紅葉狩りの服の色はパーソナルカラーで|赤・黄・緑に溶けない1色

**紅葉狩りの服の色は、似合う色の中から、行き先の背景と反対側にある1色を選んでください。**その1色を顔のすぐ下、首から胸までに置きます。
もみじの赤が多い場所なら青緑の側、イチョウの黄色が多い場所なら青紫の側、常緑の緑と幹の茶が多い山なら赤みの側。背景と同じ色を顔の下に置くと、似合う色であっても、写真では服と背景の境目が読めなくなり、顔だけが浮いたり沈んだりします。
パーソナルカラーの見分け方は春vs秋は明るさ、夏vs冬は濁りに、紅葉の日の防寒の足し方は紅葉ライトアップの服装に分けてあります。この記事は、似合う色がわかっている人が、行き先に合わせて1色を決める話です。
結論:背景の半分を占める色を避け、その反対側を顔の下に置く
決め方は2段です。先に行き先の背景を数え、次に自分のシーズンの中から、背景の反対側にある色を選びます。
| 行き先の背景 | 避ける色(顔の下) | 顔の下に置く側 |
|---|---|---|
| もみじの赤・朱が半分以上 | 赤・朱・オレンジ | 青緑・紺・白 |
| イチョウの黄色が半分以上 | 黄・マスタード・ベージュ | 青紫・紺・ボルドー |
| 常緑の緑と幹の茶が半分以上 | カーキ・茶・深緑 | 赤み・明るい色 |
| 日没後のライトアップ | 黒・濃紺など暗い色 | 白・生成り・明るい色 |
**避けるのは顔の下だけです。**パンツや靴、バッグは背景と同じ色でも構いません。顔から離れた場所の色は、写真では背景の一部として読まれるので、かえって景色になじみます。
なぜ背景の色が顔に効くのかというと、人の目は、色の境目を手がかりに形を読むからです。顔のすぐ下で服と背景が同じ色だと、首から肩にかけての輪郭が読めなくなり、顔が宙に浮いたように見えます。反対に、顔の下に背景と違う色が1枚あると、そこに境目ができて、顔と体のつながりが読めます。似合う色かどうかは顔色の話、背景と反対側かどうかは輪郭の話で、紅葉の日は後者が前に出ます。
この考え方は、写真を撮らない日にも効きます。紅葉の場所では、人の視線は景色に向いていて、隣を歩く人の顔を見るのは、景色から目を戻した一瞬です。その一瞬に顔の輪郭が背景から切れて見えるかどうかは、顔の下の1色で決まります。
行き先の背景を、写真3枚で数える
前の晩に、行き先で撮られた写真を3枚見てください。見るのは、人が立つ高さ、地面から2mまでの範囲です。頭の上の枝ではなく、写真に写るとき、顔の後ろに来る部分を見ます。
| 手順 | 見るもの | 決まること |
|---|---|---|
| 1 | 3枚それぞれで、顔の高さの背景にいちばん多い色 | 背景の主な色 |
| 2 | 3枚のうち2枚以上で同じ色が多いか | その色を避ける |
| 3 | 3枚でばらばらなら | 赤と黄が混ざる場所として扱う |
| 4 | 空や池が背景の3割以上を占めるか | 青が入る場所として扱う |
| 5 | 日没後に行くか | ライトアップの列で決める |
所要は3分ほどです。写真がない場所なら、訪れる時期で判断してください。色づき始めは緑が多く、見頃は赤か黄、散り始めは地面の茶が増えます。
見頃の予報は、同じ場所でも年によって1〜2週ずれます。出かける週の色づき情報を確かめ、「色づき始め」とあれば緑と茶の列、「見頃」なら赤か黄の列、「落葉始め」なら地面の茶が増える前提で考えてください。池や川がある庭園では、水面に空と紅葉が映って背景の明るさが上がります。水辺で写真を撮る予定があるなら、同じ背景の色でも、1段暗い服のほうが境目が残ります。
背景がもみじの赤のとき|庭園・寺・渓谷の入口
もみじの赤は、朱に近いものから、深い紅まで幅があります。どちらでも、顔の下に赤や朱を置くと境目が消えます。反対側にあるのは、青緑と紺です。
この背景では、白も強く働きます。赤の中に白い面があると、写真の中で最も明るい場所になり、視線が顔の近くに集まります。
