帽子・ストール・ベルトのクローゼット収納|形が残るものと畳めるものの分け方

クローゼットを整えるとき、服と靴には置き場所があります。ところが帽子とストールとベルトは、どちらにも属しません。結果として、空いた隙間に押し込まれ、必要な朝に出てこない。この相談は季節の変わり目に集中します。
場所が足りないのではありません。形が残るものと畳めるものが、同じ場所に混ざっているだけです。
結論:形が残るか、畳めるかで切る
手持ちを出したら、二つの山に分けてください。判定は一つだけです。
- 形が残るもの:置いたときに自分の形を保つ。帽子、厚みのある巻き物、厚い革のもの
- 畳めるもの:畳んで手を離しても、折り目が自分で戻る。薄い巻き物、布のもの
形が残るものは、上から押さえてはいけません。畳めるものは、重ねても問題ありません。この2つを同じ引き出しに入れると、下になった側が必ず潰れます。
分けた時点で、必要な場所が決まります。形が残るものの数だけ、潰されない場所が要ります。畳めるものは、引き出し一段に全部入ることがほとんどです。
早見表|どこに置くか
| 種類 | 形が残るか | 置き方 | 置く高さ |
|---|---|---|---|
| つばの大きい帽子 | 残る | 重ねない。一つずつ独立 | 上の棚 |
| 浅い帽子 | やや残る | 同じ深さで3つまで重ねる | 上の棚 |
| 厚みのある巻き物 | 残る | ゆるく丸めて立てる | 目の高さ |
| 薄い巻き物 | 残らない | 畳んで引き出し | 目の高さ |
| 厚い革のもの | 残る | 吊るす | 扉の裏 |
| 薄いもの・布のもの | 残らない | 丸めて立てて並べる | 引き出し |
高さの列がいちばん効きます。**その季節に使うものを目の高さへ、使わないものを上の棚へ。**入れ替えるのはこの一列だけで足ります。
帽子|重ねられるのは「浅いもの同士」だけ
帽子は数が増えると、置き場所が一気に足りなくなります。ここで最初にやることは、数を減らすことではなく、重ねられるかどうかを分けることです。
判定は深さです。かぶり口から天までの距離を見てください。この距離が浅いものは、同じ深さのもの同士なら重ねられます。**上限は3つです。**4つ目からは、いちばん下のものに形が残ります。
深いもの、そしてつばが大きく張り出しているものは重ねられません。これらは一つずつ、独立した場所が要ります。上の棚に並べるか、扉の裏に引っ掛ける場所を作るか、どちらかです。
もう一つ、重ねるときは同じ深さ同士にしてください。浅いものの上に深いものを置くと、下の一つに天から圧がかかります。深さが違うもの同士は、重ねずに横に並べるほうが結果として場所を取りません。
形が崩れてしまったものは、内側に丸めた布を詰めて置くと、時間をかけてゆっくり戻ります。すぐには戻らないので、戻す前提の場所を一つ空けておくといいです。
ストール・マフラー|折り目が戻るかを見る
巻き物の判定は、その場でできます。二つ折りにして、手を離してください。
**折り目の山が自分で戻るなら、畳んで構いません。**引き出しに畳んで重ねても、次に出したときに線は残りません。
山が残るなら、畳まないでください。畳んで重ねると、下になったものに折り線が入ります。この線は一度入ると、掛けて置いても数日では消えません。
畳まない場合の置き方は2つあります。棒に掛けるか、ゆるく丸めて立てて並べるか。掛けるほうが場所を取りませんが、掛けた線がそこに残る素材もあります。丸めるほうは折り目が一箇所に集中しないので、迷ったらこちらが安全です。
丸めるときのコツは、きつく巻かないことです。指が一本入るくらいの緩さで止めてください。きつく巻くと、外側が引っ張られて戻したときに波打ちます。
秋は、薄手のものと厚手のものが同時に手元にある時期です。**この2つは同じ引き出しに入れないでください。**厚手のものが場所を取り、薄手のほうが下敷きになります。厚手は立てて並べる側へ、薄手は畳む側へ。ここを分けるだけで、朝に探す時間が変わります。
ベルト|厚みが指1本を超えたら吊るす
ベルトは、丸めて置く方が場所を取りません。ただし、素材によっては丸めた形が残ります。
判定は厚みです。**指1本ぶんを超える厚みの革のものは、吊るしてください。**丸めると外側の面だけが引っ張られ、戻したときに反りが残ります。反りが出ると、腰に回したときに浮く場所ができます。
厚みが薄いもの、布のものは丸めて構いません。立てて並べると、上から見たときに全部の柄が見えるので、選ぶのも早くなります。
どちらの場合も、金具の位置に気をつけてください。丸めたときに金具が自分の革に食い込む向きになっていると、そこに跡が残ります。金具を外側に向けて巻き終わるようにすると、当たりません。
吊るす場所は、扉の裏がいちばん効率がいいです。服を掛ける棒に混ぜると、服を出すたびに揺れて絡みます。
秋の衣替えのついでに、10分で終わらせる
服の入れ替えをする日は、小物も同じ日に触るのが効率的です。ただし、全部を出す必要はありません。
- 形が残るものだけを、一度全部出す。畳めるものは触らなくていい
- 帽子を深さで2つの山に分ける。浅いものと、それ以外
- 巻き物を厚みで2つの山に分ける。厚いほうは立てる、薄いほうは畳む
- 高さを入れ替える。日よけのものを上の棚へ、厚みのあるものを目の高さへ
- 空いた場所に、何も足さない
最後が一番大事です。場所が空くと埋めたくなりますが、ここに服を入れると次の入れ替えで同じことが起きます。空けたままにしておくと、途中で増えたものの行き先になります。
