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クローゼットハンガー|衣替えの日に、冬物の重さと肩幅で掛け替える

メグラシ編集部//読了 12分
ベッドの上に広げた灰色のウールのコートに布の巻き尺を渡して測る女性の手元。そばに肩の厚い木のハンガーと、ひもで束ねた細いハンガーが置かれている

**衣替えの日は、服と一緒にハンガーも掛け替える日です。**夏のシャツやワンピースを掛けていた薄いハンガーのまま、冬のコートやジャケットを掛けると、肩に跡がつき、1着がパイプを取る幅が増えて扉が閉まらなくなり、重さでパイプがたわむことがあります。

冬物は、夏物より重く、厚く、肩幅も広い服です。**先に、冬に掛ける服の枚数を数え、コートの肩幅を1着だけ測ってください。**それで、何本のハンガーを、どの形に替えればいいかが決まります。

ハンガーの向きをそろえる意味や、種類ごとに向く服の整理はハンガーの向きに常識はあるかに、衣替えの日に着た服の印をつける方法はハンガーを逆にかける人がしていることに分けてあります。この記事は、衣替えの日にハンガーを冬物に合わせて掛け替える話です。

結論:冬物の重さと肩幅に合わせて、掛け替える本数を決める

冬に掛ける服合うハンガー夏のハンガーのままだと
ウールのコート肩の厚み3cm以上、幅は肩幅より2〜4cm短い肩に跡がつく、肩先が落ちる
ダウン・中綿の上着肩に厚みがあり、幅広肩がつぶれてふくらみが戻りにくい
ジャケット肩の厚み2〜3cm、幅は肩幅に合わせる肩の形が崩れる
薄手のニット肩に厚みのある、すべりにくいもの肩が伸びる、すべり落ちる
厚手のニット掛けずにたたむ自分の重さで丈が伸びる
ウールのスカート・パンツはさむ形か、バーに掛ける形夏のままでも使えることが多い

**掛け替えが要るのは、主にコートとジャケットとダウンです。**シャツやブラウス、スカートやパンツのハンガーは、夏のものをそのまま冬に使っても困ることは少なく、替えなくて構いません。つまり、衣替えの日に掛け替えるのは、冬の上着の本数ぶんだけ、ということになります。全部のハンガーを替えようとすると、本数も手間も大きくなって、衣替えそのものが先送りになりがちです。替えるのは上着だけ、と決めてしまえば、多くの家では10本に届きません。

夏物と冬物で、ハンガーに求めることが変わる

ハンガーに求めることは、掛ける服が軽いか重いか、薄いか厚いかで変わります。

求めること夏物(シャツ・ワンピース)冬物(コート・ジャケット)
支える重さ1着100〜300g1着800g〜2kg
肩の厚み薄くてよい(1cm前後)厚いほうがよい(3cm以上)
幅肩幅に近ければよい肩幅に合わせて選ぶ
すべりにくさ襟の広い服は要る生地がなめらかなコートは要る
1着がパイプを取る幅2〜3cm5〜10cm
強さ細いもので足りる重さでしならないもの

**夏物と冬物で、1着の重さは5倍以上違うことがあります。**夏の薄いハンガーは、軽い服を細い線で支える形なので、重いコートを掛けると、その細い線に重さが集まり、肩に跡がつきます。冬物は、肩の面で重さを受け止める形のハンガーに替えてください。

先に数える|冬に掛ける服の枚数と種類

衣替えの日、冬物を出したら、掛ける服を種類ごとに数えてください。

種類数える枚数の例1着がパイプを取る幅
コート2〜3着8〜10cm
ダウン・中綿の上着1〜2着10〜15cm
ジャケット2〜4着5〜6cm
掛けるニット・カーディガン3〜6着4〜5cm
シャツ・ブラウス5〜10着2〜3cm
ワンピース2〜5着3〜5cm
スカート・パンツ4〜8着2〜4cm

