写真写りのいい服を3つの診断で選ぶ|記念写真は写る範囲で優先を変える

**写真写りのいい服は、その写真に体のどこまで写るかで、3つの診断の優先を入れ替えて選んでください。**顔と首だけならパーソナルカラー、胸から上なら顔タイプとパーソナルカラー、腰から上なら骨格と顔タイプ、全身なら骨格が前に出ます。
写真の中で目に入る場所は、写る範囲で変わります。同じ人が同じ服を着ていても、ある写真では写りがよく、別の写真では何か違う、と感じることがあるのはこのためです。顔が写真の半分を占める近い写真では、顔のすぐ下の色がそのまま写真の印象になります。全身が写る遠い写真では、顔は小さくなり、服の形と丈の比率が目立ちます。同じ服でも、写る範囲によって、効いている診断が違うということです。
普段の服で3つの診断のどれを優先するかはパーソナルカラーと骨格、どっちを優先?に、七五三の家族写真の色数のそろえ方は七五三の家族写真は、並んだときの色数で決まるに分けてあります。この記事は、写真に残る秋冬の予定に向けて、写る範囲から服を決める話です。
結論:写る範囲ごとに、優先する診断を1つ決める
写る範囲を4つに分けて、それぞれで最初に使う診断と、次に使う診断を決めます。
| 写る範囲 | 最初に使う診断 | 次に使う診断 | 写真で目に入る場所 |
|---|---|---|---|
| 顔と首 | パーソナルカラー | 顔タイプ | 顔の下の色、襟の形 |
| 胸から上 | パーソナルカラー | 顔タイプ | 色、襟、アクセサリーの大きさ |
| 腰から上 | 骨格 | 顔タイプ | 肩の線、胴の布の量、柄の大きさ |
| 全身 | 骨格 | パーソナルカラー | 丈の比率、全体の形、顔の下の色 |
**3つを全部そろえようとしないでください。**写真の中で目に入らない場所をいくら詰めても、写りは変わりません。写る範囲で効く1つか2つに絞ると、服も早く決まります。
写真写りをよくしたいときに、3つの診断を全部満たす服を探し始めると、手持ちの中から選べる服がほとんどなくなります。条件が3つ重なると、合う服は大きく減るからです。写る範囲で1つか2つに絞れば、手持ちの中から候補が戻ってきます。新しく買うかどうかを決めるのも、そのあとで十分です。
写る範囲は、カメラまでの距離で読める
写る範囲は、カメラと自分の距離でおおよそ決まります。スマートフォンや一般的なカメラで、画角を変えずに撮る場合の目安です。
| カメラまでの距離 | 縦長の写真に写る範囲 | 横長の写真に写る範囲 |
|---|---|---|
| 腕を伸ばした長さ(自撮り) | 顔と首 | 顔と肩 |
| 1m | 顔と首〜胸 | 胸から上 |
| 2m | 胸から上〜腰 | 腰から上 |
| 3〜4m | 腰から上〜膝 | 全身の一歩手前 |
| 5m以上 | 全身 | 全身と周りの景色 |
集合写真は、人数が多いほどカメラが下がるので、全身か腰から上になります。写真館で撮る写真は、撮る人がその場で範囲を決めますが、座った写真は胸から上か腰から上、立った写真は全身が多くなります。
予定の写真がどちらになるかわからないときは、撮る人に「全身ですか、上半身ですか」と一言聞いてください。この一言で、服の決め方が半分に減ります。
写真館で撮る場合は、予約のときに「どの範囲で撮るカットが多いか」を聞いておくと、当日の服の準備が楽になります。家族写真のように何カットも撮る場合でも、多くのカットは同じ範囲に偏ります。いちばん多い範囲に合わせて服を決め、ほかの範囲は、次の「範囲が読めない日」の考え方で補ってください。
顔と首だけの写真|パーソナルカラーが写真の半分を決める
自撮りや、近くから撮るスマートフォンの写真では、顔と首が写真の大半を占めます。服が写るのは、襟元から鎖骨までの数cmだけです。ここで効くのは、その数cmの色と、襟の形です。
| 決めること | 使う診断 | 写真での効き方 |
|---|---|---|
| 顔の下の色 | パーソナルカラー | 顔色が明るく見えるか、沈むか |
