似合う服診断で買った服が手持ちと合わない|骨格とPCでずれを分ける

似合う服診断で選んだ1枚が手持ちの服と合わないなら、その1枚は外れていません。ずれているのは、新しい1枚と手持ちのあいだにある、形の言葉か色の言葉のどちらかです。
骨格診断とパーソナルカラーで選んだ秋冬のニットやコートは、単独で鏡に映すとたしかに似合います。ところが、家にあるパンツやスカートと組んだとたんに、ちぐはぐに見える。手持ちの服の多くが診断の前に選んだものだと、こうしたことはよく起きます。
形のずれは骨格が、色のずれはパーソナルカラーが受け持ちます。新しい1枚と手持ちの3枚を並べ、白黒写真で明るさを、指でつまんで厚みを比べれば、どちらで外れたかが3分で分かります。この記事は、新しい1枚を手放す前に、手持ちとのあいだの段差を見つけて埋めるための手順です。
結論:合わない原因は「形」と「色」の2系統、6か所
| 組んだときに感じること | ずれている場所 | 担当する診断 |
|---|---|---|
| 片方だけが重い、または薄い | 素材の厚みと張り | 骨格 |
| 上下の丈が中途半端に重なる | 丈と重心の位置 | 骨格 |
| 片方だけがふくらんで見える | シルエットの量 | 骨格 |
| 色どうしがけんかする | 黄みと青みの温度 | パーソナルカラー |
| 片方だけが浮く、または沈む | 明るさの段 | パーソナルカラー |
| 片方だけが古く、またはくすんで見える | 濁りと鮮やかさ | パーソナルカラー |
**ずれは1か所か2か所であることがほとんどです。**全部がずれているように感じても、並べて比べると、たいてい形か色のどちらか一方に偏っています。偏っている側の診断だけを使って直してください。
3分で分ける|新しい1枚と手持ち3枚を並べる
床かベッドの上に、新しい1枚と、組みたい手持ちの服を3枚並べます。窓の近くの明るい場所で、次の順番で比べてください。
- 指でつまんで、生地の厚みと張りを比べる
- スマートフォンで撮って白黒にし、明るさの差を比べる
- 白い紙を下に敷き、色が黄色っぽいか青っぽいかを比べる
| 比べたこと | 新しい1枚と手持ちの差 | ずれの系統 |
|---|---|---|
| つまんだ厚み | 倍以上違う | 形 |
| 張り(つまんで離したときの戻り) | 片方だけすぐ戻る | 形 |
| 白黒写真の明るさ | 3段以上離れている | 色 |
| 白い紙の上の温度 | 片方は黄み、片方は青み | 色 |
| 表面の光り方 | 片方だけ光る、または粉っぽい | 色と形の両方 |
5つの行のうち、差が大きかった行が、ずれの場所です。どの行にも差がほとんど無いのに合わないと感じるなら、この記事の終わりにある「形も色も合っているのに合わない」の場合にあたります。形の行だけに差があれば骨格の側で、色の行だけに差があればパーソナルカラーの側で直します。
厚みは、親指と人さし指で生地を1枚つまみ、指のあいだの幅を比べるだけで分かります。定規を当てなくても、新しい1枚をつまんだときと手持ちをつまんだときで、指の開きが倍ほど違えば、それは差として数えてください。張りは、つまんだ指を離したとき、しわがすぐに戻るか、しばらく残るかで見ます。片方だけすぐ戻り、片方だけしわが残るなら、張りが違う方向を向いています。
白黒写真は、4枚を1枚の写真に並べて撮ってください。1枚ずつ撮ると、カメラが明るさを自動で合わせてしまい、差が実際より小さく写ります。
なぜ診断どおりの1枚が、手持ちと合わないのか
診断は、1枚の服があなたに合うかどうかを見ています。手持ちの服どうしが合うかは、診断の範囲の外です。そのため、診断どおりに選んだ1枚と、診断の前に選んだ手持ちのあいだに、次のような段差が残ります。
| 起きていること | 段差の中身 | よくある例 |
|---|---|---|
| 手持ちは好みで選んでいた | 素材の厚みが違う方向 | 新しい薄手ニット×手持ちの厚手パンツ |
| 手持ちは流行で選んでいた | 丈と量が違う方向 | 新しい短め丈×手持ちのロング丈 |
