似合わない色を仕事で着る|パーソナルカラーの外れる軸で足す1色を決める

**決まった色はそのままで、顔の近くに「外れている軸だけを戻す1色」を足してください。**それで足ります。制服や職場の決まりで着る色は変えられなくても、顔の見え方を決めているのは首から上の狭い範囲です。そこだけを自分の側に戻せば、全身の色を替えなくても顔は沈みません。
足す色は、パーソナルカラーの4つの軸のうち、**どれが外れているかで変わります。**明るさが外れていれば明るさを、青みと黄みが外れていれば向きを戻す。外れていない軸まで動かすと、色が増えて制服の上で散ります。戻すのは1つです。
2つ以上の軸が外れているときは、顔の近くで目立つ方を1つだけ戻します。どちらが目立つか分からない人は、この記事の後半で、写真2枚で決める方法を書きます。
結論:顔に効く範囲は、あごの下から指3本ぶん
決まった色の服を着ていても、顔の色に影響しているのは、あご先から下へ指3本ぶん(およそ5〜6cm)の範囲と、顔の横の髪が触れる範囲です。それより下の色は、顔からの距離があるぶん、顔色にはほとんど映りません。
| 置く場所 | 顔への効き方 | 仕事で使えるか |
|---|---|---|
| 襟元のインナー(指2〜3本ぶん見せる) | いちばん強い | 多くの職場で使える |
| スカーフ・タイの結び目 | 強い | 制服に付属なら使えないことがある |
| 耳たぶの小さな飾り | 中くらい | 小ぶりなら通りやすい |
| 唇・頬の色 | 中くらい | 布が使えないときの代わり |
| 胸ポケットより下 | ほぼ効かない | 顔のためには使わない |
この表で見てほしいのは、上の2行です。襟元に指2〜3本ぶん見えるインナーを1枚替えるだけで、決まった色が顔に映る量が半分ほどに減ります。
外れ方は4つ。先にどれかを1つ決める
パーソナルカラーの違いは、明るさ・鮮やかさ・清濁(澄んでいるか、灰が混ざっているか)・青みと黄みの4つの軸で説明できます。決まった色が自分の色から外れるとき、4つが全部ずれていることはまれです。たいていは1つか2つです。
| 外れている軸 | 顔に出ること | 戻す1色の向き |
|---|---|---|
| 明るさ | 顔が暗く沈む、または白っぽく飛ぶ | 自分の明るさに近い色を襟元へ |
| 鮮やかさ | 服の色だけ前に出る、または顔ごと地味になる | 自分の鮮やかさに近い色を小さく |
| 清濁 | 肌がくすむ、または肌の粗が目立つ | 澄んだ色か、灰を含んだ色を襟元へ |
| 青みと黄み | 肌が黄色く見える、または青白く見える | 向きを戻す色を唇と襟元へ |
16タイプで候補が割れる人は、軸を1つずつ消していく考え方が16タイプ診断で決まらないときの記事にあります。ここでは診断名ではなく、決まった色との差だけを見ます。
明るさが外れている人:襟元に「明るさだけ」を足す
紺や黒、濃いグレーの決まりで顔が沈む人は、明るさがずれています。イエベ春とブルベ夏の人に多い外れ方です。
戻し方は、襟元に明るい色のインナーを入れて、指2本ぶんの幅で見せることです。幅が指1本だと線にしか見えず、明るさとして顔に届きません。指3本を超えると、こんどは決まった色との差が大きくなりすぎて、首元だけが浮きます。
色はイエベ春ならクリームや明るいアイボリー、ブルベ夏なら青みの白やごく薄い灰色です。どちらも「白」と呼べる範囲ですが、黄みか青みかが合っていないと、明るさを戻したのに別の軸がずれます。
明るい色のインナーが決まりで使えないなら、首元の開きを広くして、肌そのものの明るさを見せる方法もあります。開きを指1本ぶん広げるだけでも、顔の下に暗い面が来る量は減ります。
鮮やかさが外れている人:足すのは面ではなく点
