ブーツを骨格とパーソナルカラーで選ぶ|筒と丈は骨格、革の色と艶はPC

**ブーツの形(履き口の空き幅・履き口の高さ・革の張り)はあなたの骨格で、色(明るさ・茶の寄り・艶・金具)はパーソナルカラーで決めてください。**2つがぶつかったら、足元では形を骨格に合わせるほうを先にします。色のずれは、裾やタイツとの明るさの段差で埋められるからです。
ブーツは、骨格とパーソナルカラーの両方が効く、数少ない靴です。筒が脚に沿って伸びるので体の線に関わり、革の面積が大きいので色も目に入ります。そのぶん、2つの診断の答えが同じ1足の中でぶつかりやすくなります。
この記事では、ブーツの部分ごとにどちらの診断で決めるかを分け、ぶつかったときの通し方を、手持ちの1足でも売り場でも確かめられる形にしました。
結論:形は骨格、色と艶はPC。ぶつかったら足元は形を先に
先に全体を置きます。
| ブーツの部分 | 決める診断 | 見るところ | ぶつかったとき |
|---|---|---|---|
| 履き口の空き幅 | 骨格 | 履き口と脚の間に指が何本入るか | 骨格を優先 |
| 履き口の高さ | 骨格 | いちばん太い場所より上か下か | 骨格を優先 |
| 革の厚みと張り | 骨格 | 筒が自分で立つか | 骨格を優先 |
| 表革かスエードか | 骨格が先、PCが後 | 表面の毛足と光り方 | 艶だけPCに1段寄せる |
| 革の色の明るさ | PC | 裾・タイツとの明るさの段差 | 段差で調整する |
| 茶の寄り | PC | 黄み・赤み・灰みのどれか | PCを優先 |
| 艶の強さ | PC | 窓の光がどれだけ映るか | 骨格の質感の中で1段寄せる |
| 金具の色 | PC | 金か銀か、光るかくすむか | PCを優先 |
形を骨格に任せるのは、形のずれは足元に置いたままでは直せないからです。**空き幅が合わない筒は、何を合わせても脚の線がそこで途切れます。**一方で、色のずれは、上に合わせる裾やタイツの色でかなり埋められます。直せないほうを先に決め、直せるほうを後に回す。これがぶつかったときの基本の順番です。
なぜブーツは2つの診断で分けられるのか
パーソナルカラーは、肌・髪・瞳との相性を見る診断です。だから、顔に近い場所ほど強く効きます。首元の服は顔から数cm、トップスの裾は数十cm、足元は1m以上離れています。
足元に置くブーツは、肌の色との相性が直接見えることはほとんどありません。そのかわり、全身を見たときの明るさのつながりに効きます。ブーツの明るさが、裾やタイツと大きく離れていると、足元だけが別の色に見えて、視線がそこへ落ちます。
骨格診断は、体の厚み・骨の出方・肉のつき方と、服の形や素材の相性を見る診断です。ブーツの筒は脚に沿って伸びるので、骨格の答えがそのまま効きます。
つまりブーツは、骨格の答えが直接効く場所と、パーソナルカラーの答えが間接的に効く場所の両方を持っている靴です。効く強さが違うので、ぶつかったときは直接効くほうを通します。
骨格で決めるもの①|履き口の空き幅
最初に決めるのは、履いたときに履き口と脚の間がどれだけ空くかです。履いた状態で、履き口と脚の間に指を入れて測ります。
| 骨格タイプ | 通りやすい空き幅 | 整って見える理由 |
|---|---|---|
| ストレート | 指1本(1〜2cm) | 脚の線が続きながら、筒が貼りつかない |
| ウェーブ | 指が入らない(0〜1cm) | 脚と筒が一続きの細い線になる |
| ナチュラル | 指2本以上(3cm以上) | 筒が面として立ち、骨格の作りと釣り合う |
空き幅の測り方と、外したときの直し方は、骨格診断別ブーツの選び方に詳しくまとめてあります。この記事では、この空き幅が決まっている前提で、色と艶をどう重ねるかを扱います。
空き幅は、パーソナルカラーでは動かせない部分です。**色がどれだけ合っていても、空き幅が外れていれば脚の線はそこで途切れます。**迷ったら、ここだけは骨格の答えを守ってください。
骨格で決めるもの②|履き口の高さ