**この表の右の列を枚数に掛けて足すと、冬物がパイプを取る幅の合計が出ます。**たとえば、コート2着で20cm、ダウン1着で12cm、ジャケット3着で17cm、ニット4着で18cm、シャツ6着で15cm、スカートとパンツ6着で18cm。合わせて約100cmです。クローゼットのパイプの長さが90cmなら、10cmぶん入りきらないことが、掛ける前に分かります。

先に測る|コートの肩幅と、ハンガーの幅

コートのハンガーは、幅が合っているかどうかで、肩の跡のつき方が大きく変わります。冬物の中で、いちばん肩幅の広いコートを1着だけ測ってください。

測る場所測り方ハンガーの選び方
コートの肩幅背中側で、左右の肩の縫い目の間この幅より2〜4cm短いハンガー
ジャケットの肩幅同じく、肩の縫い目の間この幅より1〜3cm短いハンガー
ハンガーの幅左右の端から端まで服の肩幅と比べる
ハンガーの肩の厚み端の部分の前後の厚みコートは3cm以上、ジャケットは2cm以上

**ハンガーの端が、服の肩の縫い目より2〜4cm内側に来るのがちょうどよい位置です。**ハンガーの端が縫い目より外に出ると、肩の先に角のような跡が出ます。内側に入りすぎると、肩先が支えられずに落ちて、袖の付け根にしわが寄ります。測る手間は1着につき1分ほどです。コートが2〜3着なら、5分で全部終わります。測った数字は、ハンガーの裏に油性ペンで書いておくか、クローゼットの扉の内側にメモを貼っておいてください。次の冬にコートを買い足すときも、その数字と比べれば、手持ちのハンガーが使えるかどうかがすぐに分かります。

肩の厚み|コートは厚く、シャツは薄く

ハンガーの肩の厚みは、服の重さを受け止める面の広さです。重い服ほど、厚みのあるハンガーが要ります。

ハンガーの肩の厚み向く服向かない服
1cm以下(細い線)一時的に掛ける服冬のあいだ掛けておく服
1〜2cmシャツ、ブラウス、薄手のワンピースコート、ダウン
2〜3cmジャケット、薄手のコート、カーディガン重いウールのコート
3〜5cmウールのコート、ダウン、厚手のジャケット細い肩のシャツ(肩が広がる)

**クリーニングから戻ってきたときの細いハンガーは、運ぶための形です。**冬のあいだずっと掛けておくと、肩の跡が深くなります。衣替えの日に、クリーニングの細いハンガーに掛かっているコートがあれば、まず肩に厚みのあるハンガーに掛け替えてください。外したハンガーは、あとで書く「夏のハンガーの行き先」と一緒に片付けます。クリーニングの袋も、掛けたまま冬を越すと湿り気がこもりやすいので、ハンガーを替えるときに一緒に外しておいてください。ほこりよけが欲しい場合は、肩だけを覆う布のカバーにすると、空気が通ります。

重さ|パイプにかかる重さを足してみる

冬物は1着が重いので、まとめて掛けると、パイプにかかる重さが夏の何倍にもなります。

服1着の重さの目安5着掛けたとき
シャツ約0.2kg約1kg
ニット約0.4kg約2kg
ジャケット約0.8kg約4kg
ウールのコート約1.5kg約7.5kg
ダウン約1kg約5kg

**ハンガーの重さも足してください。**木のハンガーは1本300〜500gほどあり、コート用の厚いものはもっと重くなります。コート3着とダウン1着とジャケット3着を木のハンガーで掛けると、服とハンガーで10kgを超えることもあります。突っ張り棒や、つっぱり式のパイプを使っているクローゼットでは、この重さでパイプが下がったり外れたりすることがあるので、重い冬物はパイプの両端に近い側に寄せて掛けてください。両端は壁で支えられているので、真ん中より重さに強い場所です。衣替えの日に、パイプの真ん中を手で軽く押し下げてみて、夏よりたわみが大きいと感じたら、重い服を両端に寄せるか、どれか1着を別の場所に移してください。