| 襟の形(丸・V・詰まり) | 顔タイプ | 顔の輪郭となじむか、ぶつかるか |
| 耳元のアクセサリー | 顔タイプ | 顔の印象と大きさが合うか |
| 布の厚み・形 | 骨格 | ほぼ写らない |
**この範囲では、骨格はほとんど効きません。**肩の線も、胴の布の量も写らないからです。顔の下の色を1つ、パーソナルカラーの似合う色にするだけで、写真の印象の多くが決まります。
自撮りの写真で、似合わない色の服を着ていても気にならないことがあるのは、画面の中で服の面積が小さいからではありません。多くの場合、顔の下の数cmに、髪や手が重なって、服の色が隠れているからです。髪を後ろに流したり、手を下ろしたりすると、服の色が顔のすぐ下に出てきて、写り方が変わります。
胸から上の写真|色に、襟とアクセサリーが加わる
1mほど離れて撮る写真や、年賀状用に家族で肩を寄せて撮る写真は、胸から上が写ります。顔の下の色に加えて、襟の形、アクセサリー、肩の線が見えてきます。
| 決めること | 使う診断 | 写真での効き方 |
|---|---|---|
| 顔の下20cmの色 | パーソナルカラー | 写真の中で2番目に広い面になる |
| 襟の形と開き | 顔タイプ | 顔の輪郭と、首の見え方がそろうか |
| アクセサリーの大きさ | 顔タイプ | 顔の中のパーツの大きさとそろうか |
| 肩の線(肩の縫い目の位置) | 骨格 | 肩が落ちるか、合っているか |
| 柄の大きさ | 顔タイプ | 顔の印象とぶつかるか |
胸から上の写真で骨格が効くのは、肩の縫い目の位置だけです。肩の縫い目が自分の肩の骨の先から2cm以上外に落ちていると、写真では肩が下がって見えることがあります。骨格の答えがゆったりした肩の人は、落ちていても自然に見えます。
年賀状用の家族写真では、何人かが肩を寄せて並ぶので、隣の人の肩と自分の肩が写真の中で接します。このとき、肩の線がそろっていないと、写真の中で肩の高さが段違いに見えることがあります。肩の縫い目の位置は、隣に並ぶ人と比べるより、自分の肩の骨の先に合っているかで確かめてください。
腰から上の写真|骨格が前に出てくる
2〜3m離れて撮る写真や、旅行先で景色と一緒に撮るスナップは、腰から上が写ります。この範囲から、服の形と布の量が写真の中で大きくなり、骨格の答えが前に出てきます。
| 決めること | 使う診断 | 写真での効き方 |
|---|---|---|
| 胴の布の量(ゆとり) | 骨格 | 胴が膨らむか、すっきりするか |
| 腰の位置の見え方 | 骨格 | 上半身と下半身の比率 |
| 布の厚みと張り | 骨格 | 体の線と布がなじむか |
| 柄の大きさ・線の向き | 顔タイプ | 顔の印象と服の印象がそろうか |
| 顔の下の色 | パーソナルカラー | 顔が写真の中で小さくなるので、効き方が弱まる |
この範囲では、顔の下の色の効き方が弱まります。顔と襟元が写真の上の方に小さく写るからです。色を詰めるより、胴の布の量を骨格の答えに合わせるほうが、写真の印象は大きく変わります。
旅行のスナップは、景色と一緒に撮るので、自分が写真の中で小さくなりがちです。腰から上のつもりで撮っても、景色を入れようとして一歩下がると、全身に近い範囲になります。旅行の服は、腰から上と全身のどちらでも崩れないように、骨格の答えで形を決めておくと、撮り方に左右されにくくなります。
全身の写真|骨格の答えが写真の形を決める
5m以上離れて撮る写真や、人数の多い集合写真は、全身が写ります。顔は写真の中で小さく、服の形と丈の比率が最も目に入ります。
| 決めること | 使う診断 | 写真での効き方 |
|---|---|---|
| 上半身と下半身の丈の比率 | 骨格 | 全体の形がまとまるか |
| スカート・パンツの丈 | 骨格 | 脚との比率 |
| 全体の形(I・A・Y) | 骨格 | 写真の中の輪郭 |
| 顔の下の色 | パーソナルカラー | 小さくても、顔の近くで目印になる |
| 服の印象(甘い・きりっと) | 顔タイプ | 顔と服の印象がそろうか |
