秋冬のスカートを骨格と顔タイプで選ぶ|丈と形は骨格、柄と飾りは顔

**秋冬のスカートは、丈と形を骨格で、柄と飾りを顔タイプで決めてください。**体に沿う部分は骨格の答え、目に入る表情の部分は顔タイプの答えを使うと、2つの診断がぶつかる人でも1枚に絞れます。
骨格ストレートで子供顔、骨格ウェーブで大人顔×直線、骨格ナチュラルで子供顔×曲線。こうした組み合わせの人は、骨格どおりに選ぶと顔とずれ、顔どおりに選ぶと体とずれる、と感じやすいものです。でも、スカートの中で骨格が効く場所と、顔が効く場所は分かれています。場所ごとに答えを使い分ければ、どちらかを諦める必要はありません。
同じ分け方をコートに当てはめた秋冬コートを骨格と顔タイプで選ぶ、ジャケットに当てはめたジャケットを骨格・顔タイプ・PCで選ぶもあります。この記事は、秋冬のスカートを選ぶための話です。
結論:丈と形は骨格、柄と飾りは顔タイプ
スカートを、体に沿う部分と、目に入る表情の部分に分けます。見る診断は、この表のとおりです。
| スカートの部分 | 見る診断 | 理由 |
|---|---|---|
| 丈 | 骨格 | 脚のどこで布が終わるかで、体の釣り合いが変わる |
| ウエストの位置 | 骨格 | 体の重心の高さと関わる |
| シルエット | 骨格 | 腰から裾への布の広がり方が、体の厚みと重なる |
| 生地の厚みとハリ | 骨格 | 体の質感と布の質感の相性 |
| 柄の大きさと形 | 顔タイプ | 全身を見たときの印象を決める |
| 飾り | 顔タイプ | ボタン・フリル・スリットの形が、顔の線と響き合う |
| 素材の表情 | 顔タイプ | 艶・起毛・マットの印象が、顔の雰囲気と重なる |
2つの答えがぶつかったときは、体の線に沿う部分ほど骨格、目に入る表情ほど顔タイプを優先します。この順番を決めておくと、売り場で2つの答えのあいだを行き来せずに済みます。
スカートを2つに分けて見る
なぜ部分ごとに分けるのかを、もう少しだけ説明します。スカートは顔から遠い服なので、パーソナルカラーのように顔色を直接動かすことはありません。そのかわり、全身の形と印象を大きく左右します。
| 見え方 | 効いている部分 | 外れたときに起きること |
|---|---|---|
| 全身の形 | 丈、ウエスト、シルエット | 体と布の釣り合いが崩れ、重心がずれて見える |
| 全身の質感 | 生地の厚み、ハリ | 体の質感と布がちぐはぐに見える |
| 全身の印象 | 柄、飾り、素材の表情 | 服だけが先に目に入り、顔と別々に見える |
形と質感は骨格、印象は顔タイプ。この分け方は、スカートに限らずボトムス全体に使えます。秋冬はスカートにタイツやブーツを合わせるので、足もとまで含めた全身で見ることが、夏以上に大切になります。
骨格と顔タイプの印象が近い人は、どちらか一方で選んでも大きく外れません。骨格ストレートで大人顔×直線、骨格ウェーブで子供顔×曲線のような人です。困るのは、2つの印象が離れている人です。この記事の後半では、そうした組み合わせごとの選び方も書いています。
骨格で決める①|丈は膝の中心からの距離で測る
丈は、膝の皿の中心から、裾が何cm上か下かで測ります。鏡の前でスカートをはき、膝の中心に指を当てて、裾までの距離を見てください。
| 骨格 | 得意な丈の目安 | 秋冬に足せる丈 |
|---|---|---|
| ストレート | 膝の中心から上下5cm | ふくらはぎの中ほどのナロー |
| ウェーブ | 膝下5cm〜ふくらはぎのいちばん張ったところのやや下 | 膝上丈にタイツを合わせて |
| ナチュラル | ふくらはぎより下〜くるぶしの上 | くるぶし丈のマキシ |
丈は、骨格の答えがいちばん素直に出る場所です。ストレートは膝前後で裾が止まると、脚のまっすぐな線がそのまま見えて、全身がすっきりまとまります。ウェーブは膝より少し下で裾が揺れると、重心が下に落ちすぎず、軽やかに見えます。ナチュラルは長い丈で布が縦に流れると、骨組みのしっかりした体と布の長さが釣り合います。