次に、履き口が脚のどの高さで切れるかです。基準にするのは、ふくらはぎのいちばん太い場所です。立った状態で手のひらを当てて、下から上へ滑らせると見つかります。
| 骨格タイプ | 通りやすい高さ | 選びやすいブーツ |
|---|---|---|
| ストレート | いちばん太い場所よりはっきり下 | ショートブーツ、ミドル丈 |
| ウェーブ | 足首のすぐ上か、ひざのすぐ下 | ショートブーツ、細身のロング |
| ナチュラル | いちばん太い場所よりはっきり上 | ロングブーツ、筒の広いミドル |
どのタイプでも、いちばん太い場所でちょうど切れる高さは難しいとされています。太いところを横切る線が入ると、脚がそこで上下に分かれて読まれるからです。
履き口の高さも、色では動かせない部分です。ただ、裾の長さで実質的に動かせます。スカートの裾やパンツの裾が履き口にかかれば、切れる位置は見えなくなります。この調整は後の章で扱います。
骨格で決めるもの③|革の厚みと張り
3つ目は、革の厚みと張りです。売り場でブーツを床に立てて置き、筒が自分で立つかどうかを見てください。
| 筒の様子 | 歩いたときに起きること | 合う骨格 |
|---|---|---|
| 張りがあって自分で立つ | 空き幅が保たれ、筒の線がまっすぐ続く | ストレート・ナチュラル |
| やわらかく足首に落ちる | 足首にたまりができ、線がやわらぐ | ウェーブ |
| 伸びる素材で脚に沿う | 脚の形をそのまま拾う | ウェーブ |
| 厚みがあって折れにくい | 座ったときに履き口が浮く | ナチュラル |
| 薄くて張りがない | 筒が折れて、しわが横に入る | ウェーブ(たまりとして使う) |
表革かスエードかも、まずは骨格で見ます。ストレートは表面がなめらかで張りのある表革、ウェーブはやわらかい表革か毛足の短いスエード、ナチュラルは起毛の強いスエードや、しわの入りやすい厚手の表革が合わせやすいとされています。
ここから先、艶の強さだけはパーソナルカラーに1段寄せることができます。素材の種類は骨格で、同じ素材の中の艶の強さはPCで、と分けて考えてください。
PCで決めるもの①|革の色の明るさは、裾との段差で見る
パーソナルカラーで決める最初のものは、革の色の明るさです。ただし、見る相手は肌ではなく、すぐ上にある裾やタイツです。
ブーツと裾の明るさの差が大きいほど、足元に視線が落ちます。パーソナルカラーのタイプによって、この差をどこまで許せるかが違います。
| パーソナルカラー | 得意な明るさの差 | 裾とブーツの組み方の目安 |
|---|---|---|
| イエベ春 | 小さめ〜中くらい | 明るいボトムスに明るめの茶 |
| ブルベ夏 | 小さめ | 灰みのある中間色どうしでつなぐ |
| イエベ秋 | 中くらい | 深い茶とカーキ、キャメルをつなぐ |
| ブルベ冬 | 大きくても平気 | 黒のブーツに明るいボトムスも組める |
ブルベ冬は、明るさの差が大きい組み合わせが得意なタイプです。だから、白いスカートに黒のロングブーツのような組み方でも、足元だけが浮いて見えにくくなります。
反対にブルベ夏は、差が小さい組み合わせが得意です。黒のブーツを合わせるなら、裾やタイツも暗めにして、差を小さくしてください。色そのものより、段差の大きさを合わせると考えると、手持ちのブーツでも調整しやすくなります。
PCで決めるもの②|茶の寄り
ブーツの色でいちばん多いのが茶です。茶には、黄みに寄ったもの、赤みに寄ったもの、灰みに寄ったものがあります。この寄りは、パーソナルカラーで選びます。
| 茶の寄り | 見え方の目安 | 合わせやすいPC |
|---|---|---|
| 黄みの明るい茶 | キャメル、キャラメル | イエベ春 |
| 黄みの深い茶 | 焦げ茶、チョコレート | イエベ秋 |
| 赤みの深い茶 | 赤茶、マホガニー寄り | イエベ秋・ブルベ冬 |
| 灰みの茶 | グレージュ、トープ | ブルベ夏 |
| 黒に近い茶 | ダークブラウン | ブルベ冬・イエベ秋 |
| 明るい灰みのベージュ | ライトトープ | ブルベ夏・イエベ春 |
