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重ね着がごちゃつく|骨格で厚み、パーソナルカラーで色数を直す

メグラシ編集部//読了 12分
住宅街の道を歩く人の首元から膝まで。白いシャツの襟と裾をのぞかせた明るい灰色のニットに、前を開けた濃い灰色のカーディガンを重ね、紺のスカートを合わせている

重ね着がごちゃつく、もたつくと感じたら、多すぎるのは枚数ではありません。厚みが集まる場所と、全身の色の数です。

厚みを重ねてよい場所は、骨格診断で決まります。全身に置ける色の数と明暗の差は、パーソナルカラーで決まります。2つの診断を受けていても、重ね着になるとその2つが混ざって、どちらを優先すればいいか分からなくなります。

この記事では、形の担当を骨格に、色の担当をパーソナルカラーに分けます。首元・胸・腰・裾の厚みを数え、丈の段差をcmで測り、1.5m離れて色を数える。この3つで、1枚引くならどこかが決まります。

結論:ごちゃつく原因は4つ。枚数ではない

鏡で感じることずれているもの担当する診断
1か所だけがもたつく厚みが1か所に集まっている骨格
裾や襟が中途半端に見える丈の段差が小さすぎる骨格
色がばらばらで、まとまらない色の数が多すぎるパーソナルカラー
顔が負けて、服だけが目立つ明暗差がタイプに合っていないパーソナルカラー
質感がちぐはぐ素材の数が多すぎる骨格

4つのうち、ずれているのはたいてい1つか2つです。枚数を減らすのは、4つを直してもまだまとまらないときの最後の手段にしてください。枚数を減らすと、秋の朝晩の気温差に対応できなくなります。

3秒で見分ける|最初に目が行く場所

鏡から1.5m離れ、全身を3秒見てください。最初に目が行った場所で、ずれている原因が分かります。

最初に目が行く場所起きていることずれ
胸まわり厚みが重なって前に出ている厚みの場所
腰まわり裾が何枚も重なって横に広がる厚みの場所
襟や裾の重なり重なりの線が細かく何本も見える丈の段差
服の色の境目色の切り替わりが多い色の数
服全体顔より服が先に見える明暗差
顔重ね着がまとまって働いているずれていない

最後の行になったなら、ごちゃついていません。重ね着は、近くで見ると重なりが分かり、離れると1つのまとまりに見えるものです。

骨格が決めるもの、パーソナルカラーが決めるもの

重ね着で迷うのは、2つの診断の担当が混ざるからです。担当を表にすると、次のようになります。

決めること担当見るもの
厚みを重ねてよい場所骨格首元・胸・腰・裾のどこか
重ねる服の素材の張り骨格ハリ・やわらかさ・凹凸
丈の段差の位置骨格どの高さで段を切るか
全身に置く色の数パーソナルカラー2色か3色か4色か
重ねる色どうしの明暗差パーソナルカラー段差が大きいか小さいか
顔の下に来る1色パーソナルカラー首元に見える色

形の質問には骨格、色の質問にはパーソナルカラー。重ね着の1枚ごとに、どちらの質問なのかを分けて考えると、答えがぶつからなくなります。

測る①|厚みが集まる場所を数える

重ね着の厚みは、首元・胸・腰・裾の4か所に集まります。それぞれの場所で、何枚の生地が重なっているかを数えてください。

場所数え方もたつき始める枚数
首元襟や首まわりの生地の数3枚
胸胸の高さで前に重なる生地の数3枚(ストレートは2枚)
腰ウエストから腰で重なる裾の数3枚(ウェーブは2枚)
裾腰から下に見える丈の重なりの数3枚

たとえば、シャツの上にニット、その上にカーディガンを着て、ニットとシャツの裾を出していると、腰には3枚の裾が重なります。胸にはシャツ・ニット・カーディガンの前身ごろの3枚です。同じ3枚重ねでも、厚みが4か所に分かれていればすっきり見え、1か所に集まるともたつきます。

数えた結果、3枚以上の場所が1か所だけなら、そこだけ直します。シャツの裾を入れる、カーディガンの前を開ける、などの1手で枚数は減らずに厚みだけが分かれます。

数えるときは、目で見える生地だけでなく、手で触って重なりを確かめてください。カーディガンの前を開けていても、胸の横には前身ごろが2枚分垂れています。ストールを巻くと、首元だけでなく胸の上にも1枚分の厚みが足されます。見えている枚数と、実際に厚みとして前に出ている枚数は、ずれていることがよくあります。

