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ジャケットを骨格・顔タイプ・PCで選ぶ|肩と丈・襟・色の順に決める

メグラシ編集部//読了 13分
白いブラウスに明るいグレーのテーラードジャケットを前を開けて着た女性が、売り場の棚のマフラーに手を伸ばしている胸から腰まで

**秋のジャケットは、肩線と着丈と生地は骨格、ラペルとボタンは顔タイプ、色と生地の表面はパーソナルカラーで決めてください。**試着では、直せない順に、肩と丈、襟、色と見ていきます。

ジャケットは、体に沿う部分と、顔のまわりに来る部分の両方をもつ服です。どちらか1つの診断だけで選ぶと、もう一方で外れます。肩はぴったりなのに襟が顔に対して大きすぎる、色は顔に合うのに着丈が体の線とずれている。こうしたずれは、3つの診断に1か所ずつ任せることで避けられます。

骨格ごとのジャケットの肩と丈は骨格別ジャケットに、同じ考え方をコートで使う場合は秋冬コートを骨格と顔タイプで選ぶに分けてあります。この記事は、ジャケットの1着を3つの診断で決める話です。

結論:骨格は肩と丈、顔タイプは襟、PCは色。順番に決める

1着のジャケットを、3つの担当に分けて見ます。

担当する診断決める場所試着でわかること
骨格肩線の位置、着丈、生地の厚みと張り体に沿う線が自然か
顔タイプラペルの幅と形、襟の付け根の高さ、ボタン顔のすぐ下の線が顔と釣り合うか
パーソナルカラー色、生地の表面の光り方顔の色が起きるか、沈むか

決める順番は、骨格、顔タイプ、パーソナルカラーです。これは大事さの順ではなく、直しにくさの順です。肩と丈は、着たあとに補う方法がほとんどありません。襟はボタンや中の服で少し寄せられ、色は中に着るもので補えます。

3つの診断をすべて受けていない人も、この考え方は使えます。骨格だけわかっているなら、肩と丈と生地だけを先に決めておき、襟と色は鏡の前で比べながら選ぶ。パーソナルカラーだけわかっているなら、色を先に絞り、その中で肩と丈が合うものを探す。わかっている診断の担当の場所から決めていけば、わからない診断の担当の場所は、試着で見比べる範囲が狭くなります。

なぜ3つに分けるのか|直せる場所と、直せない場所

ジャケットの各部分が、着たあとにどこまで直せるかを整理すると、選ぶ順番の理由が見えてきます。

部分着たあとに直せるか直す方法
肩線の位置ほぼ直せないお直しでも難しいことが多い
着丈少しだけ前を開けるか閉じるかで見え方が変わる程度
生地の厚み直せない中に着るものの厚みで釣り合いを取るだけ
ラペルの幅直せない前の開け方で見える幅が少し変わる
ボタン直せる付け替えられる
色補える中に着る服とマフラーで顔の下の色を替える

直せない場所ほど、選ぶときに確実に合わせておく必要があります。売り場で色にひかれて手に取ったときも、先に肩と丈を見て、合わなければ戻す。この順番を守ると、買ったあとに着なくなる1着が減ります。

骨格で決める①|肩線は、肩先の骨から何cmか

肩線の位置は、肩の先にある骨のでっぱりを基準にして見ます。

骨格肩線の位置外れたときに起きること
ストレート肩先の骨の真上から外へ1cm以内落ちると上半身が四角く大きく見える
ウェーブ肩先の骨の真上か、1cmほど内側落ちると肩が下がって見え、服に着られる
ナチュラル肩先の骨から外へ2〜4cmぴったりだと骨の存在感が強く出る

試着したら、鏡の前で腕を下ろし、肩先の骨を指で押さえて、肩線の縫い目がどこにあるかを確かめてください。ジャケットの肩には、形を保つための芯や肩パッドが入っていることが多いので、ニットやシャツよりも肩線の位置がはっきり出ます。

肩線を確かめたら、そのまま腕を前に伸ばしてみてください。背中の肩甲骨のあたりが強く引っぱられるなら、肩幅か身幅が足りていません。反対に、腕を下ろしたときに二の腕の外側に生地が余って縦のしわが出るなら、肩が大きすぎる可能性があります。肩線の位置と、腕を動かしたときの引っぱられ方の2つがそろって合っていれば、その1着は肩の条件を満たしています。