| 手持ちは無彩色が中心 | 温度の受け皿がない | 新しい黄みの色×手持ちの青みの灰 |
| 手持ちは暗い色が中心 | 明るさの段が離れる | 新しい明るい色×手持ちの黒 |
| 新しい1枚だけが今季の色 | 濁り方が違う | 新しいくすみ色×手持ちの鮮やかな色 |
どの段差も、新しい1枚の選び方が間違っていたわけではありません。手持ちと新しい1枚が、それぞれ別の基準で選ばれているから起きています。
診断を受けた直後は、新しい基準で選んだ服がまだ少なく、手持ちのほとんどが以前の基準の服です。この時期にいちばん合わないと感じやすく、新しい基準の服が増えるにつれて、自然に組める組み合わせが増えていきます。合わないと感じるのは、手持ちが入れ替わる途中にいる印でもあります。
形のずれ①|素材の厚みと張り
素材の厚みと張りは、骨格がいちばんはっきり答えを持っている場所です。新しい1枚を骨格どおりに選ぶと、手持ちの厚みとの差が大きくなることがあります。
| 骨格 | 診断で勧められやすい素材 | 手持ちとずれやすい組み合わせ |
|---|---|---|
| ストレート | 張りのある目の詰んだ素材 | 手持ちのとろみのある薄手スカート |
| ストレート | なめらかなウール | 手持ちのざっくりした太い編み地 |
| ウェーブ | やわらかく薄い素材 | 手持ちの厚手で硬いデニム |
| ウェーブ | 細い編み目のニット | 手持ちの太い畝のコーデュロイ |
| ナチュラル | ざっくりした厚手の素材 | 手持ちの薄く光るブラウス |
| ナチュラル | 粗い織りの布 | 手持ちのなめらかで薄いニット |
厚みの差は、上下で倍以上あるとちぐはぐに見え始めます。直すときは、あいだの厚みの服を1枚挟むか、手持ちの側を厚みの近いものに替えてください。新しい1枚を骨格に合わせて選んだのなら、替えるのは手持ちの側です。
挟む1枚は、羽織りかインナーが使いやすい場所です。薄手の新しいニットと厚手の手持ちのパンツなら、中くらいの厚みのカーディガンを上に羽織ると、上半身の厚みが増えて上下の差が縮みます。反対に、厚手の新しいニットと薄手の手持ちのスカートなら、スカートの下に厚手のタイツを合わせ、足元に厚みのある靴を置くと、下半身の重さが上に追いつきます。
形のずれ②|丈と重心の位置
骨格によって、すっきり見える丈の位置が違います。新しい1枚の丈が骨格どおりでも、手持ちのボトムの丈や股上と組むと、重心がずれることがあります。
| 骨格 | 新しいトップスの丈 | 合いやすい手持ちのボトム |
|---|---|---|
| ストレート | 腰骨にかかる丈 | 股上が中くらいのまっすぐなパンツ |
| ウェーブ | ウエストあたりの短め丈 | 股上が深めで、腰の位置が高いボトム |
| ナチュラル | 腰より長い丈 | 長めの丈のゆとりあるボトム |
| どれでも | 前だけ裾を入れられる丈 | 股上が深いボトム全般 |
| どれでも | 長すぎてボトムの丈と重なる | 合わせにくい |
丈のずれは、裾を入れる・出す・前だけ入れるの3通りで、ほとんどが直せます。鏡の前で3通りを試し、腰まわりがいちばんすっきりした形を、その組み合わせの決まりにしてください。
秋冬のニットは厚みがあるので、裾を全部入れると腰まわりがふくらみます。厚手のニットなら前だけ入れる、薄手なら全部入れる、と厚みで分けておくと、毎回試さなくても決められます。決まった組み合わせはスマートフォンで1枚撮っておくと、次に同じ服を組むときに迷いません。
形のずれ③|シルエットの量
新しい1枚の量(ゆとり)と、手持ちの量の釣り合いがずれると、片方だけがふくらんで見えます。
| 新しい1枚 | 手持ち | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|---|
| ゆとりの大きいトップス | ゆとりの大きいボトム | 全体が大きく見える | どちらかを細身に |
