パーソナルカラーと骨格、どっちを優先?|顔からの距離で1枚ずつ決める

**あなたが迷っているその1枚は、いちばん上の端が顎の先から何cmに来ますか。**15cm以内に来るなら色を、それより下に来るなら形を優先してください。これで、パーソナルカラーと骨格のどちらを取るかは、1枚ごとに決まります。
秋はニットやコートのように、顔の近くに大きな面で来る服を買う時期です。色は合うのに形が外れる、形は合うのに色が外れる。この1枚で止まってしまうのは、どちらが大事かを服全体で決めようとしているからです。
骨格とパーソナルカラーがそれぞれ何を見ているかは骨格診断とパーソナルカラーの違いに、3つの診断に場所を割り振る考え方は服のコーディネートがわからない|3つの診断に1か所ずつ任せるにまとめてあります。この記事は、2つがぶつかった1枚の決め方だけを書きます。
結論:顔から15cm以内は色、それより下は形
先に全体を置きます。
| その服の上の端 | 優先するもの | 例 |
|---|---|---|
| 顎の先から15cm以内 | パーソナルカラー(色) | ニット、ブラウス、マフラー、襟の詰まった上着 |
| 15cmより下 | 骨格(形) | パンツ、スカート、靴、ベルト |
| 両方にかかる | 形の外れが着方で変えられるかで分ける | コート、ワンピース、ジャケット |
**15cmは、顔の色と服の色が同じ視界に入る距離の目安です。**人と向き合って話すとき、相手の目に入るのは、顔と、顎の下から胸の上あたりまで。この範囲に来る服の色は、顔の見え方を直接変えます。
なぜ「どっちも守る」で止まるのか
診断を2つ受けると、1枚の服に2つの基準を同時に当てたくなります。色も形も合う服だけを選べば外れない、という考え方です。
ところが、色と形の両方がそろう服は、実際の売り場ではかなり少なくなります。とくに秋冬は、形の選択肢が多いニットやコートほど、色の幅が限られます。両方を守ろうとすると、何も買えないか、どちらかを妥協した1枚を後悔しながら着ることになります。
2つの診断は、同じ服の同じ場所を見ているわけではありません。色は顔のすぐ下で効き、形は全身の線で効きます。効く場所が違うなら、1枚ごとにどちらの場所に来る服かを見ればよい。これが、この記事の考え方です。
測り方|顎の先から、服のいちばん上の端まで
測るのは1か所だけです。
- その服を着るか、胸の前に当てる
- 鏡の前で、顎の先に指を置く
- 顎の先から、服のいちばん上の端(襟の縁・首元の縁)までを測る
タートルネックやハイネックは0〜5cm、クルーネックは10cm前後、Vネックの深いものは15cmを超えます。パンツやスカートは、当然15cmより下です。
コートは、襟を立てたときと開けたときで変わります。立てて着るなら15cm以内、開けて着て首元にマフラーを巻くなら、顔の下に来るのはマフラーの色です。この場合、コートは15cmより下の服として扱えます。
色を優先する服|ニット・ブラウス・マフラー・襟
顔から15cm以内に来る服は、色を優先します。色が合っていれば、形の外れは着方で寄せられることが多いからです。
たとえば骨格の結果では細身が合うと出ているのに、欲しい色のニットはゆったりした形しかない。このときは、色を取ります。裾を前だけ入れる、袖をまくって手首を見せる、といった着方で、体の線に近づけられるからです。
マフラーやストールは、形の影響がほとんどない小物です。色だけで選んで構いません。顔の下の1枚としてのマフラーの選び方はマフラーの色はPC、柄と幅は顔タイプで決めるにまとめてあります。
形を優先する服|パンツ・スカート・靴
顔から15cmより下に来る服は、形を優先します。色は顔まで届かず、形の外れはそのまま全身の線として見えるからです。
