なって下の物が見えない
- かごを引き出すとき、縁が棚に引っかかる
1つ目は重さ、2つ目と3つ目は奥行きと回数、4つ目は量、5つ目は外寸のずれが原因です。どれか1つでも当てはまったら、そのかごの中身を量り直すか、置く場所を見直してください。
どちらとも取れるとき、どう決めるか
測ってみると、境目のちょうど上にある物が必ず出てきます。そのときの決め方を、場面ごとに書きます。
基本の考え方は1つです。重さと回数が両方とも境目にあるときは、回数のほうを優先する。よく出す物は手前に、たまにしか出さない物は奥か上に置く。重さは、かごの種類を変えれば対応できますが、置く位置を間違えると、どんなかごでも使わなくなるからです。
重さがちょうど1kg前後
量ってみたら900g〜1.1kgくらいだった、というときは、中身を1つ減らしてください。たとえば薄手のストール4枚で1.1kgなら、3枚を100均のかごに、残りの1枚は別の場所に掛けます。
中身を減らせないときは、かごの底に厚紙や薄い板を1枚敷いてください。底がたわまなくなれば、1kgを少し超えても形が保てます。
出す回数が、ちょうど週1回くらい
週に1回だけ出す物は、手前のかごと上の段のどちらにも決めにくい物です。この場合は、季節の中で使う回数が増えるか減るかで決めてください。
秋の始めに週1回でも、真冬に向けて増えていく物(手袋、厚手のタイツ)は、手前のかごに入れます。秋の始めに週1回で、冬になると使わなくなる物(薄手のストール、秋向けの帽子)は、上の段のふた付きの箱に入れて、使う日だけ下ろしてください。
奥行きが、かご1個半ちょうど
奥行きがかご1個半ちょうどで、2つ目のかごを奥に入れると、手前のかごの縁がわずかに棚からはみ出すことがあります。このときは、かごを2つ並べず、奥行きの深いかごを1つだけ選んでください。
深いかご1つは、手前から奥まで一度に引き出せるので、奥の物も1動作で取れます。100均には、浅くて奥行きの深い形のかごも並んでいるので、高さより奥行きで選びます。
色を揃えたいが、サイズがまちまちになる
見た目を揃えたくて、同じ色のかごを選ぼうとすると、棚に合うサイズが同じ色で見つからないことがあります。
この場合は、サイズを優先してください。色を揃えるのは、1つの段の中だけで十分です。段が違えば、見る高さが変わるので、色や形の違いはほとんど目立ちません。
すでに買ってしまったかごが、棚に合わない
買ってから測ったら合わなかった、というのは、とてもよくあることです。合わなかったかごは、クローゼットの中で無理に使わず、ほかの場所に回してください。
玄関、洗面所、ベッドの脇、デスクの引き出しの中など、軽い物をよく出す場所は家の中にいくつもあります。クローゼットに合わないかごを押し込むと、奥に追いやられて、中身ごと忘れられます。
賃貸で、棚や仕切りを増やせない
賃貸で棚を増やせないときは、床に置く収納と、ポールに掛ける収納の2つで考えます。床に置くなら、引き出し型のケースを下に置き、その上に100均のかごを1段だけ載せてください。2段以上重ねると、下のかごを取るときに上を下ろす動作が増えます。
棚の高さの使い方そのものは、クローゼットの棚の高さで詳しく扱っています。
ふたのないかごか、ふた付きの箱か迷う
同じ段に置くのに、ふたのないかごにするか、ふた付きの箱にするか迷うことがあります。決め方は、その段の上に、別の物を載せる必要があるかどうかです。
上に何も載せない段なら、ふたのないかごにしてください。ふたを開ける動作が1つ減り、上から中身が見えます。上に別の箱を重ねる必要がある段なら、ふた付きの箱にします。ふたのないかごの上に物を載せると、下のかごの中身が見えなくなり、出すたびに上の物を下ろすことになるからです。
ほこりが気になる人も、ふた付きの箱を選びがちですが、週に2回以上出す物は、ほこりがたまる前に入れ替わります。ほこりを気にするのは、季節に1回しか出さない物だけで十分です。
小物の数が、もともと少ない
タイツが3足、手袋が1組、ストールが1枚というように、秋冬の小物がもともと少ない人もいます。この場合、小物ごとにかごを分けると、かごの中がほとんど空になり、かごだけが場所を取ります。
小物が少ないときは、かごを1つだけにして、秋冬の小物を全部まとめて入れてください。上から全部見える量なら、種類が混ざっていても探す手間はかかりません。物が増えて上から見えなくなったら、そのときに初めて2つ目のかごを足します。
家族と同じクローゼットを使っている
家族と1つのクローゼットを分け合っているときは、出す回数を人ごとに数えてください。自分は週に1回しか出さない物でも、家族が毎日出すなら、それは週2回以上の物として手前に置きます。
