タイツの色をパーソナルカラーと骨格で選ぶ|色は肌の地、濃さは脚の形

**あなたのタイツの色はパーソナルカラーで、濃さと編みは骨格で選んでください。**黒以外の色は、膝の上で肌が透けたときに、その色が手の甲の肌になじむかで決まります。濃さは、ふくらはぎのいちばん太い位置でどれくらい肌が透けるかで決まります。
タイツは、顔から最も遠い場所にある服です。だから、パーソナルカラーは関係ないと思われがちです。ところが、タイツは薄い生地で肌をぴったり覆うので、生地の色と肌の色が混ざって見えます。この混ざった色が、肌の地色と合うかどうかで、脚の見え方がはっきり変わります。
一方、濃さや編み地は、脚の形をどう見せるかに関わります。これは骨格の得意不得意と重なる部分です。
この記事では、色をパーソナルカラーで、濃さを骨格で分けて決める手順を書きます。後半では、骨格がミックスの人や、色の方向が決まらない人、職場で黒しか履けない人など、どちらとも取れる場合の決め方を厚めにしました。
骨格だけでタイツの濃さを決める方法は骨格タイプ別タイツの選び方に、靴を同じ2軸で選ぶ方法はブーツを骨格とパーソナルカラーで選ぶにまとめています。
結論:色はパーソナルカラー、濃さは骨格、つなぎは靴
先に結論を置きます。タイツを選ぶときは、次の3つを順番に決めます。
1つ目は色です。黒を基本にして、黒以外を履くなら、パーソナルカラーの方向に合う色を選びます。ブルベの人はグレー、ネイビー、深い赤紫など、イエベの人はブラウン、カーキ、キャメルなどがなじみやすい方向です。
2つ目は濃さと編みです。骨格によって、脚の面をどれくらい不透明にするか、編み地に凹凸をつけるかが変わります。
3つ目は靴とのつながりです。タイツと靴の色や明るさの差が大きいと、足首で脚が途切れて見えます。靴に寄せて色を選ぶと、脚が一続きに見えます。
| 決めること | 何で決めるか | 測る場所 |
|---|---|---|
| 色(黒以外) | パーソナルカラー | 膝の上で透けた色と手の甲 |
| 濃さ・編み | 骨格 | ふくらはぎのいちばん太い位置 |
| つなぎ | 靴の色と明るさ | 足首の境目 |
この順番で決めると、タイツ選びで迷う場所が1つずつ片づきます。
なぜタイツの色にパーソナルカラーが効くのか
タイツの色にパーソナルカラーが効く理由は、生地が肌の上で伸びて、肌の色が透けるからです。
タイツは、脚に沿って伸びるように編まれています。履いて伸びると、編み目のすき間が広がり、その下の肌の色が見えます。とくに膝やふくらはぎなど、脚の太い場所や曲がる場所では、生地がよく伸びて、肌が透けやすくなります。
そうすると、目に入るのは「タイツの色」ではなく、「タイツの色と肌の色が混ざった色」になります。この混ざった色が肌の地色とぶつかると、脚が青白く見えたり、黄色くくすんで見えたりします。
たとえば、黄みの強い肌にグレーのタイツを履くと、透けた部分で黄みと灰色が混ざり、脚全体が濁った色に見えやすくなります。青みの強い肌にブラウンのタイツを履くと、透けた部分で青みと茶色が混ざり、脚がくすんだ色に見えやすくなります。
顔まわりほど目立つわけではありませんが、膝丈やひざ下丈のスカートでタイツの見える面積が大きいと、この差は装い全体の印象を変えます。
色の判定:膝の上で透けた色を、手の甲と比べる
自分に合うタイツの色を確かめるには、実際に履いて、膝の上の透けた色を見るのがいちばん正確です。ただ、履く前に確かめたいときは、手の甲で代わりができます。
手の甲にかぶせて、指を広げる
