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ワードローブ|まず何着あれば回るかを決めてから揃える・手放す

メグラシ編集部//読了 26分
明るい部屋のクローゼットに、白・ネイビー・ベージュの服が色ごとに並び、手前のベッドに今週着る数着が重ねて置かれている

ワードローブは、あなたが今持っている服の全体のことです。整えるときに見るのは枚数の多さではなく、平日と休日の組み合わせが何通り組めるかで、平日の服装がほぼ決まっている人なら、その季節に着るトップス5・ボトム3・羽織り2の10着が核になれば1週間は回ります。これにその季節の靴2足とバッグ1つがつけば、朝の支度で迷う時間はほとんどなくなります。

揃える順番はボトムが最初です。自分の体に合うボトムを2〜3本決めてから、顔の近くに来るトップス、次に羽織り、最後に靴とバッグの順で埋めていきます。トップスから買い始めると、合わせるボトムがなくて出番のない服が増えるからです。手放す基準は「この1年で着た回数」と「手に取ってから戻した回数」の2つで、1年に1回も着ていない服と、手に取ったのに3回以上戻した服は、今の生活に出番がない服です。

迷ったときは、クローゼット全体を一度に直そうとせず、来週の7日分がまず回るかどうかだけを見てください。7日分が回れば1か月は回り、季節の入れ替えで足りないものが見え、1年たてば買い足す順番と手放す基準が自分の数字で決まります。この記事はその地図です。働き方・年代・季節・好みの型・診断結果・買う順番・手放す基準・1着あたりのコストの順に分け、それぞれの先にあるメグラシの個別記事へ道案内します。

ワードローブとクローゼットの違いを1段落で

クローゼットは服をしまう場所で、ワードローブは持っている服の中身の全体です。英語ではどちらも衣装だんすを指すことがありますが、日本語の服選びの文脈では「クローゼットを片づける」は収納の話、「ワードローブを整える」は何を持ち、何を手放し、何を買い足すかという中身の話として使い分けると混乱しません。収納を変えずに中身だけを見直すことはできますし、中身を減らした結果として収納が足りるようになることもあります。収納のほうの迷い(パイプの長さや厚手の服のかけ方)はワードローブ収納で秋冬の厚手をパイプの長さで割って決める記事にまとめているので、この記事は中身の話に集中します。

まず自分の列を見つける早見表

ワードローブの答えは、働き方と年代の組み合わせで変わります。下の表で自分の列を見つけ、その先の見出しへ進んでください。表は比較の軸を示すためのもので、ここで答えを完結させるつもりはありません。

あなたの状況核になる着数(1季節)最初に揃えるもの先に読む見出し
オフィス勤務・平日の服装が決まっているトップス5・ボトム3・羽織り2体に合うボトム2本働き方別:オフィス
在宅中心・画面越しに人と会うトップス6・ボトム2・羽織り1顔映りのよいトップス3枚働き方別:在宅
立ち仕事・動く仕事トップス4・ボトム3・羽織り1伸びて洗えるボトム働き方別:立ち仕事
子育て中・朝の支度が5分トップス5・ボトム3・羽織り2(全部洗濯機可)しゃがんでも気にならないボトム働き方別:子育て中
平日と休日の服が大きく違う上の数に休日用トップス2・ボトム1を足す休日の「いちばん多い過ごし方」の1組休日の服の持ち方

「どの列にも当てはまらない」「2つの列にまたがる」という人は、平日に多いほうの列を選びます。週5日のうち3日以上を占める過ごし方が、あなたのワードローブの核です。

「何着あれば回るか」の出し方

着数は人から聞いた数字ではなく、自分の1週間から出します。やり方は3つの数を書き出すだけです。

  1. 1週間のうち、人と会う日の数(職場・保護者の集まり・友人との約束など)
  2. 1週間のうち、家にいて誰にも会わない日の数
  3. 洗濯をする頻度(毎日・2日に1回・週2回)

