イエベ秋の服が茶色ばかりで重い|秋冬に同じ色が続くときの直し方

イエベ秋の服が茶色ばかりで重く見えるなら、あなたの茶色は合っています。ずれているのは、組んだときの明るさの段と質感のほうです。
イエベ秋の似合う色を選んでいくと、秋冬のクローゼットはこげ茶、キャメル、チョコレート色、焦げ茶のブーツと、茶の仲間で埋まっていきます。1枚ずつは顔に合っていても、全部を茶で組むと、全身が同じ明るさにそろって重く見えます。
どこがそろいすぎているかは、スマートフォンの白黒写真で全身の明るさの段を数え、鏡で顔の下20cmに何色あるかを見れば分かります。この記事は、茶を手放さずに、重さの原因を1か所ずつ外すための手順です。茶色そのものが顔に合わないと感じる場合は、イエベ秋なのに秋色が似合わない|売り場の秋色とずれる3か所で先に色のずれを確かめてください。
結論:重さの原因は5つ。茶色を減らす前に1つずつ外す
| 鏡で感じること | そろいすぎているもの | まず試す直し方 |
|---|---|---|
| 全身が1つの塊に見える | 明るさの段が2段以下 | 生成りかキャメルを1か所足す |
| 服がのっぺり平らに見える | 質感がすべて同じ | 光る素材か凹凸を1か所入れる |
| 地味で、季節感だけが強い | 色相が茶の1本だけ | 茶の隣の色を小さく1色 |
| 顔のまわりだけ暗い | いちばん暗い茶が顔の近く | 暗い茶を腰から下へ移す |
| 足元まで重い | 靴・バッグ・ベルトも同じ茶 | 小物を1つだけ別の色に |
**5つ全部がそろっていることはまれで、たいてい1つか2つです。**1つ外して重さが抜けたら、それ以上は触らなくて構いません。茶色を減らすのは、5つを直してもまだ重いときだけにしてください。
白黒写真で数える|全身の明るさが何段あるか
重さのいちばん大きな原因は、明るさの差です。色がついていると明るさの差は見えにくいので、写真を白黒にして数えます。
- 窓の近くで、全身が入るように写真を撮る
- スマートフォンの編集で白黒(モノクロ)にする
- 服・靴・バッグ・髪の明るさを、近いものどうしでまとめて数える
| 白黒で数えた段の数 | 見え方 | 判定 |
|---|---|---|
| 1段 | 全身が1枚の布のように見える | 重い |
| 2段 | 上下の境目だけが見える | やや重い |
| 3段 | 首元・胴・足元に差がある | ちょうどいい |
| 4段 | どこを見ても区切りがある | 軽い |
| 5段以上 | 区切りが多く、散らかって見える | 減らす側 |
イエベ秋の顔は、明るさの差が中くらいのときにいちばん落ち着きます。**目安は3段です。**2段以下なら重さの原因は明るさにあり、3段あるのに重いなら、質感か色相のほうを疑ってください。
段をまとめるときは、目を細めて写真を見ると分けやすくなります。細かい違いが消えて、近い明るさのものが1つの塊に見えるからです。こげ茶のニットと焦げ茶のブーツが同じ塊に見えたなら、その2つは1段として数えます。髪も1段に数えてください。服だけで3段あっても、髪がいちばん暗い段と同じなら、顔のまわりでは実質2段です。
写真は、晴れた日の窓の近くで撮るのがいちばん正確です。夜の照明の下で撮ると、茶色がどれも暗く寄って、段が実際より少なく数えられます。
鏡で見る|顔の下20cmに何色あるか
次に、鏡の前で顎の下から20cmの範囲だけを見ます。人が話すときにいちばん長く見ている範囲です。
| 顔の下20cmにあるもの | 起きやすいこと | 直す場所 |
|---|---|---|
| 暗い茶だけ | 顔のまわりが沈んで、目の下が暗く見える | 明るい段を首元に |
| 中くらいの茶だけ | 顔と服がひと続きになる | 質感か色相を首元に |
| 明るい茶だけ | 顔は明るいが、全身とつながらない | 腰から下に暗い段を |
| 茶と生成り | 首元に区切りができて顔が立つ | 直さなくてよい |
| 茶と隣の色相 | 顔色に赤みや黄みが足される | 直さなくてよい |
| 黒に近い茶と髪の暗さ | 顔の外側が全部暗い | 髪をまとめるか首元を明るく |