測る②|丈の段差をcmで測る

重ね着の段差は、5cm以上あると「重ねている」と読まれます。3cm未満だと、段差ではなく、ずれているように見えます。

段差見え方直し方
3cm未満中途半端で、はみ出しているように見える入れるか、5cm以上出すか
5〜10cm重ねていることがはっきり読めるそのままでよい
10〜20cm段差が主役になる段差の数を1つに
20cm以上2枚が別の服に見える色をそろえてつなぐ

段差を測る場所は、裾と袖口と襟の3か所です。シャツの裾がニットから2cmだけ出ていると、意図した重ねではなく、はみ出しに見えます。5cm以上出すか、中に入れるかのどちらかにしてください。

段差の数も大切です。全身で読める段差は、2か所までがまとまりやすい数です。裾と袖口と襟の3か所すべてに段差があると、細かい線が増えてごちゃつきます。

測る③|1.5m離れて色を数える

色の数は、1.5m離れて全身を見たとき、別の色として目に入る数で数えます。靴とバッグも入れてください。

色の数見え方向くタイプ
2色すっきり、はっきりブルベ冬
3色まとまりと変化が両立するどのタイプでも扱いやすい
4色にぎやかになるイエベ秋(同系色なら)
5色以上ばらばらに見えやすい同系色の濃淡でない限り避ける

同じ系統の濃淡は1色として数えてかまいません。ベージュとキャメルとこげ茶は、1.5m離れて見ると1つの茶の流れに見えるので1色、白と黒とワインは3色です。

柄の服を重ねるときは、柄の中で目立つ色を1色として数えてください。白地に紺のストライプのシャツなら、1.5m離れると水色がかった明るい面に見えるので1色です。チェック柄は、離れて見て混ざった色と、いちばん濃い線の色の2色として数えると、全身の色の数を数えやすくなります。柄を2枚重ねると、色の数は一気に増えるので、柄は1枚までにしてください。

タイプごとに、まとまって見える色の数が違います。詳しくは後の4シーズンの段で分けますが、迷ったら3色にしてください。3色はどのタイプでも崩れにくい数です。

測る④|素材の数を数える

重ね着がちぐはぐに見えるときは、素材の数が多すぎることがあります。

素材の数見え方目安
1種類単調だが、まとまる色で変化をつける
2種類まとまりと変化が出るいちばん扱いやすい
3種類にぎやか1つは小さな面に
4種類以上ちぐはぐ1つ減らす

ニット・シャツの綿・デニム・ウールのコートの4種類を重ねると、それぞれは秋らしくても、全身では質感が散らばります。素材を2種類に絞るか、3種類目を靴やバッグのような小さな面に移してください。

骨格ストレート|胸の厚みは1枚分まで

骨格ストレートは、上半身に厚みと立体感がある骨格です。胸の高さに生地が重なると、その厚みが前に出てもたつきやすくなります。

重ねる場所骨格ストレートの扱い例
首元重ねてよいシャツの襟をニットから出す
胸1枚分の厚みまで薄く目の詰んだニットを1枚
腰重ねてよいが裾は入れるシャツの裾は入れて、ベルトで区切る
裾重ねてよいコートの裾から5〜10cm下にスカート

骨格ストレートが重ね着をするなら、首元と裾で重ねて、胸と腰はすっきりさせる形がまとまります。素材は、ハリのあるもの、目の詰んだものを選ぶと、重ねても厚みが出にくくなります。

骨格ストレートの人がニットベストを重ねるなら、薄手でVネックのものにして、中のシャツの襟だけを見せてください。厚手のケーブル編みのベストは、胸に2枚分の厚みを足します。

羽織りものは、前を開けて縦の線を2本作ると、胸の厚みが左右に分かれます。骨格ストレートは縦の線がすっきり見えるタイプなので、前を開けたジャケットやカーディガンは、重ね着の中でも扱いやすい1枚です。前を閉めるなら、中の服を薄くして、胸に重なる生地を2枚までにしてください。

骨格ウェーブ|重ねるのは上、腰はすっきり

骨格ウェーブは、上半身が薄く、やわらかい質感の骨格です。上半身には重ねる余地があり、腰から下に重さが集まるとまとまりが崩れます。

重ねる場所骨格ウェーブの扱い例
首元重ねてよいタートルネックにストールを巻く
胸重ねてよい薄手のニットにカーディガンを重ねる
腰1〜2枚まで裾は短めにまとめ、ウエストを見せる
裾軽い丈で長い丈を重ねると重心が下がる