骨格で決める②|着丈は、ヒップのどこで止まるか

着丈は、裾がヒップのどの高さで止まるかで見ます。

骨格裾が止まる位置外れたときに起きること
ストレートヒップのいちばん高いところから、ヒップの半分ほど長すぎると重心が下がり、短すぎると上半身の厚みが強く出る
ウェーブウエストから腰骨のあたり、ヒップにかけないヒップにかかると重心が下がって見える
ナチュラルヒップを覆いきる長さ短いと骨の線が目立ち、窮屈に見える

裾の位置は、横から見たときのほうがわかりやすくなります。鏡に対して体を横に向けて、裾がヒップのどこで止まっているかを見てください。前から見るより、ヒップのいちばん高いところとの関係がよくわかります。

前を開けて着るか、閉じて着るかでも、着丈の見え方は変わります。前を開けると、ジャケットの前身頃が左右に分かれて縦の線が2本でき、着丈が少し短く見えます。前を閉じると、裾が横に1本の線として見え、着丈の位置がはっきり出ます。ふだん前を開けて着ることが多い人は、開けた状態で裾の位置を確かめてください。閉じたときの基準で選ぶと、開けたときに短く感じることがあります。

骨格で決める③|生地の厚みと張り

ジャケットの生地は、指でつまんだときの厚みと、離したときの戻り方で見ます。

骨格向く生地つまんだときの感触
ストレート張りのあるウール、目の詰まった綿厚みがあり、離すとすぐ平らに戻る
ウェーブ薄手でやわらかいウール、ニット薄く、つまんだ形が少し残る
ナチュラルツイード、コーデュロイ、粗い織りの麻混表面に凹凸があり、厚みもある

生地の性格は、骨格の体の質感と同じ方向にそろえると、体に沿う線が自然になります。ストレートの人がやわらかすぎる生地を選ぶと、体の厚みに生地が負けて形が崩れ、ウェーブの人が張りの強い生地を選ぶと、生地だけが立って体が中で泳いで見えます。

秋のジャケットは、夏のものより生地が厚くなります。厚い生地は、それだけで体の質感とのずれが大きく出やすくなります。売り場で迷ったら、同じ形で生地の違うものを2着試してみてください。肩と丈が同じでも、生地が違うだけで、どちらが自分の体に沿って見えるかがはっきりわかります。

顔タイプで決める①|ラペルの幅は、子供顔か大人顔か

ラペルは、ジャケットの中でいちばん顔に近い部分です。まず幅から見ます。

ラペルの幅(いちばん広いところ)幅の目安合わせやすい顔
細め6cm以下子供顔(キュート・アクティブキュート・フレッシュ・クールカジュアル)
中くらい7〜8cmどちらにも。迷ったらここから
太め9cm以上大人顔(フェミニン・ソフトエレガント・エレガント・クール)

顔タイプでいう子供顔は、顔の中でパーツが小さめにまとまり、顔の縦の長さが短めな顔立ち、大人顔は、パーツが大きめで顔の縦の長さがある顔立ちです。子供顔の人が太いラペルを着ると、ラペルのほうが先に目に入り、顔が服の中で小さく見えます。大人顔の人が細いラペルを着ると、顔のほうが強く出て、ジャケットが物足りなく見えます。

ラペルの幅は、手持ちのジャケットを1着測っておくと、売り場で判断しやすくなります。平らに置いて、ラペルのいちばん広いところを、外側の縁から内側の折り返しの線までまっすぐ測ってください。その1着を着たときに、襟が強すぎると感じたか、物足りないと感じたかを思い出せば、自分にとっての細い側と太い側の境目がわかります。

顔タイプで決める②|ラペルの形は、曲線か直線か

次に、ラペルの形を見ます。顔の輪郭やパーツの形が曲線か直線かで、合わせやすい形が変わります。

顔タイプ顔の性格合わせやすい襟
キュート、アクティブキュート子供顔×曲線角の丸い細めのラペル、丸い開きのノーカラー
フレッシュ子供顔×直線と曲線のミックス細めのノッチドラペル、浅いVのノーカラー
クールカジュアル子供顔×直線細めで角のあるラペル、スタンドカラー
フェミニン大人顔×曲線ショールカラー、角の丸い太めのラペル
エレガント、ソフトエレガント大人顔×直線と曲線のミックス中くらいから太めのノッチドラペル
クール大人顔×直線太めのピークドラペル、角のあるノーカラー