| 体に沿うトップス | 体に沿うボトム | 線が細く続く | 骨格によってはこのまま |
| ゆとりの大きいトップス | 細身のボトム | 上が重い | 裾を前だけ入れる |
| 体に沿うトップス | 広がるボトム | 下が重い | 上に短めの羽織りを |
| 長いコート | 長いスカート | 縦に重い | 靴で足首を見せる |
量は、鏡から2m離れて全身を見ると比べやすくなります。近くで見ると服の細部に目が行き、ふくらみ方の差が分かりにくいからです。上下のどちらかに量を寄せ、もう片方をすっきりさせると、量の釣り合いがとれます。どちらに寄せるかは骨格で決まり、ウェーブは上、ナチュラルは全体、ストレートは控えめに、が目安です。
色のずれ①|黄みと青みの温度
色の温度は、パーソナルカラーの答えがいちばん出る場所です。新しい1枚をパーソナルカラーで選び、手持ちが温度を気にせず選んだものだと、色どうしがけんかします。
| 新しい1枚の温度 | 手持ちの温度 | 起きること | つなぐ色 |
|---|---|---|---|
| 黄み(イエベ) | 青み | 片方が濁って見える | 生成り、ベージュ |
| 青み(ブルベ) | 黄み | 片方が黄ばんで見える | 灰、紺 |
| 黄み | 中立の無彩色 | 大きなずれはない | そのままでよい |
| 青み | 中立の無彩色 | 大きなずれはない | そのままでよい |
| 黄み | 黄み | ずれない | 明るさを見る |
温度が逆の服どうしを直接組むと、どちらかの色が濁って見えます。あいだに中立の色を1枚挟むか、温度が逆の服を顔から遠い位置に置いてください。
温度は、白い紙の上に2枚を並べると見えやすくなります。紙の白と比べて、黄色っぽく見えるか、青っぽく見えるか。どちらとも言えないものは中立です。手持ちの無彩色のうち、黒や灰色も、並べると青みのものと黄みのものに分かれます。新しい1枚と同じ側の無彩色を選んで組むと、それだけで色のけんかが収まることがあります。
色のずれ②|明るさの段
新しい1枚と手持ちの明るさが3段以上離れていると、片方だけが浮くか沈みます。白黒写真で比べてください。
| 新しい1枚 | 手持ち | 白黒での差 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 明るい色 | 黒 | 4段以上 | 上だけが浮く |
| 明るい色 | 中くらいの色 | 2段 | ちょうどいい |
| 暗い色 | 白 | 4段以上 | 下だけが浮く |
| 中くらいの色 | 中くらいの色 | 0〜1段 | ひと続きでぼやける |
| 中くらいの色 | 暗い色 | 2段 | ちょうどいい |
白黒写真で2枚が同じ明るさに見えるときも、注意が要ります。差が0〜1段だと、2枚がひと続きに見えて、全体がぼやけます。この場合は、どちらかを1段明るくするか暗くして、2段の差をつくってください。明るさの段は、パーソナルカラーによって合う幅が違います。イエベ春とブルベ夏は小さめの差、イエベ秋は中くらい、ブルベ冬は大きめの差が合いやすい、と覚えておくと、手持ちとの組み合わせを選ぶときに迷いません。
色のずれ③|濁りと鮮やかさ
同じ温度、同じ明るさでも、濁り方が違うと片方だけが古く見えたり、くすんで見えたりします。
| 新しい1枚 | 手持ち | 見え方 | つなぐもの |
|---|---|---|---|
| くすんだ色 | 鮮やかな色 | 新しい1枚が地味に沈む | 中間の濁りの小物 |
| 鮮やかな色 | くすんだ色 | 手持ちが古く見える | 無彩色の羽織り |
| くすんだ色 | くすんだ色 | なじむ | そのままでよい |
| 澄んだ明るい色 | 灰みの暗い色 | 片方が浮く | 明るい灰か生成り |
濁りのずれは、色の名前では分かりにくいずれです。並べて片方だけが古く見えたら、濁りを疑ってください。
濁りは、その年の売り場の色に引っぱられやすい要素でもあります。くすみ色が多い年に買った1枚は、鮮やかな色が多かった年に買った手持ちと並べると、濁り方がはっきり違って見えます。どちらが正しいということはなく、2枚の濁り方を近づけるか、あいだに無彩色を挟めば並べられます。