人と会う日が5日で洗濯が週2回なら、人と会う日用のトップスは5枚必要です。洗濯が毎日なら3枚でも回りますが、乾くまでの時間を考えると4枚が安全です。ボトムはトップスより汚れが目立ちにくく、2〜3回着てから洗う人が多いので、週5日なら3本で足ります。羽織りは「室内で寒いとき用」と「外を歩くとき用」の2つの役割が最低限で、季節の中盤までは2着、真冬と真夏は1着で済むことが多いです。

ここで出た数が「核」で、全体の着数ではありません。核に対して、気分で着たい服・特別な日の服・思い出の服が足されたものがあなたのワードローブの全体です。核が回っていれば、足された服の数は多くても少なくてもかまいません。核が回っていないのに足された服が多いと、朝に迷う時間が増えます。

働き方別:オフィス勤務のワードローブ

平日の服装がほぼ決まっているオフィス勤務の人は、ワードローブが最も設計しやすい立場です。核はトップス5・ボトム3・羽織り2の10着で、ボトム3本のうち2本は同じ系統の色(ネイビー2本、黒とチャコールなど)にすると、どのトップスとも組めます。トップス5枚は、襟のあるもの2・襟のないもの2・ニットかカットソー1の割合にしておくと、気温と会議の有無で選べます。

要素本数・枚数選ぶ基準
ボトム3本2本は同系色・1本は違う色か形。座ってもひざが出ない丈かひざ下
トップス5枚襟あり2・襟なし2・ニットかカットソー1。顔から15cm以内の色は明るめ
羽織り2着室内用の軽いもの1・外歩き用1。腕を前に伸ばして背中が引っぱられない
靴2足ヒールの高さが違うもの。どちらも3本すべてのボトムに合う色
バッグ1つ書類かパソコンが入る大きさ。靴のどちらかと色の系統を合わせる

この型を「選ばない仕組み」として作り込む具体的な手順は、働く女性のカプセルワードローブが10着の組み合わせ表まで含めてまとめています。オフィスの服がだいたい揃っている人は、そちらで組み合わせの数だけ確認してください。

働き方別:在宅中心のワードローブ

在宅中心の人は、「誰にも会わない日の服」がワードローブの大半を占めてしまい、たまに人と会う日の服が足りない、という偏りが起きやすいです。核の数は、トップス6・ボトム2・羽織り1でトップスに寄せます。画面越しに人と会うときに見えるのは肩から上なので、ボトムは2本で十分で、トップスを多くしたほうが毎日の気分が切り替わります。

在宅の服は「楽な服」と「だらしなく見える服」の境目を自分で決める必要があります。基準は2つで、肩の縫い目が自分の肩の端から3cm以上落ちていないこと、首元が伸びて鎖骨の下まで開いていないことです。この2つを満たす服は、宅配を受け取るときも急な来客にも、そのままで出られます。

在宅中心の人にとって難しいのは、着る回数が偏っていることに気づけないことです。着たい服がわからないときに「手に取った率」で見つける記事の方法で、2週間だけ手に取った服に印をつけると、在宅で本当に着ているのが何着かが見えます。

働き方別:立ち仕事・動く仕事のワードローブ

立ち仕事や動く仕事の人は、服の寿命が座り仕事の人より短くなります。ひざ・ひじ・脇・ウエストの内側がすれて薄くなるので、核はトップス4・ボトム3・羽織り1と少なめにし、代わりにボトムを1〜2年で入れ替える前提で選びます。「長く着る」より「気持ちよく動ける状態を保つ」ほうが、この働き方では大切です。

見るところ基準理由
ボトムの伸びしゃがんでひざが引っぱられない1日に何十回もかがむ動きで生地が疲れる
素材の洗いやすさ洗濯機で洗って翌朝乾く毎日洗う頻度に家事の負担を合わせる
色中間色(グレー・ネイビー・ベージュ)汗じみも汚れも目立ちにくい
靴1日の終わりに足の甲が痛くない靴の疲れは翌日の服選びに影響する