| 靴の色と形 | 骨格 | 全身の重心の位置 |
全身の写真でもパーソナルカラーが2番目に来るのは、顔が小さく写るほど、顔の近くの色が目印の役を果たすからです。人の多い集合写真で、自分の顔を探す手がかりになるのは、顔の下の色です。
全身の写真で骨格が効くというのは、写真の中の輪郭の話です。骨格の答えに合った形の服は、全身の輪郭がまとまって見えます。合っていない形の服は、写真の中で輪郭が崩れ、服の形の方に目が行きます。輪郭がまとまっていれば、見る人の目は自然に顔に向かいます。
柄物は、写る範囲で大きさの見え方が変わる
柄の大きさは、顔タイプの答えで決めることが多い部分です。ただ、写真では、写る範囲によって柄が実物より大きくも小さくも見えます。
| 写る範囲 | 柄の見え方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 顔と首 | 襟元の数cmだけが写り、柄が大きく見える | 顔タイプの答えより1段小さい柄 |
| 胸から上 | 柄が実物に近い大きさで写る | 顔タイプの答えどおり |
| 腰から上 | 柄が胴の面に広がり、印象が強まる | 顔タイプの答えどおりか、無地 |
| 全身 | 柄が細かく潰れ、色が混ざって見える | 顔タイプの答えより1段大きい柄か、無地 |
全身の写真で細かい柄を着ると、写真の中では柄がひとつの中間色に見えます。小花柄や細いストライプが、灰色がかった面に見えるのはこのためです。全身が写る日は、柄の中の色が混ざったときに、パーソナルカラーの似合う側の色に見えるかどうかも、あわせて確かめてください。
反対に、顔と首だけの写真では、大きな柄は襟元で途切れて、柄の一部だけが写ります。大きな花の一部や、太い線の端だけが顔の下に写ると、何の柄かわからないまま、強い色の面だけが目に入ります。近い写真の予定がある日は、柄の大きさを顔タイプの答えより1段小さくしておくと、柄として読める形で写ります。
カメラの高さでも、効く診断が変わる
写る範囲に加えて、カメラの高さも写り方を変えます。同じ距離でも、目の高さから撮るか、上から撮るか、下から撮るかで、写真の中で大きく写る場所が違うからです。
| カメラの高さ | 大きく写る場所 | 効く診断 |
|---|---|---|
| 目の高さ | 顔と上半身が実物どおり | 写る範囲の表どおり |
| 上から(自撮り・高い位置) | 顔と襟元が大きく、下半身が小さい | パーソナルカラー・顔タイプ |
| 下から(座った人が撮る・子どもの目線) | 下半身と裾が大きく、顔が遠い | 骨格 |
| 胸の高さ(三脚・写真館) | 全身の比率が実物に近い | 骨格 |
子どもと一緒に写る予定では、子どもの目線に合わせてカメラを低くして撮ることが多くなります。低い位置から撮ると、スカートやパンツの裾、靴が大きく写るので、全身の写真と同じく骨格の答えが前に出ます。
秋冬の予定ごとの、写る範囲
秋から年末にかけては、写真に残る予定が増えます。予定ごとに、写る範囲はおおよそ決まっています。
| 予定 | 主な写る範囲 | 優先する診断 |
|---|---|---|
| 七五三の付き添い(境内) | 全身 | 骨格 → パーソナルカラー |
| 七五三の付き添い(写真館・座り) | 胸から上〜腰から上 | パーソナルカラー → 顔タイプ |
| 年賀状用の家族写真 | 胸から上 | パーソナルカラー → 顔タイプ |
| 忘年会・同窓会の集合写真 | 全身か腰から上(座り) | 骨格 → パーソナルカラー |
| 旅行のスナップ | 腰から上〜全身 | 骨格 → 顔タイプ |
| 成人式の前撮りの付き添い | 全身 | 骨格 → パーソナルカラー |
| クリスマスの食事(テーブル越し) | 胸から上 | パーソナルカラー → 顔タイプ |
| 友人との自撮り | 顔と首 | パーソナルカラー |
七五三のように、1日のうちに全身の写真と座った写真の両方がある予定は、次の「どちらとも取れるとき」の考え方で両方を満たします。七五三の服を、しゃがむ・抱くといった動きから骨格で選ぶ方法は七五三のママ服を骨格タイプで選ぶにあります。
