秋冬の旅行の服を骨格とパーソナルカラーで選ぶ|2泊3日を5枚で回す

**秋冬の旅行の服は、骨格で線を1つに、パーソナルカラーで色を3つにそろえてください。**そうすれば2泊3日は、アウター1枚・トップス2枚・ボトム1枚・羽織り1枚の5枚で回ります。
あなたが先に決めるのは2つだけです。自分の骨格タイプで、5枚がどの線を描くか。自分のシーズンで、5枚をどの3色に収めるか。この2つが決まれば、旅先の朝にどの組み合わせを選んでも外れません。
旅行の服装を時期や行き先で考える記事は旅行の服装 秋や旅行の服装 冬にあります。この記事は、骨格診断とパーソナルカラーの結果を、旅行の5枚にどう使うかに絞っています。
結論:線は骨格で1つ、色はパーソナルカラーで3つ
2泊3日の秋冬旅行で持っていく5枚と、それぞれをどちらの診断で決めるかを先に置きます。
| 枚数 | 服 | 骨格で決めること | パーソナルカラーで決めること |
|---|---|---|---|
| 1枚 | アウター | 丈と肩の線 | 土台の色 |
| 2枚 | トップス | 首元の形と素材 | 1枚は顔の近くの色、1枚は土台の色 |
| 1枚 | ボトム | 形と丈 | 土台の色か中間の色 |
| 1枚 | 羽織り | 丈と厚さ | 中間の色 |
| 小物2つ | スカーフ・アクセサリー | 大きさ | 顔の近くの色 |
5枚の組み合わせは、トップス2枚×羽織りの有無で4通り。小物を2つ替えると、3日間で同じ見え方の日はありません。
ここでいう5枚は、人から見える服の数です。肌着、薄手のインナー、タイツ、寝るときの服は数に入れません。秋冬の旅は朝晩が冷えるので、温度の調整は見えない場所で行い、見える5枚の線と色は崩さない、という分け方にしています。
旅行の服が増える理由
旅行の荷造りで服が増えるのは、1枚ずつ「これで合うか」を考えて足していくからです。合うかどうかを1枚ずつ考えると、それぞれの服に合わせる相手が必要になり、相手の相手も必要になります。
骨格診断とパーソナルカラーの結果は、ここで役に立ちます。1枚が似合うかどうかを決めるためではなく、5枚が互いに組めるかどうかを先に決めるために使います。
全部の服が同じ線を描き、同じ3色に収まっていれば、どれとどれを組んでも、全体の形と色が崩れません。組み合わせを考える必要がなくなるので、枚数を減らせます。
秋冬の旅は、夏の旅より1枚ずつがかさばります。ニット1枚、コート1着が、スーツケースの中で場所をとります。そのぶん、枚数を減らす効果も大きくなります。5枚に収めておくと、帰りに荷物が増えても、行きと同じかばんで戻ってこられます。
もう1つ、旅先の朝は、家の朝より鏡を見る時間が短くなります。宿の鏡は小さく、明かりも家とは違います。組み合わせを考えなくても外れない5枚にしておくと、その短い時間で身支度が終わります。
診断の結果は、旅先でもう1つ役に立ちます。旅先の店で服や小物を買いたくなったとき、その1枚が5枚の線と3色に入るかを見れば、買うかどうかがすぐに決まります。入るものなら、帰ってからも手持ちと組めます。入らないものは、旅の気分で選んだ1枚として、手持ちの中で浮きやすいものです。
骨格で決めるのは「5枚が同じ線を描くか」
骨格タイプごとに、5枚にそろえる線と素材の目安を並べます。
| 骨格タイプ | そろえる線 | トップスの丈 | ボトムの形 | 素材 |
|---|---|---|---|---|
| ストレート | まっすぐなIの線 | 腰骨にかかる丈 | まっすぐなパンツか、膝丈前後のタイトスカート | ハリのあるウール・目の詰まったニット |
| ウェーブ | 上が短く、下が広がる線 | ウエストより少し下までの短め丈 | ハイウエストのフレアスカートか、細身のパンツ | やわらかいニット・薄手のウール |
| ナチュラル | ゆとりのある長い線 | お尻にかかる長め丈 | ゆとりのあるワイドパンツか、長いスカート | 粗い編みのニット・ざっくりしたウール |
