骨格診断どおりの服が似合わない|顔が負けるか服が浮くかで直す場所

骨格診断どおりの服を着て似合わないと感じるなら、骨格の答えより先に、顔との釣り合いを疑ってください。起きているのは、顔が服に負けているか、服だけが顔から浮いているかのどちらかです。
見分け方は、全身鏡の前に立って3秒。最初に服に目が行ったら、服が強すぎて顔が負けています。服と顔が別々の人のものに見えたら、服と顔の向きがずれて、服が浮いています。
骨格診断は、体の形に対して布がどう沿うか、どこで止まるかを教えてくれる診断です。顔との相性は、その範囲の外にあります。だから、骨格の答えが正しくても、顔との間で似合わないことが起きます。この記事は、骨格が決めた形と丈はそのまま残して、顔との間だけを直す手順です。
結論:似合わないのは、骨格の答えではなく顔との釣り合い
| 全身鏡で3秒見たとき | 起きていること | 直す場所 |
|---|---|---|
| 最初に服に目が行く | 服の強さが顔より大きい(顔が負ける) | 顔に近い場所の量・硬さ・柄を1段下げる |
| 服と顔が別の人のものに見える | 服と顔の向きがずれている(服が浮く) | 襟・柄・装飾の形を顔の向きにそろえる |
| 顔色が沈んで元気がない | 形は合っていて、色がずれている | 首元の色をパーソナルカラーで選び直す |
| 首から下が窮屈、または余る | 骨格の答えの中で寸法がずれている | 肩線・丈・身幅を測り直す |
| 顔も服も落ち着いて見える | 合っている | そのまま着てよい |
**上の2つ、顔が負けるか服が浮くかが、骨格どおりに着たときの失敗のほとんどです。**骨格の答えを疑うのは、この2つを直しても落ち着かないときだけで十分です。
3秒で見分ける|最初に目が行くのは顔か服か
鏡の前で何を見るかを、先に決めておきます。
| 最初の3秒で見えたこと | ずれ | 次に見ること |
|---|---|---|
| 目より先に、服の柄や光沢に目が行く | 顔が負ける | 柄の大きさと目の大きさを比べる |
| 服の厚みや張りが、顔より大きく感じる | 顔が負ける | 服の素材をつまんで立つか見る |
| 顔はかわいいのに、服だけ大人びて見える | 服が浮く(向き) | 襟とボタンが角ばっているか |
| 顔は大人っぽいのに、服だけ幼く見える | 服が浮く(向き) | 装飾やフリルの量 |
| 顔の輪郭と服の襟の形がちぐはぐ | 服が浮く(向き) | 顔の輪郭が直線か曲線か |
| 顔色が悪く、目の下の影が濃い | 色 | 首元の色を白に替えて比べる |
| 肩まわりが窮屈、または布が余る | 寸法 | 首から下だけを鏡で見る |
見るときは、鏡から2mほど離れてください。近すぎると顔だけ、服だけを見てしまい、どちらに先に目が行くかが分からなくなります。
なぜ骨格どおりに着ても似合わないのか
骨格診断は、体の厚み・骨の出方・肉のつき方から、どんな素材とシルエットが体に沿うかを答えます。たとえば骨格ストレートなら、張りのある素材と直線的なシルエット、骨格ウェーブならやわらかい素材と上半身に重心を置く形、骨格ナチュラルなら厚みのある素材とゆとりのある形です。
この答えには、顔の話が入っていません。顔立ちには、大人っぽいか子供っぽいか、直線的か曲線的か、という別の軸があります。体に沿う服が、顔立ちの軸とたまたま同じ方向を向いていれば、骨格どおりに着るだけで似合います。逆を向いていると、体には沿っているのに、顔との間で釣り合いが崩れます。
たとえば骨格ストレートの人に向く、張りのあるシャツと直線的なジャケットは、大人っぽく直線的な顔立ちの人にはそのまま似合います。同じ骨格ストレートでも、丸みのある子供っぽい顔立ちの人が着ると、服だけが大人びて見えることがあります。骨格は合っていて、顔との向きがずれている。これが「骨格どおりなのに似合わない」の正体です。
手順|全身鏡の前で3か所を見る
- 骨格診断どおりに選んだ服を着て、全身鏡から2m離れて立つ