秋冬は、タイツやブーツで脚の色と面が変わるので、夏より丈の幅が広がります。いつもの丈から5cm長いものを試してみるのも、この季節ならではの楽しみ方です。
骨格で決める②|ウエストの位置と切り替え
スカートのウエストの位置も、骨格の答えを使う場所です。腰骨の上のくびれから、ウエストのベルトが何cm上か下かを見ます。
| 骨格 | 得意なウエストの位置 | 切り替えの向き |
|---|---|---|
| ストレート | 腰のくびれの位置か、やや下 | ヨークのない、すっきりした腰まわり |
| ウェーブ | くびれより2〜3cm上の高め | ハイウエスト、腰で切り替えたもの |
| ナチュラル | くびれの位置か、少し下の腰ばき | 切り替えが目立たないもの |
ウェーブはウエストを高めに置くと、重心が上がり、上半身と下半身の釣り合いが取れやすくなります。ストレートは高すぎるウエストだと、上半身の厚みと重なって窮屈に見えることがあるので、くびれの位置で止まるものが扱いやすくなります。
ウエストの位置は、トップスをタックインするかどうかとも関わります。タックインしない日は、ウエストの位置よりも、トップスの裾がどこで止まるかが大切になります。それは後の節で書きます。
骨格で決める③|シルエットは腰から裾への広がりで見る
スカートのシルエットは、腰から裾へ布がどう広がるかで分けます。
| シルエット | 得意な骨格 | 理由 |
|---|---|---|
| タイト・Iライン | ストレート | 体の厚みと布の直線が重なり、すっきりまとまる |
| 台形・Aライン(広がり控えめ) | ストレート、ナチュラル | 腰からまっすぐ広がり、厚みを拾いにくい |
| フレア・ギャザー | ウェーブ | 布の揺れが、体のやわらかさと響き合う |
| プリーツ(細かい) | ウェーブ | 縦の細い線が軽さを出す |
| ナロー・ロングのI | ナチュラル、ストレート | 縦に長い線が、骨組みと釣り合う |
| ラップ・巻き | ナチュラル | 布の重なりと動きが、フレームの大きさと合う |
迷ったら、腰に当てたときに、布が体のどこから広がり始めるかを見てください。ストレートは腰の高いところで広がるとふくらみが出やすく、腰より下から広がるものが扱いやすくなります。ウェーブは腰の高い位置から広がるフレアでも、軽い素材なら軽やかに見えます。
マーメイドスカートは、膝のあたりまで体に沿い、そこから裾が広がる形です。腰まわりが沿うのでストレートの人にも扱いやすく、裾の広がりが揺れるのでウェーブの人にも取り入れやすい形です。ただ、腰から膝までの沿い方が強いほど、生地のハリが結果を分けます。ストレートはハリのある生地、ウェーブはとろみのある生地を選んでください。
骨格で決める④|生地の厚みとハリ
秋冬のスカートは、生地が厚くなります。体の質感と生地の質感が合っているかが、夏以上に結果に出ます。
| 骨格 | 得意な秋冬の生地 | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| ストレート | ウールのギャバジン、ハリのあるツイル、なめらかなレザー調 | 表面がなめらかで、厚みはあっても目が詰まったもの |
| ウェーブ | 薄手のウール、起毛の細いもの、とろみのある布、細かいニット | 軽く、落ち感と揺れのあるもの |
| ナチュラル | ツイード、コーデュロイ、ざっくりしたニット、スエード調 | 表面に凹凸があり、素朴な風合いのもの |
ストレートは、表面に凹凸の多い生地を選ぶと、体の厚みに生地の厚みが重なって、腰まわりがふくらんで見えることがあります。ウェーブは、目の詰まった重い生地だと、布の重さが体のやわらかさに勝ってしまいます。ナチュラルは、つるっとした薄い生地だと、骨組みに布が負けて見えることがあります。
生地は、手でつまんでみると判断しやすくなります。つまんだときに折り目がしっかり立つものはハリが強く、すぐに落ちるものは落ち感が強い生地です。