かごに入れる物は、1かごにつき1人分にしてください。2人分を1つのかごに混ぜると、相手の物を探すたびに中身をかき回すことになり、下の物から崩れていきます。人ごとにかごの色を変えると、手に取る前に誰の物か分かります。
背の高さによって、手前の段が違う
「手の届く段」は、人によって違います。肩より下で、腕を伸ばさずに引き出せる段が、その人にとっての手前の段です。
背の低い人が上の段に100均のかごを置くと、かごの縁しか見えず、中に何が入っているか分かりません。上の段に置くのは、ふた付きの箱で、正面に中身を書いた物だけにしてください。
押入れで使うときの分け方
押入れは、クローゼットより奥行きが深く、たいていはかご2個分以上あります。そのため、奥行きの測り方がいちばん効く場所です。
押入れの中段には、手前に100均のかごを横一列に並べ、奥には大きな衣装ケースか、季節外の服を入れる箱を置きます。手前のかごは1列だけにして、2列目は作らないでください。
押入れの下段は、床に近く、かがまないと中が見えません。ここに100均のかごを置くと、中身がほとんど見えないまま忘れられます。下段には、キャスターのついた引き出し型のケースを置き、手前に引き出して上から見られるようにします。
押入れの上の天袋は、手が届きにくく、出す回数がもっとも少ない場所です。ここには、ふた付きの軽い箱に、次の季節まで使わない物だけを入れてください。100均のふた付きの箱は軽いので、踏み台に乗って下ろすときにも扱いやすい道具です。
かごの中身が分かる、ラベルの付け方
100均のかごで揃えると、見た目が同じになるぶん、どのかごに何が入っているか分からなくなることがあります。中身が分からないかごは、探すたびに全部を引き出すことになり、出す動作が増えます。
ラベルは、かごの正面の、目の高さで読める位置に付けてください。上から見る段なら縁の上に、正面から見る段なら側面に付けます。
書く言葉は、物の名前で十分です。「タイツ」「手袋・帽子」「ストール」のように、出すときに頭に浮かぶ言葉で書きます。「冬物小物」のようにまとめた言葉にすると、中に何があるかが分からず、結局全部を出して探すことになります。
衣替えで中身を入れ替えたら、ラベルも同じ日に貼り替えてください。ラベルと中身がずれたかごは、ラベルがないかごより迷いやすくなります。
冬の終わりに、もう一度測る
秋に揃えたかごは、冬の終わりにもう一度だけ見直してください。見るのは、3つの測り方と同じです。
- かごの中身は、まだ1kg以下に収まっているか
- この冬、週に2回以上出したか
- 奥のかごに、2週間以上触らなかったことはないか
冬のあいだに物が増えて、1kgを超えたかごがあれば、中身を分けます。一度も出さなかった物があれば、次の秋には手前のかごに入れず、上の段の箱に回します。
この見直しをしておくと、次の秋の衣替えで、また同じかごを買い足さずに済みます。100均のかごは買い足しやすいぶん、測らずに増やしていくと、いつのまにか棚に入りきらない数になっています。
衣替えの日に、100均のかごを組み替える
秋冬の衣替えは、100均のかごの中身を入れ替える良い機会です。夏のあいだ手前のかごに入っていた物(サンダル用の靴下、薄手のスカーフ、日よけの帽子)は、使う回数が減るので、上の段のふた付きの箱に移します。
空いた手前のかごには、タイツ、手袋、ニット帽といった、これから使う回数が増える物を入れます。
入れ替えるときは、中身を全部出して、もう一度重さを量ってください。夏の小物は軽いので1kgを超えることはまずありませんが、秋冬の小物は、同じかごに入れても重くなります。夏と同じ量を入れると、1kgを超えることがあります。
入れ替えの順番は、上の段から下の段へ進めてください。先に上の段のふた付きの箱を空けて、夏の小物の入る場所を作ります。次に手前のかごから夏の小物を出して、空けた上の箱へ移します。最後に、空いた手前のかごへ秋冬の小物を入れます。この順番なら、床に物を広げる時間が短く、途中で手が止まっても、どの段も中途半端な状態で残りません。
入れ替えが終わったら、かごごとに1つずつ、中身を手に取って戻してみてください。手を伸ばして取り、戻すまでが1つの動作で済まない物があれば、その物だけ場所を替えます。1か所ずつ試すのに、全部で数分しかかかりません。
衣替えで詰めすぎて引き出しが開かなくなったときの直し方は、クローゼットの引き出しが衣替えで開かない時にあります。
1かごに入れる量は、上から全部見える分まで
