自分に合った服がない|鏡・動き・写真のどれで気づくかで直す所を分ける

**自分に合った服がない、と感じる人は、まず「合わない」と思った瞬間がどこだったかを思い出してください。**鏡の前で立っていたときか。歩いたり座ったりしていたときか。人に撮られた写真を見たときか。この3つのどれかで、直す場所が変わります。
鏡で気づく人は、顔タイプの線が服とずれています。動いて気づく人は、骨格に対して生地の重さや丈がずれています。写真で気づく人は、パーソナルカラーの明るさか濁りが肌から離れています。**診断を3つ受けていても、ずれているのはたいてい1つです。**その1つを先に直せば、残りの2つは手持ちのままで足ります。
2つの場面で気づく人、3つ全部で気づく人、診断をまだ受けていない人は、それぞれ別の順番があります。それもこの記事の中で分けます。
結論:気づく場面が、ずれている診断を指している
| 「合わない」と気づく場面 | ずれている診断 | 直す場所 |
|---|---|---|
| 鏡の前で立っているとき | 顔タイプ | 首元の線(直線か曲線)・柄の大きさ |
| 歩く・座る・腕を上げたとき | 骨格 | 生地の重さと厚み・丈・肩の縫い目の位置 |
| 人に撮られた写真を見たとき | パーソナルカラー | 色の明るさ・濁り(形は変えない) |
| 2つの場面で気づく | 下の章で順番を決める | 動きを含めば骨格が先、鏡と写真なら色が先 |
| 3つ全部で気づく | 診断ではなくサイズ | 肩幅と胴まわりを先に測る |
表は分岐を示すためのものです。自分がどの行かを決めるのに、1週間かかります。次の章でその測り方を書きます。
まず1週間、「合わない」と思った瞬間をメモする
診断の結果を見直す前に、やることが1つあります。1週間、服を着て「なんか違う」と思った瞬間に、どこで思ったかを3択でメモすることです。鏡・動き・写真の3つで足ります。
メモの取り方は決めておきます。
- 鏡:朝、着替えたあと鏡の前で立っていて違うと思った。出かける前に着替え直した
- 動き:駅まで歩いていて、座っていて、腕を上げて、どこかが気になった。直したくなって袖や裾を触った
- 写真:人に撮られた写真、集合写真、動画のサムネイルで、自分だけ違うと思った
1週間で3〜5回はメモが取れます。いちばん多かった場面が、あなたのずれている診断です。2つが同数なら、2つの場面で気づく人として読んでください。
ここで大事なのは、メモを取るのは「合わない服」ではなく「合わないと思った瞬間」だということです。同じ服でも、鏡では平気で、歩くと気になることがあります。服ではなく場面を記録してください。
鏡で気づく人:顔タイプの線が服とずれている
鏡の前で立っているとき、つまり動かずに正面から見たときに違うと感じるなら、ずれているのは顔と服の線です。顔タイプ診断は、顔のパーツが直線寄りか曲線寄りか、大人寄りか子供寄りかを見ます。鏡で見て違う人は、首元の線と顔のパーツの線が食い違っています。
自分で測る:目とあごの線
診断を受けていなくても、2か所で測れます。
- 目の形:目を閉じたときの上まぶたの線が、ほぼまっすぐなら直線寄り。中央が持ち上がって弧になるなら曲線寄り
- あごの線:横顔を撮って、耳の下からあご先までの線が直線に近いなら直線寄り。丸く回るなら曲線寄り
2つとも直線なら直線顔、2つとも曲線なら曲線顔、割れたら中間です。
鏡で違うと感じる服は、首元の線が逆になっている
直線顔の人がラウンドネックの柔らかいニットを着ると、鏡で見たときに首元だけが浮きます。曲線顔の人がシャツの襟を立てると、襟だけが硬く見えます。どちらも服は悪くなく、線が逆なだけです。
直し方は首元の1か所です。直線顔ならVネックかスタンドカラー、曲線顔ならラウンドかボートネック。胴や丈は変えなくていいので、骨格の答えと衝突しません。
中間の人は、首元は顔に合わせず、柄の大きさで合わせます。柄の1つの大きさが、自分の目の横幅より小さければ曲線側、大きければ直線側に寄ります。無地なら何も気にしなくてよい、というのが中間の人の利点です。
動いて気づく人:骨格に対して生地と丈がずれている
歩いているとき、座ったとき、腕を上げたときに違うと感じるなら、ずれているのは骨格です。ただし骨格診断の結果の「形」ではなく、生地の重さと厚み、丈、肩の縫い目の位置であることがほとんどです。形は診断で合わせてあるのに動くと違う、という人は、ここを見てください。
3タイプで、合わないと感じる場所が違う
| 骨格 | 動いて気になる場所 | 原因になりやすいこと | 直す所 |
|---|---|---|---|
| ストレート | 腕を前に出すと胸と二の腕が引っ張られる | 生地が薄くて伸びない・袖の付け根が高い | 同じ形で生地を1段厚く、または袖の付け根が低いものに |