秋冬は、裏地の有無も見ておきたいところです。裏地があると、タイツに生地がまとわりつかず、シルエットが保たれます。とくにウェーブの人が選ぶ薄手のウールや、ナチュラルの人が選ぶざっくりしたニットスカートは、裏地があるかどうかで、歩いたときの形の保ち方が変わります。
顔タイプで決める①|柄の大きさは顔のパーツに合わせる
ここからは、顔タイプの答えを使う部分です。まず、柄の大きさ。子供顔か大人顔かで、得意な柄の大きさが分かれます。
| 顔の印象 | 得意な柄の大きさ | 目安 |
|---|---|---|
| 子供顔 | 小さめ | 柄の1単位が親指の爪くらいまで |
| 大人顔 | 大きめ | 柄の1単位が手のひらの半分くらいまで |
| 中間に近い | 中くらい | 柄の1単位が指2本の幅くらい |
子供顔の人は、目や口などのパーツが比較的小さく、顔の縦の長さが短めに見える傾向があります。そのため、スカートの柄も小さめにすると、全身の印象がそろいます。大人顔の人は、パーツがはっきりしていたり、顔の縦の長さが長めに見えたりするので、柄も大きめのほうが、顔に負けずに釣り合います。
柄の大きさを測るときは、柄の繰り返しの1単位を見てください。チェックなら1つの格子、花柄なら花1つ分です。
柄の大きさは、離れて見たときにも確かめてください。近くで見ると小さな柄でも、色の差が大きいと、離れたときに柄がはっきり目に入ります。反対に、色の差が小さい柄は、大きめでも離れると無地に近く見えます。大人顔の人が小さな柄を選びたいときは、色の差が大きいものを選ぶと、顔に負けにくくなります。
顔タイプで決める②|柄の形は曲線か直線か
次に、柄の形です。顔の輪郭やパーツが曲線的か直線的かで、得意な柄の形が分かれます。
| 顔の線 | 得意な柄の形 | 例 |
|---|---|---|
| 曲線 | 丸みのある柄 | 水玉、花柄、ペイズリー、波のような模様 |
| 直線 | 線でできた柄 | チェック、ストライプ、ヘリンボーン、千鳥格子 |
| 直線と曲線のミックス | どちらも使える | 細かいチェック、小さな幾何柄、ぼかした花柄 |
顔タイプの8つの分類でいうと、キュートとアクティブキュートは子供顔×曲線、フレッシュは子供顔×直線と曲線のミックス、クールカジュアルは子供顔×直線です。フェミニンは大人顔×曲線、エレガントとソフトエレガントは大人顔×直線と曲線のミックス、クールは大人顔×直線です。
この記事では、8つを「子供顔か大人顔か」と「曲線か直線かミックスか」の組み合わせで見ます。柄の大きさは子供顔か大人顔か、柄の形は曲線か直線かで決めると、8つの分類を覚えていなくても選べます。
エレガントとソフトエレガントは、どちらも大人顔×直線と曲線のミックスですが、パーツの大きさや立体感に違いがあります。エレガントは比較的パーツが大きくはっきりしているので、柄も大きめでくっきりしたもの、ソフトエレガントはパーツが小さめから普通なので、柄は中くらいでやわらかいものが合わせやすくなります。
顔タイプで決める③|飾りの形
スカートの飾りも、顔の線と響き合います。秋冬のスカートによくある飾りを、曲線と直線に分けてみます。
| 飾り | 線の性格 | 得意な顔 |
|---|---|---|
| フリル、スカラップの裾 | 曲線 | 子供顔×曲線、大人顔×曲線 |
| リボン、くるみボタン | 曲線 | 子供顔×曲線 |
| 前のボタン(角のあるもの) | 直線 | 子供顔×直線、大人顔×直線 |
| スリット | 直線 | 大人顔×直線、大人顔×ミックス |
| 太めのプリーツの折り目 | 直線 | 直線の顔 |
| ラップの斜めの重なり | ミックス | 大人顔×ミックス、ナチュラル骨格 |
飾りは、骨格の答えとぶつかりやすい場所でもあります。たとえば骨格ストレートは、腰まわりの飾りが多いとふくらんで見えやすいので、フリルは裾だけ、リボンはウエストの小さなものだけにするなど、飾りを置く高さを下げると両立しやすくなります。