エレガントとソフトエレガントは、どちらも大人顔で直線と曲線のミックスですが、パーツの大きさと立体感が違います。パーツが大きくはっきりしたエレガントは太めのラペルまで、パーツが小さめから普通のソフトエレガントは中くらいの幅に寄せると、襟と顔の釣り合いが取りやすくなります。

曲線か直線かは、ラペルの角の形にいちばんよく出ます。ラペルの先が丸くカットされているもの、上の襟との切り込みが浅くやわらかいものは曲線の側、先が鋭くとがっているもの、切り込みが深くはっきりしているものは直線の側です。同じ幅でも、角の形が違うだけで、顔のすぐ下に来る線の印象は大きく変わります。

顔タイプで決める③|襟の付け根の高さとボタン

ラペルと上の襟の切り込みの位置も、顔のすぐ下の線になります。

部分子供顔に合わせやすい大人顔に合わせやすい
襟の切り込みの高さ高め。鎖骨より上中くらいから低め
前の開きの深さ浅い。第1ボタンが胸の上深い。第1ボタンがみぞおちの近く
ボタンの大きさ直径1.5cm前後の小さめ直径2cm以上の大きめ
ボタンの形(曲線の顔)丸く、縁が厚い丸く、表面がなめらか
ボタンの形(直線の顔)平らで小さい平らで角のある形、金属の縁

ボタンは、ジャケットの中で付け替えられる数少ない部分です。形と幅は合っているのにボタンだけが顔とずれていると感じたら、ボタンを替えるだけで印象を寄せられます。

襟の切り込みの高さは、鏡で見たときに、切り込みが鎖骨より上にあるか下にあるかで見当がつきます。高い位置に切り込みがあると、顔のすぐ下に襟の線が集まり、顔のまわりがすっきりとまとまります。低い位置にあると、胸元に縦の長い開きができ、顔の下に大きな空間が生まれます。子供顔の人が低い切り込みを選ぶと、その空間の中で顔が小さく見えやすく、大人顔の人が高い切り込みを選ぶと、首まわりが詰まって窮屈に見えやすくなります。

PCで決める①|ジャケットの色

ジャケットの色は、面積が大きく、顔のすぐ下まで来るので、パーソナルカラーの影響がはっきり出ます。

パーソナルカラー秋のジャケットで合わせやすい色顔の近くで沈みやすい色
イエベ春明るいキャメル、アイボリー、明るい紺黒、深いチャコール
イエベ秋キャメル、ブラウン、カーキ、オリーブ青みの強いグレー、真っ白
ブルベ夏ライトグレー、グレージュ、やわらかい紺黄みの強いキャメル、黒
ブルベ冬黒、チャコール、濃紺、白黄みの強いキャメル、からし

黒、紺、グレー、ベージュのような定番の色でも、中身の色みは1着ずつ違います。紺なら青みの強いものと緑みのあるもの、グレーなら青みのものと黄みのものがあります。同じ名前の色を2着並べ、自分のパーソナルカラーの側に寄っているほうを選んでください。

ジャケットは、パンツやスカートと上下で合わせて着ることも多い服です。上下を同じ生地でそろえる場合は、全身の面積がほぼ1色になるので、パーソナルカラーの影響がより強く出ます。上下で着るつもりのジャケットほど、色はパーソナルカラーの側に寄せて選んでください。ジャケットだけで着て、下は手持ちのボトムスと合わせるなら、色の幅は少し広げても構いません。

PCで決める②|生地の表面の光り方

秋のジャケットは、生地の表面にも種類が増えます。表面の光り方で、同じ色でも顔への映り方が変わります。

生地表面の性格合わせやすいパーソナルカラー
なめらかなウール(ギャバジンなど)光を均一に返すブルベ冬、イエベ春
フランネル(起毛)光を吸ってやわらかいブルベ夏、イエベ秋
ツイード色が混ざり、凹凸があるイエベ秋、ブルベ夏。離れて見える色で判断
コーデュロイ畝の影で色が深く見えるイエベ秋
艶のある化合繊光を強く返すブルベ冬

ツイードのように色が混ざった生地は、2mほど離れて、1色に見えたときの色で判断します。近くで見ると自分の色が入っているように見えても、離れると別の色に見えることがあります。