座って写るときに変わること
座って写る写真では、立ち姿の答えがそのまま使えないことがあります。座ると、腰から下が写真の中で短くなり、膝の上や胴まわりの布のたまり方が目に入るからです。
| 立ち姿での答え | 座ったときに起きること | 座る予定がある日の直し方 |
|---|---|---|
| 膝丈のスカート | 丈が5〜10cm上がる | 座って膝が隠れる丈にする |
| 胴にゆとりのある服 | 布が胴の前にたまる | ゆとりを骨格の答えより少なめに |
| 腰の位置で締める服 | 締めた位置が折れ目になる | 締める位置を少し上げる |
| 長いカーディガン | 裾が座面で広がる | 座る前に前を留める |
| 厚手のニット | 胴が膨らんで見える | 薄手か、表面のなめらかなものに |
座った写真は、多くが胸から上か腰から上になります。つまり、座る予定のある日は、骨格の答えの中でも胴の布の量だけを気にすればよく、丈や全体の形は写らないことが多くなります。
座って写るときは、座り方でも胴の布のたまり方が変わります。背もたれに深くもたれると、胴の前に布が集まりやすくなります。座面の前半分に浅く腰かけて背すじを伸ばすと、布が縦に落ちて、胴まわりがすっきり写ります。
忘年会や同窓会の集合写真では、前列が座り、後列が立つことがよくあります。自分がどちらの列になるかは、当日まで決まっていないことがほとんどです。座る列になっても立つ列になっても崩れないように、スカートは座って膝が隠れる丈、胴まわりは少なめのゆとり、と座る側に合わせておくと、どちらになっても対応できます。
室内の照明で写るとき
秋冬の写真は、室内で撮る機会が増えます。写真館の照明、宴会場の照明、家のリビングの照明で、同じ服でも写り方が変わります。
| 撮る場所の光 | 起きること | 使う診断の調整 |
|---|---|---|
| 写真館の白い照明 | 色がそのまま写る | パーソナルカラーの答えどおりに |
| 宴会場の暖色の照明 | 全体が黄みに寄る | ブルベは青みを1段強く |
| 家のリビングの照明 | 暗く、黄みに寄る | 顔の下を明るい側の色に |
| 窓際の自然光 | 色がそのまま写る | 答えどおりに |
| 屋外の曇り | 色が落ち着く | 答えどおりか、1段鮮やかに |
照明が暗い場所ほど、顔の下の色の明るさが写真の顔色を左右します。家のリビングで家族写真を撮るなら、パーソナルカラーの似合う色の中で、明るい側を選んでおくと、顔が沈みにくくなります。
写真館の照明は、多くの場合、顔を明るく均一に照らすように整えられています。このため、パーソナルカラーの似合わない色を着ていても、実物ほどは顔が沈みません。反対に、家のリビングや宴会場のように照明が整っていない場所では、顔の下の色の効き方が大きくなります。照明が整っていない場所ほど、パーソナルカラーの答えを守る意味が大きくなると考えてください。
3つの診断は、写真の中で役割を分けられる
3つの診断は、写真の中でそれぞれ違う場所を受け持っています。この役割を先に知っておくと、1枚の服の中で答えを分けて使えます。
| 診断 | 写真の中で受け持つ場所 | 写真での言い方 |
|---|---|---|
| パーソナルカラー | 顔の下20cmの色 | 顔色が明るく見えるか |
| 顔タイプ | 襟・柄・アクセサリー | 顔と服の印象がそろうか |
| 骨格 | 肩の線・胴の布・丈の比率 | 全体の形がまとまるか |
受け持つ場所が違うので、3つの答えは多くの場合、同じ服の別の場所に置けます。顔の下はパーソナルカラーの色、襟は顔タイプの形、胴と丈は骨格の形、という具合です。3つがぶつかるように見えるのは、同じ場所に2つの答えを置こうとしたときです。
たとえば、パーソナルカラーの似合う色が鮮やかな青で、顔タイプでは柔らかい印象の服が合う、と出ている人がいるとします。鮮やかな青の服は、硬い印象に見えやすい色です。けれど、色は顔の下に、柔らかさは襟の丸みと素材のとろみで、と場所を分ければ、鮮やかな青の丸い襟のとろみのあるブラウスとして、1枚の中に両方が入ります。