全身が重くても、顔の下20cmに区切りがあれば、人から見た印象はそれほど重くなりません。先に直すのは顔の下、全身はそのあとという順番にすると、少ない手数で済みます。
イエベ秋が茶色ばかりになる理由
イエベ秋に勧められる色は、黄みがあり、深く、やわらかく濁った色です。茶色はその条件をすべて満たすので、どの売り場でも「イエベ秋ならこれ」と勧められやすい色になります。
さらに秋冬は、売り場の色が全体に暗く、深くなります。ニットもコートもブーツも茶系の幅が広がるので、似合う色だけを選んでいくと、自然に茶の仲間ばかりが集まります。
| 集まりやすい茶 | 集まる理由 | 重なると起きること |
|---|---|---|
| こげ茶のニット | 首元に置いても顔が沈みにくい | 上半身が暗い面になる |
| キャメルのコート | 秋冬の定番として勧められる | 中くらいの茶が大きな面に |
| チョコレート色のパンツ | 黒の代わりとして選ばれる | 腰から下も暗い面になる |
| 焦げ茶のブーツ | どの茶とも合わせやすい | 足元まで同じ明るさ |
| 茶の革バッグ | 茶の服に合わせて選ばれる | 小物まで同じ色 |
1枚ずつは正しい選び方です。問題は、正しい1枚どうしが同じ方向にそろってしまうことにあります。
しかも茶色は、組み合わせて失敗しにくい色です。どの茶どうしを合わせても色がぶつからないので、朝に迷わず手に取れます。その手軽さが、気づかないうちに全身を茶でそろえる方向へ働きます。重く見えるのは、選ぶ目が間違っているからではなく、選びやすい色だからこそ起きる失敗だと考えてください。直すときも、選ぶ目はそのままで、組むときの順番だけを変えれば足ります。
原因①|明るさの段が2段以下
こげ茶とチョコレート色と焦げ茶は、色の名前は違っても、白黒にするとほとんど同じ明るさです。これらだけで組むと、全身が1〜2段に収まります。
| 組み合わせ | 白黒での段数 | 重さ |
|---|---|---|
| こげ茶ニット+チョコレートのパンツ+焦げ茶のブーツ | 1段 | 重い |
| キャメルのコート+こげ茶ニット+こげ茶のパンツ | 2段 | やや重い |
| 生成りのニット+キャメルのコート+こげ茶のパンツ | 3段 | ちょうどいい |
| ベージュのシャツ+キャメルのニット+こげ茶のスカート+焦げ茶の靴 | 4段 | 軽い |
| 生成り+キャメル+こげ茶+黒 | 4段 | 段の差が大きすぎることがある |
段を増やすときは、明るい側に足すのが基本です。イエベ秋は暗い側にすでに色が多いので、黒を足して段を作ると、暗さが増えて重さが残ります。
もう1つ気をつけたいのは、キャメルとベージュの扱いです。キャメルは茶の中では明るい色ですが、白黒にするとこげ茶との差は1段ぶんしかありません。キャメルのコートにこげ茶のニットを合わせて「明るい色も入っている」と思っていても、写真では2段にしか数えられないことがよくあります。もう1段ほしいときは、キャメルよりさらに明るい生成りかベージュを、首元か手元に置いてください。
原因②|質感がすべて同じ
茶色は、表面の質感で明るさが変わって見える色です。起毛したウールやスエードは光を吸って一段暗く見え、なめらかな面や艶のある革は光を返して一段明るく見えます。
| 質感 | 光の返し方 | 茶色の見え方 |
|---|---|---|
| 起毛ウール | 吸う | 一段暗く、やわらかい |
| スエード | 吸う | 一段暗く、乾いて見える |
| 目の詰んだなめらかなニット | 少し返す | 色どおり |
| 凹凸のある編み地 | 影ができる | 明るい所と暗い所が混ざる |
| 艶のある革 | 返す | 一段明るく、締まって見える |
| とろみのある布 | 返す | 明るく、動きが出る |
| コーデュロイ | 畝ごとに返す | 縦の筋で明るさが分かれる |
全部が起毛やスエードだと、茶色ばかりの組み方がさらに暗く、平らに見えます。質感を1か所だけ変えると、同じ色のままでも明るさの差が生まれます。