骨格ウェーブが重ね着をするなら、上半身で重ねて、腰の位置を高く見せる形がまとまります。長い丈のシャツの裾を出して、その下にロングスカートを重ねると、腰から下の面が長くなって重心が下がります。トップスの丈を腰骨より上にそろえてください。

素材は、やわらかく、薄いものどうしで重ねると、厚みが出にくくなります。厚手の硬い素材を重ねると、上半身の薄さに対して服の重さが勝ちます。

骨格ウェーブが長い丈のコートを着る日は、中の重ねを短くまとめてください。コートの中に短めのニットと、腰の位置が分かるスカートを合わせると、コートを開けたときに腰の高さが見えて、全身の重心が上がります。コートの中まで長い丈を重ねると、開けても閉めても腰の位置が見えなくなります。

骨格ナチュラル|量は重ねてよい、面をそろえる

骨格ナチュラルは、骨や関節がしっかりしていて、フレーム感のある骨格です。重ね着で量を出すことが似合いやすいタイプです。

重ねる場所骨格ナチュラルの扱い例
首元重ねてよいタートルにシャツ、その上にニット
胸重ねてよい厚手のニットにジャケット
腰重ねてよいシャツの裾を長めに出す
裾長い段差でよいコートより長いスカートを重ねる

骨格ナチュラルがごちゃつくのは、量ではなく、面がそろっていないときです。厚手のニット、薄いシャツ、光沢のあるスカートと、表面がばらばらの素材を重ねると、量のわりにまとまりません。凹凸のある素材どうし、あるいは乾いた素材どうしで重ねると、量を出しても1つの面に見えます。

段差は、10〜20cmの大きなものが似合います。小さな段差をいくつも作るより、大きな段差を1つ作るほうが、骨格ナチュラルのフレームに合います。

骨格ナチュラルの人が重ね着をすっきり見せたいと思って、薄い服を少ない枚数で着ると、反対に服がフレームに負けて頼りなく見えることがあります。量を減らすのではなく、面をそろえる方向で直してください。重ねる枚数は3〜4枚でも、表面の質がそろっていれば、ごちゃつきは出ません。

イエベ春|色は3色まで、明るい1色を入れる

イエベ春は、明るく澄んだ暖かい色が似合うタイプです。重ね着で色が暗く重なると、顔が沈みます。

決めることイエベ春の目安
全身の色の数3色まで
明暗差中くらい。暗い色は1つまで
顔の下の色明るく澄んだ色
重ねる色の組み方明るい色を一番上か首元に

秋の重ね着は暗い色が増えやすいので、イエベ春は明るい色を1つ入れることを決まりにしてください。キャメルのカーディガンの下に、明るいクリームのニットを首元から見せる。暗い色を重ねても、顔の下に明るい色があれば顔は沈みません。

イエベ春の重ね着で色の数が増えやすいのは、明るい色を何色も楽しみたくなるからです。明るいコーラル、黄みのグリーン、クリームを全部重ねると、1つずつは顔に合っていても、全身では色がばらばらに見えます。明るい色は1色を主役にして、残りはベージュやキャメルの中間の色でつなぐと、3色の中に収まります。

ブルベ夏|同系色の濃淡で色数を減らす

ブルベ夏は、やわらかく、青みのある色が似合うタイプです。はっきりした色を重ねると、顔が服に負けます。

決めることブルベ夏の目安
全身の色の数同系色の濃淡で2〜3色
明暗差小さめ。となりどうしは2段以内
顔の下の色やわらかく明るい色
重ねる色の組み方同じ系統の濃淡を順に

ブルベ夏の重ね着は、同じ系統の濃淡でまとめると、枚数を重ねても色の数が増えません。灰色のシャツ、濃い灰のニット、ラベンダーのストール。灰とラベンダーの濃淡でまとめると、3枚重ねても1つの流れに見えます。

となりあう服の明暗差は、2段以内にしてください。白いシャツに黒いニットのように4段以上の差がある重ね方は、ブルベ夏の顔には強すぎて、首元の境目に目が行きます。白いシャツなら中くらいの灰のニット、黒いパンツなら濃い灰のニットと、となりどうしの差を小さくすると、重ねた線が目立たずに、やわらかい流れになります。