- 3秒見て、最初に目が行った場所を書き留める
- 手で顔を隠し、首から下だけを見て、肩線と丈が落ち着いているか確かめる
- 手を外し、顔と首元だけを見て、顔色と襟の形を確かめる
- 2〜4の結果を、最初の表に当てはめる
3番目の手順で首から下が落ち着いていれば、骨格の答えは合っています。顔を隠すときは、手のひらを顔の前にかざすより、鏡の上から紙を貼って顔の高さを覆うほうが、両手が空いて服の裾や袖を直しやすくなります。4番目で顔色が悪ければ色、襟の形がちぐはぐなら向き。2番目で服に目が行ったなら強さ。1着につき1分ほどで終わります。
失敗①顔が負ける|服の強さが顔より1段上
顔が負けるのは、服の持っている強さが、顔立ちの持っている強さより大きいときです。服の量が多い、素材が硬い、つやが強い、柄が大きい、装飾が多い。どれか1つでも顔より強いと、見る人の目は顔より先に服に行きます。
骨格ストレートの張りのある素材、骨格ナチュラルの厚みとゆとりのある形は、それ自体が強さを持っています。顔立ちがやわらかい人や、目鼻立ちが小さめの人が着ると、服の強さが勝ちやすくなります。
直し方は、骨格が決めた形は変えずに、顔に近い場所の強さだけを1段下げることです。同じ張りのあるシャツでも、襟の小さいものにする。同じ厚みのニットでも、編み目の細かいものにする。形はそのまま、強さだけを下げるのがポイントです。
強さの5つの目盛り|量・硬さ・つや・柄・装飾
服の強さは、5つの目盛りに分けると測れます。顔が負けているときは、このうちいちばん強い目盛りを1段下げてください。
| 目盛り | 強い側 | 弱い側 | 測り方 |
|---|---|---|---|
| 量 | 厚手・身幅のゆとりが大きい | 薄手・身幅が体に近い | 生地を指でつまんだときの厚み |
| 硬さ | つまむと立つ・折り目が残る | つまむとすぐ倒れる | 袖をつまんで持ち上げる |
| つや | 光を強く返す | 光を吸う・散らす | 窓際で表面に光の筋が出るか |
| 柄 | 柄の1単位が黒目より大きい | 黒目より小さい・無地 | 柄の1つと自分の黒目を比べる |
| 装飾 | 大きな襟・ボタン・フリルが目立つ | 装飾が小さい・少ない | 1m離れて装飾が見分けられるか |
| 色の差 | 服の中で色の明暗差が大きい | 明暗差が小さい | 目を細めて見て、柄が残るか |
顔の強さは、目鼻立ちの大きさと、顔の中の明暗差で決まります。目鼻立ちがはっきりして、髪や眉が濃い人は、強い服にも負けません。目鼻立ちがやわらかく、髪や眉が明るい人は、5つの目盛りのうち2つ以上が強い服で負けやすくなります。
失敗②服が浮く|服と顔の向きがずれる
服が浮くのは、強さではなく向きがずれているときです。顔立ちが曲線的なのに、服が直線と角でできている。顔立ちが直線的なのに、服が丸みと曲線でできている。大人っぽい顔立ちに、子供っぽい装飾の服。子供っぽい顔立ちに、大人っぽい構築的な服。
このときは、服に先に目が行くわけではありません。顔も服も、それぞれは悪くないのに、並ぶと別の人のもののように見える。これが「浮く」です。
直し方は、顔のすぐ近くにある細部の形を、顔の向きにそろえることです。襟の角、ボタンの形、柄の線、アクセサリーの形。骨格が決める全体のシルエットはそのままで、細部だけを顔に合わせます。
向きの見分け方|直線の顔と曲線の顔
顔の向きは、輪郭・目・眉の3か所で見ます。3つのうち2つ以上が同じ側なら、それが顔の向きです。
| 見る場所 | 直線寄り | 曲線寄り |
|---|---|---|
| 輪郭 | 顎やえらに角がある・縦に長い | 頬や顎が丸い・縦横の差が小さい |
| 目 | 切れ長・目尻が横に流れる | 丸い・縦幅がある |
| 眉 | 直線的・角がある | 弧を描いている |
| 鼻 | 鼻筋がはっきり通る | 小鼻が丸い |
| 唇 | 輪郭がはっきりして薄め | 輪郭がやわらかくふっくら |