重さと回数が合っていても、かごの中に入れる量が多すぎると、同じように崩れます。目安は、上からのぞいたときに、中の物が全部見える量までです。
物が2段に重なると、下の段の物は、上の物をよけないと見えません。見えない物は、あることを忘れられ、同じ物をもう1つ買ってしまう原因になります。秋冬のタイツや手袋は、色が黒や紺、グレーに寄りやすく、重ねると見分けがつかなくなります。
量を決めるときは、かごの内寸の底の広さを、入れる物1つが占める広さで割ってください。丸めたタイツなら、1本が親指と人さし指で作った輪くらいの広さを取ります。内寸の底に、この輪がいくつ並ぶかが、そのかごに入れてよい本数です。
並べきれなかった分は、別のかごに分けるか、その季節に使う分だけを残して、ほかは上の段の箱に移してください。かごを1つ増やすより、入れる量を減らすほうが、出し入れは楽になります。
100均で買わないほうがいい物
100均の収納用品は便利ですが、クローゼットの中には、別の物を選んだほうが長く使える場所があります。
床に直接置いて、重い物を入れる引き出しは、100均の薄い樹脂では、開け閉めのたびに枠がゆがみやすくなります。毎日開ける引き出しは、枠のしっかりした物を選んでください。
ポールに掛けて使う長い仕切り袋は、段が多いほど下に伸びやすく、重さが下の段に集まります。秋冬のニットを入れるなら、段の少ない、底の固い物のほうが向いています。
上着を掛けるハンガーは、肩の厚みが服の形を保ちます。薄いハンガーで秋冬の上着を掛けると、肩に角のような跡が残ります。
反対に、100均で揃えると便利なのは、軽い小物を入れるかご、仕切り板、ラベル、S字のフック、ふた付きの軽い箱です。どれも「軽い物」「よく出す物」「上の段の物」に使う道具で、測る3つの基準と重なります。
買いに行く日のメモの作り方
最後に、100均に買いに行く前のメモの作り方です。
- 棚ごとに、奥行き・幅・高さを測って書く
- その棚に入れる物を書き、重さを量って横に書く
- 出す回数を、週2回以上か、それより少ないかで分ける
- 1kg以下で週2回以上の物だけ、100均のかごの欄に移す
- 残りの物は、別の箱を探す欄に移す
メモには、かごの「外寸」と「内寸」の両方の欄を作っておいてください。売り場でかごを手に取ったら、外寸が棚に入るか、内寸に中身が入るかを、その場で確かめます。
メモに書いた個数より多く買わないことも大事です。100均のかごは手に取りやすいので、売り場で「念のため」と1つ多く買いがちです。余ったかごは、クローゼットの奥で空のまま場所を取ります。
100均と、ほかの収納用品の分担
100均のかごだけで、クローゼットの全部を揃える必要はありません。100均が向いている場所と、そうでない場所を分けて、分担させてください。
- 100均のかご:手前の段、軽い小物、よく出す物
- 引き出し型のケース:重いニット、たたむ服、毎日出す下着類
- 大きな衣装ケース:季節外の服、たまにしか出さない物
- 厚みのあるハンガー:上着、厚手のニット
箱の素材ごとの向き不向きは、クローゼットの収納箱は素材で選ぶにまとめています。
分担を決めておけば、100均のかごは、いちばん得意な場所だけで使えます。軽くて、よく出す物を、1つの動作で取れる場所に。それだけを守れば、100均のかごで揃えたクローゼットは、冬の終わりまで崩れずに保てます。
よくある問い
- Q. 100均のかごでニットを収納してもいいですか
- 薄手のニットなら、1かごに2枚までなら問題ありません。厚手のニットは1枚で400〜600gほどあり、3枚入れると1kgを超えて、底がたわみやすくなります。厚手のニットは、底板の入った布のケースか、引き出しに入れてください。
- Q. 100均のかごを買いすぎて、余ってしまいました
- 余ったかごは、週に2回以上出す軽い物の置き場に回してください。玄関の手袋とマスク、洗面所のヘアゴム、ベッド脇の靴下などです。クローゼットの中で無理に使おうとすると、奥に押し込まれて、中身ごと使わなくなります。
- Q. 色や形を揃えたいのですが、サイズがまちまちになってしまいます
- 揃えるのは、1つの段の中だけで十分です。段が違えば、目の高さが変わるので、形の違いはほとんど気になりません。段ごとに、その段の奥行きと高さに合う1種類を選んでください。
- Q. 押入れでも同じ考え方で使えますか
- 使えます。押入れは奥行きが深いので、奥行きの測り方がいちばん効きます。かご1個半を超える奥行きがほとんどなので、手前だけをかごにして、奥は季節の外れた物を入れる大きな箱にしてください。
— メグラシ編集部