タイツを手にはめるか、手の甲にかぶせてください。そのまま指を軽く広げると、生地が伸びて、手の甲の肌が透けて見えます。これが、膝の上で起きることとほぼ同じ状態です。
透けた部分の肌の色を見ます。肌の色がなじんで、血色が残って見えるなら、その色はあなたの肌に合っています。肌が黄色くくすむ、青白く血色が引く、灰色に濁るように見えるなら、合っていません。
2色を交互に試す
1色だけで判断がつかないときは、グレーとブラウンなど、方向の違う2色を交互に試してください。交互に試すと、どちらで肌の色が変わるかがはっきりします。
手持ちにタイツが少なければ、売り場のパッケージの見本部分でも構いません。見本に手を入れられるものなら、同じように指を広げて透けを見てください。
履いて確かめるときは膝の上
履いて確かめるときは、膝を軽く曲げて、膝の上の生地がいちばん伸びた部分を見ます。鏡で全身を見るより、上から見下ろして膝の色を見るほうが、混ざった色がよくわかります。
見るのは昼間の窓の光の下にしてください。夜の部屋の照明では、どの色も黄色く見えて判定がずれます。
パーソナルカラー別の黒以外の色
パーソナルカラー診断を受けたことがある人は、目安として次の傾向を参考にしてください。最後は手の甲の判定を優先します。
ブルベ夏
やわらかく灰みのある色が得意な季節です。明るめから中くらいのグレー、くすんだネイビー、灰みのある青紫が、脚になじみやすい色です。黒は、真っ黒より、少し灰がかった黒のほうがやわらかく見えます。
ブルベ冬
濃く鮮やかな色や、はっきりした黒が得意な季節です。濃いグレー、深いネイビー、深い赤紫がなじみます。黒は、不透明でしっかりした黒がいちばん脚が引き締まって見えます。
イエベ春
明るく黄みのある色が得意な季節です。明るめのベージュ寄りのブラウン、キャメル、やわらかいカーキがなじみます。黒は、濃すぎると脚だけが重く見えやすいので、少し透ける黒か、こげ茶に寄せると軽くなります。
イエベ秋
深く黄みや茶色のある色が得意な季節です。こげ茶、深いカーキ、からし色に寄ったブラウンがなじみます。黒は、こげ茶と迷ったらこげ茶を選ぶと、脚と靴が温かくつながります。
黒はどの季節でも基本になる
黒は、どの季節でも大きく外れにくい色です。不透明な黒は肌の透けが少ないので、肌の色と混ざりにくいからです。迷ったら黒を選んで構いません。ただ、薄手の黒は肌が透けるので、透けた部分の色は上の判定と同じように見てください。
ネイビーは、ブルベにもイエベにも使える場合がある
ネイビーのタイツは、青みの強いものはブルベに、少し緑や灰が混ざった暗いものはイエベにもなじむことがあります。ネイビーを試すときは、黒と並べて、どちらがより青く見えるかを確かめてください。黒よりはっきり青く見えるネイビーはブルベ向き、黒とほとんど区別がつかない暗いネイビーは、イエベの人でも黒の代わりとして使えます。
季節が混ざる人
パーソナルカラー診断で、ファーストとセカンドが違う方向だった人は、ファーストの方向の色を基本にして、セカンドの方向の色は不透明なものに限って試してください。不透明なら肌の透けが少ないので、肌の色と混ざる影響が小さくなります。薄手で試すのは、ファーストの方向の色だけにしておくと安全です。
骨格で濃さを決める:ふくらはぎで透けを見る
色が決まったら、次は濃さと編みです。ここは骨格の得意不得意で決めます。
測る場所は、ふくらはぎのいちばん太い位置
タイツを履いて、ふくらはぎのいちばん太い位置を見てください。ここは生地がいちばん伸びる場所なので、パッケージに書かれた厚さの表示より、実際の透け方がよくわかります。
