ハンガーを逆にかける人がしていること|衣替えの日に始める着用記録

**ハンガーを逆にかける人は、たいてい着た服に印をつけています。**全部のハンガーを同じ向きにそろえておき、着て洗って戻すときだけ逆向きにかける。半年たつと、向きが変わらなかった服が、その半年で一度も着なかった服としてひと目でわかります。
始めるなら、10月の衣替えの日がいちばん楽です。秋冬の服をクローゼットに掛け直すついでに、全部の向きをそろえてしまえば、それで準備は終わります。読むのは、次の衣替えの日です。
ハンガーの向きそのものの決め方はハンガーの向きに常識はあるかに、迷う1枚を手放すかどうかは服の断捨離|迷う一枚は「戻した回数」で決めるにまとめてあります。この記事は、逆にかける方法を半年続けて読むための話です。
結論:逆にかけるのは、着た服に印をつけるため
| 時期 | すること | 見えてくるもの |
|---|---|---|
| 10月の衣替えの日 | 全部のハンガーを同じ向きにそろえる | 始まりの状態 |
| 着て洗って戻すとき | その1枚だけ逆向きにかける | 着た服が少しずつ増える |
| 3月の衣替えの日 | 向きが変わらなかった服を取り出す | 秋冬に一度も着なかった服 |
道具も記録帳も要りません。戻すときに向きを変える、その動きそのものが記録になります。
逆にかける人は、3つの目的に分かれる
ハンガーを逆にかける人を見かけても、目的は1つではありません。
- 着た服の記録……この記事の方法。着て戻すときに逆にする
- 戻した服の記録……手に取ったのに着ずに戻した服を逆にする。迷っている服を見つける
- フックの向き……高い位置のパイプで、ハンガーが落ちないようにフックの口を奥に向ける
3つ目は記録ではなく、落ちにくさのためです。1つ目と2つ目は、同じ動きで違うものを数えています。どちらをやっているのかを、自分の中ではっきりさせてから始めてください。
始める日は、10月の衣替えの日にする
始める日を衣替えの日にするのには、理由が2つあります。
1つ目は手間です。衣替えの日は、どうせ秋冬の服をクローゼットに掛け直します。そのときに向きをそろえれば、始めるための作業がほとんど増えません。
2つ目は読みやすさです。**衣替えから衣替えまでの半年は、着る服がほぼ同じ季節の服になります。**途中から始めると、季節の外にある服が向きを変えないまま残り、「着なかった」のか「季節ではなかった」のかが混ざります。
どちら向きを「始まり」にするか|フックの口で決める
向きは、フックの口で決めると迷いません。始まりはフックの口を奥(壁側)に向けます。着たら、フックの口を手前に向けて戻します。
奥向きを始まりにするのは、そのほうが外すときに落ちにくく、ふだんの掛け方として安定しているからです。手前向きになったハンガーは、外すときに少し気をつけるだけで扱いは変わりません。口の向きなら、扉を開けて横から見ただけで、どれが変わったかがわかります。
着たら逆にする|「着た」の線をどこに引くか
この方法でいちばん迷うのは、どこからを「着た」とするかです。始める前に、線を1本決めておきます。
おすすめは、外に着て出たら1回という線です。家の中だけで着た、試着してすぐ脱いだ、羽織っただけで出かけなかった。これらは数えません。
線を決めずに始めると、戻すたびに「これは着たうちに入るか」と考えることになります。1回ごとの迷いは小さくても、半年続けると、それが面倒になってやめてしまう理由になります。
洗わずに何度か着るコートやジャケットは、洗って戻すときではなく、その季節に初めて外に着て出た日に逆にします。2回目以降は数えません。この方法は何回着たかではなく、一度でも着たかどうかを見るものなので、回数は要らないのです。
畳む服は、引き出しの中で左右を分ける
ニットやカットソーのように畳んでしまう服は、ハンガーの向きが使えません。引き出しの中で左右を分けます。