イエベ秋|深い同系色なら4色でもまとまる

イエベ秋は、深く、黄みのある落ち着いた色が似合うタイプです。秋の重ね着がいちばん得意なタイプでもあります。

決めることイエベ秋の目安
全身の色の数同系色なら4色まで
明暗差中くらい
顔の下の色深みのある暖かい色
重ねる色の組み方茶・カーキ・テラコッタなど秋の色を重ねる

イエベ秋は、茶とカーキとマスタードとテラコッタのように、秋の色を4色重ねても、すべて同じ深さと黄みでそろっていればまとまります。ごちゃつくのは、その中に澄んだ色や青みの色が1つ混ざったときです。全身を見て、1つだけ浮いている色があれば、それを外してください。

浮いている色を見つけるには、目を細めて全身を見ます。細かいところがぼやけて色の面だけが残るので、1つだけ明るさや鮮やかさの違う色が浮き上がって見えます。白いシャツの襟や、黒いバッグがそれになりやすいものです。白は生成りに、黒はこげ茶に替えると、4色が同じ深さにそろいます。

ブルベ冬|2色の明暗に、差し色を1つ

ブルベ冬は、はっきりした明暗差と澄んだ色が似合うタイプです。色の数が増えると、明暗差の強さが散らばってまとまりません。

決めることブルベ冬の目安
全身の色の数2色に差し色1つ
明暗差大きい。顔の下で白と濃い色
顔の下の色純白か、深く澄んだ色
重ねる色の組み方白と黒、白と濃紺など2色で重ね、差し色は小さく

ブルベ冬の重ね着は、首元の1か所で明暗差をつけるのがいちばん効きます。黒のニットから白いシャツの襟を出す。それだけで冬らしいはっきりした印象が出るので、他の場所の重ねは同じ色でそろえてかまいません。

差し色を入れるなら、深いワインや鮮やかな青を、ストールかバッグのどちらか1つに置いてください。差し色が2か所に分かれると、2色の明暗の強さに差し色の強さが加わって、目が行く場所が3つになります。ブルベ冬は1つ1つの色が強いので、色の数を増やすより、同じ2色を重ねる回数を増やすほうがまとまります。

掛け合わせ早見表|骨格×パーソナルカラー

骨格3タイプと4シーズンを掛け合わせると、重ねる場所と色の数が1行で決まります。

骨格パーソナルカラー重ねる場所色の数と組み方
ストレートイエベ春首元と裾3色。首元に明るい色
ストレートブルベ夏首元と裾同系色2〜3色。首元はやわらかい明るさ
ストレートイエベ秋首元と裾同系色で4色まで。胸は1枚
ストレートブルベ冬首元2色+差し色。首元で明暗差
ウェーブイエベ春首元と胸3色。上に明るい色を重ねる
ウェーブブルベ夏首元と胸同系色の濃淡。やわらかい素材どうし
ウェーブイエベ秋首元と胸同系色4色まで。下は軽く
ウェーブブルベ冬首元と胸2色+差し色。腰から下は1色
ナチュラルイエベ春どこでも3色。乾いた素材に明るい色
ナチュラルブルベ夏どこでも同系色の濃淡で量を出す
ナチュラルイエベ秋どこでも同系色4色。大きな段差を1つ
ナチュラルブルベ冬どこでも2色で量を重ね、明暗差は首元に

自分の行を見つけたら、重ねる場所と色の数だけを覚えておいてください。服を選ぶたびに、この2つに当てはめれば、ごちゃつく前に1枚引けます。

表の「どこでも」は、どこに重ねても崩れにくいという意味で、どこにでも厚みを集めてよいという意味ではありません。骨格ナチュラルでも、1か所に4枚以上が重なると、さすがに厚みがそこだけ前に出ます。4か所に分けて重ねる考え方は、どの骨格でも同じです。

素材の組み合わせ|骨格ごとに相性のいい2種類

素材の数を2種類に絞るとき、どの2つを選ぶかは骨格で決まります。

骨格相性のいい組み合わせちぐはぐに見えやすい組み合わせ
ストレート目の詰んだニット+ハリのある綿毛足の長いニット+薄いとろみ素材
ストレートなめらかなウール+表面のきれいな革調粗い編み+光沢の化繊
ウェーブ薄手の起毛ニット+やわらかいとろみ素材厚手の硬い綿+粗い編み
ウェーブなめらかなニット+薄いウールざっくりした編み+硬いデニム
ナチュラルざっくりした編み+乾いた綿光沢のサテン+薄いニット
ナチュラル凹凸のあるウール+洗いをかけたデニムなめらかな化繊+粗い編み