同じ厚さの表示でも、ふくらはぎの太さによって透け方は変わります。だから、表示の数字ではなく、自分の脚で透け方を見るのが確実です。
透け方を3段階で見る
ふくらはぎのいちばん太い位置で、肌がまったく見えないなら「不透明」、うっすら肌の色がわかるなら「半透明」、はっきり肌が見えるなら「透け」と分けます。
骨格によって、この3段階のどれが脚の形をきれいに見せるかが変わります。
骨格別の濃さと編み
骨格ごとの目安をまとめます。骨格だけでの細かい選び方は、冒頭で紹介した記事に書いているので、ここでは色と組み合わせたときの考え方に絞ります。
| 骨格 | ふくらはぎの透け方 | 編みの表面 |
|---|---|---|
| ストレート | 不透明〜半透明 | なめらかで凹凸の少ないもの |
| ウェーブ | 半透明〜透け | なめらかで薄いもの |
| ナチュラル | 不透明 | リブや凹凸のあるものも合う |
ストレート
体に厚みとハリがあり、なめらかな面が得意な骨格です。不透明から半透明で、表面がなめらかなタイツが脚の面をきれいに見せます。色はパーソナルカラーで決めたものを、なめらかな表面で履くと、色がそのまま美しく出ます。
ウェーブ
体が薄く、やわらかい質感が得意な骨格です。半透明から透けの、薄くなめらかなタイツが脚を軽く見せます。薄いと肌が透けるので、色の判定がそのまま効きます。パーソナルカラーに合わない色を薄手で履くと、肌との混ざりが強く出るので、色選びはとくに丁寧にしてください。
ナチュラル
骨や関節がしっかりしていて、ざっくりした素材が得意な骨格です。不透明で、リブ編みなど表面に凹凸のあるタイツも合います。不透明なので肌の透けは少なく、色はタイツそのものの色がそのまま見えます。色の判定は、手の甲より、タイツの色そのものを顔の近くの服と比べるほうが役立ちます。
寒さで厚くしたい日・暖かくて薄くしたい日
真冬の寒い日は、骨格に関係なく厚いタイツを履きたくなります。それで構いません。骨格の目安より厚くするときは、色を少し明るくするか、表面に軽い艶のあるものを選ぶと、脚の面が重くなりすぎません。ウェーブの人が厚手を履く日は、靴を華奢な形にすると、足元に軽さが戻ります。
逆に、暖かい日に薄くしたいときは、色の判定をいつもより丁寧に見てください。薄くなるほど肌が透けて、肌の色との混ざりが強く出ます。ストレートやナチュラルの人が薄手を履く日は、色を黒か、手の甲でしっかり合った色に限ると失敗しにくくなります。
靴との段差で、色をつなぐ
色と濃さが決まったら、最後に靴とのつながりを見ます。タイツの色選びで失敗しやすいのは、ここを見落としたときです。
足首で脚が途切れて見えるのを防ぐ
タイツと靴の色や明るさの差が大きいと、足首のところで脚が途切れて見えます。脚が短く見えたり、靴だけが浮いて見えたりします。
たとえば、明るいグレーのタイツに黒い靴を合わせると、足首で明るさが大きく変わります。逆に、黒いタイツに明るいベージュの靴を合わせても、同じように途切れます。
明るさの差を小さくする
タイツと靴を同じ色にするのがいちばん簡単ですが、そろえなくても構いません。明るさの差を小さくするだけで、足首の途切れは目立たなくなります。
明るいグレーのタイツなら、靴は中くらいのグレーか、灰みのある靴を。こげ茶のタイツなら、靴は茶色か、こげ茶か黒を合わせます。
色の方向もそろえる
タイツと靴の色の方向もそろえると、さらに落ち着きます。ブルベ寄りのタイツなら靴も黒やグレーなどブルベ寄りに、イエベ寄りのタイツなら靴も茶色やキャメルなどイエベ寄りにします。
ブーツの筒とタイツの見える量