赤の背景で迷いやすいのは、ワインやボルドーのような深い赤です。背景より2段暗ければ境目は残りますが、明るさの差が1段だと、写真では赤いかたまりの一部になります。深い赤を顔の下に置きたい日は、襟元に白か生成りを細く見せて、赤と赤の間に1本の線を入れてください。
| 服の色 | 赤の背景の中での見え方 |
|---|---|
| 朱・オレンジ | 境目が読めず、服が景色に吸われる |
| ワイン・ボルドー | 2段暗ければ境目が残る |
| 青緑・ティール | 反対側なので、服がくっきり浮く |
| 紺 | 輪郭が締まり、顔の明るさが際立つ |
| 白・生成り | 画面でいちばん明るい面になる |
| カーキ | 赤と茶の間にあり、やや沈む |
背景がイチョウの黄色のとき|並木・公園
イチョウの黄色は、紅葉の中でも明るい色です。明るい背景の前では、同じくらい明るい服は境目が溶け、暗い服は輪郭がはっきりします。黄色の反対側は青紫です。
| 服の色 | 黄色の背景の中での見え方 |
|---|---|
| マスタード・からし色 | 背景と同じ色で、ほぼ見えなくなる |
| ベージュ・キャメル | 明るさが近く、境目が弱い |
| 紺・ネイビー | 明るさも色も反対で、最も締まる |
| ラベンダー・紫 | 色の反対側で、やわらかく浮く |
| ボルドー | 暗さで境目が残る |
| 白 | 明るさが近く、境目は弱め |
白が効きにくいのは、この背景だけです。イチョウ並木では、白は顔の近くの小さな面にとどめて、胴の広い面は紺か紫の側にしてください。
イチョウは、葉が落ちると地面まで黄色になります。見頃の後半に行く日は、足元まで背景が黄色になるので、靴やパンツまで黄色やベージュにすると全身が溶けます。この時期だけは、胸より下にも1か所、紺や焦げ茶のような暗い面を入れておくと、立ち姿の輪郭が残ります。
背景が常緑の緑と幹の茶のとき|山道・色づき始め
山の中や、色づき始めの時期は、背景の多くが杉や松の深い緑と、幹や地面の茶です。暗く、くすんだ背景なので、同じくすんだ色の服は溶けます。この背景で浮くのは、赤みのある色と、明るい色です。
| 服の色 | 緑と茶の背景の中での見え方 |
|---|---|
| カーキ・オリーブ | 背景と同じで、服の形が消える |
| 焦げ茶 | 幹と同じ色で、輪郭が読めない |
| テラコッタ・赤み | 緑の反対側で、はっきり浮く |
| ローズ・ピンク | やわらかく浮く |
| 白・アイボリー | 明るさで浮く |
| 明るいグレー | 浮くが、やや冷たく見える |
山道の日は、服の機能も色に関わります。アウトドア用の上着はカーキやオリーブ、黒が多く、どれもこの背景に溶ける側の色です。上着を替えられないときは、首に巻くものか、帽子の下から見える内側の襟で、赤みか明るい色を足してください。面積は小さくても、顔のすぐ下にあれば輪郭の手がかりになります。
背景が日没後のライトアップのとき
日が沈むと、背景の大半は暗くなり、照らされた葉だけが明るく浮きます。暗い色の服は闇と一緒になり、写真では顔と手だけが浮いて見えます。顔の下に明るい面を1枚置くと、顔と体がつながります。
| 顔の下の色 | ライトアップの中での見え方 |
|---|---|
| 黒・濃紺 | 闇に溶けて、顔だけが浮く |
| 濃い茶 | 同じく溶ける |
| 白・生成り | 照明を受けて、顔の下が明るくなる |
| 明るいグレー | 明るさは出るが、光の色に寄る |
| 明るい暖色 | 照明の色と重なって黄みが強まる |
ライトアップの照明は、黄みの強いものが多くあります。**ブルベの人は、夜は白をアイボリーより純白の側に寄せてください。**黄みの光の下で生成りを着ると、黄みが重なって顔の下が濁って見えることがあります。
ライトアップの会場は、足元が暗く、人の流れも多くなります。明るい色は、周りの人から姿が見えやすいという点でも役に立ちます。写真のためだけでなく、はぐれにくさのためにも、夜は顔の下に明るい面を1枚置いておくと安心です。
イエベ春の、背景ごとの1色
イエベ春の似合う色は、明るく、澄んで、黄みがあります。紅葉の中では、明るさが背景と近くなりやすいので、色の向きで離します。