相性のいい組み合わせは、表面の質がそろっています。骨格ストレートはなめらかでハリのあるもの、骨格ウェーブはやわらかく薄いもの、骨格ナチュラルは乾いて凹凸のあるものどうしです。表面の質がそろっていれば、色が3色あっても全身が1つのまとまりに見えます。

3種類目を入れたいときは、マフラーや靴、バッグのような小さな面にしてください。顔から遠く、面積の小さい場所なら、質感の違いはアクセントとして働きます。

アイテム別|ごちゃつく組み方と直し方

組み合わせごちゃつく理由直し方
シャツ+ニットシャツの裾が2〜3cmだけ出ている入れるか、5cm以上出す
シャツ+ニットベスト胸に厚みが2枚重なるベストを薄手のVネックに
ニット+カーディガン前を閉めて厚みが胸に集まるカーディガンの前を開ける
タートル+シャツ+ニット首元に3枚の襟が重なるシャツをやめて、タートルとニットの2枚に
ワンピース+パンツ段差が中途半端な位置にあるワンピースの裾を膝より下に
ニット+ジャケット+コート肩と袖に厚みが重なるジャケットかコートの片方を薄く

いちばん多いのは、シャツの裾の出し方です。2〜3cmの段差は、意図した重ねに見えません。出すなら5cm以上、出したくないなら中に入れてください。

首元の重ね|襟は2枚まで

首元は、顔のすぐ下なので、重ね着の印象がいちばん強く出る場所です。

首元の重ね見え方向く人
クルーネックからシャツの襟きちんと、すっきりどの骨格でも
Vネックからシャツの襟縦の線が出る骨格ストレート
タートルにストールやわらかく量が出る骨格ウェーブ・ナチュラル
タートルにシャツの襟襟が2重になる骨格ナチュラル
シャツの襟を3枚目の上に出すごちゃつく避ける

首元の襟は2枚までにしてください。3枚の襟が重なると、顔の下に線が増えて、顔より襟に目が行きます。首元の色は、パーソナルカラーの顔の下の色を使います。ここが合っていれば、他の場所の色が多少ずれても顔は崩れません。

裾の重ね|段差は1つにまとめる

裾は、全身のバランスを決める場所です。段差が多いと、全身が細かく切られて見えます。

裾の重ね見え方目安
トップスの裾だけすっきりどの骨格でも
トップスの裾+シャツの裾段差が1つ5cm以上の差をつける
3枚の裾が重なる細かい段が並ぶ1枚入れる
コートの裾+スカートの裾長い段差が1つ骨格ナチュラルに向く

骨格ストレートとウェーブは、腰まわりの段差を1つまでに。骨格ナチュラルは、腰の段差を作るより、コートとスカートの長い段差を1つ作るほうがまとまります。

脱いだあとも崩れない順番

秋の重ね着は、昼と朝晩の気温差で、途中で1枚脱ぐことがあります。脱いだあとの姿も、骨格とパーソナルカラーに合っているかを確かめてください。

脱ぐもの脱いだあとに起きやすいこと先に決めておくこと
カーディガン中のニットとシャツの段差だけが残る中の2枚だけでもまとまる組み方に
ジャケット色の数が1つ減って単調になる中の2枚で2色以上に
コート室内で色の明暗差が変わる顔の下の色を中の服で決めておく
ストール首元の色が消える中のトップスの首元をタイプの色に

重ね着は、一番外の1枚を脱いでもまとまるように、内側から組み立ててください。内側の2枚だけで、骨格の重ねる場所とパーソナルカラーの色の数が満たされていれば、外の1枚は足しても引いても崩れません。

手持ちの重ね着を5分で組み直す

新しく買い足す前に、いま着ている重ね着を5分で組み直してみてください。順番は次のとおりです。

手順すること見るもの
1鏡から1.5m離れて3秒見る最初に目が行く場所
2首元・胸・腰・裾の枚数を数える3枚以上の場所
3裾と袖口と襟の段差を測る3cm未満の段差
4靴とバッグを入れて色を数えるタイプの色の数を超えていないか
5いちばん目立つ1つだけを直す直したあと、もう一度1.5mで見る