質感がそろっているかどうかは、指でなでると分かります。上から下まで、なでたときの手ざわりがどれも同じなら、そろいすぎています。ざらつく、なめらか、凹凸がある、のうち2種類以上が混ざっていれば、質感の差は足りています。秋冬は手ざわりのやわらかい素材が増えるので、意識しないと起毛ばかりになりやすい季節です。
原因③|色相が茶の1本だけ
茶色は、オレンジを暗くし、少し濁らせた色です。茶だけで組むと、全身が同じ色相の1本調子になり、季節感は強くても、表情の少ない見え方になります。
イエベ秋の似合う色の中には、茶の両隣にある色がたくさんあります。
| 茶の隣にある色 | 茶との関係 | 入れたときの変化 |
|---|---|---|
| オリーブ | 黄みを残して緑に寄る | 落ち着いたまま奥行きが出る |
| カーキ | 茶と緑の中間 | 茶となじみ、境目がやわらかい |
| からし | 茶を明るく黄に寄せる | 顔の近くに明るさが入る |
| テラコッタ | 茶を赤に寄せる | 顔に赤みが足される |
| れんが色 | 茶をさらに赤に寄せる | 暖かさが強くなる |
| 深い緑 | 茶の反対寄りの深い色 | 全身が引き締まる |
| 緑みの紺 | 茶から遠い深い色 | 茶が引き立って見える |
| 灰みの青緑 | 茶から遠いやわらかい色 | 重さが抜け、冷たさは出にくい |
隣の色を1つ入れるだけで、茶の1本調子は外れます。遠い色ほど変化は大きくなりますが、その分、面積は小さくしてください。
原因④|いちばん暗い茶が顔の近く
こげ茶のタートルネックや、焦げ茶のストールのように、手持ちでいちばん暗い茶が顔のすぐ下にあると、重さが顔のまわりに集まります。全身の段数が足りていても、顔の近くだけが暗いと、人の目には重く映ります。
| いちばん暗い茶の位置 | 顔の見え方 | 判定 |
|---|---|---|
| 首元(顔から0〜10cm) | 目の下と口元が暗く見える | 移す |
| 胸(10〜30cm) | 顔は明るいが上半身が重い | 首元を明るく |
| 腰から下 | 顔の近くが明るく保たれる | ちょうどいい |
| 靴とバッグだけ | 全身の締まりとして働く | ちょうどいい |
| コート全体 | 季節によって重さが変わる | 前を開けて首元を見せる |
暗い茶は、顔から離すほど全身を引き締める役に回ります。同じ1枚でも、置く高さを変えるだけで働きが変わります。
こげ茶のタートルネックのように、どうしても顔のすぐ下に暗い茶が来る服は、首元を折り返して厚みを減らすか、上に明るい茶のカーディガンを重ねて、胸元に明るい面をつくってください。暗い茶が見える範囲が首まわりの細い帯だけになれば、顔のまわりの重さはかなり抜けます。
原因⑤|小物まで同じ茶
服の茶を工夫しても、靴・バッグ・ベルト・帽子が全部同じ茶だと、全身の端まで茶が続いて重くなります。小物は面積が小さいぶん、色を変えても浮きにくい場所です。
| 小物 | 茶以外にするなら | 効果 |
|---|---|---|
| 靴 | 黒に近いオリーブ、深い緑 | 足元が締まり、茶が引き立つ |
| バッグ | 生成り、からし、カーキ | 体の横に明るさが入る |
| ベルト | 細い金具を見せる | 胴の中ほどに光が入る |
| マフラー | テラコッタ、からし、チェック | 顔の下に色相が入る |
| 帽子 | 生成り、ベージュ | 顔の上に明るさが入る |
| 靴下・タイツ | 深い緑、からし | 足首に小さく色が入る |
小物を全部変える必要はありません。1つだけ茶から外すと、全身の茶が「選んで着ている茶」に見えるようになります。
直し方①|明るい段を1つ足す
段が2段以下だったときの直し方です。足すのは、茶の明るい仲間か、生成りのような黄みの白です。純白は顔とのあいだに強い差ができるので、イエベ秋では生成りかアイボリーを選んでください。
| 足す明るい色 | 置く場所 | 向いている組み方 |
|---|---|---|
| 生成り | 首元のインナー、シャツの襟 | こげ茶のニットの下 |
| アイボリー | ニット、マフラー | キャメルのコートの中 |
| ベージュ | シャツ、パンツ | こげ茶のジャケットと |