表面の光り方は、パーソナルカラーの「澄んでいるか、やわらかいか」という性格と重なります。澄んだ色が得意なイエベ春とブルベ冬は、光を均一に返すなめらかな表面と相性がよく、やわらかい色が得意なブルベ夏とイエベ秋は、光を吸う起毛や凹凸のある表面となじみやすい傾向があります。色が合っているのに何となく重く見えるときは、表面のほうを疑ってみてください。

早見表|骨格3×顔タイプ4

骨格と顔タイプの組み合わせごとに、まず探す1着をまとめます。

骨格顔タイプの領域まず探す1着
ストレート子供顔×曲線ジャスト肩、張りのある生地、細めで角の丸いラペル
ストレート子供顔×直線寄りジャスト肩、細めのノッチドラペル
ストレート大人顔×曲線ジャスト肩、太めのショールカラーか丸いラペル
ストレート大人顔×直線寄りジャスト肩、太めのノッチドかピークドラペル
ウェーブ子供顔×曲線短め丈、やわらかい生地、丸い開きのノーカラー
ウェーブ子供顔×直線寄り短め丈、細めのラペル、小さめのボタン
ウェーブ大人顔×曲線短め丈、やわらかい生地、ショールカラー
ウェーブ大人顔×直線寄り短め丈、中くらいの幅で角のあるラペル
ナチュラル子供顔×曲線長め丈、ゆとりのある肩、中くらいで角の丸いラペル
ナチュラル子供顔×直線寄り長め丈、ゆとりのある肩、細めから中くらいのラペル
ナチュラル大人顔×曲線長め丈、やわらかいツイード、ショールカラー
ナチュラル大人顔×直線寄り長め丈、ゆとりのある肩、太めのラペル

ここでの「直線寄り」は、直線の顔と、直線と曲線のミックスの顔をまとめた言い方です。ミックスの人は、形は表のとおりにして、ボタンを丸いものにするなど、1か所だけ曲線を足すと釣り合いやすくなります。

表は、まず手に取る1着を決めるためのものです。表のとおりの1着が売り場に見つからないことも多いので、そのときは、表の中で直しにくい部分から優先してください。骨格の部分が合っていて、襟の幅が少し違うものと、襟が合っていて肩が落ちているものなら、前者を選びます。

ぶつかるとき①|骨格ストレートで、子供顔×曲線

骨格ストレートは張りのある生地とジャストの肩、キュートやアクティブキュートのような子供顔×曲線は小さく丸い形、と、向かう方向が違う組み合わせです。

この場合は、肩と丈と生地はストレートのまま、襟だけを子供顔×曲線に寄せます。張りのある生地で、ラペルが細く、角が丸くカットされたものを探してください。見つからなければ、丸い開きの浅いノーカラージャケットも候補になります。ボタンは小さめで丸いものにすると、顔のすぐ下に曲線が加わります。

ぶつかるとき②|骨格ウェーブで、大人顔×直線

骨格ウェーブは短め丈でやわらかい生地、クールのような大人顔×直線は太めで角のある襟、と、こちらも方向が違います。

肩と丈はウェーブに合わせて短めにし、生地はやわらかさを残しつつ、表面がなめらかなものを選びます。そのうえで、ラペルは中くらいの幅で角のあるノッチドラペルにします。太いピークドラペルまで行くと、短い丈の中で襟だけが大きく見えるので、幅は中くらいで止めて、角の形で直線を出すのが釣り合いを取るこつです。

ぶつかるとき③|骨格ナチュラルで、子供顔

骨格ナチュラルは長め丈でゆとりのある形、子供顔は細めの小さい襟、という組み合わせです。

組み合わせ起きやすいこと寄せ方
ナチュラル×キュート大きい形の中で顔が小さく見える襟を中くらいの幅で丸く、ボタンを丸く
ナチュラル×フレッシュざっくりした生地に顔が負けやすい生地を目の詰まったものにし、ラペルは細めから中くらい
ナチュラル×クールカジュアル比較的まとまりやすい角のある細めのラペル、長め丈でよい

ナチュラルの長さとゆとりは保ちながら、顔のすぐ下の襟だけは子供顔の幅に寄せてください。ゆとりのある肩と長い丈の上に細い襟が乗る形は、少しアンバランスに見えるかもしれませんが、着るとバランスが取れていることが多い組み合わせです。