骨格ストレート|張りの差を埋める
骨格ストレートで新しく選びやすいのは、張りのある目の詰んだ素材の服です。手持ちにやわらかい薄手や、ざっくりした編み地が多いと、張りの差が目立ちます。
| 新しい1枚 | 合わない手持ち | つなぐ1枚 |
|---|---|---|
| 張りのあるウールのジャケット | とろみのある薄手のスカート | なめらかな中厚のパンツ |
| 目の詰んだクルーネックニット | 太い編み目のカーディガン | 細い編み目のカーディガン |
| 張りのあるシャツ | やわらかいプリーツスカート | まっすぐな中厚のスカート |
張りの差は、あいだの厚みの服を1枚挟むと埋まります。手持ちのやわらかい服は、顔から遠い位置に回すと浮きにくくなります。
骨格ストレートは、上下の張りがそろうと全体がすっきりまとまるタイプです。新しく選んだ張りのある1枚に合わせて、手持ちのボトムのうち、いちばん張りのあるものから組んでいくと、組める数を早く見つけられます。
骨格ウェーブ|重心の差を埋める
骨格ウェーブで新しく選びやすいのは、やわらかく薄い素材の短め丈のトップスです。手持ちに股上の浅いボトムや、硬く厚いボトムが多いと、重心がずれて見えます。
| 新しい1枚 | 合わない手持ち | つなぐ1枚 |
|---|---|---|
| 短め丈のやわらかいニット | 股上の浅い厚手のパンツ | 股上の深いやわらかいパンツ |
| 薄手のブラウス | 硬く厚いデニム | やわらかい布のスカート |
| 細い編み目のカーディガン | 長く重いコート | 短めの丈の上着 |
重心の差は、ベルトや細い小物で腰の位置に区切りをつくるだけでも、かなり埋まります。
骨格ウェーブは、上半身にやわらかさと量を寄せ、腰の位置を高く見せるとまとまるタイプです。手持ちのボトムが股上の浅いものばかりでも、上に短めの羽織りを重ねて腰の位置に区切りをつくれば、重心は上がって見えます。
骨格ナチュラル|素材感の差を埋める
骨格ナチュラルで新しく選びやすいのは、ざっくりした厚手の素材や、長めの丈の服です。手持ちに薄く光る素材や、短い丈の服が多いと、素材感の差が目立ちます。
| 新しい1枚 | 合わない手持ち | つなぐ1枚 |
|---|---|---|
| ざっくりした厚手ニット | 薄く光るブラウス | 粗い織りのシャツ |
| 長めのコート | 短めの丈のスカート | 長めの丈のスカート |
| 粗い織りのジャケット | なめらかな薄手のパンツ | 厚手のまっすぐなパンツ |
素材感の差は、表面の凹凸がそろうと埋まります。手持ちの薄い服は、新しい1枚の内側に重ねて、見える面積を小さくしてください。
骨格ナチュラルは、重ね着で量を足しても重く見えにくいタイプです。手持ちの薄い服も、単独で着るのではなく、新しい厚手の1枚の内側や下に重ねる役に回せば、捨てずに使い続けられます。
4シーズン別|色をつなぐ1色
手持ちと新しい1枚のあいだをつなぐ色は、パーソナルカラーによって違います。
| パーソナルカラー | つなぎに使う色 | 置く場所 |
|---|---|---|
| イエベ春 | アイボリー | インナー、シャツ |
| イエベ春 | 明るいキャメル | 靴、バッグ |
| ブルベ夏 | 明るい灰 | 羽織り、インナー |
| ブルベ夏 | 灰みの紺 | ボトム |
| イエベ秋 | 生成り | インナー、マフラー |
| イエベ秋 | こげ茶 | ボトム、靴 |
| ブルベ冬 | 真っ白 | 首元、シャツ |
| ブルベ冬 | 黒か濃紺 | ボトム、靴 |
つなぎの色は、新しい1枚と手持ちの両方と、温度か明るさのどちらかが近い色です。手持ちにこの色が1枚あるかどうかで、新しい1枚が働けるかどうかが変わります。
つなぎ役の1枚を決める
新しい1枚と手持ちの両方に合う服を、つなぎ役として1枚決めておくと、組み合わせが一気に増えます。
| つなぎ役の条件 | 理由 |
|---|---|