| 背景 | 顔の下の1色 | 顔から離して使える色 |
|---|---|---|
| もみじの赤 | 明るいアクアグリーン・アイボリー | キャメル・コーラル |
| イチョウの黄色 | マリンネイビー・明るいブルー | クリームイエロー |
| 緑と茶 | コーラルピンク・クリーム | ライトブラウン |
| ライトアップ | アイボリー | 明るいベージュ |
春の人がイチョウ並木で黄色やベージュを顔の下に置くと、明るさも色も背景と重なります。マリンネイビーは春の中では暗い側ですが、澄んでいるので、顔が重くなりにくい紺です。
春の人が注意したいのは、キャメルやライトブラウンを顔の下に置く日です。春に似合う明るい茶は、紅葉の散り始めの地面や、枯れかけた葉の色とほぼ同じ明るさにあります。茶を着たい日は、パンツや靴に回し、顔の下はアイボリーかアクアグリーンにしておくと、明るい茶の軽さが全身の中で生きます。
ブルベ夏の、背景ごとの1色
ブルベ夏の似合う色は、明るめで、やわらかく、青みがあります。紅葉の暖色の中では、青みの色がそのまま反対側になります。
| 背景 | 顔の下の1色 | 顔から離して使える色 |
|---|---|---|
| もみじの赤 | スモーキーブルー・オフ白 | ローズブラウン |
| イチョウの黄色 | ラベンダー・ブルーグレー | ソフトネイビー |
| 緑と茶 | ローズピンク・オフ白 | グレージュ |
| ライトアップ | オフ白・ペールブルー | ライトグレー |
夏の人は、紅葉のどの背景でも、似合う色がほぼそのまま反対側にあります。気をつけるのは午後の光です。日が低くなると光が黄みを帯びるので、ラベンダーやブルーグレーは1段青い側を選ぶと、夕方まで色が保ちます。
夏の人が迷うのは、山道でグレージュを着る日です。グレージュは夏の似合う色の中でも黄みに寄っていて、幹や落ち葉の茶と明るさが近くなります。山道では、グレージュは顔から離し、ローズピンクかオフ白を顔の下に置くと、やわらかさを保ったまま輪郭が残ります。
イエベ秋の、背景ごとの1色|紅葉と同じ色域にいる人
イエベ秋の似合う色は、深く、くすんで、黄みがあります。紅葉の色そのものと重なるものが多く、4つのシーズンの中で最も背景に溶けやすい人です。そのぶん、反対側の色を選べば、もっとも景色になじみながら顔が浮く人でもあります。
| 背景 | 顔の下の1色 | 顔から離して使える色 |
|---|---|---|
| もみじの赤 | ティール・深い青緑 | テラコッタ・キャメル |
| イチョウの黄色 | ディープネイビー・ボルドー | マスタード |
| 緑と茶 | テラコッタ・マスタード | カーキ・焦げ茶 |
| ライトアップ | 生成り・明るいキャメル | ブラウン |
山道のように緑と茶が多い場所は、秋の人が暖色を顔の下に置ける日です。もみじとイチョウの場所では、暖色はパンツやストールの端に回してください。秋の冬服への寄せ方はイエベ秋の冬服にあります。
秋の人の手持ちには、ティールやディープネイビーが少ないことがよくあります。その場合は、ストールか、内側に着る薄手のニットを1枚だけ反対側の色にしておくと、紅葉の季節の間に何度も使えます。もみじの日にはティールのストール、イチョウの日には紺のタートル、というように、顔の下の数cmだけを行き先で替える考え方です。
ブルベ冬の、背景ごとの1色
ブルベ冬の似合う色は、鮮やかか、非常に暗いか、非常に明るいかのどれかで、青みがあります。紅葉の中では、白と紺、黒の差がそのまま効きます。
| 背景 | 顔の下の1色 | 顔から離して使える色 |
|---|---|---|
| もみじの赤 | 純白・ロイヤルブルー | 黒 |
| イチョウの黄色 | ロイヤルパープル・ネイビー | チャコール |
| 緑と茶 | 純白・マゼンタ寄りのピンク | ネイビー |
| ライトアップ | 純白・アイスグレー | 黒 |
冬の人は、ライトアップの夜に黒を顔の下に置くと、闇に溶けやすくなります。黒のコートを着る日は、内側の襟元に純白を5cm以上見せると、顔と服のつながりが残ります。