ぶつかるとき④|PCの色が、骨格の生地にない

骨格に合う生地と、パーソナルカラーに合う色が、同じ1着の中で見つからないこともあります。

骨格の生地よくある色パーソナルカラーとぶつかる例
張りのあるウール黒、紺、グレーイエベ秋で、明るい茶が見つからない
やわらかいウール、ニットベージュ、ライトグレーブルベ冬で、黒や濃紺の薄手が見つからない
ツイード、コーデュロイ茶、からし、カーキブルベ夏・ブルベ冬で、青みの色が見つからない

この場合は、骨格の生地を優先し、色は中に着る服で補います。ジャケットの前を開けて、首元にパーソナルカラーに合う色を指2本ぶん以上出してください。顔のすぐ下の色が合っていれば、ジャケットの色は全身の印象として後から入ってくる色になります。

首元に出す色は、ブラウスやニットでなくても構いません。薄いストールを首に1周させる、スカーフを結ぶ、といった小さな面積でも、顔のすぐ下の色を替えられます。ジャケットの色が自分のパーソナルカラーから離れているほど、首元に出す色の幅を広く取ってください。

ノーカラージャケットの選び方

ノーカラーは、ラペルがないぶん、首まわりの開きが顔のすぐ下の線になります。

開きの形合わせやすい顔骨格との合わせ方
丸く浅い子供顔×曲線ウェーブはそのまま、ストレートは張りのある生地で
丸く深い大人顔×曲線ウェーブ・ストレートどちらにも
まっすぐなVで浅い子供顔×直線寄りストレートに合わせやすい
まっすぐなVで深い大人顔×直線寄りストレート・ナチュラルに合わせやすい
角のあるスクエア直線の顔ナチュラルなら長め丈で

ノーカラーは、中に着る服の首元とも重なります。ジャケットの開きと、中の服の首元の形をそろえると、顔のすぐ下の線が1本にまとまります。丸い開きのノーカラーなら中も丸首、Vなら中もV、という合わせ方です。

ノーカラーは、ラペルのあるジャケットより、体に沿う形のものが多い傾向があります。骨格ストレートの人は、肩と身幅がぴったりで生地に張りのあるもの、骨格ウェーブの人は、丈が短く、やわらかい生地のもの、骨格ナチュラルの人は、丈が長めで、ゆとりのあるものを選ぶと、ラペルのある形と同じ考え方で骨格に合わせられます。

秋の重ね方|10月はシャツ、11月はニットの上

秋のあいだに、中に着るものが変わります。中の厚みが変わると、骨格で合わせた肩と丈の見え方も変わります。

時期中に着るもの気をつけること
10月前半薄いシャツ、ブラウス肩線と着丈が、試着したときのまま見える
10月後半薄手のニット肩まわりが少し窮屈になる。腕を前に伸ばして確かめる
11月ハイゲージのニット前を閉じると胸まわりがつっぱることがある
11月後半ジャケットの上にコートジャケットの着丈がコートの裾より出ないか

秋のジャケットを試着するときは、11月に中に着る予定の厚さのニットを着ていくと、冬の入り口まで使えるかがわかります。薄いシャツで合わせたサイズは、ニットを着ると肩と腕がきつくなることがあるからです。

反対に、10月のシャツの日にはゆとりがありすぎる、ということもあります。その場合は、10月は前を開けて着て、11月にニットを中に入れたら前を閉じる、と季節で着方を変えてください。1着で10月から11月まで通せれば、秋のあいだずっと使えるジャケットになります。

試着室で見る順番

試着室では、直せない順に見ていきます。最初の2つで外れたら、色がどんなに合っていても戻してください。

順番見ること担当
1肩先の骨と肩線の位置骨格
2横から見た裾の位置骨格
3前を閉じて、腕を前に伸ばしたときの背中のつっぱり骨格
4ラペルの幅と形が、顔のすぐ下で強すぎないか、弱すぎないか顔タイプ
5鏡から1m離れて、顔の色が起きるか沈むかパーソナルカラー

5番目で色が合わないと感じても、1から4が合っていれば、中に着る服で補える1着です。反対に、5番目まで合っていても、1か2で外れたものは、着るたびに違和感が残りやすくなります。

試着室の鏡は、近すぎて全身が入りきらないことがあります。肩と丈を見るときは、試着室の外の大きな鏡まで出て、2mほど離れて見てください。近くで見ると襟や色ばかりに目が行き、肩と丈のずれに気づきにくくなります。