衣替えの日に、全部を引き出しの右側に寄せて入れます。着て洗って戻すときは、左側に入れる。3月には、右側に残ったものが、一度も着なかった服です。引き出しの中に仕切りを1枚入れておくと、左右が混ざりません。
3月の衣替えで読む|残った服を3つに分ける
3月か4月、次の衣替えの日に、向きが変わらなかった服を取り出します。ここで、すぐに手放すかどうかを決めなくて構いません。まず3つに分けます。
| 分け方 | 当てはまる服 | 次にすること |
|---|---|---|
| 出番が来なかった | 行事の服、旅行の服、雪の日の服 | そのまま戻す |
| 手に取らなかった | 奥にあって目に入らなかった | 次の半年は手前に掛ける |
| 手に取ったが着なかった | 合わせるものがない、サイズが合わない | 手放すかを考える |
手放すかを考えるのは、3つ目だけです。1つ目と2つ目は、服の問題ではなく、季節か置き場所の問題です。
3つ目の服は、1枚ずつ理由を短く書き出してください。「合わせるスカートがない」「首元がちくちくする」「袖が短い」。理由が合わせるものの不足なら、手放す前に、手持ちの中で合う1枚を探す余地があります。理由が着心地やサイズなら、次の半年でも着ない可能性が高い服です。
逆向きになった服の数も、見ておくと役に立ちます。秋冬に着た服が全体の半分ほどなら、クローゼットの中の服は、実際に着る量のおよそ2倍あるということです。次に買い足すかどうかを考えるとき、この比率は目安になります。
どちらとも取れるとき①|1回だけ着て、すぐ脱いだ
外に着て出たのなら、1回として逆にします。ただし、その服には印を足しておくと、あとで役に立ちます。
逆にかけたうえで、ハンガーの首に輪ゴムを1本かけてください。3月に読むとき、輪ゴムのついた服は「着たけれど、着続けなかった服」です。**一度も着なかった服と同じくらい、見直す材料になります。**着心地か、合わせ方か、何かが合わなかった服だからです。
どちらとも取れるとき②|家の中でだけ着た
家の中だけで着た服は、数えません。向きは変えずに戻します。
家の中で何度も着ている服が、3月に「一度も着なかった服」として残ることがあります。それで構いません。3月に取り出したとき、「家で着ていた」とわかっているなら、それは部屋着として働いている服です。外に着る服としては出番がなかった、と読みます。部屋着に回すと決めたら、クローゼットから部屋着の置き場所に移してください。
どちらとも取れるとき③|クリーニングに出していた・洗濯中だった
コートやジャケットをクリーニングに出すと、その間はハンガーが空になります。着たから出すのですから、出す日に、空いたハンガーを逆向きにしてパイプに残しておいてください。洗濯中の服も同じです。
戻ってきたら、クリーニングの針金ハンガーのまま戻さず、逆向きになっている元のハンガーに掛け替えます。向きの記録は、元のハンガーに残るからです。空いたハンガーをパイプから外してしまうと、戻ってきたときに向きがわからなくなります。
季節の終わりにまとめてクリーニングに出す服は、3月の衣替えの日と重なります。出す前に向きを確かめて、読み終えてから出してください。
どちらとも取れるとき④|行事の服・旅行の服
法事や式の服、旅行でしか着ない服は、半年に一度も出番がないことが珍しくありません。3月に向きが変わっていなくても、それは着なかったのではなく、出番がなかっただけです。
こうした服は、衣替えの日にほかの服と区画を分けて掛けておくと、読むときに混ざりません。パイプの端に寄せて、仕切りを1枚入れておきます。
「着た記録」と「戻した記録」を、同時にやらない
着た服を逆にする方法と、手に取ったのに戻した服を逆にする方法は、同じ動きで違うものを数えています。2つを同時にやると、逆向きになった服が、着たからなのか、戻したからなのかがわからなくなります。
半年の記録は「着た」で取ってください。迷っている服を短く見たいときだけ、別の時期に2週間ほど「戻した」で数えます。同じクローゼットで、同時に2つの意味を持たせないのが続けるこつです。
よくある行き違い