冬の人は、紅葉のどの背景でも、純白を顔の下に置けば浮きます。そのうえで、背景ごとに胴の色を替えると、白だけに頼らずに済みます。もみじの赤にはロイヤルブルー、イチョウの黄色には紫、山道には濃いピンクを、それぞれ白の下に置く形です。鮮やかな色を広い面で着るのが気になる人は、白を広く、鮮やかな色を小さく、と面積を入れ替えても構いません。
16タイプの人は、明るさを1段ずらす
16タイプで結果を持っている人は、同じシーズンの中でも明るい側か暗い側かが決まっています。背景に対しては、その明るさを基準に、背景と1段以上離れているかを見ます。
| 自分のタイプの明るさ | 溶けやすい背景 | 離し方 |
|---|---|---|
| 明るい側(ライト・ブライト) | イチョウの黄色 | 色の向きで離す。青紫の側へ |
| 中間の明るさ | もみじの赤 | 色の向きで離す。青緑の側へ |
| 暗い側(ディープ・ダーク) | 緑と茶・ライトアップ | 明るさで離す。白か明るい面を足す |
| やわらかい側(ソフト・ミュート) | 緑と茶 | 白か、赤みの明るい色へ |
16タイプの自分の位置が曖昧なときは、16タイプのセルフチェックで明るさの軸だけ先に決めてください。
明るさの軸で見るのは、自分の似合う色の中心が、白に近いか、黒に近いかです。紅葉の背景の明るさは、赤いもみじが中間、イチョウが明るめ、山道の緑と茶が暗め、夜は最も暗い、と並びます。自分の中心と背景の明るさが近い日ほど、色の向きで離す必要が大きくなり、遠い日ほど、似合う色をそのまま着ても浮きます。
色を1色に絞る理由|2色目は背景が持っている
紅葉の場所では、背景だけですでに赤・黄・緑・茶の3〜4色が写ります。そこに服で2色、3色と足すと、写真の中の色数が6色を超えて、顔がどこにあるかが読みにくくなります。
| 服の色数(顔の下) | 背景と合わせた写真の色数 | 見え方 |
|---|---|---|
| 1色 | 4〜5色 | 顔の下がまとまり、顔に目が行く |
| 2色 | 5〜6色 | 服の境目に目が止まる |
| 3色以上 | 6色以上 | 景色と服が混ざり、顔が埋もれる |
顔の下は1色にして、ほかの色は胸より下へ回すと決めると、服を選ぶ時間も短くなります。
柄物も同じ考え方です。チェックや花柄は、1枚で色を3つ以上持っています。紅葉の場所で柄物を着るなら、胸より下のスカートやストールの端にとどめ、顔の下は無地にしてください。柄を顔の下に置く日は、柄の中にある色のうち、背景と反対側の色が面積の半分以上を占めているものを選ぶと、背景との境目が残ります。
顔から遠い場所の色|背景と同じでいい
パンツ、スカート、靴、バッグは、背景と同じ色でも構いません。写真では、胸より下の色は背景と一緒に景色として読まれるので、背景と同じ色にすると、むしろ全体がなじみます。
| 場所 | 背景と同じ色にしたとき |
|---|---|
| パンツ・スカート | 景色になじみ、全身が落ち着く |
| 靴 | 落ち葉の地面と同じ色なら目立たない |
| バッグ | 胸より下なら景色の一部になる |
| ストール | 顔に近い端だけは避ける |
| 帽子 | 顔の上なので、背景と同じ色は避ける |
帽子だけは顔の上にあるので、顔の下と同じ扱いにしてください。背景と同じ色の帽子は、顔の上の輪郭を消します。
足元は、落ち葉の上を歩く時間が長い日ほど、写真に写る面積も増えます。地面の色と靴の色が同じなら、足元は景色になじみ、上半身に目が行きます。反対に、白いスニーカーのような明るい靴は、落ち葉の地面の上で最も明るい点になるので、視線が下へ引かれます。顔に目を集めたい日は、靴は地面の色に寄せておくのが無難です。
コートを羽織る日は、内側の襟元で決める
11月に入ると、紅葉の場所では日中でも上着が要る日が増えます。上着を着ると顔の下の面積の多くは上着の色になるので、上着が背景と同じ色なら、内側の襟元で反対側の色を5cm以上見せます。
| 上着の色 | 背景 | 内側の襟元に置く色 |
|---|---|---|