ブーツを履く日は、タイツが見えるのはスカートの裾からブーツの口までの間だけになります。この間が短いほど、タイツの色の影響は小さくなり、ブーツの色とのつながりのほうが目立ちます。
ロングブーツでタイツが膝のまわりだけ見えるなら、タイツはブーツと同じ色か、ブーツより少し明るい同じ方向の色にすると、脚がひとつながりに見えます。ショートブーツでふくらはぎまでタイツが見えるなら、色の判定もしっかり効くので、手の甲で合った色を選んでください。
素足に近い色の靴を履く日
ベージュや明るい茶色の靴を履く日は、黒いタイツだと足首の段差が大きくなります。この日は、ブラウンかグレージュのタイツに替えると、足首の段差が小さくなります。イエベの人はブラウン、ブルベの人は灰みのあるグレージュを選ぶと、肌の色ともなじみます。
どちらとも取れる人1|骨格がミックスと言われた
骨格診断で、ストレートとウェーブの両方の特徴がある、などミックスと言われた人は、濃さの判定で迷いやすくなります。
脚の形だけで見る
骨格がミックスなら、全身の判定ではなく、脚の形だけを見てください。脚は、上半身とは違う骨格の特徴が出ていることがよくあります。
膝から下を鏡で見て、ふくらはぎに丸みとハリがあるならストレート寄り、すらりと細く膝の位置が低めに感じるならウェーブ寄り、膝やくるぶしの骨がしっかり出ているならナチュラル寄りと考えてください。
半透明を基準にする
それでも決まらないなら、ふくらはぎのいちばん太い位置で、うっすら肌がわかる半透明を基準にしてください。半透明はストレートにもウェーブにも使える範囲で、ミックスの人にとっていちばん外れにくい濃さです。
そこから、寒い日は不透明に、軽く見せたい日は透けに、と1段ずつ動かせば、季節や装いに合わせて調整できます。
どちらとも取れる人2|色の方向が決まらない
手の甲でグレーとブラウンを交互に試しても、どちらでも肌の色がほとんど変わらない。これは、肌が青みと黄みの中間にある人によく起きます。
靴の色に寄せて決める
色の方向が肌で決まらないなら、手持ちの靴の色に寄せて決めてください。黒やグレーの靴が多いならグレー系のタイツ、茶色の靴が多いならブラウン系のタイツにすると、足首のつながりがよくなります。
肌で差が出ないなら、組み合わせのしやすさで決めるほうが、実際に履く回数が増えます。
中間の色を選ぶ
グレーとブラウンの中間にある、グレージュや灰みのある茶色のタイツもあります。どちらとも決まらない人にとって、こうした中間の色は使いやすい選択肢です。黒やこげ茶の靴のどちらにも合わせられます。
スカートの色に寄せる
もう1つの決め方は、スカートの色に寄せることです。タイツの色をスカートと同じ方向にすると、下半身がひとつながりに見えます。灰色やネイビーのスカートならグレー系、茶色やキャメルのスカートならブラウン系にします。
グレーとブラウンを両方持つなら
方向が決まらない人は、グレー系とブラウン系を1足ずつ持ち、その日の靴とスカートで履き分けるのも1つの方法です。肌で差が出ないということは、どちらを履いても脚がくすみにくいということでもあります。その分、組み合わせで選べる幅が広いと考えてください。黒と合わせて3足あれば、秋冬のほとんどの装いに対応できます。
どちらとも取れる人3|脚と顔で肌の色が違う
顔では青みが強いのに、脚は黄みが強い。またはその逆。顔と脚で肌の色が違う人は少なくありません。顔は日焼けや化粧の影響を受け、脚は日焼けの具合が季節によって変わるからです。
タイツは脚の肌で判定する
この場合、タイツの色は脚の肌で判定してください。パーソナルカラー診断は顔まわりで行うことが多いので、診断の結果と脚の肌の色が一致しないことがあります。タイツは脚の肌の上で色が混ざるので、脚の肌に合う色を選ぶほうが、脚はきれいに見えます。