飾りの数にも目を向けてください。1枚のスカートに飾りが2つ以上あると、どちらの線が主役なのかが分かりにくくなります。顔の線に合う飾りを1つ選び、ほかはできるだけすっきりさせると、全身を見たときに飾りの印象がまっすぐ届きます。
顔タイプで決める④|素材の表情
同じ形のスカートでも、素材の艶や起毛によって印象が変わります。これは顔タイプの答えを使う場所です。
| 素材の表情 | 印象 | 得意な顔 |
|---|---|---|
| やわらかな艶(サテン、とろみ) | 上品、華やか | 大人顔×曲線、大人顔×ミックス |
| ふんわりした起毛(モヘア、起毛ウール) | やさしい、かわいい | 子供顔×曲線、大人顔×曲線 |
| マットでハリがある(ギャバジン、ツイル) | きちんと、すっきり | 大人顔×直線、子供顔×直線 |
| 凹凸がある(ツイード、コーデュロイ) | カジュアル、温かい | 子供顔×直線、子供顔×ミックス |
素材の表情は、生地の厚みとハリ(骨格で決める部分)と重なります。ぶつかったときは、ハリや厚みを骨格で決め、その範囲の中で艶や起毛の表情を顔に寄せてください。たとえば骨格ストレートで大人顔×曲線なら、ハリのあるなめらかな生地の中から、少し艶のあるものを選びます。
秋冬は、同じ色でも素材によって印象が大きく変わる季節です。黒のスカートでも、サテンなら華やかに、ツイードなら温かく、ギャバジンならきちんと見えます。色を決めてから素材を選ぶより、素材の表情を決めてから色を選ぶほうが、顔タイプの答えを生かしやすくなります。
早見表|骨格3×顔の6区分
骨格の答えと顔タイプの答えを組み合わせると、こうなります。形と丈は骨格の列、柄と飾りは顔の列を見てください。
| 骨格 | 形と丈 | 子供顔×曲線 | 子供顔×直線・ミックス | 大人顔×曲線 | 大人顔×直線・ミックス |
|---|---|---|---|---|---|
| ストレート | 膝丈のIライン、台形 | 小さな水玉、裾だけのスカラップ | 小さなチェック、前ボタン | 大きめの花柄、艶のある無地 | 大きめのチェック、スリット |
| ウェーブ | 膝下のフレア、細かいプリーツ | 小花、リボン | 細かい千鳥格子、小さなボタン | 揺れる花柄、とろみ | 細いストライプ、ラップ |
| ナチュラル | ロングのナロー、ラップ | 小さめの柄を散らす、起毛 | ツイード、コーデュロイ | 大きな花柄のロング | 大きな格子、太いヘリンボーン |
表は、2つの答えを1枚にまとめた例です。実際に選ぶときは、まず骨格の列で形と丈を決め、そのなかから顔の列に近い柄や飾りを探してください。
表の中で、自分の骨格と顔の組み合わせが、行と列の両方で同じ方向を向いているなら、2つの答えは近い位置にあります。行は直線的なのに列は曲線的、というように方向が逆なら、次の節からの「ぶつかるとき」の考え方が役に立ちます。
ぶつかるとき①|骨格ストレートで、子供顔×曲線
骨格ストレートは、直線的ですっきりした形が得意です。子供顔×曲線は、小さく丸みのある柄や飾りが得意です。2つの答えがいちばん離れて見える組み合わせの1つです。
| 部分 | 選び方 |
|---|---|
| 形と丈 | 膝丈のIラインか台形。広がりは控えめに |
| 生地 | ハリのあるウール、なめらかな表面 |
| 柄 | 小さな水玉、小花。1単位は爪くらいまで |
| 飾り | 裾のスカラップ、小さなくるみボタン |
ポイントは、丸みを腰まわりではなく、柄と裾に置くことです。形はストレートの得意なすっきりしたまま、柄と裾の飾りで丸みを足すと、体と顔の両方に合った1枚になります。無地を選ぶなら、起毛のやわらかい表情の生地にすると、子供顔×曲線のやさしさが出ます。
色を使って丸みを足す方法もあります。やわらかなピンクやクリーム色のように、明るくやさしい色は、形が直線的でも全身の印象をやわらげます。形はストレートの答えを守り、色と柄で子供顔×曲線の印象を足す、という分け方です。
ぶつかるとき②|骨格ウェーブで、大人顔×直線