パイプの幅|1着が取る幅で、掛けられる枚数が決まる

冬物は厚みがあるので、1着がパイプを取る幅が広くなります。パイプの長さを1着の幅で割ると、掛けられる枚数の上限が出ます。

パイプの長さコートだけ(1着10cm)ジャケット(1着6cm)シャツ(1着3cm)
60cm6着10着20着
90cm9着15着30着
120cm12着20着40着
150cm15着25着50着

この数字は、服どうしが触れ合うくらいに詰めたときの上限です。**手を入れて1着を取り出せるようにするなら、上限の8割くらいに収めてください。**詰めすぎると、隣の服を押しのけて取り出すたびに肩がこすれ、冬のあいだにコートの表面が毛羽立ちます。狭いクローゼットで1着あたり何cmあるかを測る方法は、狭いクローゼットの収納に詳しく書いてあります。

丈が長くなる|パイプの高さと、床までの距離

冬物は、夏物より丈の長い服が増えます。ロングコートやロングスカートを掛けると、裾がクローゼットの床や、下に置いた引き出しの上に届くことがあります。

掛ける服掛けたときの長さの目安(フックの上から)必要なパイプの高さ
シャツ・ジャケット75〜85cm下に引き出しを置いても足りる
膝丈のコート100〜110cm床から120cm以上
ロングコート120〜135cm床から145cm以上
ロングワンピース130〜145cm床から155cm以上
二つ折りのパンツ50〜60cm低い段にも掛けられる

**衣替えの前に、パイプの下の端から床、または下に置いた引き出しの上までの高さを測ってください。**ロングコートの裾が引き出しの上に乗ると、裾に折れ跡がつき、引き出しを開けるたびに裾がこすれます。丈の長い服は、パイプの中で下に物を置いていない区画にまとめて掛けると、裾が何にも触れずに済みます。丈の短いジャケットやシャツは、下に引き出しを置いた区画に寄せてください。

種類ごとの掛け替え表

衣替えの日に、どの服をどのハンガーに替えるかを、種類ごとにまとめます。

服掛け替えるか替える先
ウールのコート替える肩の厚み3cm以上、肩幅より2〜4cm短い幅
ダウン・中綿替える肩に厚みがあり、幅広のもの
ジャケット替える肩の厚み2〜3cm、肩幅に合わせた幅
薄手のニット・カーディガン必要なら替えるすべりにくい、肩に丸みのあるもの
厚手のニット掛けないたたんで棚か引き出しへ
ワンピース替えなくてよい夏のままで足りる。冬の厚手のものだけ肩に丸みのあるもの
シャツ・ブラウス替えなくてよい夏のままで足りる
スカート替えなくてよいはさむ形のまま
パンツ替えなくてよいバーに掛ける形か、はさむ形のまま

**表の上の4つだけを替えれば足ります。**冬物の上着が5着、掛けるニットが3着なら、掛け替えるハンガーは8本です。衣替えの日に、8本ぶんの冬用ハンガーを先に出しておくと、掛け替えが一度に済みます。

ニット|掛けるか、たたむか

ニットは、掛けるとすぐに取り出せる便利さがある一方で、自分の重さで伸びやすい服です。

ニットの種類掛けるか、たたむか掛けるときの方法
薄手の細かい編み掛けてよい肩に丸みのある、すべりにくいハンガー
薄手のカーディガン掛けてよい前のボタンを1つ留めて掛ける
中くらいの厚み毎日着るものだけ掛けるハンガーのバーに二つ折りにして掛ける
厚手・ざっくり編みたたむ棚か引き出しに平らに置く
長い丈のニットたたむ掛けると丈が伸びる