茶の寄りは、足元にあっても意外と目に入ります。バッグやベルト、コートの茶と並んだときに、寄りが違うと茶が2色に見えるからです。ブーツの茶は、手持ちの茶の小物と同じ寄りにそろえると、全身がまとまります。
寄りの見分け方は、白い紙の上にブーツを置いて、紙に映る色の温かさを見るのがいちばん簡単です。黄みの茶は紙を温かく、灰みの茶は紙を冷たく見せます。
迷ったときは、手持ちの茶の小物を1つ隣に並べてください。同じ寄りなら、2つの茶は明るさが違っても同じ家族に見えます。寄りが違うと、明るさが近くても、どちらかが赤っぽく、どちらかが灰っぽく見えます。ブーツを買う前に、いちばんよく使う茶の鞄やベルトの写真を撮っておき、売り場で並べて比べると決めやすくなります。
PCで決めるもの③|艶の強さ
同じ色の革でも、艶の強さで印象が大きく変わります。艶の得意・不得意は、パーソナルカラーの傾向として語られることがあります。
| パーソナルカラー | 得意な艶 | 避けたい艶 |
|---|---|---|
| イエベ春 | ほどよい艶、明るく光る | 光を吸いすぎるマット |
| ブルベ夏 | やわらかいマット、半艶 | 鏡のように強い艶 |
| イエベ秋 | マット、深みのある艶 | 硬く冷たい艶 |
| ブルベ冬 | 強い艶、エナメル | ぼやけたマット |
艶の強さを確かめるには、窓の近くでブーツを持ち、表面に窓の形がどれだけはっきり映るかを見てください。窓の枠まで映るなら強い艶、ぼんやり明るくなるだけなら半艶、何も映らないならマットです。
骨格が勧める素材と、PCが勧める艶が逆になることがあります。この扱いは後の「どちらとも取れるとき」で詳しく書きます。
PCで決めるもの④|金具の色
ファスナーの引き手、バックル、飾りの金具。小さな面積ですが、光るので目に入ります。
| 金具 | 見え方 | 合わせやすいPC |
|---|---|---|
| 光る金 | 温かく華やか | イエベ春 |
| くすんだ金・真鍮色 | 温かく落ち着いた | イエベ秋 |
| つや消しの銀 | やわらかく冷たい | ブルベ夏 |
| 光る銀 | 冷たくはっきり | ブルベ冬 |
| 黒い金具 | 目立たない | どのタイプでも |
| 金具なし | ― | どのタイプでも |
金具の色は、手持ちのアクセサリーや時計、バッグの金具とそろえるのがいちばん簡単です。迷ったら、金具が目立たない黒いものか、金具のないものを選ぶと、どのタイプでも外れにくくなります。
12の組み合わせで、ぶつかりやすい場所
骨格3タイプとパーソナルカラー4タイプの組み合わせごとに、答えがぶつかりやすい場所を並べます。答えの一覧ではなく、自分の組み合わせで「どこを先に確かめるか」を知るための表です。
| 組み合わせ | ぶつかりやすい場所 | 先に確かめること |
|---|---|---|
| ストレート×イエベ春 | 骨格は張りのある表革、PCは明るい色 | 明るい茶でも張りのある表革を探す |
| ストレート×ブルベ夏 | 骨格は艶のある表革、PCは半艶 | 艶を1段落とした表革 |
| ストレート×イエベ秋 | 骨格は艶、PCはマット寄り | 深みのある半艶の表革 |
| ストレート×ブルベ冬 | ほぼぶつからない | 黒の艶ありの表革で空き幅だけ確認 |
| ウェーブ×イエベ春 | ほぼぶつからない | 明るい色の細身で空き幅だけ確認 |
| ウェーブ×ブルベ夏 | ほぼぶつからない | 灰みの色のやわらかい革 |
| ウェーブ×イエベ秋 | 骨格は軽さ、PCは深い色 | 深い色でも細身・薄手のもの |
| ウェーブ×ブルベ冬 | 骨格は軽さ、PCは黒・強い艶 | 黒でも細身・やわらかい革 |
| ナチュラル×イエベ春 | 骨格は量感、PCは明るく軽い | 明るい色の太めの筒 |
| ナチュラル×ブルベ夏 | 骨格は起毛、PCはやわらかさ | 灰みのスエードで筒を太めに |
| ナチュラル×イエベ秋 | ほぼぶつからない | 深い茶のスエードで空き幅だけ確認 |
| ナチュラル×ブルベ冬 | 骨格はマットな起毛、PCは強い艶 | 厚手の表革で艶を1段足す |