季節で脚の肌の色は変わる
脚の肌は、夏に日焼けしたあと、秋から冬にかけて少しずつ元の色に戻っていきます。秋の始めは日焼けが残っていて黄みや赤みが強く、冬が深まるにつれて明るく、青みが出てくることがよくあります。
そのため、秋の始めに合ったタイツの色が、冬の終わりには少し合わなく感じることもあります。シーズンの途中で、もう一度手の甲と膝の上で確かめ直すと、そのときの脚の肌に合う色がわかります。秋はブラウン、冬はグレーというように、同じ人でも季節で履き分けるのは自然なことです。
判定は膝の上で
脚の肌で判定するなら、手の甲ではなく、実際に膝の上で確かめるのが確実です。売り場で履いて試せないときは、膝に近い太ももの内側の肌の色を見て、手の甲と比べてください。似た色なら手の甲の判定を使えます。違うなら、膝の上で確かめてから決めます。
全身のまとまりは靴とスカートで
脚の肌に合わせたタイツの色が、顔まわりの服と方向が違う場合は、靴とスカートで橋渡しをします。たとえば、顔まわりはブルベ寄りの服、タイツはイエベ寄りのブラウンなら、スカートを中間のグレージュにして、上下の温度差を和らげます。
上半身と下半身でパーソナルカラーの方向が違うときの全体の考え方は、パーソナルカラーと骨格どっちを優先するかも参考にしてください。
どちらとも取れる人4|職場で黒しか履けない
職場の決まりで、タイツは黒か、肌色のストッキングしか履けない。こういう人も多いと思います。
黒の中で選ぶ
黒しか履けなくても、黒の中で選ぶ余地はあります。黒には、真っ黒で不透明なもの、少し灰がかったもの、少し茶色がかったものがあります。
ブルベの人は、真っ黒か灰がかった黒を。イエベの人は、少し茶色がかった黒を選ぶと、透けた部分の肌がなじみやすくなります。パッケージの見本で、黒の色みを見比べてください。
濃さで調整する
色が黒に決まっているなら、濃さを骨格で選ぶことに集中してください。ストレートなら不透明に近い黒、ウェーブなら半透明の黒、ナチュラルなら不透明の黒が、それぞれ脚を整えて見せます。
肌色のストッキングを選ぶとき
職場で肌色のストッキングを求められる場合も、パーソナルカラーの考え方が使えます。肌色のストッキングには、黄みの強いもの、赤みのあるもの、灰みのあるものがあります。手の甲にかぶせて、境目が目立たず、肌の色がそのまま続いて見えるものを選んでください。
ブルベの人は、少し赤みか灰みのあるもの、イエベの人は、少し黄みのあるものがなじみやすい傾向があります。合わないものを履くと、脚だけが黄色く浮いたり、灰色にくすんだりして、顔と脚の肌の色がちぐはぐに見えます。肌色のストッキングは、膝より足首の色を見て選ぶと、靴とのつながりもよくなります。
休日に色を楽しむ
黒を履く平日と分けて、休日にパーソナルカラーに合う色のタイツを1足楽しむのもおすすめです。平日に黒しか履けない分、休日の1足は、手の甲の判定でしっかり合った色を選んでください。
スカート丈とタイツの見える面積
タイツの色の影響の大きさは、スカートの丈によって変わります。
ミニ丈・膝上丈
タイツが見える面積がもっとも大きい丈です。色の判定も、濃さの判定も、いちばん大きく効きます。ミニ丈でタイツの色を楽しむなら、手の甲とふくらはぎの両方でしっかり判定してください。
膝丈・ひざ下丈
膝からふくらはぎにかけてタイツが見えます。とくに膝の上は生地がよく伸びる場所なので、色の混ざり方が目立ちます。色選びは手の甲の判定をしっかり守ってください。