**バーに二つ折りで掛ける方法は、肩に重さをかけずにニットを掛けられる方法です。**ニットを縦に半分に折り、脇の下にハンガーのフックが来るように置いて、袖と身ごろをハンガーのバーにかけて下ろします。肩には何もかからないので、伸びにくくなります。ニットをしまうときの虫よけや保管の考え方は、衣類の防虫剤とニット・ウールの保管にまとめてあります。

ダウン・中綿|ふくらみをつぶさない

ダウンや中綿の上着は、中のふくらみがつぶれると、暖かさも見た目も戻りにくくなります。

見るところ掛け方
肩肩に厚みがあり、幅広のハンガーで面で支える
隣の服との間両隣と3cm以上空ける
前のファスナー上まで閉めて掛ける
フード外せるものは外して、たたんで棚へ
しまうとき圧縮しすぎない

**ダウンを服の間に詰めて掛けると、両隣から押されて、ふくらみがつぶれます。**ダウンは、クローゼットの端に掛けて、片側を壁に向けると、押される面が1つ減ります。着たあとは、すぐにクローゼットに戻さずに、部屋で1時間ほど掛けて、湿り気を抜いてから戻してください。

スカートとパンツ|はさむか、掛けるか

スカートやパンツのハンガーは、夏のものをそのまま使えることが多い服です。ただ、冬のウールのボトムは、はさみ跡が残りやすいことがあります。

服掛け方気をつけること
ウールのスカートはさむ形で、ウエストをはさむはさむ部分に布を1枚当てる
プリーツのスカートはさむ形で、ひだをそろえる両端をはさんで、ひだを伸ばす
ウールのパンツバーに二つ折りで掛ける折り目に跡がつかないよう、太めのバー
厚手のパンツ裾をはさんで逆さに掛ける自分の重さでしわが伸びる
デニムたたんでもよい掛けるならベルト通しに掛ける

**ウールの生地は、はさむ部分に跡が残りやすいので、薄い布か紙を1枚はさんでから留めてください。**バーに掛けるパンツは、細いバーだと折り目に線が残るので、太めのバーのハンガーか、バーにタオルを巻いたものに掛けると跡がつきにくくなります。

夏のハンガーの行き先|しまう・回す・手放す

冬用のハンガーに掛け替えると、夏のハンガーが余ります。余ったハンガーを床やクローゼットの隅に置いておくと、すぐに絡まって散らかります。

余ったハンガー行き先
シャツ用の薄いハンガー冬のシャツに使い回す
夏のワンピース用冬のワンピースに使い回す
クリーニングの細いハンガーまとめて縛り、回収してくれる店に返すか、手放す
壊れかけのもの手放す
冬に使わない分束ねて、夏物をしまった箱の上に置く

**夏物をしまった箱の上に、夏用のハンガーを束ねて置いておくと、春の衣替えの日に一緒に出てきます。**次の春に、夏物とハンガーを同時に取り出せるので、探す手間がなくなります。ハンガーは、フックの向きをそろえて重ね、ひもかゴムで1か所を縛ると絡まりません。束ねる前に、夏のあいだに肩の端が欠けたもの、フックが曲がったものを抜いておくと、春に出したときにそのまま使えます。欠けたハンガーは、服の生地を引っかけることがあるからです。

掛け替えの順番|衣替えの日の1時間

衣替えの日にハンガーを掛け替える順番を、1時間に収めるとこうなります。

時間すること
0〜10分冬物を出して、掛ける服を種類ごとに数える
10〜15分いちばん肩幅の広いコートを測る
15〜20分冬用のハンガーを必要な本数だけ出す
20〜35分夏物をハンガーから外して、しまう
35〜50分冬物を冬用のハンガーに掛けて、パイプに戻す
50〜60分余ったハンガーを束ねて、夏物の箱の上に置く

