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4畳ウォークインクローゼット|形と人数で掛ける壁を決める

メグラシ編集部//読了 10分
戸口から見た小さな納戸の一角で、木の棚にたたんだ厚手のニットと箱が積まれ、奥に冬のコートが掛かり、横の窓から光が入っている

**4畳のウォークインクローゼットは、短い辺の長さと入口の位置で、服を掛けられる壁が決まります。**まず短い辺を測ってください。そこから1.2mを引いて55cm以上残るなら、両側の壁に掛けられます。残らないなら、掛けるのは片側だけにして、反対側は浅い棚にします。

次に入口です。**入口がある辺の壁には、ほとんど掛けられません。**細長い4畳で入口が短い辺にあるなら、長い壁2面がそのまま使えます。入口が長い辺の真ん中にあるなら、使える壁は正面の1面と左右の短い辺だけで、同じ4畳でも掛けられる長さは半分近くに減ります。

最後に人数です。一人で使うなら「掛ける壁」と「たたむ壁」に分け、二人で使うなら左右で一人ずつ分けて、奥の壁を二人の季節外の置き場にします。この3つが決まれば、棚やケースを何にするかは後から決めて間に合います。

4畳は約6.2㎡|形は大きく2つに分かれる

4畳は、畳1枚を約1.55㎡とすると約6.2㎡です。ウォークインクローゼットでよくある4畳の形は、だいたい次の2つです。

形寸法の目安長い辺÷短い辺
細長い約1.8m×3.5m1.8以上
四角に近い約2.4m×2.6m1.2以下

手元の図面か、メジャーで内側の床を測ってください。長い辺を短い辺で割って1.5より大きいなら細長い側、小さいなら四角い側として読み進めてください。ちょうど1.5前後の人は、後の「どちらとも取れるとき」を先に見てください。

短い辺から1.2mを引く|両側に掛けられるかの境目

服を掛けると、壁から約60cmが服の厚みで埋まります。両側に掛ければ1.2mです。残りが通路になり、通路が55cmを切ると体の向きが変えられず、奥の服を出すたびに横歩きになります。

  • 短い辺が1.75m以上:両側に掛けられる
  • 短い辺が1.6〜1.75m:片側は掛け、反対は奥行き30〜40cmの浅い棚
  • 短い辺が1.6m未満:掛けるのは片側だけ。反対は引き出しを低く置く

通路の幅と棚の関係はウォークインクローゼットの棚|残る通路の幅で、置ける服が変わるで詳しく測っています。ここでは「両側か片側か」だけを決めてください。

入口の位置で、使えない壁が決まる

戸が開く範囲と、入ってすぐの1歩ぶんには服を掛けられません。入口の位置ごとに、掛けられる壁は次のように変わります。

  • 短い辺に入口:長い壁2面が丸ごと使える。奥の短い辺も使える。いちばん掛けやすい
  • 長い辺の端に入口:入口側の長い壁は、入口から奥のぶんだけ使える。L字になる
  • 長い辺の真ん中に入口:入口の左右が細切れになる。正面の長い壁1面と、左右の短い辺が主になる

内開きの戸なら、戸の開く円の内側にも物は置けません。床に戸の端が届く位置をテープで印して、その内側は空けておきます。

細長い形×入口が短い辺|両側I型で使う

いちばん素直な形です。長い壁2面に棒を通せば、棒は合わせて6m前後になります。

**一人で使うなら、片側を掛ける壁、もう片側をたたむ壁にします。**両側に掛けると同じ種類の服が左右に散って、探す場所が2つになります。掛ける側は入口に近いほうから、丈の短い服→長い服の順に並べると、奥に向かって服の裾が下がり、入口から見たときに裾の線がそろいます。