| 明るいキャメル | ニット、カーディガン | 焦げ茶のスカートと |
| 薄いからし | インナー、ストール | 全身が暗い日 |
| 砂色 | ボトム全体 | 上が暗い茶の日 |
置く場所は、まず首元にしてください。顔の下に明るい段が入ると、全身の段数が同じでも、顔のまわりの重さが先に抜けます。
首元に足す面積は、襟の内側から2〜3cm見える程度で足ります。こげ茶のクルーネックの下に生成りのインナーを重ね、首まわりに細く明るい線をつくるだけで、白黒写真では1段増えます。面積を大きくしすぎると、今度は首元だけが明るく浮くので、最初は細い線から始めてください。
直し方②|質感を1か所だけ変える
段数は足りているのに、のっぺり平らに見えるときの直し方です。全部が起毛なら1か所をなめらかに、全部がなめらかなら1か所を凹凸のある編み地にします。
| いまの組み方 | 変える1か所 | 変えたあと |
|---|---|---|
| 起毛ニット+起毛スカート | スカートをなめらかな布に | 下半身に光が入る |
| スエードの靴+スエードのバッグ | バッグを艶のある革に | 小物が締まる |
| 平らなニット+平らなパンツ | ニットを畝のある編み地に | 胸に影と光が入る |
| 起毛コート+起毛マフラー | マフラーを薄手のとろみ素材に | 顔の下に動きが出る |
| ウールの上下 | 靴を艶のある革に | 足元が締まる |
| 全部が同じ太さの編み目 | 1枚だけ太い編み目に | 立体感が出る |
質感は、色を変えるより目立ちにくい直し方です。職場などで色を変えにくい日は、ここから始めてください。
直し方③|茶の隣の色相を1つ入れる
段数も質感も足りているのに、地味に見えるときの直し方です。茶の隣の色を、小さな面積から入れます。
| 入れる色 | 最初に置く場所 | 広げる先 |
|---|---|---|
| オリーブ | 靴、バッグ | パンツ、スカート |
| カーキ | ジャケット、コート | ニット |
| からし | マフラー、インナーの首元 | ニット |
| テラコッタ | マフラー、ストール | ニット、スカート |
| れんが色 | 靴下、小物 | カーディガン |
| 深い緑 | 靴、ベルト | スカート、ワンピース |
| 緑みの紺 | パンツ | コート |
| 灰みの青緑 | ストール | ニット |
**1色だけにしてください。**2色以上を同時に入れると、茶のまとまりが崩れて、今度は散らかって見えます。1色で変化が足りないときは、色を増やすのではなく、その1色の面積を広げます。
直し方④|暗い茶を腰から下へ移す
いちばん暗い茶が顔の近くにあったときの直し方です。手持ちの茶を、明るい・中くらい・暗いの3つに分け、暗いものから順に低い位置へ回します。
| 分けた茶 | 置く高さ | 例 |
|---|---|---|
| 明るい茶 | 顔の下0〜20cm | キャメルのニット、ベージュのシャツ |
| 中くらいの茶 | 胸から腰 | 茶のジャケット、カーディガン |
| 暗い茶 | 腰から下 | こげ茶のパンツ、焦げ茶のスカート |
| いちばん暗い茶 | 足元 | 焦げ茶のブーツ |
| 黒に近い茶 | 小さな面積 | ベルト、バッグの持ち手 |
上から下へ、明るい順に並べるだけで、全身に3段の差ができます。茶色ばかりでも、この並べ方なら重さはほとんど出ません。
直し方⑤|小物を1つだけ茶から外す
服はそのままで、靴・バッグ・マフラーのうち1つだけを茶以外にします。選ぶ基準は、全身でいちばん足りないものです。
段が足りないなら生成りのバッグ、色相が足りないならテラコッタのマフラー、締まりが足りないなら深い緑の靴。足りないものを1つ補う小物を選ぶと、服を替えなくても全身の重さが動きます。
小物は、出かける直前でも替えられるのが利点です。玄関の鏡で全身を見て、重いと感じたら、バッグかマフラーのどちらかを持ち替えてください。服を着替えるより手間がかからず、その日のうちに確かめられます。何度か試すと、自分の手持ちではどの小物を替えると効きやすいかが分かってきます。
茶の種類と、隣に置く色の早見
