マフラーの色はPC、柄と幅は顔タイプで決める|顔の下の一枚

**マフラーの色はパーソナルカラーで、柄の大きさ・線の向き・見える幅・表面の4つは顔タイプで決まります。**マフラーは顔のすぐ下に来るので、色だけで選ぶと「色は合っているのに、なぜか噛み合わない」ということが起きます。その原因は、たいてい色以外の4つのほうにあります。
役割を先に分けておくと、選ぶときに見る場所がはっきりします。この記事は、その分け方と、どちらとも取れるときの決め方をまとめたものです。
結論:役割は5つ、色だけがパーソナルカラー
| 見る場所 | 決めるもの | 目安 |
|---|---|---|
| 色 | パーソナルカラー | 自分のタイプの第一候補を顔に近い側へ |
| 柄の大きさ | 顔タイプ(子供顔か大人顔か) | 柄の一単位を目の横幅と比べる |
| 線の向き | 顔タイプ(曲線か直線か) | 曲線なら丸・ぼかし、直線なら格子・縞 |
| 見える幅 | 顔タイプ(子供顔か大人顔か) | 子供顔10cm前後、大人顔15cm以上 |
| 表面 | 顔タイプ(曲線か直線か) | 曲線ならやわらかい起毛、直線ならハリや畝 |
色は顔への反射で効き、ほかの4つは顔の中の線やパーツの大きさと並んで見えることで効きます。効き方が違うので、決める側も分かれます。
役割を分ける理由|色は光で、柄は線で効く
色が顔に効くのは、マフラーから跳ね返った光が顎の下や頬の下側に映るからです。これはパーソナルカラーが扱っている範囲そのものです。
一方、柄や幅は光ではなく「形」として目に入ります。マフラーの柄は、目や口と同じ視界に入るので、顔のパーツと大きさを比べられます。**パーツより柄が大きすぎると柄が主役になり、小さすぎると柄がざわついて見えます。**この比べ合いは、顔タイプが扱っている範囲です。
だから、パーソナルカラーだけで選ぶと形の側が抜け、顔タイプだけで選ぶと色の側が抜けます。両方を持っている人は、一枚の中でこの2つの役割を分けて見てください。
色の決め方|第一候補を顔の側へ、2色なら6対4
色は、自分のパーソナルカラーの第一候補から選びます。イエベ春なら明るいベージュやアイボリー、イエベ秋ならキャメルやからし色、ブルベ夏なら灰みのピンクやライトグレー、ブルベ冬なら黒や濃い赤、真っ白。
2色以上が入ったマフラーは、自分の側の色が面積の6割以上あるかを見てください。巻いたときに顔に近い側へその色を出せば、反対側の色が4割あっても顔の見え方は崩れません。6割を切ると、顔の下で2色が競い、どちらの色も決まらない状態になります。
柄の大きさ|一単位を目の横幅と比べる
柄の大きさは、顔の中のパーツの大きさと比べます。基準にしやすいのは、自分の目の横幅です。鏡の前で、目頭から目尻までの長さを指で測ってください。多くの人は2.5〜3.5cmのあいだに収まります。
| 顔の側 | 柄の一単位の目安 | 外れたときに起きること |
|---|---|---|
| 子供顔 | 目の横幅まで | 大きいと、柄が顔より先に目に入る |
| 中間 | 目の横幅の1〜2倍 | 両側に少しずつ振れても崩れにくい |
| 大人顔 | 目の横幅の2倍以上 | 小さいと、柄がざわついて顔が落ち着かない |
一単位とは、チェックなら升目の一辺、花柄なら花ひとつ、ドットなら点と点の間隔です。無地は、どちらの側でも外れません。
線の向き|曲線の顔は丸とぼかし、直線の顔は格子と縞
顔の線が丸い人は、柄にも曲線やぼけた線が入っていると噛み合います。ドット、花、ペイズリー、にじんだような柄。直線的な顔の人は、格子、縞、幾何学の柄のほうが収まります。
曲線の顔で格子を使いたいときは、線がぼけている起毛の素材を選ぶか、色の差が小さいチェックを選んでください。線の輪郭がやわらかくなるだけで、顔の線と競いにくくなります。直線の顔で花柄を使いたいときは、反対に、輪郭のくっきりした大きめの花にすると落ち着きます。
見える幅|顔の下に何cm出ているか
巻いたときに、顔の下に見えているマフラーの幅を測ってください。首の正面で、上端から下端までの長さです。
子供顔の人は10cm前後が収まりやすく、それより広いと顔の下が重く見えます。大人顔の人は15cm以上あると、顔の中のパーツとの釣り合いが取れます。狭すぎると、顔の下に細い線が一本通っただけの見え方になります。