決まった色が鮮やかすぎて服だけが前に出る人と、くすんだ色で顔ごと地味になる人がいます。前者はブルベ夏とイエベ秋、後者はイエベ春とブルベ冬に多い外れ方です。
鮮やかさは、面で戻すと決まった色とぶつかります。ここは**点で戻します。**耳たぶの小さな飾り、唇の色、細いネックレスの1点です。
鮮やかすぎる色を着る人は、顔の近くに鮮やかさを抑えた色を1点置きます。くすんだ色を着る人は、逆に澄んだ鮮やかな色を1点置きます。どちらも、大きさは小指の爪ほどで足ります。それより大きいと、服の色と2色が並んで見えます。
唇だけで戻すなら、鮮やかすぎる服の日は唇の彩度を1段下げ、くすんだ服の日は1段上げます。服と反対に振る、と覚えると迷いません。
清濁が外れている人:肌の近くの布の表面で戻す
清濁は、澄んだ色が似合うか、灰を含んだ色が似合うかの軸です。澄んだ色の人(イエベ春・ブルベ冬)が灰色がかった制服を着ると肌がくすみ、灰を含んだ色の人(ブルベ夏・イエベ秋)が澄んだ強い色を着ると、肌の粗が目立ちやすくなります。
清濁は色だけでなく、布の表面でも戻せます。澄んだ色の人は、襟元に少しつやのある布を入れると、灰の濁りが顔に映るのを減らせます。灰を含んだ色の人は、つやを抑えた布や、細かい織り目の布を襟元に入れると、強い色の反射がやわらぎます。
インナーの色が指定されている職場でも、表面の質までは指定されていないことが多いので、まずここから試してください。
青みと黄みが外れている人:唇から戻す
イエベの人が青みの強い紺や冷たいグレーを着ると、肌が黄色く浮いて見えることがあります。ブルベの人が黄みの強いベージュやえんじを着ると、肌が青白く見えたり、赤みが強く出たりします。
この軸は、布よりも唇の色の方が早く戻ります。顔の中に1か所、自分の向きの色があると、目はそちらを基準に肌を見るからです。イエベの人はオレンジ寄りやコーラル寄りの唇、ブルベの人はローズ寄りや青みのピンクの唇にします。
布で戻すなら、襟元のインナーを自分の向きの白にします。イエベは生成りやアイボリー、ブルベは青みの白です。同じ「白」でも、ここを外すと明るさを戻しても顔がなじみません。
決まった色ごとの、外れやすい組み合わせ
職場でよく決まっている色ごとに、どのタイプがどの軸で外れやすいかをまとめます。自分のタイプの行だけ見てください。
| 決まった色 | 外れやすいタイプ | 主に外れる軸 |
|---|---|---|
| 黒 | イエベ春・ブルベ夏 | 明るさ(+清濁) |
| 紺 | イエベ春・イエベ秋 | 青みと黄み |
| 濃いグレー | イエベ春・ブルベ冬 | 清濁 |
| ベージュ | ブルベ夏・ブルベ冬 | 青みと黄み |
| えんじ・ワイン | イエベ春・ブルベ夏 | 明るさ・青みと黄み |
| 真っ白 | イエベ秋 | 明るさ・清濁 |
表で2つの軸が出ている行は、次の見出しの「両方ずれている」に当たります。
2つの軸がずれている人:顔の近くで目立つ方を1つ
いちばん迷うのがここです。たとえば、イエベ春の人が黒を着ると、明るさと清濁の両方がずれます。ブルベ夏の人がえんじを着ると、明るさと青みと黄みの両方がずれます。
両方を一度に戻そうとすると、インナーで明るさを、唇で向きを、飾りで鮮やかさを、と色が3つに増えます。制服の上で色が3つ並ぶと、顔より色の数が目に入ります。戻すのは1つです。
どちらを戻すかは、写真2枚で決めます。
- 決まった色の服を着て、窓に向かって正面から1枚撮る
- 同じ場所・同じ時間に、手持ちの似合う色の服で1枚撮る
- 2枚を並べて、最初に目が行く違いを1つだけ書く
「顔が暗い」が先に出たら明るさ、「くすんで疲れて見える」が先なら清濁、「肌が黄色い・青白い」が先なら青みと黄み、「服だけ目立つ」が先なら鮮やかさです。最初に目が行く違いが、顔の近くでいちばん効いている軸です。