茶と一口に言っても、黄みが強い茶、赤みが強い茶、灰みのある茶では、隣に置いて映える色が違います。手持ちの茶を白い紙の上に置いて、どの茶かを先に見てください。
| 手持ちの茶 | 紙の上での見え方 | 隣に置くと映える色 |
|---|---|---|
| キャメル | 黄みが強く明るい | 深い緑、緑みの紺 |
| こげ茶 | 黄みのある暗い茶 | からし、生成り |
| チョコレート色 | 赤みのある暗い茶 | オリーブ、ベージュ |
| 赤茶 | 赤みが強い | カーキ、深い緑 |
| 灰みの茶 | 灰色が混ざる | テラコッタ、生成り |
| 焦げ茶 | 黒に近い | キャメル、からし |
| ベージュ寄りの茶 | 明るく淡い | こげ茶、オリーブ |
| オレンジ寄りの茶 | 明るく鮮やか | こげ茶、カーキ |
映える色は、手持ちの茶と明るさか色相のどちらかがはっきり離れている色です。両方が近いと、隣に置いても1本調子は外れません。
どの茶か分からないときは、白い紙の上に手持ちの茶を2〜3枚並べてください。単独で見るとどれも同じ茶に見えても、並べると、黄色っぽいもの、赤っぽいもの、灰色っぽいものに分かれて見えます。分かれた向きごとに、表の右の列の色を試します。
アイテム別|茶をどこに置くと重くならないか
秋冬の服は、アイテムごとに面積と顔からの距離が違います。茶色を置く場所を、アイテムごとに決めておくと迷いません。
| アイテム | 面積 | 茶を置くなら | 茶以外を置くなら |
|---|---|---|---|
| コート | いちばん大きい | 中くらいの茶 | カーキ、緑みの紺 |
| ニット | 顔に近い | 明るい茶 | 生成り、からし |
| インナー | 首元だけ見える | 置かない | 生成り、アイボリー |
| パンツ・スカート | 大きい | 暗い茶 | オリーブ、深い緑 |
| 靴 | 小さい | いちばん暗い茶 | 深い緑、黒に近い色 |
| バッグ | 小さい | 中くらいの茶 | 生成り、からし |
| マフラー | 顔のすぐ下 | 明るい茶 | テラコッタ、チェック |
コートを茶にしたら、その中のニットは茶以外にする。コートを茶以外にしたら、中は茶でもいい。大きな面どうしの色を分けると、茶色の量は同じでも重さが出にくくなります。
手持ちが茶色ばかりのときの組み替え表
買い足さずに組み替えるときの例です。左の組み方で重かった場合、右の組み方に変えてください。
| 重かった組み方 | 変える場所 | 組み替えたあと |
|---|---|---|
| こげ茶ニット+こげ茶パンツ+焦げ茶ブーツ | ニットを明るい茶に | キャメルのニット+こげ茶パンツ+焦げ茶ブーツ |
| キャメルコート+キャメルニット+茶のパンツ | 中のニットを生成りに | キャメルコート+生成りのニット+茶のパンツ |
| 茶のジャケット+茶のスカート+茶のバッグ | バッグを明るく | 生成りのバッグに替える |
| こげ茶タートル+焦げ茶ストール | ストールを隣の色相に | テラコッタのストールに替える |
| チョコレートのワンピース+茶のブーツ | 靴を別の色相に | 深い緑か黒に近いオリーブの靴 |
| 全部起毛の茶 | 1か所の質感を変える | 艶のある革のベルトかバッグを足す |
どの例も、変えるのは1か所だけです。1か所で足りないときに、2か所目を変えてください。
組み替えた日は、出かける前に白黒写真を1枚撮っておくと、次に同じ服を組むときの手がかりになります。3段に数えられた組み方を何通りか写真で残しておけば、朝に迷う時間が短くなり、茶色ばかりの手持ちでも組み方の数が増えていきます。
秋冬の光で起きること
秋冬は日が短く、曇りの日も増えます。光が弱いと、茶色は実際より一段暗く見えます。室内の暖かい照明の下では、茶がさらに赤く、深く見えます。
| 光 | 茶色の見え方 | 足すもの |
|---|---|---|
| 晴れた昼の外 | 色どおり | そのままでよい |
| 曇りの外 | 一段暗く、重く見える | 首元の明るい段 |
| 夜の暖かい照明 | 赤く深く見える | 艶のある質感 |