骨格ウェーブは、やわらかく揺れる形が得意です。大人顔×直線は、すっきりした線と大きめの柄が得意です。
| 部分 | 選び方 |
|---|---|
| 形と丈 | 膝下のフレア、細かいプリーツ。ウエストは高め |
| 生地 | 薄手のウール、落ち感のある布 |
| 柄 | 細いストライプ、中くらいの千鳥格子 |
| 飾り | 縦の線が出るプリーツ、細いベルト |
細かいプリーツは、ウェーブの得意な揺れと、直線の顔の得意な縦の線を、1枚の中で両立できる形です。柄を選ぶなら、ストライプやヘリンボーンのような線の柄を、落ち感のある生地で選んでください。ハリの強い生地で直線の柄にすると、ウェーブの体には硬く見えやすくなります。
大人顔×直線の人は、スカートの色を深めにすると、すっきりした印象が出やすくなります。チャコールやネイビー、深い茶色の細かいプリーツは、ウェーブの軽さを保ちながら、大人顔の落ち着きにも合います。
ぶつかるとき③|骨格ナチュラルで、子供顔×曲線
骨格ナチュラルは、長くゆったりした形と、素朴な素材が得意です。子供顔×曲線は、小さく丸い柄が得意です。
| 部分 | 選び方 |
|---|---|
| 形と丈 | ふくらはぎより下のロング、ゆとりのあるフレア |
| 生地 | 起毛のウール、やわらかいコーデュロイ |
| 柄 | 小さめの花柄を散らしたもの、小さな水玉 |
| 飾り | 丸いボタン、裾の切り替え |
ナチュラルの人がキュートな印象に寄せたくて、短いコンパクトなスカートを選ぶこともあるかもしれません。その場合は、丈を短くするより、ロングのまま柄と素材でやわらかさを出すほうが、骨組みとの釣り合いを保てます。起毛の表情は、ナチュラルの素朴さと、子供顔×曲線のやさしさの両方に合います。
ナチュラルの人が子供顔×曲線の印象を足すなら、裾の形も使えます。裾に丸みのある切り替えや、波のような縫い目があるロングスカートは、丈の長さを保ったまま、やさしい印象を加えられます。
ぶつかるとき④|骨格ストレートで、大人顔×曲線
骨格ストレートは装飾の少ない形が得意で、大人顔×曲線は華やかで曲線的な柄や艶が得意です。
| 部分 | 選び方 |
|---|---|
| 形と丈 | 膝丈のIライン、マーメイドの広がり控えめなもの |
| 生地 | ハリと艶の両方があるもの |
| 柄 | 大きめの花柄、またはやわらかな艶の無地 |
| 飾り | 裾だけのフレア、低い位置のスリット |
ストレートの人が華やかさを出すなら、飾りを増やすより、艶のある生地を選ぶほうが簡単です。腰まわりはすっきりさせたまま、裾に向かって少しだけ広がる形にすると、大人顔×曲線のやわらかさが加わります。
大人顔×曲線の人は、柄の中でも、花びらが大きくゆったりした花柄が得意です。ストレートの人が花柄を選ぶなら、地の色と花の色の差が大きすぎないものにすると、腰まわりに柄の重さが集まらず、すっきりした形のまま華やかさが出ます。
秋冬のスカートの型ごとの向き
秋冬によく見かけるスカートの型を、骨格と顔の両方から見ておきます。
| 型 | 得意な骨格 | 顔タイプで寄せる場所 |
|---|---|---|
| タイトスカート | ストレート | 柄の大きさ、スリットか裾の飾り |
| 台形スカート | ストレート、ナチュラル | 前ボタンの形、生地の表情 |
| フレアスカート | ウェーブ | 柄の形、揺れる素材の艶 |
| プリーツスカート | ウェーブ(細かいもの) | プリーツの幅、柄 |
| ナローロングスカート | ナチュラル、ストレート | スリットの位置、生地の表情 |
| ニットスカート | ウェーブ(細い編み)、ナチュラル(ざっくり) | 編み地の太さ、色 |
同じ型でも、生地や丈によって得意な骨格が変わります。表は出発点として使い、最後は試着で確かめてください。プリーツスカートで迷っているときはプリーツスカートが似合わないで、骨格と顔タイプ別の理由を確かめられます。