どちらとも取れる人:2週間で1軸ずつ試す
写真を並べても「暗いし、くすんでもいる」と2つ同時に見える人がいます。この場合は、決めきれないまま両方を戻すのではなく、時間で分けます。
最初の1週間は明るさだけを戻します。襟元に自分の向きの明るい色を指2本ぶん。次の1週間は清濁か向きのどちらかを戻します。その間、もう1つの軸には手を付けません。
判断は、職場で言われたことで決めるのが確かです。「顔色がいいね」「疲れてる?」の回数を、それぞれの週で数えてください。鏡の印象より、毎日顔を見ている人の声の方が、制服の上での見え方をよく拾っています。
2週間たっても差が出ないなら、2つのずれは同じくらいの強さです。この場合は、明るさを優先してください。明るさのずれは、離れた距離からも見えるので、仕事の場面では影響が大きくなります。
布が使えない人:髪と顔で戻す
インナーもスカーフも指定で、色を足せる布がない職場もあります。この場合は、顔の横の髪と、顔そのものに戻します。
髪は、顔の横に落ちる毛束の明るさで、明るさの軸を少し戻せます。決まった色が暗いなら、顔まわりの毛を耳にかけずに下ろし、肌と服の間に髪を1枚はさむ。髪の色が明るめなら、それだけで暗い面との間に段ができます。
顔は、頬と唇です。明るさのずれは頬の明るさで、向きのずれは唇の色で、鮮やかさのずれは唇の濃さで戻します。どれも1か所だけにします。2か所以上を動かすと、決まった色の服とは別の場所で色が散ります。
自分で選べる小物があるなら、どこに置くか
鞄や名札のストラップ、眼鏡のフレームなど、職場で自分で選べる小物があるなら、置く高さで効き方が変わります。
| 小物 | 顔からの距離 | 戻せる軸 |
|---|---|---|
| 眼鏡のフレーム | 顔の上 | 青みと黄み・明るさ |
| 首から下げるストラップ | 襟元の近く | 明るさ・鮮やかさ |
| 腕時計の文字盤や帯 | 顔から遠い | ほぼ戻せない |
眼鏡をかける人は、フレームの色だけで顔の向きをかなり戻せます。イエベなら黄みのある茶や金、ブルベなら青みのある灰や銀です。
やらない方がいいこと
決まった色の上に、自分の似合う色を大きく重ねるのは避けてください。たとえば紺のジャケットの上に、似合う色の大判のストールを巻くと、顔は戻っても、職場の決まりからは外れて見えます。
もう1つは、似合わない色だからと、決まった色の服をなるべく地味な形にしてしまうことです。形まで地味にすると、色のずれがさらに目立ちます。形は、職場の決まりの範囲で、自分の体に合った大きさにしてください。
似合わない色そのものとの付き合い方
似合わない色は、着てはいけない色ではありません。顔から離して、面積を絞れば着られます。イエベ春の人が似合わない色をどう着るかは、イエベ春に似合わない色の記事で、面積の絞り方を書いています。
仕事の色は、自分で選べないぶん、顔の近くの狭い範囲だけが自分の持ち分です。その持ち分に、外れている軸を戻す1色を置く。それで、決まった色は決まった色のまま、顔は自分の色に戻ります。
よくある質問
Q. 制服の色が似合わないとき、まず何をすればいいですか
制服の色と自分のパーソナルカラーを並べて、4つの軸のうちどれがずれているかを1つ決めます。決まったら、その軸だけを戻す色を、襟元のインナーかスカーフで顔から指3本ぶん以内に入れてください。
Q. インナーも指定で、色を足せる場所がありません
髪と顔に戻します。明るさのずれなら頬、青みと黄みのずれなら唇の色の向き、鮮やかさのずれなら唇の濃さです。
Q. 自分の診断結果に自信がありません
診断名ではなく、決まった色を着た日の顔で決めてください。決まった色の日と似合う色の日の写真を並べ、最初に目が行く違いを1つ書くと、ずれている軸が分かります。
— メグラシ編集部