ロング丈
足首まわりだけタイツが見える丈です。色の影響は小さくなり、靴とのつながりのほうが大切になります。ロング丈なら、タイツは靴の色に合わせて選ぶと、足元がまとまります。
パンツの下
パンツの下に履くタイツは、ほとんど見えません。色はパンツか靴に合わせて、濃さは暖かさで選んで構いません。
秋冬の予定で組む3つの例
色と濃さの判定が済んだら、実際の予定に当てはめてみます。ここでは、黒のほかに、パーソナルカラーに合う色のタイツを1足持っている人を想定します。
1つ目は仕事の日です。膝丈のウールスカートに、骨格に合った濃さの黒タイツ、黒のパンプスかショートブーツを合わせます。職場で黒しか履けない人も、黒の色みと濃さを判定どおりに選んでいれば、脚の見え方は整います。スカートがグレーやネイビーなら、ブルベの人は灰がかった黒、イエベの人は茶色がかった黒にすると、スカートと脚のつながりがやわらかくなります。
2つ目は週末の外出です。ここで、パーソナルカラーに合う色のタイツを使います。ブルベの人なら、チャコールのスカートにグレーのタイツと黒のショートブーツ。イエベの人なら、キャメルのスカートにブラウンのタイツと茶色のショートブーツ。スカート、タイツ、靴を同じ方向の色でそろえると、下半身がまとまり、上半身の服を選ぶ自由が増えます。
3つ目は少しきちんとした集まりです。ロング丈のスカートかワンピースに、薄めの黒タイツとパンプスを合わせます。見える面積は足首まわりだけなので、色の判定より靴とのつながりを優先します。薄めの黒は肌が透けるので、ブルベの人は灰がかった黒、イエベの人は茶色がかった黒を選ぶと、足首の肌がなじみます。
どの例でも、色はパーソナルカラー、濃さは骨格、つなぎは靴、という順番は変わりません。予定ごとに変えるのは、見える面積に応じてどこを優先するかだけです。
柄・リブ・ラメのタイツ
無地以外のタイツも、色と骨格の考え方で選べます。
リブ編み
縦に凹凸の線が入ったリブ編みは、表面に影ができるので、色が実際より暗く見えます。ナチュラルの骨格が得意な編みです。ストレートやウェーブの人が履くなら、細かいリブを選ぶと、凹凸が目立ちにくくなります。
柄もの
小さな柄は、色の判定が難しくなります。柄の地の色と、柄の色の両方が、パーソナルカラーの方向に合っているかを見てください。迷うなら、地の色が黒か、手の甲で合った色のものを選びます。
編み柄の厚手タイツ
冬に出回る、アーガイルやケーブル柄のような編み柄の厚手タイツは、不透明で肌の透けがほとんどありません。色はタイツそのものの色がそのまま見えるので、手の甲の判定より、スカートや靴とのつながりで選んでください。編み柄は表面の凹凸が大きいので、ナチュラルの骨格がいちばん得意です。ストレートやウェーブの人が履くなら、柄が細かく、凹凸の小さいものを選ぶと脚の面が整って見えます。
ラメ・光沢
光を返すタイツは、脚に明るさと艶を足します。ブルベの人は銀色の光、イエベの人は金色の光がなじみやすい傾向があります。光沢は、ストレートの骨格に得意な質感です。ウェーブの人は、細かいラメで控えめに光るものを選ぶと上品に見えます。
買う前に確かめる手順
最後に、タイツを買うときに確かめる手順をまとめます。
1:色の方向を決める
パッケージの見本部分に手を入れられるなら、指を広げて手の甲の透けを見ます。肌がなじむか、くすむか、青白くなるかを確かめてください。
2:濃さの表示を確かめる
パッケージに書かれた厚さの表示を見ます。ただし、表示はあくまで目安です。ふくらはぎの太さで透け方は変わるので、初めて買う厚さなら、まず1足だけ試してください。