ニットスカートは、秋冬ならではの1枚です。体に沿う素材なので、骨格の答えがとくに出やすい型でもあります。ウェーブは細い編みで薄手のもの、ナチュラルはざっくりした太い編みのもの、ストレートは目の詰まったハリのある編みのものを選ぶと、体と編み地の質感がそろいます。
上に着るものとの釣り合い
秋冬は、スカートの上にニットやコートを重ねます。上に着るものの丈と厚みで、スカートの見え方が変わります。
| 骨格 | トップスの合わせ方 | 避けたい組み合わせ |
|---|---|---|
| ストレート | 薄手のニットを前だけタックイン | 厚手ニットを腰まで出す |
| ウェーブ | 短めのニットか、全部タックイン | 長いニットでウエストを覆う |
| ナチュラル | 長めのニットを出して、縦に長く | 短すぎるニットでウエストを強調 |
トップスの裾がどこで止まるかで、スカートのウエストの位置が変わって見えます。ウェーブの人がハイウエストのスカートを選んでも、長いニットで覆ってしまうと、高いウエストの効果が消えます。秋冬は、スカートを選ぶときに、合わせるニットも一緒に持って試着するのがおすすめです。
コートを着る日は、コートの丈とスカートの丈の関係も見てください。コートの裾からスカートが少しだけのぞくと、中途半端な段ができて見えることがあります。スカートがコートより5cm以上長いか、コートの中に完全に収まるか、どちらかに寄せると、全身の線がすっきりします。
タイツと靴で丈の見え方を調整する
秋冬のスカートは、タイツと靴で丈の見え方が変わります。
| 合わせるもの | 丈の見え方 | 向いている骨格 |
|---|---|---|
| 肌が透ける薄いタイツ | 夏と同じ丈に見える | どの骨格でも |
| 濃い色の厚いタイツ | 裾から下が一つの面になり、丈が長く見える | ウェーブ、ストレート |
| ロングブーツ | 裾とブーツの間の幅で印象が変わる | ナチュラル、ストレート |
| ショートブーツ | 足首まわりに重さが出る | ナチュラル、ロング丈と |
ロングブーツを合わせる日は、スカートの裾とブーツの履き口のあいだの幅を見てください。指3本ぶんほど空くと、肌かタイツの帯がはっきり見えて、すっきりします。空きが指1本以下だと、裾と履き口が重なって見えやすいので、裾をブーツにかぶせるか、もっと空けるかのどちらかに寄せると整います。
タイツの色は、スカートの色と靴の色のどちらに寄せるかで、脚の見え方が変わります。スカートの色に寄せると、腰から足先まで縦の線がつながります。靴の色に寄せると、脚と靴が一続きになり、スカートの丈がはっきり見えます。
試着室で見る順番
試着室では、骨格の部分から順に見ていくと、判断が早くなります。
| 順番 | 見るところ | 確かめること |
|---|---|---|
| 1 | 丈 | 膝の中心からの距離が、自分の骨格の目安に入るか |
| 2 | ウエスト | くびれからの位置と、ウエストまわりの余り |
| 3 | シルエット | 腰から裾の広がりが、体の厚みと重ならないか |
| 4 | 生地 | 座ったときと立ったときで、形が戻るか |
| 5 | 柄と飾り | 3歩離れて、顔と服のどちらに先に目が行くか |
5番目の「3歩離れて見る」が、顔タイプの部分を確かめる方法です。鏡から3歩離れて全身を見たとき、顔に先に目が行けば、柄や飾りは顔と合っています。スカートの柄に先に目が行くなら、柄の大きさか形が、顔とずれている可能性があります。
試着室の鏡は、全身が映らないこともあります。その場合は、試着室を出て、店の大きな鏡の前で見てください。とくに丈とブーツとの関係は、全身が映らないと判断できません。座ったときの丈も確かめておくと、通勤や食事の場面で困りません。
手持ちのスカートが、どちらかに合わないとき
手持ちのスカートが、骨格か顔タイプのどちらかにしか合わないこともあります。買い替える前に、合わせ方で寄せてください。
| 合わないほう | 寄せる方法 |
|---|---|
| 骨格(丈が合わない) | タイツの色で丈の見え方を変える |
| 骨格(ウエストが合わない) | トップスの裾の位置で見えるウエストを変える |