服の買い替えどきを「なんとなく古くなった」ではなく5か所の見た目で決める方法は、服の寿命は何年・何回かを5か所で見る記事に書いています。動く仕事の人はこの5か所の中でも、ひざと脇の2か所を月に1回見てください。

働き方別:子育て中のワードローブ

子育て中の人のワードローブは、朝の支度に使える時間が5分前後しかないことと、服がよごれる前提で選ぶことの2つで設計が決まります。核はトップス5・ボトム3・羽織り2で、オフィス勤務と同じ数ですが、条件が1つ増えます。全部が洗濯機で洗え、全部がどの組み合わせでも成立することです。「この羽織りはこのトップスにしか合わない」という服が1着でもあると、5分の支度が10分になります。

子育て中は、しゃがむ・抱き上げる・走るという動きが1日に何度もあります。ボトムは座ったときにウエストが食い込まず、しゃがんだときに背中が見えない股上の深さが基準です。トップスは、子どもを抱いたときに首元が引っぱられて下がらない、首のつまったものが安心です。

働くママの1週間を10着で回す組み合わせ表と、朝の手順まで含めた具体策は働くママのカプセルワードローブにあります。保育園や学校行事で「きちんと見える服」を別に持つかどうかの判断もそちらで扱っています。

休日の服の持ち方:平日と分けるか、重ねるか

休日の服を平日と分けて持つかどうかで、ワードローブの全体量は1.3〜1.5倍変わります。分けるかどうかの基準は、休日の過ごし方が平日の服でそのまま出られるかどうかです。

休日の過ごし方平日の服で出られるかワードローブへの足し方
買い物・食事・散歩が中心出られる足さない。平日のトップスをデニムかカジュアルなボトム1本に乗せ換える
子どもと公園・外で体を動かす出られない動けるボトム1本と洗えるトップス2枚を足す
習い事・趣味の集まりがある服装が決まっているなら出られるその集まり用の1組だけ足す
完全に家で休む出られる足さない。在宅の服の基準(肩と首元)を守る

平日と休日の服を重ねる人は、休日用に「カジュアルなボトム1本」だけ足すのが最も効率がよいです。平日のトップスは意外とカジュアルなボトムにも乗ります。逆に、平日はオフィスの服、休日はまったく違う好きな服を着たいという人は、次の「2つの型」の見出しで自分の型を確かめてください。

年代別:30代のワードローブ

30代のワードローブは、20代までに買った服と、仕事や生活が変わって必要になった服が混ざっている時期です。核の数は働き方の列と同じですが、30代で特に見直したいのは「組み合わせの数」です。10着で何通り組めるかを数え、15通りを下回るなら、どこかに1着しか相手のいない服が混ざっています。

30代で揃えておくと長く使えるのは、形がシンプルで素材がよいボトムと、顔映りのよい色のトップスです。この2つの選び方はベーシックアイテム30代からの選び方に、全体の組み立てはワードローブ構築30代の着回し5原則にまとまっています。少ない服で回す型が合うかどうかを試したい人は、カプセルワードローブ30代の作り方の8アイテムから始めると、全体を変えずに1季節だけ試せます。

年代別:40代のワードローブ

40代は、好きだった服が急に違って見えることが起きる時期ですが、変わったのは好みではなく、生地の張りの感じ方や顔のそばに置く色の映り方です。ワードローブの見直しで変える箇所は、素材・色・丈・サイズの4つに絞ります。好きな色・好きな形は変えなくてかまいません。

変える箇所40代の基準ワードローブでの反映
素材つまんで3秒以内に戻る張りトップスを1枚ずつ張りのあるものへ入れ替える
色顔から15cm以内を今より1段明るく核のトップス5枚のうち3枚を明るい色に
丈くるぶし・ひざ・手首のくびれで止める直せるものは裾上げ、直せないものは手放す候補に
サイズ肩の縫い目が肩の骨の端、身幅こぶし1つ肩が落ちている服は羽織りとして使い直す