| キャメル | イチョウの黄色 | 紺か白 |
| キャメル | もみじの赤 | ティールか白 |
| 黒 | ライトアップ | 純白か生成り |
| カーキ | 緑と茶 | 白か赤み |
| グレー | どの背景でも | シーズンの反対側の色 |
| 紺 | どの背景でも | そのままでよい |
上着の色そのものの選び方はコートの色はパーソナルカラーで選ぶにあります。紅葉の日だけ上着を替える必要はありません。内側の襟元の色を替えるだけで足ります。
内側の襟元を見せる量は、上着の前を閉めた状態で測ってください。首の前で、顎の下から上着の打ち合わせまでの間に、反対側の色が縦に5cm以上見えていれば、写真でも境目として読まれます。3cmを切ると、首の影に紛れて見えなくなります。タートルネックなら首の高さのぶんだけ面積が取れるので、上着の前を閉める日ほど、内側はタートルにしておくと楽です。
午後の低い光で、色が寄る向き
紅葉の見頃の季節は、日が低く、午後2時を過ぎると光が黄みを帯びます。この光の中では、服の色も顔の色も、黄みの側へ寄って見えます。
| 時間帯 | 光の色 | 寄せ方 |
|---|---|---|
| 午前10時〜正午 | 白に近い | そのまま |
| 正午〜午後2時 | 白に近い | そのまま |
| 午後2時〜3時半 | 少し黄み | ブルベは青みを1段強く |
| 午後3時半〜日没 | 強い黄み・赤み | イエベは明るさを1段上げる |
| 日没後の照明 | 照明の色による | 白を顔の下に足す |
イエベの人は、夕方の光で暖色の服がさらに赤く寄り、背景の紅葉と重なりやすくなります。夕方に写真を撮る予定があるなら、顔の下は明るい側の色にしておいてください。光による見え方の違いは照明で似合う色が変わって見えるときで詳しく扱っています。
日なたと日陰で、選ぶ色は変わらない
紅葉の場所は、日なたと日陰が数歩ごとに入れ替わります。日陰に入ると背景も服も暗くなりますが、両方が同じだけ暗くなるので、背景との差は変わりません。服の色を日陰に合わせて変える必要はありません。
| 場所 | 変わるもの | 変わらないもの |
|---|---|---|
| 日なた | 全体が明るい | 服と背景の色の差 |
| 木陰 | 全体が暗い | 服と背景の色の差 |
| 半日陰(木漏れ日) | 明るさが斑になる | 服と背景の色の差 |
木漏れ日の下では、顔に葉の影が落ちて、斑が出ます。写真を撮るときは、顔に斑が落ちない場所まで2〜3歩動いてください。服の色より、この一歩のほうが写り方を変えます。
例外は、日陰に入ったときの顔色です。日陰では光が青みを帯びるので、イエベの人は顔がやや灰色に寄って見えることがあります。そのときも服を替える必要はありません。顔の下の色を明るい側にしておけば、下からの照り返しで顔の明るさが保たれます。
出かける前に、モノクロで段差を確かめる
選んだ服が背景から浮くかどうかは、スマートフォンの写真をモノクロにすると確かめられます。行き先の写真を画面に出し、その前に服を当てて撮り、白黒にします。
| モノクロで見えたもの | 判定 |
|---|---|
| 服と背景の灰色に2段以上の差がある | 明るさで浮く |
| 灰色の差が1段以内で、色は反対側 | 色の向きで浮く(カラーでは十分) |
| 灰色の差が1段以内で、色も近い | 溶ける。別の色にする |
| 服が背景より暗く、顔が明るい | 顔が浮いて見える。問題ない |
| 服も顔も背景と同じ灰色 | 全体が沈む。白を足す |
このやり方は、画面の明るさで結果がぶれます。画面は最も明るい設定にして、部屋の照明の下で撮ってください。
どちらとも取れるとき①|1stと2ndで、背景への答えが逆になる
1stがイエベ秋、2ndがブルベ冬のように、シーズンを2つ持っている人は、背景によって1stの色が溶け、2ndの色が浮くことがあります。もみじの赤の前では、秋のテラコッタは溶け、冬の純白は浮く、という形です。
| 背景 | 1stの色が溶けるとき | 選び方 |
|---|---|---|