5枚のうち、1枚だけ違う線が混ざると、その1枚と組んだ日だけ全体が崩れます。荷造りの前に5枚を並べて、全部が同じ列に入るかを確かめてください。
線をそろえるときに見るのは、トップスの丈とボトムの形の組み合わせです。ストレートなら、腰骨にかかる丈のトップスとまっすぐなボトムで、上から下まで1本の線が通ります。ウェーブなら、短めのトップスとハイウエストのボトムで、ウエストの位置がはっきりします。ナチュラルなら、長めのトップスとゆとりのあるボトムで、全体に余白のある線になります。どの組み合わせでも、この線が保たれていれば外れません。
骨格タイプがまだ分からない人は、骨格診断を自分でするで先に確かめておくと、5枚の線がそろえやすくなります。
パーソナルカラーで決めるのは「5枚が3色に収まるか」
シーズンごとに、5枚に使う3色の目安を並べます。3色は、土台の色、中間の色、顔の近くの色です。
| シーズン | 土台の色 | 中間の色 | 顔の近くの色 |
|---|---|---|---|
| イエベ春 | キャメル | アイボリー | コーラル |
| イエベ秋 | ダークブラウン | カーキ | テラコッタ |
| ブルベ夏 | グレー | ネイビー | ラベンダー |
| ブルベ冬 | 黒 | チャコールグレー | 真っ白 |
土台の色はアウターとボトムに、中間の色は羽織りに、顔の近くの色はトップス1枚と小物に使います。どの組み合わせでも、顔の近くには自分のシーズンの色が来るように配分するのがこの分け方の狙いです。
3色に絞る理由は、5枚の組み合わせを全部成り立たせるためです。4色目が入ると、その色の服と組めない服が出てきます。たとえば土台が黒の人が、茶色のボトムを1枚混ぜると、黒のアウターと茶色のボトムを組んだ日だけ、色がちぐはぐに見えます。白やアイボリーのインナーのように、首元から少し見えるだけの色は、3色の外に置いて構いません。
2つを重ねる|骨格とシーズンの12の組み合わせ
骨格3タイプとシーズン4つを重ねると、12の組み合わせになります。それぞれの5枚の要点を並べます。
| 骨格 | シーズン | アウター | 顔の近くのトップス |
|---|---|---|---|
| ストレート | イエベ春 | キャメルのチェスターコート | コーラルのVネックニット |
| ストレート | イエベ秋 | ダークブラウンのステンカラー | テラコッタのハイゲージニット |
| ストレート | ブルベ夏 | グレーのチェスターコート | ラベンダーのVネックニット |
| ストレート | ブルベ冬 | 黒のステンカラー | 真っ白のハイネック |
| ウェーブ | イエベ春 | キャメルのショート丈 | コーラルのやわらかいニット |
| ウェーブ | イエベ秋 | ダークブラウンのノーカラー | テラコッタのモヘア調ニット |
| ウェーブ | ブルベ夏 | グレーのショート丈 | ラベンダーの細いリブニット |
| ウェーブ | ブルベ冬 | 黒のノーカラー | 真っ白のやわらかいニット |
| ナチュラル | イエベ春 | キャメルのロングコート | コーラルのざっくりニット |
| ナチュラル | イエベ秋 | ダークブラウンのロングコート | テラコッタのローゲージニット |
| ナチュラル | ブルベ夏 | グレーのロングコート | ラベンダーのゆったりニット |
| ナチュラル | ブルベ冬 | 黒のロングコート | 真っ白のタートル |
表は1つの例です。同じ線と同じ3色に収まっていれば、手持ちの別の服に置き換えて構いません。
表を見るときは、アウターの列で骨格の線を、トップスの列でシーズンの色を確かめてください。同じストレートでも、イエベ秋なら茶の土台にテラコッタ、ブルベ冬なら黒の土台に真っ白、というように、線は同じで色だけが入れ替わります。逆に、同じブルベ夏でも、ストレートはチェスターコート、ウェーブはショート丈、ナチュラルはロングコートと、色は同じで線だけが変わります。
5枚を選ぶ手順
手持ちの服から5枚を選ぶ手順です。所要は20分ほどです。