「ほぼぶつからない」組み合わせの人は、骨格の形とPCの色を、そのまま同じ1足に重ねれば決まります。ぶつかる組み合わせの人は、右の列の確かめ方から始めてください。
ストレートの人|張りと艶が噛み合うかを見る
骨格ストレートの人は、張りのある表革で、筒がまっすぐ立つブーツが合わせやすいタイプです。空き幅は指1本、履き口はいちばん太い場所よりはっきり下で切れるものを選びます。
パーソナルカラーとぶつかりやすいのは、艶です。ストレートは表面のなめらかな、ほどよい艶の革が得意とされますが、ブルベ夏やイエベ秋は強い艶が苦手な傾向があります。
この場合は、張りはそのまま、艶だけを1段落とした表革を探してください。表面がなめらかで、窓の形がぼんやり映る程度の半艶なら、両方の条件が重なります。起毛のスエードまで寄せると、ストレートの張りが失われて、足元がぼやけて見えやすくなります。
イエベ春のストレートの人は、明るい茶の表革を探すと、明るい色ほど革が薄くやわらかい作りになっていることがあります。その場合は、明るさを1段落として、張りのある革を優先してください。形の条件を守ったうえで、色は裾とタイツで明るさを足せば、足元の軽さは十分に出せます。
ウェーブの人|軽さを残したまま色を深くする
骨格ウェーブの人は、やわらかい革で、脚に沿う細身の筒が合わせやすいタイプです。空き幅は指が入らないくらい、履き口は足首のすぐ上か、ひざのすぐ下です。
パーソナルカラーとぶつかりやすいのは、色の深さです。イエベ秋やブルベ冬は深い色や黒が得意ですが、ウェーブは重い印象の足元が苦手な傾向があります。
ここで大事なのは、重く見える原因は色ではなく、筒の太さと革の厚みであることが多い点です。黒でも、筒が細く、革が薄くやわらかければ、足元は重くなりにくくなります。深い色を選ぶ日は、形の軽さを骨格どおりに守ってください。
それでも重く感じる日は、ブーツとスカートの間に、肌の色に近いタイツを挟んで明るさを1段つなぐと、足元の黒が独立して見えにくくなります。
ブルベ夏やイエベ春のウェーブの人は、骨格とPCの答えがほとんど重なります。やわらかい革の細身の筒で、色だけを灰みの中間色か明るい茶にすれば、それで決まります。迷いが少ないぶん、空き幅の確認を省きがちなので、試し履きで指が入らないことだけは確かめてください。
ナチュラルの人|量感を残したまま色を軽くする
骨格ナチュラルの人は、厚手の革や起毛のスエードで、筒がゆったり立つブーツが合わせやすいタイプです。空き幅は指2本以上、履き口はいちばん太い場所よりはっきり上です。
パーソナルカラーとぶつかりやすいのは、イエベ春のように明るく軽い色が得意な場合と、ブルベ冬のように強い艶が得意な場合です。
イエベ春の場合は、明るい色でも、筒の太さと革の厚みは骨格どおりに選んでください。明るいキャメルの太めのスエードや、明るい茶の厚手の表革です。色が明るいぶん、量感があっても重く見えにくくなります。
ブルベ冬の場合は、起毛のスエードより、厚手でしわの入りやすい表革を選ぶと、ナチュラルの量感を残しながら艶を足せます。エナメルのように強い艶の細身ブーツまで寄せると、骨格側が外れます。
どちらとも取れるとき①|骨格は艶の表革、PCはマットと言われる
骨格ストレートで、パーソナルカラーがイエベ秋やブルベ夏の人に多い迷いです。
形は骨格どおり、張りのある表革にしてください。そのうえで、**艶の強さだけを1段落とします。**鏡のような艶から、半艶へ。窓の形がはっきり映るものから、ぼんやり明るくなるものへ。
売り場では、同じ形のブーツが色違いで並んでいることがあります。同じ形でも、色によって仕上げの艶が違うことが多いので、並べて艶を見比べてください。暗い色ほど艶が目立ち、明るい色ほど艶が目立ちにくい傾向があります。
どちらとも取れるとき②|骨格はスエード、PCは艶と言われる
骨格ナチュラルやウェーブで、パーソナルカラーがブルベ冬やイエベ春の人に多い迷いです。
この場合は、スエードの中から毛足の短いものを選ぶか、表革の中からやわらかくしわの入るものを選ぶか、どちらかで中間を取ります。
| 迷い | 骨格の答え | PCの答え | 中間の選び方 |
|---|---|---|---|