クローゼットの棚が浅いとき|奥行きで置き方を変える
備え付けの棚は、奥行きが深いものと浅いものがあります。ここで置き方が変わります。
奥行きが40センチを超える棚では、帽子を前後二列に置けます。ただし、奥の列は見えません。**奥に置くのは、季節が終わって次に使うまで間があるものだけにしてください。**今使うものを奥に入れると、手前をどかす動きが毎朝入ります。
奥行きが30センチに満たない浅い棚では、つばの大きい帽子は前にはみ出します。はみ出したまま置くと、扉を閉めるたびにつばが当たって形が変わります。この場合は、棚に置くのをやめて、扉の裏か壁側に掛ける場所を作ってください。掛ける場合、帽子は天の内側を引っ掛けると形が崩れません。
巻き物を立てて並べるときも、奥行きが効きます。浅い棚では、丸めたものが前に転がり落ちます。仕切りのある箱を一つ置いて、その中に立てると転がりません。箱は帽子と同じ棚に置いても構いませんが、**箱の高さは帽子のいちばん深いものより低くしてください。**高いと、隣の帽子を出すときに引っかかります。
数が増えてきたときに、最初に見る場所
小物は服より小さいので、増えたことに気づきにくいです。気づくのはたいてい、畳む側の引き出しが閉まらなくなったときです。
このときに数を減らそうとすると、判断に時間がかかります。先に見るのは数ではなく、同じ役割のものが何本あるかです。
たとえば、薄手で首に一周巻く長さのものが5本あるとします。この5本は、同じ場面で使われます。同じ役割のものが3本を超えたら、そこだけ見直す。役割が違うもの同士を比べる必要はありません。
分け方は、長さと厚みの2つで足ります。長さは、首に一周か、二周できるか。厚みは、折り目が戻るか残るか。この2つで4つの箱に分かれます。一つの箱に3本を超えて入っているところだけ見れば、全部を並べ直さずに済みます。
どちらとも取れるとき
「毎日使うものと、季節にしか使わないものが同じ棚にある」
使う頻度で高さを分けてください。毎日手に取るものは、肩から目の高さの間に。季節にしか使わないものは、その上か下へ。形が残るかどうかの分類はそのままで、高さだけ動かせば足ります。
「形が残るものなのに、置く場所が足りない」
重ねられるかを先に確かめてください。浅いもの同士なら3つまで重なるので、場所が足りないと思っていたものの半分は解決します。それでも足りないときは、扉の裏を使ってください。厚みが数センチしかない場所ですが、帽子とベルトは掛けられます。
「畳んでしまっておくと、その存在を忘れる」
畳む側は、全部が一段に収まる量までと決めておくと忘れません。一段に入らなくなった時点が、見直す合図です。二段目を足すと、下の段が動かなくなります。
装いに活かすなら
小物は、置き場所が決まっているかどうかで使う回数が変わります。場所が決まっていないものは、探す時間の分だけ選ばれなくなります。
スタイリストは顧客プロフィールと在庫情報を踏まえて、その日の場面に合う一着を選定します。手元にどんな巻き物や帽子があるかを先に整理しておくと、届いた一着に何を足せばいいかが、その場で決まります。
まとめ|2週間後に見る場所
- 形が残るものと畳めるものを分ける。混ぜない
- 帽子は深さで分ける。浅いもの同士なら3つまで
- 巻き物は折り目が戻るかで分ける。戻らないものは畳まない
- ベルトは厚みで分ける。指1本を超えたら吊るす
- 季節で入れ替えるのは高さだけ。しまい込まない
2週間たったら、目の高さの段だけ見てください。**そこに一度も手を伸ばしていないものがあれば、高さが合っていません。**上の棚と入れ替えると、翌週から取り出す動きが減ります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 帽子はどこに置くのが正解ですか
- 深さで分けてください。かぶり口から天までが浅いものは、同じ深さ同士で3つまで重ねて、棚の上に置けます。深いもの、つばが大きく張り出しているものは重ねられません。この2つは、クローゼットの上の棚か、扉の裏に一つずつ独立して置く場所を取ってください。重ねられるかどうかを先に分けておくと、必要な場所の広さが最初に決まります。
- Q. ストールとマフラーは畳んでいいですか
- 畳めるものと、畳むと折り目が残るものに分かれます。判定は一つで、二つ折りにして手を離したとき、折り目の山が自分で戻るかどうかです。戻るものは畳んで引き出しへ入れて構いません。山が残るものは、畳まずに棒に掛けるか、ゆるく丸めて立てて並べてください。折り目が残るものを畳んで重ねると、下になったものに線が入ります。
- Q. ベルトは丸めて置くのと吊るすの、どちらがいいですか
- 革の厚みで分かれます。厚みが指1本ぶんを超えるものは吊るしてください。丸めると外側が引っ張られ、戻したときに反りが残ります。厚みが薄いもの、布のものは丸めて立てて並べて構いません。どちらの場合も、留め具の金具が隣の面に当たらないようにだけ気をつけてください。金具が当たり続けると、当たった側に跡が残ります。
- Q. 衣替えのときに、小物もまとめて入れ替えたほうがいいですか
- 入れ替えるのは置く高さだけで足ります。小物は服と違って場所を取らないので、しまい込むより、手の届く高さに出ているものを季節で入れ替えるほうが管理が楽です。秋なら、薄手の巻き物と日よけのものを上の段へ上げて、厚みのあるものを目の高さへ下ろす。この入れ替えだけで、毎朝取り出す動きが変わります。
— メグラシ編集部