たたむ側は、腰から下を引き出し、上を棚にします。ニットや厚手のスウェットは掛けると肩が伸びるので、こちらに入れます。

**二人で使うなら、長い壁を1面ずつ分けます。**奥の短い辺は二人の季節外の置き場にして、半年ごとに中身を入れ替えます。

細長い形×入口が長い辺|正面の1面に集める

入口が長い辺の真ん中にある細長い4畳は、入ってすぐ正面の壁が、通路から最も遠く、いちばん奥行きが取れる壁です。掛ける服は正面の1面にまとめ、左右の短い辺は棚にします。

短い辺は1.8m前後しかないので、そこに掛けると角で服が重なり、角の服が取り出せなくなります。左右の短い辺は、片側を靴や鞄、もう片側をたたむ服にすると、入口から左右に手を伸ばすだけで届きます。

二人で使う場合は、正面の1面を左右に半分ずつ分けます。短い辺も入口から見て左右で分けて、自分の側に棚と棒が両方そろうようにします。

四角い形|コの字で3面を使う

四角に近い4畳は、短い辺が2.4m前後あるので、両側に掛けても通路が1.2m前後残ります。通路が広すぎるので、奥の壁まで使ってコの字にします。

コの字にすると、奥の両角に60cm四方ずつ、両側から手が入らない場所ができます。ここには掛けずに、季節外の箱を縦に積みます。角を無理に使おうとして棒を回すと、角の服が出し入れのたびに引っかかります。

真ん中の空いた床は、何も置かずに着替える場所にします。姿見を置くなら、入口から見て正面の壁ではなく、横の壁に立てかけると、入ったときの視界に鏡が入らず落ち着きます。

四角い形×一人/二人

一人で使う四角い4畳は、3面のうち2面を掛ける壁、1面をたたむ壁にします。入口から見て正面と左を掛ける、右をたたむ、というふうに、手前と奥で役割を分けないことが大事です。手前と奥で分けると、奥の服を取るたびに手前の服を避ける動きが入ります。

二人なら、左右の壁を1面ずつ、正面の壁は真ん中で分けて半分ずつにします。正面の壁に二人の季節外を集め、普段使いは左右に寄せます。

入口から見える1面を決める|整って見える場所

ウォークインクローゼットを「おしゃれに見せたい」と思ったら、全部を整えようとせずに、**入口から最初に目に入る壁を1面だけ選んでください。**戸を開けた1歩目の視界が整っていれば、中全体が片付いて見えます。

その1面だけは次の3つをそろえます。

  • ハンガーを同じ形・同じ色にそろえる
  • 服の丈を、短い→長いの1方向に並べる
  • 色を、明るい→暗いの1方向に並べる

箱や袋は、入口から見えない壁の下段に寄せます。細長い形で入口が短い辺にあるなら、見える1面は奥の短い辺です。入口が長い辺なら正面の壁、四角い形ならコの字の奥の壁です。

冬のコートが入る余白を、先に空けておく

秋から冬に入ると、掛ける服の厚みが一気に増えます。コートは1着で8〜10cm、ダウンなら12cm前後を見てください。5着あると、棒が50cm以上埋まります。

衣替えのたびに詰め直さないためには、棒の端の50〜60cmを最初から空けておき、そこを冬の厚い服の場所に決めます。夏のあいだは空いて見えますが、そこに薄手の服を入れてしまうと、冬にコートの行き場がなくなります。

コートはなるべく入口に近い側に掛けてください。出かけるときに最後に手に取る服なので、奥にあると毎朝通路を2回往復することになります。

上下2段にできる区間を探す

棒の下に1.0〜1.1mの空きがあれば、上下2段にできます。シャツやブラウス、たたまない短い丈のスカートは、2段にしても裾が下の段に届きません。

  • 上の段の棒:床から1.8〜1.9m
  • 下の段の棒:床から0.9〜1.0m

2段にできるのは、丈の短い服がまとまる区間だけです。ワンピースやコートの区間は1段のまま残します。細長い形なら片側の入口寄り半分、四角い形なら左右どちらかの壁の手前半分が、2段にしやすい場所です。