**幅は、マフラーそのものではなく巻き方で決まります。**同じ一枚でも、一重に巻けば狭く、二重にしてふくらませれば広くなります。幅の作り方はマフラーの巻き方は襟の形で決まるで寸法から判定できます。
表面|起毛、畝、艶のどれを顔の下に置くか
表面の質感も、線の向きと同じ軸で決まります。曲線の顔には、やわらかく毛羽立った起毛や、ふっくらした編み地が合います。直線の顔には、ハリのある織りや、縦に畝の立ったリブ編みが合います。
艶のある素材は、どちらの顔でも光が強く跳ね返るので、色の効きが一段強くなります。色がパーソナルカラーの第一候補にぴったり合っているなら艶が効きますが、第二候補で少しずれているときは、艶のない素材を選ぶほうがずれが目立ちません。
組み立ての順番|色、幅、柄、表面
4つを同時に考えると迷うので、順番を決めてください。
- 色を決める。パーソナルカラーの第一候補から、顔の側に出す色を1つ
- 幅を決める。子供顔か大人顔かで、巻いたときに見せる幅の目安を置く
- 柄を決める。一単位の大きさと線の向きを、顔タイプで絞る
- 表面を決める。曲線寄りならやわらかく、直線寄りならハリを
たとえば、ブルベ夏でフェミニン寄りの人なら、灰みのピンクを顔の側に、幅15cm以上で、目の横幅の2倍以上ある花柄かぼかし柄、やわらかい起毛。イエベ秋でクールカジュアル寄りの人なら、キャメルを顔の側に、幅10cm前後で、目の横幅までの小さな格子、ハリのある織り。
成立条件と外れ条件
5つの役割のうち、どこが外れると何が起きるかを並べておきます。
- 色が外れる……頬の明るさが下がり、小鼻のまわりの影が濃くなる。柄や幅では戻らない
- 柄の大きさが外れる……柄が顔より先に目に入るか、柄がざわつく。色が合っていても落ち着かない
- 線の向きが外れる……顔とマフラーのあいだに境目ができ、顔だけが浮いたように見える
- 幅が外れる……顔の下が重いか、細い線に見える。巻き方で直せる
- 表面が外れる……素材だけが目立つ。色と柄が合っていれば、影響は小さい
成立の条件は、色が合っていて、ほかの4つのうち3つが合っていることです。4つ全部をそろえる必要はありません。
どちらとも取れるとき①|色は合うのに、柄が逆
気に入った色のマフラーが、顔タイプとは逆の柄だった。このときは、柄が顔から遠い位置に来るように巻いてください。
柄の入った面を背中側や胸の下に回し、顔の真下には柄の少ない部分か、端の無地の部分を出します。フリンジや縁の無地が10cm以上あるマフラーなら、そこを顔の下に置くだけで、柄の影響はほとんど消えます。色はそのまま効くので、パーソナルカラーの役割は残ります。
どちらとも取れるとき②|顔タイプが中間
ソフトエレガントやフレッシュ、アクティブキュートのように、どちらかの軸が中間に来る顔タイプの人は、中間の軸だけを「どちらでもよい」と読んでください。
たとえばソフトエレガントなら、大人顔の側で、線は曲線と直線のあいだ。柄の大きさと見える幅は大人顔の目安に合わせ、線の向きと表面はどちらを選んでも大きくは外れません。中間の軸は、迷ったら無地か、ぼかしの入った柄に逃がすと、どちらにも振れすぎません。
中間の顔タイプをさらに細かく見たい人は、顔タイプ診断 セルフチェックで軸ごとに確かめられます。
どちらとも取れるとき③|コートの色がパーソナルカラーとずれている
コートの色が自分のパーソナルカラーから外れているときは、マフラーの色を優先してください。マフラーが顔の下に8cm以上の幅で見えていれば、顔の見え方はマフラーの色で決まります。
このとき、マフラーの柄は控えめにします。コートの色とマフラーの色がずれているうえに柄まで強いと、顔の下に情報が3つ重なるからです。無地か、柄の一単位が小さいものにして、色の役割だけを果たさせてください。コートの色の選び方はコートの色はパーソナルカラーで選ぶにまとめてあります。
手持ちで確かめる|鏡から1.5mで2本を交互に
手持ちのマフラーが噛み合っているかは、2本を交互に巻いて比べると分かります。1本は確かめたいマフラー、もう1本は同じくらいの色の無地のもの。無地がなければ、同じ色のタオルでも構いません。