| 服の細部 | 直線寄りの顔にそろう形 | 曲線寄りの顔にそろう形 |
|---|---|---|
| 襟 | シャツ襟・テーラード襟・V | 丸襟・ボウタイ・ラウンド |
| ボタン | 角のある・平らなもの | 丸い・くるみボタン |
| 柄 | ストライプ・チェック・幾何学 | 水玉・花柄・曲線の柄 |
| アクセサリー | 棒・四角・直線のもの | 丸・パール・曲線のもの |
| 裾の始末 | まっすぐな切りっぱなし | 丸みのあるカット・フリル |
| 編み地 | 畝がまっすぐなリブ | ケーブルやポップコーン編み |
顔タイプ診断を受けている人は、その結果の直線・曲線と大人・子供の向きをそのまま使えます。受けていない人は、この表で自分の顔の向きを決めてから、服の細部をそろえてください。
失敗③顔色が沈む|形は合っていて色がずれる
骨格どおりの形で、強さも向きも合っているのに、顔色だけが悪く見えることがあります。これは形の問題ではなく色の問題です。
骨格診断に合わせて服を選ぶと、形を優先するあまり、色は売り場にあったものをそのまま選びがちです。首元の色が顔とずれていると、形が合っていても顔が沈みます。首元に白いシャツを当てて比べ、白のほうが顔が明るく見えるなら、色のずれです。
形と色、どちらを優先するかは、顔からの距離で分けると決めやすくなります。顔から15cm以内は色、それより下は形。詳しくはパーソナルカラーと骨格、どっちを優先?で、服の上端から顎までの距離を測る方法としてまとめてあります。
失敗④体が窮屈に見える|骨格の答えの中で寸法がずれる
顔を隠して首から下だけを見たときに、窮屈さや布の余りが目立つなら、顔との釣り合いではなく寸法の問題です。骨格の答えの範囲にある服でも、サイズや丈がずれると体に沿いません。
| 見る場所 | ずれているサイン | 目安 |
|---|---|---|
| 肩の縫い目 | 肩の骨の端から2cm以上内か外にある | 骨の端に合わせる |
| 身幅 | 前のボタンの間が横に引っぱられる | こぶし1個ぶんのゆとり |
| 着丈 | 裾が腰のいちばん張る高さで止まる | 張る高さの上か下に外す |
| 袖丈 | 手首の骨が隠れすぎる・出すぎる | 手首の骨に袖口がかかる |
| パンツ丈 | 裾がくるぶしの骨の真上で止まる | 骨の上下2cmに外す |
| スカート丈 | 裾がふくらはぎのいちばん張る高さ | 張る高さの上か下に外す |
骨格タイプの答えは、形の方向を教えてくれますが、寸法は1着ずつ違います。骨格どおりのはずなのに窮屈に見えるときは、先にこの表で寸法を確かめてください。
骨格ストレートでよく起きること
骨格ストレートの服は、張りのある素材・直線的なシルエット・きちんとした襟が中心です。この3つは、強さと向きの両方で、顔と張り合いやすい性質を持っています。
| 顔立ち | 起きやすい失敗 | 直し方 |
|---|---|---|
| 曲線的・子供っぽい | 服だけ大人びて浮く | 襟を小さい丸襟やスキッパーに、ボタンを丸く |
| 目鼻立ちがやわらかい | 張りに顔が負ける | 張りは残して、つやの弱い素材に |
| 直線的・大人っぽい | 起きにくい | そのまま着てよい |
骨格ストレートの人が「きれいめの服が似合わない」と感じるときは、たいてい服が浮いています。形はきれいめのまま、襟とボタンだけを丸くすると落ち着きます。
もう1つ多いのが、張りのある素材の厚みです。秋の厚手のシャツやジャケットは、夏の薄いシャツより硬さの目盛りが1段上がります。夏は似合っていた骨格ストレートの形が秋に急に重く感じたら、形はそのままで、生地の薄いものを選び直してください。
骨格ウェーブでよく起きること
骨格ウェーブの服は、やわらかい素材・上半身に重心を置く形・曲線的な装飾が中心です。直線的な顔立ちや、大人っぽい顔立ちの人が着ると、服だけ甘く見えることがあります。
| 顔立ち | 起きやすい失敗 | 直し方 |