**夏物を外すのと、冬物を掛けるのを、同じハンガーで順番にやると早く終わります。**夏のシャツを外したハンガーに冬のシャツを掛け、夏のワンピースを外したハンガーに冬のワンピースを掛ける、という流れです。新しく冬用のハンガーに替えるのは、上着の数本だけです。掛け終わったら、パイプの端から端までを目で追って、肩の高さがそろっているか、裾が何かに触れていないかを最後に一度だけ確かめてください。そこで気づいた1着を直しておくと、冬のあいだに跡やしわで困ることがほとんどなくなります。

そろえるか|素材と色

ハンガーの素材や色をそろえると、クローゼットの見た目が整います。そろえるかどうかは、掛け替えの手間とのかね合いで決めてください。

そろえ方よいところ手間
全部を同じ形にそろえる高さがそろい、見た目が整う夏と冬で掛けられる枚数が変わる
上着用と、それ以外の2種類冬物に合わせやすい衣替えで上着の数本だけ替える
種類ごとに3〜4種類どの服にも合う本数の管理が増える
そろえない手持ちを使い切れる高さがばらばらで、丈が見えにくい

**いちばん手間と見た目の釣り合いが取りやすいのは、上着用とそれ以外の2種類にすることです。**上着用は肩に厚みのあるもの、それ以外はすべりにくい薄型のもの。この2種類なら、衣替えの日に替えるのは上着用の数本だけで、見た目もほぼそろいます。

家族と使うクローゼット

家族と1つのクローゼットを使っている場合は、冬物が増えると、家族の服どうしが押し合います。

見るところ決め方
パイプの区切り人ごとに、パイプの何cmまでを使うかを決める
重い上着家族全員の分を、パイプの両端に寄せる
ハンガーの色人ごとに色を変えると、取り違えが減る
子どもの服低い段か、別のパイプに分ける

**冬物を出す前に、パイプの長さを人数で分けておいてください。**冬物は1着が取る幅が広いので、夏と同じ区切りのままだと、誰かの分が入りきらなくなります。上着の数が多い人に幅を多く渡し、上着の少ない人は棚やたたむ収納を多めに使う、と分けると、家族の中で偏りが減ります。区切りの位置には、パイプに色の違うハンガーを1本だけ空のまま掛けておくと、目印になります。冬のあいだに区切りを越えて掛けている服が出てきたら、そのときに持ち主と相談して、たたむ側に回す服を決めてください。

一人暮らしの小さなクローゼット

一人暮らしの部屋のクローゼットは、パイプの長さが60〜90cmほどのことが多く、冬物を全部掛けると、すぐにいっぱいになります。

見るところ決め方
コート毎日着る1着だけクローゼットに掛け、残りは玄関近くに
ダウン端に掛けて、片側を壁に向ける
ニット全部たたんで、引き出しか棚へ
ジャケット着る回数の多いものだけ掛ける
ハンガーの本数パイプの長さ÷1着の幅×0.8を上限にする

**一人暮らしの小さなクローゼットでは、掛ける服を上着とシャツとワンピースに絞り、ニットは全部たたむと、冬物が入りきります。**毎日着るコートは、帰ってきてすぐ掛けられるように、玄関の近くに壁掛けのフックを1つ付けておくと、クローゼットの幅を使わずに済みます。部屋全体の服の置き場の決め方は、一人暮らしの服の収納に分けてあります。

扉を閉めたときの奥行き

厚みのあるハンガーにコートを掛けると、ハンガーそのものの幅に加えて、コートの厚みのぶん、前後に場所を取ります。クローゼットの奥行きが浅いと、扉が閉まらなくなることがあります。

クローゼットの奥行き掛けられる上着
60cm以上どのコートも掛けられる
50〜60cm肩幅の広いコートは、扉に近い側がこすれることがある
45〜50cm厚いコートとダウンは、斜めに掛けると収まる
45cm未満上着は別の場所に掛ける