昼間、窓のそばで、鏡から1.5m離れて立ち、2本を3回ずつ入れ替えます。無地のほうが落ち着いて見えるなら、柄か表面が原因です。どちらも落ち着かないなら、色か幅が原因です。幅は巻き方を変えれば確かめられるので、最後に残ったものが色の問題です。
秋口と冬本番で変わるところ
9月の終わりから10月は、薄手のストールで始まる季節です。薄手は顔の下に見える幅が狭くなりやすく、柄も小さく見えます。大人顔の人は、たたみ方を広めにして15cmの幅を先に作ってください。
11月から冬にかけて厚手のマフラーに替わると、今度は幅が広がりすぎます。子供顔の人は、一重巻きにして10cm前後に戻すと、顔の下が重くなりません。季節で変わるのは幅だけで、色と柄の決め方はそのまま使えます。
もうひとつ、季節で動くのは光です。秋が深まると昼の光が低く黄みを帯び、冬は曇りの日が増えて青みに寄ります。同じマフラーでも、10月と1月では顔の下での見え方が少し変わります。第一候補の色がぴったり合っているなら気にしなくて構いませんが、第二候補で選んだ色は、季節が変わったころにもう一度、鏡から1.5mの判定をしてみてください。
よくある行き違い
**「パーソナルカラーに合っていれば、柄は何でもいい」。**色が合っていても、柄の大きさや線の向きが顔と競うと、顔の前に柄が出ます。色が効いているのに落ち着かないときは、柄のせいであることがほとんどです。同じ色の無地と見比べれば、すぐに分かります。
**「顔タイプに合う柄なら、色は後回しでいい」。**柄は形として目に入りますが、顔の明るさを動かしているのは色のほうです。柄が合っていても色が外れていると、頬の明るさが下がり、柄では戻せません。順番は色が先です。
**「マフラーは小物だから、どれを選んでも大差ない」。**マフラーは服の中で、いちばん顔に近い位置に、いちばん長い時間置かれるものです。冬のあいだの顔の見え方を決めているのは、コートよりもむしろマフラーのほうです。1本選び直すだけで、手持ちのコートやニットがそのまま生きることがあります。
**「高さのある巻き方は顔が詰まって見える」。**詰まって見えるかどうかは巻き方の高さではなく、見えている幅と顔の側のバランスです。大人顔の人は、高めに巻いて幅を15cm以上出したほうが、顔の下が落ち着くことがあります。子供顔の人が高く巻くなら、一重にして幅を10cm前後に抑えてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. パーソナルカラーに合う色のマフラーなのに、しっくりきません
- 色ではなく、柄の大きさ・線の向き・見える幅・表面のどれかが顔タイプと噛み合っていない可能性があります。鏡から1.5m離れて、同じ色で柄のないものと見比べてください。無地のほうが落ち着くなら、原因は柄です。無地でも落ち着かないなら、幅か表面を疑います。巻き方を変えて顔の下に見える幅を5cm増やすか減らすかすると、どちらが原因かが分かります。
- Q. チェック柄のマフラーは顔タイプで向き不向きがありますか
- チェックは直線でできた柄なので、直線寄りの顔タイプに収まりやすい柄です。ただ、効いているのは柄の種類より大きさです。升目の一辺を自分の目の横幅と比べ、子供顔なら目の横幅まで、大人顔なら目の横幅の2倍以上を目安にしてください。曲線寄りの顔タイプでチェックを使いたいときは、線がぼけている起毛の素材か、色の差が小さいチェックを選ぶと顔と競いにくくなります。
- Q. 顔タイプが分からない場合はどうすればいいですか
- 顔タイプを確定させなくても、2本の軸だけで選べます。1つは顔の中のパーツが小さめか大きめか、もう1つは顔の線が丸いか直線的か。前者で柄の大きさと見える幅が、後者で線の向きが決まります。どちらも迷うときは、柄の一単位を目の横幅の1〜1.5倍にして、無地に近いものから試すのが外れにくい選び方です。
- Q. マフラーの色とコートの色、どちらをパーソナルカラーに合わせればいいですか
- 顔に近いのはマフラーなので、先にマフラーを合わせてください。コートの色が自分のタイプとずれていても、マフラーが顔の下に8cm以上の幅で見えていれば、顔の見え方はマフラーの色で決まります。コートを買い替える前に、マフラーの側で調整するほうが手数は少なく済みます。
— メグラシ編集部