| 白い蛍光灯の職場 | 灰色に寄って沈む | からしか生成り |
夕方以降の予定がある日は、首元の明るい段と、光を返す質感を1つずつ持っておくと、照明が変わっても重さが出にくくなります。
髪色との関係|髪が暗いと茶の重さが増える
髪が暗い茶か黒に近いと、髪と茶色の服がひと続きになり、顔のまわりの暗い面が広がります。服だけを見て段数を数えても、髪を入れるともう1段減っていることがあります。
| 髪の明るさ | 服の茶との関係 | 先に直す場所 |
|---|---|---|
| 明るい茶 | 服の暗い茶と段差がある | 直さなくてよい |
| 中くらいの茶 | 中くらいの茶の服と重なる | 首元を明るく |
| 暗い茶 | 暗い茶の服と重なる | 首元を明るく、髪をまとめる |
| 黒に近い | 顔の外側が全部暗くなる | 顔の下に明るい段を2つ |
髪を明るくする前に、首元の明るさを試してください。髪の暗さについてはイエベ秋の黒髪|重く見える境目と、髪を染めずに顔映りを戻す服の色で詳しく分けています。
メイクの側で足す1色
服を替えられない日は、顔の側に色相を1つ足す方法もあります。茶色の服で顔のまわりが1本調子になっているとき、頬か唇に、茶とは別の色相を少しだけ置きます。
テラコッタ寄りの頬、れんが色に近い唇のように、赤みに寄った色を選ぶと、茶の服の中で顔に暖かさが戻ります。茶色のアイシャドウだけで仕上げている日は、目元を少し控えめにして、頬か唇のどちらかに色を寄せると、顔と服が同じ茶でつながりすぎません。
メイクで足す色は、服の側で入れる隣の色相と同じ方向にそろえると、全身がまとまります。テラコッタのマフラーを巻く日は唇もテラコッタ寄りに、オリーブのパンツを履く日は頬を控えめにして唇だけ色を足す、というように、顔と服で色相を1つずつ受け渡すと、どちらかだけが浮くことがありません。
買い足す1枚の選び方
組み替えても重さが抜けないときは、1枚だけ買い足します。選ぶ基準は、手持ちに無い段か色相です。
| 手持ちに無いもの | 買い足す1枚 | 合わせる手持ち |
|---|---|---|
| 明るい段 | 生成りのニットかシャツ | こげ茶のボトム全部 |
| 光る質感 | 艶のある革の小物 | 起毛の服全部 |
| 緑の色相 | オリーブのパンツか深い緑のスカート | 茶のニット全部 |
| 赤の色相 | テラコッタのマフラー | 茶のコート全部 |
| 締まり | 深い緑の靴 | 茶の上下全部 |
買う前に、手持ちの茶を3枚以上組み合わせられるかを確かめてください。3枚と組めない1枚は、茶色ばかりの悩みを解く1枚になりません。
売り場で確かめるときは、手持ちの茶の服をスマートフォンで撮っておき、候補の1枚の横に画面を並べて見ます。写真の茶と候補の色が、明るさか色相のどちらかで離れていれば合格です。両方が近い1枚は、手持ちの茶をもう1枚増やすだけになります。
よくある思い込み
| よく言われること | 実際に起きていること |
|---|---|
| 茶色が似合わなくなった | 茶は合っていて、組んだときの段が足りない |
| 重いなら黒で締めればいい | イエベ秋では暗さが増えて、重さが残りやすい |
| 茶色を減らすしかない | 並べる高さを変えるだけで軽くなる |
| 明るい色は浮く | 生成りやキャメルなら茶とつながる |
| 小物も茶でそろえるのが正解 | 1つ外すほうが全身がまとまって見える |
| 秋冬は暗い色で当たり前 | 光が弱いぶん、明るい段が1つ要る |
どちらとも取れるとき①|茶色以外を着ると浮く
茶以外の色を着ると顔から浮いて、結局茶に戻ってしまう。この場合は、茶の隣の色相の中でも、いちばん茶に近いものから始めてください。カーキや、黄みの強いオリーブは、茶と明るさも濁り方も近いので、浮きにくい色です。
それでも浮くと感じるなら、入れる場所が顔に近すぎます。靴やバッグのように顔から1m以上離れた場所に置き、慣れてから少しずつ上に上げていきます。浮くかどうかは、色そのものより、顔からの距離で決まることが多いです。