|---|---|---|
| 直線的・大人っぽい | 服だけ甘く、幼く浮く | フリルやリボンを外し、形だけ曲線で残す |
| 目鼻立ちがはっきり | 薄くやわらかい素材で顔が勝ちすぎる | 表面に凹凸のある素材で服の存在感を足す |
| 曲線的・子供っぽい | 起きにくい | そのまま着てよい |
骨格ウェーブの人が「かわいい服が似合わない」と感じるときは、骨格の答えである「やわらかさ」と、装飾の「甘さ」を分けて考えてください。やわらかい素材で、装飾のないシンプルな形を選べば、骨格にも顔にも沿います。
秋冬の骨格ウェーブは、上半身にボリュームを置くためにふわっとしたニットを選びがちです。顔立ちが直線的な人は、ふわっとした表面が顔から浮くことがあります。そのときは、ボリュームを表面の毛足ではなく、首元の形や重ね着の層で作ると、顔との向きがそろいます。
骨格ナチュラルでよく起きること
骨格ナチュラルの服は、厚みのある素材・ゆとりのあるシルエット・粗い表面の素材が中心です。量と硬さの目盛りが強いので、顔が負ける失敗が起きやすくなります。
| 顔立ち | 起きやすい失敗 | 直し方 |
|---|---|---|
| 目鼻立ちがやわらかい・小さめ | 服の量に顔が負ける | ゆとりは残し、顔まわりの襟を小さく、首元を開ける |
| 曲線的・子供っぽい | ざっくりした素材が顔から浮く | 表面の粗さを1段下げ、丸いアクセサリーを足す |
| 直線的・大人っぽい | 起きにくい | そのまま着てよい |
骨格ナチュラルの人は、全身のゆとりを減らす必要はありません。顔に近いところだけ、首元を開けたり、編み目の細かい素材にしたりして、量を1段下げれば顔が前に出ます。
骨格ナチュラルの答えにある「粗い表面」は、顔から離れた場所で使うほど扱いやすくなります。ざっくりしたツイードはジャケットやスカートに、顔の下には表面の穏やかなニットを。同じ骨格の答えの中で、粗さの置き場所を顔から遠ざけるだけで、顔が負けにくくなります。
顔タイプ別|骨格の服で起きやすい失敗
顔タイプ診断の結果を持っている人は、この表で起きやすい失敗の見当をつけてください。
| 顔タイプ | 起きやすい失敗 | 顔に近い場所で直すこと |
|---|---|---|
| キュート | 直線的できちんとした服で浮く | 丸襟・丸いボタン・小さな柄 |
| アクティブキュート | 甘くやわらかい服で浮く | 装飾を減らし、小さな直線を1つ |
| フレッシュ | 装飾の多い服で顔が負ける | 無地・小さな襟・つやの弱い素材 |
| クールカジュアル | 甘い装飾で浮く | 直線の襟・装飾のない形 |
| フェミニン | 硬く直線的な服で浮く | 曲線の襟・やわらかい表面 |
| ソフトエレガント | 粗い素材や大きな柄で浮く | 表面のなめらかな素材・中くらいの柄 |
| エレガント | 小さく甘い装飾で浮く | 大きめの襟・装飾は少なく大きく |
| クール | 丸く甘い服で浮く | 直線の襟・装飾は角のあるものに |
顔タイプの名前がまだ分からない人は、顔タイプ診断で先に確かめると、この表がそのまま使えます。
直す順番|顔に近い場所から1か所ずつ
直すときは、顔に近い場所から順に、1か所ずつ替えてください。一度に何か所も替えると、どこが効いたのか分からなくなります。
| 順番 | 替える場所 | 変わるもの |
|---|---|---|
| 1 | 耳と首元のアクセサリー | 顔のすぐ横の形と強さ |
| 2 | 襟の形・首の開き | 顔の下の向き |
| 3 | 顔の下に来る素材の表面 | つやと硬さ |
| 4 | 上半身の柄 | 柄の大きさと向き |
| 5 | 上半身の色 | 顔色 |
| 6 | 全体のシルエット | ここは骨格の答えを残す |
1番目と2番目で落ち着くことがほとんどです。6番目の全体のシルエットは、骨格の答えなので動かしません。顔との釣り合いを取るために形まで崩すと、今度は体に沿わなくなります。