範囲が読めない日の、3か所の決め方
撮る人に聞けない日や、1日のうちに近い写真と遠い写真の両方がある日は、写る範囲に関係なく効く3か所だけを決めます。
| 決める場所 | 使う診断 | 理由 |
|---|---|---|
| 顔の下20cmの色 | パーソナルカラー | 顔と首の写真でも、全身の写真でも写る |
| 全体の形と丈 | 骨格 | 全身と腰から上の写真で効く |
| 襟の形1か所 | 顔タイプ | 胸から上の写真で効く |
**顔タイプは、襟の形1か所に絞ってください。**柄やアクセサリーまで顔タイプで決めようとすると、骨格の答えと場所が重なりやすくなります。襟だけなら、どの範囲の写真でも顔のすぐ下に写り、ほかの答えとぶつかりません。
3か所を決めたら、ほかの場所はいつもの服で構いません。靴やバッグ、アクセサリーの細かい選び方まで決めようとすると、範囲の読めない日の準備はいつまでも終わりません。写真に残る日の服は、3か所が合っていれば、残りは写真の中で目立たない場所です。
どちらとも取れるとき①|骨格と顔タイプで、素材の答えが逆
骨格ではハリのある素材が合うと出ていて、顔タイプでは柔らかい曲線が合うと出ている。あるいはその逆。3つの診断の食い違いで最も多いのが、この素材と線の食い違いです。
| 食い違い | 全身・腰から上の写真 | 胸から上の写真 |
|---|---|---|
| 骨格はハリ、顔は柔らかさ | ハリのある素材 | 襟を丸く、アクセサリーを曲線に |
| 骨格は柔らかさ、顔は直線 | 柔らかい素材 | 襟をV字かシャツ襟に |
| 骨格はざっくり、顔は小さく繊細 | ざっくりした素材 | 小ぶりのアクセサリーで顔の近くを繊細に |
| 骨格はすっきり、顔は華やか | すっきりした形 | 大きめのアクセサリーか、華やかな色を顔の下に |
**素材は骨格、顔の近くの形は顔タイプ、と場所で分けてください。**写真の中で、素材は胴の広い面に、襟とアクセサリーは顔の近くに写ります。同じ服の中で役割を分ければ、両方の答えが写ります。
骨格と顔タイプの食い違いは、どちらかの診断が間違っているという意味ではありません。骨格は体の質感と形、顔タイプは顔のパーツの形と配置を見ていて、見ている場所が違うので、答えが違うのは自然なことです。写真の中でも、2つはそれぞれの場所に写ります。
どちらとも取れるとき②|パーソナルカラーの色が、骨格の形の服にない
似合う色はわかっていても、骨格に合う形の服でその色が見つからないことがあります。とくに秋冬は、服の色が暗い側に寄るので、明るい似合う色が見つかりにくくなります。
| 状況 | 写る範囲が近い日 | 写る範囲が遠い日 |
|---|---|---|
| 形は合うが、色が似合わない | 色を優先し、形は顔の下で見えない範囲だけ妥協 | 形を優先し、顔の下にストールで色を足す |
| 色は合うが、形が合わない | そのまま着る(形は写らない) | 形の合う服にして、色は顔の下の小物に |
| どちらも合う服がない | 手持ちの形の合う服に、似合う色の布を顔の下に | 同じ |
顔の下に色を足すなら、ストール、スカーフ、内側に着るタートルやシャツの襟が使えます。幅が5cm以上ある布なら、全身の写真でも目印として写ります。
秋冬に明るい似合う色が見つかりにくい人は、顔の下に置く布を1枚だけ用意しておくと、写真の予定ごとに服を買い足さずに済みます。似合う色のストールかタートルを1枚持っていれば、骨格に合う形の暗い色の服の上から重ねるだけで、近い写真にも遠い写真にも対応できます。
どちらとも取れるとき③|家族や仲間と並んで写る
家族写真や集合写真では、自分の服が、隣の人の服と一緒に1枚の絵になります。自分だけ3つの診断に合わせても、並んだときに色や形が散らばると、写真全体がまとまりません。
| 並ぶ人数 | 自分がやること |
|---|---|
| 2〜3人 | 顔の下の色だけパーソナルカラーで。全体の色数を3色以内に |