| ウェーブ | 歩くと肩が落ちる・ウエストが下にずれる | 生地が重い・ウエスト位置が自分の腰骨より下 | 同じ形で生地を軽く、ウエストは腰骨の上で止まる丈に |
| ナチュラル | 座ると丈が足りない・袖が短く見える | 丈が骨の位置より短い・生地が薄くて骨が透ける | 同じ形で丈を手首の骨・膝の皿より下に、生地は厚みで骨を隠す |
自分の骨格が分からない人は、鏡と写真で答えが変わる場合の決め方を自分の骨格がわからない|鏡と写真で答えが変わる人は、横から見て決めるに書いてあります。
自分で測る:肩の縫い目が動く距離
形が合っているかどうかは、1か所で測れます。服を着て、腕を前に90度上げたとき、肩の縫い目が肩先からどれだけ動くかを見ます。
- 2cm以上動く:生地が重いか、肩幅が広い。ウェーブの人に多い
- 動かないのに苦しい:生地が伸びない。ストレートの人に多い
- 動かないが袖が短くなる:丈が足りない。ナチュラルの人に多い
形を変えずに生地と丈だけ替える、というのが動いて気づく人の直し方です。顔タイプと色は手持ちのまま、同じ形で生地だけ替えると、鏡の答えも写真の答えも崩れません。
写真で気づく人:色の明るさか濁りが肌から離れている
鏡では平気なのに、人に撮られた写真を見ると自分だけ違う、という人は、ずれているのは色です。鏡は自分の目で見ているので、明るさを頭が補正します。写真は服の色と顔の色を同じ条件で並べるので、補正が効きません。
自分で測る:昼の窓から1mで、顔と胸を一緒に撮る
確かめ方は1つです。違うと感じた服を着て、昼の窓から1m離れて立ち、顔と胸が両方入るように撮ってもらいます。見るのは2点。
- 顔の影が、服より濃く見えるか:濃く見えるなら、服の色が顔より明るすぎるか、鮮やかすぎる
- 服の色が、顔より先に目に入るか:先に入るなら、服の色が顔から浮いている。明るさではなく濁りが合っていない
どちらかに当たったら、その服は形を変えずに色だけを1段寄せます。明るすぎるなら1段暗く、浮いているなら1段濁らせる。同じ形なら骨格と顔タイプの答えは変わりません。
診断を受けていて写真でも違う、という人は、診断自体が光でずれている可能性があります。窓と壁の直し方はパーソナルカラー自己診断が難しい|光で変わる人は窓と壁を先に直すに書いてあります。
2つの場面で気づく人:先に直す順番
1週間のメモで、2つの場面が同じくらい出た人は、順番を決めます。両方を同時に直そうとすると、買い替える服が増えるだけで、どちらが効いたか分からなくなります。
| 気づく場面の組み合わせ | 先に直す | 理由 |
|---|---|---|
| 鏡と動き | 骨格(動き) | 動きは着ている間ずっと続くが、鏡は朝の数分で終わる |
| 動きと写真 | 骨格(動き) | 生地を替えると色も選び直すことになるので、骨格を先に決めるほうが手戻りが少ない |
| 鏡と写真 | 色(写真) | 色は面積が広いので、首元の線を直す前に色を寄せると、鏡の違和感も半分消えることが多い |
動きを含むなら骨格を先、動きを含まないなら色を先。これだけ覚えておけば足ります。
先に1つ直して、また1週間メモを取ります。残った場面が本当に残っているかを見てから、2つ目に進みます。1つ目を直したら2つ目が消えていた、ということがかなりあります。
3つ全部で気づく人:診断ではなくサイズが外れている
鏡でも動きでも写真でも違う、という服は、診断のどれかがずれているのではなく、サイズが外れています。診断の答えが3つとも合っていても、サイズが外れていれば3つの場面全部で違うと感じます。
測る所は2か所
診断に戻る前に、2か所を測ります。
- 肩幅:服を平らに置いて、肩の縫い目から縫い目までの長さ。自分の肩先から肩先までの長さと比べて、差が2cm以内か
- 胴まわり:服の胴の最も細い所の幅を2倍した長さ。自分の同じ高さの胴まわりと比べて、差が4〜8cmか
肩で2cm、胴で8cmを超えて外れている服は、どの診断の答えでも全部の場面で違うと感じます。そこを直してから、またメモに戻ってください。サイズが合ったあとに残った場面が、本当のずれです。
診断をまだ受けていない人:1つずつの順番
診断を受けていない人も、1週間のメモから始めます。そのうえで、多かった場面の診断から1つだけ受けます。
- 鏡が多い:顔タイプから
- 動きが多い:骨格から
- 写真が多い:パーソナルカラーから
3つを同時に受けると、結果の守り方が分からなくなります。1つ受けたら、その診断に合う服を2枚だけ買う。2枚とも合うと感じたら次の診断へ進む。合わなければ、受けた診断が合っていないか、ずれていたのは別の場面か、どちらかです。
どの診断から受けるかの考え方は自分に似合う服がわからない|まず受ける診断を、詰まっている場所から1つ決めるにも別の切り口で書いてあります。ここでは「合わないと気づく場面」で選ぶ方法だけを書きました。