**奥行きが足りない場合は、パイプの位置から扉までの距離を測ってください。**パイプが奥行きの真ん中にあれば、前後に同じだけの余裕があります。扉までの距離が、ハンガーの幅の半分とコートの厚みを足した長さより短いと、扉がコートの肩に当たります。奥行きと手の届く範囲の考え方は、クローゼットの奥行きは、深いほど使える量が減るに詳しく書いてあります。

冬の途中で肩に跡が出たら

衣替えのときに掛け替えたつもりでも、冬の途中でコートの肩に跡が出ていることがあります。跡に気づいたら、その日のうちにハンガーを替えて、跡を戻す手当てをしてください。

跡の形原因直し方
肩の先に角のような出っ張りハンガーの幅が広すぎる幅の短いハンガーに替え、蒸気を当てて手で形を整える
肩の上に細い線ハンガーの肩が細い肩に厚みのあるハンガーに替える
肩先が落ちて、袖の付け根にしわハンガーの幅が短すぎる肩幅に近い幅のハンガーに替える
襟の後ろが寝てしまうフックの付け根が首に当たる首元の低いハンガーに替える
肩の前後に波のようなしわ隣の服に押されている両隣と2〜3cm空ける

ウールのコートの跡は、アイロンの蒸気を少し離して当て、手で形を整えてから、正しい幅のハンガーに掛けて半日ほど置くと、多くは目立たなくなります。**同じハンガーに戻すと、また同じ場所に跡が出ます。**跡が出たということは、そのハンガーがその服に合っていないというしるしなので、ハンガーのほうを替えてください。

湿気と、コートの間の空き

冬は、外から帰ってきたコートが湿り気を含んだまま、クローゼットに戻ることが多い季節です。

見るところ決め方
着たあとのコート部屋で1時間ほど掛けてから戻す
雨や雪で濡れたコート乾くまでクローゼットに戻さない
コートどうしの間2〜3cm空ける
クローゼットの扉晴れた日は少し開けておく

**着たあとのコートをすぐにクローゼットに戻すと、湿り気がこもって、においの元になります。**帰ってきたら、まず部屋の壁やドアにかけるフックに1時間ほど掛けてから、クローゼットに戻してください。コートどうしの間を2〜3cm空けておくと、空気が通って、湿り気が抜けやすくなります。

どちらとも取れるとき①|ハンガーが足りない

冬物を数えてみたら、冬用のハンガーが足りなかった、ということもあります。

足りない種類決め方
コート用が足りない冬に一度も着ていないコートを、たたんで箱へ
ジャケット用が足りない着る回数の少ないジャケットを、コート用に掛ける
ニット用が足りない掛けるのをやめて、たたむ
ボトム用が足りないパンツはたたんでもよい

**買い足す前に、冬のあいだに着る予定のない服を外してください。**衣替えの日は、掛ける服を選び直す日でもあります。それでも足りない場合は、足りないのがコート用かボトム用かを数えてから、その形のものだけを足すと、余るハンガーが増えません。

どちらとも取れるとき②|パイプがたわむ

冬物を掛けたら、パイプが真ん中で下がった、ということがあります。

原因直し方
重い上着が真ん中に集まっている重いものを両端に寄せる
突っ張り式のパイプ重い上着を別の場所に移す
パイプが長く、支えがない真ん中に支えを足す、重いものを減らす
ハンガーそのものが重い上着以外は軽いハンガーに替える

**パイプがたわんだら、まず重い上着を両端に寄せてください。**それだけで直ることが多くあります。突っ張り式のパイプで、重いコートを何着も掛けているなら、コートを壁のフックや玄関の近くに移して、パイプにかかる重さを減らしてください。パイプそのものの太さや、受けの間隔を見直す場合は、クローゼットハンガーパイプ|受けの間隔と太さは、掛ける服の重さで選ぶに分けてあります。