秋服で直す|ニット・シャツ・ジャケット・コート
秋は服が厚くなり、強さの目盛りのうち量と硬さが上がります。夏は似合っていた骨格の服が、秋に急に似合わなく感じるのはこのためです。
| アイテム | 顔が負けるとき | 服が浮くとき |
|---|---|---|
| ニット | 編み目を細かくし、首元を開ける | 編み地の模様を顔の向きにそろえる |
| シャツ | 襟を小さくし、つやの弱い生地に | 襟の角を丸に、または丸を角に |
| ジャケット | 肩の厚みはそのまま、襟幅を細く | 襟の形を顔の向きにそろえる |
| コート | 前を開けて、インナーで顔の下を軽く | 襟を立てずに寝かせる |
| カーディガン | ボタンを外して縦の線を作る | ボタンの形を替える |
| ワンピース | 柄を小さく、無地に近づける | 首元の形を顔にそろえる |
| ストール | 薄く小さいものにする | 柄の向きを顔にそろえる |
秋の服で顔が負けると感じたら、まず首元を開けてください。顎の下から服の上端まで、手のひら2枚ぶん、およそ15cm空くだけで、顔が服の強さから少し離れます。
タートルネックのように首元を開けられない服は、表面の強さで調整します。ざっくりしたタートルなら、編み目の細かいものに。つやのあるタートルなら、表面が穏やかなものに。首元が詰まる服ほど、顔のすぐ下に来る表面の強さが効いてきます。
小物で直す|耳・首・手元
服を替えずに直すなら、小物がいちばん早い方法です。
| 小物 | 顔が負けるとき | 服が浮くとき |
|---|---|---|
| ピアス・イヤリング | 小さく、顔の近くに光を1点 | 顔の向きの形(丸か直線か)に |
| ネックレス | 細く短いもので首元に区切り | 服と顔の間の形をつなぐ |
| メガネ | 細いフレームに | フレームの形を顔の向きに |
| スカーフ | 小さく結んで顔の下に明るさ | 柄の向きを顔にそろえる |
| 時計・ブレスレット | 細いもので手元を軽く | 形を顔の向きに |
| 髪留め | 顔の横に小さな点を置く | 形を顔の向きに |
とくに耳の小物は、顔のすぐ横にあるので、服が浮く失敗に強く効きます。服が直線的で浮いているなら丸い小物を、服が曲線的で浮いているなら直線の小物を、顔の横に置いてください。
小物の大きさも見てください。顔が負けているときに大きな小物を足すと、服と小物の両方が顔より強くなり、かえって負けが大きくなります。顔が負けているときは小さく、服が浮いているときは形を合わせる。大きさと形で、効かせ方を分けてください。
髪で直す|顔まわりの量と向き
髪は顔の一部として見られるので、顔の強さと向きを少し動かせます。
| 失敗 | 髪でできること |
|---|---|
| 顔が負ける | 顔まわりに毛を少し残し、顔の輪郭に動きを足す |
| 顔が負ける | 眉や目元を少しはっきりさせ、顔の強さを足す |
| 服だけ大人びて浮く | 毛先に丸みを出し、顔まわりをやわらかく |
| 服だけ甘く浮く | 毛先をまっすぐにし、分け目をはっきりさせる |
| 顔と服がちぐはぐ | 髪をまとめて、服と顔の間に首を見せる |
髪で直すのは、服を替えられない日のための方法です。毎日のことにするなら、服の細部を顔にそろえるほうが手間がかかりません。
買い直す前に|手持ちで試す3日
骨格どおりに買った服が似合わないと感じても、すぐに手放さないでください。次の3日で試すと、直せる服と直せない服が分かれます。
- 1日目は、その服に小物だけを足して着る(耳と首元)
- 2日目は、インナーか首元の形を替えて着る
- 3日目は、上か下の相手を替えて、服の面積を減らして着る
- 3日とも、朝の全身鏡で最初に目が行った場所を書き留める
- どれかの日に顔に目が行ったなら、その直し方で着続けられる
3日とも服に目が行き続けたら、その服は強さか向きが大きくずれています。顔から離れた場所、たとえばボトムスや上着として使えないかを考え、それでも着る場面がなければ手放しを考えてください。