手持ちのジャケットを、3つの診断で見直す

すでに持っているジャケットも、3つの担当に分けて見直すと、どこが合っていてどこが外れているかがわかります。

外れていた場所手持ちのまま寄せる方法
肩線が落ちている(ストレート・ウェーブ)前を開けて、中を体に沿うものにする
着丈が長い(ウェーブ)前を開けて、中をウエストで締める
ラペルが太すぎる(子供顔)前を開けて、ラペルを外側に少し寝かせる
ラペルが細すぎる(大人顔)首元にストールを足し、顔の下の量を増やす
ボタンが合わない付け替える
色が合わない首元にパーソナルカラーの色を出す

肩と丈が外れているジャケットは、寄せられる幅が小さくなります。手放すかどうか迷ったら、肩と丈が合っているかどうかを最初の基準にしてください。

見直すときは、3つの担当ごとに、合っている・少しずれている・外れている、の3段階で印をつけておくと、次に買う1着で何を優先すればいいかが見えてきます。骨格の印が外れている1着が多いなら、次は肩と丈を最優先に。顔タイプの印が外れているものが多いなら、次はラペルの幅を先に測ってから売り場に行く、という具合です。

どちらとも取れるとき①|骨格が2タイプの間と言われた

骨格がストレートとナチュラルの間、ウェーブとナチュラルの間などと言われた人は、肩と丈の選び方が2つに分かれます。

この場合は、肩はより体に沿う側、丈はより長い側に寄せると、どちらにも外れにくくなります。たとえばストレートとナチュラルの間なら、肩はジャストに近く、丈はヒップを覆う長さまで。ウェーブとナチュラルの間なら、肩は小さめに、丈は腰骨を少し越える長さまで。2つのタイプの真ん中を探すより、場所ごとにどちらに寄せるかを決めるほうが、試着で迷いません。

どちらとも取れるとき②|顔タイプが中間と言われた

顔タイプで、2つのタイプの中間と言われた人もいます。この場合は、ラペルの幅と形を、それぞれ別のタイプに寄せることができます。

たとえば、子供顔と大人顔の中間なら、ラペルの幅は中くらいの7〜8cmにします。曲線と直線の中間なら、形はノッチドラペルにして、ボタンを丸いものにする、あるいは角のあるラペルに丸いボタンを合わせる、というように、1か所ずつ曲線と直線を分けて置きます。中間タイプの人は、ジャケットのように部品の多い服のほうが、むしろ寄せ方の選択肢が多くなります。

どちらとも取れるとき③|職場の決まりがある

職場で、ジャケットの色や形に決まりがあることもあります。黒か紺のテーラードジャケットのように、選べる幅が狭い場合です。

色が決まっているなら、パーソナルカラーは中の服で合わせ、ジャケットは骨格と顔タイプだけで選びます。形がテーラードに決まっているなら、ラペルの幅とボタンで顔タイプに寄せます。決まりの中で選べる部分が1つでも残っていれば、3つの診断のうち、その部分を担当する診断を使ってください。

黒か紺に色が決まっている職場では、同じ黒や紺の中で、パーソナルカラーの側に寄ったものを選ぶこともできます。黒なら青みの黒か茶みの黒か、紺なら明るい紺か深い紺か。売り場で2着を並べれば、わずかな違いでも、顔の下に当てたときの見え方は変わります。

買う前に書いておくメモ

売り場に行く前に、3つの診断の結果を、ジャケットの部分ごとに1行ずつ書いておきます。

行書くこと書き方の例
骨格肩線の位置、裾の位置、生地肩はジャスト、裾はヒップの半分、張りのある生地
顔タイプラペルの幅と形、ボタンラペル7cm前後、角が丸い、ボタン小さめ
パーソナルカラー色と表面ライトグレーかグレージュ、フランネル

3行のメモがあれば、売り場で何着も手に取らずに済みます。3行すべてに合う1着が見つからないときは、上の行から順に優先し、合わなかった行は中に着る服やボタンで補ってください。