どちらとも取れるとき③|秋と春の薄手のコート

10月から11月、3月から4月に着る薄手のコートやトレンチは、冬のあいだ着ないことがあります。

薄手のコート冬のあいだの扱い
冬も中に厚手を着て使う冬用のハンガーに掛けたまま
冬は着ない肩に厚みのあるハンガーに掛けたまま、奥へ
パイプの幅が足りないたたんで、箱の一番上へ

**冬のあいだ着ない薄手のコートは、パイプの奥か端に移して、手前を冬物に空けてください。**春にまた着るので、たたんでしまうよりは、掛けたまま奥に移すほうが、春の衣替えの日に出しやすくなります。

春の衣替えで戻すこと

冬用に掛け替えたハンガーは、春の衣替えの日に、もう一度夏用に戻します。

すること見るところ
冬の上着をしまうクリーニングに出すか、家で手入れをする
冬用のハンガーを束ねる冬物をしまった箱の上に置く
夏用のハンガーを出す夏物の箱の上に束ねてあるもの
冬に一度も着なかった服を見る次の冬に掛けるか、たたむか

**冬用のハンガーを冬物の箱の上に、夏用のハンガーを夏物の箱の上に置く、と決めておくと、ハンガーが服と一緒に季節を回ります。**冬に一度も着なかった服は、次の冬は掛けずにたたむ側に回すと、パイプの幅に余裕ができます。服の並べ方そのものを見直したい場合は、服の整理の仕方|捨てずに、着る日の条件で並べ替えるも参考になります。

よくある行き違い

**「ハンガーは1種類にそろえればいい」。**そろえると見た目は整いますが、夏と冬で掛けられる枚数が大きく変わります。上着用とそれ以外の2種類にすると、手間と見た目の釣り合いが取りやすくなります。

**「コートは大きいハンガーほどいい」。**幅が服の肩幅より広いと、肩の先に角のような跡が出ます。肩幅より2〜4cm短い幅を選んでください。

**「ニットはハンガーに掛けてはいけない」。**薄手で軽いニットは、肩に丸みのあるハンガーか、バーに二つ折りで掛ければ使えます。たたむのは、厚手や長い丈のニットです。

**「クリーニングのハンガーのまま掛けておけばいい」。**クリーニングの細いハンガーは運ぶための形です。冬のあいだ掛けておくなら、肩に厚みのあるハンガーに替えてください。

まとめ

衣替えの日は、服と一緒にハンガーも掛け替えます。

  • 掛け替えるのは、コート・ダウン・ジャケット・掛けるニットの本数ぶんだけ
  • コートのハンガーは、肩幅より2〜4cm短く、肩の厚み3cm以上
  • パイプの長さを1着の幅で割って、掛けられる枚数の上限を出し、その8割に収める
  • 重い上着はパイプの両端に寄せる
  • 余った夏のハンガーは束ねて、夏物の箱の上に置く

**冬物を出したら、いちばん肩幅の広いコートを1着だけ測ってください。**その数字で、冬用のハンガーの幅が決まります。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 衣替えのたびにハンガーを替えるのは面倒です。全部同じハンガーではだめですか
全部を同じハンガーにするなら、肩に厚みがあって、すべりにくい中くらいの幅のものにそろえると、シャツからコートまで大きく困ることはありません。ただ、厚みのあるハンガーは1本がパイプを取る幅が広いので、夏の薄手の服を掛ける季節には、掛けられる枚数が減ります。夏と冬で枚数が大きく違うなら、コート用の数本だけを季節で入れ替えるのが、手間と場所の釣り合いが取りやすい方法です。
Q. コートを掛けたら、肩の先がハンガーからはみ出します
ハンガーの幅が、コートの肩幅より短すぎます。コートの肩の縫い目から縫い目までの幅を測り、そこから2〜4cm短いくらいの幅のハンガーに替えてください。逆に、ハンガーの端がコートの肩先より外に出ていると、肩の先に角のような跡が出ます。はみ出す、出すぎる、のどちらも、幅を測ってから選び直すと直ります。
Q. ニットはハンガーに掛けてもいいですか
厚手のニットや、重い編みのニットは、掛けておくと自分の重さで肩や丈が伸びやすいので、たたんで棚や引き出しに置くほうが形が保てます。薄手で軽いニットなら、肩に厚みのあるハンガーに掛けるか、ハンガーのバーに二つ折りにして掛ける方法があります。冬のあいだ毎日のように着るニットだけを掛けて、残りはたたむ、と分けると、パイプの幅も使いすぎずに済みます。
Q. ハンガーが足りなくなったら、買い足すべきですか
買い足す前に、冬のあいだに一度も着なかった服が掛かっていないかを見てください。衣替えの日は、掛ける服を選び直す日でもあります。冬のあいだに着る予定のない服をたたんでしまえば、そのぶんのハンガーが空きます。それでも足りないなら、足りないのはコート用か、ボトム用か、を数えてから、必要な形のものだけを足してください。