パンツで骨格に合う形と、合う色の形が別々にあったら、形を取ります。腰まわりの余り方、裾幅、丈。これらは着方ではほとんど変えられず、全身の比率を決めてしまいます。色が外れていても、上半身に合う色を置いておけば、顔まわりには影響しません。
靴も同じです。甲の見え方やつま先の形は骨格の見え方に関わりますが、色は顔から最も遠い場所にあります。
両方にかかる服|コートとワンピースは縫い目で分ける
コートやワンピース、ジャケットは、顔の近くから腰より下まで1枚でつながっています。この服は、形の外れがどこにあるかで分けます。
外れが、丈・袖の長さ・前の開け方・ベルトの有無のように、着方で変えられるものなら、色を優先します。外れが、肩線の位置・生地の厚み・ウエストの切り替え位置のように、縫い目で決まっているものなら、形を優先します。
縫い目で決まっている外れは、どう着ても消えません。しかも、コートやワンピースは面が大きいので、その外れが全身の印象になります。色は、首元にマフラーやインナーを1枚挟めば後から足せるので、縫い目で外れているなら形を取るほうが、着る回数が増えます。
着方で変えられる外れ、変えられない外れ
売り場で迷ったときの早見です。
| 外れの場所 | 着方で変えられるか | 優先 |
|---|---|---|
| 着丈が長い・短い | 変えられる(裾を入れる・重ねる) | 色 |
| 袖が長い | 変えられる(まくる・折る) | 色 |
| 前の開き方 | 変えられる(開けて着る・閉めて着る) | 色 |
| 肩線が落ちている・詰まっている | 変えられない | 形 |
| 生地が厚い・薄い | 変えられない | 形 |
| ウエストの切り替え位置 | 変えられない | 形 |
秋に買う1枚で試す|ニットとコート
今の時期に迷いやすい2枚で、手順を通してみます。
ニットは、首元の縁が顎の先から15cm以内に来ることがほとんどです。色を優先し、形の外れは表の上半分に入っているかを見ます。丈と袖の外れなら買って構いません。肩線が大きく落ちていて、骨格の結果と逆なら、上に羽織る前提で考えます。
コートは、襟を立てて着るか、開けて着るかを先に決めます。開けて着るならマフラーが顔の下を担うので、コートは形を優先。立てて着るなら、顔の下に来るのはコートの襟そのものなので、色を優先します。コートの色の選び方はコートの色はパーソナルカラーで選ぶにもまとめてあります。
売り場での30秒|迷った1枚に3つの質問
売り場で手が止まったら、次の3つを順に確かめてください。30秒で答えが出ます。
- この服の上の端は、顎の先から15cm以内に来るか。来るなら色、来ないなら形を優先
- 形の外れは、丈・袖・前の開け方のどれかか。そうなら色を優先して買ってよい
- 形の外れが肩線・厚み・切り替え位置なら、この服を1枚で着るか、上に重ねるか
3つめまで進んだ服は、1枚で着ることが多いなら見送り、重ねることが多いなら買う、で決めます。家に帰ってから、手持ちの上着と組んでみてから決めるのでも構いません。迷った理由が言葉になっていれば、買わなかったことを後悔しにくくなります。
色を優先したときの、形の寄せ方
色を取った服は、形を着方で寄せます。寄せ方は3つです。
1つめは、裾の位置を変えること。前だけ入れる、ベルトの上に少しかぶせる、といった形で、上下の丈の比を骨格に合う側へ動かします。2つめは、袖口の位置。まくって手首を出すと、上半身の重さが軽くなります。3つめは、上に重ねること。肩線や厚みの外れは、羽織りものの肩線で上書きできます。
骨格とパーソナルカラーの両方からニットを選ぶ考え方はニットを骨格とパーソナルカラーで選ぶに詳しく書きました。
形を優先したときの、色の足し方
形を取った服は、色を顔の近くで足します。形を取るのは、たいてい15cmより下の服か、縫い目で外れていたコートやワンピースです。
足す場所は、顔から15cm以内。マフラー、インナーの首元、イヤリングやピアス、眼鏡の縁。どれか1つを合う色にしておけば、服の本体の色が外れていても、顔まわりは保てます。面積は指2本ぶんの幅、3〜4cmあれば効きます。