- アウターを1枚決める。骨格の線に合い、色は土台の色のもの
- ボトムを1枚決める。アウターの丈と合う形で、色は土台か中間の色
- 顔の近くのトップスを1枚決める。顔の近くの色のもの
- 2枚目のトップスを決める。土台か中間の色で、1枚目と首元の形が違うもの
- 羽織りを1枚決める。トップス2枚のどちらにも重ねられる厚さで、中間の色
5枚が決まったら、床に並べて、全部が同じ線に見えるか、3色に収まっているかを見ます。1枚だけ外れていたら、その1枚を入れ替えます。
順番をアウターから始めるのは、アウターがいちばん替えのきかない1枚だからです。旅先で着るアウターは1着で、持っているコートの数も多くありません。先にアウターを決め、それに合わせてほかの4枚を選ぶと、手持ちの中で無理なくそろいます。トップスから選び始めると、最後にアウターが合わないことに気づいて、やり直しになりがちです。
アウター1枚の選び方
秋冬の旅行では、アウターが写真のほとんどに写ります。5枚の中でいちばん目に入る1枚です。
| 決めること | 決め方 | 理由 |
|---|---|---|
| 丈 | 骨格の線に合わせる | 全身の形を決めるから |
| 色 | 土台の色 | どのトップスとも組むため |
| 厚さ | 行き先の気温で決める | 中の4枚を変えずに済む |
| 襟 | 顔の近くのトップスが見える形 | 顔の近くの色を見せるため |
| ポケット | 手を入れられる大きさ | 歩く旅では手が冷える |
襟の形は、首元のトップスの色がどれくらい見えるかを決めます。襟が大きく顔の近くまで来るアウターだと、顔の近くの色が隠れて、土台の色だけが顔の下に来ます。
秋冬の旅では、屋外にいる時間の多くでアウターを着たままです。写真に写るのも、アウターを着た姿がほとんどになります。顔の近くの色を見せたいなら、襟を開いて着られるアウターか、襟のないアウターを選んでください。襟の高いアウターしかない場合は、マフラーやストールを顔の近くの色にして、襟の上に出します。
トップス2枚の選び方
トップスは、顔の近くの色を1枚、土台か中間の色を1枚にします。
| 1枚目 | 2枚目 |
|---|---|
| 顔の近くの色 | 土台か中間の色 |
| 写真の多い日に着る | 移動の日に着る |
| 首元の形を骨格に合わせる | 1枚目と違う首元にする |
| 艶のある素材でもよい | しわになりにくい素材 |
2枚の首元の形を変えておくと、同じアウターを着ていても、日によって違う見え方になります。
首元の形も、骨格の線に合わせて選びます。ストレートならVネックや詰まったハイネック、ウェーブなら丸首や小さめの襟、ナチュラルならタートルや大きめに開いた首元が合わせやすい形です。2枚のうち1枚を首の詰まった形、もう1枚を開いた形にしておくと、寒い日と暖かい日で選び分けられます。
ボトム1枚の選び方
ボトムは3日間ずっと同じものを履くことになります。だからこそ、骨格の線に合っていることと、土台の色であることが大切です。
座る時間が長い旅では、ストレートは厚手のハリのある素材のパンツ、ウェーブはやわらかいウールのフレアスカートか細身のパンツ、ナチュラルはゆとりのあるワイドパンツが、しわが目立ちにくく線も崩れません。色は土台の色にしておけば、どのトップスとも組めます。
ボトムを1枚にすると、3日間同じものを履くことに不安を感じるかもしれません。けれど、旅先の写真で目に入るのは、顔とアウターとトップスです。ボトムは、アウターの裾から下に少し見えるだけのことが多く、毎日同じでも見た目の変化はトップスと小物で十分に出ます。汚れが心配なら、土台の色の中でも濃い色を選んでください。
羽織り1枚の選び方
羽織りは、宿の中や、暖かい店の中で使います。アウターを脱いだあとに、トップスの上に重ねる1枚です。
骨格の線に合わせた丈で、中間の色を選んでください。ストレートなら腰骨にかかる丈のカーディガン、ウェーブなら短めのカーディガン、ナチュラルなら長めのカーディガンかベストです。中間の色にしておくと、顔の近くのトップスとも、土台の色のトップスとも組めます。