| 厚みが中くらい | 薄い服とも厚い服とも差が小さい |
| 色は自分のシーズンの中立に近い色 | 温度の違う服どうしのあいだに入れる |
| 明るさは中くらい | 明るい服とも暗い服とも段が2段以内 |
| 形はまっすぐで装飾が少ない | どの骨格の服とも量がぶつからない |
| 表面はなめらか | 光る服とも粉っぽい服とも差が小さい |
つなぎ役は、シャツ、無地のニット、まっすぐなパンツのような、目立たない1枚であることが多いです。目立たない1枚が手持ちに無いことが、新しい1枚を浮かせている原因になっていることがあります。
つなぎ役が手持ちにあるかどうかは、新しい1枚と手持ちの3枚の写真を並べ、そのどれとも厚み・温度・明るさの差が小さい服を探すと見つかります。見つからなければ、次に買うのはつなぎ役の1枚です。目立たない服は売り場で手に取りにくいのですが、1枚あると、新しい1枚だけでなく手持ちどうしの組み合わせも増えます。
手持ちを3つに分ける
新しい1枚を手放す前に、手持ちを次の3つに分けてください。
| 分け方 | 基準 | 次にすること |
|---|---|---|
| そのまま組める | 形と色の両方が近い | 新しい1枚と組んで着る |
| つなげば組める | 形か色のどちらか一方が近い | あいだにつなぎ役を挟む |
| 組めない | 形も色も離れている | 新しい1枚とは別の日に着る |
| 迷う | 判断がつかない | 白黒写真で明るさを比べ直す |
**そのまま組める服とつなげば組める服を合わせて3枚以上あれば、新しい1枚は手持ちの中で働けます。**2枚以下なら、新しい1枚より、つなぎ役の1枚が足りていません。
アイテム別|ずれやすい組み合わせ
| 新しく買った1枚 | ずれやすい手持ち | 先に見る場所 |
|---|---|---|
| ニット | ボトム | 厚みと丈 |
| コート | ニット、ボトム | 丈と色の温度 |
| ジャケット | スカート | 張りと丈 |
| パンツ | トップス | 股上と量 |
| スカート | 靴 | 丈と重心 |
| 靴 | ボトム | 素材感と色の明るさ |
表の右の列は、ずれを探すときに最初に見る場所です。ニットとボトムなら、色より先に厚みと丈を比べてください。靴は面積が小さいので色のずれは目立ちにくく、素材感の差のほうが先に出ます。コートは面積が大きいので、手持ちとのずれがいちばん目立つアイテムです。コートが合わないと感じたときの見分け方は、コートが似合わない|骨格・顔タイプ・PCのどれで外れたかを鏡で分けるにまとめています。
小物でつなぐ
服を足さずにつなぐなら、小物を使います。小物は面積が小さいので、温度や明るさが少しずれていても浮きにくく、2枚の服のあいだに入って段差をなだらかにします。
| つなぎたい段差 | 小物 | 選び方 |
|---|---|---|
| 色の温度 | マフラー、ストール | 新しい1枚と手持ちの両方の色が入った柄 |
| 明るさ | バッグ | 2枚の明るさのあいだ |
| 素材感 | ベルト | 2枚の表面のあいだの質感 |
| 重心 | 靴 | 甲の見え方で重さを調整 |
| 濁り | アクセサリー | 金属の光で鮮やかさを足す |
いちばん効きやすいのは、2枚の色が両方とも入ったマフラーやストールです。新しい1枚の色と手持ちの色が1枚の布の中で混ざっているので、首元に巻くだけで、上下の色が同じ仲間に見えるようになります。チェックや細い縞の柄は、2色以上が細かく混ざっているぶん、つなぎ役として働きやすい柄です。
新しい1枚で3通り組んでみる
手持ちと合わないと感じたら、決めつける前に、新しい1枚を使って3通りの組み方を試してください。1通りだけで合わないと判断すると、組める手持ちを見落とします。
| 組み方 | やり方 | 分かること |
|---|---|---|
| 同じ厚みで組む | 手持ちから厚みのいちばん近い1枚を選ぶ | 形のずれがどれだけ効いていたか |