直すのは買い替えではなく、1か所だけ
ここまでで分かった「ずれている診断」に対して、やることは1か所です。
- 顔タイプのずれ:首元の線を1つ変える。胴と丈と色は変えない
- 骨格のずれ:同じ形で生地の重さか丈を1段変える。首元と色は変えない
- 色のずれ:同じ形で明るさか濁りを1段寄せる。首元と丈は変えない
3つを一度に変えると、何が効いたか分かりません。1か所変えて1週間メモを取る。これを2〜3回繰り返すと、合った服の条件が自分の言葉で出てきます。
手持ちの服で確かめる手順
新しく買う前に、手持ちで確かめます。
- 1週間メモを取り、いちばん多かった場面を決める
- その場面で「違う」と思った服を2枚、「平気」だった服を2枚出す
- 4枚を並べて、場面に対応する1か所だけを比べる(鏡なら首元の線、動きなら生地の重さと丈、写真なら色の明るさ)
- 「違う」2枚と「平気」2枚で、その1か所が反対側になっていれば、ずれはそこで確定
- 反対側になっていなければ、2番目に多かった場面で同じことをする
4枚で確定しなかったときは、サイズの章に戻ってください。肩と胴が外れている服が混ざっていると、どの1か所を比べても反対側になりません。
よくある質問
診断の結果どおりの服を着ても、周りに「似合わない」と言われます
身内と診断が見ている場所は違います。身内はいつもの自分との差を見ていて、診断は顔と体との相性を見ています。言われた相手が家族なら、見ている場所の違いを分けて考えてください。この記事の3つの場面でいえば、身内の「似合わない」は鏡の場面に近く、首元の線の変化に反応していることが多いです。
服はいいのに、着ると落ち着かないのはなぜですか
落ち着かないのは動きの場面です。生地が重いか、伸びないか、丈が短いか。形は合っていても、生地が体の動きと合っていないと、着ている間ずっと直したくなります。肩の縫い目が動く距離を測ってください。
3つの診断の答えがばらばらで、1枚の服で全部守れません
全部守る必要はありません。守るのは、自分が「合わない」と気づく場面の診断だけです。気づかない場面の診断は、守っても守らなくても本人には差が分かりません。
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よくある問い
- Q. 診断を3つとも受けたのに、合った服が1枚もありません
- 3つの結果に合う服を探すと、条件が重なって選べる服がほとんど残りません。だから「合った服がない」になります。先に、いま持っている服の中で、着て出かけたあとに疲れなかった1枚を選んでください。その1枚が、3つの診断のうちどれに合っていてどれに外れているかを見ます。たいてい1つか2つしか合っていません。それでも疲れなかったなら、外れている診断はその人にとって優先度が低いということです。3つを同じ重さで守る必要はなく、疲れなかった1枚が守っていた診断を先に守るほうが、合った服は増えます。
- Q. 鏡では似合うのに、人に撮られた写真だといつも変に見えます
- 鏡は自分の目で明るさを補正して見ていますが、写真は服の色と顔の色をそのまま並べます。写真だけで違うと感じるなら、ずれているのは形ではなく色です。確かめ方は、同じ服を着て、昼の窓から1mの場所で、顔と胸の両方が入るように撮ってもらうこと。顔の影が服より濃く見えるか、服の色が顔より先に目に入るか。どちらかなら、その服の色は明るさか濁りが自分の肌から離れています。形は変えずに、同じ形で明るさを1段寄せた色を試すと、鏡と写真の差が縮まります。
- Q. 診断を受けていません。どれから受ければいいですか
- 受ける前に、合わないと感じる場面を1週間メモしてください。鏡の前が多ければ顔タイプ、歩いているときや座ったときが多ければ骨格、写真を見たときが多ければパーソナルカラーから受けます。全部の場面で同じくらいなら、診断ではなくサイズが外れている可能性が高いので、肩幅と胴まわりを先に測ります。3つ同時に受けると、結果の守り方が分からなくなって、かえって合った服が減ります。1つ受けて、その診断に合う服を2枚だけ買って、合うと感じたら次に進む。この順が遠回りに見えて最短です。
- Q. 動くと合わないと感じるのですが、骨格診断の結果どおりの服です
- 骨格診断は形の相性を見るもので、生地の重さと厚みまでは結果に書かれていないことが多いです。たとえば同じ形のジャケットでも、生地が重ければ肩に乗り、軽ければ胴に沿います。動いて違うと感じる人は、服の形は合っているのに、生地の重さが体の肉の付き方と合っていないことがあります。腕を前に出したとき、肩の縫い目が肩先からどれだけ動くかを見てください。2cm以上動くなら生地が重すぎるか肩が広すぎる。動かないのに苦しいなら生地が薄くて伸びない。どちらも形ではなく生地の問題で、同じ形で生地を替えると直ります。
— メグラシ編集部