| もみじの赤 | 1stが秋・春 | 2ndの青み側を顔の下に置く |
| イチョウの黄色 | 1stが春・秋 | 2ndの紺・紫を顔の下に置く |
| 緑と茶 | 1stが秋 | 1stの明るい暖色を選べば済む |
| ライトアップ | 1stが冬・秋の暗い色 | 1stか2ndの明るい色を選ぶ |
**迷ったら、2ndを顔の下の小さな面に、1stを胴の広い面に置いてください。**襟元に2ndの色を5cm見せ、その下を1stの色にする形です。2ndだけで顔の下を埋めるより、似合う側の色が広く残ります。
2つのシーズンのどちらを顔の下に置くか、鏡で決めかねるときは、行き先の背景の写真を画面に出して、その横で両方の色を顔の下に当ててください。背景と一緒に見ると、溶けるほうがすぐにわかります。鏡の前だけで比べると、背景のない状態での似合う度合いしか見えないので、紅葉の日の答えとはずれることがあります。
どちらとも取れるとき②|赤と黄色が半々の場所
写真3枚で数えても、赤と黄色が同じくらいの場所があります。もみじとイチョウが混ざって植わっている公園や、色の移り変わりの途中の時期です。
| 状況 | 選ぶ側 |
|---|---|
| 赤と黄が半々で、空が見えない | 紺か、深い青緑 |
| 赤と黄が半々で、空が3割以上 | 白か、明るいグレー |
| 赤と黄が半々で、日没後にも残る | 白を顔の下、紺を胴に |
| 赤と黄に、緑が2割以上混ざる | 紺かボルドー |
紺は、赤の反対側(青緑)と黄の反対側(青紫)のちょうど間にあります。どちらの背景にも溶けにくいので、判断がつかない日の最初の候補になります。紺が似合わない側の人は、同じ位置にある、自分のシーズンの暗めの青を選んでください。
赤と黄色が半々の場所は、時間帯でも比率が変わります。午前中の順光では赤が強く見え、午後の逆光では黄色の葉が透けて明るく光ります。午後に写真を撮るなら、黄色の側に寄った背景として扱い、紺や紫の側を選ぶほうが外れにくくなります。
どちらとも取れるとき③|似合う色が、背景と同じ色しかない
手持ちの秋冬の服が、テラコッタとキャメルとマスタードだけ、というように、似合う色の服が背景と同じ側にしかないことがあります。新しく買わずに済ませる方法は2つです。
| 方法 | やること | 効く背景 |
|---|---|---|
| 明るさで離す | 背景より2段暗い色を選ぶ | もみじの赤、イチョウ |
| 白をはさむ | 顔と服の間に白か生成りを5cm以上 | すべての背景 |
| 素材で離す | 起毛や厚手のニットで、表面に影をつくる | 緑と茶 |
| 位置で離す | その色を胸より下へ回し、上は無地の明るい色 | すべての背景 |
白をはさむ方法がいちばん手軽です。内側に白いシャツの襟や、白いタートルの首を見せるだけで、顔の下の数cmが背景から切り離されます。
白い襟が手元にない場合は、生成りやライトグレーでも同じ働きをします。大切なのは、背景とも服とも違う明るさの細い面が、顔のすぐ下に1本あることです。ネックレスでは面積が小さすぎて、写真では境目になりません。幅が2cm以上ある布の面で考えてください。
どちらとも取れるとき④|同行者と色がそろう
2人以上で並んで写る日は、背景と反対側の色を、1人が持てば写真が締まります。全員が反対側の色を着る必要はありません。全員が同じ色になると、今度は人のかたまりが1つの色の面になります。
| 人数 | 反対側の色を持つ人数 | ほかの人 |
|---|---|---|
| 2人 | 1人 | 無彩色(白・グレー・生成り) |
| 3人 | 1〜2人 | 1人は無彩色 |
| 4人以上 | 半分まで | 残りは無彩色か、背景に近い暗い色 |
誰が反対側の色を持つかは、似合う色のうち背景に近い色しか持っていない人を無彩色に回す、と決めてください。その人の似合う色は、顔の近くの小物で残せます。
親子で出かける日は、子どもの服が鮮やかな色であることが多いので、子どもを反対側の色の役にして、大人は無彩色に回すと写真がまとまります。子どもの服が背景と同じ暖色なら、大人のほうが反対側の色を持ってください。並んで写るときに、反対側の色が1か所あれば、それが写真の中の目印になります。