| ナチュラル×ブルベ冬 | 起毛のスエード | 強い艶 | 厚手でしわの入る表革 |
| ナチュラル×イエベ春 | 起毛のスエード | ほどよい艶 | 毛足の短い明るいスエード |
| ウェーブ×ブルベ冬 | やわらかいスエード | 強い艶 | 薄くやわらかい表革の黒 |
| ウェーブ×イエベ春 | やわらかいスエード | ほどよい艶 | 毛足の短いスエード |
どちらの場合も、動かすのは艶だけで、筒の形と空き幅は骨格の答えのままにしてください。形まで動かすと、骨格とPCのどちらにも合わない1足になりやすくなります。
どちらとも取れるとき③|骨格は黒を勧められたがPCでは黒が難しい
骨格ストレートは、黒のしっかりした表革のブーツが似合うと言われることがあります。一方で、イエベ春やブルベ夏の人は、黒が難しい色とされることがあります。
足元の黒は、顔から遠いので、顔の近くの黒ほど難しくはありません。問題になるのは、黒と裾の明るさの差が大きくなりすぎることです。
黒のブーツを選ぶなら、裾やタイツを暗めにして、差を小さくしてください。明るいボトムスと組みたい日は、黒ではなく、焦げ茶やダークブラウン、グレーのような、黒より一段明るい色を選ぶと、差がやわらぎます。**骨格の答えは「黒」ではなく「張りのある表革」**だと読み替えると、色の選択肢が広がります。
どちらとも取れるとき④|骨格の結果が2つにまたがる
骨格のセルフチェックで、ストレートとナチュラル、ウェーブとナチュラルのように、2つにまたがる結果が出る人もいます。
この場合は、空き幅と履き口の高さを、下半身の結果に合わせてください。ブーツは脚にかかる靴なので、上半身より下半身の結果が効きます。膝から下の骨の出方や、ふくらはぎの形でどちらのタイプに近いかを確かめて、そちらに合わせます。
革の素材は、2つのタイプの中間を選びます。ストレートとナチュラルなら厚手でしわの入る表革、ウェーブとナチュラルなら毛足の短いスエード。素材で中間を取り、形は下半身に合わせると、2つの結果のどちらからも大きく外れません。
手持ちのブーツで確かめる|姿見から2m
いま持っているブーツが、骨格にもパーソナルカラーにも合っているか。姿見の前で確かめる順番です。
| 手順 | やること | 見るところ |
|---|---|---|
| 1 | いちばん多く合わせる服を着て、ブーツを履く | ― |
| 2 | 姿見から2m離れて、全身を1回だけ見る | 最初に目が行った場所 |
| 3 | 目が行ったのがブーツなら、何かがずれている | ― |
| 4 | ブーツと裾の境目を見る | 脚の線が途切れるか |
| 5 | 途切れて見えるなら、形のずれ | 空き幅と履き口の高さ |
| 6 | 境目で明るさが急に変わって見えるなら、色のずれ | 裾との明るさの段差 |
| 7 | ブーツを脱いで同じ服で見る | 目の行き先が変わるか |
形のずれが見つかったら、ブーツを替えるか、裾の長さで境目を覆います。色のずれが見つかったら、裾やタイツの色を変えて、明るさの段差を小さくします。色のずれは、ブーツを替えなくても直せることが多いので、先に裾とタイツで試してください。
裾の合わせ方で、形のずれを調整する
履き口の高さが骨格の答えからずれていても、裾の長さで境目を覆えば、ずれは目立たなくなります。
| 裾のかたち | 筒との関係 | 調整できること |
|---|---|---|
| ブーツインのパンツ | 筒の中に裾を入れる | 筒と脚が一続きに見える |
| 筒にかかるワイドパンツ | 裾が履き口を覆う | 履き口の高さが見えなくなる |
| 履き口の上で止まるパンツ | 境目が2つに分かれる | 3cm以上あけると境目がやわらぐ |
| 履き口にかかるスカート | 境目が消える | ロングブーツの高さのずれを覆う |
| 履き口より上で終わるスカート | 脚が見える | タイツの色で段差を調整する |
| ひざ丈のスカート | ひざ下のブーツと重なる | ひざが見える幅で印象が変わる |
骨格の答えどおりのブーツが手元にない日は、この表で裾の側を動かしてください。ブーツを替えるより、裾を替えるほうが早いことがよくあります。