4つの軸の詳しい見分け方と場面別の整え方は、柱の記事40代のファッションで変えるのは4つだけにあります。ワードローブ全体を5つの鉄則で組み直すならワードローブ構築40代の保存版、1着ずつの選び方ならベーシックアイテム40代からの正解、量から質へ考え方を切り替える背景は40代のクローゼット哲学が扱っています。

年代別:50代のワードローブ

50代のワードローブで増える迷いは、「見せる面積」と「軽さ」の2つです。腕や首元、足首をどこまで出すかの基準が30代までと変わり、同時に、重いコートや厚いニットが体にこたえるようになります。核の数は変わりませんが、羽織り2着のうち1着を軽い素材に替えると、全体の着やすさが変わります。

露出の基準を「隠す」ではなく「cmで決める」方法は50代の服装の露出をcmで決める記事に、顔まわり30cmの印象で服を選ぶ考え方はアラフィフのファッションは顔まわり30cmで決まる記事にあります。50代は、40代の4つの軸(素材・色・丈・サイズ)に「軽さ」を1つ加える、と考えると整理しやすいです。

年代別:60代のワードローブ

60代のワードローブは、軽さ・顔まわり・丈・着脱・靴の5つで見直します。特に着脱は、ワードローブの設計そのものを変える要素で、頭からかぶるトップスより前開き、ボタンより大きめのファスナー、紐靴より着脱しやすい靴へ、核の中から1つずつ入れ替えていきます。

60代の5つの軸の詳細は柱の記事60代のファッションで変えるのは5つにまとまっています。旅行が増える時期でもあるので、3泊4日を軽く品よく過ごすための持ち物の組み方は60代の旅行ワードローブが扱っています。旅行用の服はワードローブの核とは別に持つのではなく、核の中から「軽くて洗えてしわになりにくい」ものを選ぶと、旅行のたびに買い足す必要がなくなります。

季節の入れ替え:年間の全体像

季節の入れ替えでワードローブを見るときは、春夏・秋冬の2つに分けるより、「気温の帯」で4つに分けるほうが実際の着方に合います。

気温の帯核の構成入れ替えのタイミング
最高気温25度以上トップス5・ボトム3・羽織り1(日よけ・冷房用)最高気温が25度を3日続けて超えた週
最高気温15〜25度(春秋)トップス5・ボトム3・羽織り2朝と昼の気温差が10度を超え始めた週
最高気温10〜15度トップス5(うちニット2)・ボトム3・羽織り2(うちコート1)最低気温が10度を切った週
最高気温10度未満トップス5(うちニット3)・ボトム3・コート1・中に着る羽織り1最低気温が5度を切った週

年間の着数は、この4つの帯の核を足し、重なる服(春秋のトップスは夏にも冬の中にも使える)を引くと、40〜60着のあいだに収まる人が多いです。帯ごとの整え方と収納の動かし方は季節別ワードローブ整理術の記事に、入れ替えのときに持てる枚数をパイプの幅から出す方法は服の断捨離を秋冬の衣替えでやる記事にあります。

季節の入れ替えで「足りない」が見えるのはいつか

ワードローブの穴は、季節の最初の2週間に見えます。衣替えをして、最初の2週間で「着るものがない」と感じた日が3日以上あったら、その帯の核に穴があります。穴があるのはたいていボトムか羽織りで、トップスが足りないと感じることはあまりありません。トップスが足りないと感じるときは、実際はボトムとの組み合わせが成立していないことが多いです。

入れ替えの初めに、その季節の核10着を一度ベッドの上に並べて、ボトム3本それぞれにトップス5枚を乗せてみてください。15組のうち10組以上が成立していれば核は回ります。10組を切るなら、ボトムの色か形が偏っています。この確認は1季節に1回、15分で済みます。

2つの型:少ない服で回すか、好きな服を増やすか

ワードローブの整え方には大きく2つの型があります。少ない服で回すカプセル型と、好きな服を増やしていく型です。どちらが正しいということはなく、分かれ目はあなたの朝の支度に使える時間と、気分の揺れ幅です。