秋冬の宿や店の中は、暖房で暖かいことが多く、アウターを脱いだあとにトップス1枚では寒い、ニットを重ねると暑い、という温度になりがちです。羽織りは、その間を埋める1枚です。前を開けて着られるもの、脱いで手に持っても邪魔にならないものを選ぶと、宿と外の行き来が楽になります。
小物で日ごとに変える
5枚の服が同じでも、顔の近くの小物を替えると、写真の見え方が変わります。
| 小物 | 骨格で決めること | パーソナルカラーで決めること |
|---|---|---|
| スカーフ・ストール | 布の厚さと大きさ | 顔の近くの色 |
| ネックレス | 長さと太さ | 金色か銀色か |
| イヤリング | 大きさと形 | 金色か銀色か |
| 帽子 | つばの広さ | 土台か中間の色 |
| 手袋 | 厚さ | 土台の色 |
小物は2つあれば足ります。1日目はスカーフ、2日目はアクセサリー、3日目は両方。それだけで3日間の見え方が分かれます。
スカーフやストールは、骨格に合わせて布の厚さを選びます。ストレートはハリのある布を小さくたたんで、ウェーブはやわらかく薄い布をふんわりと、ナチュラルは大きく厚みのある布をざっくりと巻くと、それぞれの線に合います。色は、顔の近くの色か、それと同じシーズンの別の色にしてください。トップスが土台の色の日でも、スカーフ1枚で顔の近くに自分のシーズンの色が来ます。
骨格タイプ別|旅先で線が崩れやすい場面
旅先では、家ではしない動きが増えます。骨格タイプごとに、線が崩れやすい場面と、その場での直し方を並べます。
| 骨格タイプ | 崩れやすい場面 | その場での直し方 |
|---|---|---|
| ストレート | 長く座ったあと、トップスの裾が上がる | 裾を引き下ろし、腰骨の位置に戻す |
| ストレート | ストールを巻きすぎて首元が詰まる | 巻く回数を1回減らす |
| ウェーブ | 歩いているうちに、トップスの裾がボトムから出る | 裾を前だけボトムに入れ直す |
| ウェーブ | 厚手のアウターで上半身が重く見える | 前を開けて、中のトップスを見せる |
| ナチュラル | ゆとりのある服が、座ったときに丸まる | 立ったときに一度、全体を振って整える |
| ナチュラル | 小さな小物が、全体の中で目立たない | 大きめのストールを1枚に替える |
どの直し方も、旅先の化粧室や宿の鏡の前で、30秒ほどでできるものです。
旅先の予定別①|紅葉・寺社をめぐる
秋の旅でいちばん多い予定です。歩く時間が長く、寺社では靴を脱ぐことがあります。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 着る組み合わせ | 顔の近くのトップス+アウター |
| 靴 | 脱ぎ履きしやすいもの |
| 色 | 紅葉の赤や黄と同じ色を顔の近くに大きく置かない |
| 写真 | 景色を背景に撮るので、顔の近くの色をはっきりさせる |
寺社では、靴を脱いで建物に上がることがあります。座敷に座ると、ボトムの裾や靴下が人の目に入ります。ボトムが土台の色なら、靴下やタイツも土台の色に合わせておくと、脱いだときに足元だけが目立つことがありません。長いスカートの人は、正座しやすい広がりがあるかも確かめておいてください。
紅葉の景色の中では、赤や黄のトップスは景色に溶けることがあります。紅葉と服の色の関係は紅葉狩りの服の色はパーソナルカラーでにまとめています。
旅先の予定別②|温泉旅館
温泉旅館では、館内で浴衣や館内着を着て過ごす時間が長くなります。その上に羽織るものは、5枚の中の羽織りを使います。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 羽織り | 中間の色のカーディガン |
| 食事の席 | 浴衣のまま、首元に小物を足す |
| 朝の散歩 | 浴衣の上にアウターを羽織る |
| 帰りの日 | 土台の色のトップスで移動 |