浮くと感じるのが自分だけなのか、人から見てもそうなのかも確かめてください。見慣れた茶色から離れると、似合っていても違和感が出ます。2〜3日続けて同じ色を身につけて、それでも違和感が消えないときに、色を戻すかどうかを決めると判断がぶれません。
どちらとも取れるとき②|職場で暗い色が多く、明るくできない
職場の服装が暗い色中心で、明るい段を足しにくい場合は、質感と首元の小さな面積で直します。こげ茶のジャケットの下に、生成りの襟を2〜3cmだけ見せる。起毛のスカートに、艶のある革の靴を合わせる。明るさの差は面積が小さくても効きます。
色を足せない日は、白黒写真の段を数え直してください。首元の数cmだけでも1段に数えられれば、全身の重さは変わります。
手元も使えます。袖口から生成りのインナーを1cmほどのぞかせる、明るい色の腕時計の帯を選ぶ、といった小さな明るさは、職場の決まりに触れにくく、それでいて写真では段として数えられます。顔の下と手元の2か所に明るさがあると、暗い色中心の服装でも重さが散ります。
どちらとも取れるとき③|重いのは色ではなく形だった
段も質感も色相も足りているのに重い。この場合は、色ではなく形の重さを疑ってください。厚手のニットに厚手のコート、ロング丈のスカートにロングブーツと、厚みと丈が同じ方向にそろうと、色に関係なく重く見えます。
見分け方は、同じ組み方を別の色の服でつくってみることです。色を変えても重いなら、原因は形です。形の重さは、重ね着がごちゃつく|骨格で厚み、パーソナルカラーで色数を直すで、厚みの集まる場所から直せます。
どちらとも取れるとき④|冬が深まるほど重くなる
10月は軽く見えていた組み方が、12月になると重く感じる。これは、冬に向けてコートやブーツの面積が増え、光も弱くなるからです。秋の組み方のまま冬に入ると、暗い面が足されていくぶん、段数が減ります。
冬の手前で、コートの色を中くらいの茶か茶以外に決めておくと、冬が深まっても段が保てます。冬服への移り方は、イエベ秋の冬服|秋色は捨てずに、素材と明るさを1段ずつ冬へ寄せるで月ごとに並べています。
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よくある問い
- Q. イエベ秋なのに、茶色の服を着ると重く見えるのはなぜですか
- 茶色が似合っていても、全身の明るさがほとんど同じ段にそろうと、重く見えます。こげ茶のニット、焦げ茶のパンツ、茶色のブーツのように、中くらいから暗い茶だけで組むと、白黒写真にしたときに1〜2段しか差がありません。顔の下に暗い茶が来ていると、その重さが顔のまわりに集まります。茶を減らすより先に、生成りやキャメルのような明るい段を1つ足すか、いちばん暗い茶を腰から下へ移してください。
- Q. 茶色以外を着ると浮く気がして、結局茶色を選んでしまいます
- 茶の隣にある色から入れると浮きにくくなります。オリーブ、からし、テラコッタ、深い緑のように、茶と同じ黄みを持ち、色相だけが少しずれた色です。最初は面積の小さいマフラーや靴下、インナーの首元で試してください。顔から離れた場所で1色入れるだけでも、全身が茶の1本調子から外れます。慣れてきたら、ニットやスカートの面積に広げていきます。
- Q. 茶色ばかりのクローゼットを、買い替えずに直せますか
- 多くの場合は直せます。先に手持ちの茶を明るい・中くらい・暗いの3つに分けてください。暗い茶は腰から下と靴に、中くらいはニットやジャケットに、明るい茶は顔の近くに回すと、同じ茶だけでも全身に3段の差ができます。そのうえで質感を1か所だけ変えると、茶色ばかりでも重さが抜けます。買い足すのは、明るい段か隣の色相がどうしても手持ちに無いときの1枚だけで足ります。
- Q. 茶色が重く見えるのは年齢のせいでしょうか
- 年齢で決まることではありません。重さの原因は、組み方の中にある明るさの差と質感の差です。同じ茶色の組み方でも、明るい段と光る質感が1つ入っていれば軽く見え、入っていなければどの年代でも重く見えます。髪を暗くした、照明の暗い場所にいる時間が長い、といった条件で重さが強く出ることはあるので、そのときは顔の近くの明るさを先に足してください。
— メグラシ編集部