タイツと靴下の色で、明るさをつなぐ
スカートにブーツを合わせる日は、ブーツと裾の間にタイツや靴下が見えます。この色で、明るさの段差を調整できます。
| ブーツの色 | 明るいスカート | 暗いスカート | 調整のしかた |
|---|---|---|---|
| 黒 | 差が大きい | 差が小さい | 明るいスカートなら肌色に近いタイツ |
| 焦げ茶 | 差が中くらい | 差が小さい | 茶系のタイツで温度をそろえる |
| キャメル | 差が小さい | 差が大きい | 暗いスカートなら茶系のタイツ |
| グレー | 差が小さい | 差が中くらい | グレー系のタイツでつなぐ |
| 白・アイボリー | 差が小さい | 差が大きい | 暗いスカートなら白系は避ける |
タイツの色は、ブーツとスカートの間の明るさを選ぶと、段差が2つに分かれてやわらぎます。ブーツとスカートの明るさの中間にあたる色を選ぶのが目安です。
売り場で見る順番
売り場では、形と色を同時に見ようとすると迷います。次の順番で、1つずつ決めてください。
| 順番 | やること | 決まること |
|---|---|---|
| 1 | ブーツを床に立てて、筒が自分で立つかを見る | 革の張り(骨格) |
| 2 | 試し履きして、履き口に指を入れる | 空き幅(骨格) |
| 3 | 鏡で、履き口がいちばん太い場所の上か下かを見る | 履き口の高さ(骨格) |
| 4 | 窓の近くで、表面に窓の形が映るかを見る | 艶の強さ(PC) |
| 5 | 白い紙の上に置いて、茶の寄りを見る | 茶の寄り(PC) |
| 6 | 金具を手持ちのアクセサリーと並べる | 金具の色(PC) |
| 7 | 手持ちのボトムスを1本思い浮かべて明るさを比べる | 裾との段差(PC) |
1から3で合わないブーツは、4から先に進まずに戻してください。**形が骨格に合わないものを、色で選び直すことはできません。**形が通ったものだけを、色で比べます。
場面で変わるところ|通勤・雨の日・座る時間が長い日
同じ1足でも、場面によって骨格とPCのどちらを重く見るかが少し変わります。
通勤の日は、全身を見られる距離が近く、座っている時間も長くなります。座ると履き口が浮いたり、筒が折れたりするので、骨格の答えのうち革の張りの条件が効いてきます。張りのある革は座っても筒の形が保たれ、やわらかい革は足首にたまりができます。どちらになるかを知っておけば、座ったときの見え方を先に選べます。
雨の日は、表面の艶が水に濡れて強く出ます。スエードは濡れると色が一段暗くなり、表革は光る面が増えます。艶の苦手なパーソナルカラーの人は、雨の日に表革の艶が強く出ることを覚えておいて、マット寄りの仕上げを選ぶか、雨の日用の別の1足を分けてください。
長く歩く日は、歩いているときの見え方が中心になります。歩くと筒の中で脚が動き、空き幅が広がったり狭まったりします。骨格の答えより空き幅が大きい1足は、歩くたびに筒が揺れて、脚の線が途切れて見えやすくなります。長く歩く日には、空き幅が骨格の答えにいちばん近い1足を選んでください。
どの場面でも、色の条件は大きくは変わりません。場面で動くのは形の条件のほうだと考えておくと、手持ちの複数のブーツの使い分けが決めやすくなります。
よくある行き違い
ブーツを2つの診断で選ぶときに起きやすい行き違いを、比べる軸として並べます。
| よくある思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| ブーツの色は肌の色に合わせる | 足元は顔から遠い。見るのは裾との明るさの段差 |
| 骨格とPCの答えが両方そろうまで買えない | 形は骨格、色はPCと分ければ、ぶつかる場所は限られる |
| 黒のブーツは骨格ウェーブには重い | 重さは筒の太さと革の厚みで決まることが多い |
| スエードは誰でも秋らしく見える | 骨格によっては足元がぼやける。毛足の長さで変わる |
| 茶のブーツなら何にでも合う | 茶の寄りが小物とずれると、茶が2色に見える |