旅館の食事の席は、浴衣のままで座ることが多く、写真も撮られます。浴衣の上に羽織りを重ねると、首元に羽織りの色が入ります。中間の色の羽織りなら、浴衣の色とも、自分の顔とも離れすぎません。首元が寂しいと感じたら、小物のアクセサリーを1つ足すだけで、食事の席にふさわしい印象になります。
旅館の浴衣は、色や柄が選べることがあります。選べるなら、自分のシーズンの色に近いものを選んでください。羽織りの中間の色と重ねても浮かない色になります。
旅先の予定別③|街歩きと夜の食事
昼は街を歩き、夜は店で食事をする日です。昼と夜で光が変わります。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 昼 | 土台の色のトップス+アウター |
| 夜 | 顔の近くのトップスに着替えるか、小物を足す |
| 店の明かり | 電球色の店が多い |
| 靴 | 歩ける靴のまま、夜も通す |
昼の街歩きでは、歩きやすさと汚れにくさを優先して、土台の色のトップスを着ます。夜の食事の前に宿に戻れるなら、顔の近くの色のトップスに着替えます。宿に戻らない日は、昼のうちから顔の近くの色のトップスを着て、スカーフで汚れを防ぐ、という順番でも構いません。
夜の店の明かりと服の色の関係は、パーソナルカラーの服を夜の予定で選ぶで扱っています。
旅先の予定別④|年末年始の帰省を兼ねた旅
年末年始は、旅行と帰省が重なることがあります。親族に会う日が1日あるなら、その日のための組み合わせを先に決めておきます。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 親族に会う日 | 顔の近くのトップス+羽織り |
| 色 | 顔の近くの色を、自分のシーズンの中心の色に |
| 形 | 骨格の線に合ったきれいめの形 |
| 座る時間 | 長いので、しわになりにくいボトム |
親族に会う日は、きちんとした印象と、くつろげることの両方が求められます。骨格の線に合ったきれいめの形で、色は自分のシーズンの中心の色にしておくと、どちらにも寄りすぎません。手土産を渡す場面や、仏前に手を合わせる場面がある家なら、明るすぎる色や光る小物は、その日だけ外しておきます。
旅先の予定別⑤|寒い地方・雪の旅
寒い地方への旅では、アウターだけを厚手に替えて、中の4枚はいつもの秋冬の厚さのままにします。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| アウター | 厚手で、骨格の線に合う丈 |
| インナー | 見えない場所で温度を調整 |
| 靴 | 滑りにくい底のもの |
| 色 | 雪の白い景色では、土台の色がはっきり写る |
寒い地方では、屋外と屋内の温度差が大きくなります。屋内では厚手のアウターを脱ぎ、中の4枚で過ごします。中の4枚を秋冬のいつもの厚さにしておくのは、屋内で暑くなりすぎないためでもあります。寒さが心配なら、見えないインナーを1枚足して、屋内ではそれを脱げるようにしておくと調整が楽です。
雪の景色は白く明るいので、黒や濃い色のアウターがはっきり写ります。ブルベ冬やイエベ秋の人は、そのまま土台の色で輪郭が締まります。ブルベ夏やイエベ春の人は、雪の白さに顔が負けないよう、首元に顔の近くの色を置いてください。
雪の旅では、アウターの裾が濡れることもあります。ストレートとウェーブの人は、ひざ上からひざ丈のアウターにしておくと、裾が雪に触れにくくなります。ナチュラルの人で長いコートを選ぶときは、足首より上で止まる丈にしてください。
3日間の組み合わせ
5枚と小物2つで、2泊3日をどう回すかの例です。
| 日 | 予定 | トップス | 羽織り | 小物 |
|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 移動と街歩き | 土台の色 | なし | スカーフ |
| 1日目夜 | 旅館の食事 | 浴衣 | 中間の色 | アクセサリー |
| 2日目 | 紅葉・寺社 | 顔の近くの色 | なし | スカーフ |
| 2日目夜 | 街の店で食事 | 顔の近くの色 | 中間の色 | アクセサリー |