比べる軸少ない服で回す型(カプセル型)好きな服を増やす型
朝の支度に使える時間5分以内15分以上あっても苦ではない
服を選ぶときの気持ち選ぶこと自体が負担選ぶことが楽しみ
気分の揺れ毎日同じ系統でも飽きない同じ服が続くと気分が下がる
核の数10着前後で全体が完結核10着に、好きな服が20〜30着乗る
買い方1着入れたら1着出す1着入れたら「相手が3着あるか」確認して残す
手放し方季節ごとに1回年に1回、着た回数で

カプセル型は、全体の着数が少ないぶん、1着の選び方の精度が求められます。好きな服を増やす型は、核の10着が回っていることを先に確かめてから増やすのが条件で、核が回っていないまま好きな服を足すと、「服はたくさんあるのに着る服がない」状態になります。

どちらとも言えない人の決め方

朝は5分で決めたいけれど、休日は好きな服を着たい、という人がいちばん多く、どちらの型にもきれいには入りません。この場合は、平日をカプセル型、休日を増やす型と分けて設計します。平日の核10着は組み合わせの成立だけを見て選び、休日の服は好きなものを好きなだけ持ってかまわない、と決めると、平日の迷いは消えて休日の楽しみは残ります。

分けて設計するときの注意は1つで、平日の核に休日の服を混ぜないことです。「この休日のトップス、平日にも着られるかも」と核へ入れると、核の組み合わせが崩れます。平日の核は平日の核として、休日の服とは別の場所にかけておくと、物理的に混ざりません。

おしゃれに見えるワードローブは枚数ではなく「何通り組めるか」で決まる、という考え方はおしゃれなクローゼットとワードローブの記事に書いてあります。増やす型を選んだ人は、増やすたびにこの記事の「何通り」の数え方で確認してください。

診断結果をワードローブに反映させる:全部には当てない

骨格診断やパーソナルカラー診断の結果が出ると、手持ちの服を全部診断に合わせたくなりますが、全部に当てる必要はありません。反映させるのは2か所で、顔から15cm以内に来るトップスの色と、いちばん着る回数が多いボトムの形です。この2か所が診断に寄っていれば、残りの服が診断から外れていても、全体の印象は整って見えます。

まだ診断を受けていない人は、メグラシの無料診断で骨格とパーソナルカラーを先に確かめてください。骨格診断とパーソナルカラー診断はどちらも数分で結果が出ます。診断結果は「新しく買うときの迷いを減らす道具」であって、「手持ちの服を切り捨てる基準」ではない、と最初に決めておくと、ワードローブ全体を否定せずに済みます。

骨格診断の結果をどこに反映させるか

骨格診断の結果は、服の「形」と「素材の厚み」に関わります。ワードローブへの反映先は、核の中でいちばん出番の多いボトムの形です。

骨格タイプ核のボトムで優先する形トップスで1つだけ寄せる点
ストレート腰からまっすぐ落ちるストレート・ひざ丈タイト首元はV字か開きのあるもの、肩に装飾を置かない
ウェーブウエスト位置が高めのフレア・やわらかい素材首元は詰まり気味、トップスは短め丈で重心を上げる
ナチュラルゆとりのあるワイド・長めの丈肩が落ちたデザイン、厚みのある素材が得意

3タイプの中で「どちらとも取れる」結果が出た人は、骨格ではなく「着たときに体が楽な形」を優先してください。診断はあなたの体を説明する道具で、体を診断に合わせるものではありません。

パーソナルカラーの結果をどこに反映させるか

パーソナルカラーの結果は、顔から15cm以内に来る色、つまりトップス・ストール・コートの襟元に反映させます。ボトム・靴・バッグは顔から遠いので、診断から外れた色でも印象への影響は小さく、好きな色のままでかまいません。