直すのは1回に1か所だけにしてください。2か所以上を同時に変えると、どれが効いたのか分からなくなり、次の日に同じ組み方を再現できません。1か所直してまとまったら、その組み方を写真に撮っておくと、次に同じ服を重ねる日に迷いません。

5分で直らなかったときは、その日のうちに答えを出そうとせず、外の1枚を脱いだ姿で出かけてください。内側の2枚でまとまっていれば、その日はそれで十分です。外の1枚の合わせ方は、休みの日に時間をかけて試せば足ります。

よくある思い込み

思い込み実際
重ね着は枚数が多いほどごちゃつく厚みの場所と色の数で決まる
骨格ストレートは重ね着ができない胸の厚みを1枚分にすれば首元と裾で重ねられる
同じ色でそろえれば必ずまとまる同じ色でも素材が4種類あるとちぐはぐに見える
秋は茶色を重ねれば秋らしくなるブルベの人は顔の下の茶で沈むことがある
段差は小さいほうが控えめで上品3cm未満の段差は、はみ出しに見える

どれも、形の質問と色の質問を混ぜてしまったときの思い込みです。1枚ごとに、骨格の質問かパーソナルカラーの質問かを分けてください。

どちらとも取れるとき①|骨格とパーソナルカラーが逆を向く

骨格は量を重ねたいのに、パーソナルカラーはやわらかくまとめたい。あるいは、骨格は重ねる量を控えたいのに、パーソナルカラーは明暗差を出したい。こういうときは、担当を分けて、それぞれの答えをそのまま使ってください。

骨格ナチュラルでブルベ夏の人なら、枚数は骨格どおりに重ねて量を出し、色は同じ系統のやわらかい濃淡にします。枚数が多くても、色の数が2〜3色なら、ブルベ夏のやわらかさは消えません。

骨格ストレートでブルベ冬の人なら、重ねる場所は首元だけにして、そこで白と黒の明暗差をつけます。1か所の重ねで、冬のはっきりした印象は十分に出ます。

逆を向いているように見えても、骨格は「どこに」、パーソナルカラーは「何色で」と、答えている質問が違います。質問を分ければ、2つの答えはぶつかりません。

どちらとも取れるとき②|骨格が2タイプにまたがる

骨格診断で2タイプの特徴があると言われた人は、重ねる場所を、両方のタイプに共通する場所から選んでください。

またがるタイプ共通して重ねやすい場所控える場所
ストレートとナチュラル首元と裾胸の厚み2枚以上
ウェーブとナチュラル首元と胸腰の段差を細かく作る
ストレートとウェーブ首元胸と腰の両方に厚み

共通の場所で重ねておけば、どちらのタイプの目で見ても崩れません。まずはそこから始めて、鏡で見てもたつかなければ、片方のタイプの得意な場所に1枚ずつ足していきます。

どちらとも取れるとき③|ごちゃつくのか、こなれているのか

重ね着は、ごちゃつきとこなれ感の境目が分かりにくいものです。見分けるには、近くと遠くの2つの距離で見てください。

50cmで見て重なりが分かり、1.5mで見て1つのまとまりに見えるなら、こなれています。1.5mで見ても重なりの線や色の境目が先に目に入るなら、ごちゃついています。

ごちゃついているときは、4つの原因のうち、1.5mで見ていちばん目立つものを1つだけ直してください。多くの場合、色の数を1つ減らすか、3cm未満の段差をなくすかのどちらかで、まとまりが戻ります。