売り場で失敗しない|骨格の札と顔の札
売り場では、骨格の札と顔の札を分けて確かめてください。
| 札 | 確かめること | 見送る目安 |
|---|---|---|
| 骨格:肩線 | 肩の縫い目が骨の端に合うか | 2cm以上ずれる |
| 骨格:丈 | 裾が体の張る高さを避けているか | 張る高さで止まる |
| 骨格:素材 | 自分の骨格の素材の方向か | 方向が逆 |
| 顔:強さ | 鏡で最初に顔に目が行くか | 服に先に目が行く |
| 顔:向き | 襟・柄・ボタンが顔の向きか | 顔と逆の向きで、替えがきかない |
| 顔:色 | 首元に当てて顔色が沈まないか | 白より顔が沈む |
骨格の札が3つとも通れば、体には沿います。そのうえで顔の札のうち2つ以上が見送りなら、その服は顔の近くで着るのが難しい1枚です。顔から離れたアイテムで同じ形を探すほうが、失敗は少なくなります。
写真で確かめる|全身を撮って並べる
鏡だけでは決めきれないときは、全身を写真に撮って並べてください。写真は目が慣れないので、鏡より差がはっきり出ます。
撮るときは、同じ場所・同じ時間・同じ距離で、スマホを胸の高さに構えて全身を入れます。直す前の1枚と、直した後の1枚を横に並べて、画面を小さく縮めて見てください。縮めると細部が見えなくなり、最初にどこに目が行くかだけが残ります。直した後の写真で顔に先に目が行けば、直し方は合っています。
写真を撮る目的は、似合うかどうかを採点することではありません。直す前と後で、目が行く場所が動いたかを確かめることです。1枚だけ撮って眺めるより、2枚を並べて比べるほうが、ずっと判断しやすくなります。
人に言われた「似合わない」と、自分で感じる「似合わない」
「その服、似合わないね」と人に言われたときと、自分で鏡を見て似合わないと感じたときでは、起きていることが違う場合があります。
人は、ふだんのあなたの印象と比べて言うことが多いものです。いつもやわらかい服を着ている人が、骨格どおりの直線的な服を着ると、似合っていても「いつもと違う」という意味で「似合わない」と言われることがあります。この場合、鏡で最初に顔に目が行き、首から下も落ち着いているなら、服は合っています。見慣れるまでの時間の問題です。
自分で感じる「似合わない」は、この記事の手順で原因を探せます。人の言葉を受け取ったときも、一度この手順で確かめてから、直すかどうかを決めてください。
よくある思い込み
| 思い込み | 実際に起きていること |
|---|---|
| 骨格どおりの服を着れば、それで足りる | 骨格は体との相性。顔との釣り合いは別に見る |
| 似合わないなら骨格診断が間違い | 首から下だけ見て落ち着くなら、骨格は合っている |
| 顔タイプを優先すれば解決する | 形まで顔に合わせると、今度は体に沿わなくなる |
| 似合わない服は全部手放すしかない | 小物と襟と素材の表面で直せることが多い |
| 骨格ストレートはきれいめしか着られない | 形はきれいめのまま、細部で甘さを足せる |
「骨格どおりに着たのに似合わない」は、骨格の答えを捨てる理由にはなりません。形は骨格、顔まわりの細部は顔、と役割を分ければ、両方を生かせます。
どちらとも取れるとき①|顔が負けているのか、服が浮いているのか
鏡を見ても、服に目が行っているのか、服が浮いているのか、決めきれないことがあります。そのときは、服の強さを1段下げてみてください。
首元を開ける、アクセサリーを小さくする、柄の上に無地のカーディガンを重ねる。どれか1つで顔が前に出てきたなら、顔が負けていました。強さを下げても、服と顔がまだ別々に見えるなら、向きがずれています。そのときは襟や小物の形を、丸いものと角のあるもので入れ替えて比べてください。
2つが重なっていることもあります。その場合も、先に強さを下げ、次に向きをそろえる、の順で直すと迷いません。