核のトップス5枚のうち、3枚を自分のシーズンに合う色にすれば十分です。残り2枚は好きな色でよく、顔映りが気になる日は、首元に自分のシーズンの色のストールを1枚足すだけで整います。パーソナルカラーの結果を「服を買い替える理由」にせず、「次に買うトップスの色を1つ決める道具」にすると、ワードローブは無理なく診断に寄っていきます。

買い足す順番:ボトム→トップス→羽織り→靴

ワードローブに足りないものを買い足すときの順番は、ボトム・トップス・羽織り・靴の順です。理由は、1着で受けられる相手の数が多い順だからです。ボトム1本はトップス5枚を受けますが、トップス1枚が受けられるボトムは3本までです。

順番買い足すもの買う前に確かめること
1核のボトム(2〜3本目まで)手持ちのトップス5枚のうち4枚以上が乗るか
2顔映りのよいトップス核のボトム3本すべてに乗るか。顔から15cmの色は明るめか
3羽織り核のトップス5枚の上から着られる身幅か。腕を前に伸ばして背中がつらくないか
4靴核のボトム3本すべてに合う色か。1日歩いて甲が痛くないか
5気分で着たい服核の10着が回っていることを確認してから

買い足しを「順番」ではなく「安い順」「目についた順」にすると、相手のいない服がワードローブにたまります。順番の考え方と、季節の初めに穴を埋める手順は秋に何から買うかの記事に、年間でいくつ買うかを先に決めておく設計は年間の服予算の立て方にあります。

手放す基準:着た回数と戻した回数

ワードローブから服を手放すとき、「好きか嫌いか」「高かったか安かったか」で判断すると決められません。基準は2つの回数です。

基準数え方判断
この1年で着た回数季節が一巡するあいだに袖を通した回数0回なら今の生活に出番がない
手に取ってから戻した回数着ようとして鏡の前で戻した回数3回以上ならどこかに違和感がある
直せば着るか丈・ボタン・ウエストのどれかで直るか直せるなら手放す前に直す
思い出があるか着ていなくても手元に置きたいか日常のワードローブから外して別保管

手放す対象になった服を「もったいない」と感じるのは自然で、その感じ方を否定する必要はありません。その服はあなたが選んだときには役割を果たしていて、今は生活のほうが変わっただけです。迷う1枚を「戻した回数」で決める具体的な手順は服の断捨離で迷う一枚は戻した回数で決める記事に、衣替えの箱ごと手放すかどうかを決める方法は洋服の断捨離を衣替えの箱でやる記事にあります。

1着あたりのコストの考え方

ワードローブにおける「高い・安い」は、買ったときの金額ではなく、1着あたりのコスト(買った金額を着た回数で割った値)で見ます。買ったときの金額が高くても、3年で100回着れば1回あたりは小さくなり、金額が低くても2回しか着なければ1回あたりは大きくなります。

この考え方を核の10着に当てると、核には「着る回数が多いもの」が集まるので、少し金額が高くても1回あたりは下がります。逆に、気分で着たい服は着る回数が少ないので、1着あたりの金額を抑えるほうが1回あたりが合います。核にお金をかけ、気分の服は軽く持つ、という配分が、ワードローブ全体の1回あたりのコストをいちばん下げます。

30代・40代でこの考え方をワードローブに組み込む具体策は1着あたりのコストで考える服選びに、数年単位で装いを支える見方は長く着る装いの経済性の記事にまとまっています。

買わずに回す選択肢:ファッションレンタルの位置づけ

ワードローブの核は手持ちで固め、気分で着たい服や特別な日の服は買わずに済ませる、という組み方もあります。ファッションレンタルを使うと、着る回数の少ない服を手持ちに増やさずに済み、核の10着の組み合わせを崩さないまま、気分の揺れに対応できます。

特に向いているのは、好きな服を増やす型なのに収納が足りない人と、診断結果を試したいけれど買って外れるのが不安な人です。診断に合うとされた色や形を、買う前にレンタルで数週間着てみて、着た回数が多ければ手持ちに加える、という順番にすると、ワードローブに相手のいない服が入りにくくなります。