| 骨格(シルエットが合わない) | 上をコンパクトか、ゆったりに振って釣り合いを取る |
| 顔タイプ(柄がずれる) | トップスを無地にして柄の面積を減らす |
| 顔タイプ(飾りがずれる) | アクセサリーやバッグで顔の得意な形を足す |
骨格に合わないスカートは、合わせ方で寄せられる幅が小さめです。丈やシルエットは布そのものの形なので、上や足もとで調整しても限界があります。顔タイプに合わないスカートは、ほかのアイテムで印象を足しやすいので、手持ちのまま使える可能性が高くなります。
どうしても合わない手持ちのスカートは、丈のお直しで骨格に寄せる方法もあります。裾を短くするのは比較的手軽な直しで、膝からの距離を自分の骨格の目安に合わせるだけでも、印象はかなり変わります。
どちらとも取れるとき①|骨格が混合タイプと言われた
骨格が、ストレートとウェーブの混合、ウェーブとナチュラルの混合と言われることもあります。この場合は、丈とシルエットで2つの答えの重なる場所を探します。
| 混合の組み合わせ | 重なる丈 | 重なる形 |
|---|---|---|
| ストレート寄りのウェーブ | 膝下5cmほど | 広がり控えめのAライン |
| ウェーブ寄りのナチュラル | ふくらはぎの中ほど | 落ち感のあるロングのフレア |
| ストレート寄りのナチュラル | ふくらはぎの中ほど | ナローのロング |
混合の人は、2つの答えの中間の丈から試してください。重なる場所が見つかれば、そこから柄や飾りを顔タイプで選ぶ流れは、ほかの人と同じです。
混合の人は、生地の選び方でも2つの答えを行き来できます。ストレート寄りの日はハリのある生地、ウェーブ寄りの日はとろみのある生地というように、同じ形でも生地を変えると、どちらの骨格の印象にも寄せられます。
どちらとも取れるとき②|顔タイプが中間と言われた
顔タイプが、2つのタイプの中間と言われた人もいます。この場合は、子供顔か大人顔かと、曲線か直線かのどちらが決まっているかを見ます。
| 決まっていること | 柄と飾りの選び方 |
|---|---|
| 子供顔か大人顔かだけ | 柄の大きさだけを合わせ、形は曲線と直線の中間に |
| 曲線か直線かだけ | 柄の形だけを合わせ、大きさは中くらいに |
| どちらも決まらない | 無地にして、素材の表情だけで選ぶ |
中間の人にとって、無地のスカートはいちばん外れにくい選択です。柄や飾りで迷ったら、無地から始めて、トップスや小物で顔の印象を足してください。
柄を選ぶなら、柄の色の差が小さいものから試してください。差が小さい柄は、大きさや形の印象が穏やかになり、顔タイプの中間の人でもずれにくくなります。
どちらとも取れるとき③|通勤と休日で優先を変えたい
同じ人でも、場面によって骨格と顔のどちらを優先したいかが変わることがあります。
| 場面 | 優先するもの | 理由 |
|---|---|---|
| 通勤 | 骨格 | 形が整っているほうが、きちんと見える |
| 休日 | 顔タイプ | 柄や飾りで、自分らしい印象を出せる |
| 改まった席 | 骨格 | 形と生地の上質さが、印象を決める |
通勤用には、骨格に合った無地の1枚を持ち、休日用に、骨格の形の範囲で顔タイプの柄や飾りを楽しむ1枚を持つと、2枚で場面を回せます。
改まった席では、スカートの丈がとくに大切になります。膝が出る丈よりも、膝が隠れるか、膝のすぐ下で止まる丈のほうが、座ったときにも落ち着いて見えます。骨格の得意な丈の中から、少し長めのものを選んでおくと安心です。
どちらとも取れるとき④|色もパーソナルカラーで合わせたい
色まで合わせたいときは、パーソナルカラーの答えも使います。ただし、スカートは顔から遠いので、色の影響は顔の近くの服より小さくなります。
| 部分 | 見る診断 |
|---|---|
| 形、丈、生地 | 骨格 |
| 柄、飾り、表情 | 顔タイプ |
| 色 | パーソナルカラー(顔から遠いので幅は広め) |