どちらとも取れるとき②|骨格の答え自体が怪しい
首から下だけを見ても落ち着かない。寸法を測り直しても合わない。こういうときは、骨格の答えそのものを見直す余地があります。
骨格の自己診断は、ストレートとウェーブ、ウェーブとナチュラルの境目で迷いやすい診断です。2つのタイプの間にいるなら、両方の服を1着ずつ着て、首から下だけを比べてください。落ち着くほうが、あなたの骨格の答えに近いほうです。自分で決めきれないときは、骨格診断をもう一度受けて、設問の答えが前回とどこで変わるかを見てください。
答えが2つの間で揺れる人は、形の方向を1つに決めず、上半身は片方、下半身はもう片方、と場所で分ける考え方もあります。
どちらとも取れるとき③|顔タイプを受けていない
顔タイプ診断を受けていないと、服が浮いているときにどちらの向きにそろえればいいか分かりません。そのときは、向きの見分け方の表で、輪郭・目・眉の3か所だけを見てください。3つのうち2つが同じ側なら、その向きで十分です。
3か所がばらばらなら、顔の向きは中間です。中間の人は、服の細部も直線と曲線を半分ずつにすると落ち着きます。たとえば、襟はシャツ襟で、ボタンは丸いもの。柄はストライプで、アクセサリーはパール。1枚の中で向きを混ぜると、どちらにも寄りすぎずに済みます。
どちらとも取れるとき④|好きな服が骨格の外にある
骨格どおりの服は、体には沿うけれど、好きではない。好きな服は、骨格の答えの外にある。この悩みも、骨格どおりの服が似合わないと感じる理由の1つです。
好きな服を着たいなら、骨格の答えの中から1か所だけ借りてください。好きな服の形はそのままで、素材だけを骨格の方向に寄せる。あるいは、好きな服の素材はそのままで、丈だけを骨格の答えに合わせる。全部を骨格に合わせなくても、1か所そろうだけで体への沿い方はかなり変わります。
3つの診断の役割をどう分けるかは、服のコーディネートがわからないで、1か所ずつ任せる方法としてまとめてあります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 骨格診断の結果どおりに服を買ったのに、似合っている気がしません
- 骨格診断が答えているのは、体の形に対して布がどう沿うか、どこで止まるかです。顔との釣り合いは、骨格診断の範囲の外にあります。似合っていないと感じるとき、形と丈はたいてい合っていて、ずれているのは服の強さか向きです。全身鏡の前で3秒見て、最初に服に目が行くなら服が強すぎて顔が負けています。服だけが別の人のもののように見えるなら、服と顔の向きがずれています。どちらかで直す場所が決まります。
- Q. 骨格診断が間違っていたのでしょうか
- 形と丈が合っているかは、顔を隠して確かめられます。全身鏡で首から下だけを見て、肩の縫い目が肩の骨の端に合っているか、裾が体のいちばん張る高さを避けているかを見てください。首から下だけで見て落ち着いているなら、骨格の答えは合っています。首から下だけで見ても窮屈さや余りが目立つなら、骨格の答えか、服の寸法のどちらかを見直す余地があります。
- Q. 骨格と顔タイプの答えが逆のとき、どちらを優先しますか
- 場所で分けます。肩線・丈・全体のシルエットのように、体の形に沿うかどうかで決まる部分は骨格を優先します。襟の形・素材の表面・柄の大きさ・装飾のように、顔のすぐ近くで目に入る部分は顔タイプを優先します。1枚の服の中でも、形は骨格、顔まわりの細部は顔タイプ、と役割を分けると、どちらかを捨てずに済みます。
- Q. 顔タイプ診断を受けていなくても、この直し方は使えますか
- 使えます。顔タイプの名前が分からなくても、全身鏡で最初に目が行く場所は見られます。服に目が行くなら、顔に近い場所の強さを1段下げる。服だけ浮くなら、襟や柄の形を丸いものと角のあるものの両方で試して、顔が落ち着くほうを選ぶ。この2つの手順は、診断名がなくても鏡の前だけで進められます。
— メグラシ編集部