最低限のワードローブ:ここまで減らしても回る

ワードローブを限界まで減らすとしたら、どこまで減らせるでしょうか。1季節あたり、トップス3・ボトム2・羽織り1・靴1の7着で、洗濯が毎日できる人なら1週間は回ります。ただしこの数は「回る」だけで、気分の切り替えの余地はほぼありません。

着数回るか余地
7着(トップス3・ボトム2・羽織り1・靴1)洗濯毎日なら回る気分の切り替えなし
10着(トップス5・ボトム3・羽織り2)洗濯週2回でも回る15通りの組み合わせ
13着(10着+休日用トップス2・ボトム1)回る平日と休日を分けられる
20着以上回る核が回っていることが条件

枚数ではなく役割で最低限の一式を決める考え方は最低限そろえる服の記事にあります。減らすこと自体が目的になると、着る楽しみまで減ってしまうので、「回る最小」ではなく「迷わない最小」を自分の数で決めてください。

手持ちの服でワードローブを組み直す手順

新しく買う前に、今持っている服で核を組み直してみてください。所要時間は1時間です。

  1. その季節に着る服を全部ベッドの上に出す(他の季節の服は出さない)
  2. ボトムを並べ、この1年で着た回数が多い順に3本選ぶ
  3. その3本のそれぞれに、手持ちのトップスを1枚ずつ乗せて、成立する組み合わせに印をつける
  4. 3本すべてに乗るトップスを5枚選ぶ。足りなければ2本に乗るものまで広げる
  5. 選んだ5枚の上から着られる羽織りを2着選ぶ
  6. 残った服を「気分で着る」「直せば着る」「1年着ていない」「思い出」の4つに分ける

6で「1年着ていない」に入った服が、手放す候補です。「気分で着る」に入った服は、核が回っていることが確認できたので、そのまま持っていてかまいません。この手順を1季節に1回やると、買い足す前に穴がどこかが見えて、相手のいない服を買わずに済みます。

ワードローブで迷ったときの考え方

ワードローブで迷いが戻ってくるときは、たいてい「全部を一度に整えよう」としています。整える単位を小さくしてください。全部ではなく今の季節、今の季節ではなく来週の7日分、7日分ではなく明日の1組、と小さくしていくと、必ずどこかで答えが出ます。明日の1組が決まる人は、7日分も決められます。

もう1つの迷いは「人の数字」に合わせようとすることです。この記事の10着も、あなたの1週間から出した数ではありません。人と会う日の数、洗濯の頻度、朝に使える時間、この3つを自分の数字で置き換えたときに出る着数が、あなたのワードローブの核です。人の数字は出発点で、到着点ではありません。

まとめ:核を回し、地図で先へ進む

ワードローブは手持ちの服の全体で、整えるのは枚数ではなく「何通り組めるか」です。核はトップス5・ボトム3・羽織り2の10着、揃える順番はボトム→トップス→羽織り→靴、手放す基準は着た回数と戻した回数、診断結果は顔から15cmの色とボトムの形の2か所に反映させる。この5つを押さえれば、季節が変わっても迷いは戻りにくくなります。

ここから先は、自分の列の個別記事へ進んでください。働き方で分けるなら働く女性・働くママのカプセルワードローブへ、年代で分けるなら30代・40代・60代の構築と柱の記事へ、季節の入れ替えなら季節別の整理術と断捨離の記事へ、お金の見方なら1着あたりのコストと年間予算の記事へ。全部を読む必要はありません。来週の7日分が回ることを、まず確かめてください。