顔から遠いスカートは、パーソナルカラーの得意な色から少し外れていても、大きくは崩れません。色まで迷う日は、パーソナルカラーと骨格、どっちを優先?で、顔からの距離ごとの決め方を確かめてください。
買う前に書く3行メモ
売り場に行く前に、3行だけメモを書いておくと、迷う時間が短くなります。
| 行 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 1行目 | 骨格で決める丈と形 | 膝丈、Iラインか台形 |
| 2行目 | 顔タイプで決める柄と飾り | 小さな水玉、裾のスカラップ |
| 3行目 | 合わせる手持ちのトップス | グレーの薄手ニット |
3行目があると、売り場で「かわいいけれど合わせる服がない」という1枚を避けられます。秋冬はニットとの組み合わせで見え方が変わるので、合わせたいニットを着ていくか、持っていくと確実です。
メモは、売り場で迷ったときに見返すためのものです。気に入った1枚が見つかっても、1行目の丈と形に合わないなら、いったん保留にしてください。柄や色に惹かれて丈を後回しにすると、家で合わせたときに思っていたより使えないことがあります。
よくある行き違い
| よくある思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| スカートは骨格だけで選べばよい | 柄と飾りは顔タイプで選ぶと、全身がまとまる |
| 骨格と顔の答えが逆なら、どちらかを諦める | 部分ごとに分ければ、1枚の中で両立できる |
| 子供顔は短いスカートが似合う | 丈は骨格で決める。子供顔は柄の大きさで合わせる |
| 大人顔は無地しか合わない | 大きめの柄なら、大人顔にも釣り合う |
| 秋冬は丈を変えられない | タイツとブーツで、丈の見え方は変えられる |
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 骨格と顔タイプで、似合うスカートの答えが違います。どちらを優先すればいいですか
- スカートの部分ごとに分けてください。丈・ウエストの位置・シルエット・生地の厚みは、体の骨組みや厚みに沿う部分なので骨格の答えを使います。柄の大きさと形、ボタンやフリルなどの飾り、素材の艶や起毛の表情は、全身を見たときの印象を決める部分なので顔タイプの答えを使います。たとえば骨格ストレートで子供顔×曲線なら、形は膝丈のIライン、柄は小さめの水玉や小花にします。どちらか一方を捨てる必要はありません。
- Q. スカートは顔から遠いのに、顔タイプで選ぶ意味はありますか
- あります。人は全身を見たとき、顔とスカートの柄や飾りを一緒に受け取ります。顔の印象が子供顔なのに、スカートの柄が大きく大人びていると、服だけが先に目に入ることがあります。ただ、顔から遠いぶん、トップスほど強くは効きません。迷ったら、まず骨格で形と丈を決め、柄や飾りで顔タイプに寄せる順番にしてください。無地のスカートなら、顔タイプは素材の表情だけで合わせれば十分です。
- Q. 秋冬のスカートの丈はどう選べばいいですか
- 膝の皿の中心から何cm上か下かで測ってください。骨格ストレートは膝の中心から上下5cmほど、ウェーブは膝下からふくらはぎのいちばん張ったところのやや下まで、ナチュラルはふくらはぎより下からくるぶし近くまでが目安です。秋冬はタイツやブーツを合わせるので、夏より少し長めでもまとまります。ブーツを履く日は、スカートの裾とブーツの履き口のあいだが詰まりすぎないように、指3本ぶんほど空けるか、裾をブーツにかぶせてください。
- Q. 手持ちのスカートが骨格には合うのに、顔タイプには合いません
- 上に合わせるもので寄せられます。スカートが無地なら、トップスの柄や襟の形、アクセサリーで顔タイプの印象を足してください。スカートに大きな柄があって顔の印象とずれるときは、トップスを無地にして柄の面積を減らすと、全身のまとまりが戻ります。ベルトやバッグを顔タイプの得意な形にするのも、手持ちのまま寄せる方法です。
— メグラシ編集部