— メグラシ編集部

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ハンガーをそろえ、色順に並べ、同じ箱にラベルを貼った。おしゃれに整えたクローゼット収納が2週間で崩れるのは、見た目を揃えた場所と、毎日手を動かす場所が重なっているからです。色順の列、細いハンガー、詰まった間隔、蓋つきの箱、オープンのかご、ラベル、飾る棚、一度着た服、家族の出し入れ。崩れやすい9か所を、戻す回数や動作の数で見分けて、揃える場所と揃えない場所を分け直す手順にまとめました。秋冬物に入れ替える時期の直し方も載せています。

メグラシ編集部/読了 12分
寝室のクローゼット|家族が眠る暗い朝は、手前30cmで支度を終える

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寝室のクローゼット|家族が眠る暗い朝は、手前30cmで支度を終える

寝室にクローゼットがあって、家族がまだ眠っている時間に着替える人は、秋から支度の条件が変わります。日の出が遅くなり、天井の明かりをつけずに服を選ぶ朝が増えるからです。ベッドから扉までの距離と、起きる時刻の差の2つを測り、翌朝の一式を扉から手前30cmの帯に前の晩のうちに出しておく。扉の種類ごとに音が出る場所、ハンガーと引き出しの音の消し方、暗い中で紺と黒を取り違えない置き方、寝室に戻す秋冬の服と戻さない服、子どもと同じ部屋で寝ている場合やワンルームの場合の決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 10分
クローゼット収納ボックスの素材|中の服と置く高さで選ぶ

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クローゼット収納ボックスの素材|中の服と置く高さで選ぶ

クローゼットの収納ボックスは、布・樹脂・紙・かご・木の5つの素材で、空気の通り方、ほこりの入り方、潰れ方、重さが違います。どれがいいかは、中に入れる服と、クローゼットのどの高さに置くかの2つで決まります。床から30cmまでの段、目の高さの段、頭より上の段で選ぶ素材を分け、ウールのニット、綿や麻、ダウン、毎日使う下着、年に数回の小物まで、服ごとの向き不向きを表にしました。衣替えで入れ替えるこの時期に、箱の素材から見直す記事です。

メグラシ編集部/読了 11分
クローゼットシステムで後悔すること|組んでから困る7か所の直し方

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クローゼットシステムで後悔すること|組んでから困る7か所の直し方

壁のレールに棚板・パイプ・引き出しを組み合わせるクローゼットシステムは、組んだあとに困る場所がだいたい決まっています。長い服の裾が下の棚に当たる、2段掛けの上段に手が届かない、棚板が深くて服の肩が当たる、引き出しが扉に当たって開かない、引き出しを入れすぎて掛ける幅が減る、棚板がたわむ、衣替えで配置が合わなくなる。7つの後悔を、組み替えで直せる寸法の目安と、直す順番にまとめました。全部作り直すか一部だけ直すか迷うとき、これから組むかどうか迷うときの決め方も載せています。

メグラシ編集部/読了 12分

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