| 金具は小さいので気にしなくていい | 光るので目に入る。アクセサリーとそろえる |
| 合わないブーツは買い替えるしかない | 色のずれは裾やタイツで埋められる |
| 骨格が2つにまたがると選べない | 形は下半身、素材は中間で選べる |
秋から冬へ|1足目と2足目の選び方
最後に、これからブーツを選ぶ人のための順番です。
1足目は、骨格で形を決めて、色は手持ちのボトムスにいちばん多い明るさに合わせてください。暗いボトムスが多いなら暗い色、明るいボトムスが多いなら中間の明るさです。茶の寄りと金具の色だけは、パーソナルカラーに合わせます。
2足目は、1足目と明るさの段が離れた色を選ぶと、合わせられる服が広がります。1足目が黒なら、2足目は焦げ茶かキャメル。1足目がキャメルなら、2足目は黒か深い茶です。形は1足目と同じ骨格の答えで構いませんが、高さを変えると、スカートとパンツのどちらにも合わせやすくなります。
秋の始めはショートブーツ、冬に向けてロングブーツ、という順に足していくと、季節の移り変わりに合わせて裾の長さも変えやすくなります。
すでに何足か持っている人は、新しく買う前に、手持ちを骨格とPCの2つの軸で並べ直してみてください。形が骨格に合っていて色がずれている1足は、裾とタイツで調整すれば使えます。色が合っていて形がずれている1足は、裾で履き口を覆える服と組む日に回します。両方ずれている1足だけが、入れ替えの候補です。こうして分けると、足りないのが「形の合う1足」なのか「色の合う1足」なのかが分かり、次に買うものがはっきりします。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ブーツの色はパーソナルカラーに合わせないといけませんか
- 顔の近くの服ほど厳密に合わせる必要はありません。足元は顔から1m以上離れているので、肌との相性が直接見えることは少ない場所です。そのかわり、全身の明るさのつながりに効きます。ブーツと裾やタイツの明るさの段差が大きいと、足元だけが別の色に見えます。パーソナルカラーで選ぶのは、革の色そのものより、明るさの段・茶の寄り・艶・金具の4つだと考えてください。
- Q. 骨格ウェーブですが、ブルベ冬で黒が似合うと言われました。黒のロングブーツは重くなりませんか
- 形を骨格ウェーブに合わせれば、黒でも重くなりにくくなります。履き口が脚に沿って空き幅が指の入らないくらい、革がやわらかく、筒が細身のものを選んでください。黒のロングブーツが重く見えるのは、色より筒の太さと革の厚みが原因であることが多いからです。それでも重く感じる日は、ブーツと裾の間にタイツで明るさを1段挟むか、スカートの色を明るくして、黒の面積を足元だけに絞ります。
- Q. 骨格ナチュラルでスエードが合うと言われましたが、パーソナルカラーは艶のあるものが得意です
- 形と素材の量感は骨格ナチュラルに従って、筒がゆったりしたものを選び、艶だけを1段PC側に寄せてください。スエードの中でも毛足が短く、光が当たると表面がなめらかに光るものがあります。表革なら、厚みがあってしわの入りやすい、少し艶を抑えたものが中間になります。形まで艶のある細身のブーツに寄せると、骨格側が外れて足元が浮いて見えます。
- Q. 手持ちのブーツが骨格にもPCにも合っているか、どう確かめればいいですか
- 姿見から2m離れて、全身を1回だけ見てください。最初に目が行った場所がブーツなら、何かがずれています。次に、ブーツを脱いで同じ服で見て、目の行き先が変わるかを比べます。ずれている原因が形か色かは、ブーツと裾の境目を見れば分かります。境目で脚の線が途切れて見えるなら形、境目で明るさが急に変わって見えるなら色です。
- Q. ブーツを1足だけ買うなら、どれがいいですか
- 骨格で形を決めて、色は手持ちのボトムスにいちばん多い明るさに合わせてください。暗いボトムスが多いなら暗い色、明るいボトムスが多いなら中間の明るさの色です。茶の寄りと金具の色だけをパーソナルカラーに合わせれば、1足目としては十分です。2足目で、1足目と明るさの段が離れた色を足すと、合わせられる服が広がります。
— メグラシ編集部