**「一度も着なかった服は、手放すべき服」。**半年着なかった服には、季節や行事で出番がなかった服も、奥にあって目に入らなかった服も混ざっています。手放すかを考えるのは、手に取ったのに着なかった服だけです。
**「毎日きれいに向きをそろえておかないと意味がない」。**数枚ずれても、半年で見える形は変わりません。完璧にそろえることより、衣替えの日に始めて衣替えの日に読む、という区切りを守るほうが大事です。
**「全部の服でやらないと意味がない」。**迷っている服が多い区画だけで始めても構いません。トップスだけ、羽織りだけでも、半年後には十分な数が見えてきます。
家族と同じクローゼットを使うとき
家族と共用のクローゼットでは、人ごとにパイプの区画を分けます。区画が混ざると、誰が着て向きを変えたのかがわかりません。
仕切りを1枚入れるか、人ごとにハンガーの色を変えれば、向きのルールは家族で同じで構いません。読むのは自分の区画だけにして、家族の服はそれぞれに任せます。
続かなくなったとき
途中で向きを変え忘れることがあります。1枚や2枚なら、気にせず続けてください。半年の中で数枚ずれても、3月に見える全体の形は変わりません。
**向きがばらばらになってしまったら、その日を新しい始まりにしてそろえ直します。**半年に届かなくても、3か月ぶんの記録でも、一度も手に取らなかった服は見えてきます。
続かなくなる理由でいちばん多いのは、洗濯物をたたんで戻す人と、着る人が違うことです。家族が洗濯物を戻してくれる家では、戻すときに向きを変えるのを頼むより、着た日の夜に自分でハンガーの向きだけ変えておくほうが続きます。服が洗濯中でも、空いたハンガーを逆にしておけば、戻ってきたときにそこへ掛けるだけで済みます。
関連記事
- ハンガーの向きに常識はあるか|揃えると見えるもの、クローゼットの並べ方3流派 ── ハンガーの向きと並べ方を決めたい場合
- 服の断捨離|迷う一枚は「戻した回数」で決める ── 迷っている1枚を手放すか決めたい場合
- 秋の衣替えの手順|気温で始めて、仕舞う前の手入れで終える ── 衣替えの作業そのものを進めたい場合
- 衣替えはいつ?|最低気温の続き方と生活時間で、自分の開始日を出す ── 始める日を決めたい場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ハンガーを逆にかけるのは、何のためですか
- 多くの場合、着た服に印をつけるためです。ある日すべてのハンガーを同じ向きにそろえ、着て洗って戻すときだけ逆向きにかけます。半年たつと、向きが変わらなかった服が、その半年で一度も着なかった服としてひと目でわかります。ほかに、手に取ったのに着ずに戻した服を数えるために逆にする人や、高い位置のパイプから落ちにくいようにフックの口を奥に向ける人もいます。
- Q. いつ始めるのがいいですか
- 10月の衣替えの日がいちばん始めやすい日です。夏の服をしまい、秋冬の服をクローゼットに掛け直す作業の中で、全部を同じ向きにそろえてしまえば、始めるための手間がほとんどかかりません。読むのは次の衣替え、3月か4月です。秋冬の半年をまるごと記録できるので、季節の外にある服が混ざらずに読めます。
- Q. 1回だけ着て、すぐ脱いだ服はどう数えますか
- 外に着て出たなら、1回として逆にしてください。ただし、その服は印を分けておくと役に立ちます。逆にかけたうえで、ハンガーの首に輪ゴムを1本かけておく。3月に読むとき、輪ゴムのついた服は「着たけれど、着続けなかった服」として別に見ます。一度も着なかった服と同じくらい、手放すかどうかを考える材料になります。
- Q. 家族と同じクローゼットを使っています。できますか
- できます。ただし、人ごとにパイプの区画を分けてください。区画が混ざっていると、誰が着て向きを変えたのかがわからなくなります。仕切りを1枚入れるか、人ごとにハンガーの色を変えれば、向きのルールは家族で同じにして構いません。家族のぶんまで読むかどうかは、それぞれに任せます。
— メグラシ編集部