| 3日目 | 移動 | 土台の色 | 中間の色 | なし |
写真が多い2日目に、顔の近くの色のトップスを着ます。移動の日は、土台の色のトップスで汚れやしわを目立たせないようにします。
予定の順番が違う旅でも、決め方は同じです。写真がいちばん多い日に、顔の近くの色のトップスを当てます。移動の日と、座る時間が長い日に、土台の色のトップスを当てます。羽織りは、宿の中と暖かい店の中で使い、小物は日ごとに入れ替えます。この4つを予定表に書き込んでから荷造りを始めると、旅先で迷う朝がなくなります。
写真に残る1枚をどこに置くか
旅行の写真は、あとで何度も見返します。写真に残る日の1枚は、顔の近くの色を、自分のシーズンのいちばん中心の色にしてください。
旅の写真は、景色を背景にした全身の写真と、食事の席などで撮る胸から上の写真に分かれます。全身の写真では骨格の線がそろっているかが、胸から上の写真では顔の近くの色が、見返したときの印象を決めます。5枚の線をそろえ、顔の近くの色をシーズンの中心に置いておけば、どちらの写真でも落ち着いて見えます。
形は骨格で決め、色はパーソナルカラーで決める。写真で目に入るのは、全身の形と、顔の近くの色です。旅先の写真で顔色が気になったことがある人は、写真写りのいい服を3つの診断で選ぶも合わせて読んでください。
荷造り前の10分チェック
5枚が決まったら、荷物に入れる前に次の5つを確かめます。
| 確かめること | 見方 | 外れていたら |
|---|---|---|
| 線がそろっているか | 5枚を床に並べる | 外れた1枚を入れ替える |
| 3色に収まっているか | 5枚の色を数える | 4色目の1枚を入れ替える |
| トップスの首元が違うか | 2枚を並べる | 1枚を首元の違うものに |
| 羽織りがトップス2枚に重なるか | 実際に重ねる | 厚さか丈を替える |
| 顔の近くの色が1枚以上あるか | トップスと小物を見る | 小物で足す |
5つのうち1つでも外れていたら、その場で入れ替えてください。荷物に入れてから気づくと、もう一度出して並べ直すことになります。10分の確認で、旅先での迷いの大半はなくなります。
どちらとも取れるとき①|骨格が2つのタイプの間にある
骨格診断で2つのタイプの間と言われた人や、自分でもどちらか決めきれない人は、5枚の線を、どちらか一方にそろえてください。
2つのタイプの線を混ぜると、組み合わせによって全体の形が変わり、どの日がうまくいくか分からなくなります。迷ったら、手持ちでいちばんよく着ている服の線に合わせます。よく着ている服は、それだけ自分の体になじんでいる線です。
2つのタイプの間にある人は、素材で調整する方法もあります。線はどちらか一方にそろえ、素材だけをもう一方のタイプに寄せます。たとえば、ストレートとウェーブの間なら、線はまっすぐなIの線にそろえて、素材はやわらかいニットにする。線と素材を別々に決めると、5枚のまとまりを保ったまま、間にある体にもなじみます。
どちらとも取れるとき②|シーズンが2つの間にある
シーズンが2つの間にある人は、3色のうち、顔の近くの色だけを2つのシーズンの共通の色にしてください。土台の色と中間の色は、手持ちに多いほうのシーズンで構いません。
顔の近くの色は、写真に残り、人の目にいちばん入る色です。そこだけを確実にしておけば、ほかの2色はどちらのシーズンでも大きくは外れません。
たとえばブルベ夏とブルベ冬の間なら、顔の近くの色は、両方に共通する青みのローズやネイビーにします。イエベ秋とイエベ春の間なら、キャメルや明るめのオリーブのように、両方に共通する暖かい中くらいの色です。土台の色は、手持ちのアウターの色に合わせて決めてしまって構いません。
どちらとも取れるとき③|同行者と予定の格が違う
家族や友人との旅で、一緒に行く人がきれいめの服を着る予定、自分はカジュアルな予定、ということがあります。
そういう旅では、5枚のうちボトムを艶のある素材にしておくと、昼はカジュアルに、夜はきれいめに寄せられます。トップスと小物で場に合わせ、ボトムは1枚で両方を通します。