人に見てもらえるなら、「最初にどこを見た?」と聞いてください。顔か全体と答えが返ってくれば、その重ね着は働いています。

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よくある問い

Q. 重ね着をするとごちゃごちゃして見えます。枚数を減らせばいいですか
枚数を減らす前に、厚みが1か所に集まっていないかを見てください。首元・胸・腰・裾のうち、1か所に3枚以上の厚みが重なっていると、枚数が少なくてももたついて見えます。反対に、4か所に1〜2枚ずつ分かれていれば、4枚重ねてもすっきり見えます。次に、1.5m離れて全身の色を数えてください。パーソナルカラーのタイプごとに、まとまって見える色の数が違います。厚みの場所と色の数を直すと、枚数はそのままでもまとまることが多いです。
Q. 骨格ストレートは重ね着が苦手と聞きました。秋はどうすればいいですか
骨格ストレートの人が苦手なのは、重ね着そのものではなく、胸まわりに厚みが重なることです。胸の高さに重なる厚みを1枚までにして、重ねる場所を首元の襟か、腰から下の裾に移してください。シャツの上にニットを着るなら、ニットは薄く目の詰んだものにして、シャツの襟だけを出す。こうすると胸まわりは1枚分の厚みで、首元に重ねた印象だけが残ります。
Q. 骨格とパーソナルカラーで、重ね着の答えが逆になります
形は骨格、色はパーソナルカラーと、担当を分けてください。たとえば骨格ナチュラルで量を重ねたいのに、ブルベ夏で色はやわらかくまとめたい場合は、枚数は骨格どおりに重ね、色は同じ系統のやわらかいグラデーションにします。枚数を重ねても色の数が増えなければ、ごちゃつきません。逆に、骨格ストレートで重ねる量は少ないのにブルベ冬で明暗差を出したい場合は、首元の1か所だけで明暗差をつけると、少ない枚数で冬らしさが出ます。
Q. ごちゃついているのか、こなれて見えているのか、自分では分かりません
全身の写真を撮って、最初に目が行く場所を見てください。顔か、全身の輪郭に目が行くなら、重ね着がまとまって働いています。重なった襟や裾、色の境目に先に目が行くなら、ごちゃついています。こなれて見える重ね着は、近くで見ると重なりが分かり、離れて見ると1つのまとまりに見えるものです。1.5m離れてまとまりに見えるかを基準にしてください。

— メグラシ編集部

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写真写りのいい服は、骨格・顔タイプ・パーソナルカラーのどれを優先するかを、その写真に体のどこまで写るかで決めます。顔と首だけならパーソナルカラー、胸から上なら顔タイプとパーソナルカラー、腰から上なら骨格と顔タイプ、全身なら骨格。カメラまでの距離で写る範囲を先に読む方法、七五三の付き添い・年賀状の家族写真・忘年会の集合写真・旅行のスナップといった秋冬の予定ごとの答え、座って写るときの変わり方、3つの結果が食い違うときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 11分
衣替えに骨格とパーソナルカラーを使う|秋冬服を前・奥・保留の3か所へ

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衣替えに骨格とパーソナルカラーを使う|秋冬服を前・奥・保留の3か所へ

秋の衣替えで秋冬服を出したら、しまう前と同じ順に戻すのではなく、骨格診断とパーソナルカラーの2つで1着ずつ見て、クローゼットの前・奥・保留の3か所に分け直します。色はパーソナルカラーで顎の下に当てて、形は骨格で素材と丈を見て、両方合う服を前に、片方だけ合う服を奥に、どちらも合わない服を保留に。1着30秒で見る手順、骨格3タイプごとに服のどこを見るか、片方だけ合う服の組み方、秋から冬の月ごとと通勤・行事・旅行の予定ごとの前の列の入れ替え、診断を1つしか受けていないときの代わりの見方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 11分
秋冬の旅行の服を骨格とパーソナルカラーで選ぶ|2泊3日を5枚で回す

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秋冬の旅行の服を骨格とパーソナルカラーで選ぶ|2泊3日を5枚で回す

秋冬の旅行で服が増えるのは、1枚ずつ「これで合うか」を考えて足していくからです。骨格診断で全部の服の線を1つにそろえ、パーソナルカラーで色を3つにそろえると、どの上とどの下を組んでも外れないので、2泊3日がアウター1枚と服4枚で回ります。骨格3タイプとパーソナルカラー4シーズンの組み合わせごとの5枚の選び方、寺社めぐり、温泉旅館、街歩きと夜の食事、冬休みの帰省、雪の旅での入れ替え方、写真に残る1枚の置き場所、荷造り前の10分の確認までまとめました。

メグラシ編集部/読了 14分
服のコーディネートがわからない|3つの診断に1か所ずつ任せる

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服のコーディネートがわからない|3つの診断に1か所ずつ任せる

服のコーディネートがわからないのは、1枚ずつ組むたびに色・形・素材の3つを同時に決めようとしているからです。色はパーソナルカラーに顔の下20cmだけ、上下の量と丈の比は骨格に、素材の表面と柄の大きさは顔タイプに、1か所ずつ任せると、1枚ごとに考える質問は1つで済みます。主役の1枚から始める順番、秋の重ね着で枚数が増えたときの当て方、診断を1つしか受けていないときの代わりの測り方、2つの診断の答えがぶつかったときの決め方まで。手持ちの3枚で試せる形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 10分

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