| 同じ温度で組む | 手持ちから温度のいちばん近い1枚を選ぶ | 色のずれがどれだけ効いていたか |
| つなぎ役を挟む | 中くらいの1枚をあいだに入れる | 段差が埋まるかどうか |
3通りとも合わないなら、手持ちの中に新しい1枚の受け皿がまだ無いということです。1通りでも合えば、その組み方を基準にして、ほかの手持ちを少しずつ足していけます。試した組み方は、合ったものも合わなかったものも写真に残してください。合わなかった組み方の写真は、次に何を足せばいいかを教えてくれます。
返品・手放す前に確かめること
新しい1枚がどうしても手持ちと合わないとき、返品や手放す前に、次の3つを確かめてください。
- 新しい1枚を単独で鏡に当てたとき、顔色がよく見えるか
- 手持ちに、つなぎ役になる服が1枚もないか
- 手持ちの中で、合わない服の多くが診断の前に選んだものか
1が「いいえ」なら、新しい1枚そのものが自分に合っていない可能性があります。試着室と家では光が違うので、家の窓の近くで、もう一度顔の下に当ててください。それでも顔色が沈むなら、手持ちとのずれより先に、その1枚の色か形を見直します。
1が「はい」で、2と3も「はい」なら、外れているのは新しい1枚ではありません。手持ちの側が、診断の基準からずれています。この場合は、新しい1枚を残し、つなぎ役を1枚足すほうが、これから先の組み合わせが増えます。診断の前に揃えた服の扱いは、自己診断とプロの結果が違った|揃えた服を手放す前に3つに分けるの分け方も参考になります。
次に買うときの順番
同じ失敗を繰り返さないために、次に買うときは順番を変えます。
| 順番 | すること | 確かめること |
|---|---|---|
| 1 | よく着る手持ちを3枚撮る | 厚み・色・明るさが分かる写真 |
| 2 | 診断で候補を絞る | 骨格と色が合う範囲 |
| 3 | 候補を写真の横に並べる | 3枚のうち2枚と近いか |
| 4 | つなぎ役が手持ちにあるか見る | 無ければつなぎ役を先に |
| 5 | 試着して手持ちの写真と見比べる | 組んだ姿を想像できるか |
売り場で並べるときは、照明の色に気をつけてください。売り場の照明は暖かい色のことが多く、家で撮った手持ちの写真と並べると、候補の1枚だけが黄みに寄って見えます。可能なら、窓の近くか、店の外の明るい場所で見比べると、家に帰ってからのずれが減ります。
手持ちの色の数え方は、流行色を1枚足す前に、手持ちの色を数える|無彩色の割合・暖寒の比・濃淡の山で足し先を決めるの手順がそのまま使えます。
よくある思い込み
| よく言われること | 実際に起きていること |
|---|---|
| 診断どおりなら何とでも合う | 診断は1枚と自分の相性を見ている |
| 合わないのは診断が外れたから | 手持ちとのあいだに段差がある |
| 手持ちを全部入れ替えるしかない | つなぎ役を1枚足せば組める服が増える |
| 骨格とパーソナルカラーはどちらかを優先する | 形は骨格、色はパーソナルカラーと分ける |
| 色さえ合えば組める | 厚みが倍違うと色が合ってもちぐはぐ |
| 新しい1枚を手放せば元に戻る | 同じ段差は次の1枚でも起きる |
どちらとも取れるとき①|形も色も合っているのに合わない
厚みも丈も温度も明るさも近いのに、組むとどこか合わない。この場合は、服の雰囲気、つまり甘さと辛さ、きちんと感とくだけた感じのずれを疑ってください。たとえば、丸い襟とフリルのある新しいブラウスに、直線的で硬い手持ちのパンツを組むと、形と色が合っていても雰囲気がぶつかります。
雰囲気のずれは、骨格とパーソナルカラーのどちらにも当てはまらない、3つ目のずれです。雰囲気は、顔の印象と結びつきやすい要素です。直線的な印象の顔なら直線の多い服、曲線的な印象の顔なら曲線の多い服に寄せると、雰囲気のずれも埋まります。
どちらとも取れるとき②|手持ちが診断の前の服ばかり
手持ちのほとんどが診断の前に選んだ服で、新しい1枚と組める服が1枚もない。この場合は、新しい1枚を中心にするのではなく、手持ちを中心にして、新しい1枚は別の日に着る服として扱ってください。