メモには、手持ちのジャケットのラペル幅と、合っていると感じた1着の色も書き足しておくと便利です。売り場で迷ったときに、手持ちと比べて太いか細いか、明るいか深いかで判断できるので、新しい1着を手持ちの延長として選べます。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 骨格と顔タイプで、似合うジャケットが違うと言われました。どちらを優先しますか
場所で分けてください。肩線・着丈・生地の厚みのように体に沿う部分は骨格で、ラペルやボタンのように顔のまわりに来る部分は顔タイプで決めます。たとえば骨格ストレートで顔タイプがキュートなら、肩はジャストで張りのある生地、襟は細めで角の丸いラペルや小さめのノーカラー、という組み合わせを探します。1着の中で、担当する場所を分けるという考え方です。
Q. ラペルの幅はどうやって測りますか
ジャケットを平らに置いて、ラペルのいちばん広いところを、外側の縁から内側の折り返しの線まで、まっすぐ測ります。目安は、6cm以下が細め、7〜8cmが中くらい、9cm以上が太めです。手持ちのジャケットを1着測っておくと、売り場で見たときに、それより細いか太いかで判断できます。
Q. パーソナルカラーに合う色のジャケットが見つかりません
ジャケットの色が合わなくても、中に着るもので顔のまわりの色を補えます。ジャケットの前を開け、首元にパーソナルカラーに合う色のブラウスやニットを出してください。首元から見える色の幅が指2本ぶん、約3cm以上あれば、顔の下の色は中の服で決まります。ジャケットは骨格と顔タイプで選び、色は中で合わせる、と分けて考えると、選べる幅が広がります。
Q. ノーカラージャケットは、顔タイプで選び方が変わりますか
変わります。ノーカラーの場合は、ラペルの代わりに首まわりの開きの形と深さを見ます。開きが丸いものは曲線、まっすぐなVや角のあるものは直線の顔に合わせやすく、開きが浅く小さいものは子供顔、深く大きいものは大人顔に寄ります。襟がないぶん、開きの形が顔のすぐ下の線になるので、ラペルよりも顔タイプの影響が出やすい形です。

— メグラシ編集部

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秋の衣替えで秋冬服を出したら、しまう前と同じ順に戻すのではなく、骨格診断とパーソナルカラーの2つで1着ずつ見て、クローゼットの前・奥・保留の3か所に分け直します。色はパーソナルカラーで顎の下に当てて、形は骨格で素材と丈を見て、両方合う服を前に、片方だけ合う服を奥に、どちらも合わない服を保留に。1着30秒で見る手順、骨格3タイプごとに服のどこを見るか、片方だけ合う服の組み方、秋から冬の月ごとと通勤・行事・旅行の予定ごとの前の列の入れ替え、診断を1つしか受けていないときの代わりの見方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 11分
骨格ストレートの夏服コーデを10月まで|残す服と重ねる1枚の厚み

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骨格ストレートの夏服コーデを10月まで|残す服と重ねる1枚の厚み

骨格ストレートの夏服は、9月末から10月にかけて「まだ着られる服」と「もう浮く服」に分かれます。分かれ目は流行でも色でもなく、生地が光を通すか、襟ぐりが鎖骨のくぼみより何cm深いか、袖が肘から何cmで終わるかの3つです。手持ちの夏服を3つの寸法で測って残す・条件つき・仕舞うに分ける手順、上に重ねる1枚は夏服の生地の2倍以上の厚みにする理由、最高気温ごとの重ね方、色と足元で秋に寄せる順番、ウェーブとの中間の人や暑がりの人、夏服がリネンばかりの人の決め方まで。

メグラシ編集部/読了 12分
服のコーディネートがわからない|3つの診断に1か所ずつ任せる

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服のコーディネートがわからない|3つの診断に1か所ずつ任せる

服のコーディネートがわからないのは、1枚ずつ組むたびに色・形・素材の3つを同時に決めようとしているからです。色はパーソナルカラーに顔の下20cmだけ、上下の量と丈の比は骨格に、素材の表面と柄の大きさは顔タイプに、1か所ずつ任せると、1枚ごとに考える質問は1つで済みます。主役の1枚から始める順番、秋の重ね着で枚数が増えたときの当て方、診断を1つしか受けていないときの代わりの測り方、2つの診断の答えがぶつかったときの決め方まで。手持ちの3枚で試せる形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 10分
骨格ストレート×顔タイプクールカジュアルの似合う服|コーデ・NG・素材選びを見つける【2026年最新】

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骨格ストレート×顔タイプクールカジュアルの似合う服|コーデ・NG・素材選びを見つける【2026年最新】

骨格ストレートで顔タイプクールカジュアルの方の似合う服を完全ガイド。骨格ストレート クールカジュアルの『立体感×ボーイッシュ』を活かす、きれいめスポーティの素材・色・シルエット、NGアイテム、シーン別コーデまで網羅。

メグラシ編集部/読了 8分

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