| 4〜6人 | 形は骨格で。色は周りに合わせて無彩色寄りに |
| 7人以上 | 骨格で丈と形を決め、色は顔の下の小さな面だけ |
| 主役がいる(七五三・成人式) | 主役の色と3色以内に収まる色を、パーソナルカラーの中から |
主役がいる写真では、自分の似合う色より、主役の服の色と並んだときの色数が先です。その範囲の中で、パーソナルカラーの似合う側を選ぶ、という順番にしてください。
家族写真では、全員の服の色を事前にそろえる時間が取れないこともあります。そのときは、自分の服の色を、白・紺・グレー・ベージュのような中間の色に寄せておくと、ほかの人の服の色が何色でも、並んだときの色数が増えにくくなります。そのうえで、顔の下の小さな面だけ、自分の似合う色にしてください。
どちらとも取れるとき④|診断の結果を1つか2つしか持っていない
3つの診断をすべて受けているとは限りません。持っている結果だけで、写真の服を決める方法です。
| 持っている結果 | 近い写真 | 遠い写真 |
|---|---|---|
| パーソナルカラーだけ | 顔の下の色で決める | 顔の下の色+無地で形の単純な服 |
| 骨格だけ | 顔の下は白か紺で無難に | 骨格の形で決める |
| 顔タイプだけ | 襟の形と顔の下は白か紺 | 顔タイプの印象に合う形 |
| パーソナルカラーと骨格 | 色で決める | 形で決め、顔の下に色 |
| 骨格と顔タイプ | 襟の形を顔タイプで | 形を骨格で |
白と紺は、多くの人の顔の下で大きく外れにくい色です。パーソナルカラーの結果がないときの代わりとして使えます。ただし白は、黄みの強い照明の下では生成りのように写り、紺は暗い部屋では黒に近く写ります。家の照明の下で撮るなら白、屋外の明るい場所なら紺、と光で使い分けてください。結果がない診断は、写真の予定の前に骨格診断・顔タイプ診断・パーソナルカラー診断で確かめておくと、次の予定から迷いが減ります。
コートを着たまま写るとき
秋冬の屋外の写真では、コートを着たまま写ることがよくあります。コートを着ると、写真の中の服の面積の大半がコートになり、3つの診断の答えもコートに移ります。
| 写る範囲 | コートで決まること | 使う診断 |
|---|---|---|
| 顔と首 | 襟の形と、内側に見える色 | 顔タイプ・パーソナルカラー |
| 胸から上 | 襟・色・肩の線 | 顔タイプ・パーソナルカラー・骨格 |
| 腰から上 | 着丈・前の開き・布の量 | 骨格 |
| 全身 | 着丈と、裾から下の比率 | 骨格 |
コートの襟の形は、顔の近くに最も大きく写る襟です。顔タイプから見た襟の選び方は顔タイプ別コートの襟で扱っています。コートの色が似合う色でないときは、前を少し開けて、内側の顔の下にパーソナルカラーの色を5cm以上見せてください。
前の日に、同じ範囲で1枚撮って確かめる
服が決まったら、前の日に家で1枚撮って確かめてください。確かめるのは、予定の写真と同じ範囲で撮ったときに、決めた場所が写真の中で目に入るかどうかです。
| 範囲 | 撮り方 | 見る場所 |
|---|---|---|
| 顔と首 | 腕を伸ばして自撮り | 顔の下の色で顔色が明るいか |
| 胸から上 | 1m離れて、目の高さから | 襟の形と、顔の下の色 |
| 腰から上 | 2m離れて、胸の高さから | 胴の布の量と、肩の線 |
| 全身 | 5m離れるか、鏡に全身を写して | 丈の比率と、全体の輪郭 |
| 座り | 椅子に座って、1〜2m離れて | 膝の上の布と、丈の上がり方 |
家で5m離れるのが難しいときは、全身が写る鏡の前に立ち、鏡に映った姿をさらに2〜3m離れて撮ってください。鏡までの距離と、鏡の中の自分までの距離が足されるので、全身の写真に近い範囲になります。
撮った写真は、画面を小さくして見るのがこつです。スマートフォンの画面いっぱいに拡大すると、実際の写真より細部に目が行きます。予定の写真は、年賀状や共有のアルバムで小さく見られることが多いので、小さい画面で見て印象が崩れていなければ十分です。