手持ちが入れ替わるのには時間がかかります。買い替えの時期が来た手持ちから順に、診断の基準で選び直していくと、1〜2年で組める服が自然に増えます。急いで全部を入れ替える必要はありません。
入れ替えるときは、顔に近い服から順番にすると効果が早く出ます。トップスやマフラーが診断の基準に入れ替わると、ボトムや靴が以前の服でも、顔の近くの見え方が整います。ボトムは顔から遠いので、基準から少しずれていても目立ちにくく、入れ替えを後回しにできます。
どちらとも取れるとき③|骨格とパーソナルカラーが逆を向く
骨格ナチュラルでざっくりした厚手が合うのに、パーソナルカラーはブルベ夏でやわらかく軽い色が合う。骨格と色の答えが逆を向いていると、新しい1枚を選ぶときにも、手持ちと組むときにも迷います。
この場合は、形は骨格、色はパーソナルカラーと、1枚の中で担当を分けてください。厚手のざっくりしたニットを、ブルベ夏のやわらかい色で選ぶ。形と色を別々の診断に答えさせれば、1枚の中で両方が成り立ちます。
手持ちと組むときも同じです。手持ちの厚手のパンツが濃い色で重く見えるなら、形はそのままにして、上に合わせる色をブルベ夏のやわらかい明るい色にする。形の重さを色の軽さで受け止めるので、骨格と色の答えが逆を向いていても、全体の釣り合いがとれます。
どちらとも取れるとき④|秋冬の重ね着で初めて合わない
春や秋口には組めていたのに、重ね着が始まると合わなくなる。これは、重ねる枚数が増えて、厚みと色の段差が積み重なるからです。1枚どうしでは小さかった差が、3枚重なると目立ちます。
秋口に組めていた組み合わせは、重ね着の中でも土台として使えます。その上に重ねる1枚を、土台の2枚と厚みと温度が近いものにすれば、段差は積み重なりません。重ね着のときは、厚みの集まる場所と全身の色の数を数え直してください。重ね着の直し方は、重ね着がごちゃつく|骨格で厚み、パーソナルカラーで色数を直すで、厚みと色を分けて書いています。
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よくある問い
- Q. 診断で似合うと言われた服を買ったのに、手持ちの服と合わないのはなぜですか
- 診断は、1枚の服があなたの体や顔に合うかを見ています。手持ちの服と合うかどうかは、診断の範囲の外です。手持ちの服が診断の前に選んだものなら、素材の厚みや色の温度が、新しい1枚と違う方向を向いていることがあります。新しい1枚が外れているのではなく、手持ちとのあいだに段差がある状態です。形の段差なのか色の段差なのかを分ければ、直す場所が決まります。
- Q. 合わない服は返品したほうがいいですか
- 返品や手放す前に、手持ちを3つに分けてください。そのまま組める服、小物やインナーを1つ挟めば組める服、どうしても組めない服です。そのまま組める服とつなげば組める服を合わせて3枚以上あるなら、新しい1枚は手持ちの中で働けます。2枚以下なら、新しい1枚より先に、つなぎ役の1枚が足りていない可能性があります。
- Q. 骨格とパーソナルカラーのどちらを優先して手持ちに合わせればいいですか
- 形のずれは骨格、色のずれはパーソナルカラーで直すと分けて考えてください。どちらを優先するかではなく、ずれている側の診断だけを使います。素材の厚みが合わないなら骨格の側で、色の温度が合わないならパーソナルカラーの側で直します。両方がずれているときは、顔に近いほうから直すと、少ない手数で全体が整います。
- Q. 次から手持ちと合う服を買うにはどうすればいいですか
- 買い物に行く前に、よく着る手持ちの服を3枚撮っておいてください。売り場では、候補の1枚をその写真の横に置いて、厚みと色の温度と明るさを比べます。3枚のうち2枚以上と、どれか1つでも近ければ、買ったあとに組めないということはほとんどありません。診断で選ぶのは候補を絞るところまでにして、最後の1枚を決めるのは手持ちとの比較にすると、失敗が減ります。
— メグラシ編集部