前の晩に、5分で決める手順
- 行き先の写真を3枚見て、顔の高さの背景にいちばん多い色を決める
- 日没後まで残るかどうかを決める
- 自分のシーズンの表から、その背景の「顔の下の1色」を選ぶ
- 手持ちにその色がなければ、白をはさむ方法に切り替える
- 上着を着るなら、内側の襟元に反対側の色を5cm見せる
**決めるのは顔の下の1色だけです。**ほかの服は、いつもの秋の組み合わせで構いません。
自分のシーズンがまだはっきりしない人は、この手順の3番目で止まります。その場合は、白・紺・生成りの3つのうち、手持ちにあるものを顔の下に置いてください。この3色は、紅葉の4つの背景のうち、少なくとも2つで反対側に入ります。シーズンは、紅葉の季節が終わってからパーソナルカラー診断で確かめても遅くありません。
よくある行き違い
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 紅葉狩りには秋色を着るのがいい | 秋色は背景と同じ色域なので、顔の下では溶けやすい |
| 目立つ色なら何でも浮く | 明るさが背景と同じなら、鮮やかでも溶ける |
| 黒ならどこでも締まる | 日没後は闇と一緒になり、顔だけが浮く |
| 似合う色を着ていれば写真でもきれい | 背景と同じ側なら、似合う色でも顔の下が沈む |
| 全員でそろえると写真映えする | 人のかたまりが1色の面になり、顔が読みにくい |
| 日陰に入ったら明るい服に替える | 背景も同じだけ暗くなるので、差は変わらない |
紅葉の日の服そのもの、歩きやすさや重ね方は秋の紅葉狩りコーデにまとめてあります。自分のシーズンがまだ定まっていない人は、自分のパーソナルカラーはどれかから始めてください。
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よくある問い
- Q. 紅葉狩りに赤い服を着ると、紅葉に溶けてしまいますか
- 背景の半分以上がもみじの赤なら、顔の下に赤を置くと、写真では服と背景の境目が読めなくなりやすくなります。赤を着たいときは、明るさで離してください。背景が朱に近い赤なら、ワインやボルドーのように2段暗い赤にすると、境目が残ります。もう一つの方法は、赤を顔から離すことです。赤いスカートやバッグにして、顔の下には背景と反対側の色を置けば、赤を着たまま顔は背景から浮きます。
- Q. イエベ秋で、似合う色がほとんど紅葉と同じ色です。どうすればいいですか
- イエベ秋の似合う色は、テラコッタ・マスタード・キャメルなど、紅葉の色域と重なるものが多いので、そのまま着ると溶けやすいのは確かです。ただ、イエベ秋にはティールやモスグリーン、深いネイビーのように、紅葉の反対側にある色も含まれています。もみじの庭園ならティール、イチョウ並木なら深いネイビーかボルドーを顔の下に置き、秋らしい暖色はパンツや靴、ストールの端に回してください。
- Q. ライトアップを見に行く日は、昼と同じ色でいいですか
- 日没後は、背景が暗くなり、照らされた葉だけが明るく浮きます。この光の中では、暗い色の服は背景の闇と一緒になって、顔だけが浮いて見えます。昼に選んだ色が暗い色だったなら、夜は顔の下に明るい面を1枚足してください。白や生成りのストール、明るい色のニットの襟元が見えるだけで、顔と服のつながりが残ります。寒さ対策で上着を足す日は、上着の色より、その内側で顔の下に来る色を先に決めます。
- Q. 同行する人と服の色がそろってしまったら、どうすればいいですか
- 2人以上で並んで写るなら、背景と反対側の色を、どちらか1人が持てば写真は締まります。もう1人は、同じ系統の明るさ違いか、白・生成り・グレーなどの無彩色側に回ると、並んだときに色が3つ以上に増えません。どちらが反対色を持つかは、背景に近い似合う色しか持っていないほうを無彩色に回すと決めると、話が早く済みます。
— メグラシ編集部