同行者の服装に合わせすぎる必要はありません。全員が同じ格の服でそろっていなくても、自分の5枚の線と色がそろっていれば、並んだ写真の中で浮くことはありません。気になるのは格の差より、色のぶつかりです。同行者の服の色が分かっているなら、顔の近くの色だけ、その色と並んでも落ち着くものにしておきます。
4泊以上のとき
4泊以上の旅では、トップスを1枚足して6枚にします。足すトップスは、顔の近くの色でも土台の色でも構いませんが、首元の形を2枚と違うものにしてください。
それ以上の長い旅では、5枚の線と3色を保ったまま、トップスだけを1枚ずつ足していきます。アウター、ボトム、羽織りは増やさなくても回ります。
長い旅では、途中で洗濯をすることもあります。洗濯するなら、トップスはしわになりにくく、宿で乾きやすい素材を選んでおくと、6枚のまま1週間を回すこともできます。ボトムを2枚にするのは、10日を超えるような長い旅のときだけで十分です。
よくある行き違い
| よくある考え方 | 実際に起きること |
|---|---|
| 似合う服を1枚ずつ選べばよい | 組み合わせを考えないと、相手の服が要って枚数が増える |
| 旅先では明るい色が映える | 顔の近く以外の明るい色は、景色の中で浮く |
| 寒い場所では中の服を厚くする | 服の線が崩れる。厚くするのはアウターとインナー |
| 骨格かパーソナルカラーのどちらかで足りる | 形と色の両方をそろえないと、組み合わせで外れる |
| 念のためにもう1枚持っていく | 線と色がそろっていれば、5枚で3日が回る |
| 毎日違う服を着ないと写真が同じになる | 顔の近くの小物を替えれば、写真の印象は分かれる |
| 旅行用に新しい服を買いそろえる | 手持ちから線と色の合う5枚を選べば足りる |
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よくある問い
- Q. 骨格診断とパーソナルカラー、旅行の服にはどちらを優先すればいいですか
- 役割を分けて、両方を使います。骨格診断で決めるのは、服の線と素材です。全部の服が同じ線を描けば、どの上とどの下を組んでも全体の形が崩れません。パーソナルカラーで決めるのは、色の数と、顔の近くに置く色です。全部の服が3色以内に収まれば、どの組み合わせでも色がぶつかりません。どちらかしか分からないときは、分かっているほうで5枚をそろえ、もう一方は手持ちでいちばんよく着ている服に合わせてください。
- Q. 5枚では寒くないですか
- 5枚は人から見える服の数で、寒さへの備えは別に数えます。秋冬の旅行では、肌着や薄手のインナー、タイツは人からほとんど見えないので、5枚の外で必要なだけ持っていってください。重ねる枚数を増やすより、インナーで温度を調整するほうが、骨格に合った服の線を崩さずに済みます。寒い地方への旅なら、アウターを厚手にして、中の4枚はいつもの秋冬の厚さのままにします。
- Q. 旅先でフォーマルな食事が1回だけあります。どうすればいいですか
- 5枚のうち、ボトムかトップスのどちらか1枚を、その食事にも着られる素材と色にしてください。たとえば艶のある素材のボトムを1枚選んでおけば、昼はニットと、夜は顔の近くに光る小物を足して着られます。色は自分のシーズンの土台の色にしておくと、昼にも夜にも浮きません。それでも足りない場合だけ、6枚目として食事用の1枚を加えます。6枚目も同じ3色の中から選べば、ほかの5枚とも組めます。
- Q. パーソナルカラーを診断していません。色はどう決めればいいですか
- 手持ちの服で、着たときに人からよく褒められる色を1つ選び、それを顔の近くの色にしてください。土台の色は黒・紺・茶・グレーのうち、その色と並べて落ち着くものを1つ。もう1つは、その2色の間にある明るさの色にします。これで3色がそろいます。旅行のあとで、昼の窓辺で自己診断をすると、旅先の写真と見比べて答え合わせができます。
— メグラシ編集部