どちらとも取れるとき①|顔の近くなのに、形の外れが縫い目で決まっている
いちばん迷うのは、顔から15cm以内に来る服なのに、形の外れが縫い目で決まっている場合です。たとえば、色は合うけれど、肩線が骨格と逆に大きく落ちたニット。
この場合は、その服を1枚で着るか、重ねて着るかで決めます。1枚で着ることが多いなら、肩の線が全身の印象になるので、形を優先して見送ります。上に羽織って着ることが多いなら、肩線は隠れて首元の色だけが残るので、色を優先して買って構いません。
どちらとも取れるとき②|片方の診断しか受けていない
骨格だけ、あるいはパーソナルカラーだけを受けている場合は、受けていない側を簡単な比べ方で埋めます。
骨格だけの人は、15cm以内に来る服だけ、2枚を顎の下に当てて比べてください。白と生成り、明るい灰色と濃い灰色。唇の輪郭がはっきりするほうが、その服の色の方向です。パーソナルカラーの判定を軸ごとに分けて進める方法はパーソナルカラー診断がわからない|迷いは4軸のどこで止まっているかにまとめてあります。
パーソナルカラーだけの人は、15cmより下の服で、手持ちの中からいちばん着ているパンツかスカートを基準にしてください。着ている回数の多い形が、今のあなたの形の基準です。骨格を自分で確かめたいときは、骨格診断で設問に答えてみるのも方法です。
どちらとも取れるとき③|好きな色が、両方から外れている
欲しい色が、パーソナルカラーから外れていて、しかもその色の服が骨格にも合わない形しかない。こういうときもあります。
好きな色は、15cmより下の服か、手に持つもので使ってください。バッグ、靴、スカート。顔から離れた場所なら、色の外れは顔に届かず、形は骨格に合うものを選べます。好きな色を諦めずに済む場所は、たいてい腰から下にあります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. パーソナルカラーと骨格診断、結局どちらが大事ですか
- どちらが大事かは、服によって入れ替わります。顔のすぐ下に来る服は、色が顔の見え方を直接変えるので、パーソナルカラーの影響が大きくなります。顔から離れた服は、色が顔に届かないかわりに、体の線と服の線の関係がそのまま見えるので、骨格の影響が大きくなります。全体としてどちらが上ということはなく、1枚ごとに、顎の先からその服の上の端までを測って決めてください。
- Q. 色は合うけれど形が合わないニットを持っています。着ないほうがいいですか
- ニットは顔のすぐ下に来る服なので、色が合っているなら着る価値があります。形の外れのうち、丈と袖と裾の始末は着方で変えられます。長すぎる丈なら前だけ裾を入れる、袖が余るならまくって手首を見せる、といった形です。肩の位置や生地の厚みのように縫い目で決まっている外れは変えられないので、その場合は上に1枚羽織って、肩の線を上着の側で作ります。
- Q. パンツの色はパーソナルカラーを気にしなくていいのですか
- 顔から離れた服の色は、顔の見え方をほとんど変えません。パンツやスカート、靴は、形を優先して選んで構いません。ただし、全身を1色でそろえたときや、パンツの色が上半身の色と強くぶつかるときは、全体の印象としては残ります。その場合も、顔の近くに合う色を1つ置いておけば、顔まわりは保てます。
- Q. 骨格診断しか受けていません。色はどう選べばいいですか
- 顔から15cm以内に来る服だけ、白と生成り、明るい灰色と濃い灰色のように、2枚を顎の下に当てて比べてください。唇の輪郭がはっきりするほうが、その服の色の方向です。15cmより下の服は、骨格の結果だけで選んで構いません。パーソナルカラーの自己判定は、軸を1つずつ分ける方法を別の記事にまとめてあります。
— メグラシ編集部