どちらとも取れるとき①|長い辺÷短い辺が1.5前後

約2.0m×3.0mのように、細長いとも四角いとも言いきれない4畳もあります。この場合は、**短い辺から1.2mを引いた残りで決めます。**80cm以上残るなら両側に掛けて奥はたたむ棚、55〜80cmなら両側に掛けて奥の壁は何も置かずに空けます。

奥の壁をコの字にするかどうかで迷ったら、角の60cm四方に何を置くかを先に考えてください。置く物が思いつかないなら、コの字にせず両側だけにしたほうが、角に物がたまりません。

どちらとも取れるとき②|二人のうち一人の服が多い

二人の服の量が違うときは、壁を半分ずつに分けると、多いほうが入りきらなくなります。**服の量を、掛ける棒の長さで比べてください。**それぞれの普段着を掛けて、棒が何cm埋まるかを測ります。

差が1m以内なら、左右を半分ずつにして、奥の壁を多い側に寄せます。差が1mを超えるなら、多い側に長い壁を、少ない側に短い辺と奥の壁の一部を割り当てます。季節外の置き場だけは二人で共用にして、片方が増えたら片方が減らす約束にしておきます。

どちらとも取れるとき③|窓や換気口がある

窓のある壁は、掛ける壁にしないでください。日が当たる位置に服を掛けると、肩や袖の外側だけ色が抜けます。窓の下の高さ90cmまでを、引き出しと箱の置き場にします。

換気口や照明のスイッチがある壁は、その前に物を置くと塞がります。換気口の前は30cm空けて、細い隙間に傘や長い靴べらを立てるくらいにしておきます。

2週間で確かめること

壁の役割を決めたら、2週間そのまま使ってみて、次の3つを確かめてください。

  • 奥の服を取るときに、手前の服を避ける動きが入っていないか
  • 通路で体の向きを変えるときに、肩が服に触れていないか
  • 2週間で一度も手に取らなかった服が、入口に近い側にないか

1つでも当てはまったら、入口に近い側と奥の側の中身を入れ替えます。棚やケースを買い足すのは、この入れ替えをしてからでも間に合います。

まとめ

4畳のウォークインクローゼットは、広さではなく、短い辺の長さと入口の位置で掛けられる壁が決まります。短い辺から1.2mを引いて55cm以上残れば両側に、残らなければ片側に。入口のある辺はほぼ使えない。そこに一人か二人かを重ねて、掛ける壁とたたむ壁、季節外の置き場を決めてください。入口から見える1面だけを整えれば、全体が片付いて見えます。

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よくある問い

Q. 4畳のウォークインクローゼットに、服は何着くらい掛けられますか
掛ける棒の長さで決まります。細長い形で両側に掛けると棒は合わせて6m前後、上下2段にできる区間があればさらに増えます。薄手のシャツやブラウスなら1着3cm、ニットやジャケットで5cm、冬のコートは8〜10cmを見てください。棒の長さをこの幅で割れば、自分の服でのおおよその数が出ます。
Q. 二人で使うと狭くなりませんか
4畳なら二人で使えますが、真ん中で区切るより、左右の壁で分けるほうが朝にぶつかりません。細長い形なら長い壁を1本ずつ、四角い形ならコの字の左右を1本ずつにして、奥の壁は二人の季節外の置き場にします。どちらかの服が多いときは、奥の壁を多い側に寄せて調整します。
Q. おしゃれに見せたいのですが、何から決めればいいですか
入口から最初に目に入る壁を1面だけ決めて、そこに掛ける服の丈と色の向きをそろえてください。全部の壁を整えなくても、戸を開けた1歩目の視界が整っていれば、中全体が片付いて見えます。箱や袋は、入口から見えない壁の下段に寄せます。
Q. 窓があるウォークインクローゼットはどう使えばいいですか
窓のある壁は掛ける壁にせず、低い棚か引き出しにしてください。日が当たる位置に服を掛けると、肩や袖の外側だけ色が抜けます。窓の下の高さ90cmまでを、たたむ物と箱の置き場にするのが無難です。

— メグラシ編集部

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