写真の前の晩に、5分で決める手順
- 撮る写真が、顔と首・胸から上・腰から上・全身のどれかを決める(わからなければ撮る人に聞く)
- 表から、その範囲で最初に使う診断を1つ選ぶ
- その診断の答えで、服の最も広い面を決める
- 次に使う診断の答えで、顔の近くの1か所(襟か色)を決める
- 範囲が読めない日は、顔の下の色・全体の形・襟の3か所だけを決める
**写真に写らない場所は、いつもの服のままで構いません。**写る範囲が決まれば、手を入れる場所は1〜2か所に絞れます。
予定が近づいてから慌てないように、写真に残る予定が続く秋冬は、手持ちの服を写る範囲ごとに1組ずつ決めておくのも一つの方法です。胸から上の写真用に似合う色のトップスを1枚、全身の写真用に骨格に合う形のワンピースかセットアップを1組。この2組があれば、七五三から年末の集まりまで、多くの写真の予定に対応できます。
よくある行き違い
| 思い込み | 実際 |
|---|---|
| 写真写りは似合う色だけで決まる | 全身の写真では、形と丈の比率が色より目に入る |
| 3つの診断を全部そろえれば写真映えする | 写る範囲で効く1つか2つに絞るほうが、写真の印象ははっきりする |
| 骨格に合う服なら、どの写真でもきれいに写る | 顔と首だけの写真では、骨格はほとんど写らない |
| 座っても立っても同じ服でいい | 座ると丈が5〜10cm上がり、胴の布がたまる |
| 集合写真は自分の似合う色を最優先 | 並んだときの色数と、主役の色が先 |
| 写真館なら何を着ても同じ | 光は整っていても、写る範囲で効く診断は変わる |
3つの診断の組み合わせを、12の型で先に確かめたいときは骨格×顔タイプの12タイプセルフチェックから始めてください。
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よくある問い
- Q. 写真写りをよくしたいとき、3つの診断のどれをいちばん優先すればいいですか
- その写真に体のどこまで写るかで決まります。スマートフォンで近くから撮る写真のように、顔と首だけが写るなら、顔のすぐ下の色が写真の大半を占めるので、パーソナルカラーが最も効きます。集合写真の全身のように、顔が写真の中で小さくなるほど、服の形と丈の比率が目に入るので、骨格の答えが前に出ます。顔タイプは、胸から上と腰から上の写真で、襟の形や柄の大きさとして効きます。
- Q. 七五三の付き添いの服は、どの診断で選べばいいですか
- 七五三の写真は、神社の境内での全身写真と、写真館での座った写真の2つになることが多いので、両方を満たす形にします。全身写真のために、服の形と丈は骨格で決め、座った写真のために、顔の下の色はパーソナルカラーで決めます。顔タイプは、襟の形かアクセサリーの大きさの1か所だけに使えば足ります。主役は子どもなので、大人の服の色は子どもの着物の色と3色以内に収まるようにしてください。
- Q. 3つの診断の結果が食い違っていて、写真用の服が決められません
- 食い違いは、写る範囲で片づけられることがほとんどです。たとえば、骨格ではハリのある素材、顔タイプでは柔らかい曲線が合うと出ているなら、全身が写る日は骨格の素材を選び、胸から上の写真では襟の形だけ曲線にします。どちらの答えも、写真の中で目に入る場所が違うので、同じ服の中で役割を分ければ両立します。どうしても1つに決められないときは、顔に近い場所ほど顔とパーソナルカラーの答えを、遠い場所ほど骨格の答えを取ってください。
- Q. 座って写る写真では、何が変わりますか
- 座ると、腰から下が写真の中で短くなり、胴と膝の上の布のたまり方が目に入ります。立ち姿で骨格の答えに合っていた丈の服も、座ると膝の上で布が折れ、丈が5〜10cm上がります。座って写る予定があるなら、スカートは座ったときに膝が隠れる丈にして、胴まわりの布は骨格の答えよりやや少なめにしておくと、写真の中で胴が詰まって見えません。顔の下の色は立っているときと同じく、パーソナルカラーで決めます。
— メグラシ編集部