よくある問い

Q. ワードローブとクローゼットは何が違うのですか?
クローゼットは服をしまう場所(家具・部屋)で、ワードローブは持っている服の全体を指す言葉です。「クローゼットを片づける」は収納の話、「ワードローブを整える」は何を持ち、何を手放し、何を買い足すかという中身の話になります。収納を変えずに中身だけ見直すこともできますし、逆に中身を減らした結果として収納が足りるようになることもあります。
Q. 服は全部で何着あれば足りますか?
平日の服装がほぼ決まっている人なら、その季節に着る服としてトップス5・ボトム3・羽織り2の10着が核になり、1週間を同じ組み合わせなしで回せます。休日の過ごし方が平日と大きく違う人は、休日用にトップス2・ボトム1を足して13着前後が目安です。年間では、季節ごとの入れ替え分を含めて40〜60着のあいだに収まる人が多く、これより多いなら着ていない服が混ざっている可能性が高いです。
Q. 何から揃えればいいですか?
ボトムからです。ボトムは1着で複数のトップスを受けられるので、最初に自分の体に合うボトムを2〜3本決めると、トップスを選ぶ基準が自然に決まります。次に顔の近くに来るトップス、次に羽織り、最後に靴とバッグです。トップスから買い始めると、合わせるボトムがなくて着られない服が増えやすくなります。
Q. 捨てられない服はどう判断すればいいですか?
「この1年で着た回数」と「手に取ってから戻した回数」の2つで決めます。1年に1回も着ていない服と、手に取ったのに3回以上戻した服は、気に入っているかどうかとは別に、今のあなたの生活に出番がない服です。思い出のある服は手放す対象から外し、別の場所にまとめて保管すると、日常のワードローブの判断が軽くなります。
Q. 骨格診断やパーソナルカラーの結果に合わない服は手放すべきですか?
いいえ。診断結果は「新しく買うときの迷いを減らす道具」で、手持ちの服を切り捨てるためのものではありません。顔から15cm以内に来るトップスの色と、いちばん着る回数が多いボトムの形の2か所だけ診断に寄せれば、残りは好きな服のままで全体が整って見えます。

— メグラシ編集部

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パーソナルカラーと骨格でマフラー選び|色は顔側、厚みと幅は骨格

マフラーは、顔に触れる面の色をパーソナルカラーで、生地の厚み・幅・首に積む量を骨格で決めると迷いません。2つの結果が食い違うときは、顔から10cmまでは色、そこから下の量は骨格を優先します。生地をつまんだ厚みと巻いたあとの首の高さの測り方、ブルベ夏でナチュラル・イエベ秋でウェーブなど食い違う組み合わせの決め方、2色使いのマフラーの向けかたまで。秋冬の首元を、自分の2つの結果で決める記事です。

メグラシ編集部/読了 14分
秋冬の旅行の服を骨格とパーソナルカラーで選ぶ|2泊3日を5枚で回す

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秋冬の旅行の服を骨格とパーソナルカラーで選ぶ|2泊3日を5枚で回す

秋冬の旅行で服が増えるのは、1枚ずつ「これで合うか」を考えて足していくからです。骨格診断で全部の服の線を1つにそろえ、パーソナルカラーで色を3つにそろえると、どの上とどの下を組んでも外れないので、2泊3日がアウター1枚と服4枚で回ります。骨格3タイプとパーソナルカラー4シーズンの組み合わせごとの5枚の選び方、寺社めぐり、温泉旅館、街歩きと夜の食事、冬休みの帰省、雪の旅での入れ替え方、写真に残る1枚の置き場所、荷造り前の10分の確認までまとめました。

メグラシ編集部/読了 14分
秋に何から買うか|買う順番を決める3つの基準と埋める手順

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秋に何から買うか|買う順番を決める3つの基準と埋める手順

秋は一年でいちばん買い物が増える季節です。ところが、同じ枚数を買っても着回せる人と着回せない人が分かれます。差が出るのは何を買ったかではなく、どの順で買ったかのほうです。この記事は買う順番を決める基準を、面積・着る回数・自分で選べる幅という3つに整理しました。手持ちをこの3つで採点して足りない場所を出し、そこから順に埋める手順を表にしています。あわせて、今季よく見る潮流をどの段階で混ぜるか、9月と11月で必要なものがどう違うか、そして買わずに手持ちで済ませる判断のしかたと、同じ色ばかり増える・着る場面がない・サイズが微妙という3つの失敗の型と防ぎ方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 20分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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