3:手持ちの靴を思い出す
その色のタイツに合わせる靴が手持ちにあるかを思い出してください。合わせる靴がないと、せっかくのタイツも履く機会が減ります。
靴だけでなく、合わせるスカートも1枚思い浮かべておくと確実です。タイツ、靴、スカートの3つが同じ方向の色でそろう組み合わせが1つでも思いつけば、そのタイツは秋冬のあいだに何度も履けます。思いつかないなら、まずは黒か、手持ちの靴に近い色のタイツを選んでください。色のタイツは、組み合わせが見えてから買い足しても遅くありません。
通販で選ぶとき
通販では、タイツの色は画面で大きく変わって見えます。とくにグレーとブラウンは、画面の設定によって互いに寄って見えることがあります。同じ商品の色違いの中で、黒との差や、ほかの色との差を見て、方向を判断してください。
着用写真があれば、膝のまわりの色を見ます。膝の上で生地が伸びて明るく写っている部分が、肌と混ざった色です。そこが温かく写っているか、冷たく写っているかで、だいたいの方向がわかります。届いたら、まず手にかぶせて指を広げ、透けた肌がなじむかを確かめてから履いてください。
4:家で膝とふくらはぎを確かめる
買ったら、昼間の窓の光の下で履いて、膝の上の色と、ふくらはぎのいちばん太い位置の透け方を確かめます。ここで合っていれば、次からは同じ色と厚さを選べば迷いません。
まとめ:タイツは、色と濃さを別々に決める
タイツは、顔から遠い場所にある服ですが、肌の上で色が混ざるので、パーソナルカラーがしっかり効きます。黒以外の色は、手の甲にかぶせて指を広げ、透けた肌がなじむかで決めます。
濃さと編みは骨格で決めます。ふくらはぎのいちばん太い位置で、肌が見えないか、うっすら見えるか、はっきり見えるかを確かめて、骨格に合う透け方を選んでください。
どちらとも取れる人は、骨格がミックスなら半透明を基準に、色の方向が決まらないなら靴かスカートの色に寄せて、脚と顔で肌の色が違うなら脚の肌で判定します。職場で黒しか履けない人も、黒の色みと濃さで選ぶ余地があります。
色と濃さを別々に決め、最後に靴とのつながりを見る。この3段階で、秋冬のタイツ選びはずっと簡単になります。
よくある問い
- Q. タイツは黒を履いておけば間違いないのではありませんか
- 黒はどのパーソナルカラーでも大きく外れにくい色です。ただ、薄手の黒は肌が透けて肌の色と混ざるので、透け具合によってはくすんで見えることがあります。また、毎日黒だと装いが重くなりがちです。黒を基本にしながら、似合う方向の色を1足持っておくと、秋冬の装いの幅が広がります。
- Q. 骨格ウェーブですが、厚いタイツを履いてはいけませんか
- 履いてはいけないわけではありません。厚く不透明なタイツは脚の面が重く見えやすいので、スカートを軽い素材にする、靴を華奢なものにするなど、ほかの場所で軽さを足すとバランスが取れます。寒い日に厚手を選ぶのは自然なことです。
- Q. ブラウンのタイツが似合うか、どうやって確かめればいいですか
- ブラウンのタイツを片方の手にはめるか、手の甲にかぶせて、指を軽く広げて生地を伸ばしてください。透けた部分の肌が黄色くくすむなら合っていません。肌がなじんで血色が残るなら、ブラウンはあなたの肌に合う色です。
- Q. タイツの色と靴の色はそろえたほうがいいですか
- そろえると脚が一続きに見えて、すっきりまとまります。そろえない場合は、タイツと靴の明るさの差を小さくすると、足首で途切れて見えにくくなります。色の方向も、ブルベ寄りならブルベ寄り、イエベ寄りならイエベ寄りでそろえると落ち着きます。
— メグラシ編集部





